JP2011064032A - フック付き油圧ショベル - Google Patents

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Abstract

【課題】フックが格納されているか否かを直接的に検出して、フックを収容し忘れた状態で掘削作業を行うことによる破損を未然に防止出来るフック付き油圧ショベルの提供。
【解決手段】土砂の掘削作業を行うときには、フック(34)をバケットリンク(29)の空間(S)に収容し、フック(34)が収容されていれば、近接スイッチ(Sw)がフック(34)のスイベル(34B)を検知し、その検知信号をケーブル(39)を介して制御装置に送信し、制御装置は、掘削作業を可能に制御する。
【選択図】図4

Description

本発明は、油圧ショベル及びクレーンとして使用可能な建設機械であるフック付き油圧ショベルに関する。より詳細には、本発明は、その様なフック付き油圧ショベルにおいて、荷物等の吊荷作業(クレーン作業)用のフックが収容されているか否かを検知する技術に関する。
図1を用いて、フック付き油圧ショベルについて説明する。なお、図1は本発明の第1実施形態を説明するためにも用いられる。
図1において、油圧ショベル10は、移動手段としてのクローラ付きの下部車体11に、水平に旋回自在な上部車体12が搭載されている。
上部車体12には、作業用のフロント20が設けられている。フロント20には、上下方向に傾斜自在なブーム21が設けられている。ブーム21の上部先端部に、垂直方向に延在するアーム22が回動可能に設けられている。
アーム22の下端には、バケット23が連結ピン27に回動可能に設けられている。アーム22とバケット23とは、第1のバケットリンク30と第2のバケットリンク29によって、連結ピン32に連結されている。
第2のバケットリンク29には、懸吊用フック34(図1では点線で示す)が収納されている。
ブーム21は、ブームシリンダ24によって傾斜作動される。
アーム22は、アームシリンダ25によって回動する。
バケット23は、バケットシリンダ26によって回動する。
そして車両10は、作業の内容に応じて、下部車体11の移動と、上部車体12の旋回と、ブーム21、アーム22、バケット23の各々の作動とを適宜行い、必要な作業を実行する様に構成されている。
フック34は、クレーン作業時において、バケット23から懸垂させて使用する。
図1に示すようなフック付き油圧ショベルは、油圧ショベルとしての使用と、クレーンとしての使用が可能である。(特許文献1参照)。
フック付き油圧ショベルをクレーンとして使用する場合には、フック34に繋索した荷物を揚重して、クレーン作業を行う。
一方、フック付き油圧ショベルを油圧ショベルとして使用し、掘削作業を行う場合には、フック34を第2のバケットリンク29に収容する。
しかし、掘削作業を行う際に、フック34を収容し忘れる事がある。
そして、フック34を収容し忘れた状態で掘削作業を行うと、バケット23とフック34(或いは、フック34とバケット23を接続するスイベル34B)とが破損する可能性が非常に高い。
係る破損を未然に防止するためには、フック34が第2のバケットリンク29に収容されていることを、直接的に検出することが非常に効果的である。
しかし、フック34が第2のバケットリンク29に収容されていることを直接に検出可能なフック付き油圧ショベルは、少なくとも現時点では提案されていない。
また、建設機械のレンタル契約では、上述したようなフック付き油圧ショベルを、「クレーン作業を行わない」という条件で、比較的低額のレンタル料金で貸し出す場合が存在する。
係る場合において、フック付き油圧ショベルを借りた者が、契約に違反して、フックを用いてクレーン作業を行う場合が存在する。
その様な契約違反を未然に防止するために、従来技術では、例えば、クレーン作業を禁止する隠しスイッチを設けることが提案されている(特許文献1参照)。
しかし、「クレーン作業を行わない」という条件で契約した場合に、契約違反の作業(フックを用いてクレーン作業を行うこと)が行われたのであれば、フックを用いてクレーン作業を行なわれたことを直接検出して、係る契約違反に対処したいという要請がある。
その様な要請に対処するためにも、フック34が収容されているか否かを直接的に検出する必要がある。
特開2003−138594号公報
本発明は上述した従来技術の問題点に鑑みて提案されたものであり、フックが格納されているか否かを直接的に検出して、フックを収容し忘れた状態で掘削作業を行うことによる破損を未然に防止出来るフック付き油圧ショベルの提供を目的としている。
本発明のフック付き油圧ショベルは、自走可能な車体(11)と、一端に掘削作業用のバケット(23)及びクレーン作業用のフック(34)を設けたフロント(20)とを有し、該フロント(20)は、基端部が前記車体(11)の旋回フレーム(13)に俯仰可能に取り付けられたブーム(21)と、ブーム(21)の先端側に回動可能に取り付けられたアーム(22)と、アーム(22)の先端側に回動可能に取り付けられたバケット(23)と、バケット(23)を回動させるバケットシリンダ(26)とを備え、バケット(23)とバケットシリンダ(26)のロッド(26B)とはバケットリンク(29)により接続され、バケットシリンダ(26)のロッド(26B)とバケットリンク(29)はロッド側連結ピン(31)で接続されており、バケットリンク(29)は、相互に離隔したリンク板(29A、29B)を備えており、相互に離隔したリンク板(29A、29B)間の空間(S)には、一方のリンク板(29A)に設けられた固定ピン(35)によりフック(34)の鉤部(34C)が係合することによりフック(34)が収容可能に構成されており、且つ、相互に離隔したリンク板(29A、29B)間の空間(S)には、フック(34)の鉤部(34C)が固定ピン(35)に係合している場合にフック(34)の自在継手部(34B)が位置する箇所近傍に近接スイッチ(Sw)が設けられ、近接スイッチ(Sw)の検出信号に基づいて、近接スイッチ(Sw)がフック(34)の自在継手部(34B)の存在を検知していない場合にはバケット(23)による掘削作業を禁止する機能を有する制御装置を備え、近接スイッチ(Sw)の検出信号を制御装置に伝達するケーブル(39)は、相互に離隔したリンク板(29A、29B)間の空間(S)内でフック(34)の鉤部(34C)、自在継手部(34B)、フック用ボス(34A)の何れとも干渉しない様に、リンク板(29A、29B)に沿って配線されていることを特徴としている。
本発明において、近接スイッチ(Sw)がフック(34)の自在継手部(34B)の存在を検知していない場合にはバケット(23)による掘削作業を禁止する機能を制御装置に持たせるために、インターロック(電気的な構造、回路:この場合は、近接スイッチ(Sw)がフック34の自在継手部34Bの存在を検知していない場合にはバケット(23)による掘削作業を不可能にせしめる様に設計した電気回路或いは構造)を組み込み、及び/または、警告装置(警報ランプ、警報ブザー、その他)を設けることが好ましい。
また本発明において、例えば、「クレーン作業を行わない」という条件で、フック付き油圧ショベルのレンタル契約を締結している場合に、借りた側が契約に違反して、フックを用いてクレーン作業を実行しようとする場合を想定して、前記制御装置は、近接スイッチ(Sw)がフック(34)の自在継手部(34B)の存在を検知していない場合にはクレーン作業を抑止する機能を有することが好ましい。
この場合においても、近接スイッチ(Sw)がフック(34)の自在継手部(34B)の存在を検知していない場合にはクレーン作業を抑止する機能を制御装置に持たせるために、インターロック(近接スイッチSwがフック34の自在継手部34Bの存在を検知していない場合にはクレーン作業を不可能にせしめる様に設計した電気回路、構造等)を組み込み、及び/または、警告装置(警報ランプ、警報ブザー、その他)を設けることが好ましい。
警告装置としては、例えば、「使用禁止です」等の音声を発生する装置も含む。
また、本発明のフック付き油圧ショベルは、自走可能な車体(11)と、一端に掘削作業用のバケット(23)及びクレーン作業用のフック(34)を設けたフロント(20)とを有し、該フロント(20)は、基端部が前記車体(11)の旋回フレーム(13)に俯仰可能に取り付けられたブーム(21)と、ブーム(21)の先端側に回動可能に取り付けられたアーム(22)と、アーム(22)の先端側に回動可能に取り付けられたバケット(23)と、バケット(23)を回動させるバケットシリンダ(26)とを備え、バケット(23)とバケットシリンダ(26)のロッド(26B)とはバケットリンク(29)により接続され、バケットシリンダ(26)のロッド(26B)とバケットリンク(29)はロッド側連結ピン(31)で接続されており、バケットリンク(29)は、相互に離隔したリンク板(29A、29B)を備えており、相互に離隔したリンク板(29A、29B)間の空間(S)には、一方のリンク板(29A)に設けられた固定ピン(35)によりフック(34)の鉤部(34C)が係合することによりフック(34)が収容可能に構成されており、フック(34)に接続される第1のケーブル(41)と、固定ピン(35)に接続されている第2のケーブル(40)とを有し、第1および第2のケーブル(41、40)は制御装置を介装した電気回路の一部を構成しており、当該制御装置は、前記電気回路が閉じている場合にはフック(34)が空間(S)に収容されており、前記電気回路が開いている場合にはフック(34)が空間(S)には収容されていないと判断する機能を有しており、前記第2のケーブル(40)は、相互に離隔したリンク板(29A、29B)間の空間(S)内でフック(34)の鉤部(34C)、自在継手部(34B)、フック用ボス(34A)の何れとも干渉しない様に、リンク板(29A、29B)に沿って配線されていることを特徴としている。
上述する構成を具備する本発明によれば、近接スイッチ(Sw)がフック(34)の自在継手部(34B)を検知することにより、フック(34)の鉤部(34C)が固定ピン(35)に係合していること、すなわち相互に離隔したリンク板(29A、29B)間の空間(S)にフック(34)が収容されていることが、検知される。
そして、近接スイッチ(Sw)がフック(34)の自在継手部(34B)を検知しなければ、相互に離隔したリンク板(29A、29B)間の空間(S)にフック(34)が収容されていないことになる。
その結果、フック(34)が収容されているか否かが確実に検出され、或いは、判断される。
そして、フック(34)が収容されているか否かが確実に検出されるため、掘削作業を行う際に、フック(34)を収容し忘れたとしても、その旨が近接スイッチ(Sw)により検出され、且つ、制御装置により掘削作業が禁止されるので、バケット(23)とフック(34)(或いは、フック34とバケット23を接続する自在継手部34B)が掘削作業により破損してしまうことが未然に防止される。
本発明において、例えば、「クレーン作業を行わない」という条件で、フック付き油圧ショベルのレンタル契約を締結している場合において、近接スイッチ(Sw)がフック(34)の自在継手部(34B)の存在を検知していなければクレーン作業を抑止する機能を前記制御装置が有していれば、本発明のフック付き油圧ショベル借りた者が「クレーン作業を行わない」旨の契約に違反して、クレーン作業を実行しようとしても、近接スイッチ(Sw)はフック(34)が収容されていない旨を検出し、制御装置がクレーン作業を抑止する。
そのため、契約違反のクレーン作業を未然に防止することが出来る。
本発明の第1実施形態の油圧ショベルを示す側面図である。 図1のバケットの拡大側面図である。 図1のX−X視図である。 図3の拡大詳細図である。 図4の側面図である。 本発明の第2実施形態の要部を示す部分拡大図である。 フックが収納された従来のバケットリンクを示す図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。
ここで、図1で示すショベルの構成については、背景技術においても説明されている。
そして、背景技術で説明した部材については、同一の符号を付して説明する。
図1において、上部車体12に設けられた旋回フレーム13に、作業用のフロント20が設けられている。フロント20に、ブーム21が俯仰可能に取り付けられている。
バケット23とバケットシリンダ26のロッド26Bは、第2のバケットリンク29によって接続されている。
また、ロッド26Bと第2のバケットリンク29とは、ロッド側の第1の連結ピン31で接続されている。
バケット23は、一端がアーム22に取り付けられたケットシリンダ26のロッド26Bによって回動するように構成されている。バケットシリンダ26は、その一端がアーム22に取り付けられている。
図2及び図3において、ロッド26B(図2参照)の下端は、第1の連結ピン31及び第2のバケットリンク29を介して、下部に設けられた第2の連結ピン32に連結されている。
バケット23の左右(図3における上下方向)には、ブラケット23A、23Aが設けられている。
バケット23は、連結ピン27(図2参照)を介して、アーム22の先端部に回動可能に支持されている。ここで、連結ピン27は、ブラケット23A、23Aに回動可能に設けられている。
第1の連結ピン31とアーム22とは、揺動可能な第2のバケットリンク30によって連結されている。
図3〜図5において、第2のバケットリンク29は、相互に離隔したリンク板29A、29Bと、当該リンク板29A、29Bを連結する連結部29C(図4参照)と、上部壁29D(図5参照)とを備えている。そして、第2のバケットリンク29は、その内側に空間Sを構成している。
第2のバケットリンク29の内側、或いは、リンク板29A、29B間の空間Sに、固定ピン35が突出している。この固定ピン35は、リンク板29Aに突設されている。
固定ピン35には、フック34の鉤部34Cが係合可能である。固定ピン35にフック34の鉤部34Cが係合することにより、空間Sにフック34が収容される。
図3〜5は、フック34が収容された状態を示している。
図3において、フック34の鉤部34Cには、スイベル(自在継手)34Bが連結されている。スイベル34Bは、ボス部34Aを介して、第2の連結ピン32に回動可能に連結されている。
リンク板29A、29B間の空間Sには、非接触形の近接スイッチSwが設けられている。当該スイッチSwは、フック34が収容された状態を検出するための検出装置である。
近接スイッチSwの近傍を詳細に示す図4、図5において、近接スイッチSwは、リンク板29Aに設けられた支持部材36に固定されている。
図4及び図5に示すように、支持部材36に固定された近接スイッチSwは、フック34が空間S内に収容されている場合に、フック34のスイベル34Bに近接する様に配置されている。
そして、フック34が収容されている場合に、近接スイッチSwはスイベル34Bを検出して、その出力(検出信号出力)が最大となるように構成されている。
或いは、フック34が収容されておらず、近接スイッチSwはスイベル34Bを検出していない場合に、近接スイッチSwの出力(検出信号出力)が最大となるように構成する。
図示しない制御装置は、近接スイッチSwが、スイベル34Bを検出した場合には、フック34が空間Sに収納されていると判断し、近接スイッチSwがスイベル34Bを検出していない場合には、フック34が空間Sに収納されていないと判断する。
そして図示しない制御装置は、フック34が空間Sに収容されていなければ、バケット23による掘削作業を禁止する。
なお、非接触形の近接スイッチSwとして、公知、市販のものを適用可能である。
次に、近接スイッチSwの検出信号を制御装置(図示せず)に伝達するケーブル39の配線について、図4、図5を参照して説明する。
なお、図5において、図面右側が地上側である。
ケーブル39は、第1〜第4の領域39a、39b、39c、39dによって構成されている。そして、バケットリンク29の空間Sの内部を、他の部材と干渉しないように配線されている。
第1の領域39aは、近接スイッチSwの端部からリンク板29Aに沿って、図5では上下方向について斜め方向に配線されている。そして、固定ピン35を避けて上部壁29Dに至るように配線されている。
第2の領域39bは、第1の領域39aに連続しており、連結部29Cに沿って水平方向に配線されており、リンク板29Bに至るように配線されている。
第3の領域39cは、第2の領域39bに連続しており、リンク板29B及び上部壁29Dに沿って、水平方向に配線されており、スイベル34Bの近傍に至るように配線されている。
第4の領域39dは、第3の領域39cに連続しており、上部壁29Dとフック固定ボス24Aとの間の空隙20sから、上部壁29Dの上方(図5においては下方)に抜け出すように配線されている。そして第4の領域39dは、図示しない制御装置に接続されている。
上記したケーブル39は、固定ピン25、鉤部34C、スイベル34B、フック用ボス34Aの何れとも干渉しない位置に配線され、クリップ30等で固定されている。
さらに作業時の車両振動に伴うケーブル39自体の振動による干渉摩擦を避けるような位置を選んで配線されている。
図示しない制御装置は、近接スイッチSwがフック34のスイベル34Bの存在を検知していない場合、すなわちフック34が空間S内に収容されていないと判断される場合には、バケット23による掘削作業を禁止する機能を有している。
そのような機能を制御装置に持たせるために、例えばインターロック(電気的な構造、或いは、回路:近接スイッチSwがフック34のスイベル34Bの存在を検知していない場合には、バケット23による掘削作業を不可能にせしめる様に設計された電気回路或いは構造)が組み込まれている。
また、近接スイッチSwがスイベル34Bの存在を検知しない場合には、所定時間、警告装置(警報ランプ、警報ブザー、その他)を鳴らすように構成することが可能である。
近接スイッチSwがスイベル34Bの存在を検知せず、フック34が空間S内に収容されていないと判断された場合に、油圧ショベル10によって掘削作業が行なわれない様に、オペレータに警告するためである。
上記した油圧ショベル10によって、土砂の掘削作業を行うときには、図1、図3〜5に示すように、フック34を第2のバケットリンク29内の空間Sに収容する。
フック34が空間Sに収容されれば、近接スイッチSwがスイベル34Bを検知して、その検知信号を制御装置に送信する。
近接スイッチSwがスイベル34Bを検知した旨の信号を受信した制御装置は、フック34が空間Sに収容されていると判断して、掘削作業が可能となる様に制御する。
また、クレーン作業を行うときには、例えばオペレータが、図2に示すように、フック34を固定ピン35から外して、スイベル34Bとボス部34Aとともに、第2の連結ピン32の回りに懸垂させる。
そして、鉤部34Cを所要の位置に回動させて、クレーン作業を開始する。
その際に、近接スイッチSwがスイベル34Bを検知していない旨の信号を制御装置に送信する。近接スイッチSwがスイベル34Bを検知していない旨の信号を受信した制御装置は、フック34が空間Sに収容されていないと判断して、掘削作業を禁止する様に制御する。その結果、クレーン作業を行うときには、バケット23による掘削作業は禁止となる。
図6に本発明の第2実施形態を示す。
第2実施形態では、前記第1実施形態における非接触形の近接スイッチSwにかえて、電気回路を形成することにより、フック34が空間Sに収容されているか否かを判断する。
図6において、リンク板29Aから突出している固定ピン35に、第2のケーブル40の一端が接続されている。第2のケーブル40は、第1実施形態のケーブル39と同様に配線されており、図示しない制御装置に接続されている。
また、ボス部34Aには、第1のケーブル41の一端が接続されている。そして、第1のケーブル41の他端が、図示しない制御装置に接続されている。
その結果、固定ピン35、第2のケーブル40、図示しない制御装置、第1のケーブル41、ボス部34A(鉤部34C)により、電気回路(検出用電気回路)が形成される。
図示しない制御装置は、第1、第2のケーブル40と41を含む検出用電気回路が閉じている場合には、フック34が固定ピン35に係止されており、空間Sに収容されていると判断する。
一方、第1、第2のケーブル40、41を含む検出用電気回路が開いていると、フック34は固定ピン35に係止されておらず、空間Sに収容されていないと判断する。
なお、第1、第2のケーブル40、41を含む検出用電気回路が閉じているか、開いているかは、当該電気回路に電流が流れる(閉)か、否か(開)で判定する。
換言すれば、第2実施形態では、上述した検出用電気回路は開閉スイッチを有しており、固定ピン35と鉤部34Cを当該開閉スイッチの接点となっている。
そして、固定ピン35と鉤部34Cで構成された当該開閉スイッチが閉じているか開いているかによって、フック34が空間Sに収容されたか否かの判定が容易、且つ、正確に行われる。
第2実施形態においては、上述した以外の構成及び作用効果は、第1実施形態と様である。
図示の実施形態によれば、近接スイッチがフック34の自在継手部(スイベル)34Bを検知することにより(第1実施形態)、或いは、前記検出用電気回路が閉じている場合(第2実施形態)に、フック34の鉤部34Cが固定ピン35に係合していること、すなわち相互に離隔したリンク板29A、29B間の空間Sにフック34が収容されていることが、検知される。
そして、近接スイッチがフック34の自在継手部34Bを検知しなければ(第1実施形態)、或いは、前記検出用電気回路が開いていれば(第2実施形態)、相互に離隔したリンク板29A、29B間の空間Sにフック34が収容されていないことになる。
その結果、図示の実施形態によれば、フック34が収容されているか否かが直接的に検出され、確実な判断が為される。
そして、フック34が収容されているか否かが確実に検出されるため、掘削作業を行う際に、フック34を収容し忘れたとしても、その旨が近接スイッチSwにより(或いは、検出用電気回路により)直接的に検出され、且つ、制御装置により掘削作業が禁止されるので、掘削作業を行なって、バケット23、フック34(或いは、フックとバケットを接続するスイベル)が破損してしまうことが未然に防止される。
図示の実施形態において、近接スイッチSwがフック34の自在継手部34Bの存在を検知していない場合(第1実施形態)や、前記電気回路が開いている場合(第2実施形態)に、前記制御装置がクレーン作業を抑止する機能を有していれば、「クレーン作業を行わない」という条件で、フック付き油圧ショベルのレンタル契約を締結したのにもかかわらず、借りた側が契約に違反して、フックを用いてクレーン作業をしたとしても、近接スイッチはフック24が収容されていない旨を検出して、制御装置がクレーン作業を抑止するので、契約違反のクレーン作業を未然に防止することが出来る。
図示の実施形態はあくまでも例示であり、本発明の技術的範囲を限定する趣旨の記述ではない。
S・・・・空間
Sw・・・近接スイッチ
11・・・・下部車体
12・・・・上部車体
13・・・・旋回フレーム
20・・・・フロント
21・・・・ブーム
22・・・・アーム
23・・・・バケット
34・・・・フック
34C・・・フックの鉤部
34B・・・自在継手、スイベル
39・・・・ケーブル
39a、39b、39c、39d・・ケーブルの領域

Claims (3)

  1. 自走可能な車体(11)と、一端に掘削作業用のバケット(23)及びクレーン作業用のフック(34)を設けたフロント(20)とを有し、該フロント(20)は、基端部が前記車体(11)の旋回フレーム(13)に俯仰可能に取り付けられたブーム(21)と、ブーム(21)の先端側に回動可能に取り付けられたアーム(22)と、アーム(22)の先端側に回動可能に取り付けられたバケット(23)と、バケット(23)を回動させるバケットシリンダ(26)とを備え、バケット(23)とバケットシリンダ(26)のロッド(26B)とはバケットリンク(29)により接続され、バケットシリンダ(26)のロッド(26B)とバケットリンク(29)はロッド側連結ピン(31)で接続されており、バケットリンク(29)は、相互に離隔したリンク板(29A、29B)を備えており、相互に離隔したリンク板(29A、29B)間の空間(S)には、一方のリンク板(29A)に設けられた固定ピン(35)によりフック(34)の鉤部(34C)が係合することによりフック(34)が収容可能に構成されており、且つ、相互に離隔したリンク板(29A、29B)間の空間(S)には、フック(34)の鉤部(34C)が固定ピン(35)に係合している場合にフック(34)の自在継手部(34B)が位置する箇所近傍に近接スイッチ(Sw)が設けられ、近接スイッチ(Sw)の検出信号に基づいて、近接スイッチ(Sw)がフック(34)の自在継手部(34B)の存在を検知していない場合にはバケット(23)による掘削作業が行なえない機能を有する制御装置を備え、近接スイッチ(Sw)の検出信号を制御装置に伝達するケーブル(39)は、相互に離隔したリンク板(29A、29B)間の空間(S)内でフック(34)の鉤部(34C)、自在継手部(34B)、フック用ボス(34A)の何れとも干渉しない様に、リンク板(29A、29B)に沿って配線されていることを特徴とするフック付き油圧ショベル。
  2. 前記制御装置は、近接スイッチ(Sw)がフック(34)の自在継手部(34B)の存在を検知していない場合にはクレーン作業を抑止する機能を有する請求項1のフック付き油圧ショベル。
  3. 自走可能な車体(11)と、一端に掘削作業用のバケット(23)及びクレーン作業用のフック(34)を設けたフロント(20)とを有し、該フロント(20)は、基端部が前記車体(11)の旋回フレーム(13)に俯仰可能に取り付けられたブーム(21)と、ブーム(21)の先端側に回動可能に取り付けられたアーム(22)と、アーム(22)の先端側に回動可能に取り付けられたバケット(23)と、バケット(23)を回動させるバケットシリンダ(26)とを備え、バケット(23)とバケットシリンダ(26)のロッド(26B)とはバケットリンク(29)により接続され、バケットシリンダ(26)のロッド(26B)とバケットリンク(29)はロッド側連結ピン(31)で接続されており、バケットリンク(29)は、相互に離隔したリンク板(29A、29B)を備えており、相互に離隔したリンク板(29A、29B)間の空間(S)には、一方のリンク板(29A)に設けられた固定ピン(35)によりフック(34)の鉤部(34C)が係合することによりフック(34)が収容可能に構成されており、フック(34)に接続される第1のケーブル(41)と、固定ピン(35)に接続されている第2のケーブル(40)とを有し、第1および第2のケーブル(41、40)は制御装置を介装した電気回路の一部を構成しており、当該制御装置は、前記電気回路が閉じている場合にはフック(34)が空間(S)に収容されており、前記電気回路が開いている場合にはフック(34)が空間(S)には収容されていないと判断する機能を有しており、前記第2のケーブル(40)は、相互に離隔したリンク板(29A、29B)間の空間(S)内でフック(34)の鉤部(34C)、自在継手部(34B)、フック用ボス(34A)の何れとも干渉しない様に、リンク板(29A、29B)に沿って配線されていることを特徴とするフック付き油圧ショベル。
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