JP2001225548A - 記録シートおよびその製造方法 - Google Patents

記録シートおよびその製造方法

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JP2001225548A
JP2001225548A JP2000041148A JP2000041148A JP2001225548A JP 2001225548 A JP2001225548 A JP 2001225548A JP 2000041148 A JP2000041148 A JP 2000041148A JP 2000041148 A JP2000041148 A JP 2000041148A JP 2001225548 A JP2001225548 A JP 2001225548A
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recording
recording sheet
layer
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Tomoyuki Takada
知行 高田
Naoki Kubo
直樹 久保
Yoshihiro Shimizu
良浩 清水
Shigeo Hayashi
滋雄 林
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Oji Paper Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】プリント操作を安定に行うことができ、取扱い
が容易であって、名刺サイズ、カードサイズ、又は切手
サイズなどのように小さいサイズを有する記録シート、
非常に薄い記録シート、印画面周囲に非印画部のない全
面印画記録シートを容易に得ることができ、さらにカー
ル安定性に優れた記録シートを提供する。 【解決手段】第1支持体シート、および該第1支持体シ
ートの片面上に形成された記録層を有する記録シート部
と、第2支持体シート、および該第2支持体シートの片
面上に形成され、前記記録シート部を保持するための粘
着剤層を有する台紙部を、前記記録シート部の記録層を
有していない面と前記台紙部の粘着剤層が対向するよう
に貼着された構成であって、該粘着剤層が再剥離可能粘
着剤により形成され、貼着された記録シート部と台紙部
は剥離可能に貼着されており、且つ剥離後は記録シート
部の記録層を形成していない面に粘着剤が残らないこと
を特徴とする記録シートである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、熱転写画像などの
記録を行う記録シートに関し、詳しくは互に剥離可能に
接合された2つのシート部(記録シート部および台紙
部)からなる記録シート(例えば熱転写画像受容シー
ト)であって、プリントを安定して行うことができ、プ
リント後に、画像などを有する記録シート部を分離して
使用することができる記録シートに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、サーマルプリンター、特に鮮明な
フルカラー画像をプリントすることが可能な染料熱転写
プリンターの使用が広く普及してきている。染料熱転写
プリンターは、染料インクシートの染料層上に、熱転写
画像受容シート(以下、単に受容シートともいう)の染
料染着性樹脂を含む熱転写画像受容層(以下、画像受容
層ともいう)を重ね合わせ、サーマルヘッドなどから画
像に対応して供給される熱により、染料層の染料を画像
の形状、色彩、濃度に応じて画像受容層上に転写して画
像を記録(プリント)するものである。染料インクシー
トには、イエロー、マゼンタおよびシアンの3色、ある
いはこれにブラックを加えた4色の染料シートなどがあ
る。フルカラー画像は、各色のインクシートから、その
染料を受容シートに順に重ね合わせて転写することによ
って得られる。
【0003】このような受容シートは、鮮明なフルカラ
ー記録が得られるので様々な用途が期待されている。例
えば、名刺サイズ、カードサイズ、切手サイズなどのよ
うに小さいサイズの受容シート、非常に薄い受容シー
ト、印画面周囲に非印画部のないふちなし全面印画受容
シートなどである。これらの用途を満足するために、2
つの熱可塑性樹脂層を加熱圧着して画像受容シート部と
台紙部を剥離可能に一体化する疑似接着方法(特開平1
0−129132号公報)、通常のタックタイプ昇華受
容シートの粘着剤層と剥離剤層の位置を逆転させて画像
受容シート部と台紙部を剥離可能に一体化する方法(特
開平11−123880号公報)などが提案されている
が、前者の疑似接着法では一体化した後カールが大きく
変化して印画できない問題や、剥離の際に画像受容シー
ト部が大きくカールする問題があり、後者の方法では剥
離後の台紙部がべとつき、処理に困ったり、剥離剤層を
形成するので製造コストが高くなるとった問題が発生し
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、プリント操
作を安定に行うことができ、取扱いが容易であって、名
刺サイズ、カードサイズ、又は切手サイズなどのように
小さいサイズを有する記録シート、非常に薄い記録シー
ト、印画面周囲に非印画部のない全面印画記録シートを
容易に得ることができ、さらにカール安定性に優れた記
録シートを提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、上記課題
を解決すべく鋭意研究を行なった結果、記録シート部と
台紙部の貼着方法を検討することで解決できることを見
出し、本発明を完成するに至った。即ち、本発明は、第
1支持体シート、および該第1支持体シートの片面上に
形成された記録層を有する記録シート部と、第2支持体
シート、および該第2支持体シートの片面上に形成さ
れ、前記記録シート部を保持するための粘着剤層を有す
る台紙部を、前記記録シート部の記録層を有していない
面と前記台紙部の粘着剤層が対向するように貼着された
構成であって、該粘着剤層が再剥離可能粘着剤により形
成され、貼着された記録シート部と台紙部は剥離可能に
貼着されており、且つ剥離後は記録シート部の記録層を
形成していない面に粘着剤が残らないことを特徴とする
記録シートである。また、第1支持体シートの接合の際
に粘着剤層と接する面が熱可塑性樹脂層を有することが
好ましい。前記記録シート部がそれに施された切り込み
によって、複数のシート片に分けられていることが好ま
しい。記録層が熱転写画像受容層であることが好まし
い。更に、本発明は、第1支持体シートの片面上に記録
層を形成して記録シート部を得、第2支持体シートの片
面上に形成され再剥離可能粘着剤の粘着剤層を形成して
台紙部を得、記録シート部の記録層を有していない面と
台紙部の粘着剤層が対向するように貼り合わせたことを
特徴とする記録シートの製造方法である。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の記録シートの構成を先ず
図面をもって説明する。図1は本発明の記録シート1の
一例を示す断面図である。第1支持体シート2と、この
第1支持体シート2の片面に形成された記録層3を形成
した記録シート部4、および、第2支持体シート5と、
この第2支持体シート5の片面に形成された再剥離可能
粘着剤の粘着剤層6を有する台紙部7を有する。記録シ
ート部4の記録層3を有さない面と台紙部7の粘着剤層
6が対向するように貼着されている。なお、記録シート
部4には、記録層側より切り込み8が形成されている。
【0007】本発明はの記録シートは、記録シート部4
と台紙部7の貼着に再剥離可能粘着剤の粘着剤層6を採
用することが特徴である。再剥離可能粘着剤としては、
微球体を用いた微球体含有タイプ、微球体を用いない微
球体非含有タイプの公知の再剥離可能粘着剤を使用する
ことができる。
【0008】微球体含有タイプの粘着剤としては、実公
平4−14434号公報、特公昭45−17074号公
報、特開平11−21524号公報等に示されるもの
で、微球体を粘着剤が保持したものが使用できる。微球
体には粘着性を有するものおよび有しないものの少なく
とも1つを用いることができる。以下に微球体含有タイ
プの粘着剤の例を挙げるが、これらに限定されるもので
はない。
【0009】粘着性を有する微球体としては常温で粘弾
性を示す高分子化合物なら特に限定するものではなく、
特にグラフト重合体、ブロック重合体、三次元網目状重
合体が好んで用いられる。具体的には、(メタ)アクリ
ル酸エステル共重合系樹脂、ポリイソブチレン系樹脂、
スチレン−イソプレン−スチレンブロック共重合系樹
脂、スチレン−エチレン−ブチレン−スチレン共重合系
樹脂、スチレン−ブタジエン共重合系樹脂、ポリイソプ
レン樹脂、天然ゴム等があげられる。添加剤としてロジ
ン系樹脂、テルペン系樹脂、石油樹脂、スチレン系樹脂
およびキシレン系樹脂等の粘着付与樹脂の他、粘着剤分
野で公知の薬品を適宜添加することができる。粘着性を
有する微球体を製造する方法としては、懸濁重合法、分
散重合法および二段階膨潤法に代表されるシード重合法
等の公知の重合法が用いられる。微少球の粒径をコント
ロールする方法としては、モノマーの滴下量の時間、撹
拌力、重合時間、重合温度、重合開始剤および連鎖移動
剤の種類および量などを制御する方法が適宜採用でき
る。
【0010】粘着性を有しない微球体としては常温で弾
性を示す高分子化合物および無機化合物があげられる。
高分子化合物としてはスチレン樹脂、スチレン・アクリ
ル共重合系樹脂、メチルメタクリレート共重合系樹脂フ
ェノール樹脂、メラミン・ホルマリン樹脂、尿素・ホル
マリン樹脂、ベンゾグアナミン・ホルマリン樹脂、ポリ
エチレン樹脂、ポリエステル樹脂、ポリイミド樹脂、ポ
リアミド樹脂、ポリアセタール樹脂、ポリフェニレンオ
キサイドサイド樹脂、アクリロニトリル・ブタジエン・
スチレン樹脂、ポリウレタン樹脂、酢酸ビニル共重合系
樹脂等があげられる。無機化合物としてはクレー、カオ
リン、炭酸カルシウム、水酸化アルミニウム、シリカ、
酸性白土、活性白土等、ガラス中空ビーズ等があげられ
る。微球体の粒径は粘着性の有無によらずおよそ1〜5
00μmが適当であり、好ましくは1〜100μmが良
い。1μm未満では粘着層表面に凹凸を形成できず効果
が発現せず、500μmを越えると基材に定着しにくい
からである。
【0011】微球体を保持する成分には、スチレンブタ
ジエン共重合系ラテックス、メチルメタクリレート・ブ
タジエン共重合系ラテックス、アクリロニトリル・ブタ
ジエン共重合系ラテックス等のエマルジョンラテック
ス、澱粉、酸化澱粉、カルボキシメチルセルロース、ヒ
ドロキシエチルセルロース、メチルセルロース、ポリビ
ニルアルコール、ポリビニルピロリドン、ゼラチン、カ
ゼイン、大豆タンパク等の水溶性樹脂、およびアクリル
系粘着剤、合成ゴム系粘着剤天然ゴム系粘着剤等のエマ
ルジョン粘着剤が用いられる。
【0012】微球体含有タイプの粘着剤は、上記粘着性
微球体(A)と微球体を保持する成分(C)の配合、非
粘着性微球体(B)と微球体を保持する成分(C)配
合、あるいは、粘着性微球体(A)と非粘着性微球体
(B)と微球体を保持する成分(C)配合など組み合わ
せは適宜選択でき、各重量組成比もしくは体積組成比は
適宜調整され粘着力を制御することができる。たとえ
ば、A:B:C=5〜70:5〜70:10〜90かつ
A+B+C=100とすると良好な粘着性が得られる。
【0013】微球体非含有タイプの粘着剤としては、ア
クリル系樹脂、ゴム系樹脂などを主成分とし、架橋剤を
配合することにより架橋密度をあげ、接着力を小さくし
た粘着剤が使用でき、これらに可塑剤および界面活性剤
等を適宜添加した公知の粘着剤を使用できる。例えば特
開平10−287850号公報、特開平10−3107
45号公報等に例示されている。以下に例を挙げるが本
発明を限定するものではない。
【0014】粘着剤主成分としては、公知の(メタ)ア
クリル酸エステル共重合体が適している。炭素数2〜8
のアルキル基を有するアクリル酸エステル、すなわち2
−エチルヘキシルアクリレート、ブチルアクリレート、
エチルアクリレートを主成分にして、酢酸ビニル、アク
リロニトリル、アクリルアマイド、スチレン、メチルメ
タクリレート、メチルアクリレート、メタクリル酸、ア
クリル酸、イタコン酸、ビドロキシエチルメタクリレー
ト、ヒドロキシルプロピルメタクリレート、ジメチルア
ミノエチルメタクリレート、無水マレイン酸等を適当な
配合比で共重合したものである。2−エチルヘキシルア
クリレートを主成分としたものはガラス転移点や軟化点
が低く好ましい。
【0015】粘着剤には、凝集力アップや基材との投錨
性アップ等の理由で架橋剤を配合する。架橋剤としては
ヘキサメチレンジイソシアナート、ジフェニルメタンジ
イソシアナート、トリレンジイソシアナート、ジフェニ
ルジイソシアナート、ナフチレン−1,5−ジイソシア
ナートイソホロンジイソシアナート、ポリイソシアナー
トなどのイソシアナート系やポリウレタン系、エポキシ
系、金属キレート系等が例示できる。架橋剤の配合量が
少ないと粘着力の上昇や糊のこりの原因となり、配合量
が多いと粘着力が弱すぎるためはがれの発生や剥離感の
悪化等が生じる。このため架橋剤の配合量は粘着剤10
0重量部に対して架橋剤0.1〜10部で、好ましくは
1〜5重量部程度である。
【0016】この粘着剤に添加される可塑剤としては、
ジ−2−エチルヘキシルフタレート、ジブチルフタレー
ト、ジメチルフタレート、ジエチルフタレート等のフタ
ル酸エステル誘導体、ジ−2−エチルヘキシルセバケー
ト、ジメチルアジペート、ジブチルアジペート、ジブチ
ルセバケート等の脂肪酸二塩基酸エステル誘導体、トリ
メチルホスフェート、トリエチルホスフェート、トリブ
チルホスフェート、トリ−2−エチルヘキシルホスフェ
ート、トリフェニルホスフェート、トリクレジルホスフ
ェート、トリキシレニルホスフェート、クレジルジフェ
ニルホスフェート、キシレニルジフェニルホスフェー
ト、2−エチルヘキシルジフェニルホスフェート、トリ
ブトキシエチルホスフェート等のリン酸エステル誘導
体、トリアセチン等の酢酸エステル誘導体等がある。
【0017】添加される界面活性剤としては、硫酸エス
テル塩、スルホン酸塩、脂肪酸塩、リン酸エステル塩等
の陰イオン性界面活性剤や脂肪族アミン塩、第4級アン
モニウム塩、ポリオキシエチレンアルキルアミン等の陽
イオン性界面活性剤、多価アルコールの脂肪族酸エステ
ル、ポリオキシアルキレン縮合物、脂肪酸アルカノール
アミド等の非イオン性界面活性剤、両性界面活性剤等が
あげられる。上記の可塑剤や界面活性剤は、単独あるい
は複数を組み合わせて粘着剤に配合することができる。
可塑剤および界面活性剤を併用すると、接触角を低下さ
せ配合量により濡れ性と粘着物性(粘着力およびエッヂ
リフト等)のバランスを取ることができる。配合量はい
ずれも粘着剤100重量部に対し1〜40重量部である
が、好ましくは、1〜20重量部である。
【0018】上記微球体含有粘着剤および微球体非含有
粘着剤には、さらに粘着付与剤樹脂、軟化剤、各種顔
料、粘度調整剤などの助剤を添加しても良い。粘着付与
剤樹脂としては、ロジン、ロジンフェノール樹脂、およ
びそのエステル化合物、金属塩等のロジン系樹脂、テル
ペン重合体、テルペンフェノール樹脂、芳香族変成テル
ペン樹脂等のテルペン系樹脂、C5およびC9系石油樹
脂、ジシクロペンタンジエン系樹脂、スチレン系樹脂、
クマロン・インデン樹脂、アルキルフェノール樹脂、キ
シレン樹脂、およびこれらのうち、炭素−炭素二重結合
を有するものについては水素化したもの等の乳化分散
物、もしくは微粉砕化物等が使用され、2種以上を併用
しても良い。軟化剤としてはプリブテン、液状ポリイソ
ブチレン、パラフィン系あるいは芳香族系のプロセスオ
イルなどが使用できる。なお、粘着付与剤の過剰の添加
は、再剥離性が失われるため、本発明の作用効果を損な
わない範囲にとどめるべきである。
【0019】上記微球体含有粘着剤、微球体非含有粘着
剤の塗工には、例えばロールコーター、ナイフコータ
ー、バーコーター、ダイコーター、コンマコーター、リ
ップコーター、グラビアコーター、スクリーン印刷機等
による塗工により行われる。粘着剤の塗工量は5〜20
0g/m2程度の範囲で調整される。塗工量が少ないと
接着力が十分でなく、塗工量が多すぎると貼り合わせの
際、或いは打抜加工の際に粘着剤のはみ出しや、剥離の
際の凝集破壊の原因となる。
【0020】粘着剤層の形成は、第2支持体シートの片
面に塗工乾燥した後に第1支持体シートの記録層とは反
対側の面と貼り合わせるか、第1支持体シートの記録層
とは反対側の面に塗工乾燥した後に第2支持体シートと
貼り合わせることにより製造する。中でも前者の方法
が、第1支持体シートと粘着剤層との間が安定して剥離
できるので好ましい。なお、剥離が安定しない場合、第
2支持体シートと粘着剤層との間に接着性を高めるため
の中間層や、第1支持体シートと粘着剤層との間に剥離
性を高めるための中間層を設けることもできる。
【0021】また、第2支持体シートの片面に粘着剤を
塗工乾燥する方法としては、第2支持体シートの片面に
直接粘着剤を塗工乾燥する方法のほか、剥離シートなど
に粘着剤を塗工乾燥した後、第2支持体シートと貼り合
わせ、しかる後に剥離シートを剥がし取る方法も可能で
ある。なお、微球体含有粘着剤の場合は、第2支持体シ
ートに直接する方法を採用することが、記録シート部の
保持性、および安定した剥離性の点から好ましい。因み
に、微球体含有粘着剤を剥離シートに塗工した後、第2
支持体シートと貼り合わせると、粘着剤表面に剥離シー
トの平滑な面が写し取られるので、平滑面の粘着剤層と
なってしまい、第1支持体シートと貼着した際に、第1
支持体の剥離が重くなる傾向になる。なお、第1支持体
シートの片面に粘着剤を塗工乾燥する方法としても、第
1支持体シートの片面に直接粘着剤を塗工乾燥する方法
と、剥離シートなどに粘着剤を塗工乾燥した後、第1支
持体シートと貼り合わせ、しかる後に剥離シートを剥が
し取る方法が採用できる。
【0022】更に、粘着剤層を形成する工程と、記録シ
ート部と台紙部を貼り合わせる工程の間で時間がかかる
場合、粘着剤層を保護するために、剥離シートを積層し
ておくこともでき、好ましい。この場合、貼り合わせの
際に剥離シートを剥がしとり、記録シート部と台紙部を
貼り合わせることにより記録シートが得られる。なお、
剥がし取った剥離シートは、再度粘着剤層を形成する工
程等で使用することもできる。剥離シートとしては、支
持体の片面にシリコーンなどの離型剤を塗布した公知の
剥離シートが使用できる。なお、剥離シートは、その表
面に凹凸を有するものも使用できる。また、貼着後でも
剥離が可能である、再剥離性粘着シート、微粘着性粘着
シートといった市販の粘着シートを用い、剥離シートを
剥がしとり記録シート部の記録層を有さない面に貼り付
けることも可能である。
【0023】記録シート部において、第1支持体シート
の片面に形成される記録層としては、昇華熱転写記録、
溶融熱転写記録、インクジェット記録、感熱発色記録な
どの公知の記録方法に適した記録層を形成することがで
きる。勿論、複数の記録適性を有する記録層であっても
よい。
【0024】以下、昇華熱転写記録を記録層の代表例と
して開示すると、記録層としては公知の画像受容層が採
用される。画像受容層を形成する樹脂としては、インク
リボンからの染着性染料との親和性の良い樹脂が使用さ
れる。このような熱転写画像受容性樹脂としてはポリエ
ステル樹脂、ポリカーボネート樹脂、塩化ビニル共重合
体、ポリビニルアセタール樹脂およびセルロース誘導体
などを用いることができる。プリントの際にサーマルヘ
ッドの加熱によって、画像受容層がインクリボンと融着
することを防止するために、樹脂中に、架橋剤、滑り
剤、および剥離剤等の1種以上が添加されていることが
好ましい。また、必要に応じて、画像受容層中に蛍光染
料、可塑剤、酸化防止剤、顔料、及び紫外線吸収剤等の
1種以上を添加してもよい。これらの添加剤は、画像受
容層の形成成分と混合され塗工されてもよいし、画像受
容層とは別の被覆層として画像受容層の上および/また
は下に塗工されていてもよい。
【0025】画像受容層は、バーコーター、グラビアコ
ーター、コンマコーター、ブレードコーター、エアーナ
イフコーター等のコーターを使い、常法に従って前記第
1支持体シートの表面に画像受容層形成用塗液を塗工
し、乾燥して形成することができる。画像受容層の塗工
量(乾燥)は、好ましくは1〜20g/m2であり、よ
り好ましくは5〜10g/m2である。画像受容層の形
成は、第1支持体シートの表面に前記塗液を塗工して画
像受容層を形成するが、第1支持体シート単独に塗工し
ても良いし、台紙部と第1支持体シートを貼着した後に
塗工しても良い。
【0026】記録シート部の第1支持体シートとして
は、コート紙、アート紙、キャストコート紙、蒸着紙お
よび上質紙等の紙基材、ポリエチレン等の熱可塑性樹脂
を紙基材にラミネートしたラミネート紙、ポリエステル
(例えばPET)、ナイロン、ポリオレフィン(例えば
ポリプロピレン、ポリエチレン)、ポリ塩化ビニル、お
よびセロハン等の熱可塑性樹脂のフィルムや、或いは熱
可塑性樹脂にボイド開始剤(無機微粒子、有機微粒子な
ど)を配合し2軸延伸した空隙を有する多孔質フィル
ム、複数層のフィルム層を同時、あるいは順次積層した
多層構造のフィルム、不織布、金属箔等が例示される。
さらに、前記の材料を単体で使用するだけでなく、ドラ
イラミネート法、ウエットラミネート法、溶融ラミネー
ト法等の公知の方法により、前記材料の2種以上を貼り
合わて多層構造にしたものも使用でき、その組み合わせ
は限定されない。
【0027】第1支持体シートとして紙を用いる場合、
それがセルロースパルプを主成分とするものである限り
格別の限定はなく、例えば針葉樹および/又は広葉樹の
化学パルプ、及び機械パルプなどの木材パルプ、及び古
紙パルプ等を適宜に選択して使用することができる。ま
た麻や綿などの非木材パルプ、及びポリエチレン、ポリ
プロピレン等を原料とする合成パルプ等の1種以上が併
用されていてもよい。さらに、上記のパルプの他に、ア
クリル繊維、レーヨン繊維、フェノール繊維、ポリアミ
ド繊維、及びポリエステル繊維等の有機繊維、並びにガ
ラス繊維、炭素繊維、及びアルミナ繊維等の無機繊維等
から選ばれた1種以上の繊維を混抄することができる。
しかしながら、抄紙原料の抄紙性を実用上可能なレベル
に維持するという観点から、木材、パルプが50重量%
以上配合されていることが好ましく、このようにする
と、得られる支持体シートの地合いが良好になり、かつ
実用上十分な機械的強度を得ることができる。
【0028】第1支持体シートとして用いられるフィル
ムは、合成紙と呼ばれるシートも含む。中でも発泡剤に
よる発泡多孔質層を有するもの、および延伸などにより
形成されたボイド層を有するもの、表面にスキン層(ボ
イドを含まない層)を有し内部にボイドを有するものな
どは、熱転写記録の場合、印画濃度が高く、写真調に近
い画像が得られるため好ましい。また、フィルム(合成
紙)/紙基材/フィルム(合成紙)、フィルム(合成
紙)/PETフィルム/フィルム(合成紙)、というよ
うな三層積層構成を有する第1支持体シートを用いる
と、その上に形成される画像受容層により鮮明な画像を
受容することができる。
【0029】また、第1支持体シートの粘着剤層と接合
される面(記録層を形成しない面)がフィルムや合成紙
の場合は問題はないが、紙基材であると記録シート部の
剥離の際に基材破壊が生じる恐れがあるので、その表面
に貼り合わせ、ラミネート或いは塗工等により熱可塑性
樹脂層を形成することが好ましい。なお、第1支持体シ
ートの厚みは、30〜300μm程度、好ましくは50
〜250μmである。
【0030】台紙部に用いられる第2支持体シートは、
第1支持体シートと同様のシートが使用できる、例え
ば、コート紙、アート紙、キャストコート紙、上質紙等
の紙基材、ポリエチレン等の樹脂を紙基材にラミネート
したラミネート紙、ポリエステル(例えばポリエチレン
テレフタレート(PET)など)、ナイロン、ポリオレ
フィン(例えばポリプロピレンなど)の単層フィルム、
多層構造フィルム、多孔質性フィルム(合成紙を含
む)、不織布などを用いて形成することができる。これ
らは二層以上積層されたものであってもよい。
【0031】これらの中でも、紙基材を用いると、台紙
部から記録シート部を剥離する際に紙基材からなる第2
支持体シートが基材破壊を生じる恐れがある。従って、
第2支持体シートとしては、ラミネート紙、フィルム又
は合成紙の使用が好ましい。特にポリエチレンテレフタ
レート(PET)フィルムおよび二軸延伸ポリプロピレ
ン(OPP)フィルムは、耐久性に優れているのでこれ
らを用いることが好ましい。第2支持体シートは、前記
第1支持体シートと同一のものであってもよく、或い
は、互に異るものであってもよい。第2支持体シートの
厚みは、30〜300μm程度、好ましくは50〜25
0μmである。
【0032】本発明の記録シートは、必要により各種記
録シートで行われている公知の処理を施すことができ
る。例えば、第1支持体シートと記録層間の接着性を高
めるために、或いは記録シートの帯電防止等の改善する
ために中間層を設けることができる。この中間層の形成
のバインダーには各種の親水性樹脂、疎水性樹脂が使用
可能であり、例えばポリビニルアルコール、ポリビニル
ピロリドン等のビニルポリマーおよびその誘導体、ポリ
アクリルアミド、ポリジメチルアクリルアミド、ポリア
クリル酸またはその塩、ポリアクリル酸エステル等のア
クリル基を含むポリマー、ポリメタクリル酸、ポリメタ
クリル酸エステル等のメタクリル基を含むポリマー、澱
粉、アルギン酸ソーダ、アラビアゴム、カゼイン、カル
ボキシメチルセルロースなどの天然ポリマーまたは誘導
体などを用いることができる。また公知の帯電防止剤を
単独もしくは上記樹脂と併用して使用することもでき
る。
【0033】また、台紙部の反対面(粘着剤層を形成し
ていない面)上に、帯電防止剤を含む裏面塗工層が形成
されていてもよい。このようにすると、記録シートをプ
リンターに供給し、プリンター内を走行させ、プリンタ
ーから送り出す操作をスムースに行うことができる。裏
面塗工層に含まれる帯電防止剤は、例えばポリエチレン
イミン、カチオン性モノマー含有アクリル樹脂、カチオ
ン変性アクリルアミド樹脂、およびカチオン澱粉などの
各種導電剤から選択し、それを適宜の量で裏面塗工層中
に含有させればよい。また、これらの添加剤のバインダ
ーとして、例えばポリビニルアルコールなどのような水
溶性重合体、又はアクリル樹脂、エポキシ樹脂、ポリエ
ステル樹脂、フェノール樹脂、アルキッド樹脂、ウレタ
ン樹脂、メラミン樹脂、並びにこれらの樹脂の反応硬化
物などを用いることができる。裏面塗工層には、有機顔
料、無機顔料、滑剤などを配合することができる。
【0034】本発明の記録シートは、図1のように、記
録シート部4に施された切り込み8によって、複数のシ
ート片に分けられていることができる。それにより所望
寸法、形状を有し、粘着性を有していない複数のシート
が得られる。したがって、台紙部7に貼着されている記
録シート部4に熱転写記録法等の記録により所定のプリ
ントを施しておき、記録シート部のこの部分を、台紙部
7から剥離すれば、所望の記録画像(例えば熱転写画
像)を有し、粘着性を有していないシート小片(例えば
名刺、カード)を得ることができる。上記切り込みはミ
シン目、及びハーフカットのいずれであってもよいが、
切り口が綺麗で、破れを生ずることが少ないハーフカッ
トであることが好ましい。本発明の記録シートにおい
て、記録シート部に施される切り込み、好ましくはハー
フカットにより規定される部分の寸法形状に制限はな
く、この部分のシート小片としての用途に応じて設定す
ることができる。ハーフカットは記録シート部の記録層
側より施し、記録層3、第1支持体シート2のみがカッ
トされるようにするのが好ましい。
【0035】前記第1支持体シートの記録層形成面と反
対面に筆記性、印刷適性、インクジェット印画適性、帯
電防止、および剥離適性等の機能をもたせた層をもうけ
ることができる。第1支持体シートの裏面、第2支持体
シートの表面、第2支持体シートの反対面(裏面)、台
紙部の裏面塗工層上に予じめ所望の印刷が施されていて
もよい。特に互に接合される内側面、すなわち、第1支
持体シートの裏面、第2支持体シートの表面は、記録シ
ートの外側から観察することができないから、外部に隠
匿すべき情報(くじ札用の印字、図形など)を印刷して
おくことができる。このような情報は、記録シート部の
シート小片および台紙部を剥離することにより認識可能
になる。
【0036】
【実施例】以下、実施例により本発明を詳細に説明する
が、本発明の範囲はこれらにより限定されるものではな
い。なお、実施例において、特に断らない限り「%」お
よび「部」はすべて「重量%」および「重量部」を示
す。
【0037】実施例1 ・記録シート部の作成 {第1支持体シートの作成}2軸延伸ポリオレフィンフ
ィルム(商標:HGU50、厚さ:50μm、王子油化
合成紙社製)を厚さ60μmのコート紙(商標:OKコ
ート64、王子製紙社製)の両面にポリエステル系接着
剤を用いてドライラミネート法により貼着して第1支持
体シートを得た。 {アンカーコート層の形成}得られた第1支持体シート
の1面に、下記組成のアンカーコート用塗料をバー塗工
法により乾燥塗工量が1g/m2となるように塗工しア
ンカーコート層を形成した。 「アンカーコート用塗料」 ポリエチレンイミン(商標:PSP061、日本触媒化学社製) 4部 エタノール 100部
【0038】{記録層(画像受容層)の形成}次に、下
記組成を有する画像受容層用塗料を、バー塗工法により
アンカーコート層上に乾燥塗工量が6g/m2となるよ
うに塗工して画像受容層を形成して記録シート部を作成
した。 「画像受容層用塗料」 ポリエステル樹脂(商標:バイロン200、東洋紡績社製) 100部 シリコンオイル(商標:KF393、信越シリコン社製) 3部 イソシアネート(商標:タケネートD−110N、武田薬品社製) 5部 トルエン 300部
【0039】・台紙部の作成 {第2支持体シートの作成}厚さ50μmの多孔性PE
Tフィルム(商標:50E63S、東レ製)の一面上に
下記組成の裏面層用塗料を、バー塗工法により乾燥塗工
量が1.0g/m2となるように塗工して第2支持体シ
ートを作成した。 「裏面層用塗料」 アクリル樹脂(商標:SA−R615A、中央理化社製) 100部 シリカ顔料(商標:PM363、水沢化学社製) 20部 イソプロパノール 300部 トルエン 100部 {粘着剤層の形成}前記第2支持体シートの裏面層用塗
料の塗工していない面に下記粘着剤塗料1を乾燥塗工量
が15g/m2となるようにリップコーターにて塗工乾
燥した。 「粘着剤塗料1」微球体含有粘着剤(商標:ニカゾール
TS−5000、日本カーバイド社製)
【0040】・記録シートの作成 この粘着剤層面上に前記記録シート部の画像受容層を形
成していない面を貼り合わせることにより記録シートを
作成した。このようにして得られた記録シートをA6サ
イズにカットし、記録シート部(画像受容層および第1
支持体シート)に9.0cm×5.5cmの大きさの長
方形シート小片が規定されるようにハーフカットを施
し、記録シート部が小片に分割された記録シートを得
た。
【0041】実施例2 粘着剤層の形成を以下の方法にした以外は実施例1と同
様にして記録シートを得た。 {粘着剤層の形成}剥離シートに下記の粘着剤塗料2を
乾燥塗工量が30g/m2となるようにコンマコーター
で塗工乾燥した後、第2支持体シートの裏面層用塗料の
塗工していない面に貼り合わせた。なお、剥離シートは
記録シート部と貼り合わせの前に剥がし取り、粘着剤層
を露出せしめた。 「粘着剤塗料2」 微球体非含有粘着剤(2−エチルヘキシルアクリレート主成分の アクリル酸エステル共重合体) 100部 イソシアナート系架橋剤 (商標:コロネートL、日本ポリウレタン工業社製) 3部 可塑剤(トリブトキシエチルホスフェート) 5部 酢酸エチル 65部 トルエン 20部 ノルマルヘキサン 15部
【0042】比較例1 実施例1の第2支持体シートの裏面層用塗料の塗工して
いない面に330℃に加熱したポリエチレン樹脂(商
標:L719、宇部興産社製)を押し出しラミネート法
により被覆して厚さ10μmのポリエチレン樹脂層を形
成した。このポリエチレン樹脂層面と、実施例1の記録
シート部の画像受容層を形成していない面とを対向させ
記録シート部の接合面側に300℃に加熱したポリエチ
レン樹脂を厚さ20μmとなるよう押し出しラミネート
し、先に形成したポリエチレン樹脂層(第2支持体シー
ト表面の樹脂層)を溶融することなく圧着することによ
り記録シートを作成した。
【0043】「評価」得られた記録シート(受容シー
ト)をカラーバー信号発生機(商標:C13A2、シバ
ゾク社製)によるステップパターンを染料熱転写プリン
ター(商標:AGEP60、松下電器社製)を用いてプ
リントした。プリント時の画像受容シート部と台紙部と
の接着保持性、プリント後の記録シート部と台紙部との
剥離適性、平置き放置品のカール安定性およびプリント
走行性の測定結果を示す。
【0044】<接着保持性>プリント後に記録シート部
と台紙部との剥離の有無を目視観察した。実施例1、2
および比較例1ともにプリント後の記録シート部と台紙
部との剥離はなかった。
【0045】<剥離適性>ハーフカットによって分割さ
れた小シート片部分をプリント後に剥離した。剥離後の
記録シート部の状態を目視観察した。実施例1、2およ
び比較例1ともに記録シート部に剥離折れ、剥離しわお
よび糊のこりがなかった。
【0046】<平置き放置品のカール安定性およびプリ
ント走行性>記録シートをA6サイズに断裁した枚葉物
を20℃60%で1週間平置き放置した。平置き放置前
後のカールを測定した。実施例1および2ともに放置前
フラットカール→放置後フラットカールでありカール変
化がなく、プリント走行性も良好であった。比較例1は
放置前フラットカール→放置後トップ20mmカールと
なり、プリント走行性が不良であった。
【0047】評価結果からから明らかなように各実施例
の記録シートは、プリント前、プリント時に記録シート
部が台紙部から剥がれることがなく、プリント後にシー
ト小片を記録シート部および再剥離可能粘着剤層の界面
において容易に剥がすことができるものであり、カール
安定性があり、放置品の走行性も良好であった。
【0048】
【発明の効果】本発明は、プリント操作を安定に行うこ
とができ、取扱いが容易であって、名刺サイズ、カード
サイズ、又は切手サイズなどのように小さいサイズを有
する記録シート、非常に薄い記録シート、印画面周囲に
非印画部のない全面印画記録シートを容易に得ることが
でき、さらにカール安定性にも優れた記録シートを提供
できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の記録シートの一例を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
1:記録シート 2:第1支持体シート 3:記録層(画像受容層) 4:記録シート部 5:第2支持体シート 6:再剥離可能粘着剤層 7:台紙部 8:切り込み
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 林 滋雄 東京都江東区東雲1丁目10番6号 王子製 紙株式会社東雲研究センター内 Fターム(参考) 2H086 BA02 BA12 BA34

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1支持体シート、および該第1支持体シ
    ートの片面上に形成された記録層を有する記録シート部
    と、第2支持体シート、および該第2支持体シートの片
    面上に形成され、前記記録シート部を保持するための粘
    着剤層を有する台紙部を、前記記録シート部の記録層を
    有していない面と前記台紙部の粘着剤層が対向するよう
    に貼着された構成であって、該粘着剤層が再剥離可能粘
    着剤により形成され、貼着された記録シート部と台紙部
    は剥離可能に貼着されており、且つ剥離後は記録シート
    部の記録層を形成していない面に粘着剤が残らないこと
    を特徴とする記録シート。
  2. 【請求項2】第1支持体シートの接合の際に粘着剤層と
    接する面が熱可塑性樹脂層を有する請求項1記載の記録
    シート。
  3. 【請求項3】前記記録シート部がそれに施された切り込
    みによって、複数のシート片に分けられていることを特
    徴とする請求項1又は2記載の記録シート。
  4. 【請求項4】記録層が熱転写画像受容層である請求項1
    〜3のいずれか一項に記載の記録シート。
  5. 【請求項5】第1支持体シートの片面上に記録層を形成
    して記録シート部を得、第2支持体シートの片面上に形
    成され再剥離可能粘着剤の粘着剤層を形成して台紙部を
    得、記録シート部の記録層を有していない面と台紙部の
    粘着剤層が対向するように貼り合わせたことを特徴とす
    る記録シートの製造方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US8252138B2 (en) 2004-12-27 2012-08-28 Oji Paper Co., Ltd. Thermosensitive multiple recording sheet and method for producing the same
WO2022149242A1 (ja) * 2021-01-07 2022-07-14 リンテック株式会社 インクジェット印刷用シート

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