JP2018095167A - コンテナ荷役車両 - Google Patents

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Abstract

【課題】フックアームを回動させる油圧シリンダに接続された油路によってスライドアームのスライドが阻害されず、かつ、コンテナの下方に十分なクリアランスを確保できるコンテナ荷役車両を提供する。【解決手段】コンテナ荷役車両1は、それぞれ中空状に形成されたベースアーム23およびスライドアーム25と、スライドアーム25とフックアームとに跨がって取り付けられた油圧シリンダ32と、油圧シリンダ32に接続された油路52と、を備える。油路52は、少なくとも一部がベースアーム23およびスライドアーム25の内部に配置されたホース60を含んでいる。ホース60は、少なくともスライドアーム25が最もベースアーム23側に位置しているときに、少なくとも一回りした周回部61を有するように構成されている。【選択図】図5

Description

本発明はコンテナ荷役車両に関する。
従来から、車台に設けられた荷役アームを備え、この荷役アームによって寸法の異なる複数種類のコンテナの積み込みおよび降ろしが可能なコンテナ荷役車両が知られている。例えば特許文献1に、そのようなコンテナ荷役車両が開示されている。
特許文献1に開示されたコンテナ荷役車両は、車台の後部に回動可能に支持されたL型アームと、L型アームの先端部に回動可能に支持されたフックアームと、を有する荷役アームを備えている。L型アームは、車台の後部に回動可能に支持されたベースアームと、ベースアームにスライド可能に連結されたL型のスライドアームとを含んでいる。スライドアームがベースアームに対してスライドすることにより、L型アームは伸縮する。フックアームは、スライドアームの先端部に回動可能に支持されている。
上記コンテナ荷役車両は、荷役アームを回動させる油圧シリンダと、フックアームを回動させる油圧シリンダと、スライドアームをベースアームに対してスライドさせる油圧シリンダとを備えている。コンテナを積み込む際および降ろす際には、各油圧シリンダを適宜伸縮させることにより、スライドアームのスライド、荷役アームの回動、およびフックアームの回動を適宜実行する。
また、上記コンテナ荷役車両は、油圧シリンダに対する作動油の供給および回収を行う給排装置を備えている。給排装置は、作動油タンク、油圧ポンプ、電磁弁等から構成される。給排装置と各油圧シリンダとは、パイプまたはホースによって構成される油路により接続されている。フックアームを回動させる油圧シリンダは荷役アームの先端側に配置されており、この油圧シリンダに接続された油路はL型アームに沿って配置されている。特許文献1に開示されたコンテナ荷役車両では、L型アームの上方に収納ボックスを設け、上記油路の一部を収納ボックスの内部に配置している。ここで、L型アームが縮んでいるときに油路が真っ直ぐに配置されていると、L型アームを伸張させたときに油路がその伸張に追従できなくなる。そのため、油路は、収納ボックスの内部にて平面視S字状に配置されている。
特許第5258464号公報
しかし、上記コンテナ荷役車両では、コンテナの下面とL型アームの上面との間に収納ボックスが配置されているので、車両高さを抑えつつコンテナの下方に十分なクリアランスを確保しづらいという課題があった。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、その目的は、フックアームを回動させる油圧シリンダに接続された油路がスライドアームのスライドに良好に追従することができ、かつ、コンテナの下方に十分なクリアランスを確保できるコンテナ荷役車両を提供することである。
本願発明に係るコンテナ荷役車両は、車台に対し左右に延びる軸線周りに回動可能に支持されたベースアームと、根元部が前記ベースアームにスライド可能に連結されたスライドアームと、前記スライドアームの先端部に対し左右に延びる軸線周りに回動可能に支持されたフックアームと、前記スライドアームと前記フックアームとに跨がって取り付けられた油圧シリンダと、前記油圧シリンダに接続された油路と、を備えている。前記ベースアームおよび前記スライドアームは、中空状に形成されている。前記油路は、少なくとも一部が前記ベースアームおよび前記スライドアームの内部に配置されたホースを含んでいる。前記ホースは、少なくとも前記スライドアームが最も前記ベースアーム側に位置しているときに、前記ベースアームおよび前記スライドアームの内部にて少なくとも一回りした周回部を有している。
上記コンテナ荷役車両によれば、ホースの少なくとも一部がベースアームおよびスライドアームの内部に配置されているので、ベースアームおよびスライドアームの上方に、ホースを配置するためのスペースを確保する必要がない。ベースアームおよびスライドアームとコンテナとの間に、ホースを収納する収納ボックスは不要である。よって、コンテナの下方にクリアランスの余裕を確保することができる。また、ホースは、少なくともスライドアームがベースアーム側に位置しているときにベースアームおよびスライドアームの内部にて少なくとも一回りした周回部を有する。よって、ベースアームおよびスライドアームの内部の小さな空間に、長さの余裕があるホースを収納することができる。そのため、油圧シリンダに接続された油路はスライドアームのスライドに良好に追従することができる。また、ホースは周回部を有していることにより、S字状に配置される場合に比べて、局所的に曲率が大きくなる部分が生じにくい。よって、ホースの流路抵抗が大きくなることを抑えることができ、油圧シリンダに対する作動油の供給および回収を効率良く行うことができる。また、ホースの劣化を抑えることができ、ホースを長寿命化することができる。
本発明の好ましい一態様によれば、前記ベースアームに支持された一端部と、前記スライドアームに支持された他端部とを有する他の油圧シリンダを備えている。前記他の油圧シリンダは、前記ベースアームおよび前記スライドアームの内部に配置されている。前記ホースは、前記他の油圧シリンダの周囲を通って前記ベースアームおよび前記スライドアームの長手方向に延びる延伸部を有している。
上記態様によれば、ホースと他の油圧シリンダ(スライドアームをスライドさせる油圧シリンダ)との干渉を防止することができる。
本発明の好ましい他の一態様によれば、前記ベースアームの内部にて前記ベースアームに支持され、または、前記スライドアームの内部にて前記スライドアームに支持され、前記他の油圧シリンダの上方に配置された回転可能な支持ローラを備えている。前記ホースは、前記支持ローラに支持された被支持部を有している。
スライドアームのスライドに伴い、ホースの一部はスライドアームのスライド方向に移動する。上記態様によれば、ホースの一部(被支持部)は、回転可能な支持ローラに支持されている。ホースの一部の移動に伴って支持ローラが回転することにより、ホースの摩耗が抑制される。よって、ホースの劣化が抑えられ、ホースを長寿命化することができる。
本発明の好ましい他の一態様によれば、前記ベースアームおよび前記スライドアームは、車両上下方向の寸法が車両左右方向の寸法よりも大きい。前記周回部は、上下方向に一回りしている。
上記態様によれば、ベースアームおよびスライドアームの内部の小さな空間にて、周回部の長さを十分に確保することができる。また、ベースアームは左右に延びる軸線周りに回動するので、その回動の際に、ホースはベースアームおよびスライドアームと共に上下方向に移動する。しかし、上記態様によれば、周回部は上下方向に一回りしているので、ベースアームの回動時に周回部がばたつくことが抑制される。よって、油圧シリンダに対する油の供給および回収を効率良く行うことができるとともに、ホースの劣化を抑えることができる。
以上のように、本発明によれば、フックアームを回動させる油圧シリンダに接続された油路がスライドアームのスライドに良好に追従することができ、かつ、コンテナの下方に十分なクリアランスを確保できるコンテナ荷役車両を提供することができる。
本発明の実施の一形態に係るコンテナ荷役車両の側面図である。 荷役装置の平面図である。 荷役装置の側面図である。 作動油の給排装置のブロック図である。 荷役アームの一部の断面図である。 ロック装置の一状態を表す斜視図である。 ロック装置の他の状態を表す斜視図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施の一形態について説明する。図1に示すように、本実施形態に係るコンテナ荷役車両1は、車台2と、キャブ3と、前輪4と、後輪5とを備えている。また、コンテナ荷役車両1は、コンテナ100の積み込みおよび降ろしを行う荷役装置8を備えている。
図2および図3に示すように、荷役装置8は、車台2に固定される荷役フレーム10と、ダンプフレーム12と、荷役アーム20とを備えている。ダンプフレーム12は、左右に延びる軸11により荷役フレーム10に回動可能に支持されている。
荷役アーム20は、L型アーム21とフックアーム27とを含んでいる。L型アーム21は、ベースアーム23とL型のスライドアーム25とを含んでいる。
図2に示すように、ベースアーム23は、車台2に対し、左右に延びる軸線周りに回動可能に支持されている。ここでは、ベースアーム23は、左右に延びる軸22によりダンプフレーム12に回動可能に支持されている。なお、本実施形態では、ベースアーム23はダンプフレーム12および荷役フレーム10を介して車台2に間接的に支持されているが、ベースアーム23は車台2に直接支持されていてもよい。本明細書では特に断らない限り、「支持されている」とは、直接支持されている場合と、他の部材を介して間接的に支持されている場合との両方が含まれるものとする。
図3に示すように、スライドアーム25は、ベースアーム23と同一方向に延びる横アーム部25Aと、横アーム部25Aから屈曲した縦アーム部25Bとからなっている。ここでは、側方から見て、縦アーム部25Bは横アーム部25Aに対して垂直である。ただし、側方から見たときの縦アーム部25Bと横アーム部25Aとの角度は何ら限定されない。横アーム部25Aは、ベースアーム23に対してスライド可能に連結されている。ここでは、ベースアーム23および横アーム部25Aは、中空状に形成されている。ベースアーム23および横アーム部25Aは、横断面が矩形の筒状に形成されている。横アーム部25Aは、ベースアーム23の内側にスライド可能に挿入されている。
フックアーム27は、スライドアーム25の縦アーム部25Bに対し、左右に延びる軸線周りに回動可能に支持されている。ここでは、フックアーム27は、左右に延びる軸28により縦アーム部25Bの先端部に回動可能に連結されている。フックアーム27の先端には、コンテナ100を引っ掛けるフック29が設けられている。
図2に示すように、荷役装置8は、荷役アーム20を回動させる一対の第1油圧シリンダ31を備えている。第1油圧シリンダ31の一端部31aは、荷役フレーム10に対し、左右に延びる軸線周りに回動可能に支持されている。ここでは、第1油圧シリンダ31の一端部31aは、荷役フレーム10に固定されたブラケット41に対し、左右に延びる軸線周りに回動可能に支持されている。第1油圧シリンダ31の他端部31bは、ベースアーム23に対し、左右に延びる軸線周りに回動可能に支持されている。ここでは、第1油圧シリンダ31の他端部31bは、ベースアーム23に固定されたブラケット42に対し、左右に延びる軸線周りに回動可能に支持されている。第1油圧シリンダ31が伸張すると、荷役アーム20は軸22周りに後方に向けて回動する。第1油圧シリンダ31が収縮すると、荷役アーム20は軸22周りに前方に向けて回動する。
また、荷役装置8は、図3に示すように、フックアーム27を回動させる第2油圧シリンダ32を備えている。第2油圧シリンダ32の一端部32aはスライドアーム25の先端部に支持され、他端部32bはフックアーム27に支持されている。ここでは、第2油圧シリンダ32の一端部32aは、スライドアーム25に固定されたブラケット43に支持され、他端部32bはフックアーム27に固定されたブラケット44に支持されている。一端部32aおよび他端部32bは、左右に延びる軸線周りに回動可能に支持されている。第2油圧シリンダ32が伸張すると、フックアーム27は軸28周りに後方に向けて回動する。第2油圧シリンダ32が収縮すると、フックアーム27は軸28周りに前方に向けて回動する。
また、荷役装置8は、図2に示すように、L型アーム21を伸縮させる第3油圧シリンダ33を備えている。第3油圧シリンダ33は、スライドアーム25をベースアーム23に対してスライドさせることにより、L型アーム21を伸縮させる。第3油圧シリンダ33は、ベースアーム23およびスライドアーム25の内部に配置されている。第3油圧シリンダ33の一端部33aはベースアーム23に支持され、他端部33bはスライドアーム25に支持されている(図5参照)。第3油圧シリンダ33が伸張すると、スライドアーム25は前方に向かってスライドし、L型アーム21は伸張する。第3油圧シリンダ33が収縮すると、スライドアーム25は後方に向かってスライドし、L型アーム21は収縮する。
図4に示すように、荷役装置8は、油圧シリンダ31〜33に対して作動油の供給および回収を行う給排装置50を備えている。給排装置50は、作動油を貯留する作動油タンク55、作動油を搬送する油圧ポンプ56、油圧シリンダ31〜33に接続された油路51〜53、および作動油の流れを切り換える電磁弁(図示せず)等を備えている。給排装置50には、公知の任意の給排装置を用いることができる。給排装置50の構成は周知であるので、その説明は省略する。
図5は、L型アーム21の内部構成を示す斜視図である。図5は、L型アーム21が最も縮んでいる状態を表している。言い換えると、図5は、スライドアーム25が最もベースアーム23側に位置している状態を表している。前述の通り、ベースアーム23およびスライドアーム25は中空状に形成されており、ベースアーム23およびスライドアーム25の内部には空間24が形成されている。第3油圧シリンダ33は、この空間24に配置されている。第2油圧シリンダ32には油路52が接続されている。なお、図5では1本の油路52しか図示していないが、第2油圧シリンダ32に2本以上の油路52が接続されていてもよい。図5に示すように、スライドアーム25の前壁25Wには孔25hが形成され、ベースアーム23の後壁23Wには孔23hが形成されている。油路52は、これらの孔25h,23hを通じて、ベースアーム23およびスライドアーム25の内外に亘って配置されている。油路52は、ベースアーム23およびスライドアーム25の内部を通って前後方向に延びている。
油路52は、可撓性を有するホース60を含んでいる。ホース60は、スライドアーム25およびベースアーム23の内部に配置されたアーム内部分60Aと、アーム内部分60Aから前壁25Wの孔25hを通じて前方に延びる前側アーム外部分60Bと、アーム内部分60Aから後壁23Wの孔23hを通じて後方に延びる後側アーム外部分60Cとを含んでいる。前側アーム外部分60Bの一部は、ステー74により前壁25Wに固定されている。後側アーム外部分60Cの一部は、ステー75により後壁23Wに固定されている。
ホース60のアーム内部分60Aは、少なくともスライドアーム25が最もベースアーム23側に位置しているときに(すなわち、図5に示す状態のときに)、一回りした周回部61を有している。周回部61は螺旋状に巻かれた部分である。なお、周回部61は少なくとも一周していれば足りるが、二周以上巻かれていてもよい。ここでは、周回部61は長円状に巻かれており、いわゆるトラック状に巻かれている。しかし、周回部61は、円状に巻かれていてもよく、楕円状に巻かれていてもよい。周回部61は、扁平な円状または楕円状に巻かれていてもよい。周回部61の形状は特に限定されない。
本実施形態では、ベースアーム23およびスライドアーム25は、車両上下方向の寸法が車両左右方向の寸法よりも大きい。ベースアーム23およびスライドアーム25の横断面形状は、縦長の形状に形成されている。周回部61は、上下方向に一回りしている。周回部61は、左右方向に延びる中心線周りに周回している。なお、ここで言う左右方向とは、水平な方向だけでなく、水平な方向から上下に45度以内の範囲で傾いた方向も含まれるものとする。
周回部61は第3油圧シリンダ33の前方に配置されている。ただし、第3油圧シリンダ33をより前方に配置し、周回部61を第3油圧シリンダ33の後方に配置してもよい。
ホース60のアーム内部分60Aは、第3油圧シリンダ33の周囲を通ってベースアーム23およびスライドアーム25の長手方向に延びる延伸部62を有している。ここでは、延伸部62は第3油圧シリンダ33の上方を通っているが、特に限定されない。延伸部62は、第3油圧シリンダ33の側方または下方を通っていてもよい。第3油圧シリンダ33にはバンド71が取り付けられ、バンド71にはステー72が固定されている。延伸部62はステー72に固定されている。
第3油圧シリンダ33の上方には、回転可能な支持ローラ73が配置されている。ここでは、スライドアーム25のスライド方向に並ぶ2個の支持ローラ73が配置されている。ただし、支持ローラ73の個数は特に限定されない。支持ローラ73の個数は1個でもよく、3個以上であってもよい。支持ローラ73はホース60の一部を支持している。ホース60のアーム内部分60Aは、支持ローラ73に支持された被支持部63を有している。
なお、第3油圧シリンダ33には、油路53の一部を構成するホース53Aが接続されている。ホース53Aは、後壁23Wの孔23hを通じて後方に延びている。図示は省略するが、ホース53Aは、ステー75と同様のステーにより後壁23Wに固定されている。
コンテナ荷役車両1は、1種類のコンテナを搭載するように構成されていてもよいが、ここでは形状または寸法の異なる複数種類のコンテナを搭載するように構成されている。本実施形態に係るコンテナ荷役車両1は、2トン用のコンテナと、4トン用のコンテナとを搭載可能に構成されている。また、コンテナ荷役車両1は、車台2から浮き上がらないようにコンテナを固定するロック装置80を備えている。
図6に示すように、ロック装置80はダンプフレーム12に固定されている。なお、図2では、ロック装置80の一部の図示を省略している。ロック装置80は、ダンプフレーム12に固定された左右一対の第1ブラケット81と、各第1ブラケット81に左右に延びる軸線周りに回動可能に支持された第1ロック本体83と、ダンプフレーム12に固定された左右一対の第2ブラケット82と、各第2ブラケット82に左右に延びる軸線周りに回動可能に支持された第2ロック本体84とを備えている。図示は省略するが、4トン用、2トン用のコンテナの下部には、前方に向けて延びる第1係合アーム、第2係合アームがそれぞれ設けられている(図1の符号101参照)。第1ロック本体83は、第1係合アームと係合することにより、4トン用のコンテナをロックする部材である。第2ロック本体84は、第2係合アームと係合することにより、2トン用のコンテナをロックする部材である。本実施形態では、第1ロック本体83は第2ロック本体84の前方に配置されている。
第1ロック本体83は、第1ブラケット81に対して回動することにより、図6に示すような起立した状態と、図7に示すような倒れた状態とに切り換え可能である。第1ロック本体83は、左板部83Lと、左板部83Lの右方に位置する右板部83Rと、左板部83Lおよび右板部83Rの上端部に架け渡された天板部83Tとを備えている。これら左板部83Lと右板部83Rと天板部83Tとにより、第1ロック本体83が起立しているときに第1係合アームが挿入される孔83H(図7参照)が形成されている。
第2ロック本体84は、第2ブラケット82に対して回動することにより、図7に示すような起立した状態と、図6に示すような倒れた状態とに切り換え可能である。第2ロック本体84は、左板部84Lと、左板部84Lの右方に位置する右板部84Rと、左板部84Lおよび右板部84Rの上端部に架け渡された天板部84Tとを備えている。これら左板部84Lと右板部84Rと天板部84Tとにより、第2ロック本体84が起立しているときに第2係合アームが挿入される孔84H(図6参照)が形成されている。
第1ロック本体83と第2ロック本体84とは、第1リンクバー85によって連結されている。第1ロック本体83および第2ロック本体84は、第1ロック本体83が起立すると第2ロック本体84が倒れ(図6参照)、第2ロック本体84が起立すると第1ロック本体83が倒れる(図7参照)ように連結されている。ダンプフレーム12には、左右の軸線周りに回動可能な回動シャフト90が支持されている。第1ロック本体83にはリンクアーム86が固定され、回動シャフト90にはリンクアーム88が固定されている。リンクアーム86および88には、第2リンクバー87が連結されている。第2リンクバー87の一端部はリンクアーム86に回動可能に支持され、第2リンクバー87の他端部はリンクアーム88に回動可能に支持されている。
回動シャフト90には、ブラケット91が固定されている。ダンプフレーム12は、回動シャフト90の後方に配置されたクロスメンバ92を備えており、クロスメンバ92にはブラケット94が固定されている。ブラケット91および94には、油圧シリンダ93が連結されている。油圧シリンダ93の一端部はブラケット91に回動可能に支持され、油圧シリンダ93の他端部はブラケット94に回動可能に支持されている。
上述の機構により、油圧シリンダ93と第1ロック本体83とは動力伝達可能に連結され、油圧シリンダ93と第2ロック本体84とは動力伝達可能に連結されている。油圧シリンダ93は、第1ロック本体83および第2ロック本体84の状態を切り換えるアクチュエータである。図6に示すように、油圧シリンダ93が収縮すると、第1ロック本体83は起立した状態となり、第2ロック本体84は倒れた状態となる。この状態で4トン用コンテナを積み込むと、4トン用コンテナの第1係合アームが第1ロック本体83の孔83Hに挿入され、4トン用コンテナは第1ロック本体83によって固定される。一方、図7に示すように、油圧シリンダ93が伸張すると、第1ロック本体83は倒れた状態となり、第2ロック本体84は起立した状態となる。この状態で2トン用コンテナを積み込むと、2トン用コンテナの第2係合アームが第2ロック本体84の孔84Hに挿入され、2トン用コンテナは第2ロック本体84によって固定される。
以上のように、本実施形態に係るコンテナ荷役車両1によれば、図5に示すように、第2油圧シリンダ32に接続されたホース60の一部は、ベースアーム23およびスライドアーム25の内部に配置されている。そのため、ベースアーム23およびスライドアーム25の上方に、ホース60を配置するためのスペースを確保する必要がない。ベースアーム23およびスライドアーム25とコンテナ100との間に、ホース60を収納する収納ボックスは不要である。よって、コンテナ100の下方にクリアランスの余裕を確保することができる。また、ホース60は、少なくともスライドアーム25が最もベースアーム23側に位置しているときに一回りした周回部61を有する。よって、ベースアーム23およびスライドアーム25の内部の小さな空間に、長さの余裕があるホース60を収納することができる。スライドアーム25がベースアーム23から離れる方にスライドする際に、ホース60は周回部61の周回長さが短くなるように変形する。ホース60が延びきった状態になることはないので、ホース60はスライドアーム25のスライドに良好に追従する。また、ホース60が周回部61を有していることにより、ホース60がS字状に配置される場合に比べて、ホース60には局所的に曲率が大きくなる部分が生じにくい。よって、ホース60の流路抵抗が大きくなることを抑えることができ、第2油圧シリンダ32に対する作動油の供給および回収を効率良く行うことができる。また、ホース60の劣化を抑えることができ、ホース60を長寿命化することができる。
また、本実施形態に係るコンテナ荷役車両1によれば、ベースアーム23およびスライドアーム25は、車両上下方向の寸法が車両左右方向の寸法よりも大きく形成されており、周回部61は上下方向に一回りしている。そのため、ベースアーム23およびスライドアーム25の内部の小さな空間にて、周回部61の長さを十分に確保することができる。また、ベースアーム23は左右に延びる軸線周りに回動するので、ベースアーム23およびスライドアーム25の全体は、左右に延びる軸線周りに回動する。その回動の際に、ホース60はベースアーム23およびスライドアーム25と共に上下方向に移動する。しかし、本実施形態によれば、周回部61は上下方向に一回りしているので、回動時に周回部61がばたつくことが抑制される。よって、第2油圧シリンダ32に対する作動油の供給および回収を効率良く行うことができるとともに、ホース60の劣化を抑えることができる。
また、本実施形態に係るコンテナ荷役車両1によれば、ベースアーム23およびスライドアーム25の内部に第3油圧シリンダ33が配置されているが、ホース60の延伸部62は第3油圧シリンダ33の周囲を通っている。よって、ホース60と第3油圧シリンダ33との干渉を防止することができる。
ところで、スライドアーム25のスライドに伴い、ホース60の一部はスライドアーム25のスライド方向に移動する。本実施形態に係るコンテナ荷役車両1によれば、ホース60の一部(被支持部)63は、回転可能な支持ローラ73に支持されている。ホース60の一部63の移動に伴って支持ローラ73が回転することにより、ホース60の摩耗が抑制される。よって、ホース60の劣化を更に抑えることができ、ホース60を長寿命化することができる。
また、本実施形態に係るコンテナ荷役車両1によれば、ホース60は、スライドアーム25の前壁25Wの孔25hおよびベースアーム23の後壁23Wの孔23hを通っている。これにより、第2油圧シリンダ32と作動油の給排装置50とを接続する好適な油路52を得ることができる。
以上、本発明の実施の一形態について説明したが、本発明が前記実施形態に限定されないことは勿論である。
前記実施形態では、ホース60の周回部61はスライドアーム25の内部に配置されていたが、周回部61はベースアーム23の内部に配置されていてもよい。また、周回部61をベースアーム23の内部およびスライドアーム25の内部に亘って配置することも可能である。
本実施形態では、ホース60の周回部61は上下方向に一回りしていたが、左右方向に一回りしていてもよい。周回部61の姿勢は特に限定されない。
前記実施形態では、ホース60の延伸部62は、バンド71およびステー72を介して第3油圧シリンダ33に支持されていたが、延伸部62はベースアーム23に支持されていてもよい。また、周回部61がベースアーム23の内部に配置され、延伸部62がスライドアーム25に支持されていてもよい。
前記実施形態では、第2油圧シリンダ32に接続された油路52のうち、ベースアーム23およびスライドアーム25の内部に配置された部分の全体が、可撓性を有するホースであった。しかし、油路52のうちベースアーム23およびスライドアーム25の内部に配置された部分の一部のみが、可撓性を有するホースであってもよい。他の部分は、金属製のパイプ等であってもよい。
前記実施形態では、コンテナ100が車台2から浮き上がらないようにするロック装置80を備えていたが、ロック装置80は必ずしも必要ではない。
1 コンテナ荷役車両
2 車台
23 ベースアーム
23W 後壁
25 スライドアーム
25W 前壁
27 フックアーム
32 第2油圧シリンダ(油圧シリンダ)
33 第3油圧シリンダ(他の油圧シリンダ)
52 油路
60 ホース
60B 前側アーム外部分
60C 後側アーム外部分
61 周回部
62 延伸部
63 被支持部
73 支持ローラ

Claims (4)

  1. 車台に対し左右に延びる軸線周りに回動可能に支持されたベースアームと、
    根元部が前記ベースアームにスライド可能に連結されたスライドアームと、
    前記スライドアームの先端部に対し左右に延びる軸線周りに回動可能に支持されたフックアームと、
    前記スライドアームと前記フックアームとに跨がって取り付けられた油圧シリンダと、
    前記油圧シリンダに接続された油路と、を備え、
    前記ベースアームおよび前記スライドアームは、中空状に形成され、
    前記油路は、少なくとも一部が前記ベースアームおよび前記スライドアームの内部に配置されたホースを含み、
    前記ホースは、少なくとも前記スライドアームが最も前記ベースアーム側に位置しているときに、前記ベースアームおよび前記スライドアームの内部にて少なくとも一回りした周回部を有している、コンテナ荷役車両。
  2. 前記ベースアームに支持された一端部と、前記スライドアームに支持された他端部とを有する他の油圧シリンダを備え、
    前記他の油圧シリンダは、前記ベースアームおよび前記スライドアームの内部に配置され、
    前記ホースは、前記他の油圧シリンダの周囲を通って前記ベースアームおよび前記スライドアームの長手方向に延びる延伸部を有している、請求項1に記載のコンテナ荷役車両。
  3. 前記ベースアームの内部にて前記ベースアームに支持され、または、前記スライドアームの内部にて前記スライドアームに支持され、前記他の油圧シリンダの上方に配置された回転可能な支持ローラを備え、
    前記ホースは、前記支持ローラに支持された被支持部を有している、請求項2に記載のコンテナ荷役車両。
  4. 前記ベースアームおよび前記スライドアームは、車両上下方向の寸法が車両左右方向の寸法よりも大きく、
    前記周回部は、上下方向に一回りしている、請求項1〜3のいずれか一つに記載のコンテナ荷役車両。
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