JPH08245177A - ブーム装置 - Google Patents

ブーム装置

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JPH08245177A
JPH08245177A JP4722495A JP4722495A JPH08245177A JP H08245177 A JPH08245177 A JP H08245177A JP 4722495 A JP4722495 A JP 4722495A JP 4722495 A JP4722495 A JP 4722495A JP H08245177 A JPH08245177 A JP H08245177A
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JP
Japan
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boom
arm
tip
attached
boom device
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Pending
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JP4722495A
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English (en)
Inventor
Ichiro Kageyama
一郎 影山
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RINGYO KIKAIKA KYOKAI
Original Assignee
RINGYO KIKAIKA KYOKAI
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 狭小な空間においても作業がしやく、かつ、
下部走行体が移動するときに、障害とならないブ−ム装
置を提供することであるを提供する。 【構成】 クローラを備えた下部走行体70に回転支持
されたブーム1と、ブーム1を駆動するブームシリンダ
8と、ブーム1の収納部1aを前後に移動可能なブーム
2と、ブーム2を駆動するテレスコシリンダー10と、
ブーム2の先端に回転支持されたアーム3と、アーム3
を駆動するアームシリンダ9と、アーム3内を前後に移
動するアーム4と、アーム4を駆動するテレスコシリン
ダー11とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車輪又はクローラを備
えた下部走行体に設置し、先端に作業機器を取り付ける
ブーム装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図14は、従来のこの種のブーム装置で
あって、樹木を伐採、保持する作業機器86をその先端
に取り付け、山林を走行可能な下部走行体80に設置さ
れているところを示した図である。図中、ブーム81
は、後端を下部走行体80に回転可能に設置されてお
り、先端には、アーム84の後端が回転可能に接続され
ている。また、アーム84の先端には、接続器具85を
介して作業機器86が取り付けてある。一方、油圧シリ
ンダ82は、後端を下部走行体80に、先端をブーム8
1の中央部下側に、それぞれ回転可能に接続している。
また、油圧シリンダ83は、後端をブーム81の中央部
上側に、先端をアーム84の後端部上側に、それぞれ回
転可能に接続している。
【0003】この装置では、油圧シリンダ82を伸縮さ
せると、ブーム81が支持点81aを中心として上下に
回転運動をし、その先端81bは、円弧87に沿って移
動する。このときに、油圧シリンダ83を短縮し、ア−
ム84をブ−ム81から真っ直ぐ伸びた状態に固定する
と、その先端84bは、大きな円弧88に沿って移動
し、従って、作業機器86も円弧88の近傍を移動す
る。逆に、ブーム81を固定して、油圧シリンダ83を
伸縮させると、アーム84は、支持点81bを中心に回
転運動をし、作業機器86は、小さな円弧89の近傍を
移動する。このように、従来のブ−ム装置においては、
ブームとアームは、その一端を中心とした回転運動をす
ることにより、作業機器86を移動させていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述した従来
のブーム装置では、例えば、山林の中のように、周囲に
樹木が繁っており、ブ−ム及びア−ムを操作するのに、
十分広い作業空間を確保することができない場所では使
用ができない、又は、無理に使用すると周囲の木々に損
傷を与えてしまう、などという問題があった。また、従
来のブーム装置を搭載した下部走行体は、運搬する場合
には、下部走行体の前方にブーム装置を低く倒した状態
にし、トラックの荷台等に載せる。このときに、下部走
行体は、その後端からブーム装置の先端までが非常に長
くなり、大型のトラック等を用いなければ運搬ができな
いという問題があった。
【0005】そこで、本発明の目的は、狭小な空間にお
いても作業がしやすく、かつ、下部走行体が移動すると
きに、障害とならないブ−ム装置を提供することであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明は、車輪又はクローラを備えた下部走行体に
回転支持されたブームと、ブームを駆動するブーム駆動
手段と、ブームの先端に回転支持され、先端に作業機器
を取り付たアームと、アームを駆動するアーム駆動手段
とを備えたブーム装置において、ブームとアームの少な
くとも一方に、主軸方向に伸縮自在である伸縮機構と、
伸縮機構を駆動する伸縮駆動手段とを付加したことを特
徴としている。
【0007】
【作用】本発明によれば、ブームは、下部走行体におい
て回転支持されている部位を中心に回転運動をし、アー
ムは、ブーム先端において回転支持された部位を中心に
回転運動をする。さらに、ブームとアームの少なくとも
一方は、その主軸方向に伸縮運動をする。
【0008】
【実施例】
(実施例)以下、図面等を参照して、実施例について、
さらに詳しくに説明する。図1は、本発明に係るブ−ム
装置の実施例を示した図である。また、図2から図9
は、本ブ−ム装置のAからHの各位置における断面図で
ある。始めに、図1を用いて、本実施例の構成について
説明する。図中右側の2点破線は、クローラを備え、山
林等において走行が可能である下部走行体70を模式的
に示している。
【0009】ブーム1は、ブーム2を支持及び収納する
ためのものであり、ブーム2を収納する収納部1aと、
収納部1aを支持するための支持部1bとからなる。支
持部1bは、後端1cが下部走行体70に回転可能に取
り付けてあり、前端が、収納部1aの中央よりやや前方
の位置において、その両側面を挟むように収納部1aに
取り付けてある(位置Aにおける収納部1aを含む断面
を示す図2参照)。また、その前端部下側は、ブームシ
リンダ8の先端によって支持されている。ここで、ブー
ムシリンダ8は、ブーム1を後端1cを中心に回転運動
させるための油圧シリンダ等の駆動手段であり、その一
端を下部走行体70に、他端を前述のブーム1の下側
に、それぞれ回転可能に設置している。
【0010】収納部1aは、その先端部の断面を示す図
3に見られるように、4枚の鋼板よりなる長方形断面の
柱状体である。その先端部外周面には、補強板59が設
置してあり、また、先端部内面には、スライドプレート
16(左右の側面に計4枚)、17(上面に2枚)、1
8(下面に2枚)が取り付けてある。これらのスライド
プレートは、ブーム2が収納部1a内をスライドすると
きに、その動きがスムーズになるように、また、ブーム
1及びブーム2の摩耗を防止するためのプレートであ
る。
【0011】図1のブーム2は、ブーム1の収納部内を
前後に移動する可動部であり、収納部1aと同様に、4
枚の鋼板よりなる長方形断面の柱状体である。また、図
2に示すように、ブーム2後端の外周面にも、摩耗防止
のためのスライドプレート16(左右の側面に計4
枚)、17(下面に2枚)、18(上面に2枚)が取り
付けてある。さらに、ブーム2は、図1に示すように、
テレスコシリンダー10を介してブーム1に連結されて
いる。テレスコシリンダー10は、伸縮することによ
り、ブーム2をブーム1内で前後に移動させるための油
圧シリンダ等の駆動手段であり、その前端は、ブーム2
の中央部内側に、ピン26により取り付けてあり、その
後端は、ブーム1の後端内側に、ピン27により取り付
けてある。
【0012】ブーム2の先端部の両側面には、先端が二
股の形状になっている補強板60が1枚づつ取り付けて
ある。その一方の先端の間には、アーム3が挿入してあ
り、ピン30aにより回転可能に取り付けてある(位置
Cにおけるアーム3を含む断面図である図4参照)。ま
た、補強板60の外側には、リンク6及びリンク7がピ
ン29aにより、やはり回転可能に取り付けてある(位
置Eにおけるアーム3を含む断面図である図6参照)。
【0013】補強板60の上記と異なる先端には、リン
ク5が取り付けてある。図5は、その部分の断面図であ
り、リンク5がピン30bにより、回転可能に取り付け
てある様子を示している。さらに、補強板60の外側に
は、ピン30a及びピン30bが取り付けてある部分の
強度を増すことを目的として、補強板58が溶接により
取り付けてある。(図1、図4、又は、図5参照)。
【0014】図1及び図7(位置Fにおけるピン29を
含む断面図)に示すように、リンク5の、補強板60に
取り付けてある一端と異なる一端は、リンク6、リンク
7、及び、アームシリンダ9の後端にピン29bによ
り、これも回転可能に接続してある。
【0015】アームシリンダ9は、伸縮することによ
り、アーム3をその後端にあるピン30aを中心に、回
転運動させるための駆動手段であり、例えば、油圧シリ
ンダ等を用いている。図1に示されているように、アー
ムシリンダ9の先端は、アーム3の先端部側面に設置さ
れた2枚の補強板61に、アーム3の上側において回転
可能に接続してある。
【0016】アーム3は、アーム4を収納するための収
納部であり、位置Hにおけるアーム3の断面を示す図9
に見られるように、4枚の鋼板よりなる長方形断面の柱
状体である。その先端部外周面には、補強板61及び補
強板62が設置してあり、先端部内側には、ブーム1と
同様に、摩耗防止のためのスライドプレート16(左右
の側面に計4枚)、17(上面に2枚)、18(下面に
2枚)が取り付けてある。
【0017】図1のアーム4は、アーム3内部を前後に
移動する可動部であり、アーム3と同様に、4枚の鋼板
よりなる長方形断面の柱状体である。位置Gにおけるア
ーム4を含む断面図である図8に示すように、アーム4
後端の外側にも、スライドプレート16(左右の側面に
計4枚)、17(下面に2枚)、18(上面に2枚)が
取り付けてある。
【0018】また、図1に示すように、アーム4は、ア
ーム3とテレスコシリンダー11を介して連結されてい
る。テレスコシリンダー11は、伸縮することによりア
ーム4をアーム3内で前後にスライドさせるための油圧
シリンダ等の駆動手段であり、その前端は、アーム4の
中央部内側に、ピン31により取り付けてあり(図
9)、その後端は、アーム3の後端内側にピン32によ
り取り付けてある。さらに、アーム4の先端には、作業
機器を取り付けるためのピン25等が備えてあり、本実
施例では、図10などにおいて模式的に図示した立木伐
採器等を取り付けた。
【0019】次に、本実施例のブーム装置の動作につい
て説明する。図10は、テレスコシリンダー10及び1
1を伸ばし、ブーム2及びアーム4をブーム1及びアー
ム3から、それぞれ最も長く出した状態における本ブー
ム装置の動きを示している。図中の円弧65及び67
は、ブームシリンダ8及びアームシリンダ9を伸縮させ
た場合に、アーム4の先端が描く円弧の例である。この
ように、本装置は、ブーム及びアームをそれぞれ最も長
い状態に固定して用いれば、従来のブーム装置(図1
4)と同様に、アーム先端を振ることにより、その先端
に取り付けた立木伐採器(作業機器)を広い範囲にわた
って移動させることが可能である。
【0020】また、図11に示すように、テレスコシリ
ンダー10及び11を縮め、ブーム2及びアーム4をそ
れぞれブーム1及びアーム3に収納すると、本ブーム装
置は、非常にコンパクトな大きさとなる。特に、ブーム
2をブーム1に収納したことにより、ブーム装置の地上
高は、低く抑制されている。従って、本ブーム装置は、
周囲に樹木その他の障害物が多い場所においても、それ
らの樹木に妨げられずに、又は、それらの樹木に損傷を
与えずに、立木伐採器を下部走行体の周囲で移動させな
がら作業を行うことが可能である。
【0021】さらに、図12に示すように、ブーム1及
びアーム3をほぼ水平に設置し、それぞれからブーム
2、アーム4を出し入れすることにより、本ブーム装置
は、立木伐採器を非常に低い位置で前後方向に移動させ
ることができる。これにより、下部走行体70の上方に
枝があるなど、従来のブーム装置では、作業が困難であ
った狭小な場所においても、本装置は、作業を行うこと
が可能である。特に、ブーム及びアームを同時に伸縮さ
せることにより、作業は、広い範囲において迅速に行う
ことが可能である。
【0022】他方、下部走行体70を運搬する場合に、
本ブーム装置は、図13に示すように、ブームは、途中
まで縮めたうえ水平に設置し、アームは、完全に縮めた
状態で下方に向ける。さらに、立木伐採器は、ワイヤな
どを用いて地面に接しないようにアーム3に吊る。この
状態において、ブーム装置の地上高は、下部走行体70
の地上高と同じになり、また、下部走行体70の後端か
らブーム装置の先端までの長さは、従来のブーム装置を
搭載したものと比較して短くなる。従って、本装置を搭
載した下部走行体を運搬する場合には、運搬用トラック
等は、荷台スペースが従来より狭いものを使用すること
が可能である。
【0023】なお、本発明に係るブーム装置は、以上説
明した実施例に限定されることはなく、種々の変形や変
更が可能であって、それらも本発明に含まれる。上記の
実施例では、ブーム及びアームの双方が伸縮機構を有す
る例について説明したが、いずれか一方のみが伸縮機構
を有する装置としてもよい。
【0024】また、ブーム及びアームの可動部を移動さ
せるための駆動手段は、油圧シリンダに限定されること
はなく、可動部を収納部内でリニアに移動させることの
できるものであればよく、例えば、ワイヤー、スクリュ
ーシャフト等でもよい。さらに、アームの先端に取り付
ける作業機器も、立木伐採器に限定されるものではな
く、本発明のブーム装置が取り扱える重量以内のもので
あれば、ショベル等でもよく、また、作業機器ではない
荷をワイヤ等を用いて単につり上げることであってもよ
い。さらにまた、上述の実施例では、ブーム及びアーム
の両方が伸縮するブーム装置について説明したが、ブー
ムのみが伸縮可能なブーム装置としても、狭小な場所に
おける作業が可能になる等、同様な効果を得ることがで
きる。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ブームとアームは、回転運動をする他に、少なくとも一
方は、伸縮機構を有し、伸縮可能であることから、狭小
な場所においても、作業を行うことが可能であるという
効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるブーム装置の実施例を示す図であ
る。
【図2】本発明によるブーム装置の位置Aにおける収納
部1aを含む断面図である。
【図3】本発明によるブーム装置の位置Bにおける収納
部1aを含む断面図である。
【図4】本発明によるブーム装置の位置Cにおけるアー
ム3を含む断面図である。
【図5】本発明によるブーム装置の位置Dにおけるリン
ク5を含む断面図である。
【図6】本発明によるブーム装置の位置Eにおけるアー
ム3を含む断面図である。
【図7】本発明によるブーム装置の位置Fにおけるリン
ク5を含む断面図である。
【図8】本発明によるブーム装置の位置Gにおけるアー
ム4を含む断面図である。
【図9】本発明によるブーム装置の位置Hにおけるアー
ム3を含む断面図である。
【図10】本発明によるブーム装置の、ブーム及びアー
ムを最大に伸ばした状態における動作を示した図であ
る。
【図11】本発明によるブーム装置の、ブーム及びアー
ムを最小に縮めた状態を示した図である。
【図12】本発明によるブーム装置の、ブーム及びアー
ムで伸縮動作を行ったときの様子を示した図である。
【図13】本発明によるブーム装置を搭載した下部走行
体を運搬するときのブーム装置の状態を示した図であ
る。
【図14】従来のブーム装置の動作を示した図である。
【符号の説明】
1,2 ブーム 3,4 アーム 5、6、7 リンク 8 ブームシリンダ 9 アームシリンダ 10、11 テレスコシリンダー 16、17、18 スライドプレート 25、26、27、28、29、30、31、32 ピ
ン 58、59、60、61、62 補強板 70 下部走行体 80 下部走行体 81 ブーム 82、83 油圧シリンダ 84 アーム 85 接続器具 86 作業機器

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車輪又はクローラを備えた下部走行体に
    回転支持されたブームと、 前記ブームを駆動するブーム駆動手段と、 前記ブームの先端に回転支持され、先端に作業機器を取
    り付たアームと、 前記アームを駆動するアーム駆動手段と、 を備えたブーム装置において、 前記ブームと前記アームの少なくとも一方に、主軸方向
    に伸縮自在である伸縮機構と、 前記伸縮機構を駆動する伸縮駆動手段と、 を付加したことを特徴とするブーム装置。
JP4722495A 1995-03-07 1995-03-07 ブーム装置 Pending JPH08245177A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4722495A JPH08245177A (ja) 1995-03-07 1995-03-07 ブーム装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4722495A JPH08245177A (ja) 1995-03-07 1995-03-07 ブーム装置

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JPH08245177A true JPH08245177A (ja) 1996-09-24

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ID=12769229

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JP4722495A Pending JPH08245177A (ja) 1995-03-07 1995-03-07 ブーム装置

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JP (1) JPH08245177A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2002020907A1 (fr) * 2000-09-04 2002-03-14 Komatsu Ltd. Bras coulissant de machine a travailler
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