JP2002068671A - 油圧ショベルのクレーンフック格納検出装置の配線構造 - Google Patents

油圧ショベルのクレーンフック格納検出装置の配線構造

Info

Publication number
JP2002068671A
JP2002068671A JP2000253195A JP2000253195A JP2002068671A JP 2002068671 A JP2002068671 A JP 2002068671A JP 2000253195 A JP2000253195 A JP 2000253195A JP 2000253195 A JP2000253195 A JP 2000253195A JP 2002068671 A JP2002068671 A JP 2002068671A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
link
arm
hook
bucket
wiring structure
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000253195A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsuya Irie
克哉 入枝
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kobelco Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Kobelco Construction Machinery Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kobelco Construction Machinery Co Ltd filed Critical Kobelco Construction Machinery Co Ltd
Priority to JP2000253195A priority Critical patent/JP2002068671A/ja
Publication of JP2002068671A publication Critical patent/JP2002068671A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 バケットリンクに備えられるフックの使用状
態ないし格納状態を検出する検出装置の配線を保護し、
配線の断線及び接触不良等を防止して耐用寿命の向上を
図るとともに、配線配索の効率化を図った油圧ショベル
のフック格納検出装置の配線構造を提供する。 【解決手段】 アームと、前記アームの先端に作業機シ
リンダによって回動自在に備えられる作業機と、この作
業機と作業機シリンダとの間に備えられるバケットリン
クと、このバケットリンクに格納可能に備えられた吊り
荷作業用のフックとを備え、前記フックのバケットフッ
クへの格納状態を検出する検出装置を備えた油圧ショベ
ルのクレーンフック格納検出装置の配線構造において、
前記検出装置に接続される配線がバケットリンク内を通
過してアームに至る構成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アタッチメントの
先端にフックを備える油圧ショベルに関し、特にフック
の格納状態を検出する検出装置の配線構造に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】以下、一般的な油圧ショベルの一例を図
に基づいて詳細に説明する。図4は一般的な油圧ショベ
ルの側面図である。
【0003】図において、31は油圧ショベルであっ
て、この油圧ショベル31は、走行自在な下部走行体3
2と、この下部走行体32の上部に旋回自在に搭載され
る上部旋回体33と、この上部旋回体33の前部中央に
一端を回動中心として伏仰自在に取り付けられるアタッ
チメント34とを備えている。
【0004】前記上部旋回体33の前部左側には運転室
33aが備えられている。この運転室33aの内部に
は、オペレータが着座する運転席と、この運転席の左右
両側に配置される一対の操作レバーと、運転席前方に配
置される一対の走行レバーとが備えられている。
【0005】前記アタッチメント34は、前記上部旋回
体33に一端が取り付けられたブーム35と、このブー
ム35の他端側に一端が取り付けられたアーム36と、
このアーム36の先端部に取り付けられたバケット37
とを有している。前記ブーム35は、両端が前記上部旋
回体33の前部とブーム35とに接続された一対のブー
ムシリンダ35aによって伏仰自在とされている。ま
た、前記アーム36は、前記ブーム35の背面とアーム
36の端部との間に配置されたアームシリンダ36aに
よって回動自在とされている。さらに、前記バケット3
7(作業機)は、このバケット37と前記アーム36の
背面との間に配置された作業機シリンダであるバケット
シリンダ37aによって回動自在とされている。なお、
前記バケット37と前記バケットシリンダ37aとの間
にはバケットリンク38が配置され、このバケットリン
ク38には、吊り荷作業に用いられるフック39が格納
されている。このフック39は、その後端が前記バケッ
トリンク38とバケット37とが接続される回動軸に回
動自在に接続されている。また、フック39の先端側
は、バケットリンク38の接続部に着脱自在に接続され
ている。このフック39を使用するときには、バケット
リンク38に接続されるフック39の先端側の接続を解
除し、フック39をその後端を回動中心として回動自在
とした状態で行う(使用状態)。
【0006】油圧ショベル31の掘削作業(通常作業)
時には、オペレータは、前記運転席に着座し、前記操作
レバーを操作して前記ブームシリンダ35a,アームシ
リンダ36aないしバケットシリンダ37aの駆動を行
う。即ち、ブーム35,アーム36ないしバケット37
を動かし、掘削作業を行う。このとき、前記フック39
は、前記バケットリンク38に格納された状態にある。
これによると、フック39が掘削作業を行うバケット3
7や障害物等に干渉する恐れがないので、掘削作業を効
率よく行うことができる。
【0007】また、吊り荷作業時には、先ず、前記バケ
ット37を格納状態(図に示す状態)とする。次に、前
記バケットリンク38に格納されるフック39を使用状
態にする。そして、オペレータは、前記操作レバーを操
作して前記ブームシリンダ35a,アームシリンダ36
a等の駆動を行うことにより、ブーム35ないしアーム
36を動かし、前記フック39の位置を調整すると共
に、前記フック39で例えば荷物Wを吊るといった吊り
荷作業を行う。
【0008】この吊り荷作業は、通常の油圧ショベル3
1の制御方法では、スムーズな作業を行うことができな
いことがあるため、油圧ショベル31の制御の設定を吊
り荷作業モードに変更している。この吊り荷作業モード
とは、例えば、アームシリンダ36a,ブームシリンダ
35aの縮み側油室に圧油を一定の圧力で保つカウンタ
バランス弁を作用させる、エンジン回転数を低く保つ、
バケット37をフック39と干渉しない位置(図に示す
位置)に固定する等がある。この吊り荷作業モードへの
切り換えは、従来オペレータが運転室33a内にある切
換スイッチの操作により行っていた。
【0009】一方、油圧ショベル31の行う作業が掘削
作業等通常作業であるか吊り荷作業であるかを判断する
構造を出願人自らが特願2000−7624号として出
願している。この構造を図に基づいて説明する。図5は
フックを備えたバケットリンクの平面図、図6は図5に
示されるバケットリンクのA−A断面図である。
【0010】バケットリンク38は、その一端に上述し
たバケット37と回動自在に接続されるバケット側接続
部38aを備えており、また、その他端にはバケットシ
リンダ37aと回動自在に接続されるバケットシリンダ
側接続部38bを備えている。フック39は、前記バケ
ットリンク38内に収納され、その回動軸39bは、前
記バケット側接続部38aと同一軸線上に配置されてい
る。このフック39の先端側39aは、前記バケットリ
ンク38に形成されたフック保持部材38cに係脱自在
に接続される構造となっている。油圧ショベルで掘削作
業を行う場合には、前記フック39の先端部39aを前
記フック保持部材38cに係合し、格納状態とする。こ
れによると、フック39が回動するバケットに接触等し
て破損する恐れがない。また、吊り荷作業時には、フッ
ク39の先端部39aの係合を解除するだけでフック3
9が使用状態となるので、フックを後付けする場合に比
して作業形態変更に要する時間を短縮することができ
る。
【0011】前記バケットリンク38には、フック39
が格納状態にあるか、或いは使用状態にあるかの検出を
行う格納状態検出手段である近接スイッチ10が備えら
れている。この近接スイッチ10は、前記フック39の
回動軸39b側から立設された略長方形状のプレート2
0と所定の距離を保って配置され、フック39が格納状
態にあるときに前記プレート20と対面するように配置
されている。なお、前記近接スイッチ10とハーネス2
1との接続部近傍は、箱体のカバー22で覆われて保護
されている。また、このハーネス21は、アタッチメン
ト34に沿うように配索されて上部旋回体33のコント
ローラに接続されている。このアタッチメント34に沿
うハーネス21は、外部に露出しないように樹脂製のチ
ューブ40で覆われている。
【0012】この近接スイッチ10でフック39が使用
状態にあると判断したときには、油圧ショベル31が吊
り荷作業を行う準備をしたと解することができるので、
油圧ショベル31を吊り荷作業モードに切り換える制御
を行う。
【0013】一方、近接スイッチ10でフック39が格
納状態にあると判断したときには、油圧ショベル31が
バケット37等作業機を利用した作業(掘削作業)を行
う状態にあると解することができるので、上述した吊り
荷作業モードを解除し、力強い作業が可能な油圧ショベ
ル31の通常作業モードに切り換える制御を行う。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】上述した特願2000
−7624号の発明によると、油圧ショベル31が吊り
荷作業をする状態にあるか、或いは掘削作業等その他の
作業をする状態にあるかをバケットリンク38に対する
フック39の位置で判断することができるので、従来の
切り換えスイッチをオペレータの判断で切り換える場合
に比べて、通常作業と吊り荷作業との切り換えを確実に
行うことができる。これによれば、フック39が使用状
態にあるにも関わらず、バケット37が回動してフック
39が損傷するといった不具合がなくなる。
【0015】一方、上述した特願2000−7624号
における近接スイッチ10のハーネス21は、バケット
リンク38から外部に突出した状態でアーム36等に配
索されているため、チューブ40で覆うだけでは十分な
保護が得られず、外部と接触して剪断されたり、接触不
良を起こす心配があった。特にバケットリンク38付近
のハーネス21は、実際に土を掘るバケット37の非常
に近い場所にあるために土砂等障害物と接触し易く、特
に問題となっていた。また、バケットリンク38は、伸
縮するバケットシリンダ37aに接続されることから、
その回動量が非常に大きく、バケットリンク38に接続
されるハーネス21の長さが長いものになり、その配索
に非常に苦慮していた。
【0016】本発明は、このような事情に鑑みなされた
ものであって、バケットリンクに備えられるフックの使
用状態ないし格納状態を検出する検出装置の配線を保護
し、配線の断線及び接触不良等を防止して耐用寿命の向
上を図るとともに、配線配索の効率化を図った油圧ショ
ベルのフック格納検出装置の配線構造を提供することを
目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、アームと、前記アームの先端に作業機シリンダによ
って回動自在に備えられる作業機と、この作業機と作業
機シリンダとの間に備えられる作業機リンクと、この作
業機リンクに格納可能に備えられた吊り荷作業用のフッ
クとを備え、前記フックの作業機リンクへの格納状態を
検出する検出装置を備えた油圧ショベルのクレーンフッ
ク格納検出装置の配線構造において、前記検出装置に接
続される配線が作業機リンク内を通過してアームに至る
ことを特徴とするものである。
【0018】これによると、作業機リンクに接続される
検出装置の配線のアーム先端部での露出を防止できるの
で、従来のように外部の障害物と干渉して接触不良する
或いは剪断するといった配線の不具合が減り、耐用寿命
の向上に繋がる。
【0019】請求項2に記載の発明は、請求項1記載の
油圧ショベルのクレーンフック格納検出装置の配線構造
において、前記作業機リンク及び作業機シリンダの接続
部とアームとを接続するアイドラリンクを備え、前記作
業機リンク内を通過する配線が、前記作業機リンク底面
から導出され、前記アイドラリンクの内側に接続されて
アームに至ることを特徴とするものである。
【0020】この場合、配線を作業機リンクの下方及び
アイドラリンクの内側という外部に露出しない位置で通
過する構成としたので、障害物に衝突しても配線が傷つ
く恐れが少なく、耐用寿命の向上に繋がる。
【0021】請求項3に記載の発明は、請求項2記載の
油圧ショベルのクレーンフック格納検出装置の配線構造
において、前記作業機シリンダの縮小状態で発生する配
線の撓みの一部を許容する撓み許容部を前記作業機リン
クとアイドラリンクとの間で、且つ前記アームの上面に
設定したことを特徴とするものである。
【0022】この構成によると、配線が撓むための撓み
許容部を前記作業機リンクとアイドラリンクとの間で、
且つ前記アームの上面という外部に露出しない部分に設
けたので、配線が撓んだときにも外部の障害物と接触す
る心配がなく、耐用寿命の向上に繋がる。また、アーム
の上面という長さ方向でスペースに余裕の有る部分に撓
み許容部を設けたことにより、撓み許容部を大きく確保
することができる。
【0023】請求項4に記載の発明は、請求項2又は3
記載の油圧ショベルのクレーンフック格納検出装置の配
線構造において、前記アイドラリンクの内側に接続され
た配線が、前記アームの側面で、且つ前記アイドラリン
クの接続部より後方に接続されるとともに、前記作業機
シリンダの縮小状態で発生する配線の撓みの一部を許容
する撓み許容部を、前記アイドラリンクの接続部とアー
ムの接続部との間に設定したことを特徴とするものであ
る。
【0024】これによると、アーム側面のアイドラリン
クより後方という作業機から比較的離れた位置に配線を
配索するので、作業時の土砂等が接触する心配が少な
い。また、アイドラリンクの回動による配線の撓みを十
分に吸収することができる。
【0025】請求項5に記載の発明は、請求項4記載の
油圧ショベルのクレーンフック格納検出装置の配線構造
において、前記アームの側面に前記配管の撓みをガイド
するガイド部材を備えたことを特徴とするものである。
【0026】これによると、ガイド部材により配線の動
きを規制できるので、配線がアーム外方に突出したりと
いった心配がなく、配線を傷つける心配がない。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1実施形態を図
に基づいて詳細に説明する。図1は本発明の第1実施形
態に係る検出装置の配線構造を示す要部平面図である。
図2は本発明の第1実施形態に係る検出装置の配線構造
を示す要部側面図である。なお、従来技術と同一構成の
ものについては同符号を付し、その説明を省略する。
【0028】図において、バケットリンク(作業機リン
ク)38の両端には、バケット(作業機)37と回動自
在に接続されるバケット側接続部38aと、バケットシ
リンダ(作業機シリンダ)37aと回動自在に接続され
るバケットシリンダ側接続部38bとが備えられ、この
両接続部38a,38bは、その軸心が平行となるよう
に一対の側面板38dにより接続されている。前記バケ
ット側接続部38a側には、該バケット側接続部38a
と同一軸線上に、フック39の回動軸39bがピンによ
り回動自在に接続されている。このフック39の先端部
39aは、前記バケット側接続部38aとバケットシリ
ンダ側接続部38bとの間に備えられるフック保持部材
38cに係脱自在に接続される構造となっている。この
フック39の両側方であって、前記バケット側接続部3
8aとフック保持部材38cとの間には、フック39の
格納状態での位置決めを行う役割を果たす一対の縦板1
が前記側面板38dと平行に配置されている。なお、前
記バケット側接続部38aと前記バケットシリンダ側接
続部38bとの間であって、前記フック39の非回動側
(アーム36上面側)には、底板38eが備えられてい
る。
【0029】前記回動軸39bの一方の縦板1側には、
縦板1と略平行になるように長方形状のプレート20が
延設して備えられている。また、前記縦板1側には、こ
のプレート20の一面に対面するように近接スイッチ
(格納状態検出手段)10が接続されている。この近接
スイッチ10の他端は、該近接スイッチ10側に位置す
る側面板38dを貫通して外方に突出しており、ハーネ
ス21に接続される。この近接スイッチ10と接続され
るハーネス21は、前記近接スイッチ10が貫通される
側面板38dに設けられた穴2を通過して、バケットリ
ンク38内に通された後、バケットリンク38底板38
eに設けられた穴4を通過してアーム36上面側に導出
されている。前記側面板38dから突出した近接スイッ
チ10及びハーネス21の一部は、箱形のカバー22で
覆われて外方の衝撃等から保護されている。なお、両穴
2,4にゴム等のグロメット3,5を介在するようにす
れば、ハーネス21が、底板38e等の鉄板と干渉して
損傷する恐れがない。
【0030】この底板面38eからアーム36上面側へ
導出されたハーネス21は、アイドラリンク6の内側の
バケットリンク38側とアーム36側とにそれぞれ接続
(接続部8,9)された後、アイドラリンク6とアーム
36との接続部11後方のアーム36側面の接続部12
に接続され、上部旋回体側に配索される。前記接続部8
と底板38eとの間(撓み許容部)のハーネス21a
は、バケットシリンダ37aの縮小状態で撓みができる
ように設定されている。一方、前記アーム36の側面に
は、前記ハーネス21をガイドする側面視でS字状のガ
イド部材7が備えられている。このガイド部材7は、そ
の円弧の一部が接続部11と略同心円上に設定されてい
る。このガイド部材7は、アイドラリンク6側接続部9
とアーム側接続部12との間のハーネス21bが、バケ
ットシリンダ37aの縮小状態で撓むときに該ハーネス
21bを略円弧状にガイドする役割を果たしている(撓
み許容部)。また、ガイド部材7は、バケットシリンダ
37aが伸長状態で、ハーネス21が伸びた状態で接続
部11と干渉しないようにハーネス21をガイドする役
割を果たしている。
【0031】即ち、バケットシリンダ37aの縮小時に
は、ハーネス21のうち、底面板38eとアイドラリン
ク6の接続部8との間に位置するハーネス21aを平面
視で円弧状にたるませ、シリンダ縮小によるハーネス2
1の撓みを吸収する。また、アイドラリンク6の接続部
9とアーム36の接続部12との間に位置するハーネス
21bを側面視で円弧状に撓ませ、シリンダ縮小による
ハーネス21の撓みを吸収する。一方、バケットシリン
ダ37aの伸長時には、前記撓んだハーネス21a,2
1bが伸びるので、ハーネス21の長さが足りず、剪断
されるといった不具合がない。また、ハーネス21は、
アイドラリンク6とアーム36との接続部11付近で
は、ガイド部材7の一部にガイドされるので、接続部1
1の回動部分に干渉して接触不良を起こしたり、剪断す
るといった心配がない。
【0032】このように、ハーネス21をバケットリン
ク38の内部,バケットリンク38とアーム36上面と
の間、アイドラリンク6の内側面に配索してアーム36
に配索する構成としたことにより、バケットリンク38
に接続される近接スイッチ10のハーネス21のアーム
36先端部での露出を防止できるので、従来のように外
部の障害物と干渉して接触不良する或いは剪断するとい
った不具合が減り、耐用寿命の向上に繋がる。また、ハ
ーネス21の撓み部分を積極的に設けたので、バケット
シリンダ37aが伸縮したとしても、ハーネス21に無
理な力が掛かる心配がなく、耐用寿命の向上に繋がる。
【0033】次に本発明の他実施例を図に基づいて説明
する。図3は本発明の他実施例に係る検出装置の配線構
造を示す平面図である。上述した第1実施形態との相違
点についてのみ説明する。ここでは、近接スイッチ10
のハーネス21との接続側を側面板38dと縦板1との
間の空間部に設定している。これによれば、側面板38
dの外方にハーネス21が突出することがないので、ハ
ーネス21等を覆うカバーの必要がなく、部品点数及び
組立工数の削減に繋がる。また、側面板38dにより側
方からの衝撃を受ける心配がない。また、前記近接スイ
ッチ10及びハーネス21の上方を覆うカバーを設ける
ようにすれば、側面板38d及び縦板1,底面板38e
及びカバーにより、近接スイッチ10及びハーネス21
を箱の内部に収めることができるので、土砂等が入り込
む心配がなく、傷つく心配もない。
【0034】なお、ここでは、フック39の格納状態の
検出手段として近接スイッチ10を例にとって説明した
が、本発明はこれに限らず、リミットスイッチ等でもよ
い。
【0035】
【発明の効果】本発明によると、バケットリンクに接続
される近接スイッチのハーネスのアーム先端部での露出
を防止できるので、従来のように外部の障害物と干渉し
て接触不良する或いは剪断するといった不具合が減り、
耐用寿命の向上に繋がる。また、ハーネスの撓み部分を
積極的に設けたので、バケットシリンダが伸縮したとし
ても、ハーネスに無理な力が掛かる心配がなく、耐用寿
命の向上に繋がる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る検出装置の配線構
造を示す要部平面図である。
【図2】本発明の第1実施形態に係る検出装置の配線構
造を示す要部側面図である。
【図3】本発明の他実施例に係る検出装置の配線構造を
示す要部平面図である。
【図4】一般的な油圧ショベルの側面図である。
【図5】フックを備えたバケットリンクの平面図であ
る。
【図6】図5に示されるバケットリンクのA−A断面図
である。
【符号の説明】
6:アイドラリンク 7:ガイド部材 10:近接スイッチ 21:ハーネス 36:アーム 37a:バケットシリンダ 37:バケット 38:バケットリンク 39:フック

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アームと、前記アームの先端に作業機シ
    リンダによって回動自在に備えられる作業機と、この作
    業機と作業機シリンダとの間に備えられる作業機リンク
    と、この作業機リンクに格納可能に備えられた吊り荷作
    業用のフックとを備え、前記フックの作業機リンクへの
    格納状態を検出する検出装置を備えた油圧ショベルのク
    レーンフック格納検出装置の配線構造において、前記検
    出装置に接続される配線が作業機リンク内を通過してア
    ームに至ることを特徴とする油圧ショベルのクレーンフ
    ック格納検出装置の配線構造。
  2. 【請求項2】 前記作業機リンク及び作業機シリンダの
    接続部とアームとを接続するアイドラリンクを備え、前
    記作業機リンク内を通過する配線が、前記作業機リンク
    底面から導出され、前記アイドラリンクの内側に接続さ
    れてアームに至ることを特徴とする請求項1記載の油圧
    ショベルのクレーンフック格納検出装置の配線構造。
  3. 【請求項3】 前記作業機シリンダの縮小状態で発生す
    る配線の撓みの一部を許容する撓み許容部を前記作業機
    リンクとアイドラリンクとの間で、且つ前記アームの上
    面に設定したことを特徴とする請求項2記載の油圧ショ
    ベルのクレーンフック格納検出装置の配線構造。
  4. 【請求項4】 前記アイドラリンクの内側に接続された
    配線が、前記アームの側面で、且つ前記アイドラリンク
    の接続部より後方に接続されるとともに、前記作業機シ
    リンダの縮小状態で発生する配線の撓みの一部を許容す
    る撓み許容部を、前記アイドラリンクの接続部とアーム
    の接続部との間に設定したことを特徴とする請求項2又
    は3記載の油圧ショベルのクレーンフック格納検出装置
    の配線構造。
  5. 【請求項5】 前記アームの側面に前記配管の撓みをガ
    イドするガイド部材を備えたことを特徴とする請求項4
    記載の油圧ショベルのクレーンフック格納検出装置の配
    線構造。
JP2000253195A 2000-08-23 2000-08-23 油圧ショベルのクレーンフック格納検出装置の配線構造 Pending JP2002068671A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000253195A JP2002068671A (ja) 2000-08-23 2000-08-23 油圧ショベルのクレーンフック格納検出装置の配線構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000253195A JP2002068671A (ja) 2000-08-23 2000-08-23 油圧ショベルのクレーンフック格納検出装置の配線構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002068671A true JP2002068671A (ja) 2002-03-08

Family

ID=18742326

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000253195A Pending JP2002068671A (ja) 2000-08-23 2000-08-23 油圧ショベルのクレーンフック格納検出装置の配線構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002068671A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011064032A (ja) * 2009-09-18 2011-03-31 Aktio Corp フック付き油圧ショベル
JP2016142117A (ja) * 2015-02-05 2016-08-08 コベルコ建機株式会社 配索物のガイド構造及び作業機械
JP2017025658A (ja) * 2015-07-27 2017-02-02 ヤンマー株式会社 クレーンフック付油圧ショベル
JP2020026701A (ja) * 2018-08-16 2020-02-20 日立建機株式会社 クレーン機能を備えた油圧ショベル
JP2020037794A (ja) * 2018-09-03 2020-03-12 コベルコ建機株式会社 油圧ショベル
CN115979337A (zh) * 2022-12-05 2023-04-18 湖北博江建筑工程管理有限公司 面向智慧工地的安全监测云平台

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011064032A (ja) * 2009-09-18 2011-03-31 Aktio Corp フック付き油圧ショベル
JP2016142117A (ja) * 2015-02-05 2016-08-08 コベルコ建機株式会社 配索物のガイド構造及び作業機械
JP2017025658A (ja) * 2015-07-27 2017-02-02 ヤンマー株式会社 クレーンフック付油圧ショベル
JP2020026701A (ja) * 2018-08-16 2020-02-20 日立建機株式会社 クレーン機能を備えた油圧ショベル
JP2020037794A (ja) * 2018-09-03 2020-03-12 コベルコ建機株式会社 油圧ショベル
JP7035918B2 (ja) 2018-09-03 2022-03-15 コベルコ建機株式会社 油圧ショベル
CN115979337A (zh) * 2022-12-05 2023-04-18 湖北博江建筑工程管理有限公司 面向智慧工地的安全监测云平台
CN115979337B (zh) * 2022-12-05 2023-11-24 众邦优创(深圳)科技有限公司 面向智慧工地的安全监测云平台

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20070289439A1 (en) Hydraulic Cylinder of Outrigger
JP2002068671A (ja) 油圧ショベルのクレーンフック格納検出装置の配線構造
JP5016573B2 (ja) ローダ作業機
JP2010059734A5 (ja)
JP4105611B2 (ja) 旋回式建設機械
JP3745674B2 (ja) 建設機械の作業用アタッチメント格納装置
JP3693480B2 (ja) 油圧ショベルの上部旋回体
JP3820113B2 (ja) 掘削作業機
JP4188779B2 (ja) 旋回式建設機械
JP3910837B2 (ja) 作業機の油圧配管構造
JP3602770B2 (ja) オフセットブーム式建設機械
JP3535079B2 (ja) 建設機械の油圧配管構造
JP2021025385A (ja) 建設機械
JP2002266374A (ja) 建設機械
JP4005429B2 (ja) 旋回式建設機械
JP5843724B2 (ja) ローダ作業機
JP7374831B2 (ja) 建設機械
JP7222492B2 (ja) 高さ制限のある環境でアームおよびブームを用いて作業を行う装置
JP2004176312A (ja) 掘削作業機
JP2002348909A (ja) 掘削作業機
JPH0960030A (ja) 側溝掘りアタッチメント
JPH11336112A (ja) 建設機械
JP2005060976A (ja) 旋回式建設機械
JP2003119823A (ja) 建設機械の油圧配管構造
JP4545546B2 (ja) リフティングマグネットのケーブルの取付け構造