JPH1161871A - アタッチメント作動用の油圧伝達装置 - Google Patents

アタッチメント作動用の油圧伝達装置

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JPH1161871A
JPH1161871A JP21641397A JP21641397A JPH1161871A JP H1161871 A JPH1161871 A JP H1161871A JP 21641397 A JP21641397 A JP 21641397A JP 21641397 A JP21641397 A JP 21641397A JP H1161871 A JPH1161871 A JP H1161871A
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JP
Japan
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hydraulic
attachment
arm
transmission device
hydraulic transmission
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JP21641397A
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Inventor
Kazumi Tawara
一美 田原
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KOBELCO KENKI ENG KK
Original Assignee
KOBELCO KENKI ENG KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 2段伸縮アームの先端のアタッチメント作動
シリンダに作動油を給排する油圧伝達装置をコンパク
ト、かつ高信頼性にすると共に低コストにする。 【解決手段】 油圧伝達装置10を、2段伸縮アーム3
の先端のアタッチメント作動シリンダ5に一端が接続さ
れた先端側油圧ホース11と、この他端が一端側の接続
部に接続され、先端アーム3bの長手方向に沿って配設
された真直状の油圧チューブ12と、基端アーム3aの
側面に設けたガイドロッド15に案内され、油圧チュー
ブ12の他端が接続された往復動する往復動管連結金具
13と、基端アーム3aに折曲げられた状態で配設さ
れ、一端が油圧チューブ12の往復動管連結金具13か
らの突出端に接続されると共に、他端側に土工機械本体
から延びる作動油供給基管17が接続された基端側油圧
ホース14とからなる構成にすれば、コンパクトにな
り、信頼性が優れると共に低コストになる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特に起伏自在なブ
ームの先端に回動自在に支持されてなる2段伸縮アーム
の先端部に装着されたアタッチメントを作動させるアタ
ッチメント作動用の油圧伝達装置の技術分野に属するも
のである。
【0002】
【従来の技術】走行台車と、この走行台車に旋回自在に
支持されてなる旋回台と、この旋回台に起伏自在に支持
されてなるブームと、このブームの先端に回動自在に支
持されてなる多段伸縮アームと、この多段伸縮アームの
先端に装着されてなるバケットやクラムシェルバケット
等の各種土工作業用のアタッチメントとからなる土工機
械がある。この土工機械のアタッチメントは通常、作動
油の給排により作動されるが、土工機械本体に搭載され
てなる油圧発生源からアタッチメントを作動させるアタ
ッチメント作動シリンダーに作動油を供給し、かつ作動
油を油圧発生源に戻すアタッチメント作動用の油圧伝達
装置には、多段伸縮アームの伸縮を吸収するために下記
のような手段が採用されている。
【0003】即ち、アタッチメント作動用の油圧伝達装
置の伸縮アームの伸縮量を吸収する手段としては、例え
ば伸縮アームの基端アームの側面に周知の構成になるホ
ースリール(従来例1)を装着して、油圧ホースを巻取
り、繰出すようにしたものや、特開平8−177079
号公報に示されてなる後述する構成になる油圧配管等を
用いることなく、アタッチメントに作動油を給排する油
圧伝達機構(油圧伝達装置)を有するもの(従来例2)
が公知である。
【0004】以下、上記従来例2に係る油圧伝達機構を
備えた深掘り掘削機の外観を示す斜視図の図5(a)
と、深掘り掘削機に使用する伸縮アームの内部に収納し
た作動ユニットと給油ユニットの配置を示す斜視図の図
5(b)とを参照しながら、同明細書に記載されている
同一名称ならびに同一符号を以て説明する。
【0005】先ず、図5(a)を参照しながら、油圧伝
達機構を備えた深掘り掘削機の概要構成を説明すると、
クローラー12,12を備えた車体11の上に旋回自在
に支持されてなる作業台13によってブーム14が起伏
自在に支持されている。このブーム14の先端には、油
圧シリンダー18でピン17を支点として回動され、元
アーム16と中アーム19と先アーム20とからなる3
段の伸縮アーム28が支持されており、この伸縮アーム
28の先端、つまり先アーム20の先端に、ピン21を
介して油圧シリンダー25,26で開閉されるクラムシ
ェルバケットと呼ばれるバケット23,24が装着され
ている。
【0006】上記伸縮アーム28の中間アーム19に
は、相反する方向に伸長すると共に相対する方向に縮小
するシリンダーロッド43,44を有する油圧シリンダ
ー41と42とからなり、この伸縮アーム28を伸縮さ
せる図5(b)に示すような作動ユニット30と、バケ
ット23,24を開閉作動させる油圧シリンダー25,
26に圧力油を供給するための、後述する構成になる一
対の給油ユニット31,32とが収納されている。上記
給油ユニット31は、相反する方向に伸長すると共に相
対する方向に縮小する給油ロッド63,64を有する給
油シリンダー61,62とから構成されており、また上
記給油ユニット32は、上記給油ユニット31と同様
に、相反する方向に伸長すると共に相対する方向に縮小
する給油ロッド73,74を有する給油シリンダー7
1,72とから構成されている。つまり、これら給油ユ
ニット31,32は、いわゆるチューブシリンダー方式
になるものである。そして、一方の給油シリンダー61
の給油ロッド63と給油シリンダー71の給油ロッド7
3との先端が車体(走行台車)11に設けられた図示し
ない油圧発生源が接続され、他方の給油シリンダー62
の給油ロッド64と給油シリンダー72の給油ロッド7
4との先端が、開閉して土砂等を掴み込むと共に排出す
るクラムシェルバケットと呼ばれるバケット23,24
を開閉させる油圧シリンダー25,26に接続されてい
る。
【0007】従って、伸縮アーム28の伸縮作動に応じ
て給油シリンダー61,62の給油ロッド63,64お
よび給油シリンダー71,72の給油ロッド73,74
が伸縮しても、車体11に設けられた図示しない油圧発
生源から圧力油が給油シリンダー61の給油ロッド63
と給油シリンダー71の給油ロッド73とに供給される
と、供給された圧力油は給油ユニット31,32を通過
して他方の給油ロッド64,74からバケット23,2
4を開閉させる油圧シリンダー25,26に供給される
ことになる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記従来例1または2
に係るアタッチメント作動用の油圧伝達装置の多段伸縮
アームの伸縮量を吸収する手段は、何れも多段伸縮アー
ムの伸縮量を吸収することができるので、それなりに有
用であると考えられる。しかしながら、多段伸縮アーム
の伸縮量を吸収する手段がホースリールである従来例1
に係る油圧伝達装置の場合には、大型でその配設に大き
なスペースを要し、必然的に基端アームの側面からの突
出量が大きくなるので、土工機械の作業目的によっては
作業の障害となるので採用することができないという解
決すべき課題がある。
【0009】また、伸縮アームの伸縮を吸収する手段が
チューブシリンダー方式のものである従来例2に係る油
圧伝達機構の場合には、従来例の持つ基端アームの側面
からの突出量が大きくなるというような不具合がない。
しかしながら、作業毎に2段伸縮アームが繰返し撓んで
小径チューブの出入りに際してこじるので、シールリン
グが損傷して油漏れが発生し易いという欠点がある。つ
まり、その信頼性に問題があり、メインテナンス費が嵩
むのに加えて、構造が複雑で高コストになるという経済
上の解決すべき課題がある。
【0010】従って、本発明の目的とするところは、基
端アームの側面からの突出量が少なくコンパクトで、し
かも信頼性に優れると共に安価なアタッチメント作動用
の油圧伝達装置を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記実情に鑑
みてなされたものであって、従って上記課題を解決する
ために、本発明の請求項1に係るアタッチメント作動用
の油圧伝達装置が採用した主たる手段の特徴とするとこ
ろは、伸縮装置連結ピンを支点として回動される基端筒
体に、先端筒体が伸縮自在に嵌挿されてなるテレスコー
プ式の伸縮装置に付設され、前記先端筒体の先端部に設
けられた作業用のアタッチメントを作動させるアタッチ
メント作動シリンダーに作動油を給排してその伸縮ロッ
ドを伸縮させるアタッチメント作動用の油圧伝達装置に
おいて、前記アタッチメント作動シリンダー(5) に一端
が接続された先端側油圧ホース(11)と、この先端側油圧
ホース(11)の他端が一端側の接続部に接続され、前記伸
縮装置(3) の先端筒体(3b)の長手方向に沿って配設され
た真直状の高圧金属管(12)と、前記伸縮装置(3) の基端
筒体(3a)の側面に設けられたガイドロッド(15)に沿って
案内され、前記高圧金属管(12)の他端側が連結された往
復動自在な往復動管連結金具(13)と、前記基端筒体(3a)
に折曲げられた状態で配設され、一端が高圧金属管(12)
の往復動連結金具(13)から突出する他端に接続されると
共に、他端側に前記伸縮装置(13)を支持する土工機械本
体から延びる作動油供給基管(17)が接続された基端側油
圧ホース(14)とからなる構成にしたところにある。
【0012】また、上記課題を解決するために、本発明
の請求項2に係るアタッチメント作動用の油圧伝達装置
が採用した主たる手段の特徴とするところは、請求項1
に記載のアタッチメント作動用の油圧伝達装置におい
て、前記伸縮装置(3) が、起伏自在なブーム(1) の先端
に水平な連結ピン(P1)軸を介して回動自在に支持されて
なる2段伸縮アームであるところにある。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、アタッチメントがバケット
である場合を例として、本発明の実施の形態に係るアタ
ッチメント作動用の油圧伝達装置が付設された縮小状態
を示すアームの側面図の図1(a)と、伸長状態を示す
アームの側面図の図1(b)と、図1(b)のA−A線
断面図の図2と、図1(b)のB部拡大図の図3と、図
3のC−C線断面図の図4とを参照しながら説明する。
【0014】図1(a),(b)に示す符号3は、図示
しない走行台車の上に搭載された旋回台に起伏自在に支
持されてなるブーム1の先端にアーム連結ピンP1 を介
して装着され、ブーム1にボトム側が枢着されてなるア
ームシリンダー2の伸縮ロッド2aの伸縮により回動さ
れる基端筒体である基端アーム3aと、この基端アーム
3aに出入り自在に嵌挿されてなる先端筒体である先端
アーム3bとからなる2段伸縮アームである。
【0015】この2段伸縮アーム3の先端アーム3bの
先端にはアタッチメント取付ブラケット3cが連結さ
れ、このアタッチメント取付ブラケット3cの先端にア
タッチメント連結ピンP2 を介して、土砂等を掘削する
バケット4が装着されている。このバケット4は、同じ
くアタッチメント取付ブラケット3cに取付けられたア
タッチメント作動シリンダー5の伸縮ロッドの伸縮作動
がリンク機構6を介して伝達されることにより、アタッ
チメント連結ピンP2 を支点として回動、つまり作動さ
れるように構成されている。上記2段伸縮アーム3の側
面には、バケット4を作動させるアタッチメント作動シ
リンダー5に作動油を給排してその伸縮ロッドを伸縮さ
せる、後述する構成になるアタッチメント作動用の油圧
伝達装置10が付設されている。
【0016】このようなアタッチメント作動用の油圧伝
達装置10は、図2から良く理解されるように、2段伸
縮アーム3の両側面に設けられているが、後述する先端
側油圧ホースのアタッチメント作動シリンダー5への接
続位置が違うだけで、他は全く同構成であるから、一方
だけを取上げて、このアタッチメント作動用の油圧伝達
装置10の構成を説明する。
【0017】即ち、この油圧伝達装置10は、前記バケ
ット4に一端が連結された先端側油圧ホース11と、こ
の先端側油圧ホース11の他端が、先端アームの先端側
に固定された一端側の接続部に接続され、前記先端アー
ム3bの長手方向に沿って配設された真直状の高圧金属
管である油圧チューブ12と、この油圧チューブ12の
他端が連結され、上記基端アーム3aの側面に設けられ
たこの基端アーム3aと平行に配設されてなるガイドロ
ッド15により案内される後述する構成になる往復動管
連結金具13と、前記油圧チューブ12のこの往復動管
連結金具13から突出する他端に一端が連結され、この
基端アーム3aに沿ってこの基端アーム3aの基端側に
延びると共に、下方に折曲げられてこの基端アーム3a
の先端側に延びた他端側が、この基端アーム3aの長手
方向のほぼ中央位置に固定されてなるL型継手16に接
続され、いわゆる横長なループを描くように形成されて
なる基端側油圧ホース14とからなる構成になってい
る。なお、基端側油圧ホース14を通る作動油に起因し
て生じる油圧チューブ12を曲げようとする作用力は往
復動管連結金具13を介してガイドロッド15によって
受持たれる。
【0018】勿論、上記往復動管連結金具13は、ガイ
ドロッド15から外れるのを防止する必要があるため
に、このガイドロッド15の上下端面に設けられたこの
ガイドロッド15の長手方向に沿う係合溝と、上記往復
動管連結金具13のガイドロッド15側に設けられ、前
記係合溝に係合する係合爪とからなる外れ止め機構(図
示省略)が設けられている。
【0019】上記往復動管連結金具13は、ガイドロッ
ド15が嵌込まれる摺動溝13a′を有する摺動金具1
3aと、この摺動金具13aにボルト締めされてこの摺
動金具13aとの間で比較的ルーズに油圧チューブ12
を挟むクランプ金具13bとから構成されている。そし
て、前記油圧チューブ12の他端側には、上記往復動管
連結金具13の幅より若干広い間隔を持つ抜止め防止用
の鍔部12a,12aが設けられており、この鍔部12
a,12aによって油圧チューブ12がこの往復動管連
結金具13から抜出すことがないように構成されてい
る。
【0020】上記L型継手16には、基端アーム3aの
側面に付設され、図示しない走行台車の旋回台に搭載さ
れた油圧発生源から作動油を給排する作動油供給基管1
7の先端が接続されている。そして、図2から良く理解
されるように、この油圧伝達装置10は、アタッチメン
ト作動シリンダー5の伸縮ロッドを伸縮作動させる必要
があるために、2段伸縮アーム3の両側面に設けられて
いる。なお、この2段伸縮アーム3の両側面に取付けら
れ、基端側油圧ホース14、往復動管連結金具13およ
びガイドロッド15を覆ってなるものは、これらの損傷
を防止するための保護カバー18である。このような保
護カバー18は必ずしも設ける必要がないが、土工機械
の稼働中において他の障害物と干渉して損傷する恐れが
あるので、設けられている方が好ましい。
【0021】以下、上記構成になる油圧伝達装置10の
作用態様を説明すると、バケット4により土砂等を掘削
して他の場所に移動させる場合には、走行台車の旋回台
に搭載されている油圧発生源から作動油供給基管17、
油圧伝達装置10を介してアタッチメント作動シリンダ
ー5に作動油を供給する一方、アタッチメント作動シリ
ンダー5から油圧伝達装置10、作動油供給基管17を
介して作動油を油圧発生源に戻すことの繰返しによっ
て、アタッチメント連結ピンP2 を支点としてバケット
4を回動させると共に、2段伸縮アーム3を伸縮させ
る。
【0022】ところで、この2段伸縮アーム3は、図示
しないアーム伸縮手段によって伸縮される。なお、アー
ム伸縮手段としては、例えば油圧シリンダー方式、チェ
ーン・スプロケット方式、ワイヤーロープ・シーブ方式
等種々のものが知られているが、何れのアーム伸縮手段
であっても良い。
【0023】そして、この2段伸縮アーム3の伸縮作動
中における先端アーム3bの伸縮量は、以下のようにし
て吸収される。即ち、この2段伸縮アーム3が縮小され
るときには、図1(a)に示すように、先端アーム3b
の縮小作動に伴う油圧チューブ12の基端アーム3aの
基端方向への移動に伴って、往復動管連結金具13がガ
イドロッド15の基端アーム3aの基端側に移動し、基
端側油圧ホース14の横方向のループ寸法が長くなって
先端アーム3bの縮小量が吸収される。
【0024】そして、この2段伸縮アーム3が伸長され
るときには、図1(b)に示すように、先端アーム3b
の伸長作動に伴う油圧チューブ12の基端アーム3aの
先端方向への移動に伴って、往復動管連結金具13がガ
イドロッド15の基端アーム3aの先端側に移動し、基
端側油圧ホース14の横方向のループ寸法が短くなって
先端アーム3bの伸長量が吸収される。つまり、油圧チ
ューブ12の往復移動と基端側油圧ホース14の変形と
によって、2段伸縮アーム3の先端アーム3bの伸縮量
が吸収されるものである。
【0025】ところで、本発明の実施の形態に係る油圧
伝達装置10によれば、基端アーム3aの側面からの最
大突出部分は、図2から良く理解されるように、保護カ
バー18である。そして、この保護カバー18は、上記
のとおり、基端アーム3aの側面に沿って配設されてな
る基端側油圧ホース14、往復動管連結金具13および
ガイドロッド15を覆うだけの深さであれば良いから、
従来例1に係るホースリールのように大型にならず、ま
たその配設に大きなスペースを要しないので、基端アー
ムの側面からの突出量が大きくならず、ほとんど障害に
ならないから種々の作業目的に採用することができる。
【0026】また、本発明の実施の形態に係る油圧伝達
装置10の先端側油圧ホース11、油圧チューブ12お
よび基端側油圧ホース14は、何れもねじ込み接続によ
り油漏れを防ぐ構成であって、従来例2に係るチューブ
シリンダー方式の油圧伝達機構のように、摺動するシー
ルリングにより油漏れを防ぐ構成でないから、油漏れの
恐れが少なくなって、その信頼性が向上するので、この
油圧伝達装置10のメインテナンス費を削減することが
可能になるのに加えて、この油圧伝達装置10は従来例
2に係る油圧伝達機構に比較して構造が簡単であるから
コスト的にも有利になる。さらに、大がかりな油圧伝達
機構が収納されていないので、2段伸縮アーム自体が軽
量になるという効果も生じてきた。
【0027】なお、以上では、伸縮アームが2段伸縮式
の場合を例として説明したが、例えば3段伸縮アームで
あっても、油圧チューブ12の先端側油圧ホース11が
接続される側を先端アームに固着すると共に、油圧チュ
ーブ12の他端側を基端アームに設けたガイドロッド1
5によって案内される往復動管連結金具13により支持
する構成とすれば良いので、本発明の油圧伝達装置に係
る技術的思想は特に2段伸縮アームへの適用に限定され
るものではない。
【0028】また、以上では、2段伸縮アーム3の先端
に装着されるアタッチメントが土砂等を掘削するバケッ
ト4である場合を例として説明したが、例えばアタッチ
メントが開閉して土砂等を掘削すると共に排出する構成
のクラムシェルバケットに対しても、本発明の技術的思
想を適用することができ、さらに2段伸縮アーム3が起
伏自在なブーム1の先端に回動自在に支持されてなる場
合を例として説明したが、走行台車の上の旋回台に2段
伸縮ブームが起伏自在に支持されてなる土工機械の、前
記2段伸縮ブームに対しても本発明の技術的思想を適用
することができるので、上記実施の形態によって本発明
の技術的思想の範囲が限定されるものではない。
【0029】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明に係る油圧
伝達装置によれば、基端筒体または基端アームの側面に
沿って配設されてなるものは基端側油圧ホース、往復動
管連結金具およびガイドロッド程度であるから、従来例
1に係るホースリールのように大型でなく、その配設に
大きなスペースを要しないので、基端筒体の側面からの
突出量が大きくならず、ほとんど障害にならないから種
々の作業目的に採用することができる。また、本実施に
係る油圧伝達装置は、ねじ込み接続により油漏れを防ぐ
構成であって、従来例2に係るチューブシリンダー方式
の油圧伝達機構のように、摺動するシールリングにより
油漏れを防ぐ構成でないから、油漏れの恐れが少なくそ
の信頼性が向上するので、メインテナンス費を削減する
ことができるのに加えて、この油圧伝達装置の構造が簡
単であるからコスト的にも有利になるという優れた効果
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(a)は本発明の実施の形態に係るアタッ
チメント作動用の油圧伝達装置が付設された縮小状態を
示すアームの側面図、図1(b)は伸長状態を示すアー
ムの側面図である。
【図2】図1(b)のA−A線断面図である。
【図3】図1(b)のB部拡大図である。
【図4】図3のC−C線断面図である。
【図5】図5(a)は従来例2に係る油圧伝達機構を備
えた深掘り掘削機の外観を示す斜視図、図5(b)は深
掘り掘削機に使用する伸縮アームの内部に収納した作動
ユニットと給油ユニットの配置を示す斜視図である。
【符号の説明】
1…ブーム 2…アームシリンダー,2a…伸縮ロッド 3…2段伸縮アーム,3a…基端アーム,3b…先端ア
ーム,3c…アタッチメント取付ブラケット 4…バケット 5…アタッチメント作動シリンダー 6…リンク機構 10…油圧伝達装置 11…先端側油圧ホース 12…油圧チューブ,12a…鍔部 13…往復動管連結金具,13a…摺動金具,13a′
…摺動溝,13b…クランプ金具 14…基端側油圧ホース 15…ガイドロッド 16…L型継手 17…作動油供給基管 18…保護カバー P1 …アーム連結ピン P2 …アタッチメント連結ピン

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 伸縮装置連結ピンを支点として回動され
    る基端筒体に、先端筒体が伸縮自在に嵌挿されてなるテ
    レスコープ式の伸縮装置に付設され、前記先端筒体の先
    端部に設けられた作業用のアタッチメントを作動させる
    アタッチメント作動シリンダーに作動油を給排してその
    伸縮ロッドを伸縮させるアタッチメント作動用の油圧伝
    達装置において、前記アタッチメント作動シリンダー
    (5) に一端が接続された先端側油圧ホース(11)と、この
    先端側油圧ホース(11)の他端が一端側の接続部に接続さ
    れ、前記伸縮装置(3) の先端筒体(3b)の長手方向に沿っ
    て配設された真直状の高圧金属管(12)と、前記伸縮装置
    (3) の基端筒体(3a)の側面に設けられたガイドロッド(1
    5)に沿って案内され、前記高圧金属管(12)の他端側が連
    結された往復動自在な往復動管連結金具(13)と、前記基
    端筒体(3a)に折曲げられた状態で配設され、一端が高圧
    金属管(12)の往復動連結金具(13)から突出する他端に接
    続されると共に、他端側に前記伸縮装置(13)を支持する
    土工機械本体から延びる作動油供給基管(17)が接続され
    た基端側油圧ホース(14)とからなることを特徴とするア
    タッチメント作動用の油圧伝達装置。
  2. 【請求項2】 前記伸縮装置(3) が、起伏自在なブーム
    (1) の先端に水平な連結ピン(P1)軸を介して回動自在に
    支持されてなる2段伸縮アームであることを特徴とする
    請求項1に記載のアタッチメント作動用の油圧伝達装
    置。
JP21641397A 1997-08-11 1997-08-11 アタッチメント作動用の油圧伝達装置 Withdrawn JPH1161871A (ja)

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KR100892288B1 (ko) * 2007-08-11 2009-04-10 정다은 급유용 가이드암의 길이 조절장치
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