JP2001226540A - アルミニウムろう付用フラックス組成物、その塗膜、及びろう付方法 - Google Patents

アルミニウムろう付用フラックス組成物、その塗膜、及びろう付方法

Info

Publication number
JP2001226540A
JP2001226540A JP2000039922A JP2000039922A JP2001226540A JP 2001226540 A JP2001226540 A JP 2001226540A JP 2000039922 A JP2000039922 A JP 2000039922A JP 2000039922 A JP2000039922 A JP 2000039922A JP 2001226540 A JP2001226540 A JP 2001226540A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
brazing
weight
polyethylene resin
aluminum
mixture
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000039922A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5041619B2 (ja
Inventor
Takashi Watsuji
隆 和辻
Seizo Kato
晴三 加藤
Masaru Matsumura
賢 松村
Takeshi Kikuchi
健 菊地
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyo Aluminum KK
Original Assignee
Toyo Aluminum KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyo Aluminum KK filed Critical Toyo Aluminum KK
Priority to JP2000039922A priority Critical patent/JP5041619B2/ja
Priority to US09/783,123 priority patent/US6497770B2/en
Priority to DE60120250T priority patent/DE60120250T2/de
Priority to EP01301391A priority patent/EP1127653B1/en
Publication of JP2001226540A publication Critical patent/JP2001226540A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5041619B2 publication Critical patent/JP5041619B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 塗布物の取り扱い、塑性加工が容易で、ろう
付部(フィレット)の外観が良好であり、低コストで作
業環境も良好であり、しかも複雑形状の部品へも塗布可
能な新規アルミニウムろう付用ペースト状組成物を提供
する。 【解決手段】 a)弗化物系フラックス:10重量%〜
50重量% b)ポリエチレン樹脂、ブチルゴムとポリエチレン樹脂
の混合物、石油樹脂とポリエチレン樹脂の混合物、ブチ
ルゴムと石油樹脂とポリエチレン樹脂の混合物の群から
選ばれる1種のバインダー:0.1重量%〜10重量%
を含み残部実質的に有機溶剤からなる(ただし、合計量
は100重量%)アルミニウムろう付用フラックス組成
物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アルミニウム材を
ろう付接合する際に使用するフラックス組成物に関す
る。尚、本明細書においては、アルミニウムとは、断わ
りのない限り純アルミニウムおよびアルミニウム合金を
含む。
【0002】
【従来の技術とその問題点】アルミニウムのろう付に
は、ブレージングシートが多用されており、これは例え
ば、3003合金(以下4ケタの番号/記号はJISで
定められているものである)や3N03合金等の心材の
片面あるいは両面に4343合金や4045合金等のろ
う材をクラッドさせたものが用いられている。これらを
ろう付する際には、ろう付部にフラックスを塗布する必
要があり、従来フラックスを水に混合させた懸濁液をス
プレー等で塗布・乾燥後にろう付作業(工程)を行うの
が通常であった。しかしながらスプレーでの塗布では、
必要箇所以外にもフラックスが飛び散り、作業環境・衛
生面ですこぶる好ましいものではなかった。また、水を
使用した場合には、完全に乾燥させた状態では容易にフ
ラックスが剥離、脱落するためろう付前の長時間の保存
や運搬、および加工・組立等が不可能であった。一方完
全に乾燥していない状態でろう付を行った場合には、ろ
う付雰囲気中の水分量が多くなり、ろう付性を低下させ
たり、ろう付部の欠陥の原因になる恐れがあった。さら
には、水を媒体とした場合ブレージングシートとの密着
性が低く、容易に塗りムラが生じ、フラックスの多く付
着している部分は、過剰のフラックスが灰色あるいは白
色のシミを形成する恐れがあり、他方フラックスの少な
い部分では、ろう付性が低下する恐れがあった。
【0003】これらの問題点を解決すべく、特開平6−
285682等に開示されているように水溶性の樹脂を
バインダーとして添加する方法もあるが、ろう付の際に
バインダーとフラックス間で反応が起こり、ろう付部が
黒変化する等意匠的に製品価値がすこぶる低いものであ
った。また、これらの水溶性の樹脂を使用しても、十分
な成膜性はなく、容易に剥離・脱落するためフラックス
塗布後の加工・組立等が実質的に不可能であった。従来
の溶剤系の樹脂を使用した場合では、乾燥させても、乾
燥させなくてもろう付部が変色したり、欠陥の発生する
恐れがあり工業生産に適していなかった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは鋭意創意工
夫を重ねた結果、本発明を完成するに至った。すなわち
本発明は、次の組成物、塗膜およびろう付方法よりな
る。
【0005】 1.a)弗化物系フラックス:10重量%〜50重量% b)ポリエチレン樹脂、ブチルゴムとポリエチレン樹脂
の混合物、石油樹脂とポリエチレン樹脂の混合物、ブチ
ルゴムと石油樹脂とポリエチレン樹脂の混合物の群から
選ばれる1種のバインダー:0.1重量%〜10重量%
を含み残部実質的に有機溶剤からなる(ただし、合計量
は100重量%)アルミニウムろう付用フラックス組成
物。
【0006】2.弗化物系フラックスがAlF−K
F,KAlF−KAlF,KAlF及びKA
lFから選ばれる少なくとも1種以上である前記1記
載のアルミニウムろう付用フラックス組成物。
【0007】3.前記1〜2記載のフラックス組成物を
アルミニウム製ブレージングシートの表面の少なくとも
1部以上に塗布後乾燥して得られる塗膜。
【0008】4.前記1〜2記載のフラックス組成物を
アルミニウム製ブレージングシートの表面の少なくとも
1部以上に塗布して得られる未乾燥塗膜。
【0009】5.前記3〜4記載の塗膜を表面の少なく
とも1部以上に有するアルミニウム製ブレージングシー
ト。
【0010】 6.a)弗化物系フラックス10重量%〜50重量% b)ポリエチレン樹脂、ブチルゴムとポリエチレン樹脂
の混合物、石油樹脂とポリエチレン樹脂の混合物、ブチ
ルゴムと石油樹脂とポリエチレン樹脂の混合物の群から
選ばれる1種のバインダー:0.1重量%〜10重量%
を含み残部実質的に有機溶剤からなる(ただし、合計量
は100重量%)アルミニウムろう付用フラックス組成
物をアルミニウム製ブレージングシートの表面の少なく
とも1部以上に塗布、乾燥後、他のアルミニウム材とろ
う付を行うことを特徴とするアルミニウム材のろう付方
法。
【0011】7.ろう付を密閉状態または開放状態で行
う上記6記載のろう付方法。
【0012】 8.a)弗化物系フラックス10重量%〜50重量% b)ポリエチレン樹脂、ブチルゴムとポリエチレン樹脂
の混合物、石油樹脂とポリエチレン樹脂の混合物、ブチ
ルゴムと石油樹脂とポリエチレン樹脂の混合物、ブチル
ゴム、石油樹脂、ブチルゴムと石油樹脂の混合物の群か
ら選ばれる少なくとも1種のバインダー:0.1重量%
〜10重量%を含み残部実質的に有機溶剤からなる(た
だし、合計量は100重量%)アルミニウムろう付用フ
ラックス組成物をアルミニウム製ブレージングシートの
表面の少なくとも1部以上に塗布後未乾燥で、他のアル
ミニウム材とろう付を行うことを特徴とするアルミニウ
ム材のろう付方法。
【0013】9.ろう付を密閉状態または開放状態で行
う上記8記載のろう付方法。
【0014】以下に、本発明の実施の形態を記述する。
【0015】本発明に使用する弗化物系フラックスは、
AlF−KF、KAlF−KAlF、KAl
およびKAlF等の弗化物系フラックス等が例示
されるが、KAlFとKAlFの混合物である市
販品の「ノコロック(商品名)」(アルキャン社製)が
特に好適である。弗化物系フラックスの量は組成物全体
を100重量%としたとき、10〜50重量%が適当
で、好ましくは20〜40重量%とするのがよい。10
重量%未満の場合には、フラックスの作用が乏しくなる
恐れがあり、50重量%を超えても過剰となり、コスト
アップとなる。
【0016】フラックス組成物中のバインダーとして
は、ポリエチレン樹脂、ブチルゴムとポリエチレン樹脂
の混合物、石油樹脂とポリエチレン樹脂の混合物、ブチ
ルゴムと石油樹脂とポリエチレン樹脂の混合物の群から
選ばれる1種のバインダーが用いられる。また、塗膜を
乾燥させる必要がない場合は、さらにブチルゴム、石油
樹脂、ブチルゴムと石油樹脂の混合物等をバインダーと
して用いることもできる。バインダーの配合量は組成物
全体を100重量%としたとき、0.1重量%〜10重
量%が適当で、より好ましくは0.5重量%〜5重量%
である。0.1重量%未満では、フラックス組成物の粘
度が低く、アルミニウム材に塗布した際にダレが生じ、
アルミニウム材との密着性が悪くなるので好ましくな
い。一方10重量%を超えても過剰で、コストアップに
なる恐れがある。ここでブチルゴムは、イソブチレンと
イソプレンの共重合体である分子量25万〜55万のも
のが好ましい。石油樹脂としては、C系石油樹脂、C
系石油樹脂およびC共重合石油樹脂の1種以上
が使用でき、特に好ましくはC共重合石油樹脂を
使用するのが好ましい。またこれらの石油樹脂の好まし
い分子量は600〜2000程度である。
【0017】本発明で用いる有機溶剤は、バインダーが
可溶であれば、特に限定されず、トルエン、ヘキサン、
オクタン、シクロヘキサン、エチレングリコールモノヘ
キシルエーテル等を単独、あるいは2種以上を混合して
用いることができる。有機溶剤の量は残部とすればよ
く、要求される粘度に調整するにはバインダーの量を前
記範囲内で調整すればよい。
【0018】本発明に用いるフラックス組成物には、公
知の添加物を添加しても差し支えなく、例えば、酸化防
止剤、腐食抑制剤、消泡剤、増粘剤、可塑剤、分散剤、
タックファイヤー等を必要に応じて添加できる。
【0019】本発明のフラックス組成物は、アルミニウ
ム材(好ましくはアルミニウム製ブレージングシート)
の表面の少なくとも一部以上、すなわちろう付しようと
する部分に必要量塗布して使用することができ、乾燥後
の平均膜厚は好ましくは0.5〜50μm、より好まし
くは1.5〜20μmである。平均膜厚が0.5μm未
満の場合は、フラックス不足によって十分なろう付性が
望められず、50μmを超えると過剰で、フラックス残
分による外観不良、およびコストアップになる恐れがあ
る。乾燥させない場合の塗布量は、1〜300g/m
が適当で、好ましくは3〜100g/mがよい。1g
/m未満では、塗布量が不足で、十分なフラックス作
用が得られない恐れがあり、300g/mを超えても
過剰でろう付後のフィレットの外観が損なわれる恐れが
ある。
【0020】塗布の方法は、公知の方法が採用でき、は
け塗り、スプレー塗装、ロールコーター、バーコータ
ー、ドクターブレード等で塗布することができる。これ
らの方法以外にも単にフラックス組成物にアルミニウム
製ブレージングシート等を浸漬する等の方法でもよい。
【0021】フラックス組成物の塗布後の乾燥は必ずし
も必要ではないが、通常室温乾燥、必要に応じて30〜
150℃程度の温度で乾燥させてもよい。ろう付の方法
は、特に限定されず、公知の方法が採用できるが、炉中
ろう付による方法が好ましい。ろう付の温度は組成にも
よるが、通常450℃〜630℃程度である。雰囲気に
ついては、真空、Ar、窒素等の雰囲気が好ましい。ろ
う付雰囲気中の酸素濃度については200ppm以下、
好ましくは100ppm以下が望ましく、200ppm
を超える場合にはフラックス作用の低下のためろう付け
不良が発生する恐れがある。
【0022】本発明のフラックス組成物は、ろう付可能
なアルミニウム材およびアルミニウム製ブレージングシ
ートに適用することができ、例えばヒーターコア、エバ
ポレータ、コンデンサ等の熱交換器を構成するフィン・
ピン・パイプ・チューブ・プレート等のろう付接合に使
用することができる。また、熱交換器に限定されること
はなく、各種機械部品、構造部品、スポーツ用品、OA
機器、日用品等に適用可能である。
【0023】
【効果】1.本発明のフラックス組成物は、アルミニウ
ム製ブレージングシート等のアルミニウム材への密着性
が良好で、乾燥前あるいは乾燥後の塗膜は容易に剥離・
脱落が起こらない。従って該ペースト組成物の塗布後に
加工や切断作業を容易に行うことができる。
【0024】2.本発明のフラックス組成物に用いるブ
チルゴム、石油樹脂、ポリエチレン樹脂は、ろう付を行
う際の昇温中に熱分解するため、ろう付後のろう付部
(フィレット)の外観が良好であり、黒変化や白色残さ
を生じない。
【0025】3.本発明のフラックス組成物は、適切な
有機溶剤の選定により室温でも乾燥させることができ、
余分なコストがかからず、乾燥後も良好な塗膜状態であ
るので、粉塵等が発生せず、作業環境が良好である。
【0026】4.本発明のフラックス組成物は、溶剤の
配合量等により適度な粘度に調整できるので、複雑形状
の部品や凹凸屈曲等のある部材へも塗布可能である。
【0027】5.本発明のろう付方法は、特別な装置や
機器が不要であるので、既存の設備で実施可能である。
【0028】6.本発明のフラックス組成物は、必ずし
も乾燥させる必要がない工程を選択することができ、塗
布後未乾燥のままでろう付しても、ろう付部が黒変する
等の問題もなくろう付する事が出来る。
【0029】7.本発明のフラックス組成物を用いるこ
とにより、開放状態および密閉状態のいずれでも、ま
た、その塗膜の乾燥・未乾燥にかかわらず良好なろう付
けを実施することができる。
【0030】
【実施例】表1および表2の配合にて混合し、フラック
ス組成物を作製した。作製したフラックス組成物を刷毛
で4045/3003/4045ブレージングシート
(60×50×2mm)の片面に(乾燥後平均膜厚5μ
m、乾燥させないものは約5g/m)塗布後、乾燥塗
膜を得る場合には希釈用有機溶剤(トルエンまたはエチ
レングリコールモノヘキシルエーテル)を完全に蒸発さ
せるために、105℃5分間加熱した。ただし、未乾燥
塗膜の場合は塗布のみで乾燥しなかった。得られた塗板
を下記の評価に供した。
【0031】・成膜性:○→指触硬化している。 ×→指触硬化していない。 ・付着性:A→強く指でこすっても塗膜ははがれない。 B→軽く指でこすっても塗膜ははがれない。 C→指でこすれば塗膜ははがれるが、たたいてもはがれ
ない。 D→たたくと塗膜ははがれ落ちる。 E→評価外(成膜できず)
【0032】折曲性:○→直径10mmの丸棒で塗板を
180°折り曲げて塗膜のはく離や亀裂なし △→直径10mmの丸棒で塗板を180°折り曲げて塗
膜の亀裂はあるが、剥離なし ×→直径10mmの丸棒で塗板を180°折り曲げて塗
膜の亀裂および剥離あり
【0033】上記で作製した各塗板を加熱あるいはろう
付を行い次の評価を行った。 ・ろう付後の残炭状態の評価 塗板をそのまま(開放状態:Open)、あるいはアル
ミニウム箔で包み(密閉状態:Close)窒素ガス雰
囲気炉(窒素ガスフロー4m/hr)中にて塗板の実
体温度が590℃に達してから2分間経過後、炉から取
り出しろう付部表面を目視にて評価した。 A:全く黒変化していない。 B:若干黒変化しているが気にならない。 C:黒変部が全体の半分未満あり、非常に気になる。 D:黒変部が半分以上あり、商品価値がほとんどない。 E:全体が黒変化しており、商品価値がない。
【0034】・臭気:残炭試験の加熱中に炉から出てく
るガスの臭いをかいで評価した。 A→ほとんど臭わない、気にならない。 B→臭いが認識できるが、作業には影響しない。 C→異様な臭気があり、やや気になる。 D→不快臭であり、作業しにくい。 E→悪臭で、作業できない。
【0035】・フィレット形成(外観):上記で作製し
た塗板の塗布面中央に3003アルミニウム板を垂直に
立て、ステンレスワイヤーで仮留めした後、上記と同様
開放状態(Open)と密閉状態(Close)で窒素
ガス雰囲気(窒素ガスフロー4Nm/h、炉内酸素濃
度50ppm)の炉にて600℃で3分間保持してろう
付を行った。冷却した後、炉から取り出しろう付部のフ
ィレットの形成状況を目視にて観察を行った。
【0036】A→フィレットの形成具合良好(ろう付部
周辺に均一にフィレットが形成されている。) B→フィレットは形成されているが、やや不均一であ
る。 C→フィレットは形成されているが、かなり不均一であ
る。 D→フィレットが十分に形成されておらず、切れがあ
る。 E→ろう付できていない。
【0037】以上の結果より、本発明のペースト状組成
物を使用したろう付は、上記すべての評価に満足するも
のである。
【0038】
【表1】
【0039】
【表2】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08L 23/22 C08L 23/22 57/02 57/02 (72)発明者 松村 賢 大阪府大阪市中央区久太郎町三丁目6番8 号 東洋アルミニウム株式会社内 (72)発明者 菊地 健 大阪府大阪市中央区久太郎町三丁目6番8 号 東洋アルミニウム株式会社内 Fターム(参考) 4J002 BA011 BA012 BB031 BB182 DD036 EA017 EA027 EA057 ED027 FD206 FD207 GH00

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 a)弗化物系フラックス:10重量%〜
    50重量% b)ポリエチレン樹脂、ブチルゴムとポリエチレン樹脂
    の混合物、石油樹脂とポリエチレン樹脂の混合物、ブチ
    ルゴムと石油樹脂とポリエチレン樹脂の混合物の群から
    選ばれる1種のバインダー:0.1重量%〜10重量%
    を含み残部実質的に有機溶剤からなる(ただし、合計量
    は100重量%)アルミニウムろう付用フラックス組成
    物。
  2. 【請求項2】 弗化物系フラックスがAlF−KF,
    KAlF−KAlF,KAlF及びKAlF
    から選ばれる少なくとも1種以上である請求項1記載
    のアルミニウムろう付用フラックス組成物。
  3. 【請求項3】 請求項1〜2記載のフラックス組成物を
    アルミニウム製ブレージングシートの表面の少なくとも
    1部以上に塗布後乾燥して得られる塗膜。
  4. 【請求項4】 請求項1〜2記載のフラックス組成物を
    アルミニウム製ブレージングシートの表面の少なくとも
    1部以上に塗布して得られる未乾燥塗膜。
  5. 【請求項5】 請求項3〜4記載の塗膜を表面の少なく
    とも1部以上に有するアルミニウム製ブレージングシー
    ト。
  6. 【請求項6】 a)弗化物系フラックス10重量%〜5
    0重量% b)ポリエチレン樹脂、ブチルゴムとポリエチレン樹脂
    の混合物、石油樹脂とポリエチレン樹脂の混合物、ブチ
    ルゴムと石油樹脂とポリエチレン樹脂の混合物の群から
    選ばれる1種のバインダー:0.1重量%〜10重量%
    を含み残部実質的に有機溶剤からなる(ただし、合計量
    は100重量%)アルミニウムろう付用フラックス組成
    物をアルミニウム製ブレージングシートの表面の少なく
    とも1部以上に塗布、乾燥後、他のアルミニウム材とろ
    う付を行うことを特徴とするアルミニウム材のろう付方
    法。
  7. 【請求項7】 ろう付を密閉状態または開放状態で行う
    請求項6記載のろう付方法。
  8. 【請求項8】 a)弗化物系フラックス10重量%〜5
    0重量% b)ポリエチレン樹脂、ブチルゴムとポリエチレン樹脂
    の混合物、石油樹脂とポリエチレン樹脂の混合物、ブチ
    ルゴムと石油樹脂とポリエチレン樹脂の混合物、ブチル
    ゴム、石油樹脂、ブチルゴムと石油樹脂の混合物の群か
    ら選ばれる少なくとも1種のバインダー:0.1重量%
    〜10重量%を含み残部実質的に有機溶剤からなる(た
    だし、合計量は100重量%)アルミニウムろう付用フ
    ラックス組成物をアルミニウム製ブレージングシートの
    表面の少なくとも1部以上に塗布後未乾燥で、他のアル
    ミニウム材とろう付を行うことを特徴とするアルミニウ
    ム材のろう付方法。
  9. 【請求項9】 ろう付を密閉状態または開放状態で行う
    請求項8記載のろう付方法。
JP2000039922A 2000-02-17 2000-02-17 アルミニウムろう付用フラックス組成物、その塗膜、及びろう付方法 Expired - Lifetime JP5041619B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000039922A JP5041619B2 (ja) 2000-02-17 2000-02-17 アルミニウムろう付用フラックス組成物、その塗膜、及びろう付方法
US09/783,123 US6497770B2 (en) 2000-02-17 2001-02-15 Flux-containing compositions for brazing aluminum, films and brazing method thereby
DE60120250T DE60120250T2 (de) 2000-02-17 2001-02-16 Zusammensetzungen, insbesondere in Form einer Beschichtung, und Verfahren zum Hartlöten von Aluminium
EP01301391A EP1127653B1 (en) 2000-02-17 2001-02-16 Flux-containing compositions for brazing aluminum, films and brazing method thereby

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000039922A JP5041619B2 (ja) 2000-02-17 2000-02-17 アルミニウムろう付用フラックス組成物、その塗膜、及びろう付方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001226540A true JP2001226540A (ja) 2001-08-21
JP5041619B2 JP5041619B2 (ja) 2012-10-03

Family

ID=18563410

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000039922A Expired - Lifetime JP5041619B2 (ja) 2000-02-17 2000-02-17 アルミニウムろう付用フラックス組成物、その塗膜、及びろう付方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5041619B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1287941A1 (de) * 2001-08-28 2003-03-05 Behr GmbH & Co. Flussmittelzusammensetzungen zum Hartlöten von Teilen, insbesondere auf der Basis von Aluminium als Grundmaterial, sowie deren Verwendung
KR100905038B1 (ko) 2007-12-17 2009-06-30 주식회사 제이씨 알루미늄 브레이징용 플럭스 페이스트
WO2018217051A1 (ko) * 2017-05-26 2018-11-29 희성정밀(주) 전기자동차용 배터리 냉각 장치 제조 방법
JP2019130585A (ja) * 2018-02-02 2019-08-08 株式会社日本スペリア社 はんだ用フラックス及びはんだ組成物並びにはんだ付け用フラックス

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04333390A (ja) * 1991-05-07 1992-11-20 Nippon Genma:Kk アルミニウムろうペースト
JPH06285682A (ja) * 1993-04-07 1994-10-11 Sky Alum Co Ltd フラックス組成物およびろう付け用アルミニウム材
JPH0825079A (ja) * 1994-07-15 1996-01-30 Mitsubishi Alum Co Ltd ろう付用組成物及びろう付用組成物が設けられてなる Al系材料並びに熱交換器
JPH08187594A (ja) * 1995-01-05 1996-07-23 Nippon Genma:Kk アルミニウムろう付用フラックス組成物
JPH091384A (ja) * 1995-06-15 1997-01-07 Nippon Genma:Kk マグネシウム含有アルミ合金のろう付け方法
JPH09174277A (ja) * 1995-12-26 1997-07-08 Sumitomo Light Metal Ind Ltd アルミニウム材料ろう付け用組成物及びろう付け用アルミニウム材料、並びにアルミニウム材料のろう付け方法
JPH09314380A (ja) * 1996-05-30 1997-12-09 Sumitomo Light Metal Ind Ltd アルミニウム材料ろう付け用組成物及びろう付け用アルミニウム材料、並びにアルミニウム材料のろう付け方法
JPH10156583A (ja) * 1996-11-22 1998-06-16 Toyo Alum Kk アルミニウム用ろうペースト
JPH11192582A (ja) * 1997-12-26 1999-07-21 Furukawa Electric Co Ltd:The アルミニウム材ろう付け用ペースト及びアルミニウム材

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04333390A (ja) * 1991-05-07 1992-11-20 Nippon Genma:Kk アルミニウムろうペースト
JPH06285682A (ja) * 1993-04-07 1994-10-11 Sky Alum Co Ltd フラックス組成物およびろう付け用アルミニウム材
JPH0825079A (ja) * 1994-07-15 1996-01-30 Mitsubishi Alum Co Ltd ろう付用組成物及びろう付用組成物が設けられてなる Al系材料並びに熱交換器
JPH08187594A (ja) * 1995-01-05 1996-07-23 Nippon Genma:Kk アルミニウムろう付用フラックス組成物
JPH091384A (ja) * 1995-06-15 1997-01-07 Nippon Genma:Kk マグネシウム含有アルミ合金のろう付け方法
JPH09174277A (ja) * 1995-12-26 1997-07-08 Sumitomo Light Metal Ind Ltd アルミニウム材料ろう付け用組成物及びろう付け用アルミニウム材料、並びにアルミニウム材料のろう付け方法
JPH09314380A (ja) * 1996-05-30 1997-12-09 Sumitomo Light Metal Ind Ltd アルミニウム材料ろう付け用組成物及びろう付け用アルミニウム材料、並びにアルミニウム材料のろう付け方法
JPH10156583A (ja) * 1996-11-22 1998-06-16 Toyo Alum Kk アルミニウム用ろうペースト
JPH11192582A (ja) * 1997-12-26 1999-07-21 Furukawa Electric Co Ltd:The アルミニウム材ろう付け用ペースト及びアルミニウム材

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1287941A1 (de) * 2001-08-28 2003-03-05 Behr GmbH & Co. Flussmittelzusammensetzungen zum Hartlöten von Teilen, insbesondere auf der Basis von Aluminium als Grundmaterial, sowie deren Verwendung
EP1897651A1 (de) * 2001-08-28 2008-03-12 Behr GmbH & Co. KG Flussmittelzusammensetzung zum Hartlöten von Teilen, insbesondere auf der Basis von Aluminium als Grundmaterial, sowie deren Verwendung
KR100905038B1 (ko) 2007-12-17 2009-06-30 주식회사 제이씨 알루미늄 브레이징용 플럭스 페이스트
WO2018217051A1 (ko) * 2017-05-26 2018-11-29 희성정밀(주) 전기자동차용 배터리 냉각 장치 제조 방법
KR20180129329A (ko) * 2017-05-26 2018-12-05 희성정밀 주식회사 전기자동차용 배터리 냉각 장치 제조 방법
KR102033064B1 (ko) * 2017-05-26 2019-10-16 엘티정밀(주) 전기자동차용 배터리 냉각 장치 제조 방법
JP2019130585A (ja) * 2018-02-02 2019-08-08 株式会社日本スペリア社 はんだ用フラックス及びはんだ組成物並びにはんだ付け用フラックス

Also Published As

Publication number Publication date
JP5041619B2 (ja) 2012-10-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1127653B1 (en) Flux-containing compositions for brazing aluminum, films and brazing method thereby
US20040009358A1 (en) Flux coated brazing sheet
JPH04333390A (ja) アルミニウムろうペースト
JP5030758B2 (ja) アルミニウムろう付け用組成物、その塗布方法及びろう付け方法
JP2007007914A (ja) アルミニウム塗装板及びプレコートアルミニウムフィン材
JP2001226540A (ja) アルミニウムろう付用フラックス組成物、その塗膜、及びろう付方法
JP5575009B2 (ja) めっき鋼板の成形加工品およびその製造方法ならびに化成処理液
JP3748085B2 (ja) クロムフリー電磁鋼板表面処理用組成物及び表面処理電磁鋼板
JP3734947B2 (ja) アルミニウム材ろう付け用ペースト及びアルミニウム材
JP4150130B2 (ja) アルミニウムろう付用フラックス組成物、その塗膜およびろう付方法
JP2001293593A (ja) アルミニウムろう付用ペースト状組成物、その塗膜、およびろう付方法
JP2001201289A (ja) 熱交換器用アルミニウムフィン材
JP4060019B2 (ja) アルミニウムろう付用ペースト状組成物、その塗膜、およびろう付方法
JP3705939B2 (ja) アルミニウムろう付用ペースト状組成物、その塗膜、およびろう付方法
JP2000000687A (ja) 硬化性アルミニウムろう付け用バインダ
JPS6013068B2 (ja) 鋼材用耐食性被覆組成物
JP2000197990A (ja) ブレ―ジングペ―スト
JP2001226541A (ja) ろう付用未乾燥塗膜、及びろう付方法
JPH11245080A (ja) アルミニウム材ろう付け用ペースト及びアルミニウム材
JP3056446B2 (ja) アルカリ脱膜性に優れた樹脂膜積層金属板
JPH06285682A (ja) フラックス組成物およびろう付け用アルミニウム材
JP4818003B2 (ja) 熱交換器用プレコートアルミニウムフィン材
CA1062098A (en) Melamine-formaldehyde and tannin treatment of metal surfaces
JPH01304934A (ja) 鮮映性に優れたプレコートメタル
JPH09174277A (ja) アルミニウム材料ろう付け用組成物及びろう付け用アルミニウム材料、並びにアルミニウム材料のろう付け方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060825

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090421

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090512

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090624

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20100518

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120710

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 5041619

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150720

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term