JP2008095297A - 建設機械 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ブームシリンダに設けるロッド用の保護カバーを活用してブームシリンダを伸長状態にロックし、運搬時の作業性等を向上できるようにする。
【解決手段】 作業装置10のアーム13、バケット14をブーム12側に折畳むと共に、ブーム12を上向きに大きく仰動させ起立した状態にする。そして、この状態で油圧ショベルを運搬するため、ブームシリンダ15のロッド21を外側から保護する保護カバー22に、締結ボルト28を用いてストッパ27を着脱可能に取付ける。これにより、油圧ショベルの運搬途中において、ブームシリンダ15のロッド21が縮小方向に変位するのを、ストッパ27、締結ボルト28等を用いて規制し、製品1台当たりの占有面積を小さくできる構成としている。
【選択図】 図5

Description

本発明は、例えば土砂等の掘削作業を行うのに好適に用いられる油圧ショベル等の建設機械に関する。
一般に、油圧ショベル等の建設機械は、自走可能な下部走行体と、該下部走行体に旋回可能に搭載された上部旋回体と、該上部旋回体の前部側に俯仰動可能に設けられ土砂等の掘削作業を行う作業装置とにより構成されている(例えば、特許文献1参照)。
そして、この種の従来技術による油圧ショベルでは、前記作業装置が、上部旋回体の前部側に回動可能に設けられブームシリンダにより上,下に俯仰動されるブームと、該ブームの先端側に回動可能に設けられアームシリンダにより俯仰動されるアームと、該アームの先端側にリンク等を介して設けられバケットシリンダにより回動される作業具としてのバケット等とにより構成されている。
また、作業装置のブームシリンダ等は、シリンダ本体となる円筒状のチューブと、該チューブ内に摺動可能に挿嵌されチューブ内を2つの油室に画成するピストンと、一端側が前記チューブ内に挿入されて該ピストンに固着され他端側が前記チューブから伸縮可能に突出したロッド等とからなる油圧シリンダにより構成されている。
一方、このような作業装置に用いる油圧シリンダは、例えば掘削作業等に伴って発生する飛び石(土砂、岩石)等の障害物が、チューブから突出したロッドの突出部分に衝突すると、該ロッドの突出部分が早期に摩耗、損傷される虞れがあり、油圧シリンダの寿命を低下させる原因となる。
このため、従来技術にあっては、前記ロッドの突出端側に保護カバーを設け、該保護カバーによって前記ロッドの突出部分を外側から覆うと共に、前記チューブの外周側には、ロッドの伸縮動作に伴って長さ方向に変位する保護カバーの自由端側をスライド可能にガイドするガイド部材を設ける構成としている(例えば、特許文献2参照)。
また、特許文献2による従来技術は、所謂後方小旋回式と呼ばれる小型の油圧ショベルに適用され、スイングポスト式の作業装置を採用しているものである。そして、この場合の作業装置は、ブームを上部旋回体の旋回フレームに対しスイングポストを用いて左,右方向に揺動可能に連結し、例えば側溝掘り作業等を行うときにブームを旋回フレームに対して左,右に揺動(スイング)させる構成としている。
一方、他の従来技術として、例えばブームシリンダと油圧源との間に落下防止弁を設け、油圧配管(油圧ホースを含む)等の破損、損傷時等に落下防止弁を作動させてブームシリンダをオイルロックの状態に保持することにより、作業装置が地面側に落下するのを防止する構成としたものも知られている(例えば、特許文献3参照)。
特開2001−317076号公報 特開2002−220853号公報 特開2003−253698号公報
ところで、上述した従来技術では、例えばトレーラまたは運搬船等を用いて製品(油圧ショベル)を運搬するときに、作業装置を安定した運搬姿勢に配置するためブームを下向きに俯動させ、作業装置の先端部分(バケット側のリンク等)を地面等に接地させるようにしている。
しかし、このような従来技術による運搬姿勢の場合は、作業装置のブーム、アーム等が上部旋回体の旋回フレームから前方に大きく張出した状態となるため、製品1台当たりの占有面積(スペース)が大きくなってしまう。この結果、トレーラまたは運搬船等に搭載できる製品(油圧ショベル)の運搬台数が大きく制限されることになり、製品出荷時等の運搬性能が低下するという問題がある。
そこで、本発明者等は、作業装置のアーム、バケットをブーム側に折畳むと共に、ブームを上向きに大きく仰動し起立させた状態とすることにより、製品1台当たりの占有面積を小さくすることを検討した。
しかし、この場合には、ブームシリンダを大きく伸長させてブームを起立した状態に保持する必要があるため、例えば100kg以上に及ぶ作業装置全体の重量をブームシリンダで下側から支えることが要求されることになり、下記のような未解決な問題がある。
即ち、ブームシリンダのロッドは、油圧源からの圧油をチューブ内の油室に給排することによって伸縮動作するものであり、このときの圧油を油室内に封入(充填)したまま、油圧ロック状態に保持しなければ、ブームシリンダを伸長位置に保つことはできない。
しかし、ブームシリンダと油圧源との間に設ける方向制御弁にはスプール等の摺動部が存在するので、ブームシリンダの油室内に充填した圧油(油液)が、例えば方向制御弁のスプール摺動部等から徐々に漏洩(リーク)することは避けられない。このため、例えば数週間に及ぶ運搬船による輸送時等には、ブームシリンダが油液の漏洩等により伸長位置から徐々に縮小され、ブームを前述の如き起立状態に保持し続けることが難しくなる。
そして、油圧ショベルの輸送途中でブームが起立位置から徐々に下向きに傾倒してくると、狭い占有スペース内に配置した複数台の油圧ショベルが前,後で接触したり、干渉したりする可能性が生じ、安全で安心な運搬作業を確保することができなくなってしまう。
また、前述した特許文献3による従来技術のように、ブームシリンダと油圧源との間に落下防止弁を追加して設けたとしても、油液の漏洩(リーク)を数週間以上にわたって防止し続けることは難しく、これによっても輸送時の安全性を確保することはできないという問題がある。
本発明は上述した従来技術の問題に鑑みなされたもので、本発明の目的は、作業装置のブームを起立状態に保持することにより、運搬時等における1台当たりの占有スペースを小さくして製品の運搬効率、運搬性能を向上できると共に、安全で安心な運搬作業を確保することができるようにした建設機械を提供することにある。
また、本発明の他の目的は、ブームシリンダに設けるロッド用の保護カバーを活用してブームシリンダを伸長状態にロックすることができ、例えばトレーラ、運搬船等を用いた運搬時の作業性を向上することができるようにした建設機械を提供することにある。
上述した課題を解決するために本発明は、自走可能な下部走行体と、該下部走行体上に旋回可能に搭載された上部旋回体と、該上部旋回体に設けられブームシリンダにより上,下に俯仰動されるブームを有した作業装置とからなる建設機械に適用される。
そして、請求項1の発明が採用する構成の特徴は、前記作業装置には、前記ブームをブームシリンダによって上向きに仰動し起立させた状態で、前記ブームシリンダが縮小方向に変位するのを規制する規制部材を設ける構成としたことにある。
また、請求項2の発明によると、前記ブームシリンダには外部の障害物からロッドを保護するための保護カバーを設け、前記規制部材は該保護カバーに設ける構成としている。
一方、請求項3の発明によると、前記ブームシリンダは、チューブと、該チューブから伸縮可能に突出するロッドと、一側が該ロッドの突出端側に取付けられ他側が自由端となって該ロッドを外側から保護する保護カバーと、前記チューブに設けられ該保護カバーの自由端側が前記チューブに対して相対変位するときに該保護カバーをガイドするガイド部材とを備え、前記規制部材は、前記保護カバーに着脱可能に設ける構成としている。
また、請求項4の発明によると、前記規制部材は、前記ブームシリンダのロッドをチューブから大きく伸長させた状態で前記保護カバーに取付け,取外し可能に固定され、前記ロッドが縮小方向に変位するのを前記ガイド部材に当接して規制するストッパにより構成している。
さらに、請求項5の発明によると、前記ブームシリンダは、チューブと、該チューブから伸縮可能に突出するロッドと、一側が該ロッドの突出端側に取付けられ他側が自由端となって該ロッドを外側から保護する保護カバーと、前記チューブに設けられ該保護カバーの自由端側が前記チューブに対して相対変位するときに該保護カバーをガイドするガイド部材とを備え、前記規制部材は、前記ブームシリンダのロッドをチューブから大きく伸長させた状態で前記ガイド部材に対して前記保護カバーを固定する固定ボルトにより構成している。
上述の如く、請求項1に記載の発明によれば、作業装置のブームをブームシリンダによって上部旋回体から上向きに仰動し起立させた状態で、前記ブームシリンダが縮小方向に変位するのを規制する規制部材を備える構成としているので、例えば油圧ショベル等の建設機械(製品)をトレーラや運搬船等で運搬するときには、作業装置のブームを上向きに起立させた状態で、ブームシリンダが縮小方向に変位するのを規制部材により規制することができ、油液の漏洩等によるブームシリンダの縮小変位を長期にわたって防止することができる。
従って、長時間に及ぶ製品の運搬途中等にもブームを起立状態に保持することができ、製品1台当たりの占有面積を小さくできると共に、狭い占有スペース内に配置した複数台の製品(建設機械)が前,後で接触したり、干渉したりするのを防ぎつつ、運搬作業時の安全性や信頼性を高めることができる。
また、請求項2に記載の発明は、ブームシリンダのロッドを外部の障害物から保護するための保護カバーに、規制部材を設ける構成としているので、ブームシリンダに設けるロッド用の保護カバーを活用してブームシリンダを伸長状態にロックすることができ、例えばトレーラ、運搬船等を用いた運搬時の作業性を向上することができる。
一方、請求項3に記載の発明は、前記ブームシリンダを、チューブ、ロッド、保護カバーおよびガイド部材により構成しているので、規制部材を前記保護カバーに着脱可能に設けることにより、保護カバーを活用してブームシリンダを伸長状態にロックすることができ、例えばトレーラ、運搬船等を用いた運搬時の作業性を向上することができる。
また、請求項4に記載の発明は、建設機械の運搬作業等を行うときにブームシリンダのロッドをチューブから大きく伸長させた状態で、保護カバーに対して規制部材としてのストッパを取外し可能に固定することにより、該ストッパをチューブ側のガイド部材に当接させて、前記ロッドが縮小方向に変位するのを規制することができる。
この場合、前記ストッパを保護カバーに沿って延びる板体として形成することにより、当該ストッパの長さ方向一側をロッドの外周と対向する保護カバーの裏面側にボルトを用いて固定することができ、ストッパの長さ方向他側をチューブの外周側となる位置でガイド部材に対向配置することができる。そして、この状態でストッパの他側端面がガイド部材に当接したときには、前記ロッドがこれ以上に縮小方向へと変位するのを規制することができる。
さらに、請求項5に記載の発明は、規制部材を、ガイド部材に対して保護カバーを固定する固定ボルトにより構成しているので、ブームシリンダのロッドをチューブから大きく伸長させた状態で保護カバーをガイド部材に対し前記固定ボルトを用いて着脱可能に固定することができ、ブームシリンダのロッドを伸長状態にロックすることができる。
以下、本発明の実施の形態による建設機械として、ミニショベルと呼ばれる小型の油圧ショベルを例に挙げ、添付図面を参照して詳細に説明する。
ここで、図1ないし図11は本発明の第1の実施の形態を示している。図中、1は後方小旋回式の油圧ショベルで、該油圧ショベル1は、前,後方向に自走可能な下部走行体2と、該下部走行体2上に旋回可能に搭載され、下部走行体2と共に油圧ショベル1の車体を構成する上部旋回体3と、後述の作業装置10等とにより構成されている。
4は上部旋回体3のフレームを構成する旋回フレームで、該旋回フレーム4には、その前部側に取付ブラケット4Aが一体に設けられ、該取付ブラケット4Aには、後述の作業装置10がスイングポスト11を介して左,右方向に揺動可能に取付けられている。また、旋回フレーム4の後部側にはカウンタウエイト5が設けられ、該カウンタウエイト5は、前部側の作業装置10との間で上部旋回体3の重量バランスをとるものである。
6は旋回フレーム4上に設けられた外装カバーで、該外装カバー6は、図1に示すようにカウンタウエイト5の上側に位置して旋回フレーム4の前側へと延びるように配設されている。そして、外装カバー6は、例えば原動機としてのエンジン、ラジエータ等の熱交換器、油圧源となる油圧ポンプ等の機器(いずれも図示せず)を上側から覆う椀状のカバーとして形成され、所謂ボンネットを兼用するものである。
また、外装カバー6の上部側には、オペレータが着席するための運転席7が設けられている。そして、該運転席7の前側には、旋回フレーム4の上側に位置して床板8が設けられ、オペレータは該床板8上に乗降することにより運転席7に搭乗するものである。
9は運転席7の前側に位置して床板8上に立設されたレバースタンドを示し、該レバースタンド9には、車両を走行させるときにオペレータが傾転操作する左,右の走行レバー9Aと、上部旋回体3を旋回させたり、作業装置10を作動させたりするときに操作される左,右の作業レバー9B等とが設けられている。
10は上部旋回体3の前部側に俯仰動可能に設けられた作業装置で、この作業装置10は、旋回フレーム4の取付ブラケット4Aに左,右方向に揺動可能に取付けられたスイングポスト11と、基端側が該スイングポスト11に俯仰動可能に取付けられたブーム12と、該ブーム12の先端側に俯仰動可能に取付けられたアーム13と、該アーム13の先端側に回動可能に取付けられた作業具としてのバケット14等とにより構成されている。
また、作業装置10のスイングポスト11とブーム12との間には、ブーム12を旋回フレーム4に対して上,下方向に俯仰動させるブームシリンダ15が設けられ、旋回フレーム4とスイングポスト11との間には、作業装置10全体を旋回フレーム4の取付ブラケット4Aに対し左,右方向に揺動させるスイングシリンダ等が設けられている。
そして、作業装置10のブーム12とアーム13との間には、アーム13を上,下方向に俯仰動させるアームシリンダ16が設けられ、アーム13とバケット14との間には、バケット14を回動するためのバケットシリンダ17がリンク18,19等を介して設けられている。
ここで、ブームシリンダ15は、下端側(ボトム側)がスイングポスト11に回動可能に連結されたチューブ20と、該チューブ20内に摺動可能に挿嵌されチューブ20内を2つの油室に画成するピストン(図示せず)と、下端側がチューブ20内に挿入されて該ピストンに固着され上端側がチューブ20から伸縮可能に突出するロッド21と、後述の保護カバー22、支持ガイド24等とにより構成されている。そして、ロッド21の突出端側は、ブーム12のブラケット12Aに回動可能に連結されている。
22はブームシリンダ15の一部を構成する保護カバーで、該保護カバー22は、図5に示す如く一側(上端側)がロッド21の突出端側(図示しない取付アイまたは取付ボス等)に固定ボルト23等を介して取付けられ、他側(下端側)はチューブ20の外周に沿って下向きに延びた自由端となっている。
そして、保護カバー22は、チューブ20から上向きに突出したロッド21の突出部分を外側から覆い、これによってロッド21の突出部分を、例えば作業装置10による掘削作業等に伴って発生する飛び石等の障害物(図示せず)から保護するものである。この場合、保護カバー22は、例えば剛体からなる鋼板等を図8、図9に示す如く曲げ加工をすることにより形成され、その幅寸法は、図6に示す如くチューブ20の外径寸法よりも大きくなっている。
即ち、保護カバー22は、ロッド21の外周面に対面しつつ該ロッド21の長さ方向(軸方向)に延びるガード板部22Aと、該ガード板部22Aの幅方向の両側からL字状に二段階で折曲げられ断面コ字形状をなした一対の側板部22B,22Bと、ガード板部22Aから断面三角形状をなして外向きに突出しガード板部22Aのほぼ全長にわたって延びると共に、ガード板部22Aの幅方向(左,右方向)で互いに離間した補強用の突条部22C,22C等とにより構成されている。
また、保護カバー22のガード板部22Aには、自由端となる端部の位置から長さ方向に所定寸法だけ離間した部位にボルト挿通穴22Dが図7、図8に示す如く穿設され、このボルト挿通穴22Dは、突条部22C,22Cの間となる位置に配設されている。そして、保護カバー22のボルト挿通穴22Dには、後述の締結ボルト28が座金29を介して挿通されるものである。
24はチューブ20に固定して設けられたガイド部材としての支持ガイドで、該支持ガイド24は、保護カバー22の自由端(下端)側がチューブ20の外周に沿って軸方向に変位するのを摺動可能にガイドするものである。そして、支持ガイド24は、図6、図7および図9に示すように後述のガイド板25と、一対の摺動体26とにより構成されている。
25はチューブ20の外周面に固定して設けられたガイド板で、該ガイド板25は、剛体からなる鋼板材等を用いて保護カバー22の幅方向(左,右方向)に延びる長方形の平板体として形成されている。そして、ガイド板25は、その中央部分をチューブ20の外周面に突き当てた状態で溶接等を施すことにより、チューブ20の外周面に固着されている。
また、ガイド板25の両側部分は、図9に示すようにチューブ20から左,右に張出す張出部25A,25Aとなり、該各張出部25Aには、後述の摺動体26が被着されている。また、ガイド板25は、図6に示す如く張出部25A,25A間に位置する上側端面が当接面25Bとなり、この当接面25Bには、後述の如くストッパ27が突当たることにより、ブームシリンダ15の縮小方向への変位が規制されるものである。
26,26はガイド板25と共に支持ガイド24を構成する一対の摺動体で、該各摺動体26は、例えば高密度ポリエチレン等のように耐摩耗性と摺動特性とに優れた樹脂材料により略四角形の袋状体として形成され、ガイド板25の各張出部25Aに外側から被せるように装着(嵌着)されている。そして、これらの摺動体26は、ガイド板25の張出部25Aを外側から覆い、保護カバー22の自由端側をチューブ20の長さ方向にスライド可能に案内するものである。
即ち、保護カバー22の各側板部22Bは、図9に示す如く摺動体26の外側からガイド板25の各張出部25Aに摺動可能(スライド可能)に嵌合され、摺動体26に摺動接触した状態でチューブ20の軸方向に変位するものである。このとき、保護カバー22は、チューブ20の径方向に位置ずれしたりするのを支持ガイド24によって規制され、チューブ20の軸方向へと滑らかに摺動変位するものである。
27は保護カバー22に着脱可能に設けられる規制部材としてのストッパで、該ストッパ27は、鋼板等を用いて図10に示す如く短冊形状をなす板体として形成され、その長さ方向一側にはねじ穴27Aが形成されている。また、ストッパ27の長さ方向他側は、ガイド板25の当接面25Bに当接可能な突当て部27Bとなっている。
ここで、ストッパ27は、図5に示すようにブームシリンダ15のロッド21をチューブ20から大きく伸長させた状態で、保護カバー22の裏面側に取外し可能に固定され、ロッド21が縮小方向(図5、図7中の矢示A方向)に変位するのを、突当て部27Bがガイド板25の当接面25Bに当接して規制するものである。
即ち、ストッパ27は、図7に示す如くロッド21と径方向で対向する保護カバー22(ガード板部22A)の裏面側に締結ボルト28等を用いて固定され、この締結ボルト28は、座金29、保護カバー22のボルト挿通穴22Dを介してストッパ27のねじ穴27Aに螺着(締着)されている。
そして、このときにストッパ27の突当て部27Bは、ガイド板25の当接面25Bに隙間S(図7参照)を介して対向配置され、ロッド21が隙間Sを越えて矢示A方向に縮小変位するのをガイド板25の当接面25Bと協働して規制するものである。
この場合、ストッパ27の突当て部27Bとガイド板25の当接面25Bとの間には、必ずしも隙間Sを形成する必要はない。しかし、ストッパ27を保護カバー22の裏面側に締結ボルト28を用いて固定するためには、前記隙間Sを介在させる方が組付け作業を容易に行い得るものである。そして、この場合の隙間Sも、例えば10mm程度であれば、ブームシリンダ15を実質的に大きく伸長させた位置に保持できるものである。
本実施の形態による油圧ショベル1は上述の如き構成を有するもので、次に、その作動について説明する。
まず、上部旋回体3の床板8上に乗り込んだオペレータは、運転席7に着座した状態で、レバースタンド9側の走行レバー9Aを傾転操作することにより、下部走行体2の履帯を走行駆動することができる。
また、上部旋回体3を旋回させたり、作業装置10を作動させたりするときには、保護カバー22から予めストッパ27(図7参照)を取外しておくことにより、左,右の作業レバー9Bを適宜に操作したときに、例えば作業装置10全体をスイングポスト11を介して左,右方向に揺動しつつ、ブーム12等を上,下に俯仰動させて土砂の掘削作業等を行うことができる。
即ち、作業装置10を作動させるときには、ブームシリンダ15の保護カバー22から締結ボルト28を予め脱着し、図7に示すストッパ27等を保護カバー22からは取外しておく。そして、この状態では、ブームシリンダ15の伸縮動作に伴って保護カバー22をロッド21と一緒にチューブ20に対して相対変位させ、保護カバー22の自由端(下端)側を、図6、図7および図9に示す支持ガイド24によりスライド可能に支持することができる。
このため、ブームシリンダ15を図3に示すように縮小方向に変位させるときには、保護カバー22の自由端側をチューブ20の外周に沿って軸方向(長さ方向)に摺動変位させ、チューブ20から突出するロッド21の突出部分を保護カバー22によって保護し続けることができる。
そして、油圧ショベル1の作業装置10は、図3に示す如くブームシリンダ15のロッド21を大きく縮小したときに、ブーム12が下向きに俯動して、例えばリンク18側を地面等に接地させることができ、この状態では作業装置10の重量がブームシリンダ15に作用するのを防ぐことができる。
このため、例えばトレーラまたは運搬船等を用いて油圧ショベル1(製品)を運搬するときには、作業装置10を安定した待機姿勢に配置するため、図3、図4に示す如くブーム12を下向きに俯動させ、作業装置10の先端部分(例えば、リンク18)側を地面等に接地させるようにするのが一般的である。
しかし、このような待機姿勢の場合は、図3、図4にも示す如く作業装置10のブーム12、アーム13等が上部旋回体3の旋回フレーム4から前方に大きく張出した状態となるため、比較例として示す図12のように製品1台当たりの占有面積(スペース)が大きくなってしまう。
この結果、作業装置10を待機姿勢に配置したままでは、例えば図12中に二点鎖線で示した仮想の駐機スペース100が、4台の油圧ショベル1によって満たされることになり、トレーラまたは運搬船等に搭載できる製品(油圧ショベル1)の運搬台数が制限されることになる。
そこで、本実施の形態にあっては、作業装置10のアーム13、バケット14を図1に示す如くブーム12側に折畳むと共に、ブーム12を上向きに大きく仰動して起立させ、この状態でブームシリンダ15のロッド21が縮小方向に変位するのを、ストッパ27、締結ボルト28等を用いて規制することにより、製品1台当たりの占有面積を小さくする構成としている。
即ち、本実施の形態では、作業装置10のブーム12をブームシリンダ15によって起立させた状態で、ブームシリンダ15のロッド21を外側から保護する保護カバー22に、図5、図7に示すように締結ボルト28を用いてストッパ27を着脱可能に取付ける構成としている。
この場合、ストッパ27は、ロッド21の外周と対向する保護カバー22の裏面側に締結ボルト28を用いて固定され、ストッパ27の突当て部27Bをチューブ20の外周側となる位置でガイド板25の当接面25Bに図6、図7に示す如く隙間S(例えば、S=5〜10mm程度)を介して対向配置する構成としたものである。
これにより、ブームシリンダ15のロッド21を図1、図5に示す如く大きく伸長させてブーム12を起立した状態で、例えば100kg以上に及ぶ作業装置10全体の重量がブームシリンダ15に付加される場合に、チューブ20内の圧油が方向制御弁のスプール摺動部(図示せず)等から徐々に漏洩したとしても、下記のようにブームシリンダ15の縮小変位を規制することができる。
即ち、ブームシリンダ15のロッド21が図7に示す隙間S分だけ矢示A方向に縮小変位したときには、ストッパ27の突当て部27Bがガイド板25の当接面25Bに当接するため、ロッド21がこれ以上に縮小変位するのをストッパ27によって規制でき、ブームシリンダ15のロッド21を機械的にロックした状態に保持することができる。
そして、作業装置10のブーム12を図1、図2に示す如く起立状態に保持することにより、例えば2台の油圧ショベル1を図11に示すように前,後で対向させ、作業装置10の先端部(バケット14)側を左,右で横並び状態に配置することができる。
この結果、例えば4台以上の油圧ショベル1を図11中に二点鎖線で示した仮想の駐機スペース100内に十分な隙間(余裕)をもって配置することができ、トレーラまたは運搬船等に搭載できる製品(油圧ショベル1)の運搬台数を確実に増やすことができる。
従って、本実施の形態によれば、油圧ショベル1(製品)をトレーラや運搬船等で運搬するときに、作業装置10のブーム12を予め起立させた状態で、ブームシリンダ15が縮小方向に変位するのをストッパ27により規制することができ、油液の漏洩等によるブームシリンダ15の縮小変位を長期にわたって防ぐことができる。
このため、数週間以上に及ぶ製品の運搬途中等にもブーム12を起立状態に保持することができ、製品1台当たりの占有面積を小さくできると共に、狭い占有スペース内に配置した複数台の製品(油圧ショベル1等)が前,後で接触したり、干渉したりするのを防ぐことができ、運搬作業時の安全性や信頼性を高めることができる。
このように、本実施の形態にあっては、作業装置10のブーム12を起立状態に保持することにより、運搬時等における1台当たりの占有スペースを小さくして製品の運搬効率、運搬性能を向上できると共に、安全で安心な運搬作業を確保することができるものである。
また、作業装置10のブーム12を起立状態に保持するときには、ブームシリンダ15に予め設けているロッド21用の保護カバー22を活用してブームシリンダ15を伸長状態にロックすることができ、例えばトレーラ、運搬船等を用いた運搬時の作業性を向上することができる。
一方、油圧ショベル1の運搬作業等が終了したときには、図7に示す締結ボルト28を保護カバー22のボルト挿通穴22Dから取外すだけで、ストッパ27の脱着作業を簡単に行うことができる。そして、ストッパ27を取外した状態では、ブームシリンダ15のロッド21を円滑に伸縮動作させることができ、これに伴って保護カバー22がチューブ20に対して相対変位するのを、支持ガイド24により円滑にガイドすることができる。
また、このときに保護カバー22から取外したストッパ27、締結ボルト28および座金29は、保護カバー22、支持ガイド24等に比較して小さな小型部品であるため、例えば次なる使用時に備えて保管する場合にも、保管スペースを小さくすることができ、再使用等にも容易に対処することができる。
次に、図13は本発明の第2の実施の形態を示し、本実施の形態の特徴は、所謂オフセットブーム式の作業装置において、ブームシリンダの縮小変位を規制する構成としたことにある。なお、本実施の形態では前記第1の実施の形態と同一の構成要素に同一の符号を付し、その説明を省略するものとする。
図中、31は本実施の形態で採用した小旋回式の油圧ショベルで、該油圧ショベル31は、自走可能な下部走行体32と、該下部走行体32上に旋回可能に搭載された上部旋回体33と、後述の作業装置38等とにより構成されている。
ここで、油圧ショベル31の上部旋回体33には、旋回フレーム34上に、運転室を画成するキャブ35と、エンジン(図示せず)等を収容する外装カバー36と、カウンタウエイト37等とが設けられている。そして、旋回フレーム34には、後述のブーム39等を回動可能に支持するための取付ブラケット(図示せず)が設けられている。
38は上部旋回体33の旋回フレーム34に俯仰動可能に設けられたオフセットブーム式の作業装置で、該作業装置38は、基端側が旋回フレーム34の前記取付ブラケットに俯仰動可能に取付けられたロアブーム39と、該ロアブーム39の先端部に左,右方向に揺動可能に取付けられたアッパブーム40と、該アッパブーム40の先端側に左,右方向に揺動可能に取付けられたアームステー41と、該アームステー41に対し俯仰動可能に取付けられたアーム42と、該アーム42の先端部に回動可能に取付けられた作業具としてのバケット43等とにより構成されている。
そして、オフセットブーム式の作業装置38にあっては、ロアブーム39の先端部とアームステー41との間にリンクロッド(図示せず)が左,右方向に回動可能に連結して設けられている。この場合、前記リンクロッドは、ロアブーム39、アッパブーム40、アームステー41と共に平行リンクを構成し、この平行リンクによりアーム42(アームステー41)は、ロアブーム39に対して常に平行な状態に保持されるものである。
また、旋回フレーム34とロアブーム39との間には、ブームシリンダ44が設けられ、アームステー41とアーム42との間には、アームシリンダ45が設けられている。そして、アーム42とバケット43との間には、リンク46,47を介して作業具用のバケットシリンダ48が設けられている。
また、ロアブーム39とアッパブーム40との間には、オフセットシリンダ(図示せず)が設けられ、例えば側溝堀り作業時等には、このオフセットシリンダを伸縮させることにより、アーム42は前記平行リンクを介してロアブーム39に対し左,右に平行移動されるものである。
そして、この場合のブームシリンダ44も、第1の実施の形態で述べたブームシリンダ15とほぼ同様に構成され、チューブ20、ロッド21、保護カバー22、固定ボルト23および支持ガイド24(図7参照)等を有している。また、ロッド21の突出端側は、ブーム39のブラケット39Aに回動可能に連結されている。
そして、作業装置38のアーム42、バケット43を図13に示す如くアッパブーム40側に折畳むと共に、ロアブーム39を上向きに大きく仰動して起立させることにより所謂小旋回姿勢をとった状態では、第1の実施の形態と同様にストッパ27(図7参照)を締結ボルト28で必要に応じて固定し、ブームシリンダ44のロッド21が縮小方向に変位するのを規制する構成としている。
かくして、このように構成される本実施の形態でも、前記第1の実施の形態とほぼ同様の作用効果を得ることができ、運搬時等における1台当たりの占有スペースを小さくして製品の運搬効率、運搬性能を向上できると共に、安全で安心な運搬作業を確保することができる。
次に、図14は本発明の第3の実施の形態を示し、本実施の形態では、前述した第1の実施の形態と同一の構成要素に同一の符号を付し、その説明を省略するものとする。
然るに、本実施の形態の特徴は、ブームシリンダ15のロッド21をチューブ20から大きく伸長させた状態で、保護カバー51を支持ガイド52のガイド板53に対して固定ボルト55により着脱可能に固定し、この固定ボルト55によって規制部材を構成したことにある。
ここで、保護カバー51は、第1の実施の形態で述べた保護カバー22とほぼ同様に構成され、ガード板部51A、側板部51B、補強用の突条部51C等を有している。しかし、この場合の保護カバー51には、ガード板部51Aの自由端となる下端位置から長さ方向に所定寸法だけ離間した部位にボルト挿通穴51Dが穿設され、このボルト挿通穴51Dには、固定ボルト55が座金56を介して挿通されるものである。
また、チューブ20に固定して設けられた支持ガイド52についても、第1の実施の形態で述べた支持ガイド24とほぼ同様に、ガイド板53と一対の摺動体54とにより構成されている。しかし、この場合の支持ガイド52は、ガイド板53の中央部に板厚方向に延びるねじ穴53Aが穿設され、このねじ穴53Aには固定ボルト55が図14に示す如く螺着されるものである。
かくして、このように構成される本実施の形態でも、ブームシリンダ15のロッド21をチューブ20から大きく伸長させた状態で固定ボルト55を用いて、保護カバー51をガイド板53に対し外側から固定することにより、ブームシリンダ15のロッド21を伸長状態にロックすることができ、前記第1の実施の形態とほぼ同様の作用効果を得ることができる。
なお、前記第1の実施の形態では、保護カバー22に締結ボルト28を用いてストッパ27を取付けることにより、ブームシリンダ15のロッド21が縮小方向に変位するのを規制する構成とした場合を例に挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限らず、例えば図15に示す変形例のように、ブーム12のブラケット12Aとスイングポスト11との間に棒状の規制部材61を着脱可能に設け、ブームシリンダ15のロッド21が縮小方向に変位するのを、棒状の規制部材61によって規制する構成としてもよいものである。
また、前記第1の実施の形態では、スイングポスト式の作業装置10を備えた所謂後方小旋回式の油圧ショベル1を例に挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限らず、例えば中型、大型の油圧ショベルのように、ブーム、アームおよびバケット(作業具)を備えた一般的な作業装置のブームシリンダにも適用できるものである。
また、前記各実施の形態では、建設機械として小型の油圧ショベル1,31を例に挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限るものではなく、例えば中型、大型の油圧ショベルや、油圧クレーン等を含めて各種の建設機械にも適用できるものである。
本発明の第1の実施の形態による小型の油圧ショベルを示す正面図である。 図1に示す油圧ショベルの平面図である。 図1中の作業装置を下向きに俯動した状態を示す油圧ショベルの正面図である。 図3に示す油圧ショベルの平面図である。 図1中の作業装置を拡大して示す部分拡大図である。 ブームシリンダの保護カバー等を図5中の矢示VI−VI方向からみた一部破断の側面図である。 保護カバーに設けたストッパ等を図6中の矢示 VII−VII 方向からみた断面図である。 図6中の保護カバーを示す部分斜視図である。 保護カバーの支持ガイド、ストッパ等を図6中の矢示IX−IX方向からみた断面図である。 図6中のストッパを単体で示す斜視図である。 図2に示した油圧ショベルを合計4台だけ駐機する状態の平面図である。 比較例として図4の油圧ショベルを合計4台だけ駐機した一般的な駐機状態を示す平面図である。 第2の実施の形態による小型の油圧ショベルを示す正面図である。 第3の実施の形態による固定ボルトで保護カバーをガイド板に固定した状態を示す図7と同様位置での断面図である。 本発明の変形例による規制部材をブームシリンダ側に取付けた状態で作業装置の要部を示す部分正面図である。
符号の説明
1,31 油圧ショベル(建設機械)
2,32 下部走行体
3,33 上部旋回体
10,38 作業装置
11 スイングポスト
12 ブーム
13,42 アーム
14,43 バケット
15,44 ブームシリンダ
20 チューブ
21 ロッド
22,51 保護カバー
22D,51D ボルト挿通穴
23 固定ボルト
24,52 支持ガイド(ガイド部材)
25,53 ガイド板
26,54 摺動体
27 ストッパ(規制部材)
27A,53A ねじ穴
28 締結ボルト(ボルト)
39 ロアブーム(ブーム)
40 アッパブーム
55 固定ボルト(規制部材)
61 規制部材

Claims (5)

  1. 自走可能な下部走行体と、該下部走行体上に旋回可能に搭載された上部旋回体と、該上部旋回体に設けられブームシリンダにより上,下に俯仰動されるブームを有した作業装置とからなる建設機械において、
    前記作業装置には、前記ブームをブームシリンダによって上向きに仰動し起立させた状態で、前記ブームシリンダが縮小方向に変位するのを規制する規制部材を設ける構成としたことを特徴とする建設機械。
  2. 前記ブームシリンダには外部の障害物からロッドを保護するための保護カバーを設け、前記規制部材は該保護カバーに設ける構成としてなる請求項1に記載の建設機械。
  3. 前記ブームシリンダは、チューブと、該チューブから伸縮可能に突出するロッドと、一側が該ロッドの突出端側に取付けられ他側が自由端となって該ロッドを外側から保護する保護カバーと、前記チューブに設けられ該保護カバーの自由端側が前記チューブに対して相対変位するときに該保護カバーをガイドするガイド部材とを備え、前記規制部材は、前記保護カバーに着脱可能に設ける構成としてなる請求項1に記載の建設機械。
  4. 前記規制部材は、前記ブームシリンダのロッドをチューブから大きく伸長させた状態で前記保護カバーに取付け,取外し可能に固定され、前記ロッドが縮小方向に変位するのを前記ガイド部材に当接して規制するストッパにより構成してなる請求項3に記載の建設機械。
  5. 前記ブームシリンダは、チューブと、該チューブから伸縮可能に突出するロッドと、一側が該ロッドの突出端側に取付けられ他側が自由端となって該ロッドを外側から保護する保護カバーと、前記チューブに設けられ該保護カバーの自由端側が前記チューブに対して相対変位するときに該保護カバーをガイドするガイド部材とを備え、前記規制部材は、前記ブームシリンダのロッドをチューブから大きく伸長させた状態で前記ガイド部材に対して前記保護カバーを固定する固定ボルトにより構成してなる請求項1または2に記載の建設機械。
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