JP2006051868A - 荷役車両の油圧配管装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 車台上に脱着可能に搭載されるコンテナを、その車台と地上との間で積み降ろしすることができるようにした荷役車両において、コンテナを積み降ろしするためのリフトアームとフックアームとに設けられるアーム側油圧配管が、外側に突出しないようにして、その破損、損傷を防止する。
【解決手段】 リフトアーム4に対してフックアーム5を揺動するスイングシリンダ8の、リフトアーム4側の揺動連結8S1 の近傍に位置する基端部に接続ブロック30を設け、この接続ブロック30に、リフトアーム4とフックアーム5とに跨がって配管されているアーム側油圧配管37とスイングシリンダ8内の油室とを接続する油圧回路が形成されている。
【選択図】 図10

Description

本発明は、車台上に搭載されるコンテナを、その車台と地上との間で積み降ろしすることができるようにした、脱着式コンテナを備えた荷役車両の油圧配管装置に関するものである。
従来、車台フレームF上にリフトアーム6をリフトシリンダ15の作動により前後方向に起伏回動できるように設け、また、リフトアーム6の先部にフックアーム8を前後方向にスイング可能に軸支し、リフトアーム6の先部とフックアーム8との間にスイングシリンダ19を連結し、このスイングシリンダ19の作動により、フックアーム8をリフトアーム6に対して揺動可能として、フックアーム8の先端にフック17を設け、このフック17をコンテナCtの被係合部18に係合させて、リフトアーム6を前後に起伏回動させることにより、コンテナCtを車台F上より地上に降ろし、あるいは地上のコンテナCtを車台F上に積込むようにした、脱着式コンテナを備えた荷役車両は公知である(特許文献1参照)。
特開2003−89324号公報
ところで、前記特許文献1に開示される荷役車両では、スイングシリンダに接続される油圧ホースは、スイングシリンダがフックアームと共に揺動する際に、損傷、破損しないように長さに余裕をもって接続されている(特許文献1、図4参照)。
ところが、かかる従来の荷役車両では、図12に示すように、スイングアームがフックアームと共に車台上を前後に起伏回動するとき、油圧ホースがスイングアームとフックアームの屈曲部よりも外側に突出するため、屋内でコンテナの積み降ろしをすると、油圧ホースが天井と干渉して損傷、破損することがあるという問題がある。
そこで、かかる問題を解決すべく、油圧ホースをフックアームの後方からスイングシリンダに接続することも考えられるが、このようにすれば、油圧ホースのスイングシリンダへの接続部におけるメンテナンス作業が困難になるという別の問題がある。
本発明は、かかる実情に鑑みてなされたものであり、前記問題を何れも解消できるようにした、新規な荷役車両の油圧配管装置を提供することを目的とするものである。
上記目的を達成するため、請求項1の発明は、車台上に搭載した荷役フレームに、リフトアームを前後に起伏回動可能に軸支し、このリフトアームの先部に、先端にコンテナのリフトバーと係脱可能なフックを有するフックアームを前後に揺動可能に軸支し、リフトアームの先部とフックアームとの間に、スイングシリンダを揺動連結し、前記リフトアームの起伏制御とフックアームの揺動制御とによりコンテナを荷役フレームと地上との間で積み降ろしできるようにした、荷役車両において、
前記スイングシリンダの、リフトアーム側の揺動連結点の近傍に位置する基端部に、接続ブロックを設け、この接続ブロックに、リフトアームとフックアームとに跨がって配管されているアーム側油圧配管と、スイングシリンダ内の油室とを接続する油圧回路が形成されていることを特徴としている。
また、上記目的を達成するため、請求項2の発明は、前記請求項1の発明において、前記アーム側油圧配管は、前記リフトアームに沿って配設された可撓性の第1配管と、前記接続ブロックの前側に固定された剛直な第2配管とよりなり、第1および第2配管の一端同士はフックアームの基端部において相互に接続され、前記第1配管の他端は、駆動源に連なる車台側油圧配管に、また、前記第2配管は接続ブロックの油圧回路に接続されていることを特徴としている。
また、上記目的を達成するため、請求項3の発明によれば、請求項2の発明において、前記第2配管は、少なくとも前記第1配管との接続側が、スイングシリンダの、リフトアーム側の揺動連結点の中心と略同心の円弧状に形成されていることを特徴としている。
また、上記目的を達成するため、請求項4の発明によれば、請求項2または3の発明において、前記第1配管は、リフトアーム内に配設されていることを特徴としている。
請求項1の発明によれば、スイングシリンダの、リフトアーム側の揺動連結点の近傍に位置する基端部に接続ブロックを設け、この接続ブロックに、リフトアームとフックアームとに跨がって配管されているアーム側油圧配管と、スイングシリンダ内の油室とを接続する油圧回路が形成されているので、アーム側油圧配管をリフトアームとフックアームの作動に追従できるように余裕をもって長くする(前記特許文献1に開示のもの)必要がなくなり、これにより、アーム側油圧配管が、リフトアームとフックアームとの屈折部から外側に突出するのを可及的に低減して、その破損、損傷を防止することができる。
また、請求項2の発明によれば、アーム側油圧配管は、リフトアームとフックアームとの屈折部より露出する部分の一部が、剛直な第2配管よりなるので、その損傷、破損を一層確実に防止することができ、しかも、その第2配管はフックアーム基部の接続ブロックの前側に固定されるので、アーム側油圧配管のメンテナンス作業が一層容易となる。
さらに、請求項3記載の発明によれば、剛直な第2配管は、リフトアームおよびフックアームからの突出量が少なくなり、第2配管の損傷、破損を一層確実の防止することができる。
さらにまた、請求項4の発明によれば、可撓性の第1配管はリフトアームにより覆われてその損傷、破損を防止することができる。
本発明の実施の形態を、添付図面に例示した本発明の実施例に基づいて以下に具体的に説明する。
図1〜11は、本発明の一実施例を示すものであり、図1は、コンテナの積込み完了時(走行時)の状態を示す荷役車両の側面図、図2は、図1の2矢視の荷役車両の一部の拡大平面図、図3は、図2の3−3線に沿う荷役車両の一部側面図、図4は、図3の4矢視のリフトアームおよびフックアームの部分斜視図、図5は、図4の5矢視のスイングシリンダの側面図、図6は、図5の6−6線に沿う断面図、図7は、スイングシリンダの駆動油圧回路図、図8は、コンテナの積込(降ろし)途中の状態を示す荷役車両の側面図、図9は、コンテナの積込(降ろし)途中の状態を示す荷役車両の側面図、図9は、コンテナの積込み開始直前(降ろし直後)の状態を示す荷役車両の側面図、図10は、図9の10矢視仮想線囲い部分の拡大図、図11は、コンテナのダンプ時の荷役車両の側面図である。
図1〜3において、荷役車両Vの車台F上には、荷役フレーム1が一体に搭載されている。荷役フレーム1は、前後方向に長い方形の枠状に形成されており、その後端左右には、左右案内ローラ2,2が回転自在に軸架されており、これらの案内ローラ2,2は、荷役フレーム1上に脱着可能に搭載される後述のコンテナCtを誘導案内する。荷役フレーム1の後部には、ダンプアーム3が後方に傾動可能に設けられる。このダンプアーム3の後端が、前記左右案内ローラ2,2の回転軸線と同じ軸線回りに前後方向に傾動できるように軸支されている。前記ダンプアーム3の前端部寄りの中間部には、ブラケットを介して単一の角筒体よりなるリフトアーム4の後端、すなわち基端が前後方向に起伏回動自在に軸支9されている。このリフトアーム4は、荷役フレーム1の左右中間部を前後方向に延びており、その後部はダンプアーム3と前後方向に重なり合っているが、その大部分はダンプアーム3よりも前方に延長されている。荷役フレーム1の前部と、リフトアーム4の中間部との間には、駆動手段、すなわち復動油圧シリンダよりなる、一対のリフトシリンダ7,7が連結されており、これらのリフトシリンダ7,7は、リフトアーム4の左右両側を前後方向に延びており、それらの同調伸縮作動により、リフトアーム4を回動中心、すなわち軸支9部まわりに前後に起伏回動させることができる。
リフトアーム4の先部には、フックアーム5の基端が前後方向に回動自在に連結13されている。このフックアーム5は、側面から見てL字状に形成されており、その上端にフック6が一体に設けられる。このフック6は、コンテナCtの前面上部に設けたリフトバー17に係脱可能である。
フックアーム4の先部前面には、案内部材Gが固定されている。この案内部材Gは、リフトアーム4の回動中心と略同心、すなわち軸支9部と略同心の、半径R(図10参照)とする円弧面23がフックアーム5の長手方向に沿って形成されている。案内部材Gの先端は前記フック6の近傍まで延びており、また、リフトアーム4が後方回動終端位置(図9,10参照)にあるときに、案内部材Gは、反転してその基端(上端)が地上GRに設置されるコンテナCtのリフトバー17よりも上方位置になるように、その長さが設定されている。
図1〜6に示すように、リフトアーム4の先部と、フックアーム5の中間部との間には、フックアーム5の揺動駆動手段、すなわち復動油圧シリンダよりなるスイングシリンダ8が揺動連結8S1 ,8S2 されており、このスイングシリンダ8の伸縮作動により、フックアーム5を車台Fの前後方向に揺動させることができ、これによりコンテナCtを、荷役フレーム1上を後方に移動させることができる。
図3〜6に示すように、スイングシリンダ8は、フックアーム5の基部内を上下方向に納められており、そのシリンダバレル8Bの基端(下端)が、リフトアーム4の先部に揺動連結8S1 され、また、そのピストンロッド8Rの先端(上端)が、フックアーム5の中間部に揺動連結8S2 されている。スイングシリンダ8のシリンダバレル8B内は、ピストンロッド8Rに連結されるピストン8Pにより基部油室C1 と先部油室C2 とに区画されており、基部油室C1 に作動油を供給することにより、スイングシリンダ8は伸長してフックアーム5を後方に揺動させることができ、また、先部油室C2 に作動油を供給することにより、スイングシリンダ8を収縮してフックアーム5を前方に揺動させることができる。
スイングシリンダ8の基部には、そのリフトアーム4側の揺動連結8S1 部の近傍において接続ブロック30が固定されている。図5〜7に示すように、接続ブロック30内には、基部側および先部側油路31,32が並設されており、これらの油路31,32間にパイロットチェック弁33が接続される。基部側油路31は、スイングシリンダ8の基部油室C1 に連通され、また先部側油路32は、配管34を介してその先部油室C2 に連通される。また、基部側油路31および先部側油路32は接続ブロック30の下面にそれぞれ開口されていて、それらの開口端には、接続ブロック30の下面に固定される剛直なパイプよりなる第2配管36がそれぞれ接続されている。図5に示すように、これらの第2配管36のスイングシリンダ8側の略半部は、スイングシリンダ8の、リフトアーム4側揺動連結8S1 点の中心と略同心の円弧状に形成されており、フックアーム5の基端部前側の湾曲面に沿うようにして、そこから外方に出張らないようにされている。2本の第2配管36の下端には、油圧ホースよりなる、可撓性の2本の第1配管35の前端がそれぞれ接続されている。これらの可撓性第1配管35は、リフトアーム4内を前後方向に縦走して、荷役フレーム1の後方まで延長されており、それらの後端は、車台Fに配設される車台側油圧配管38に接続される。前記可撓性の第1配管35と剛直な第2配管36は、アーム側油圧配管37を構成しており、リフトアーム4およびフックアーム5に沿って設けられる。
図7に示すように、車台側油圧配管38は、三方電磁切換弁40を介して油圧ポンプPあるいは油タンクTに接続されている。油圧ポンプP、油タンクTおよび三方電磁切換弁40は何れも車台Fに設けられており、三方電磁切換弁40の切換制御により、油圧ポンプPからの作動油を、車台側油圧配管38、アーム側油圧配管37を介してスイングシリンダ8の基部側C1 あるいは先部側油室C2 に選択的に供給しスイングシリンダ8を伸縮制御することができる。その際に、パイロットチェック弁33によりスイングシリンダ8の急激な伸長が制限される。なお、図7中、符号41は車台側油圧配管38に接続されるリリーフ弁である。
図2,3に示すように、リフトアーム4、フックアーム5およびダンプアーム3の左右両側には、それらに跨がってリフトアーム4とダンプアーム3とを前後方向に直線状に一体に固縛し、またその固縛を解除するようにした左右一対の固縛機構Lが設けられる。各固縛機構Lは、リフトアーム4の後部一側に回動自在に軸支される固縛フック10と、ダンプアーム3の前端一側に設けられてその固縛フック10が係脱自在に係合し得る被係止部11と、前記固縛フック10の中間部とフックアーム5の基端とをそれぞれピン連結する長さ調整可能なロッド12とより構成されており、図3に示すように、フックアーム5が起立位置すなわち格納位置にあるとき、ロッド12が後方に押され、固縛フック10は固縛方向に回動されて被係止部11と係合し、これによりリフトアーム4とダンプアーム3とが前後方向に直線状に一体に固縛される。また、前記スイングシリンダ8の伸長作動によりフックアーム5が後方に揺動(図8〜10参照)されると、ロッド12が前方に引かれて固縛フック10は固縛解除方向に回動されて被係止部11より離脱し、これによりリフトアーム4とダンプアーム3との固縛が解除され、それらのアーム4,3はそれぞれ別々の回動が許容される。
図1に示すように、車台Fの後部にはアウトリガー15が設けられ、このアウトリガー15は、コンテナCtを積み降ろし、あるいはダンプさせるとき、作動されて荷役車両Vを安定させる。一方、荷役車両Vの車台F上に搭載されるコンテナCtは有蓋の箱状に形成されており、その前面両側は、補強桁14により補強され、その開放後面は、リヤゲート16により閉じられ、またその前壁上部には、前記フックアーム5のフック6と係脱可能な係合部、すなわちリフトバー17が設けられ、またその底部の前後にはキャスタよりなる複数の走行輪18が軸支されている。
つぎに、この実施例の作用について説明する。
〔車台F上のコンテナCtを地上に降ろす場合〕
図1に示すように、荷役車両Vの車台F上にコンテナCtが積込まれている状態(車両の走行状態)からスイングシリンダ8の伸長作動によりフックアーム5を後方に揺動すると、コンテナCtはこのフックアーム5により左右案内ローラ2,2上を後方に押されて後方に移動し、引き続くフックアーム5の後方揺動に伴い前述したように固縛機構Lか解除されてリフトアーム4とダンプアーム3との固定が解除されるので、リフトアーム4はダンプアーム3に対して自由に回動できるようになる。つぎに、リフトシリンダ7を伸長作動させると、リフトアーム4はフックアーム5と共に起立回動する。これによりコンテナCtは左右案内ローラ2,2に案内されて車台F上を後方に移動し、コンテナCtは左右案内レール2,2の回転中心を支点として後方に傾動し、その後部下縁は地上GRに着地する(図8参照)。
リフトシリンダ7が伸長を継続して最伸長して後方回動終端位置(図9,10実線位置)に至れば、フックアーム5は下向きとなって、コンテナCtは地上GRに降ろされる。ここでフックアーム5先端のフック6をリフトバー17より外せば、コンテナCtは荷役車両Vから分離される。
〔コンテナCtを荷役フレーム1上に載せたままダンプさせる場合〕
荷役フレーム1上にコンテナCtが搭載されている状態、すなわちフックアーム5が格納位置にある状態(図1の状態)のままリフトシリンダ7を伸長すれば、前記固縛機構Lは固縛状態を維持してダンプアーム3とリフトアーム4とを一体に固縛されているので、図11に示すように、それら両アーム3,4は一体となって後方に傾動しコンテナCtをダンプ上げさせることができ、コンテナCt内の収容物を外部に排出することができる。またリフトシリンダ7を収縮作動させれば、コンテナCtをダンプ下げして荷役フレーム1上に降ろすことができる。
〔地上の降ろされたコンテナCtを車台F上に積込む場合〕
地上に降ろされているコンテナCtの前方に、適宜の間隔をあけて荷役車両Vを縦列停車させたのち、リフトアーム4をフックアーム5と共に後方終端位置までフル回動させる。この回動操作は、前述のコンテナCtの降ろし操作の場合と同じである。
つぎに、図9,10実線に示すように、荷役車両Vを後退させ、フックアーム5の先部前面の案内部材Gの円弧面23を、コンテナCtのリフトバー17に当接させる。このとき、リフトアーム4が後方回動終端位置に回動されたときの円弧面23の上端は、コンテナCtのリフトバー17よりも上方位置に設定されていることにより、リフトアーム4は回動調整を行う必要がない。
ついで、リフトシリンダ7の収縮作動によりリフトアーム4をフックアーム5と共に前方に回動させる。このとき、案内部材Gの円弧面23は、リフトアーム4の回動中心、すなわち軸支9部と略同心の円弧面23に形成されているので、リフトアーム4の前方回動に伴い、フックアーム4は、案内部材Gの円弧面23とリフトバー17との相対摺動により、案内されながら円弧面23に沿う円弧軌跡に沿ってスムーズに上方に移動し、フック6を、コンテナCtのリフトバー17に的確に係合させることができる。
引き続くリフトアーム4の前方回動によれば、図8実線位置より鎖線位置に示すように、コンテナCtは荷役フレーム1上に積込まれてその上を前方に移動し、最後にスイングシリンダ8の収縮作動により、フックアーム5は格納位置に揺動して、図1に示すように、荷役車両VへのコンテナCtの積込みを完了する。地上のコンテナCtを荷役車両Vに積込むに当たり、リフトアーム4は後方回動終端位置へのフル回動操作で、フックアーム5のフック6を、コンテナCtのリフトバー17に係合させることができ、そのときフックアーム5の揺動制御をしないで済み、その上、リフトアーム4の回動調整もしないで済む。
前述のように、コンテナCtが車台F上より地上GRに降ろされ、あるいは地上GRから車台F上に積込まれる過程においては、図8〜10に示すように、リフトアーム4とフックアーム5は、く字状に屈折して、その屈折部よりアーム側油圧配管37が外部に露出するが、この実施例では、スイングシリンダ8の、リフトアーム4側揺動連結8S1 部の近傍に、接続ブロック30を一体に設け、この接続ブロック30にアーム側油圧配管37を接続したので、そのアーム側接続配管37が、リフトアーム4とフックアーム5との屈折部から外側に大きく突出することがなく、したがって、アーム側油圧配管37をリフトアーム4とフックアーム5の作動に追従できるように余裕をもって長くする必要がなくなり、図10に示すように、コンテナCtの積み降ろし作業を屋内にて行う場合にも、そのアーム側油圧配管37が、フック6の回転半径よりも小さく天井と干渉することがなくなり、その損傷、破損を防止することができる。
また、アーム側油圧配管37は、リフトアーム4とフックアーム5との屈折部より露出する部分の一部が、剛直な第2配管36よりなるので、その損傷、破損を一層確実に防止することができ、しかも、その第2配管36はフックアーム5基部の接続ブロック30の前側に固定されるので、アーム側油圧配管37のメンテナンス作業が一層容易となる。さらに剛直な第2配管36は、リフトアーム4およびフックアーム5からの突出量が少なくなり、その損傷、破損を一層確実の防止することができる。さらにまた、可撓性第1配管35はリフトアーム4により覆われてその損傷、破損を防止することができる。
以上、本発明の一実施例について説明したが、本発明はその実施例に限定されることなく、本発明の範囲内で種々の実施例が可能である。
たとえば、前記実施例では、コンテナを車台と地上間で積み降ろしできる外、ダンプもできるようにした荷役車両に本発明を実施した場合を説明したが、コンテナをダンプさせない荷役車両にも、本発明を実施することが可能であり、また、リフトアームは前後に伸縮可能であってもよい。また、前記第1配管は、リフトアームの外側に沿って配設してもよく、さらに、第2配管は油圧ホースにより形成してもよい。
コンテナの積込み完了時(走行時)の状態を示す荷役車両の側面図 図1の2矢視の荷役車両の一部の拡大平面図 図2の3−3線に沿う荷役車両の一部側面図 図3の4矢視のリフトアームおよびフックアームの部分斜視図 図4の5矢視のスイングシリンダの側面図 図5の6−6線に沿う断面図 スイングシリンダの駆動油圧回路図 コンテナの積込(降ろし)途中の状態を示す荷役車両の側面図 コンテナの積込み開始直前(降ろし直後)の状態を示す荷役車両の側面図 図9の10矢視仮想線囲い部分の拡大図 コンテナのダンプ時の荷役車両の側面図 従来の荷役車両のコンテナ積み降ろし時の部分側面図
符号の説明
1・・・・・・・・・荷役フレーム
4・・・・・・・・・リフトアーム
5・・・・・・・・・フックアーム
6・・・・・・・・・フック
8・・・・・・・・・スイングシリンダ
8S1 ・・・・・・・揺動連結
8S2 ・・・・・・・揺動連結
9・・・・・・・・・軸支
13・・・・・・・・・軸支
17・・・・・・・・・リフトバー
30・・・・・・・・・接続ブロック
35・・・・・・・・・第1配管
36・・・・・・・・・第2配管
37・・・・・・・・・アーム側油圧配管
38・・・・・・・・・車台側油圧配管
1 ・・・・・・・・・・・油室(基部油室)
2 ・・・・・・・・・・・油室(先部油室)
Ct・・・・・・・・・コンテナ
GR・・・・・・・・・地上

Claims (4)

  1. 車台(F)上に搭載した荷役フレーム(1)に、リフトアーム(4)を前後に起伏回動可能に軸支(9)し、このリフトアーム(4)の先部に、先端にコンテナ(Ct)のリフトバー(17)と係脱可能なフック(6)を有するフックアーム(5)を前後に揺動可能に軸支(13)し、リフトアーム(4)の先部とフックアーム(5)との間に、スイングシリンダ(8)を揺動連結(8S1 ,8S2 )し、前記リフトアーム(4)の起伏制御とフックアーム(5)の揺動制御とによりコンテナ(Ct)を荷役フレーム(1)と地上(GR)との間で積み降ろしできるようにした、荷役車両において、
    前記スイングシリンダ(8)の、リフトアーム(4)側の揺動連結(8S1 )点の近傍に位置する基端部に、接続ブロック(30)を設け、この接続ブロック(30)に、リフトアーム(4)とフックアーム(5)とに跨がって配管されているアーム側油圧配管(37)と、スイングシリンダ(8)内の油室(C1 ,C2 )とを接続する油圧回路が形成されていることを特徴とする、荷役車両の油圧配管装置。
  2. 前記アーム側油圧配管(37)は、前記リフトアーム(4)に沿って配設された可撓性の第1配管(35)と、前記接続ブロック(30)の前側に固定された剛直な第2配管(36)とよりなり、第1および第2配管(35,36)の一端同士はフックアーム(5)の基端部において相互に接続され、前記第1配管(35)の他端は、駆動源に連なる車台側油圧配管(38)に、また、前記第2配管(36)は接続ブロック(30)の油圧回路に接続されていることを特徴とする、前記請求項1記載の荷役車両の油圧配管装置。
  3. 前記第2配管(36)は、少なくとも前記第1配管(35)との接続側が、スイングシリンダ(8)の、リフトアーム(4)側の揺動連結(8S1 )点の中心と略同心の円弧状に形成されていることを特徴とする、前記請求項2記載の荷役車両の油圧配管装置。
  4. 前記第1配管(35)は、リフトアーム(4)内に配設されていることを特徴とする、前記請求項2または3記載の荷役車両の油圧配管装置。
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