JP5356330B2 - 建設機械 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば油圧ショベル、油圧クレーン等の建設機械に関し、特に、下部走行体を構成する左,右のサイドフレームの間隔が可変となった建設機械に関する。
一般に、建設機械の代表例としての油圧ショベルは、自走可能なクローラ式の下部走行体と、該下部走行体上に旋回可能に搭載された上部旋回体と、上部旋回体の前部側に俯仰動可能に設けられた作業装置とにより大略構成されている。そして、油圧ショベルは、上部旋回体を旋回させつつ作業装置を用いて土砂の掘削作業等を行うものである。
ここで、油圧ショベルの下部走行体は、センタフレームと、該センタフレームを挟んで左,右両側に配置された左,右のサイドフレームとにより大略構成され、左,右のサイドフレームの長さ方向の一側には駆動輪が設けられ、長さ方向の他側には遊動輪が設けられている。そして、走行用の油圧モータによって駆動輪を回転させ、この駆動輪と遊動輪との間に巻回した履帯を周回させることにより、不整地等を走行することができるものである。
ところで、左,右のサイドフレーム間にスパンシリンダを設け、このスパンシリンダを伸縮させることにより、各サイドフレームの左,右方向の間隔(スパン)を変化させることができるようにした油圧ショベルが提案されている。
この従来技術による油圧ショベルは、センタフレームに左,右方向に延びるサイドフレーム支持枠を設けると共に、サイドフレームを、長さ方向の一側に走行用の油圧モータが設けられたサイドフレーム本体と、該サイドフレーム本体から左,右方向に延びる筒状の脚体とにより構成し、サイドフレームの脚体をセンタフレームのサイドフレーム支持枠内に移動可能に挿嵌する構成としている。そして、スパンシリンダの伸縮に応じて、サイドフレームの脚体がサイドフレーム支持枠に対して左,右方向に移動することにより、サイドフレームの左,右方向の間隔が変化する構成となっている(例えば、特許文献1参照)。
特開2008−240342号公報
しかし、従来技術による油圧ショベルでは、センタフレームに設けられたセンタジョイントに油圧ホースの一端側を接続し、この油圧ホースの他端側を、サイドフレームの脚体の内部からサイドフレーム本体の内部を通してサイドフレームの長さ方向の一側に導出し、走行用の油圧モータに接続する構成となっている。
このため、スパンシリンダによって左,右のサイドフレームの間隔を変化させた場合には、センタジョイントと走行用の油圧モータとの間を接続する油圧ホースが、サイドフレーム本体や脚体の内部において撓みを生じてしまう。この結果、撓みを生じた油圧ホースがサイドフレーム本体や脚体の内面に擦れたり、狭隘な脚体内において油圧ホースが無理に折曲げられることにより、油圧ホースの耐久性が低下してしまうという問題がある。
本発明は上述した従来技術の問題に鑑みなされたもので、左,右のサイドフレームの間隔を可変とした場合でも、センタジョイントと走行用の油圧モータとの間を接続する配管の耐久性を高めることができるようにした建設機械を提供することを目的としている。
上述した課題を解決するため本発明は、自走可能な下部走行体と、該下部走行体上に旋回可能に搭載された上部旋回体とを備え、前記下部走行体は、センタフレームと、該センタフレームを挟んで左,右両側に設けられた左,右のサイドフレームと、これら左サイドフレームと右サイドフレームとの間に設けられ前記各サイドフレームの左,右方向の間隔を変化させるスパンシリンダとから構成してなる建設機械に適用される。
そして、請求項1の発明が採用する構成の特徴は、前記センタフレームは、下板と、該下板の上側に対面して設けられた上板と、前記下板と前記上板との間に前,後方向に離間して設けられると共に左,右方向に延びた前,後のサイドフレーム支持枠と、前記下板と前記上板と前記前,後のサイドフレーム支持枠とによって囲まれた配管収容空間とにより構成し、前記左,右のサイドフレームは、前記センタフレームに沿って前,後方向に延び前,後方向の一側に走行用の油圧モータが取付けられるサイドフレーム本体と、前,後方向に離間して前記サイドフレーム本体から左,右方向に延び前記サイドフレーム支持枠内に移動可能に支持された中空な可動脚体とにより構成し、前記サイドフレームの可動脚体には配管継手を固定して設け、前記サイドフレーム支持枠には、前記スパンシリンダが伸縮する範囲内で前記配管継手が挿通される長孔を設け、前記センタフレームの配管収容空間には、前記上部旋回体と下部走行体との間の油路を接続するセンタジョイントを設けると共に、一端側が該センタジョイントに接続され他端側が前記配管継手に接続された可撓性配管を設け、前記サイドフレーム本体と前記可動脚体の内部には、一端側が前記配管継手に接続され他端側が前記油圧モータに接続された固定配管を設けたことにある。
請求項2の発明は、前記可撓性配管は、前記スパンシリンダの伸縮によって前記配管継手が移動するのを許容する長さに設定したことにある。
請求項3の発明は、前記固定配管は、油圧ホースまたは金属パイプを用いて形成したことにある。
請求項4の発明は、前記可撓性配管と前記固定配管とは、前記油圧モータに駆動用の圧油を供給する2本の駆動用配管と、前記油圧モータに回転速度切換用の圧油を供給する1本の速度切換用配管と、前記油圧モータからのドレン油をタンクに環流させる1本のドレン用配管とにより構成したことにある。
請求項1の発明によれば、サイドフレーム支持枠内に移動可能に支持されたサイドフレームの可動脚体に配管継手を固定したので、スパンシリンダによって左,右のサイドフレームの間隔を変化させることにより、サイドフレーム支持枠に対してサイドフレームの可動脚体が移動したとしても、サイドフレームの可動脚体に取付けた配管継手と油圧モータとの間の距離を一定に保つことができる。このため、左,右のサイドフレームの間隔を変化させたときには、センタジョイントと配管継手との間を接続する可撓性配管のみが、大きなスペースを有するセンタフレームの配管収容空間内で大きく撓み変形を生じ、配管継手と油圧モータとの間を接続する固定配管がサイドフレーム本体と可動脚体の内部で撓むのを抑えることができる。この結果、サイドフレーム本体と可動脚体の内部に収容された固定配管が、サイドフレーム本体や可動脚体の内面に擦れたり、サイドフレーム本体や可動脚体の内部で無理に折曲げられるのを防止し、サイドフレーム側油圧ホースの耐久性を高めることができるので、建設機械全体の信頼性を高めることができる。
請求項2の発明によれば、スパンシリンダを伸縮させて左,右のサイドフレームの間隔を変化させたときに、センタジョイントと配管継手との間を接続する可撓性配管は、センタフレームの配管収容空間内で大きな曲率半径をもって余裕をもって撓み変形することができる。この結果、可撓性配管の耐久性を高めることができ、かつ、センタフレームに対して左,右のサイドフレームを円滑に移動させることができる。
請求項3の発明によれば、油圧ホースまたは金属パイプを用いて固定配管を形成することができるので、固定配管を設計するときの自由度を高めることができる。
請求項4の発明によれば、配管継手を介してセンタジョイントと走行用の油圧モータとの間を接続する固定配管と油圧配管とを、駆動用配管、速度切換用配管、ドレン用配管によって構成することができる。
本発明の実施の形態による油圧ショベルを示す正面図である。 油圧ショベルのトラックフレームを上方からみた平面図である。 トラックフレームを図2中の矢示III−III方向からみた断面図である。 センタフレーム、左,右のサイドフレーム、配管継手等をサイドフレームの間隔を狭めた状態で図3中の矢示IV−IV方向からみた断面図である。 センタフレーム、左,右のサイドフレーム、配管継手等をサイドフレームの間隔を広げた状態で示す図4と同様な断面図である。 サイドフレーム支持枠、可動脚体、配管継手、長孔等を図3中の矢示VI−VI方向からみた断面図である。 サイドフレーム支持枠、可動脚体、配管継手、長孔等をサイドフレームの間隔を広げた状態で示す図6と同様な断面図である。 配管継手、各可撓性配管、各固定配管等をサイドフレームの間隔を狭めた状態で示す断面図である。 配管継手、各可撓性配管、各固定配管等をサイドフレームの間隔を広げた状態で示す図8と同様な断面図である。 油圧ショベルに搭載される油圧アクチュエータを示す油圧回路図である。
以下、本発明に係る建設機械を油圧ショベルに適用した場合を例に挙げ、図1ないし図10を参照しつつ詳細に説明する。
図中、1は建設機械の代表例としての油圧ショベルを示し、この油圧ショベル1は、後述するトラックフレーム11を備えた自走可能なクローラ式の下部走行体2と、該下部走行体2上に旋回輪3を介して旋回可能に搭載された上部旋回体4と、該上部旋回体4の前部側に俯仰動可能に設けられた作業装置5とにより大略構成されている。
ここで、上部旋回体4は、ベースとなる旋回フレーム6、該旋回フレーム6上に配設された運転席7、外装カバー8、カウンタウエイト9等により構成され、運転席7の周囲には、後述する左,右の作業レバー53,56、左,右の走行レバー61,65等が配置されている(図10参照)。一方、作業装置5は、ブーム5A、アーム5B、バケット5C、ブームシリンダ5D、アームシリンダ5E、バケットシリンダ5F等により構成され、土砂の掘削作業等を行うものである。
次に、11は本実施の形態によるトラックフレームを示している。このトラックフレーム11は下部走行体2のベースとなるもので、図2ないし図5に示すように、後述のセンタフレーム12と、左,右のサイドフレーム24,35と、スパンシリンダ45とにより大略構成されている。そして、トラックフレーム11は、スパンシリンダ45を伸縮させることにより、左,右のサイドフレーム24,35の左,右方向の間隔(スパン)を、図4に示す寸法A1と図5に示す寸法A2との間で変化させることができる構成となっている。
12はトラックフレーム11の中央部分を構成するセンタフレームで、該センタフレーム12は、鋼板等を用いて四角形状に形成された下板13と、下板13とほぼ同様な四角形状を有し該下板13の上側に対面して設けられた上板14と、左,右方向で対面しつつ前,後方向に延び下板13と上板14との間を連結する左,右の連結板15,16と、後述する前,後のサイドフレーム支持枠20,21とにより、全体として四角形の箱状に形成されている。また、センタフレーム11は、下板13、上板14、各連結板15,16、各サイドフレーム支持枠20,21によって囲まれた大きなスペースを有する配管収容空間17を有し、該配管収容空間17内には、後述する各可撓性配管77A,78A,79A,80A,85A,86A,87A,88Aが収容される構成となっている。
ここで、上板14の上面側には、図1に示す旋回輪3が取付けられる大径な円筒状の丸胴18が固定して設けられている。また、左,右の連結板15,16の互いに対向する内側面には、後述のセンタジョイント47が取付けられるブラケット19がそれぞれ設けられている。さらに、左,右の連結板15,16のうち各ブラケット19よりも前側には、後述のスパンシリンダ45が挿通されるシリンダ挿通孔15A,16Aが、左,右方向に貫通して設けられている。
20はセンタフレーム12の前端側に位置して下板13と上板14との間に左,右方向に延びて設けられた前側サイドフレーム支持枠を示し、該前側サイドフレーム支持枠20は、後述する左サイドフレーム24の前側可動脚体32と、右サイドフレーム35の前側可動脚体42とを左,右方向に移動可能に支持するものである。
ここで、前側サイドフレーム支持枠20は、図3に示すように、U字状の断面形状をもって左,右方向に延びる角筒状の枠体からなり、前,後方向に一定の間隔をもって対面しつつ左,右方向に延びる前面板20A,後面板20Bと、これら前面板20Aと後面板20Bの下端部間を連結する下面板20Cとを有している。
そして、前側サイドフレーム支持枠20は、前面板20Aと後面板20Bの上端部を、センタフレーム12の上板14の下面側に溶接し、後面板20Bをセンタフレーム12の左,右の連結板15,16の前端部に溶接することにより、上板14との間に左,右方向に延びる空間を形成している。また、前側サイドフレーム支持枠20を構成する下面板20Cの左,右方向(長さ方向)の中間部位には、短尺な2本のガイドピン20D,20Eが、前,後方向に離間して上向きに突設されている。
21はセンタフレーム12の後端側に位置して下板13と上板14との間に左,右方向に延びて設けられた後側サイドフレーム支持枠を示し、該後側サイドフレーム支持枠21は、後述する左サイドフレーム24の後側可動脚体33と、右サイドフレーム35の後側可動脚体43とを左,右方向に移動可能に支持するものである。
ここで、後側サイドフレーム支持枠21は、前側サイドフレーム支持枠20と同様に、U字状の断面形状をもって左,右方向に延びる角筒状の枠体からなり、前,後方向に一定の間隔をもって対面しつつ左,右方向に延びる前面板21A,後面板21Bと、これら前面板21Aと後面板21Bの下端部間を連結する下面板21Cとにより構成されている。
そして、後側サイドフレーム支持枠21は、前面板21Aと後面板21Bの上端部を、センタフレーム12の上板14の下面側に溶接し、前面板21Aをセンタフレーム12の左,右の連結板15,16の後端部に溶接することにより、上板14との間に左,右方向に延びる空間を形成している。また、後側サイドフレーム支持枠21を構成する下面板21Cの左,右方向(長さ方向)の中間部位には、短尺な2本のガイドピン21D,21Eが、前,後方向に離間して上向きに突設されている。
22は前側サイドフレーム支持枠20の後面板20Bに設けられた長孔を示し、23は後側サイドフレーム支持枠21の前面板21Aに設けられた長孔を示している。ここで、長孔23は、後述する左サイドフレーム24の後側可動脚体33に固定された各配管継手73〜76が挿通されるもので、図6および図7に示すように、後側可動脚体33が後側サイドフレーム支持枠21に対して左,右方向に移動する範囲に亘って左,右方向に延在している。一方、長孔22は、後述する右サイドフレーム35の前側可動脚体42に固定された各配管継手81〜84が挿通されるもので、長孔23と同様に、前側可動脚体42が前側サイドフレーム支持枠20に対して左,右方向に移動する範囲に亘って左,右方向に延在している。
24はセンタフレーム12の左側に配置された左サイドフレームで、該左サイドフレーム24は、後述の左サイドフレーム本体25と、前側可動脚体32と、後側可動脚体33とにより大略構成されている。
ここで、左サイドフレーム本体25は、上面板25Aと、左,右の側面板25B,25Cとによって囲まれた逆U字状の枠状に形成され、センタフレーム12に沿って前,後方向に延びている。また、右側面板25Cには補強板25Dが固着され、該補強板25Dには、前側可動脚体32と後側可動脚体33とが取付けられている。さらに、左,右の側面板25B,25Cの互いに対向する内側面には、前,後方向に延びる中板25Eが固着され、該中板25Eと上面板25Aとの間には、後述する各固定配管77B,78B,79B,80Bが収容される構成となっている。
一方、左サイドフレーム本体25の前端側は、上方からみて二又状に分岐した遊動輪取付部25Fとなり、該遊動輪取付部25Fには遊動輪26が回転可能に取付けられている。また、左サイドフレーム本体25の後端側には四角形状の端板27が固着され、該端板27には駆動輪ブラケット28が固着されている。
29は駆動輪ブラケット28に取付けられた油圧モータとしての左走行モータで、該左走行モータ29は、図10に示すように、傾転シリンダ29Aを有する可変容量型の油圧モータからなり、左走行モータ29の回転数は、傾転シリンダ29Aに対する圧油の給排に応じて高速回転と低速回転の2速に切換えられる。そして、左走行モータ29には駆動輪30が取付けられ、駆動輪30と遊動輪26とには図1に示す履帯31が巻回して設けられる。また、端板27には、左サイドフレーム本体25内に開口するホース挿通孔27Aが設けられ、図8に示すように、左サイドフレーム本体25内に収容された各固定配管77B,78B,79B,80Bは、端板27のホース挿通孔27Aを通じて左走行モータ29に接続される構成となっている。
32,33は左サイドフレーム本体25から左,右方向に延びる前,後の可動脚体を示し、これら前側可動脚体32と後側可動脚体33とは、断面四角形状をなす中空な角筒体により形成されている。そして、前側可動脚体32の基端側は、左サイドフレーム本体25の補強板25Dに溶接等の手段を用いて接合され、前側可動脚体32の先端側は、センタフレーム12の前側サイドフレーム支持枠20内に左,右方向に移動可能に挿通されている。また、前側可動脚体32の長さ方向の中間部位には左,右方向に延びる長溝孔32Aが形成され、該長溝孔32A内には、前側サイドフレーム支持枠20のガイドピン20Dが係合している。
一方、後側可動脚体33の基端側は、左サイドフレーム本体25の補強板25Dに溶接等の手段を用いて接合され、後側可動脚体33の先端側は、センタフレーム12の後側サイドフレーム支持枠21内に左,右方向に移動可能に挿通されている。また、後側可動脚体33の長さ方向の中間部位には左,右方向に延びる長溝孔33Aが形成され、該長溝孔33A内には、後側サイドフレーム支持枠21のガイドピン21Dが係合している。
ここで、左サイドフレーム本体25のうち後側可動脚体33の基端側との接合部には、後側可動脚体33の内部と左サイドフレーム本体25の内部とを連通させる連通孔34が形成され、後述の各固定配管77B,78B,79B,80Bが、連通孔34を通じて後側可動脚体33の内部と左サイドフレーム本体25の内部とに収容される構成となっている。また、後側可動脚体33のうち後側サイドフレーム支持枠21の前面板21Aと対向する面には、後述の各配管継手73,74,75,76が固定されている。
35はセンタフレーム12の右側に配置された右サイドフレームで、該右サイドフレーム35は、後述の右サイドフレーム本体36と、前側可動脚体42と、後側可動脚体43とにより大略構成されている。
ここで、右サイドフレーム本体36は、左サイドフレーム本体25と同様に、上面板36Aと、左,右の側面板36B,36Cとにより逆U字状の枠状に形成され、左側面板36Bには補強板36Dが固着されている。さらに、左,右の側面板36B,36Cの互いに対向する内側面には前,後方向に延びる中板36Eが固着され、該中板36Eと上面板36Aとの間には、後述する各固定配管85B,86B,87B,88Bが収容される構成となっている。
一方、右サイドフレーム本体36の前端側は、上方からみて二又状に分岐した遊動輪取付部36Fとなり、該遊動輪取付部36Fには遊動輪37が回転可能に取付けられている。また、右サイドフレーム本体36の後端側には四角形状の端板38が固着され、該端板38には駆動輪ブラケット39が固着されている。
40は駆動輪ブラケット39に取付けられた油圧モータとしての右走行モータで、該右走行モータ40は、左走行モータ29と同様に、傾転シリンダ40Aを有する可変容量型の油圧モータからなり、右走行モータ40の回転数は、傾転シリンダ40Aに対する圧油の給排に応じて高速回転と低速回転の2速に切換えられる構成となっている。そして、右走行モータ40には駆動輪41が取付けられ、駆動輪41と遊動輪37とには履帯(図示せず)が巻回して設けられる構成となっている。また、端板38には、右サイドフレーム本体36内に開口するホース挿通孔38Aが設けられ、図8に示すように、右サイドフレーム本体36内に収容された各固定配管85B,86B,87B,88Bは、端板38のホース挿通孔38Aを通じて右走行モータ40に接続される構成となっている。
42,43は右サイドフレーム本体36から左,右方向に延びる前,後の可動脚体を示し、これら前側可動脚体42と後側可動脚体43とは、断面四角形状をなす中空な角筒体により形成されている。そして、前側可動脚体42の基端側は、右サイドフレーム本体36の補強板36Dに溶接等の手段を用いて接合され、前側可動脚体42の先端側は、左サイドフレーム24の前側可動脚体32と共に、センタフレーム12の前側サイドフレーム支持枠20内に左,右方向に移動可能に挿通されている。また、前側可動脚体42の長さ方向の中間部位には左,右方向に延びる長溝孔42Aが形成され、該長溝孔42A内には、前側サイドフレーム支持枠20のガイドピン20Eが係合している。
一方、後側可動脚体43の基端側は、右サイドフレーム本体36の補強板36Dに溶接等の手段を用いて接合され、後側可動脚体43の先端側は、左サイドフレーム24の後側可動脚体33と共に、センタフレーム12の後側サイドフレーム支持枠21内に左,右方向に移動可能に挿通されている。また、後側可動脚体43の長さ方向の中間部位には左,右方向に延びる長溝孔43Aが形成され、該長溝孔43A内には、後側サイドフレーム支持枠21のガイドピン21Eが係合している。
ここで、右サイドフレーム本体36のうち前側可動脚体42の基端側との接合部には、前側可動脚体42の内部と右サイドフレーム本体36の内部とを連通させる連通孔44が形成され、後述の各固定配管85B,86B,87B,88Bが、連通孔44を通じて前側可動脚体42の内部と右サイドフレーム本体36の内部とに収容される構成となっている。また、前側可動脚体42のうち前側サイドフレーム支持枠20の後面板20Bと対向する面には、後述の各配管継手81,82,83,84が固定されている。
45は左サイドフレーム24と右サイドフレーム35との間に設けられたスパンシリンダを示し、該スパンシリンダ45は、図4および図5に示すように、左,右サイドフレーム24,35の左,右方向の間隔を変化させるものである。ここで、スパンシリンダ45は、センタフレーム12を構成する左,右の連結板15,16に設けられたシリンダ挿通孔15A,16Aに挿通されることにより、左,右方向に延びた状態で配置されている。そして、スパンシリンダ45の一端側(ロッド側)は、左サイドフレーム本体25の補強板25Dに設けられたシリンダブラケット46Aに連結され、スパンシリンダ45の他端側(ボトム側)は、右サイドフレーム本体36の補強板36Dに設けられたシリンダブラケット46Bに連結されている。
従って、スパンシリンダ45を伸縮させると、センタフレーム12の前側サイドフレーム支持枠20と後側サイドフレーム支持枠21とに対し、左サイドフレーム24の前,後の可動脚体32,33が長溝孔32A,33Aの範囲で左,右方向に移動すると共に、右サイドフレーム35の前,後の可動脚体42,43が長溝孔42A,43Aの範囲で左,右方向に移動する。これにより、図4に示すように、スパンシリンダ45を縮小させた状態では、左,右のサイドフレーム24,35の間隔が寸法A1に保持され、図5に示すように、スパンシリンダ45を伸長させた状態では、左,右のサイドフレーム24,35の間隔が寸法A2に増大する構成となっている。
47はセンタフレーム12の配管収容空間17内に配置されたセンタジョイントを示し、該センタジョイント47は、上部旋回体4に設けられた油圧源と、下部走行体2に設けられた左走行モータ29、右走行モータ40等の油圧アクチュエータとの間を接続するものである。ここで、センタジョイント47は、各ブラケット19を介してセンタフレーム12に取付けられ、上部旋回体4の旋回中心上に配置されている。そして、センタジョイント47は、後述する各可撓性配管77A,78A,79A,80A,85A,86A,87A,88Aの一端側が接続されるものである。
次に、図10は油圧ショベル1に搭載された各種の油圧アクチュエータに作動用の圧油を給排する油圧回路を示している。
図中、48は作動油を貯溜するタンク、49はタンク48と共に油圧源を構成する油圧ポンプを示し、油圧ポンプ49は、エンジン(図示せず)によって駆動されることによりタンク48内の作動油を圧油として主管路50に吐出するものである。また、パイロットポンプ49Aは、エンジンによって駆動されることにより、後述する左,右の作業レバー53,56、スパン切換レバー59、左,右の走行レバー61,65にパイロット圧を供給するものである。そして、主管路50の途中には後述する各制御弁51,54,55,57,58,60,64が接続され、これら各制御弁51,54,55,57,58,60,64は上部旋回体4に設けられている。
ここで、旋回用制御弁51は、例えば左作業レバー53の操作に応じて上部旋回体4に設けられた旋回モータ52に圧油を給排することにより、上部旋回体4を旋回させるものである。また、アーム用制御弁54は、例えば左作業レバー53の操作に応じてアームシリンダ5Eに圧油を給排するものである。また、ブーム用制御弁55は、例えば右作業レバー56の操作に応じてブームシリンダ5Dに圧油を給排するものである。さらに、バケット用制御弁57は、例えば右作業レバー56の操作に応じてバケットシリンダ5Fに圧油を給排するものである。
一方、スパン用制御弁58は、スパン切換レバー59の操作に応じて左,右のサイドフレーム24,35間に設けられたスパンシリンダ45に圧油を給排することにより、スパンシリンダ45を伸縮させて左,右のサイドフレーム24,35の間隔を変化させるものである。
60は左走行用制御弁を示し、該左走行用制御弁60は、左走行レバー61の操作に応じて左走行モータ29を制御するものである。この場合、下部走行体2側に設けられた左走行モータ29と上部旋回体4側に設けられた左走行用制御弁60との間には、センタジョイント47が介在し、左走行用制御弁60とセンタジョイント47との間は油圧配管62,63によって接続され、センタジョイント47と左走行モータ29との間は、後述する駆動用配管77,78によって接続されている。
64は右走行用制御弁を示し、該右走行用制御弁64は、右走行レバー65の操作に応じて右走行モータ40を制御するものである。この場合、右走行モータ40と右走行用制御弁64との間にはセンタジョイント47が介在し、右走行用制御弁64とセンタジョイント47との間は油圧配管66,67によって接続され、センタジョイント47と右走行モータ40との間は、後述する駆動用配管85,86によって接続されている。
68はパイロットポンプ49Aからの圧油(パイロット圧)が流通するパイロット管路で、該パイロット管路68の途中には、ゲートロック弁69と、後述の走行速度切換弁71とが並列に設けられている。
ここで、ゲートロック弁69は、ゲートロックスイッチ70からの信号によってパイロット管路68を連通、遮断するものである。これにより、ゲートロックスイッチ70を開成したときには、左,右の作業レバー53,56、スパン切換レバー59、左,右の走行レバー61,65に対するパイロット圧の供給が断たれ、油圧アクチュエータの動作が禁止される構成となっている。
71はゲートロック弁69と共にパイロット管路68の途中に設けられた走行速度切換弁を示し、該走行速度切換弁71は、速度切換スイッチ72の操作に応じて傾転シリンダ29A,40Aに対するパイロット圧の給排を制御するものである。この場合、傾転シリンダ29A,40Aと走行速度切換弁71との間にはセンタジョイント47が介在し、走行速度切換弁71とセンタジョイント47との間はパイロット管路68によって接続されている。そして、センタジョイント47と左走行モータ29(傾転シリンダ29A)との間は後述の速度切換用配管79によって接続され、センタジョイント47と右走行モータ40(傾転シリンダ40A)との間は後述の速度切換用配管87によって接続される構成となっている。
また、左走行モータ29とセンタジョイント47との間は、後述のドレン用配管80によって接続され、右走行モータ40とセンタジョイント47との間は、後述のドレン用配管88によって接続されている。そして、これら左走行モータ29および右走行モータ40からのドレン油は、ドレン用配管80,88、センタジョイント47等を介してタンク48に環流する構成となっている。
次に、本実施の形態による左サイドフレーム24の後側可動脚体33に固定して設けられた配管継手について説明する。
即ち、73,74,75,76は左サイドフレーム24の後側可動脚体33に固定された4個の配管継手を示し、後述する駆動用配管77,78の途中に接続される第1,第2の配管継手73,74と、後述する速度切換用配管79の途中に接続される第3の配管継手75と、後述するドレン用配管80の途中に接続される第4の配管継手76とからなっている。
そして、各配管継手73〜76は、左サイドフレーム24の後側可動脚体33のうち、後側サイドフレーム支持枠21の前面板21Aと対面する部位に固定して設けられ、図6に示すように、当該前面板21Aに設けられた長孔23内に挿通されている。従って、スパンシリンダ45の伸縮により、後側サイドフレーム支持枠21に対して左サイドフレーム24の後側可動脚体33が左,右方向に移動すると、この後側可動脚体33に固定された各配管継手73〜76も、長孔23の範囲内で左,右方向に移動することができる構成となっている。
77は第1の配管継手73を介してセンタジョイント47と左走行モータ29との間を接続する駆動用配管を示し、該駆動用配管77は、左走行モータ29に駆動用(例えば前進用)の圧油を供給するものである。そして、駆動用配管77は、図8および図9に示すように、後述の駆動用可撓性配管77Aと、駆動用固定配管77Bとにより構成されている。
77Aはセンタフレーム12の配管収容空間17内に収容された駆動用可撓性配管で、該駆動用可撓性配管77Aは、例えばゴム等の可撓性を有する材料を用いて形成された油圧ホースからなっている。ここで、駆動用可撓性配管77Aは、その一端側がセンタジョイント47に接続されると共に、他端側が第1の配管継手73に接続されている。そして、駆動用可撓性配管77Aは、スパンシリンダ45の伸縮による第1の配管継手73の移動を許容するだけの長さに設定され、スパンシリンダ45の伸縮に応じて配管収容空間17内で適宜に撓み変形を生じるものである。
77Bは左サイドフレーム本体25と後側可動脚体33の内部に収容された駆動用固定配管で、該駆動用固定配管77Bは、例えばゴム材料等を用いて形成された油圧ホースからなっている。そして、駆動用固定配管77Bは、一端側が第1の配管継手73に接続されると共に、他端側が左走行モータ29に接続されている。ここで、後側可動脚体33に固定された第1の配管継手73と左走行モータ29との間の距離は、スパンシリンダ45の伸縮に関わらず常に一定であるため、駆動用固定配管77Bは、スパンシリンダ45が伸縮したとしても、左サイドフレーム本体25および後側可動脚体33の内部で撓むことなく、固定された状態を保つものである。
78は第2の配管継手74を介してセンタジョイント47と左走行モータ29との間を接続する他の駆動用配管を示し、該駆動用配管78は、左走行モータ29に駆動用(例えば後進用)の圧油を供給するものである。そして、駆動用配管78は、後述の駆動用可撓性配管78Aと、駆動用固定配管78Bとにより構成されている。
78Aはセンタフレーム12の配管収容空間17内に収容された駆動用可撓性配管で、該駆動用可撓性配管78Aは、例えばゴム等の可撓性を有する材料を用いて形成された油圧ホースからなり、その一端側がセンタジョイント47に接続されると共に、他端側が第2の配管継手74に接続されている。そして、駆動用可撓性配管78Aは、スパンシリンダ45の伸縮による第2の配管継手74の移動を許容するだけの長さに設定され、スパンシリンダ45の伸縮に応じて配管収容空間17内で適宜に撓み変形を生じるものである。なお、図8および図9において、駆動用可撓性配管78Aは駆動用可撓性配管77Aの下側に重って配置されている。
78Bは左サイドフレーム本体25と後側可動脚体33の内部に収容された駆動用固定配管で、該駆動用固定配管78Bは、例えばゴム材料等を用いて形成された油圧ホースからなり、一端側が第2の配管継手74に接続されると共に、他端側が左走行モータ29に接続されている。ここで、第2の配管継手74と左走行モータ29との間の距離は、スパンシリンダ45の伸縮に関わらず常に一定であるため、駆動用固定配管78Bは、スパンシリンダ45が伸縮したとしても、左サイドフレーム本体25および後側可動脚体33の内部で撓むことなく、固定された状態を保つものである。
79は第3の配管継手75を介してセンタジョイント47と左走行モータ29との間を接続する速度切換用配管を示し、該速度切換用配管79は、左走行モータ29の傾転シリンダ29A(図10参照)に回転速度切換用の圧油を供給するものである。そして、速度切換用配管79は、後述の速度切換用可撓性配管79Aと、速度切換用固定配管79Bとにより構成されている。
79Aはセンタフレーム12の配管収容空間17内に収容された速度切換用可撓性配管で、該速度切換用可撓性配管79Aは、例えばゴム等の可撓性を有する材料を用いて形成された油圧ホースからなり、その一端側がセンタジョイント47に接続されると共に、他端側が第3の配管継手75に接続されている。そして、速度切換用可撓性配管79Aは、スパンシリンダ45の伸縮による第3の配管継手75の移動を許容するだけの長さに設定され、スパンシリンダ45の伸縮に応じて配管収容空間17内で適宜に撓み変形を生じるものである。
79Bは左サイドフレーム本体25と後側可動脚体33の内部に収容された速度切換用固定配管で、該速度切換用固定配管79Bは、例えばゴム材料等を用いて形成された油圧ホースからなり、一端側が第3の配管継手75に接続されると共に、他端側が左走行モータ29(傾転シリンダ29A)に接続されている。ここで、第3の配管継手75と左走行モータ29との間の距離は常に一定であるため、速度切換用固定配管79Bは、スパンシリンダ45が伸縮したとしても、左サイドフレーム本体25および後側可動脚体33の内部で撓むことなく、固定された状態を保つものである。
80は第4の配管継手76を介してセンタジョイント47と左走行モータ29との間を接続するドレン用配管を示し、該ドレン用配管80は、左走行モータ29からのドレン油をタンク48(図10参照)に環流させるものである。そして、ドレン用配管80は、後述のドレン用可撓性配管80Aと、ドレン用固定配管80Bとにより構成されている。
80Aはセンタフレーム12の配管収容空間17内に収容されたドレン用可撓性配管で、該ドレン用可撓性配管80Aは、例えばゴム等の可撓性を有する材料を用いて形成された油圧ホースからなり、その一端側がセンタジョイント47に接続されると共に、他端側が第4の配管継手76に接続されている。そして、ドレン用可撓性配管80Aは、スパンシリンダ45の伸縮による第4の配管継手76の移動を許容するだけの長さに設定され、スパンシリンダ45の伸縮に応じて配管収容空間17内で適宜に撓み変形を生じるものである。
80Bは左サイドフレーム本体25と後側可動脚体33の内部に収容されたドレン用固定配管で、該ドレン用固定配管80Bは、例えばゴム材料等を用いて形成された油圧ホースからなり、一端側が第4の配管継手76に接続されると共に、他端側が左走行モータ29に接続されている。ここで、第4の配管継手76と左走行モータ29との間の距離は常に一定であるため、ドレン用固定配管80Bは、スパンシリンダ45が伸縮したとしても、左サイドフレーム本体25および後側可動脚体33の内部で撓むことなく、固定された状態を保つものである。
次に、本実施の形態による右サイドフレーム35の前側可動脚体42に固定して設けられた配管継手について説明する。
即ち、81,82,83,84は右サイドフレーム35の前側可動脚体42に固定された4個の配管継手を示し、後述の駆動用配管85,86の途中に接続される第5,第6の配管継手81,82と、後述の速度切換用配管87の途中に接続される第7の配管継手83と、後述のドレン用配管88の途中に接続される第8の配管継手84とからなっている。
そして、各配管継手81〜84は、右サイドフレーム35の前側可動脚体42のうち、前側サイドフレーム支持枠20の後面板20Bと対面する部位に固定して設けられ、当該後面板20Bに設けられた長孔22内に挿通されている。従って、スパンシリンダ45の伸縮により、前側サイドフレーム支持枠20に対して右サイドフレーム35の前側可動脚体42が左,右方向に移動すると、この前側可動脚体42に固定された各配管継手81〜84も、長孔22の範囲内で左,右方向に移動することができる構成となっている。
85は第5の配管継手81を介してセンタジョイント47と右走行モータ40との間を接続する駆動用配管を示し、86は第6の配管継手82を介してセンタジョイント47と右走行モータ40との間を接続する他の駆動用配管を示している。ここで、駆動用配管85は、右走行モータ40に駆動用(例えば前進用)の圧油を供給するものであり、他の駆動用配管86は、右走行モータ40に駆動用(例えば後進用)の圧油を供給するものである。そして、駆動用配管85は、後述の駆動用可撓性配管85Aと、駆動用固定配管85Bとにより構成され、駆動用配管86は、後述の駆動用可撓性配管86Aと、駆動用固定配管86Bとにより構成されている。
85A,86Aはセンタフレーム12の配管収容空間17内にそれぞれ収容された駆動用可撓性配管で、これら駆動用可撓性配管85A,86Aは、例えばゴム等の可撓性を有する材料を用いて形成された油圧ホースからなっている。ここで、駆動用可撓性配管85Aは、一端側がセンタジョイント47に接続されると共に他端側が第5の配管継手81に接続され、駆動用可撓性配管86Aは、一端側がセンタジョイント47に接続されると共に他端側が第6の配管継手82に接続されている。そして、各駆動用可撓性配管85A,86Aは、スパンシリンダ45の伸縮による第5,第6の配管継手81,82の移動を許容するだけの長さに設定されている。なお、図8および図9において、駆動用可撓性配管86Aは駆動用可撓性配管85Aの下側に重って配置されている。
85B,86Bは右サイドフレーム本体36と前側可動脚体42の内部に収容された駆動用固定配管で、これら駆動用固定配管85B,86Bは、例えばゴム材料等を用いて形成された油圧ホースからなっている。ここで、駆動用固定配管85Bは、一端側が第5の配管継手81に接続されると共に他端側が右走行モータ40に接続され、駆動用固定配管86Bは、一端側が第6の配管継手82に接続されると共に他端側が右走行モータ40に接続されている。そして、各駆動用固定配管85B,86Bは、スパンシリンダ45の伸縮によって第5,第6の配管継手81,82が移動した場合でも、右サイドフレーム本体36および前側可動脚体42の内部で撓むことなく、固定された状態を保つものである。
87は第7の配管継手83を介してセンタジョイント47と右走行モータ40との間を接続する速度切換用配管を示し、該速度切換用配管87は、右走行モータ40の傾転シリンダ40A(図10参照)に回転速度切換用の圧油を供給するものである。そして、速度切換用配管87は、後述の速度切換用可撓性配管87Aと、速度切換用固定配管87Bとにより構成されている。
87Aはセンタフレーム12の配管収容空間17内に収容された速度切換用可撓性配管で、該速度切換用可撓性配管87Aは、例えばゴム等の可撓性を有する材料を用いて形成された油圧ホースからなり、その一端側がセンタジョイント47に接続されると共に、他端側が第7の配管継手83に接続されている。そして、速度切換用可撓性配管87Aは、スパンシリンダ45の伸縮による第7の配管継手83の移動を許容する長さに設定されている。
87Bは右サイドフレーム本体36と前側可動脚体42の内部に収容された速度切換用固定配管で、該速度切換用固定配管87Bは、例えばゴム材料等を用いて形成された油圧ホースからなり、一端側が第7の配管継手83に接続されると共に、他端側が右走行モータ40に接続されている。そして、速度切換用固定配管87Bは、スパンシリンダ45が伸縮したとしても、右サイドフレーム本体36および前側可動脚体42の内部で撓むことなく、固定された状態を保つものである。
88は第8の配管継手84を介してセンタジョイント47と右走行モータ40との間を接続するドレン用配管を示し、該ドレン用配管88は、右走行モータ40からのドレン油をタンク48(図10参照)に環流させるものである。そして、ドレン用配管88は、後述のドレン用可撓性配管88Aと、ドレン用固定配管88Bとにより構成されている。
88Aはセンタフレーム12の配管収容空間17内に収容されたドレン用可撓性配管で、該ドレン用可撓性配管88Aは、例えばゴム等の可撓性を有する材料を用いて形成された油圧ホースからなり、その一端側がセンタジョイント47に接続されると共に他端側が第8の配管継手84に接続されている。そして、ドレン用可撓性配管88Aは、スパンシリンダ45の伸縮による第8の配管継手84の移動を許容するだけの長さに設定されている。
88Bは右サイドフレーム本体36と前側可動脚体42の内部に収容されたドレン用固定配管で、該ドレン用固定配管88Bは、例えばゴム材料等を用いて形成された油圧ホースからなり、一端側が第8の配管継手84に接続されると共に他端側が右走行モータ40に接続されている。そして、ドレン用固定配管88Bは、スパンシリンダ45が伸縮したとしても、右サイドフレーム本体36および前側可動脚体42の内部で撓むことなく、固定された状態を保つものである。
本実施の形態による油圧ショベル1は上述の如き構成を有するもので、この油圧ショベル1は、下部走行体2を自走させて油圧ショベル1を作業現場まで移動させた後、上部旋回体4を旋回させつつ作業装置5を用いて土砂等の掘削作業を行うことができる。
ここで、例えば掘削作業時における油圧ショベル1の安定性を高める場合には、スパンシリンダ45を伸長させ、センタフレーム12を構成する前,後のサイドフレーム支持枠20,21に対し、左サイドフレーム24の前,後の可動脚体32,33および右サイドフレーム35の前,後の可動脚体42,43を左,右方向に移動させることにより、左サイドフレーム24と右サイドフレーム35との左,右方向の間隔を広げる。
この場合、左サイドフレーム24に設けられた左走行モータ29とセンタジョイント47との間には、駆動用配管77,78、速度切換用配管79、ドレン用配管80の4本の配管が接続され、右サイドフレーム35に設けられた右走行モータ40とセンタジョイント47との間には、駆動用配管85,86、速度切換用配管87、ドレン用配管88の4本の配管が接続されている。
これに対し、本実施の形態では、左サイドフレーム24の後側可動脚体33に第1〜第4の配管継手73〜76を固定して設け、駆動用配管77を、第1の配管継手73を挟んで駆動用可撓性配管77Aと駆動用固定配管77Bとに分割し、他の駆動用配管78を、第2の配管継手74を挟んで駆動用可撓性配管78Aと駆動用固定配管78Bとに分割し、速度切換用配管79を、第3の配管継手75を挟んで速度切換用可撓性配管79Aと速度切換用固定配管79Bとに分割し、ドレン用配管80を第4の配管継手76を挟んでドレン用可撓性配管80Aとドレン用固定配管80Bとに分割している。
また、右サイドフレーム35の前側可動脚体42に第5〜第8の配管継手81〜84を固定して設け、駆動用配管85を、第5の配管継手81を挟んで駆動用可撓性配管85Aと駆動用固定配管85Bとに分割し、他の駆動用配管86を、第6の配管継手82を挟んで駆動用可撓性配管86Aと駆動用固定配管86Bとに分割し、速度切換用配管87を、第7の配管継手83を挟んで速度切換用可撓性配管87Aと速度切換用固定配管87Bとに分割し、ドレン用配管88を第8の配管継手84を挟んでドレン用可撓性配管88Aとドレン用固定配管88Bとに分割している。
これにより、図8および図9に示すように、センタジョイント47に接続された駆動用可撓性配管77A,78A、速度切換用可撓性配管79A、ドレン用可撓性配管80Aのみが、スパンシリンダ45の伸縮による各配管継手73〜76の移動に伴って、センタフレーム12の配管収容空間17内で大きな曲率半径をもって大きく撓み変形を生じるようになる。また、これと同様に、センタジョイント47に接続された駆動用可撓性配管85A,86A、速度切換用可撓性配管87A、ドレン用可撓性配管88Aのみが、スパンシリンダ45の伸縮による各配管継手81〜84の移動に伴って、センタフレーム12の配管収容空間17内で大きな曲率半径をもって大きく撓み変形を生じるようになる。
一方、左走行モータ29に接続された駆動用固定配管77B,78B、速度切換用固定配管79B、ドレン用固定配管80Bは、スパンシリンダ45を伸縮させた場合でも、左サイドフレーム本体25と後側可動脚体33の内部で撓むことなく、固定された状態を保つことができる。また、これと同様に、右走行モータ40に接続された駆動用固定配管85B,86B、速度切換用固定配管87B、ドレン用固定配管88Bは、スパンシリンダ45を伸縮させた場合でも、右サイドフレーム本体36と前側可動脚体42の内部で撓むことなく、固定された状態を保つことができる。
このように、大きなスペースを有するセンタフレーム12の配管収容空間17内に収容された駆動用可撓性配管77A,78A、速度切換用可撓性配管79A、ドレン用可撓性配管80Aのみが、大きな曲率半径をもって撓み変形を生じ、左サイドフレーム本体25と後側可動脚体33の内部に収容された駆動用固定配管77B,78B、速度切換用固定配管79B、ドレン用固定配管80Bの撓み変形を抑えることができる。これと同様に、センタフレーム12の配管収容空間17内に収容された駆動用可撓性配管85A,86A、速度切換用可撓性配管87A、ドレン用可撓性配管88Aのみが、大きな曲率半径をもって撓み変形を生じ、右サイドフレーム本体36と前側可動脚体42の内部に収容された駆動用固定配管85B,86B、速度切換用固定配管87B、ドレン用固定配管88Bの撓み変形を抑えることができる。
これにより、駆動用固定配管77B,78B、速度切換用固定配管79B、ドレン用固定配管80Bが、左サイドフレーム本体25や後側可動脚体33の内部で小さな曲率半径をもって急角度に折曲げられたり、左サイドフレーム本体25や後側可動脚体33の内面に擦れて損傷するのを防止することができる。また、駆動用固定配管85B,86B、速度切換用固定配管87B、ドレン用固定配管88Bが、右サイドフレーム本体36や前側可動脚体42の内部で小さな曲率半径をもって急角度に折曲げられたり、右サイドフレーム本体36や前側可動脚体42の内面に擦れて損傷するのを防止することができる。
この結果、センタジョイント47と左走行モータ29との間を接続する駆動用配管77,78、速度切換用配管79、ドレン用配管80、センタジョイント47と右走行モータ40との間を接続する駆動用配管85,86、速度切換用配管87、ドレン用配管88の耐久性を高めることができ、油圧ショベル1の信頼性を高めることができる。
なお、上述した実施の形態では、左サイドフレーム本体25と後側可動脚体33の内部に収容される駆動用固定配管77B,78B、速度切換用固定配管79B、ドレン用固定配管80Bを、油圧ホースを用いて形成した場合を例示している。しかし、本発明はこれに限るものではなく、例えば金属パイプ等の撓みを生じないパイプ体を用いる構成としてもよい。このことは、右サイドフレーム本体36と前側可動脚体42の内部に収容される駆動用固定配管85B,86B、速度切換用固定配管87B、ドレン用固定配管88Bについても同様である。
また、上述した実施の形態では、建設機械として油圧ショベル1を例に挙げて説明している。しかし、本発明はこれに限らず、例えば油圧クレーン等の他の建設機械にも広く適用することができる。
1 油圧ショベル(建設機械)
2 下部走行体
4 上部旋回体
12 センタフレーム
13 下板
14 上板
17 配管収容空間
20 前側サイドフレーム支持枠(サイドフレーム支持枠)
21 後側サイドフレーム支持枠(サイドフレーム支持枠)
22,23 長孔
24 左サイドフレーム
25 左サイドフレーム本体
29 左走行モータ(油圧モータ)
32,42 前側可動脚体(可動脚体)
33,43 後側可動脚体(可動脚体)
35 右サイドフレーム
36 右サイドフレーム本体
40 右左走行モータ(油圧モータ)
45 スパンシリンダ
47 センタジョイント
73,74,75,76,81,82,83,84 配管継手
77,78,85,86 駆動用配管
77A,78A,85A,86A 駆動用可撓性配管(可撓性配管)
77B,78B,85B,86B 駆動用固定配管(固定配管)
79,87 速度切換用配管
79A,87A 速度切換用可撓性配管(可撓性配管)
79B,87B 速度切換用固定配管(固定配管)
80,88 ドレン用配管
80A,88A ドレン用可撓性配管(可撓性配管)
80B,88B ドレン用固定配管(固定配管)

Claims (4)

  1. 自走可能な下部走行体と、該下部走行体上に旋回可能に搭載された上部旋回体とを備え、
    前記下部走行体は、センタフレームと、該センタフレームを挟んで左,右両側に設けられた左,右のサイドフレームと、これら左サイドフレームと右サイドフレームとの間に設けられ前記各サイドフレームの左,右方向の間隔を変化させるスパンシリンダとから構成してなる建設機械において、
    前記センタフレームは、下板と、該下板の上側に対面して設けられた上板と、前記下板と前記上板との間に前,後方向に離間して設けられると共に左,右方向に延びた前,後のサイドフレーム支持枠と、前記下板と前記上板と前記前,後のサイドフレーム支持枠とによって囲まれた配管収容空間とにより構成し、
    前記左,右のサイドフレームは、前記センタフレームに沿って前,後方向に延び前,後方向の一側に走行用の油圧モータが取付けられるサイドフレーム本体と、前,後方向に離間して前記サイドフレーム本体から左,右方向に延び前記サイドフレーム支持枠内に移動可能に支持された中空な可動脚体とにより構成し、
    前記サイドフレームの可動脚体には配管継手を固定して設け、
    前記サイドフレーム支持枠には、前記スパンシリンダが伸縮する範囲内で前記配管継手が挿通される長孔を設け、
    前記センタフレームの配管収容空間には、前記上部旋回体と下部走行体との間の油路を接続するセンタジョイントを設けると共に、一端側が該センタジョイントに接続され他端側が前記配管継手に接続された可撓性配管を設け、
    前記サイドフレーム本体と前記可動脚体の内部には、一端側が前記配管継手に接続され他端側が前記油圧モータに接続された固定配管を設ける構成としたことを特徴とする建設機械。
  2. 前記可撓性配管は、前記スパンシリンダの伸縮によって前記配管継手が移動するのを許容する長さに設定してなる請求項1に記載の建設機械。
  3. 前記固定配管は、油圧ホースまたは金属パイプを用いて形成してなる請求項1または2に記載の建設機械。
  4. 前記可撓性配管と前記固定配管とは、前記油圧モータに駆動用の圧油を供給する2本の駆動用配管と、前記油圧モータに回転速度切換用の圧油を供給する1本の速度切換用配管と、前記油圧モータからのドレン油をタンクに環流させる1本のドレン用配管とにより構成してなる請求項1,2または3に記載の建設機械。
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