JP3543456B2 - イージーピールシール用フィルムおよび容器 - Google Patents
イージーピールシール用フィルムおよび容器 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3543456B2 JP3543456B2 JP34149195A JP34149195A JP3543456B2 JP 3543456 B2 JP3543456 B2 JP 3543456B2 JP 34149195 A JP34149195 A JP 34149195A JP 34149195 A JP34149195 A JP 34149195A JP 3543456 B2 JP3543456 B2 JP 3543456B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- easy peel
- film
- sealing
- density
- polyethylene
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 238000007789 sealing Methods 0.000 claims description 47
- -1 polyethylene Polymers 0.000 claims description 31
- 239000000203 mixture Substances 0.000 claims description 22
- 239000004698 Polyethylene Substances 0.000 claims description 21
- 229920000573 polyethylene Polymers 0.000 claims description 21
- VGGSQFUCUMXWEO-UHFFFAOYSA-N Ethene Chemical compound C=C VGGSQFUCUMXWEO-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 20
- 239000005977 Ethylene Substances 0.000 claims description 20
- 238000002844 melting Methods 0.000 claims description 18
- 230000008018 melting Effects 0.000 claims description 18
- 239000004711 α-olefin Substances 0.000 claims description 16
- 229920000089 Cyclic olefin copolymer Polymers 0.000 claims description 12
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 12
- 229920001903 high density polyethylene Polymers 0.000 claims description 11
- 239000004700 high-density polyethylene Substances 0.000 claims description 11
- 229920001684 low density polyethylene Polymers 0.000 claims description 9
- 239000004702 low-density polyethylene Substances 0.000 claims description 9
- 238000003860 storage Methods 0.000 claims description 8
- 239000010410 layer Substances 0.000 description 19
- 238000001802 infusion Methods 0.000 description 11
- VXNZUUAINFGPBY-UHFFFAOYSA-N 1-Butene Chemical compound CCC=C VXNZUUAINFGPBY-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 8
- 239000004743 Polypropylene Substances 0.000 description 7
- 229920001155 polypropylene Polymers 0.000 description 7
- 230000004927 fusion Effects 0.000 description 6
- 239000011347 resin Substances 0.000 description 5
- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 5
- 239000002994 raw material Substances 0.000 description 4
- 229920001577 copolymer Polymers 0.000 description 3
- 239000002356 single layer Substances 0.000 description 3
- ZGEGCLOFRBLKSE-UHFFFAOYSA-N 1-Heptene Chemical compound CCCCCC=C ZGEGCLOFRBLKSE-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- AFFLGGQVNFXPEV-UHFFFAOYSA-N 1-decene Chemical compound CCCCCCCCC=C AFFLGGQVNFXPEV-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- CRSBERNSMYQZNG-UHFFFAOYSA-N 1-dodecene Chemical compound CCCCCCCCCCC=C CRSBERNSMYQZNG-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- LIKMAJRDDDTEIG-UHFFFAOYSA-N 1-hexene Chemical compound CCCCC=C LIKMAJRDDDTEIG-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- JRZJOMJEPLMPRA-UHFFFAOYSA-N 1-nonene Chemical compound CCCCCCCC=C JRZJOMJEPLMPRA-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- KWKAKUADMBZCLK-UHFFFAOYSA-N 1-octene Chemical compound CCCCCCC=C KWKAKUADMBZCLK-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- WSSSPWUEQFSQQG-UHFFFAOYSA-N 4-methyl-1-pentene Chemical compound CC(C)CC=C WSSSPWUEQFSQQG-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 238000011156 evaluation Methods 0.000 description 2
- YWAKXRMUMFPDSH-UHFFFAOYSA-N pentene Chemical compound CCCC=C YWAKXRMUMFPDSH-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 2
- 239000011342 resin composition Substances 0.000 description 2
- 239000004952 Polyamide Substances 0.000 description 1
- 239000000853 adhesive Substances 0.000 description 1
- 230000001070 adhesive effect Effects 0.000 description 1
- 125000004432 carbon atom Chemical group C* 0.000 description 1
- 238000005266 casting Methods 0.000 description 1
- 230000000052 comparative effect Effects 0.000 description 1
- 235000009508 confectionery Nutrition 0.000 description 1
- 238000005520 cutting process Methods 0.000 description 1
- 229940069096 dodecene Drugs 0.000 description 1
- 238000009820 dry lamination Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000001125 extrusion Methods 0.000 description 1
- 235000013305 food Nutrition 0.000 description 1
- 238000010030 laminating Methods 0.000 description 1
- 238000003475 lamination Methods 0.000 description 1
- 229920005684 linear copolymer Polymers 0.000 description 1
- 229920000092 linear low density polyethylene Polymers 0.000 description 1
- 239000004707 linear low-density polyethylene Substances 0.000 description 1
- 239000000155 melt Substances 0.000 description 1
- 238000000465 moulding Methods 0.000 description 1
- TVMXDCGIABBOFY-UHFFFAOYSA-N n-Octanol Natural products CCCCCCCC TVMXDCGIABBOFY-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 238000004806 packaging method and process Methods 0.000 description 1
- 229920002647 polyamide Polymers 0.000 description 1
- 229920001083 polybutene Polymers 0.000 description 1
- 229920013716 polyethylene resin Polymers 0.000 description 1
- 239000005020 polyethylene terephthalate Substances 0.000 description 1
- 229920000139 polyethylene terephthalate Polymers 0.000 description 1
- 238000006116 polymerization reaction Methods 0.000 description 1
- QQONPFPTGQHPMA-UHFFFAOYSA-N propylene Natural products CC=C QQONPFPTGQHPMA-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 125000004805 propylene group Chemical group [H]C([H])([H])C([H])([*:1])C([H])([H])[*:2] 0.000 description 1
- 238000010526 radical polymerization reaction Methods 0.000 description 1
- 239000000126 substance Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Medical Preparation Storing Or Oral Administration Devices (AREA)
- Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ポリエチレン系組成物からなるイージーピールシール用フィルムおよびこのフィルムからなる容器に関し、さらに詳しくは輸液用ダブルバッグなどの容器に好適に使用することができるイージーピールシール用フィルムおよびこのフィルムからなる容器に関する。
【0002】
【従来の技術】
輸液バッグなどの医療用容器として、内容物収容部がイージーピールオープン性を有するイージーピールシール部により上室と下室とに区分するようにヒートシールされた樹脂製の容器が用いられている。このような輸液バッグは、上室と下室とにそれぞれ種類の異なる内容物を収容し、使用直前に手で押して室を区分しているイージーピールシール部を開通させ、2種類の内容物を混合して使用する。このような輸液バッグでは、化学変化が生じる内容物を別々に保存することができ、しかも使用直前に外気にさらすことなく混合することができるので、高い安全性が確保できる。このような輸液バッグを構成するフィルムには、輸液バッグの周縁部を十分な強度でヒートシールするためのヒートシール強度と、内容物収容部を区分することができ、しかも手で容易に開通させることができるようにヒートシールするためのイージーピールシール性とが要求される。
【0003】
特開平6−286087号、特開平2−4671号には、ポリエチレンおよびポリプロピレンのブレンド物からなるフィルムを内層とする輸液バッグが記載されている。これらの輸液バッグでは、ポリエチレンは溶融するがポリプロピレンは溶融しない温度でヒートシールすることによりイージーピールオープン性を有するイージーピールシール部が形成される。またポリエチレンおよびポリプロピレンの両者が溶融する温度でヒートシールすることによりバッグの周縁部に強融着部が形成される。
しかし上記ポリエチレンおよびポリプロピレンのブレンド物からなるフィルムは低温耐衝撃性が低いほか、強融着した場合のヒートシール強度が低いという問題点がある。また、例えば法的規制等によりフィルムの原料がポリエチレンのみに限定される用途には使用できない。
【0004】
また特開平4−266759号には、積層フィルムからなる医療用バッグであって、内層が密度0.930g/cm3以下のラジカル重合法により得られた低密度ポリエチレン樹脂と、密度0.45g/cm3以上でかつMw/Mnが4.0以下の高密度ポリエチレン樹脂とを含む組成物からなる医療用バッグが記載されている。
しかし、上記積層フィルムをイージーピールシールに使用することについては全く記載されていない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、ポリエチレン系のフィルムであって、シール条件を選択することにより、簡単に手で剥離できるようにヒートシール(イージーピールシール)することもでき、また強固にヒートシールすることもでき、しかも低温耐衝撃性にも優れたイージーピールシール用フィルム、およびこのフィルムからなる容器を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は次のイージーピールシール用フィルムおよびこのフィルムからなる容器である。
(1) フィルム同士を熱融着させてシールするためのイージーピールシール用フィルムであって、
(A)(a−1)密度0.930g/cm3以下の高圧法低密度ポリエチレンまたは(a−2)密度0.930g/cm3以下の直鎖状低密度エチレン・α−オレフィン共重合体30〜90重量%、および
(B)密度0.950g/cm3以上の高密度ポリエチレン70〜10重量%を含むポリエチレン系組成物からなることを特徴とするイージーピールシール用フィルム。
(2) 高圧法低密度ポリエチレン(a−1)または直鎖状低密度エチレン・α−オレフィン共重合体(a−2)の融点と、高密度ポリエチレン(B)の融点との差が10℃以上であることを特徴とする上記(1)記載のイージーピールシール用フィルム。
(3) 一層以上の他層が積層されていることを特徴とする上記(1)または(2)記載のイージーピールシール用フィルム。
(4) 上記(1)ないし(3)のいずれかに記載のイージーピールシール用フィルムからなることを特徴とする容器。
(5) 上記(1)ないし(3)のいずれかに記載のイージーピールシール用フィルムからなる容器であって、イージーピールシールにより区分された2以上の収容部を有することを特徴とする容器。
【0007】
本発明で使用する高圧法低密度ポリエチレン(a−1)は、高圧重合法で製造されたポリエチレンであって、密度が0.930g/cm3以下、好ましくは0.925g/cm3以下の低密度のポリエチレンである。この高圧法低密度ポリエチレン(a−1)としては、融点が115℃以下のものが好ましい。
【0008】
本発明で使用する直鎖状低密度エチレン・α−オレフィン共重合体(a−2)は、エチレンとα−オレフィンとの共重合体であり、密度が0.930g/cm3以下、好ましくは0.920g/cm3以下の低密度の直鎖状共重合体である。エチレンと共重合するα−オレフィンとしては、プロピレン、1−ブテン、1−ペンテン、1−ヘキセン、4−メチル−1−ペンテン、1−ヘプテン、1−オクテン、1−ノネン、1−デセン、1−ウンデセン、1−ドデセン等の炭素数3〜12のものが挙げられる。エチレンと他のα−オレフィンとの割合はエチレン/α−オレフィンのモル比で98/2〜70/30、好ましくは96/4〜75/25であるのが望ましい。直鎖状低密度エチレン・α−オレフィン共重合体(a−2)としては、融点が120℃以下のものが好ましい。
【0009】
本発明で使用する高密度ポリエチレン(B)は、密度が0.950g/cm3以上、好ましくは0.960g/cm3以上の高密度のポリエチレンである。高密度ポリエチレン(B)は融点が130℃以上のものが好ましい。
【0010】
本発明で使用するポリエチレン系組成物は、前記高圧法低密度ポリエチレン(a−1)または直鎖状低密度エチレン・α−オレフィン共重合体(a−2)(これらをまとめて(A)成分という)と、高密度ポリエチレン(B)とを含むものであり、両者の配合割合は(A)成分30〜90重量%、好ましくは50〜80重量%、(B)成分70〜10重量%、好ましくは50〜20重量%である。
【0011】
(A)成分と(B)成分との組合せとしては、(A)成分の融点と(B)成分の融点との差が10℃以上となるような(A)成分と(B)成分とを組合せて使用するのが好ましい。通常(A)成分に比べて(B)成分の融点が高いので、通常相対的に融点の低い(A)成分と相対的に融点の高い(B)成分との組合せとなる。
【0012】
本発明のイージーピールシール用フィルムは、前記ポリエチレン系組成物からなるフィルムである。ポリエチレン系組成物の(A)成分および(B)成分はいずれもポリエチレン系であるので両者は相溶性がよく、このため本発明のイージーピールシール用フィルムは低温耐衝撃性に優れている。
【0013】
本発明のイージーピールシール用フィルムは、ヒートシール(インパルスシール等の熱融着を含む)によりフィルム同士を熱融着させてシールすることができ、このヒートシールする際の条件、例えば温度、圧力、時間などを選択することにより、イージーピールシールすることもできるし、強固にシールすることもできる。
【0014】
イージーピールシールする場合には、相対的に融点の低い(A)成分の融点以上の温度であって、かつ相対的に融点の高い(B)成分の融点未満の温度でヒートシールするのが好ましい。このような条件でヒートシールすると、300〜600g/15mm幅程度のイージーピール強度でシールすることができる。このイージーピール強度は従来のポリエチレンおよびポリプロピレンのブレンド物からなるイージーピールシール用フィルムのイージーピール強度と同程度の強度であり、手で簡単に剥離することができる。
【0015】
一方強固にシールする場合には、(A)成分および(B)成分の融点以上の温度でヒートシールするのが好ましい。このような条件でヒートシールすると、(A)成分および(B)成分の相溶性がよく、しかもポリエチレン系組成物(ブレンド物)の融点がポリプロピレンを含むブレンド物に比べて低いため、強固にシールされた強融着部が得られる。
ヒートシールする場合のシール圧力およびシール時間は、フィルムの厚さ、単層か多層か等のフィルムの形状により適宜選択することができる。
【0016】
本発明のイージーピールシール用フィルムには、前記ポリエチレン系組成物以外の樹脂または樹脂組成物からなる他層を積層することもできる。
他層を構成する樹脂または樹脂組成物としては、ポリエチレン、エチレン・α−オレフィン共重合体、ポリプロピレン、ポリブテン、エチレン・ビニルアルコール共重合体、エチレン・酢酸ビニル共重合体、ポリアミド、ポリエチレンテレフタレートおよびこれらのブレンド物などがあげられる。
【0017】
他層は1層または2層以上積層することができる。2層以上積層する場合は、前記ポリエチレン系組成物からなる層が最外層になるように積層する。
本発明のイージーピールシール用フィルムの厚さは特に制限されないが、単層の場合、通常30〜300μm、多層の場合、全体の厚さとして通常30〜300μmである。
【0018】
本発明のイージーピールシール用フィルムは、キャスト法、インフレーション法、水冷インフレーション法、共押出インフレーション法、共押出Tダイ法、ドライラミネーション法、押出ラミネーション法などの成形法により製造することができる。
【0019】
本発明の容器は前記イージーピールシール用フィルムからなるものである。他層が積層されているイージーピールシール用フィルムを用いる場合には、物を収容する側(内層側)を前記ポリエチレン系組成物からなる層とする。
【0020】
本発明の容器は、前記イージーピールシール用フィルムのチューブ状フィルムまたはシート状フィルムを通常の方法により裁断し、収容物に応じて周縁部を熱融着、通常強融着することにより製造することができる。必要により、収容物の収容口、取出口等を熱融着などの手段により取付けることができる。収容部を2以上設ける場合は、イージーピールシールすることにより簡単に形成することができる。
【0021】
本発明の容器は輸液用ダブルバッグ等の医療用容器などとして利用するのが好ましいが、菓子類、食品などの包装容器(袋)として利用することもできる。輸液用ダブルバッグとして利用した場合、内容物収容部を区分しているイージーピールシール部を手で簡単に開通させて内容物を混合することができる。また輸液用ダブルバッグの周縁部は強融着されているので輸送、保管または取扱中に内容物が漏れることはなく、イージーピールシール部も一定の接着強度を有しているので輸送、保管または取扱中に内容物が混合することはない。
【0022】
【発明の効果】
本発明のイージーピールシール用フィルムは、フィルム同士を熱融着させてシールするためのイージーピールシール用フィルムであって、特定のポリエチレン系組成物からなるので、シール条件を選択することによりフィルム同士を熱融着させてイージーピールシールすることもでき、また強固にシールすることもでき、さらに低温耐衝撃性にも優れている。
本発明の容器は、上記イージーピールシール用フィルムからなるので、低温耐衝撃性に優れている。またイージーピールシールにより区分された収容部を設けた場合は、イージーピールシール部を手で簡単に開通させることができる。
【0023】
【発明の実施の形態】
次に本発明の実施例について説明する。各例中、部は重量部である。
実施例1〜4、比較例1〜2
3層ダイキャストフィルム成形機を用いて3層の積層体からなる膜厚250μmのイージーピールシール用フィルムを製造した。各層の構成は次の通りである。
【0024】
《内層》
原料:表1に示す樹脂のブレンド物からなるポリエチレン系組成物
膜厚:30μm
《中間層》
原料:直鎖状低密度エチレン・α−オレフィン共重合体と、エチレン・α−オレフィン共重合体のブレンド物
膜厚:200μm
《外層》
原料:直鎖状エチレン・α−オレフィン共重合体
膜厚:20μm
【0025】
【表1】
【0026】
表1の注
LLDPE:直鎖状低密度エチレン・α−オレフィン共重合体
HDPE:高密度ポリエチレン
HPLDPE:高圧法低密度ポリエチレン
*1 エチレン/ブテン−1=96.0/4.0(モル比)
*2 エチレン/ブテン−1=93.5/6.5(モル比)
*3 エチレン/ブテン−1=98.0/2.0(モル比)
【0027】
上記イージーピールシール用フィルムについて、イージーピールシール(EPS)性、耐衝撃強度(ダートインパクト)、強融着部のヒートシール強度を下記方法により試験した。結果を表2に示す。
《イージーピールシール性》
イージーピールシール条件:
温度;110〜130℃
シール幅;5mm
シール時間;1秒
シール圧力;2kg/cm2
試験条件:
試験速度;300mm/min
試験片幅;15mm
【0028】
《耐衝撃強度(ダートインパクト)》
フィルム上に66cmの高さから重り(1.5インチ先端)を落下し、フィルムが50%破壊した時の重りの重量。
《ヒートシール強度(強融着部)》
強融着シール条件:
シール幅;5mm
シール時間;1秒
シール圧力;2kg/cm2
試験条件:
試験速度;300mm/min
試験片幅;15mm
【0029】
【表2】
【0030】
表2の注
*1 EPS(イージーピールシール)性の評価基準
◎:非常に良好
○:良好
△:やや劣る
×:劣る
*2 強融着した場合のヒートシール強度。評価基準は次の通りである。
○:完全融着
△:シール部伸び剥離
×:シール部剥離
Claims (5)
- フィルム同士を熱融着させてシールするためのイージーピールシール用フィルムであって、
(A)(a−1)密度0.930g/cm3以下の高圧法低密度ポリエチレンまたは(a−2)密度0.930g/cm3以下の直鎖状低密度エチレン・α−オレフィン共重合体30〜90重量%、および
(B)密度0.950g/cm3以上の高密度ポリエチレン70〜10重量%を含むポリエチレン系組成物からなることを特徴とするイージーピールシール用フィルム。 - 高圧法低密度ポリエチレン(a−1)または直鎖状低密度エチレン・α−オレフィン共重合体(a−2)の融点と、高密度ポリエチレン(B)の融点との差が10℃以上であることを特徴とする請求項1記載のイージーピールシール用フィルム。
- 一層以上の他層が積層されていることを特徴とする請求項1または2記載のイージーピールシール用フィルム。
- 請求項1ないし3のいずれかに記載のイージーピールシール用フィルムからなることを特徴とする容器。
- 請求項1ないし3のいずれかに記載のイージーピールシール用フィルムからなる容器であって、イージーピールシールにより区分された2以上の収容部を有することを特徴とする容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34149195A JP3543456B2 (ja) | 1995-12-27 | 1995-12-27 | イージーピールシール用フィルムおよび容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34149195A JP3543456B2 (ja) | 1995-12-27 | 1995-12-27 | イージーピールシール用フィルムおよび容器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09176336A JPH09176336A (ja) | 1997-07-08 |
JP3543456B2 true JP3543456B2 (ja) | 2004-07-14 |
Family
ID=18346472
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34149195A Expired - Lifetime JP3543456B2 (ja) | 1995-12-27 | 1995-12-27 | イージーピールシール用フィルムおよび容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3543456B2 (ja) |
Families Citing this family (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003192803A (ja) * | 2001-12-28 | 2003-07-09 | Tohcello Co Ltd | 熱融着性フィルム及びその用途 |
JP4505321B2 (ja) * | 2004-01-09 | 2010-07-21 | 日本ポリエチレン株式会社 | 積層体及びそれからなる医療用袋 |
JP2006198250A (ja) * | 2005-01-21 | 2006-08-03 | Kimura Fain Tsusho Kk | 容器用フィルムおよび複室容器 |
US9004761B2 (en) | 2006-05-01 | 2015-04-14 | Baxter International Inc. | Multiple chamber container with mistake proof administration system |
JP4874784B2 (ja) * | 2006-12-26 | 2012-02-15 | 株式会社細川洋行 | ポリエチレン系医療用容器及びそれに用いられる積層フィルム |
JP6403999B2 (ja) | 2014-06-05 | 2018-10-10 | 株式会社細川洋行 | レトルト包装用積層体及び容器 |
CN115556448B (zh) * | 2022-09-08 | 2024-05-24 | 上海乐纯生物技术股份有限公司 | 生物工艺袋用多层膜及其应用 |
-
1995
- 1995-12-27 JP JP34149195A patent/JP3543456B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH09176336A (ja) | 1997-07-08 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5501887A (en) | Resin laminate | |
KR100763501B1 (ko) | 실란트 수지 조성물, 실란트 필름 및 그 용도 | |
TW201607751A (zh) | 多層密封膠薄膜 | |
JPH01157847A (ja) | 易開封性包装体 | |
JP3543456B2 (ja) | イージーピールシール用フィルムおよび容器 | |
JPH06328639A (ja) | ポリプロピレン容器用イージーピールフィルム | |
EP1474292B1 (en) | Gas tight polypropylene peel film | |
EP1311391B1 (en) | Heat sealing polyolefins | |
EP1667842A1 (en) | Multilayer heat sealant structures, packages and methods of making the same | |
JPH06286087A (ja) | 多層フィルム及び容器 | |
JP3867474B2 (ja) | 易開封性複合フィルム及び包装容器 | |
JP2008308184A (ja) | 剥離性シール部を有する多室プラスチックパウチ | |
JP2706025B2 (ja) | 多層フィルム及び容器 | |
TW201821278A (zh) | 積層薄膜、複層薄膜及包裝容器 | |
JP2005103904A (ja) | 共押出多層フィルム及びラミネートフィルム | |
JP4644480B2 (ja) | ポリオレフィン系樹脂製複室袋 | |
JPS61246061A (ja) | 易開封性の未延伸密封包装体 | |
JP6822198B2 (ja) | シーラント用接着剤及び易剥離性フィルム | |
JP2001310433A (ja) | 易開封性複合フィルム及び包装容器 | |
JP3309191B2 (ja) | 医療用多層フィルム及び複室容器 | |
JP2002088168A (ja) | 熱融着フィルム及びそれからなる包装体 | |
JP3105101B2 (ja) | 多層フィルム及び容器 | |
JP2003341689A (ja) | 包装袋および包装体 | |
JP4330240B2 (ja) | 多層フィルムおよびヒートシーラブルフィルム | |
JP3843188B2 (ja) | 深絞り成形用複合フィルム及びその製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20040106 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20040316 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20040329 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090416 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090416 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100416 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110416 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120416 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130416 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130416 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140416 Year of fee payment: 10 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |