JP2001231317A - 農作業機 - Google Patents

農作業機

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JP2001231317A
JP2001231317A JP2000045971A JP2000045971A JP2001231317A JP 2001231317 A JP2001231317 A JP 2001231317A JP 2000045971 A JP2000045971 A JP 2000045971A JP 2000045971 A JP2000045971 A JP 2000045971A JP 2001231317 A JP2001231317 A JP 2001231317A
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JP
Japan
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seedling
farm working
vehicle body
winkers
planting
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JP2000045971A
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English (en)
Inventor
Toshio Tamai
玉井  利男
Takahide Shiozaki
塩崎  孝秀
Atsushi Kitao
篤史 北尾
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Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
Original Assignee
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 農耕作業用小型特殊自動車として必要なウイ
ンカーやバックミラーを一般道路の走行時にのみ使用す
るのではなくて、農作業時にも使用して農作業の作業性
を向上するものである。また、農耕作業用小型特殊自動
車として視認できる位置に取付けなければならないウイ
ンカーの位置が農作業の邪魔になり、作業能率を低下さ
せることもあった。 【解決手段】 乗用型走行車体1にウインカー32L・
32R又はバックミラー38を上下位置調節自在に設け
た農作業機としたものであり、また、車体側方に突出し
た状態と収納状態とに回動自在に収納部24を乗用型走
行車体1に設けると共に、該収納部24の回動支点近く
にウインカー32L・32R又はバックミラー38を設
けた農作業機としたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、農耕作業用小型特殊
自動車として一般路上を走行できるように構成した田植
機や野菜移植機やトラクターや収穫機(コンバイン)等
の農作業機に関するものである。
【0002】
【従来技術と発明が解決しようとする課題】従来、一般
道路を走行できるように構成した農作業機として、ウイ
ンカーやバックミラーを装着したものがあるが、そのウ
インカーやバックミラーは路上走行に使用する為のもの
であって、農作業時に使用するものではなかった。そこ
で、この発明は、農耕作業用小型特殊自動車として必要
なウインカーやバックミラーを一般道路の走行時にのみ
使用するのではなくて、農作業時にも使用して農作業の
作業性を向上するものである。また、農耕作業用小型特
殊自動車として視認できる位置に取付けなければならな
いウインカーの位置が農作業の邪魔になり、作業能率を
低下させることもあった。
【0003】
【課題を解決するための手段】この発明は、前記課題を
解決すべく、請求項1記載の発明は、乗用型走行車体1
にウインカー32L・32R又はバックミラー38を上
下位置調節自在に設けた農作業機としたものであり、請
求項2記載の発明は、車体側方に突出した状態と収納状
態とに回動自在に収納部24を乗用型走行車体1に設け
ると共に、該収納部24の回動支点近くにウインカー3
2L・32R又はバックミラー38を設けた農作業機と
したものであり、請求項3記載の発明は、乗用型走行車
体1の後部に農作業装置10を装着した請求項1又は請
求項2記載の農作業機としたものであり、請求項4記載
の発明は、収納部24が予備苗載台であり、農作業装置
10が苗植装置である請求項2又は請求項3記載の農作
業機としたものである。
【0004】
【発明の作用効果】請求項1記載の発明において、ウイ
ンカー32L・32Rを上下位置調節自在に設けた場合
には、一般道路走行時にはウインカー32L・32Rを
農耕作業用小型特殊自動車として視認できる位置とし、
農作業時には農作業の支障とならない位置に調節するこ
とにより、作業能率の低下を防止することができる。ま
た、バックミラー38を上下位置調節自在とした場合に
は、農耕作業用小型特殊自動車として必要なバックミラ
ー38を一般道路の走行時にのみ使用するのではなく
て、農作業時にその位置を上下位置調節することにより
農作業部の点検に使用することができて適切な農作業が
行なえ、その作業性が向上する。
【0005】請求項2記載の発明は、車体側方に突出し
た状態と収納状態とに回動自在に収納部24を乗用型走
行車体1に設けると共に、該収納部24の回動支点近く
にウインカー32L・32R又はバックミラー38を設
けた農作業機としたものであるから、農作業時には収納
部24を車体側方に突出した状態として収納部24のも
のの取り出しや収納が作業性良く行なえ、一般道路走行
時には収納状態とすることにより農耕作業用小型特殊自
動車に適合できる機体寸法とすることができる。また、
収納部24の回動支点近くにウインカー32L・32R
又はバックミラー38を設けたから、収納部24を回転
位置調節しても、ウインカー32L・32R又はバック
ミラー38はその位置が大きく変化しないので、操縦者
の操縦性に影響せず適している。
【0006】請求項3記載の発明は、乗用型走行車体1
の後部に農作業装置10を装着した請求項1又は請求項
2記載の農作業機としたものであるから、上記の請求項
1又は請求項2記載の作用効果に加えて、農作業時に操
縦者が前方を見ながら操縦しつつ後部の農作業装置10
の作業状況を確認できるので、非常に作業性が良い。
【0007】請求項4記載の発明は、収納部24が予備
苗載台であり、農作業装置10が苗植装置である請求項
2又は請求項3記載の農作業機としたものであるから、
上記の請求項2又は請求項3記載の作用効果に加えて、
苗植え作業時に予備苗載台を車体側方に突出した状態と
して予備苗載台から苗植装置への苗供給や畦から予備苗
載台への苗の載置作業を容易とし、また、苗植装置の植
付部の状態を確認できるので適切な苗の植付け作業が行
なえる。
【0008】
【発明の実施の形態】図面に基づいて、この発明の一実
施例である5条植えの乗用型田植機について説明する。
1は乗用型走行車体であって、機体の後部にエンジンを
搭載し、機体の前部に変速レバー2にてエンジンの回転
駆動力が変速される変速機構と前輪デフ機構と後輪デフ
機構とが内蔵されている走行ミッションケースを設けて
いる。
【0009】3・3は左右操向駆動前輪であって、操縦
ハンドル4にて操向されるように設けられている。5・
5は左右駆動後輪であって、左右クラッチペダル6・6
の踏込操作により該左右サイドクラッチが切れ且つ左右
サイドブレーキが利くように駆動構成されている。即
ち、左右クラッチペダル6・6の踏込操作をした側の駆
動後輪5・5の駆動が停止されブレーキが利くようにな
っている。
【0010】7はFRPにて成型された車体カバーであ
って、エンジンの周囲を覆うエンジンカバー部7aと、
前記エンジンの前方及び左右側方に設けられたステップ
7bと、ハンドルポストカバー7cと、エンジンの後方
に設けられたステップ7dとが一体形成され、機体上に
着脱固定自在に構成されている。
【0011】8は前記車体カバー7上面に設置固定され
た操縦座席で、操縦者が着座して機体を操向する操縦位
置となる。9は上部リンクと下部リンクとにより構成さ
れるリンク機構であって、基端部は乗用型走行車体1の
機体に固着された支持フレームに枢着され、後端部は後
述の農作業装置としての苗植装置10の機枠に枢着され
ている。そして、基部が乗用型走行車体1の機体に枢着
され、ピストンの後端が上部リンクと一体のアームに連
結されている油圧シリンダーにて上記リンク機構9は上
下動されて苗植装置10が上下動できるように構成され
ている。
【0012】苗植装置10は、フレームを兼ねる植付伝
動ケース11と、該植付伝動ケース11に設けられた支
持部材に支持されて機体左右方向に往復動する苗載台1
2と、植付伝動ケース11の後端部に装着され前記苗載
台12の下端より1株分づつの苗を分割して圃場に植え
付ける5つの苗植付け装置13…と、植付伝動ケース1
1の下部にその後部が枢支されてその前部が上下揺動自
在に装着された整地体である中央整地フロート14・左
右整地フロート15・15等にて構成されている。左右
整地フロート15・15は、各々左右駆動後輪5・5の
後方に配置されており、該左右駆動後輪5・5にて掻き
乱された圃場を整地すると共に苗植付け装置13にて苗
が植付けられる圃場の前方を整地すべく設けられてい
る。尚、50は苗載台12の下端部に左右方向に沿って
配置された苗受板で、苗載台12の下部を支持する中空
角柱部51と苗の下端部を受ける苗受け板部52とによ
り構成されており、苗受け板部52には上記苗植付け装
置13…が苗を掻き取る苗取り口53…が5つの苗植付
け装置13…に対応して設けられている。また、苗受板
31は左右最外側の苗取り口53・53の部分で折りた
ためるように構成されている。即ち、苗受板31を中央
苗受板50aと折りたためる左右苗受板50b・50b
とにより形成し、両者を折曲自在の継ぎ部材54にて繋
いでいる。この継ぎ部材54は軸55回りに折曲自在
で、左右苗受板50b・50bにはボルト56にて固定
し、中央苗受板50aには摺動自在に嵌合されている
(ガイド穴57を移動するピン58が摺動の案内と抜け
止めになっている)。59は引っ張りバネであって、継
ぎ部材54を中央苗受板50aの中空角柱部51に嵌合
させて苗植付状態とした場合には抜け止めの作用をし、
継ぎ部材54を中央苗受板50aの中空角柱部51より
抜いて折り曲げる収納状態とした場合には折り曲げ収納
位置に保持できるようになっている。
【0013】そして、中央整地フロート14は、その前
部を油圧バルブに連繋しており、中央整地フロート14
の前部が外力にて適正範囲以上に持ち上げられた時には
油圧ポンプにて圧油を油圧シリンダーに送り込んでピス
トンを突出させリンク機構9を上動させて苗植装置10
を所定位置まで上昇せしめ、また、中央整地フロート1
4の前部が適正範囲以上に下がった時には油圧シリンダ
ー内の圧油をタンクに戻してリンク機構9を下動させて
苗植装置10を所定位置まで下降せしめ、そして、中央
整地フロート14の前部が適正範囲にあるとき(苗植装
置10が適正な所定位置にある時)には油圧シリンダー
内の圧油の出入りを止めて苗植装置10を一定位置に保
持せしめるべく設けられている。即ち、中央整地フロー
ト14を植付装置10の自動高さ制御のための接地セン
サーとして用いている。
【0014】16は施肥装置の肥料タンクであって、乗
用型走行車体1の機体後部に固着されており、該施肥タ
ンク16と、その下部に装着され施肥タンク16内の粒
状肥料を一定量づつ繰り出す肥料繰出装置と、該肥料繰
出装置にて繰り出された肥料を案内する透明の施肥パイ
プと、中央整地フロート14・左右整地フロート15・
15に固着され苗植付け位置側方の圃場に施肥溝を掘り
施肥パイプにて案内された粒状肥料を該施肥溝内に落下
案内する作溝器とにより施肥装置が構成されている。
【0015】17は車体カバー7より突出して操縦座席
8の右側方に設けられた操作レバーであって、走行ミッ
ションケースに設けられたPTOクラッチを操作して施
肥装置及び苗植装置10への動力を入切り操作できるよ
うに構成されていると共に、油圧バルブを操作して手動
にて苗植装置10を上下動できるようにも構成されてい
る。即ち、操作レバー17は、PTOクラッチが入り施
肥装置及び苗植装置10が駆動され且つ油圧バルブが中
央整地フロート14の上下動にて切換えられる自動制御
状態となる植付け作業位置と、PTOクラッチが切りで
且つ油圧バルブが中央整地フロート14の上下動にて切
換えられる自動制御状態になる下降位置と、PTOクラ
ッチが切れ施肥装置及び苗植装置10の作動が停止し且
つ油圧バルブが強制的に苗植装置10を上昇する側に切
換えられて苗植装置10が上昇される上昇位置と、PT
Oクラッチが切れ施肥装置及び苗植装置10の作動が停
止し且つ油圧バルブが油圧シリンダー内の圧油の出入り
を止めて苗植装置10を一定位置に保持せしめる位置に
切換えられて苗植装置10が上昇も下降もしない固定位
置とに操作できるようになっている。
【0016】18L・18Rは乗用型走行車体1の前部
左右位置に設けられた左右予備苗載部である。先ず、左
予備苗載部18Lの構成を説明すると、機体に基部が固
定された支持フレーム19の中途部に縦フレーム20を
立設し、この縦フレーム20の上端と中途部とに上下回
転支持板21・21の基部を固着し、この上下回転支持
板21・21に設けた支持孔22・22に予備苗載台支
柱23を挿通して、該支柱23を回転自在に支持してい
る。この支柱23に苗を収納する収納部としての4段の
予備苗載台24を設けて、育苗箱ごと4枚の苗を載置で
きるように構成している。25は支柱23に固着された
鉄パイプよりなる枠体で、育苗箱から苗を掬って取り出
す時に用いる苗掬い板26を上方より挿入して支持でき
るように構成している。
【0017】そして、27は縦フレーム20に基部が枢
支された回転用ペダルであって、該ペダル27に係止ピ
ン28の基部を枢支し、該係止ピン28の先端は支柱2
3に固着した係止円板29に形成した3つの係止孔30
…の何れかに挿入できるように構成されており、ペダル
27を踏むとバネ31に抗して係止ピン28がイ方向に
下動して係止孔30から外れて予備苗載台24が回転で
きるようになる。そして、ペダル27を踏み込みを止め
ると、バネ31の付勢力にて係止ピン28が反イ方向に
上動し、係止孔30…の何れかに挿入して回転を固定す
る。
【0018】また、32Lは左ウインカーであって、上
記回転する支柱23に溶接固定した支持パイプ33を貫
通して設けた支柱34の上端部に固定されている。一
方、支持パイプ33にはその上下方向中間部に横孔35
が設けられており、その横孔35部にナット36を溶接
固定している。そして、そのナット36には蝶ボルト3
7の先端部がねじ込まれており、左ウインカー32Lの
支柱34が上下方向に移動しないように固定している。
【0019】次に、右予備苗載部18Rの構成を説明す
ると、左予備苗載部18Lと同様に機体に基部が固定さ
れた支持フレーム19の中途部に縦フレーム20を立設
し、この縦フレーム20の上端と中途部とに上下回転支
持板21・21の基部を固着し、この上下回転支持板2
1・21に設けた支持孔22・22に予備苗載台支柱2
3を挿通して、該支柱23を回転自在に支持している。
この支柱23に4段の予備苗載台24を設けて、育苗箱
ごと4枚の苗を載置できるように構成している。そし
て、27は縦フレーム20に基部が枢支された回転用ペ
ダルであって、該ペダル27に係止ピン28の基部を枢
支し、該係止ピン28の先端は支柱23に固着した係止
円板29に形成した3つの係止孔30…の何れかに挿入
できるように構成されており、ペダル27を踏むとバネ
31に抗して係止ピン28がイ方向に下動して係止孔3
0から外れて予備苗載台24が回転できるようになる。
そして、ペダル27を踏み込みを止めると、バネ31の
付勢力にて係止ピン28が反イ方向に上動し、係止孔3
0…の何れかに挿入して回転を固定する。
【0020】また、32Rは右ウインカーであって、左
ウインカー32Lと同様に支柱23に溶接固定した支持
パイプ33を貫通して設けた支柱34の上端部に固定さ
れており、支持パイプ33にはその上下方向中間部に横
孔35が設けられ、その横孔35部にナット36を溶接
固定している。そして、そのナット36には蝶ボルト3
7の先端部がねじ込まれており、右ウインカー32Lの
支柱34が上下方向に移動しないように固定している。
【0021】38はバックミラーであって、支柱23に
その下部が溶接固定した支持アーム39の上部に回転調
節自在に設けられている。従って、左右予備苗載台24
は、図2に実線にて示す機体外方に突出した位置と矢印
ハの終端位置まで略180度回転させた仮想線にて示す
機体内方に収納した位置と両位置の中間位置(図2に実
線にて示す機体外方に突出した位置から90度回転させ
た位置)とに回動して固定できるように構成されてい
る。そして、周知の乗用自動車と同様に、操縦ハンドル
4の右側近傍に設けたウインカーレバー40の前方向へ
の操作にて左ウインカー32Lが点滅し、ウインカーレ
バー40の後方向への操作にて右ウインカー32Rが点
滅するように構成されている。
【0022】ここで、上記5条植えの乗用型田植機の機
体寸法について説明すると、図1の状態で高さ(車高)
は2m以下で、前後長(車長L)は4.7m以下である
が、左右幅(車幅W)は2.3mあり、農耕作業用小型
特殊自動車の規制には適合しない。然し乍ら、前記のよ
うに左右予備苗載台24を図2の矢印ハの終端位置まで
略180度回転させた機体内方に収納した位置(仮想線
の位置)とし、苗受板50の左右苗受板50b・50b
を折り曲げ収納位置にすれば、左右幅(車幅W)は1.
7m以下となり、然も、前記のように左右ウインカー3
2L・32Rと車輌右側のバックミラー38が装着され
ているので、農耕作業用小型特殊自動車の規制(車長:
4.7m以下,車幅:1.7m以下,車高:2m以下)
に適合し、一般道路を走行できる車輌となる。
【0023】次に、上記の乗用型田植機にて田植作業を
行う説明をする。先ず、左右予備苗載台24を図2に実
線にて示す機体外方に突出した位置にし、苗受板50の
左右苗受板50b・50bを図1に示すように苗載台1
2の下部に沿った苗植付状態とする。そして、バックミ
ラー38を回転調節して苗植装置10が見えるようにす
る。また、左右予備苗載台24に苗を載せたり左右予備
苗載台24から苗を取り出したりする作業の邪魔になら
ないように、蝶ボルト37を緩めて左右ウインカー32
L・32Rを低い位置にして蝶ボルト37を締めて固定
する。
【0024】その後、施肥装置の肥料タンク16に粒状
肥料を入れ、苗載台12に苗を載置し、各予備苗載台2
4…に苗の入った育苗箱を載置する。そして、エンジン
を始動し機体を前進させて、操作レバー17をPTOク
ラッチが入り施肥装置及び苗植装置10が駆動され且つ
油圧バルブが中央整地フロート14の上下動にて切換え
られる自動制御状態となる植付け作業位置とすれば、田
植え作業と施肥作業が同時に行なえる。この時、バック
ミラー38にて苗植装置10部や施肥装置部が見えるの
で、操向操作しながら植付け及び施肥作業が適切に行な
えているか確認ができるので、非常に作業性が良い。
【0025】そして、植付作業中に苗載台12上の苗が
残り少なくなると、機体を停止させてペダル27を踏ん
で予備苗載台24を図2に実線にて示す位置から90度
回転させた位置に回動して固定して、作業者は左予備苗
載部18Lに収納されている苗掬い板26にて予備苗載
台24上の育苗箱から苗を掬い出して苗載台12に供給
する。このように予備苗載台24を後方に回動させてお
くと、左右予備苗載部18・18の予備苗載台24と苗
載台12との距離が短くなるので作業性が非常に良い。
尚、左右予備苗載台24を図2に実線にて示す位置から
90度回転させたこの位置に固定して、上記の植付け作
業をしても良い。その場合にも、バックミラー38を回
転調節して苗植装置10が見えるようにしておく。
【0026】更に、田植作業を進めて左右予備苗載部1
8・18の苗が無くなると、機体前端を畦に近付けて、
予備苗載台24を図2に実線にて示す位置にして、畦よ
り予備苗載台24に苗を補給する。そして、田植作業を
終えて圃場から出て、一般道路を走行する場合には、左
右予備苗載台24を図2の矢印ハの終端位置まで略18
0度回転させた機体内方に収納した位置(仮想線の位
置)とし、苗受板50の左右苗受板50b・50bを折
り曲げ収納位置にして、機体左右横幅を1.7m以下と
する。また、蝶ボルト37を緩めて左右ウインカー32
L・32Rを高い位置(油圧シリンダーにて苗植装置1
0を上限まで上げた位置でも、車体の前後両方から見え
る位置)にして蝶ボルト37を締めて固定し、バックミ
ラー38を回転調節して車体後方が見える位置にする。
その後、農耕作業用小型特殊自動車として一般道路を走
行して、他の圃場や納屋に移動する。
【0027】尚、左右線引きマーカーや条合わせマーカ
ーが装備された田植機では、機体左右横幅が1.7m以
下になるように、該左右線引きマーカーと条合わせマー
カーを折りたたみ収納できる構成にしておけば良い。ま
た、上記実施例ではバックミラー38を上下調節できな
い構成としたが、左右ウインカー32L・32Rと同様
に上下位置調節できる構成にすれば、更に、植付け作業
時に苗植装置10の状態確認が容易となる。尚、機体後
端部にある苗植付け装置13…が見える程度までバック
ミラー38を上方位置まで調節できるようにすれば、苗
の植付け状態が確認できて最適である。
【0028】更に、上記実施例では田植機について説明
したが、他に、野菜移植機・い草移植機等の各種苗移植
機や播種機等の如何なる農作業機に適用しても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】乗用型田植機の全体平面図である。
【図2】要部の拡大平面図である。
【図3】左予備苗載部18L部の背面図である。
【図4】左予備苗載部18L部の要部拡大背面図であ
る。
【図5】右予備苗載部18R部の背面図である。
【図6】右予備苗載部18R部の要部拡大背面図であ
る。
【図7】苗受板50の要部斜視図である。
【符号の説明】
1 乗用型走行車体 3 左右操向駆
動前輪 5 左右駆動後輪 7 車体カバー 8 操縦座席 9 リンク機構 10 農作業装置(苗植装置) 13 苗植付け
装置 14 中央整地フロート 15 左右整地
フロート 24 収納部(予備苗載台) 32L 左ウイン
カー 32R 右ウインカー 38 バック
ミラー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2B062 AA01 AA02 AB01 AB07 BA14 BA26 2B064 AA05 AA07 AC01 CA28 CB08 3D053 FF12 GG04 HH19 HH52

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】乗用型走行車体1にウインカー32L・3
    2R又はバックミラー38を上下位置調節自在に設けた
    ことを特徴とする農作業機。
  2. 【請求項2】車体側方に突出した状態と収納状態とに回
    動自在に収納部24を乗用型走行車体1に設けると共
    に、該収納部24の回動支点近くにウインカー32L・
    32R又はバックミラー38を設けたことを特徴とする
    農作業機。
  3. 【請求項3】乗用型走行車体1の後部に農作業装置10
    を装着した請求項1又は請求項2記載の農作業機。
  4. 【請求項4】収納部24が予備苗載台であり、農作業装
    置10が苗植装置であることを特徴とする請求項2又は
    請求項3記載の農作業機。
JP2000045971A 2000-02-23 2000-02-23 農作業機 Pending JP2001231317A (ja)

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