JP2001226499A - 易剥離性フィルムおよびこれを用いた医療用包装容器 - Google Patents

易剥離性フィルムおよびこれを用いた医療用包装容器

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 耐熱性、柔軟性、透明性に優れ、さらに剥離
可能な隔壁を形成できる低温溶着の温度範囲が広い、易
剥離性フィルムおよびこれを用いた医療用包装容器を提
供する。 【解決手段】 プロピレン・α−オレフィン共重合体
(A)と、該共重合体(A)とα−オレフィン含有率の
異なるプロピレン・α−オレフィン共重合体(B)およ
び/またはプロピレン単独重合体(C)の混合物からな
る易剥離性フィルム、およびこれを用いて作製された医
療用包装容器。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、優れた易剥離性を
示すフィルム、およびこれを用いた医療用包装容器に関
する。なお、本明細書において、易剥離性とは二つの部
材を相対的に高温で熱溶着することによる実質的に剥離
開封できない強熱溶着部と、二つの部材を相対的に低温
で熱溶着することによる(以下低温溶着という)容易に
剥離できる弱熱溶着部とを、一種類の材料から選択的に
形成できる性質をいう。
【0002】
【従来の技術】従来、低温溶着により容易に剥離できる
接着面を形成することで開封を容易にした蓋材および包
装材や、容易に剥離できる隔壁によって区画された医療
用複室容器が採用されている。医療用複室容器は、混合
した状態では変質などにより保存性が悪くなる薬剤や薬
液を、使用直前に無菌混合するなどの用途に使われてい
る。これは、容易に剥離可能な隔壁によって区画される
複数の室に内容物を別々に保存しておき、使用直前に容
器を手で圧縮して隔壁を剥離させ、複数の室を連通させ
て内容物を無菌混合させるというものである。この複室
容器は易剥離性を有する単層フィルム、あるいは易剥離
性を有するフィルムを積層した多層フィルムから形成さ
れる。まず、フィルムの縁部を相対的に高温で強固に熱
溶着し、形成された容器の外側から加熱金型で相対的に
低温で熱溶着して、容易に剥離可能な隔壁を形成するこ
とにより複数の室に区画する。なお、複室容器が易剥離
性を有しない樹脂から形成された容器の場合、複室容器
内の隔壁は易剥離性フィルム(通常、容器を形成してい
るフィルムに使われている樹脂と、これと非相溶である
樹脂との混合物から形成されたものが採用される)を隔
壁部に挿入して熱溶着することによって形成することが
できる。
【0003】医療用容器に用いられる易剥離性フィルム
は医療安全性、廃棄性に加え、耐熱性、透明性、柔軟
性、耐衝撃性をも満足し得るものでなければならず、こ
れまでに数多くの提案がなされている。例えば、ポリプ
ロピレン系ポリマーとエチレン・α−オレフィン系エラ
ストマーとの混合物からなる易剥離性フィルム(特開平
7−136234号公報、特開平8−131515号公
報)や、主成分であるポリプロピレン系ポリマーやポリ
エチレン系ポリマーと、スチレン系エラストマーとの混
合物からなるフィルム(特開平8−229099号公
報、特開平8−229100号公報)が公知である。し
かし、これらのフィルムはα−オレフィン含有量または
エラストマー含有量が多いため、耐熱性が悪く、形成さ
れた隔壁の剥離強度の変化やばらつきが増大し、115℃
以下でしか高圧蒸気滅菌を行うことが出来ない。一方、
ポリオレフィン系樹脂と耐熱性に優れたポリメチルペン
テン系樹脂などの非相溶性樹脂との樹脂組成物から形成
された易剥離性フィルム(特公平7−96283号公
報)は、非相溶性樹脂の配合量が多いため、透明性、柔
軟性が悪く、医療用容器としては不適切となる。
【0004】さらに、プロピレンの均質相コポリマーを
内壁に用いたバッグ(特開平10−314275号公
報)も公知である。該プロピレンの均質相コポリマーと
しては、融点が150〜160℃であって、エチレン成分を約
3重量%含むものが良いとされているが、このコポリマ
ーからなるバッグは、耐熱性には優れるが、剥離可能な
隔壁を形成できる低温溶着の温度範囲が137.5±1℃と狭
く、該隔壁の形成が困難である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記事情に鑑
みてなされたものであり、耐熱性、柔軟性、透明性に優
れ、さらに剥離可能な隔壁を形成できる低温溶着の温度
範囲の広い、易剥離性フィルムおよびこれを用いた医療
用包装容器を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記目的
を達成するために種々鋭意検討したところ、融点の異な
る2種以上のプロピレン系重合体の混合物を用いること
により、所期の目的が達成されることを見出し、本発明
に到達した。
【0007】すなわち、本発明はプロピレン・α−オレ
フィン共重合体(A)と、該共重合体(A)とα−オレ
フィン含有率の異なるプロピレン・α−オレフィン共重
合体(B)および/またはプロピレン単独重合体(C)
の混合物からなる易剥離性フィルムである。また、本発
明は、該フィルムを少なくとも一方の表面層として用い
た易剥離性積層フィルムである。さらに、本発明は、前
記易剥離性フィルムまたは易剥離性積層フィルムを用い
た医療用包装容器である。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明のプロピレン・α−オレフ
ィン共重合体(A)は、融点が110〜130℃であり、好ま
しくは115〜125℃である。一方、本発明のプロピレン・
α−オレフィン共重合体(B)は、融点が130〜170℃で
あり、好ましくは135〜155℃である。また、プロピレン
単独重合体(C)は、融点が130〜170℃であり、好まし
くは161〜170℃である。(A)の融点が110℃より低い
場合や、(B)または(C)の融点が130℃より低い場
合は、成形後のフィルムや包装容器の耐熱性が悪く、高
圧蒸気滅菌後の透明性の低下や容器の変形が起こるおそ
れがある。また、(A)の融点が130℃より高い場合
は、(B)または(C)との融点の差が小さくなり、易
剥離性の隔壁の形成が困難になる。さらに、(A)の融
点と(B)または(C)の融点の差は、少なくとも5℃
であることが好ましく、より好ましくは7℃以上であ
る。融点の差が5℃より小さいと、強熱溶着部と弱熱溶
着部とを選択的に形成することは困難になる。ここで言
う融点とは、該共重合体または単独重合体のペレットの
DSC(示差走査熱量)測定を行った結果、融解による
吸熱ピークが最大であった温度のことである。
【0009】本発明のプロピレン・α−オレフィン共重
合体(A)のα−オレフィン含有率は5〜20モル%、好
ましくは7〜15モル%である。また、本発明のプロピレ
ン・α−オレフィン共重合体(B)のα−オレフィン含
有率は8モル%以下、好ましくは7モル%以下である。α
−オレフィン含有率が20モル%よりも多いプロピレン・
α−オレフィン共重合体を使用した場合、該共重合体を
含む混合物から成形されたフィルムは、耐熱性や透明性
が悪くなるだけでなく、易剥離性の隔壁を作製した場
合、その剥離強度が高くなり、該隔壁を手で剥離させる
ことが困難になる。
【0010】本発明の易剥離性フィルムを形成する混合
物は、プロピレン・α−オレフィン共重合体(A)とプ
ロピレン・α−オレフィン共重合体(B)、およびプロ
ピレン単独重合体(C)の3種の混合物であってもよい
が、(A)と(B)、または(A)と(C)の2種の混
合物であってもよい。また、(A)が110〜130℃の融点
を持つ2種以上のプロピレン・α−オレフィン共重合体
から成るものであったり、(B)が130〜170℃の融点を
持つ2種以上のプロピレン・α−オレフィン共重合体か
ら成るものであったり、あるいは(C)が130〜170℃の
融点を持つ2種以上のプロピレン単独重合体から成るも
のであってもよい。
【0011】本発明のプロピレン・α−オレフィン共重
合体(A)のα−オレフィンとしては、炭素数2または
4〜8のα−オレフィン、具体的にはエチレン、ブテ
ン、ペンテン、ヘキセン、ヘプテン、オクテン、または
これらの2種以上が用いられる。すなわち、本発明のプ
ロピレン・α−オレフィン共重合体(A)の具体例とし
ては、プロピレン・エチレン共重合体、プロピレン・ブ
テン共重合体等の2元共重合体の他、プロピレン・エチ
レン・ブテン共重合体等の3元共重合体であってもよ
い。また、本発明のプロピレン・α−オレフィン共重合
体(B)のα−オレフィンも、前記共重合体(A)と同
様のものが使用できる。本発明の易剥離性フィルムを形
成する混合物が、(A)と(B)の両方を含むものであ
る場合は、(A)と(B)のα−オレフィンは、その含
量が異なっていれば、同じものであっても異なるもので
あっても差し支えない。本発明では、前記(A)または
(B)のα−オレフィンがエチレンであることが好まし
く、前記(A)および(B)のα−オレフィンが両方と
もエチレンであることがより好ましい。
【0012】本発明のプロピレン・α−オレフィン共重
合体(A)は、曲げ弾性率2,000〜10,000kg/cm2を有す
るものが好ましく、より好ましくは3,000〜6,000kg/cm
2である。また、本発明のプロピレン・α−オレフィン
共重合体(B)は曲げ弾性率3,000〜17,000kg/cm2を有
するものが好ましく、より好ましくは4,000〜7,000kg/
cm2である。また、プロピレン単独重合体(C)は、曲
げ弾性率3,000〜17,000kg/cm2を有するものが好まし
く、より好ましくは3,000〜15,000kg/cm2である。前記
(A)の曲げ弾性率が2,000kg/cm2より小さい場合や、
(B)または(C)の曲げ弾性率が3,000kg/cm2より小
さい場合は、共重合体(A)と共重合体(B)および/
または単独重合体(C)の混合物から作製したフィルム
の強度が不足し、べたつきが生じるおそれがある。ま
た、前記(A)の曲げ弾性率が10,000kg/cm2より大き
い場合や、(B)または(C)の曲げ弾性率が17,000kg
/cm2より大きい場合は、共重合体(A)と共重合体
(B)および/または単独重合体(C)の混合物から作
製したフィルムの柔軟性が不足する可能性がある。
【0013】本発明のプロピレン・α−オレフィン共重
合体(A)と、プロピレン・α−オレフィン共重合体
(B)および/またはプロピレン単独重合体(C)の重
量混合比率は15〜85:85〜15であるのが好ましく、より
好ましくは20〜70:80〜30であり、最も好ましくは30〜
50:70〜50である。(A)が15重量%より少なく、
(B)および/または(C)が85重量%より多くなる
と、作製したフィルムによって易剥離性の隔壁を形成し
たとき、該隔壁の剥離強度が低すぎたり、該隔壁を形成
するときの溶着温度の範囲が狭くなる。また(A)が85
重量%より多く、(B)および/または(C)が15重量
%より少なくなると、逆に該隔壁の剥離強度が高すぎた
り、該フィルムにべたつきが生じるおそれがある。
【0014】本発明の易剥離性フィルムは、前記プロピ
レン・α−オレフィン共重合体(A)と、プロピレン・
α−オレフィン共重合体(B)および/またはプロピレ
ン単独重合体(C)の混合物から常法に従い作製され
る。該混合物の混合方法は特に限定されないが、あらか
じめ樹脂ペレットをドライブレンドする方法や、2軸押
出機を用いて溶融ブレンドする方法が好ましく用いられ
る。本発明の混合物は、易剥離性フィルムに成形加工す
る上で、従来公知の熱安定剤、酸化防止剤、紫外線吸収
剤等を添加しても差し支えなく、好ましい添加量は前記
混合物に対して0.001〜10重量%である。本発明の条件
範囲内であれば、相溶化剤等の熱可塑性樹脂、滑剤、耐
ブロッキング剤、帯電防止剤、顔料、抗菌剤等を添加し
てもよい。また、オゾン処理、コロナ処理、蒸着処理な
どの公知の表面処理を施してもよい。
【0015】本発明の易剥離性フィルムは、ガスバリヤ
ー性、易剥離性、力学的性質等の向上のため、該フィル
ムを少なくとも一方の表面層とし、他の樹脂の層を積層
させた易剥離性積層フィルムであってもよい。前記他の
樹脂および他の樹脂の層の数は、用途により好ましいも
のが選択されて使用される。具体的には、他の樹脂と
は、ポリプロピレン系樹脂、プロピレン・α−オレフィ
ン共重合体、ポリエチレン系樹脂、エチレン・α−オレ
フィン共重合体、ポリブテン等のα−オレフィン系樹
脂、環状ポリオレフィン系樹脂、エチレン・ビニルアル
コール共重合体、エチレン・酢酸ビニル共重合体などの
ポリオレフィン系樹脂の他、ポリアミド系樹脂、ポリエ
ステル系樹脂などの熱可塑性樹脂、またはこれらの樹脂
の混合物等である。本発明の易剥離性積層フィルムは、
例えば、容器の蓋剤や輸液バッグ用ゴム栓キャップの密
封フィルムなどに使用する場合は、本発明の易剥離性フ
ィルムをシーラント層として、ポリエチレンテレフタレ
ートあるいはナイロンからなる基材を積層させた、易剥
離性積層フィルムが好ましく用いられる。また、易剥離
性の隔壁を有する複室容器や易剥離性の隔壁を口部に有
する容器などに使用する場合は、本発明の易剥離性フィ
ルムを内層として、ポリプロピレン・α−オレフィン共
重合体とエラストマーからなる中間層、およびポリプロ
ピレン・α−オレフィン共重合体からなる外層を積層さ
せた、易剥離性積層フィルムが好ましく用いられる。
【0016】本発明の易剥離性フィルムはTダイ成形、
インフレーション成形等、一般の熱可塑性樹脂に用いら
れる成型方法と同様の方法で製造できる。また、易剥離
性積層フィルムは、共押出し成形、ドライラミネート、
押出しコーティングなどの方法で作製できる。上記の方
法で得られる本発明の易剥離性フィルムは、肉厚が5〜5
00μm程度であることが好ましく、20〜400μmであるこ
とがより好ましい。5μmより薄いとフィルムの強度が不
十分であったり、優れた易剥離性を示す隔壁を形成する
ことが困難になる。また、500μmより厚いとフィルムの
柔軟性が低下し、フィルムの溶着も困難になる。また、
本発明の易剥離性積層フィルムは、肉厚が10〜500μm、
好ましくは20〜400μmである。該フィルム中、易剥離性
を有するフィルムが占める割合は、フィルム全体の厚さ
の5%以上、好ましくは10%以上である。5%より少ない
と、該フィルムから形成された易剥離性の隔壁の剥離強
度が低下する。
【0017】次に、本発明の具体例を図面に基づいて説
明する。図1は、本発明の易剥離性積層フィルムを用い
た蓋剤を有する容器を示す図であり、図2は、本発明の
易剥離性積層フィルムを用いた密封フィルムを有する輸
液バッグ用ゴム栓キャップを示す図である。また、図3
は、本発明の易剥離性積層フィルムを用いた、口部に易
剥離性の隔壁を有する容器を示す図であり、図4は、本
発明の易剥離性積層フィルムを用いた、易剥離性の隔壁
を有する複室容器を示す図である。図5および図6は、
図3および図4に示す容器の、易剥離性の隔壁部分2の
断面図である。本発明の易剥離性フィルム、または易剥
離性フィルムからなる層11と他の樹脂からなる層1
2、13とを有する易剥離性積層フィルムは、図1に示
すように易剥離可能な容器の蓋材(ブリスターパックな
ど)や、図2に示すように輸液バッグ用ゴム栓キャップ
の密封フィルムなどに用いても良いし、図3または図4
に示すように易剥離性の隔壁2を有する医療用包装容器
に成形することもできる。該包装容器は、上記フィルム
を熱溶着することにより成形できるが、上記混合物から
直接、ブロー成形、真空成形等の方法で製造することも
できる。本発明の易剥離性積層フィルムを用いる場合
は、上記用途に使用する際、図1、図2および図5に示
すように、易剥離性フィルムからなる層11が最内層に
なるように用いる。
【0018】本発明の医療用包装容器のうち、例えば図
4に示す複室容器は、インフレーション成形によって得
られた前記フィルムの中央を低温溶着することにより易
剥離性の隔壁2を形成して、内容物を充填した後、該フ
ィルムの縁部を強固に熱溶着して得られる。また、前記
易剥離性の隔壁を形成した後、内容物を充填するための
口部材をフィルムの縁部に挿入した状態で該縁部を強固
に熱溶着して前記容器を得ることもできる。さらに、図
6に示すように易剥離性のないフィルム14から形成さ
れた可撓性容器の隔壁形成部分に、本発明の易剥離性フ
ィルム11または易剥離性積層フィルムを挿入し、該容
器の外側から熱溶着することにより易剥離性の隔壁を形
成することもできる。
【0019】本発明の易剥離性フィルムまたは易剥離性
積層フィルムを用いて易剥離性の隔壁を形成するには、
易剥離性フィルムまたは易剥離性積層フィルム中の易剥
離性を有するフィルムを形成している混合物のうち、最
も低い融点を持つ重合体の融点より高い温度で、且つ最
も高い融点を持つ重合体の融点より低い温度で熱溶着す
る。具体的には(用いる樹脂の成分や溶着機の仕様、及
び溶着条件にもよるが)130〜150℃程度で低温溶着する
のが好ましい。従来の低温溶着が137.5±1℃のような狭
い温度範囲で行われていたのに比べ、本発明のフィルム
を用いて易剥離性の隔壁を形成する場合は、その温度範
囲が広いため、易剥離性の隔壁の成形不良が起こりにく
い。この条件で低温溶着することにより、T字剥離強度
(張り合わせた短冊状試験片を用い、引き剥がす角度を
180°になるようにしてインストロン型万能試験機等を
用いて測定したもの)が0.2〜0.6kg/15mm(引張速度300
mm/分)の易剥離性の隔壁が得られる。該隔壁を有する
複室容器は、該容器を手などで圧縮して該隔壁を剥離さ
せて、容易に複数の室を連通させることができる。一
方、該複室容器の強固に熱溶着された縁部を形成するに
は、最も高い融点を持つ共重合体の融点より高い温度で
熱溶着する。具体的には150〜220℃で熱溶着することが
好ましい。
【0020】前記溶着の方法としては、熱金型による溶
着、超音波溶着、高周波溶着など、通常のオレフィン系
熱可塑性樹脂に用いられる方法と同様の方法が使用でき
る。上記方法により作成された複室容器は、内容物を充
填して密封した後、通常110〜121℃で高圧蒸気滅菌され
る。該内容物は、人工腎臓用透析液、濾過型人工腎臓用
置換液、輸液製剤の他、液体に限らず、粉体、固体など
であってもよい。前記複室容器は、115℃以上の温度で
滅菌を行っても、易剥離性の隔壁の剥離性や容器の透明
性に変化が起こらない。
【0021】
【実施例】以下、本発明を実施例を用いてより詳細に説
明するが、本発明はこれらの実施例に限定されない。
【0022】実施例で用いた樹脂を以下に示す。該樹脂
はそれぞれ、ペレット状に加工したものを使用する。
【0023】(実施例1〜4)PP−AおよびPP−B
を、重量混合比率2:1(実施例1)、1:1(実施例
2)、1:2(実施例3)、またPP−AおよびPP−
Cを重量混合比率2:1(実施例4)にてドライブレン
ドして混合物を作成した。得られた混合物を、水冷イン
フレーションフィルム成形機を用いて、厚さ200μm、折
り径(筒状フィルムを折りたたんだ時の幅)200mmの筒
状フィルムに成形した。該筒状フィルムを長さ300mmに
切断し、その中央を、130℃、140℃および150℃の3種
の金型温度で、幅15mmに渡り、圧力5.0kg/cm2で10秒間
低温溶着して隔壁を形成した。該隔壁により形成された
筒状フィルム内の各室に200mlの蒸留水を充填し、両端
を180℃の金型温度で、幅10mmに渡り、圧力5kg/cm2で10
秒間強熱溶着して密封して、複室容器を作製した。 (実施例5)内層としてPP−AおよびPP−Bを重量
混合比率2:3でドライブレンドしたものを用い、中間
層としてPP−BおよびPEを重量混合比率4:1でド
ライブレンドしたものを用い、さらに外層としてPP−
Bを用いて、3種3層の水冷インフレーション共押出フ
ィルム成形機により積層フィルムを成形した。該積層フ
ィルムは、厚さ200μm、折り径200mmの筒状フィルム
で、内層、中間層および外層の厚さの比は、2:3:5
であった。該筒状フィルムを用いて、実施例1〜4と同
様の操作により複室容器を作製した。
【0024】(比較例1、2)実施例1〜4と同様の操
作により、PP−Aの単層フィルム(比較例1)、およ
びPP−Bの単層フィルム(比較例2)からなる複室容
器を作製した。
【0025】(易剥離性フィルムおよび複室容器の評
価) (a)医療安全性評価 上記実施例1〜5で得られたフィルムを、第13改正日
本薬局方プラスチック製医薬品容器基準に基づいて、溶
出物試験を行ったところ、いずれも合格し、医療用フィ
ルムとして十分な安全性を持つことが確認できた。
【0026】(b)引張弾性率評価 上記実施例1〜5および比較例1、2で得られたフィル
ムをダンベル片に切断し、オートグラフ(AG−500
D、島津製作所社製)を使用して、引張弾性率(JIS
−K7127)を測定した。その結果を表1に示す。下
記表1から明らかなように、本発明および比較例のいず
れのフィルムも医療用包装容器に作製して使用するのに
十分な弾性を有していることがわかる。
【0027】(c)光線透過率評価 上記実施例1〜5および比較例1、2で得られた複室容
器を、121℃で、1.5kg/cm2の圧力で20分間高圧蒸気滅菌
処理を行った後、分光光度計(U−3210、日立製作
所社製)を使用し、第13改正日本薬局方「プラスチッ
ク製医薬品容器試験法」に従い、水中における波長450n
mの光線透過率を測定し、フィルムの透明性を評価し
た。その結果を表1に示す。下記表1から明らかなよう
に、実施例1〜5のいずれの複室容器も高圧蒸気滅菌後
の透明性が維持された。
【0028】(d)T字剥離強度測定 前記の条件で高圧蒸気滅菌処理した実施例1〜5および
比較例1、2で得られた複室容器の易剥離性の隔壁部分
を、オートグラフ(AG−500D、島津製作所社製)
を使用して、フィルム幅15mm、試験速度300mm/分の180
°T字剥離試験によって剥離強度を測定した。その結果
を表1に示す。下記表1からも明らかなように、実施例
1〜5の易剥離性フィルムを使用した複室容器は、130
℃、140℃、150℃のいずれの金型温度で低温溶着したも
のも、高圧蒸気滅菌後に優れた剥離強度を得ることが示
された。しかし、比較例1のフィルムを使用した複室容
器は、いずれの金型温度で低温溶着しても剥離強度が高
く、比較例2のフィルムを使用した複室容器も150℃で
低温溶着した場合のみ優れた剥離強度をしめし、低温溶
着可能な温度範囲が狭いことが示された。
【0029】
【表1】
【0030】
【発明の効果】本発明の易剥離性フィルムは、プロピレ
ン・α−オレフィン共重合体(A)と該共重合体(A)
とα−オレフィン含有率の異なるプロピレン・α−オレ
フィン共重合体(B)および/またはプロピレン単独重
合体(C)の混合物からなるフィルムを用い、その融点
の差を利用して低温融着することにより、優れた易剥離
性の隔壁を形成することができ、さらにその溶着温度の
範囲は、従来の温度範囲に比べて広くなるため、易剥離
性の隔壁の成形不良などが起こるおそれもない。また、
115℃以上の高い温度で滅菌を行っても、透明性や易剥
離性の隔壁の剥離強度が悪化することもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の易剥離性積層フィルムを用いた蓋剤を
有する容器を示す図である。
【図2】本発明の易剥離性積層フィルムを用いた密封フ
ィルムを有する輸液バッグ用ゴム栓キャップを示す図で
ある。
【図3】本発明の易剥離性積層フィルムを用いた、口部
に易剥離性の隔壁を有する容器を示す図である。
【図4】本発明の易剥離性積層フィルムを用いた、易剥
離性の隔壁を有する複室容器を示す図である。
【図5】図3および図4に示す容器の、易剥離性の隔壁
部分の断面図である。
【図6】図3および図4に示す容器の、易剥離性の隔壁
部分の断面図である。
【符号の説明】
11 易剥離性フィルムからなる層 12、13 他の樹脂からなる層 14 易剥離性のないフィルム 2 易剥離性の隔壁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08L 23/12 C08L 23/12 23/14 23/14 23/16 23/16

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プロピレン・α−オレフィン共重合体
    (A)と、該共重合体(A)とα−オレフィン含有率の
    異なるプロピレン・α−オレフィン共重合体(B)およ
    び/またはプロピレン単独重合体(C)の混合物からな
    る易剥離性フィルム。
  2. 【請求項2】 前記プロピレン・α−オレフィン共重合
    体(A)の融点が110〜130℃であり、前記プロピレン・
    α−オレフィン共重合体(B)およびプロピレン単独重
    合体(C)の融点が130〜170℃であって、(A)の融点
    と(B)または(C)の融点の差が少なくとも5℃であ
    る、請求項1記載の易剥離性フィルム。
  3. 【請求項3】 前記プロピレン・α−オレフィン共重合
    体(A)のα−オレフィン含有率が5〜20モル%であ
    り、前記プロピレン・α−オレフィン共重合体(B)の
    α−オレフィン含有率が8モル%以下である、請求項1
    および2記載の易剥離性フィルム。
  4. 【請求項4】 前記プロピレン・α−オレフィン共重合
    体(A)と、プロピレン・α−オレフィン共重合体
    (B)および/またはプロピレン単独重合体(C)との
    重量混合比率が、15〜85:85〜15である、請求項1〜3
    記載の易剥離性フィルム。
  5. 【請求項5】 前記プロピレン・α−オレフィン共重合
    体(A)のα−オレフィンがエチレンである、請求項1
    〜4記載の易剥離性フィルム。
  6. 【請求項6】 前記プロピレン・α−オレフィン共重合
    体(B)のα−オレフィンがエチレンである、請求項1
    〜5記載の易剥離性フィルム。
  7. 【請求項7】 前記混合物が、プロピレン・エチレン共
    重合体(A)とプロピレン・エチレン共重合体(B)の
    混合物である、請求項1〜6記載の易剥離性フィルム。
  8. 【請求項8】 前記混合物がプロピレン・エチレン共重
    合体(A)とプロピレン単独重合体(C)の混合物であ
    る、請求項1〜5記載の易剥離性フィルム。
  9. 【請求項9】 請求項1〜8記載のフィルムを少なくと
    も一方の表面層として用いた積層フィルムである、易剥
    離性積層フィルム。
  10. 【請求項10】 請求項1〜9記載の易剥離性フィルム
    または易剥離性積層フィルムを用いた医療用包装容器。
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