JP2001226722A - 水素吸蔵合金の製造方法 - Google Patents
水素吸蔵合金の製造方法Info
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Abstract
とする水素吸蔵合金を製造するにあたって、Mgの蒸発
による組成変動を抑制し、合金組成の制御を容易にする
と共に、量産レベルでの生産性を高める。 【解決手段】 Mg、Niおよび希土類元素を主要構成
元素とする水素吸蔵合金を製造するにあたり、Ni溶湯
または希土類−Ni系合金溶湯に、希土類−Mg系母合
金を添加することにより、所望組成の希土類−Mg−N
i系合金を作製する。希土類−Mg系母合金には、例え
ばMgを原子比で1〜95%の範囲で含有する合金を用い
る。希土類−Mg系母合金を溶解する溶湯としては、例
えば希土類元素を原子比で5〜15%の範囲で含む希土類−
ニッケル系合金溶湯を用いる。
Description
ッケルおよび希土類元素を主要構成元素とする水素吸蔵
合金の製造方法に関する。
Cu5 型結晶を主相とする希土類−Ni系金属間化合物
であるLaNi5 系の水素吸蔵合金、あるいはTi、Z
r、VおよびNiを構成元素として含有するラーベス相
を主相とする水素吸蔵合金を含む負極を備えた構造のも
のが実用化されている。
5 系以外にも多数存在としている。例えば、Mat. Res.
Bull., 11, (1976)1241 には、希土類元素をAB5型よ
りも多量に含む金属間化合物が、AB5型よりも常温付
近で多量の水素を吸蔵することが記載されている。ま
た、希土類−Ni系合金の希土類元素の一部にMgで置
換した組成を有するMg−Ni−希土類系合金が多量の
水素ガスを吸蔵することが報告されている(例えば、大
角泰章、ソーダと塩素、34, 447(1983))。
ち、例えばLa1-x Mgx Ni2 系合金は水素との安定
性が高いために、水素の放出速度が非常に小さいという
問題がある(J. Less-Common Met, 73, 339(1980)参
照)。また、特開平11-217643 号公報には、Mg2 La
Ni9 組成でPuNi3 構造を有する水素吸蔵合金が記
載されているが、このMg−Ni−希士類系合金も水素
吸蔵量は多いものの、水素の放出速度が非常に小さいと
いう問題を有している。
g、Niおよび希土類元素を主要構成元素とし、LaN
i5 系水素吸蔵合金に比べて体積当りおよび質量当りの
水素吸蔵量がいずれも多く、かつラーベス相系水素吸蔵
合金より活性化が速く、高率充放電特性に優れている水
素吸蔵合金が記載されている。この水素吸蔵合金を含む
負極材料を用いることによって、LaNi5 系水素吸蔵
合金を含む負極を備えた二次電池に比べて高容量で、し
かもラーベス相系水素吸蔵合金を含む負極を備えた二次
電池よりも優れた高率充放電特性を有する二次電池を製
造することが可能となる。
素を主要構成元素とする水素吸蔵合金を製造するにあた
っては、Mgメタルを直接高温溶湯に添加することがで
きないため、例えば合金原料として希土類−Ni系母合
金とMg−Ni系母合金を用い、これらを所望の組成比
になるように秤量、配合した後、不活性ガス雰囲気中で
高周波誘導加熱により溶解し、金型などに鋳造すること
が行われている。
Mg、Niおよび希土類元素を主要構成元素とする水素
吸蔵合金の製造方法では、合金原料として高融点のMg
−Ni系母合金を用いているために、溶解温度を高く設
定しなければならないことから、量産レベルでの生産性
に劣ることに加えて、Mgの蒸発による合金の組成変動
が大きく、LaNi5 系合金に比べて合金組成の制御が
難しいという問題がある。
なされたもので、Mg、Niおよび希土類元素を主要構
成元素とする水素吸蔵合金を製造するにあたって、Mg
の蒸発による組成変動を抑制し、合金組成の制御を容易
にすると共に、量産レベルでの生産性を高めることを可
能にした水素吸蔵合金の製造方法を提供することを目的
としている。
製造方法は、請求項1に記載したように、マグネシウ
ム、ニッケルおよび希土類元素を主要構成元素とする水
素吸蔵合金を製造するにあたり、ニッケル溶湯または希
土類−ニッケル系合金溶湯に、希土類−マグネシウム系
母合金を添加することにより、所望組成の希土類−マグ
ネシウム−ニッケル系合金を調製することを特徴として
いる。
グネシウムを含む母合金として、従来のマグネシウム−
ニッケル系母合金に比べて低融点の希土類−マグネシウ
ム系母合金を用いており、これをニッケル溶湯または希
土類−ニッケル系合金溶湯に添加することによって、所
望組成の希土類−マグネシウム−ニッケル系合金を調製
している。従って、マグネシウムを含む母合金を溶解す
る際の溶湯温度を下げることができることから、マグネ
シウムの蒸発による組成変動を抑制することができ、合
金組成を容易にかつ安定して制御することが可能とな
る。さらに、量産レベルでの生産性を高めることができ
る。
は、請求項2に記載したように、マグネシウムを原子比
で 1〜 95%の範囲で含有する希土類−マグネシウム系母
合金を用いることが好ましい。また、請求項3に記載し
たように、希土類−マグネシウム系母合金は 600〜1000
℃の範囲の融点を有することが好ましい。マグネシウム
を希土類元素で希釈し、かつ融点を上昇させた母合金を
用いることによって、所望組成の希土類−マグネシウム
−ニッケル系合金を精度よくかつ容易に得ることが可能
となる。
おいては、希土類−マグネシウム系母合金を溶解する溶
湯としてNi溶湯を用いることも可能であるが、請求項
4に記載したように希土類元素を原子比で 5〜 15%の範
囲で含む希土類−ニッケル系合金溶湯を用いることによ
って、溶湯温度をさらに下げることが可能となる。
求項5に記載したように、所望組成の希土類−マグネシ
ウム−ニッケル系合金の溶湯を鋳造する工程と、鋳造後
の合金に対して均質化および結晶構造制御のための熱処
理を施す工程とを実施することが好ましい。
項6に記載したように、 一般式:(Mg1-x REx )(Ni1-y Ty )z (式中、REはYを含む希土類元素から選ばれる少なく
とも 1種の元素を、TはCo、Mn、Fe、Al、G
a、Zn、Sn、Cu、Si、CrおよびBから選ばれ
る少なくとも 1種の元素を示し、x、yおよびzはそれ
ぞれ 0<x<1 、 0<y<0.9 、 3.0<z<4.0 を満足
する数である)で実質的に表される組成を有する希土類
−マグネシウム−ニッケル系合金の製造に対して特に効
果的である。
態について説明する。
は、まず希土類−Mg系母合金を用意し、これをNi溶
湯または希土類−Ni系合金溶湯に投入して所望組成の
水素吸蔵合金を調製する。ここで、Mgを含む母合金と
しての希土類−Mg系母合金は、従来のMg−Ni系母
合金に比べて低融点であるため、Mgを含む母合金を溶
解する際の溶湯温度を下げることができる。これによ
り、Mgの蒸発による組成変動を抑制することができ、
所望の合金組成を容易に制御することが可能となる。さ
らに、量産レベルでの生産性を高めることができる。
g含有量は、原子比で 1〜95% の範囲とすることが好ま
しい。希土類−Mg系母合金におけるMg含有量が少な
すぎる場合、溶湯中へ添加する母合金量が増加し、溶湯
温度の低下を招くなどして、溶解・鋳造が困難となる。
一方、母合金中のMg含有量が多すぎる場合、母合金の
融点がMgのそれに近づき、溶湯への添加時に突沸が生
じやすくなる。これらのことから、希土類−Mg系母合
金におけるMg含有量は原子比で 1〜95% の範囲に設定
することが好ましく、より好ましくは10〜80% の範囲で
あり、さらに好ましくは20〜70% の範囲である。希土類
元素とMgの組成比は、合金溶湯の温度を低下させる目
的から、共晶付近の組成を選択することが好ましい。
にあたって、Mgの蒸発を抑制すると共に、Mgを希土
類元素で希釈しかつ融点を上昇させる上で、希土類−M
g系母合金の融点は 600〜1000℃の範囲に設定すること
が好ましい。母合金の融点を上記した範囲に設定するこ
とによって、所望組成の希土類−Mg系合金を容易に得
ることができる。希土類−Mg系母合金融点のより好ま
しい範囲は650〜900℃である。
としては、水素吸蔵能を有するLa、Ce、Pr、Nd
およびYから選ばれる少なくとも 1種の元素を用いるこ
とが好ましく、さらに希土類混合物であるミッシュメタ
ル(Mm)、特にLaリッチのミッシュメタル(Lm)
を用いることがより好ましい。
例えば不活性ガス雰囲気中での高周波誘導加熱により溶
解して、金型などに鋳造することにより製造したり、ま
た希土類−マグネシウムの混合塩化物などから溶融塩電
解法を利用して製造することも可能である。具体的に
は、希土類元素とMgを所望の組成比となるように秤量
し、例えばアルゴン雰囲気のような不活性ガス雰囲気中
で、マグネシアるつぼなどを用いて高周波誘導加熱によ
り溶解させ、これを金型などに鋳造することによって、
目的組成の希土類−Mg系母合金を製造する。
iおよび希土類元素などを用いて、これらを所望の希土
類−Mg−Ni系合金組成となるように秤量する。ここ
で、本発明の製造方法はMg、Niおよび希土類元素を
主要構成元素とする種々の水素吸蔵合金の製造に対して
適用可能であるか、特に下記の一般式で組成が表される
希土類−Mg−Ni系合金を製造する際に特に効果的で
ある。
とも 1種の元素を、TはCo、Mn、Fe、Al、G
a、Zn、Sn、Cu、Si、CrおよびBから選ばれ
る少なくとも 1種の元素を示し、x、yおよびzはそれ
ぞれ 0<x<1 、 0<y<0.9 、 3.0<z<4.0 を満足
する数である) 上記した一般式におけるRE元素は、水素吸蔵能を担
い、かつNiおよびその置換元素(T元素)と水素の吸
蔵・放出を行うのに適した結晶構造を形成するものであ
る。RE元素としては水素吸蔵合金の低コスト化を図る
観点から、La、Ce、Pr、NdおよびYから選ばれ
る少なくとも 1種の元素であることが好ましい。さら
に、RE元素としては、希土類混合物であるミッシュメ
タルを用いることがより好ましい。このようなミッシュ
メタルとしては、例えばLaリッチなミッシュメタル
(Lm)が挙げられる。
え 1未満の範囲とする。RE元素による置換量xをこの
ような範囲にすることによって、希土類−Mg−Ni系
合金の水素吸蔵・放出量を高めると共に、初期活性化を
向上させることができる。置換量xは 0.5〜0.95の範囲
とすることがより好ましく、さらに好ましくは 0.6〜0.
9の範囲である。
面での触媒作用を高める成分である。Ni成分の一部を
上記したT元素、すなわちCo、Mn、Fe、Al、G
a、Zn、Sn、Cu、Si、CrおよびBから選ばれ
る少なくとも 1種の元素で置換することによって、合金
の水素吸蔵・放出速度を向上させることができる。これ
は、T元素が発熱的に水素と反応しない元素、すなわち
自発的に水素化物を作りにくい元素であることから、T
元素の添加により水素吸蔵合金の吸蔵・放出が容易にな
ることなどに起因するものと推測される。
量yが 0を超える範囲から得ることができる。ただし、
Ni成分のT元素による置換量yが 0.9以上となると、
希土類−Mg−Ni系合金の結晶構造が著しく変化し
て、合金本来の特性が損われるおそれがある。従って、
置換量yは 0を超え 0.9未満の範囲とする。置換量yは
0.005〜 0.8の範囲とすることがより好ましく、さらに
好ましくは0.01〜 0.6の範囲である。
Ni系合金において、NiとT元素の合計含有量z(原
子比)は 3.0を超え 4.0未満の範囲とする。含有量zの
範囲を 3.0を超え 4.0未満の範囲とすることによって、
合金の水素吸蔵・放出量、初期活性化などの水素吸蔵・
放出特性を十分に向上させることが可能になる。含有量
zは 3.1〜 3.8の範囲とすることが好ましい。
溶湯としては、Ni溶湯を用いることも可能であるが、
溶湯温度を下げるために希土類−Ni系合金溶湯を用い
ることが好ましい。具体的には、希土類含有量を原子比
で 5〜15% の範囲とした希土類−Ni系合金溶湯を用い
ることによって、溶湯温度を約 200℃程度低下させるこ
とができ、これにより希土類−Mg系母合金を添加した
後のMgの蒸発をより効果的に抑制することが可能とな
り、希土類−Mg−Ni系合金の組成制御性をさらに向
上させることができる。
は、まずNiのみを真空中で高周波誘導加熱により溶解
した後、炉内を例えばアルゴン雰囲気のような不活性ガ
ス雰囲気とし、これに希土類元素を添加して希土類−N
i系合金溶湯として溶湯温度を十分低下させる。このと
きの希土類−Ni系合金溶湯の組成は、上記したように
希土類含有量を原子比で 5〜 15%の範囲に設定すること
が好ましい。また、Niの一部をT元素で置換する場合
には、この合金溶湯(もくしはNi溶湯)中に予め添加
しておいたり、また希土類−Mg系母合金と同時に添加
する。
合金溶湯中に、所定組成の希土類−Mg系母合金を所定
量投入することによって、所望組成の希土類−Mg−N
i系合金溶湯を調製する。そして、このような希土類−
Mg−Ni系合金溶湯を例えば鋳造して合金化する。合
金化にあたっては、合金内部の偏析を抑制するために、
水冷回転鋳型などを用いて鋳造することが好ましい。
土類−Mg−Ni系合金溶湯を 100℃/秒以上の速度で
冷却して凝固させる急冷法を適用することも可能であ
る。具体的には、希土類−Mg−Ni系合金をその溶融
状態から高速移動する冷却体上に射出して、板厚10〜 3
00μm 程度の薄帯を得る方法が挙げられる。このような
急冷法としては、単ロール法や双ロール法が挙げられ
る。これらの方法では溶湯温度、冷却ロールの材質や表
面性、冷却ロールの回転数、冷却ロールの冷却水温、ノ
ズル径、ガス圧などの条件を適宜設定することによっ
て、合金を安定して製造することができる。また、単ロ
ール法や双ロール法以外に、ガスアトマイズ法などの手
法を用いてもよい。
類−Mg−Ni系合金は、鋳造後の均質化や所望の結晶
構造を得るための熱処理を施すことが好ましい。ここ
で、所望の結晶構造とは、合金主相がCe2 Ni7 型、
CeNi3 型、Gd2 Co7 型およびPuNi3 型のい
ずれかの結晶構造、もしくは類似の結晶構造を有する相
から選ばれる少なくとも 1つの相を含む構造である。
は、真空中あるいは不活性雰囲気中にて、 300℃以上で
かつ合金の融点未満の温度で行うことが好ましい。この
熱処理温度が 300℃未満の場合には、均質化効果および
結晶構造制御効果を十分に得ることが困難となる一方、
熱処理温度が合金の融点以上となると、希土類元素など
の酸化やMg蒸発による組成変動などを引き起こすこと
になる。
土類−Mg−Ni系合金を真空熱処理炉に投入し、 1×
10-4Pa程度まで真空排気した後に、例えば 300℃まで昇
温して炉内にアルゴンガスを導入する。アルゴンガスに
よる雰囲気圧はMgの蒸発を抑制するために、0.1MPa程
度とすることが好ましい。その後、炉内を処理温度まで
昇温し、所定時間保持することにより熱処理する。
範囲に設定することが好ましく、さらには 800〜1000℃
の範囲とすることが好ましい。また、熱処理時間が10分
未満の場合には結晶化が不均一となり、一方10時間を超
えると合金表面の酸化、Mg蒸発による組成変動が大き
くなるおそれがあることから、熱処理時間は10分から10
時間までの範囲とすることが好ましく、より好ましくは
5〜10時間の範囲である。さらに、熱処理中のMgの蒸
発を抑制すために、グラファイト製タイトボックスなど
を用いることが好ましい。
造方法においては、Mgを含む母合金として、低融点の
希土類−Mg系母合金を用いていることから、この母合
金を溶解する際の溶湯温度を下げることができる。この
際、希土類−Mg系母合金を投入する溶湯として、希土
類−Ni系合金溶湯を用いることで、溶湯温度をより一
層下げることができる。
動を抑制することが可能となるため、所望の合金組成を
有する希土類−Mg−Ni系水素吸蔵合金を容易にかつ
安定して得ることができる。これは水素吸蔵合金の特性
の向上および安定化に大きく寄与するものである。さら
に、溶湯温度の低下は量産レベルでの生産性の向上につ
ながるため、希土類−Mg−Ni系水素吸蔵合金の製造
コストを低減することが可能となる。
価結果について述べる。
なるように、それぞれ希土類元素とMgを秤量し、これ
らをマグネシアるつぼに投入した。溶解炉内を十分に真
空排気した後、炉内にアルゴンガスを0.1MPaまで導入
し、高周波誘導加熱にてこれら各素材を溶解することに
よって、希土類−Mg系母合金インゴットをそれぞれ得
た。なお、表1中のミッシュメタル(Lm)は93原子% の
La、 1原子% のCe、 3原子% のPrおよび 3原子%
のNdからなるものである。
i系合金の組成になるように、それぞれ得られた希土類
−Mg系母合金、希土類元素、ミッシュメタルおよびそ
の他の素材を秤量した。Ni、Fe、Coの各素材のみ
をマグネシアるつぼ内に投入し、その他の素材はそれぞ
れ添加用カップにセットした。
のNi、Fe、Coのみを真空中で高周波誘導加熱によ
り溶解した。次いで、炉内にアルゴンガスを0.1MPaまで
導入し、この合金溶湯中に添加用カップにセットした希
土類元素とミッシュメタルを添加して、希土類−Ni系
合金溶湯をそれぞれ得た。
低下させた後、希土類−Mg系母合金およびその他の元
素を添加した。このような希土類−Mg−Ni系合金溶
湯を十分に撹拌した後、水冷鋳型に鋳造することによっ
て、それぞれ希土類−Mg−Ni系合金インゴットを得
た。
発光分光法とNiジメチルグリオキシム重量法により定
量分析し、これら各合金のMgおよび希土類元素の含有
量を定量して、その減少量を表1に併記した。ここでM
gおよび希土類元素の減少量は、それぞれ(定量された
合金中のMg含有量)/(配合時のMg量)×100(%)、
(定量された合金の希土類元素含有量)/(配合時の希
土類元素量)×100(%)により求めた。
を含む母合金としてMg−Ni系母合金を用いたもので
ある。
母合金をNi溶湯または希土類−Ni系合金溶湯に添加
することにより合金化した、実施例1〜10の希土類−
Mg−Ni系水素吸蔵合金は、Mgの蒸発量が比較例1
〜2の合金に比べ少なく、組成変動が抑制されているこ
とがわかる。比較例1、2の合金のMg蒸発量が大きい
のは、Mg−Ni系母合金を用いているからである。
なるように、それぞれ希土類元素とMgを秤量し、アル
ゴンガスを0.1MPaまで導入した高周波誘導炉にて、これ
ら各素材を溶解することによって、希土類−Mg系母合
金インゴットをそれぞれ得た。なお、表2中のミッシュ
メタル(Lm)は55原子% のLa、1原子%のCe、11原子
% のPrおよび33原子% のNdからなるものである。
i系合金の組成になるように、それぞれ得られた希土類
−Mg系母合金、希土類元素、ミッシュメタルおよびそ
の他の素材を秤量した。Ni、Fe、Coの各素材のみ
をマグネシアるつぼ内に投入し、その他の素材はそれぞ
れ添加用カップにセットした。
のNi、Fe、Coのみを真空中で高周波誘導加熱によ
り溶解した。次いで、炉内にアルゴンガスを0.1MPaまで
導入し、この合金溶湯中に添加用カップにセットした希
土類元素とミッシュメタルを添加して、希土類−Ni系
合金溶湯をそれぞれ得た。
低下させた後、希土類−Mg系母合金およびその他の元
素を添加した。このような希土類−Mg−Ni系合金溶
湯を十分に撹拌した後、水冷鋳型に鋳造することによっ
て、それぞれ希土類−Mg−Ni系合金インゴットを得
た。
タイトボックス中にセットし、アルゴン雰囲気中で 980
℃×10時間の条件で熱処理した。このようにして得た各
合金インゴットをキレート滴定法とICP法により定量
分析し、これら各合金のMgおよび希土類元素の含有量
を定量して、それらの減少量を表2に併記した。Mgお
よび希土類元素の減少量は、実施例1と同様にして求め
た。
砕し、さらにハンマーミルにより微粉砕し、得られた粉
砕粉を篩に通して75μm 以下の粒度に分級した。各水素
吸蔵合金粉末について、粉末X線回折法により主相の結
晶構造を同定した。各実施例の結晶構造を表2に併記し
た。
を含む母合金として、Mg−Ni系母合金およびMg−
希土類系母合金を用いたものである。
較例3、4による水素吸蔵合金の電池材料としての特性
を評価するために、以下に示すような手順で各電池用水
素吸蔵合金を用いた電極を形成し、それら各電極の放電
容量と充放電サイクル寿命を測定した。
1:1の割合で混合し、この混合体1gを錠剤成形機(内径1
0mm)を用いて、約103 MPa の圧力で 5分間加圧するこ
とによりペレットをそれぞれ作製した。これら各ペレッ
トをNi製網体で挟み込み、周囲をスポット溶接すると
共に、Niのリード線をスポット溶接することにより、
合金電極(負極)をそれぞれ作製した。
ある焼結式ニッケル電極と共に、 8規定の水酸化カリウ
ム水溶液に浸漬して負極容量規制の電池をそれぞれ構成
した。これらを25℃の恒温槽中で、水素吸蔵合金1g当た
り 200mAの電流(200mA/g) で3時間充電し、10分間休止
した後、水素吸蔵合金1g当たり 100mAの電流で酸化水銀
電極に対して -0.5Vになるまで放電を行う、充放電サイ
クル試験を行った。
および充放電サイクル寿命(放電容量が最大放電容量の
80%まで低下した際のサイクル数)の測定結果を表2に
併記した。
母合金をNi溶湯または希土類−Ni系合金溶湯に添加
することにより合金化した、実施例11〜23の希土類
−Mg−Ni系水素吸蔵合金は、Mgの蒸発量が比較例
3の合金に比べて少なく、組成変動が抑制されて、高い
放電容量が得られていることが分かる。
きいのは希土類−Mg系母合金を用いずに、Mg−Ni
系母合金を用いているからである。また、比較例4の希
土類−Mg−Ni系水素吸蔵合金の放電容量が小さいの
は、NiとT元素の合計含有量が 3以下であるからであ
る。
合金の製造方法によれば、Mgの蒸発による組成変動を
抑制することができることから、Mg、Niおよび希土
類元素を主要構成元素とする水素吸蔵合金の組成を容易
にかつ安定して制御することが可能となる。これは水素
吸蔵合金の特性の向上および安定化に大きく寄与するも
のである。さらに、水素吸蔵合金作製時の溶湯温度を下
げることができるため、量産レベルでの生産性、ひいて
は製造コストを低減することが可能となる。
Claims (6)
- 【請求項1】 マグネシウム、ニッケルおよび希土類元
素を主要構成元素とする水素吸蔵合金を製造するにあた
り、 ニッケル溶湯または希土類−ニッケル系合金溶湯に、希
土類−マグネシウム系母合金を添加することにより、所
望組成の希土類−マグネシウム−ニッケル系合金を調製
することを特徴とする水素吸蔵合金の製造方法。 - 【請求項2】 請求項1記載の水素吸蔵合金の製造方法
において、 前記希土類−マグネシウム系母合金は、マグネシウムを
原子比で 1〜 95%の範囲で含有することを特徴とする水
素吸蔵合金の製造方法。 - 【請求項3】 請求項1記載の水素吸蔵合金の製造方法
において、 前記希土類−マグネシウム系母合金は、 600〜1000℃の
範囲の融点を有することを特徴とする水素吸蔵合金の製
造方法。 - 【請求項4】 請求項1記載の水素吸蔵合金の製造方法
において、 前記希土類−マグネシウム系母合金を添加する溶湯とし
て、希土類元素を原子比で 5〜 15%の範囲で含む前記希
土類−ニッケル系合金溶湯を用いることを特徴とする水
素吸蔵合金の製造方法。 - 【請求項5】 請求項1記載の水素吸蔵合金の製造方法
において、 前記所望組成の希土類−マグネシウム−ニッケル系合金
の溶湯を鋳造する工程と、前記鋳造後の合金に対して均
質化および結晶構造制御のための熱処理を施す工程とを
有することを特徴とする水素吸蔵合金の製造方法。 - 【請求項6】 請求項1記載の水素吸蔵合金の製造方法
において、 前記希土類−マグネシウム−ニッケル系合金は、 一般式:(Mg1-x REx )(Ni1-y Ty )z (式中、REはYを含む希土類元素から選ばれる少なく
とも 1種の元素を、TはCo、Mn、Fe、Al、G
a、Zn、Sn、Cu、Si、CrおよびBから選ばれ
る少なくとも 1種の元素を示し、x、yおよびzはそれ
ぞれ0<x<1、0<y<0.9、3.0<z<4.0を満足する数
である)で実質的に表される組成を有することを特徴と
する水素吸蔵合金の製造方法。
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