JP4978704B2 - 作業機械 - Google Patents

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Description

本発明は作業アタッチメントのアームを伸縮自在に構成した作業機械に関するものである。
油圧ショベルを例にとって背景技術を説明する。
油圧ショベルは、図13,14に示すように下部走行体1と上部旋回体2とから成るベースマシン3と、上部旋回体2に装着された作業アタッチメント4とによって構成される。
作業アタッチメント4は、上部旋回体2に起伏自在に取付けられたブーム5の先端にアーム6、このアーム6の先端にバケット7がそれぞれ左右方向の水平軸まわりに回動可能に取付けられて成り、これらがブーム、アーム、バケット各シリンダ8,9,10によって作動する。
この油圧ショベルにおいて、作業範囲の拡大を目的として、図示のようにアーム6が伸縮自在に構成されたアーム伸縮式のもの(以下、アーム伸縮式ショベルという)が公知である。
このアーム伸縮式ショベルにおいて、アーム6は、ブーム5にアームフットピン11によって取付けられた固定アーム12と、この固定アーム12の上面(アーム6を立てた状態では前面)にアーム長さ方向にスライド自在に取付けられたスライドアーム13と、このスライドアーム13をスライドさせるように両アーム12,13間に設けられたアーム伸縮シリンダ14(図13のみに示す)、それに図示しないローラ装置等によって構成され、スライドアーム13の先端にバケット7が取付けられる。
このようなアーム伸縮式ショベルの構成は特許文献1に示されている。
なお、ここでは、固定、スライド両アーム12,13が上下に重なって配置される所謂上下式のアーム伸縮式ショベルを例示しているが、固定アーム12を断面U字形、スライドアーム13を箱形にそれぞれ形成し、固定アーム12にスライドアーム13を嵌合させた所謂ボックス式のものも公知である(特許文献2参照)。
このアーム伸縮式ショベルにおいて、バケット7(またはバケット7とバケットシリンダ10とをつなぐリンク等)に吊りフック15を取付け、クレーン作業を行う場合がある。
このクレーン仕様では、アーム6の伸縮による大きな荷重変動を避けるために、アーム6を最縮状態にロックし、かつ、この最縮ロック状態をセンサで検知する構成がとられる。
具体的には、図15〜図17に示すように、固定、スライド両アーム12,13の基端部にそれぞれ左右一対ずつのブラケット16,17が、アーム最縮状態で固定アーム側ブラケット16を外側にして内外に対向するように上向き(ブラケット16)または後向き(ブラケット17)に突出して設けられている。
この両ブラケット16,17には、アーム最縮状態で合致するロック穴18,19が設けられ、ロックピン20がこの両ロック穴18,19に跨って挿入されることにより、固定アーム12に対しスライドアーム13が固定されてアーム6が最縮状態にロックされる。
このロック操作は、ロックピン20を着脱する姿勢として予め決められたロックピン着脱用アーム姿勢、すなわち、図14に示すようにアーム6をブーム5側にほぼ水平に抱き込んで地上に倒し、ブラケット16,17を低い位置に設定した駐機姿勢、またはこの駐機姿勢に近いアーム姿勢(アーム6が少し先上がりに傾斜してブーム側に抱き込まれた姿勢等)で行われる。
また、図15に示すように、左右一方の固定アーム側ブラケット16に、ロックピン20が挿入されたこと、つまり、アーム6が最縮状態であること、及びこの状態にロックされたこと(最縮ロック状態)を検知するセンサ(光センサや磁気センサ等)21が設けられ、このセンサ21によって最縮ロック状態が検知されたときに、たとえば運転室内のランプが点灯してオペレータにその旨を表示する。
これにより、アーム6がロックされていないアンロック状態での不適正なクレーン作業を抑止するという効果が得られる。
なお、この抑止効果を高めるために、センサ21が最縮ロック状態を検知しない限り、クレーン作業を行えないか、作業を制限する構成をとることもできる。
図15,17中、22はセンサ21を保持するセンサホルダー、23はセンサ21を外側から防護するセンサカバーである。
実開平7−2547号公報 特開2003−165691号公報
ところが、上記のように固定、スライド両アーム12,13のブラケット(以下、固定側ブラケット、スライド側ブラケットという)16,17同士をピン連結してスライドアーム13をロックするブラケットロック方式をとる場合に、従来のロック構造では、図16,17に示すようにロックピン20が固定側ブラケット16単独でも、つまりアーム6が伸びた状態でもロック穴18に挿入(空打ち)可能で、かつ、このロックピン挿入状態がセンサ21で検知されてしまう。
いいかえれば、アーム最縮ロック状態でないにもかかわらず「アーム最縮ロック状態」と誤検知されてしまう。
このため、オペレータが誤って、または何らかの意図を持って上記「空打ち」操作を行うと、上記誤検知によって不適正なクレーン作業の抑止機能が発揮されなくなる。
なお、特許文献2には、固定、スライド両アーム同士を互いの嵌合部分で直接ロックピンにより連結して最縮ロックする構成が開示されている。
このアーム直接ロック方式では「空打ち」そのものが発生するおそれはないが、上記のようにブラケット16,17同士をロックピンで連結するブラケットロック方式をとる機械において上記問題が発生し、その解決が待たれていた。
そこで本発明は、ブラケットロック方式を前提として、アーム最縮ロック状態でのみセンサによるロックピンの検知を可能として、誤検知を確実に防止することができる作業機械を提供するものである。
請求項1の発明は、ベースマシンに作業アタッチメントが取付けられ、この作業アタッチメントは、ベースマシンに起伏自在に取付けられたブームと、このブームの先端に水平軸まわりに回動可能に取付けられたアームとを備え、このアームは、上記ブームに取付けられた固定アームと、この固定アームに対してアーム長さ方向にスライド自在に取付けられたスライドアームと、このスライドアームをスライドさせてアームを伸縮させる伸縮シリンダとを具備し、上記固定、スライド両アームの基端部にアーム最縮状態で内外方向に対向するブラケットが設けられ、この両ブラケットにアーム最縮状態で合致するロック穴が設けられ、このロック穴にロックピンが挿入されることによってアームが最縮状態にロックされるように構成されるとともに、上記両ブラケットの一方に、上記ロックピンが挿入されたことを検知するセンサが設けられた作業機械において、上記両ブラケットのロック穴のうち、上記センサが設けられた側のブラケットのロック穴を、上記ロックピンがセンサの検知域にある検知位置と、センサの検知域から外れる非検知位置との間で移動し得る移動代を持ち、かつ、同ロック穴のみにロックピンが挿入された状態で上記非検知域に移動するルーズ穴として形成し、他方のロック穴を、上記ロックピンをセンサの検知域に保持し得るピン保持穴として形成したものである。
請求項2の発明は、請求項1の構成において、上記ルーズ穴であるロック穴を、上記ロックピンを着脱する姿勢として予め決められたロックピン着脱用アーム姿勢でロックピンが自重落下する方向に長い長穴として形成したものである。
請求項3の発明は、請求項1または2の構成において、上記センサを上記固定アームのブラケットに設けたものである。
請求項4の発明は、請求項1〜3のいずれかの構成において、上記ロックピンの一端部にピン側抜け止め穴、上記両ブラケットのうち、センサが設けられていない側のブラケットに、上記ピン側抜け止め穴に対応するブラケット側抜け止め穴を持った抜け止め部材をそれぞれ設け、上記ロックピンを抜け止めする抜け止めピンを上記ピン側及びブラケット側両抜け止め穴に跨って挿入するように構成したものである。
本発明によると、ブラケットロック方式において、センサが取付けられた側のブラケットのロック穴を、ロックピンが検知位置と非検知位置との間で移動し得る移動代を持ち、かつ、同ロック穴のみにロックピンが挿入された状態で非検知域に移動するルーズ穴として形成し、他方のロック穴を、ロックピンをセンサの検知域に保持し得るピン保持穴として形成したから、ロックピンをルーズ穴のみに挿入した状態ではロックピンがセンサの検知域から外れ、センサで検知されない。
つまり、ロックピンの検知は、同ピンを両ブラケットのロック穴に跨って挿入した「アーム最縮ロック状態」でのみ可能となる。
このため、誤検知を確実に防止し、たとえばクレーン仕様に転換されるショベルにおいて不適正なクレーン作業の抑止効果を高めることができる。
ここで、ルーズ穴であるロック穴は、アーム最縮ロック状態以外でロックピンがセンサ検知域から外れる方向に移動するように移動代を持った穴であればよい。
従って、同ロック穴は、長穴でもよいし、全方向に移動代を持った大径の穴(所謂バカ穴)でもよい。
長穴とする場合、基本的には、前記したロックピン着脱用のアーム姿勢(基本的には駐機姿勢)でロックピンが自重落下すればよいから、請求項2の発明のように上記アーム姿勢で下向きに長い長穴であれば所期の目的は達成できる。
また、このような長穴とすれば、長穴寸法が必要最小限に短くてすむため、センサ取付構造等の関連部分の構成とその加工が簡単になる。
但し、本来のロックピン着脱用アーム姿勢でなく、バケットを伏せて接地させるアーム姿勢等の他のアーム姿勢でロックピンが挿入される場合があることを考慮し、上下逆転姿勢でもロックピンが自重落下する上下両方向に長い長穴としてもよい。
また、請求項3の発明によると、センサを固定アーム側ブラケットに設けたから、ベースマシンからセンサまでの距離、すなわち、センサ配線が最短ですむ。このため、配線構造が簡単となるとともに、センサをスライドアームのブラケットに設けた場合のようにセンサ配線が可動部分に引っかかって破損するおそれがない。
請求項4の発明によると、ロックピンが、センサが設けられた側のブラケットと、他方のブラケットのロック穴に跨って挿通されない限り、抜け止めピンによるロックピンの抜け止めができない。
つまり、アーム最縮以外では抜け止めピン36の抜け止めができず、またこのまま作業に入ると同ピン36が抜け落ちるため、「から打ち」を抑止する効果が得られる。
本発明の基本実施形態に係るアーム伸縮式ショベルのアームの斜視図である。 (a)は図1の破線丸囲い部分Aの拡大図、(b)は駐機姿勢での同部分Aの拡大図である。 図2(a)の部分をさらに拡大し分解した斜視図である。 図1の状態からアームを伸長させた状態の斜視図である。 (a)は図4の破線丸囲い部分Bの拡大図である。 図2(b)のVI−VI線拡大断面図である。 固定アームのブラケットのみにロックピンを挿入した状態の図6相当図である。 図6のVIII−VIII線断面図である。 本発明の他の実施形態の1を示す図8相当図である。 本発明の他の実施形態の2を示す図8相当図である。 本体の他の実施形態の3を示す図6相当図である。 本発明の他の実施形態の4を示す図6相当図である。 従来のアーム伸縮式ショベルの概略側面図である。 同ショベルの駐機姿勢の概略側面図である。 図14のXV−XV線拡大断面図である。 アームの伸長状態の拡大斜視図である。 図16の丸囲い部分Cの拡大図である。
本発明の実施形態を図1〜図12によって説明する。
実施形態では、固定、スライド両アーム12,13が上下に重なって配置される上下式のアーム伸縮式ショベルを適用対象としている。
以下の実施形態において、
(i) スライドアーム13がアーム伸縮シリンダ14によってスライドする点、
(ii) 固定アーム12がブームの先端に取付けられ、スライドアーム13の先端にバケットが取付けられる点、
(iii) クレーン仕様でバケット7等に吊りフックが取付けられる点
は、図13〜図17に示す従来技術と同じである。
基本実施形態(図1〜図8参照)
固定、スライド両アーム12,13の基端部にそれぞれ左右一対ずつのブラケット24a,24b,25a,25bが、図1〜図3,6,7に示すアーム最縮状態で固定アーム側ブラケット24a,24bを外側にして内外方向に対向する状態で設けられている。
固定アーム側ブラケット24a,24bには固定側ロック穴26,26、スライドアーム側ブラケット25a,25bにはスライド側ロック穴27,27が、それぞれアーム最縮状態で合致する状態で設けられ、ロックピン28がこの両ロック穴26,27に跨って挿入されることによって、アーム6が最縮状態にロックされる。
また、固定アーム側の両ブラケット24a,24bのうち、ロックピン先端側のブラケット24aの外面に、ロックピン28が挿入されたことを検知するセンサ(光センサや磁気センサ等)29がロックピン28の先端面に対向する配置で設けられ、このセンサ29によってアーム最縮ロック状態が検知されたときに、たとえば運転室内のランプが点灯してオペレータにその旨が表示されるように構成されている。
センサ29は、図3,6,7等に示すように、固定側ブラケット24に設けられたセンサホルダ30内に円盤状のセンサ受け31を介して取付けられ、ロックピン28の先端面を検知する。
なお、センサホルダ30は、鍔付き円筒状で、かつ、ロックピン28の移動を許容し得るように円周一部が切り欠かれた形状となっている。
また、図6に示すようにセンサ29はセンサ受け31の内面よりも外側に設置され、ロックピン挿入時に同ピン先端面がこのセンサ受け31内面に当接することにより、ロックピン先端面との衝突によるセンサ29の破損が防止される。
図2,3,5〜7中、32はセンサ29を外側から防護するセンサカバーである。
なお、図2,5の各(a)及び図3はアーム6をほぼ水平にした状態でのアーム基端部、図2,5の各(b)はアーム6を図14に示すロックピン着脱用アーム姿勢でのアーム基端部をそれぞれ示す。
一方、図6,7に示すように、ロックピン基端側の固定アーム側ブラケット24bの外面に、リング状の抜け止めカラー(抜け止め部材)33が設けられている。
この抜け止めカラー33及びロックピン基端部にそれぞれ抜け止め穴34,35が設けられ、抜け止めピン36がこの抜け止め穴34,35に跨って挿入されることにより、ロックピン28が抜け止めされる。
固定側、スライド側両ロック穴26,27のうち、スライド側ロック穴27は、ロックピン28を挿入するのに必要最小限の直径を持った通常の丸穴として形成され、ロックピン28がこのスライド側ロック穴27によってセンサ29の検知域に保持される。
これに対し、固定側ロック穴26は、ロックピン28の移動代を持ったルーズ穴、具体的にはロックピン着脱用アーム姿勢での上下方向に長い長穴、さらに詳しくは、図8に示すように同アーム姿勢でのロックピン28の挿入位置(スライド側ロック穴27に対応する位置)から下向きに延びる長穴として形成されている。
図1、図2、図6及び図8実線は、アーム最縮ロック状態、すなわち、ロックピン着脱用アーム姿勢でロックピン28を固定側及びスライド側両ロック穴26,27に跨って挿入した状態を示す。
この状態では、ロックピン28は、スライド側ロック穴27により、ピン先端面がセンサ29に対向してセンサ29の検知域に入る正規の姿勢に保持されるため、ロックピン28がセンサ29によって正しく検知される。
一方、図7及び図8二点鎖線は、オペレータが誤って、あるいは何らかの意図を持って、スライドアーム13を伸ばした状態で固定側ロック穴26のみにロックピン28を挿入した状態を示す。
この状態では、ロックピン28がスライド側ロック穴27による支持を失い、図7に示すように抜け止めピン36を支点として、固定側ロック穴26内で先下がりの傾斜姿勢に自重落下するため、ロックピン先端面がセンサ29の検知域から外れる。
いいかえれば、このロックピン状態でセンサ29がロックピン28を検知できないようにその検知域が設定されている。
従って、ロックピン28がセンサ29によって検知されず、たとえばランプ点灯による表示も行われない。
このように、ロックピン28の検知は、同ピン28を両ブラケット24a,24b,25a,25bのロック穴26,27に跨って挿入した「アーム最縮ロック状態」でのみ可能となる。このため、誤検知を確実に防止し、不適正なクレーン作業の抑止効果を高めることができる。
この場合、センサ29を固定アーム側ブラケット24aに設けたから、図13に示すベースマシン3(上部旋回体2)からセンサ29までの距離、すなわち、センサ配線が最短ですむ。このため、配線構造が簡単となるとともに、スライドアーム側ブラケット25a,25bの一方に設けた場合のようにセンサ配線が可動部分に引っかかって破損するおそれがない。
また、固定側ロック穴26をロックピン着脱用アーム姿勢で下向きに長い長穴としているため、長穴寸法が必要最小限に短くてすむ。このため、センサホルダ30をはじめとするセンサ取付構造等の関連部分の構成とその加工が簡単になる。
他の実施形態
(1) ロックピン28が、ロックピン着脱用アーム姿勢でなく、バケットを伏せて接地させるアーム姿勢等の他のアーム姿勢で挿入されることが考えられる。
そこで、図9に示すように、固定側ロック穴(長穴)26を、ロックピン着脱用アーム姿勢での上下両方向に長い長穴としてもよい。
また、図10に示すように同ロック穴26を全方向に長いルーズ穴、つまり、ロックピン28よりも大径のバカ穴としてもよい。
(2) 上記実施形態では、ロックピン28の「空打ち」時に同ピン28が抜け止めピン36を支点として先下がりの傾斜姿勢に自重落下する構成をとったが、たとえば抜け止めカラー33の抜け止め34を長穴とすることにより、ロックピン28が水平姿勢で自重落下する構成をとってもよい。
(3) 図11に示すように、スライドアーム側両ブラケット25a,25bのうち、ロックピン基端側のブラケット25bを、同じ側の固定アーム側ブラケット24bの外側に配置するとともに、同ブラケット25bの外面に抜け止めカラー33を設け、抜け止めピン36をスライドアーム側ブラケット25bの外側で抜け止め穴34,35に差し込むように構成してもよい。
こうすれば、アーム最縮以外では抜け止めピン36の抜け止めができず、またこのまま作業に入ると同ピン36が抜け落ちるため、「から打ち」を抑止する効果が得られる。
(4) 上記実施形態では、固定アーム側ブラケット24a,24bでロックピン28の検知及び抜け止めを行う構成をとったが、図12に示すようにスライドアーム側ブラケット25a,25bでロックピン28の検知及び抜け止めを行う構成をとってもよい。
この場合、スライド側ロック穴27,27をルーズ穴、固定側ロック穴を保持穴としてそれぞれ形成することになる。
(5) 上記実施形態では、ロックピン28の先端面に対向してセンサ29を配置し、同ピン先端面をセンサ29で検知する構成をとったが、ロックピン28の一端部または中間部の側面をセンサ29で検知する構成をとってもよい。
(6) 上記実施形態では、固定アーム12とスライドアーム13を上下に重ねて配置した上下式のアーム6を例示したが、本発明は、特許文献2に示されるような所謂ボックス式のものに対しても、両アームを基端側のブラケットでロックする構成をとる場合に上記同様に適用することができる。
また、本発明はショベルに限らず、アーム伸縮式の破砕機や解体機等の他の作業機械であって、必要に応じてアームを最縮ロックし、かつ、これをセンサで検知する構成をとるものにも適用することができる。
1 ベースマシンの下部走行体
2 同、上部旋回体
3 ベースマシン
4 作業アタッチメント
5 ブーム
6 アーム
12 アームを構成する固定アーム
13 同、スライドアーム
14 アーム伸縮シリンダ
15 吊りフック
24a,24b 固定アーム側ブラケット
25a,25b スライドアーム側ブラケット
26 固定側ロック穴
27 スライド側ロック穴
28 ロックピン
29 センサ
33 カラー(抜け止め部材)
34,35 抜け止め穴
36 抜け止めピン

Claims (4)

  1. ベースマシンに作業アタッチメントが取付けられ、この作業アタッチメントは、ベースマシンに起伏自在に取付けられたブームと、このブームの先端に水平軸まわりに回動可能に取付けられたアームとを備え、このアームは、上記ブームに取付けられた固定アームと、この固定アームに対してアーム長さ方向にスライド自在に取付けられたスライドアームと、このスライドアームをスライドさせてアームを伸縮させる伸縮シリンダとを具備し、上記固定、スライド両アームの基端部にアーム最縮状態で内外方向に対向するブラケットが設けられ、この両ブラケットにアーム最縮状態で合致するロック穴が設けられ、このロック穴にロックピンが挿入されることによってアームが最縮状態にロックされるように構成されるとともに、上記両ブラケットの一方に、上記ロックピンが挿入されたことを検知するセンサが設けられた作業機械において、上記両ブラケットのロック穴のうち、上記センサが設けられた側のブラケットのロック穴を、上記ロックピンがセンサの検知域にある検知位置と、センサの検知域から外れる非検知位置との間で移動し得る移動代を持ち、かつ、同ロック穴のみにロックピンが挿入された状態で上記非検知域に移動するルーズ穴として形成し、他方のロック穴を、上記ロックピンをセンサの検知域に保持し得るピン保持穴として形成したことを特徴とする作業機械。
  2. 上記ルーズ穴であるロック穴を、上記ロックピンを着脱する姿勢として予め決められたロックピン着脱用アーム姿勢でロックピンが自重落下する方向に長い長穴として形成したことを特徴とする請求項1記載の作業機械。
  3. 上記センサを上記固定アームのブラケットに設けたことを特徴とする請求項1または2記載の作業機械。
  4. 上記ロックピンの一端部にピン側抜け止め穴、上記両ブラケットのうち、センサが設けられていない側のブラケットに、上記ピン側抜け止め穴に対応するブラケット側抜け止め穴を持った抜け止め部材をそれぞれ設け、上記ロックピンを抜け止めする抜け止めピンを上記ピン側及びブラケット側両抜け止め穴に跨って挿入するように構成したことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の作業機械。
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