JP2004315130A - 自走式作業機械 - Google Patents

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Masashi Nakanishi
正志 中西
Hiroshi Tabeta
浩 多辺田
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Abstract

【課題】スタビライザの接地板を格納位置に保持するストッパを設けることにより、接地板を安定的に格納できるようにする。
【解決手段】リフトトラック1の車体2にはスタビライザ14を設け、その接地板18を油圧シリンダ20により接地位置と格納位置との間で回動させる。また、油圧シリンダ20のチューブ20Aには、接地板18用のストッパ24を設ける。そして、接地板18を接地させるときには、油圧シリンダ20が伸長することにより、接地板18とストッパ24とを離間させることができ、これらが干渉するのを防止することができる。また、接地板18を格納するときには、油圧シリンダ20が縮小することにより、接地板18をストッパ24と当接させて格納位置に安定的に保持することができる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えばリフトトラック、ホイール式油圧ショベル等の作業機械として好適に用いられる自走式作業機械に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、自走式作業機械としては、例えばリフトトラック、ホイール式油圧ショベル等の作業機械が知られており、このような作業機械には、作業時に車体を安定させるスタビライザを搭載したものがある(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開2001−171978号公報
【0004】
この種の従来技術による自走式作業機械は、自走可能な車体と、該車体に俯仰動可能に設けられた作業装置と、該作業装置を用いた作業時に地面に接地することにより前記車体を安定させるスタビライザ(アウトリガ)とを備えている。
【0005】
また、スタビライザは、車体に上,下方向に回動可能に設けられたアームと、該アームの先端側に回動可能に設けられた接地板と、車体とアームの先端側との間に伸縮可能に設けられた油圧シリンダとにより構成されている。
【0006】
そして、例えば作業装置を用いて各種の作業等を行うときには、スタビライザの油圧シリンダを伸長させることにより、アームを下向きに回動し、接地板を地面に接地した状態に保持する。これにより、作業機械のオペレータは、作業装置から車体側に大きな荷重、反力等が加わる場合でも、スタビライザにより車体を安定させた状態で作業を行うことができる。
【0007】
また、例えば車体の移動時等、スタビライザを格納するときには、油圧シリンダを縮小することにより、アームを上向きに回動させる。このとき、接地板は、アームの先端側で回動し、地面に対して垂直な姿勢となることにより、例えば車体の幅寸法内に納まる位置に格納される構成となっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述した従来技術では、スタビライザを使用しないときに、アームを上向きに回動させることにより、接地板を格納する構成としている。しかし、スタビライザの格納時には、アームを上向きに回動しても、アームの先端側で接地板の位置(回動角)が一定とならず、接地板が所定の格納位置から位置ずれすることがある。そして、この場合には、例えば作業員が手作業等によって重量物である接地板を格納位置に回動させる必要があり、これによってスタビライザの格納作業に手間がかかり、作業性が低下するという問題がある。
【0009】
本発明は上述した従来技術の問題に鑑みなされたもので、本発明の目的は、スタビライザの接地板を円滑に格納でき、これを格納位置に安定した状態で保持できると共に、格納時の作業性を向上できるようにした自走式作業機械を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を解決するために本発明は、自走可能な車体と、該車体に設けられた作業装置と、該作業装置を用いた作業時に地面に接地することにより前記車体を安定させるスタビライザとを備えてなる自走式作業機械に適用される。
【0011】
そして、請求項1の発明が採用する構成の特徴は、スタビライザは、車体に上,下方向に回動可能に設けられたアームと、該アームの先端側に回動可能に設けられ該アームが上,下方向に回動することにより接地または格納される接地板と、前記車体とアームとの間に伸縮可能に設けられ前記アームを回動させる油圧シリンダと、該油圧シリンダにより格納した前記接地板を格納位置に保持するストッパとにより構成したことにある。
【0012】
このように構成することにより、スタビライザを使用するときには、油圧シリンダによってアームを下向きに回動させることにより、接地板を地面に接地させることができる。また、接地板を格納するときには、アームを上向きに回動させることにより、接地板を地面から離間させることができ、このときにストッパは、接地板を予め定められた格納位置に保持することができる。
【0013】
また、請求項2の発明によると、油圧シリンダは車体側に取付けたチューブ内にロッドが縮小するときに接地板を格納する構成とし、ストッパは前記ロッドの縮小時に前記接地板と当接する位置で前記油圧シリンダのチューブに取付ける構成としている。
【0014】
これにより、油圧シリンダは、チューブからロッドが伸長することによって接地板を接地させることができ、このときチューブ側に位置するストッパを、ロッド側に位置する接地板から離間させることができる。また、接地板を格納するときには、油圧シリンダが縮小することによりチューブ側のストッパとロッド側の接地板とを当接させることができ、これによって接地板を格納位置に保持することができる。
【0015】
また、請求項3の発明によると、ストッパは接地板を地面に対してほぼ垂直な姿勢となる格納位置に保持する構成としている。これにより、接地板をほぼ垂直な状態でコンパクトに格納でき、例えば接地板が格納位置で車体から食み出すのを抑えることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態による自走式作業機械として、リフトトラックを例に挙げ、添付図面を参照しつつ詳細に説明する。
【0017】
図中、1はリフトトラックで、該リフトトラック1は、例えば地上から高所へと荷物を運搬する荷役作業等に用いられるものであり、後述の車体2、作業装置6、スタビライザ14とにより大略構成されている。
【0018】
2は自走可能なホイール式の車体で、該車体2のフレーム3は、図1ないし図3に示す如く、例えば複数の厚肉な鋼板等を溶接することにより、強固な支持構造体として形成されている。そして、フレーム3は、前,後方向に延びる底板3Aと、該底板3Aの左,右両側に長さ方向に沿って固着され、上,下方向に立設された左,右の側板3B,3Bとにより構成されている。
【0019】
また、フレーム3の前部側と後部側には、車体2を前,後方向に走行させる左,右の車輪4がそれぞれ設けられ、車体2は、図9に示す如く、左,右の車輪4間に位置して一定の幅寸法Wを有している。また、フレーム3の前,後方向中間部には、その左側に位置して運転室を画成するキャブ5が設けられている。
【0020】
6は車体2に俯仰動可能に設けられた荷役作業用の作業装置で、該作業装置6は、例えば前,後方向に伸縮する3段の伸縮式ブームを用いて構成され、その最も外側に位置して基端側がフレーム3の後部上端側にピン結合された筒状の第1段ブーム7と、該第1段ブーム7内に伸縮可能に収容された筒状の第2段ブーム8と、該第2段ブーム8内に伸縮可能に収容された第3段ブーム9と、該第3段ブーム9の先端側に回動可能に取付けられた作業具としてのフォーク10とにより構成されている。
【0021】
そして、フレーム3と第1段ブーム7との間にはブーム起伏シリンダ11が設けられ、該ブーム起伏シリンダ11は、作業装置6を図1中に実線および仮想線で示す如く俯仰動させるものである。また、第1段ブーム7の外側にはブーム伸縮シリンダ12が設けられ、該ブーム伸縮シリンダ12は、第2段ブーム8を第1段ブーム7に対して伸縮させる。さらに、第3段ブーム9の先端側とフォーク10との間にはフォークシリンダ13が設けられ、該フォークシリンダ13は、第3段ブーム9の先端側でフォーク10を回動させるものである。
【0022】
14,14は車体2の前部側に位置して左,右両側に設けられた左,右のスタビライザで、該各スタビライザ14は、作業装置6を用いた作業時に地面に接地することにより、車体2を安定させるものである。そして、各スタビライザ14は、後述の支持板15、アーム16、接地板18、油圧シリンダ20、ストッパ24等によりそれぞれ構成されている。
【0023】
15はアーム16と油圧シリンダ20の基端側を支持する支持板で、該支持板15は、図2、図3に示す如く、フレーム3の左,右の側板3Bにそれぞれ2枚ずつ固着され、これらの側板3Bから外向き(左,右方向)に突出している。
【0024】
16は車体2側の支持板15に上,下方向に回動可能に設けられたアームで、該アーム16は、図4、図5に示す如く、略コ字状の断面形状を有する細長い鋼材等からなり、左,右方向に延びる細長い平板状の横板16Aと、該横板16Aの前,後両側に立設された2枚の縦板16Bと、該各縦板16Bの先端側から外向きに略く字状に屈曲して形成された屈曲部16Cとにより構成されている。
【0025】
また、アーム16は、基端側がピン17を介して支持板15に連結され、フレーム3の側板3Bから外向きに延びている。そして、アーム16は、油圧シリンダ20が伸縮することにより、ピン17を中心として接地板18と一緒に上,下方向に回動するものである。
【0026】
18はアーム16の縦板16Bの先端側にピン19を介して回動可能に取付けられた接地板で、該接地板18は、接地板18の表面(図4中の上面)には、前,後方向に間隔をもって左,右方向に延びる一対のリブ18Aが立設され、これらのリブ18Aの間にはアーム16が連結されている。また、例えば油圧シリンダ20の後側に位置するリブ18Aの端面18Bは、後述のストッパ24が当接する当接面となっている。
【0027】
そして、油圧シリンダ20が伸長したときには、図5に示す如く、アーム16が斜め下向きとなる位置に回動されることにより、接地板18は、地面に対して水平な状態で接地することが可能な位置(接地位置)に保持される。
【0028】
また、油圧シリンダ20が縮小したときには、図10に示す如く、アーム16が斜め上向きとなる位置に回動される。これにより、接地板18は、地面から離れた位置に格納され、ストッパ24により所定の格納位置に静止した状態に保持される。この格納位置とは、接地板18が地面に対して垂直な姿勢となり、車体2の幅寸法W(図9参照)内に納まる位置として定められているものである。
【0029】
20は車体2側の支持板15とアーム16の屈曲部16Cとの間に設けられた油圧シリンダで、該油圧シリンダ20は、アーム16の上側に間隔をもって配置され、車体2側の油圧ポンプ(図示せず)等から圧油が給排されることにより伸縮すると共に、これによってアーム16を回動させるものである。
【0030】
ここで、油圧シリンダ20は、基端側がピン21を介して支持板15に回動可能に取付けられたチューブ20Aと、該チューブ20A内に伸縮可能に挿嵌され、ピン22を介してアーム16の屈曲部16Cに連結されたロッド20Bとにより構成され、これらは支持板15とアーム16と一緒にリンク機構を構成している。
【0031】
また、チューブ20Aの外周側には、後述のストッパ24を締着する例えば2箇所のねじ座23が突設され、これらのねじ座23は、図8に示す如く、チューブ20Aの直径方向の両側に離間している。
【0032】
24は油圧シリンダ20のチューブ20Aに設けられたストッパで、該ストッパ24は、図3、図9に示す如く、チューブ20Aの先端側外周に取付けられている。そして、ストッパ24は、接地板18を格納したときに、当該接地板18を前述した格納位置に保持するものである。
【0033】
ここで、ストッパ24は、図6ないし図8に示す如く、例えば複数の取付ねじ25を用いてチューブ20Aのねじ座23に取付けられた円弧状の取付部24Aと、該取付部24Aから車体2の後方に向けて径方向に突出し、アーム16の後側の縦板16B(図4参照)を跨ぐように延びた延長部24Bと、該延長部24Bの先端側からアーム16側に向けて略L字状に屈曲し、取付部24Aから径方向に突出した当接片部24Cと、取付部24Aと延長部24Bと当接片部24Cとにわたって接合された補強板部24Dとにより構成されている。
【0034】
そして、取付部24Aは、例えば略円弧状の金属板等により形成され、チューブ20Aを径方向外側から取囲むように周方向に延びると共に、その長さ方向の両側がねじ座23に締着されている。これにより、取付部24Aは、チューブ20Aに広い面積をもって安定的に取付けられている。
【0035】
また、当接片部24Cの先端側には、接地板18を格納するときにリブ18Aの端面18Bに当接する端面24Eが形成され、これらの端面18B,24Eは、互いに面接触状態で安定的に衝合される構成となっている。
【0036】
ここで、油圧シリンダ20のチューブ20Aからロッド20Bが伸長しているときには、チューブ20Aの先端側が接地板18から離間しているため、ストッパ24は接地板18から離れた位置に保持されている。
【0037】
また、チューブ20A内にロッド20Bが縮小したときには、チューブ20Aの先端側が接地板18に近接することにより、ストッパ24の端面24Eが接地板18の端面18Bに斜め下側から当接する。この結果、接地板18は、ストッパ24により押動、支持され、格納位置に保持される。
【0038】
本実施の形態によるリフトトラック1は上述の如き構成を有するもので、次にその作動について説明する。
【0039】
まず、例えば作業装置6を用いた荷役作業等を行うときには、図3に示す如く、左,右のスタビライザ14の油圧シリンダ20を伸長させることにより、これらの接地板18を地面に接地させる。これにより、オペレータは、スタビライザ14によって車体2の安定性を確保しつつ、作業装置6を俯仰動して地上と高所との間で荷物の運搬等を行うことができる。
【0040】
また、例えば車体2の移動時等、スタビライザ14を使用しないときには、図9に示す如く、油圧シリンダ20を縮小させることにより、接地板18を地面から持上げて格納する。この結果、接地板18は、ストッパ24に当接した状態となり、車体2の幅寸法W内に納まる格納位置に保持されるので、車体2の走行、運搬等を円滑に行うことができる。
【0041】
かくして、本実施の形態によれば、スタビライザ14には、接地板18を所定の格納位置に保持するストッパ24を設ける構成としたので、接地板18を格納したときには、ストッパ24の当接片部24Cを接地板18のリブ18Aに当接させることができ、接地板18を格納位置に安定的に保持することができる。
【0042】
これにより、スタビライザ14の格納時には、例えば接地板18が斜めに傾斜したり、水平になって位置ずれするのをストッパ24によって確実に防止でき、このような位置ずれを手作業等によって直す必要がなくなるから、格納作業を円滑に実行でき、その作業性を向上させることができる。
【0043】
そして、左,右のスタビライザ14の接地板18を、地面に対して垂直な状態で車体2の幅寸法W内にコンパクトに格納でき、接地板18が車体2から側方に食み出して走行、運搬等の邪魔になるのを確実に防止することができる。
【0044】
ここで、本実施の形態と比較するため、例えば車体2やアーム16の一部等にストッパとなる構造物を設ける構成とした場合には、この構造物によってアーム16の形状、配置等が本来の設計要素(例えば強度、安定性等)に関係ない制約を受けたり、スタビライザ14の接地時にストッパ用の構造物が接地板18と干渉することがある。
【0045】
しかし、本実施の形態では、ストッパ24を油圧シリンダ20のチューブ20Aに取付けたので、アーム16の形状、配置等をストッパ24に関係なく設計することができる。これにより、例えば図9に示すようにアーム16が格納位置で垂直とならずに斜めに傾斜した状態となる構成でも、アーム16の形状を無理に変更することなく、ストッパ24の取付位置を容易に確保でき、設計自由度を高めることができる。
【0046】
しかも、接地板18を接地させるときには、油圧シリンダ20が伸長することにより、チューブ20A側のストッパ24をロッド20B側の接地板18から離間させることができる。これにより、接地板18は、例えば作業現場の路面状況等に応じてアーム16の先端側で大きく傾くように回動する場合でも、実用上接地可能な動作範囲内ではストッパ24と干渉することがないから、スタビライザ14を円滑に作動させることができる。
【0047】
また、接地板18を格納するときには、油圧シリンダ20が縮小することにより、チューブ20A側のストッパ24とロッド20B側の接地板18とを確実に当接させることができ、油圧シリンダ20の伸縮動作を利用した簡単な構造によって、スタビライザ14を格納するときにだけ接地板18の位置(姿勢)を制限することができる。
【0048】
なお、前記実施の形態では、接地板18の格納位置として、地面に対して垂直な姿勢となり、車体2の幅寸法W内に納まる位置を例に挙げて述べた。しかし、本発明による接地板の格納位置はこれに限定されるものではなく、例えば接地板18が車体の外面側に沿って斜めに配置される位置等、任意の姿勢および位置として設定できるものである。
【0049】
また、実施の形態では、自走式作業機械としてリフトトラック1を例に挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限らず、例えば油圧ショベル等のホイール式建設機械や、ホイールローダ、トラクタ等を含めた各種の自走式作業機械に広く適用できるものである。
【0050】
【発明の効果】
以上詳述した通り、請求項1の発明によれば、スタビライザには接地板用のストッパを配置する構成としたので、油圧シリンダにより接地板を格納したときには、ストッパによって接地板を格納位置に安定的に保持でき、例えば車体の走行、運搬等を円滑に行うことができる。この場合、スタビライザの格納時には、例えば接地板がアームの先端側で回動して位置ずれするのをストッパによって確実に防止でき、このような位置ずれを手作業等によって直す必要がなくなるから、格納作業を円滑に実行でき、その作業性を向上させることができる。
【0051】
また、請求項2の発明によれば、ストッパは、油圧シリンダのチューブに取付ける構成としたので、例えばアーム等にストッパを設ける構成とした場合と比較して、アームの形状、配置等をストッパに関係なく設計できると共に、ストッパの取付位置を容易に確保でき、これらの設計自由度を高めることができる。また、油圧シリンダを縮小して接地板を格納するときにだけ、接地板とストッパとを当接させることができ、これ以外の場合には接地板とストッパとを離間させることができる。これにより、油圧シリンダの伸縮動作を利用した簡単な構造によって、接地板が実用上接地可能な動作範囲内でストッパと干渉するのを防止でき、スタビライザを円滑に作動させることができる。
【0052】
また、請求項3の発明によれば、ストッパは、接地板をほぼ垂直な姿勢となる格納位置に保持する構成としたので、接地板を垂直な状態で車体にコンパクトに格納でき、例えば接地板が車体から側方に食み出して邪魔になるのを防止できると共に、この状態で車体の走行、運搬等を円滑に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態によるリフトトラックを示す正面図である。
【図2】図1のリフトトラックを示す平面図である。
【図3】リフトトラックを前側からみた左側面図である。
【図4】図1中のスタビライザ等を拡大して示す部分拡大図である。
【図5】図3中のスタビライザ等を拡大して示す部分拡大図である。
【図6】スタビライザのストッパを単体で示す拡大斜視図である。
【図7】図6のストッパを左側からみた側面図である。
【図8】図7のストッパを矢示VIII−VIII方向からみた断面図である。
【図9】リフトトラックがスタビライザを格納した状態を示す左側面図である。
【図10】図9中のスタビライザ等を拡大して示す部分拡大図である。
【符号の説明】
1 リフトトラック(自走式作業機械)
2 車体
3 フレーム
6 作業装置
14 スタビライザ
15 支持板
16 アーム
18 接地板
18A リブ
18B 端面
20 油圧シリンダ
20A チューブ
20B ロッド
23 ねじ座
24 ストッパ
24A 取付部
24B 延長部
24C 当接片部
24D 補強板部
24E 端面

Claims (3)

  1. 自走可能な車体と、該車体に設けられた作業装置と、該作業装置を用いた作業時に地面に接地することにより前記車体を安定させるスタビライザとを備えてなる自走式作業機械において、
    前記スタビライザは、前記車体に上,下方向に回動可能に設けられたアームと、該アームの先端側に回動可能に設けられ該アームが上,下方向に回動することにより接地または格納される接地板と、前記車体とアームとの間に伸縮可能に設けられ前記アームを回動させる油圧シリンダと、該油圧シリンダにより格納した前記接地板を格納位置に保持するストッパとにより構成したことを特徴とする自走式作業機械。
  2. 前記油圧シリンダは前記車体側に取付けたチューブ内にロッドが縮小するときに前記接地板を格納する構成とし、前記ストッパは前記ロッドの縮小時に前記接地板と当接する位置で前記油圧シリンダのチューブに取付ける構成としてなる請求項1に記載の自走式作業機械。
  3. 前記ストッパは前記接地板を地面に対してほぼ垂直な姿勢となる格納位置に保持する構成としてなる請求項1または2に記載の自走式作業機械。
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