JP2001217211A - 半導体装置の製造方法およびダイシング装置 - Google Patents

半導体装置の製造方法およびダイシング装置

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JP2001217211A
JP2001217211A JP2000027471A JP2000027471A JP2001217211A JP 2001217211 A JP2001217211 A JP 2001217211A JP 2000027471 A JP2000027471 A JP 2000027471A JP 2000027471 A JP2000027471 A JP 2000027471A JP 2001217211 A JP2001217211 A JP 2001217211A
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wafer
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back electrode
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Masaki Nakanishi
正樹 中西
Masayoshi Kobayashi
正義 小林
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Renesas Eastern Japan Semiconductor Inc
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Hitachi Ltd
Hitachi Tohbu Semiconductor Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 裏面電極を備えた半導体ウエハをダイシング
する。 【解決手段】 ダイシング装置20は細かい第一ダイヤ
モンドブレード28と粗い第二ダイヤモンドブレード2
9とを備えており、第一ブレード28と第二ブレード2
9とは同一の垂直面内に配置されている。裏面電極10
が形成されたウエハ14のダイシングに際して、第一ブ
レード28で脆弱なサブストレート2をチッピングを防
止しつつ切削して第一切削溝31を形成し、第二ブレー
ド29で延性の裏面電極10を目詰まりを防止しつつ切
削して第二切削溝32を第一切削溝31に重ねて形成す
る。 【効果】 ウエハを裏面電極を含めダイヤモンドブレー
ドでチッピングや目詰まりを防止しつつ適正にフルカッ
トできるため、製造コストを低減できる。また、裏面電
極を選択めっきを使わず全面ベタの電気めっき法で形成
することで製造コストをより一層低減できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置の製造
技術、特に、半導体ウエハをダイヤモンドブレードによ
ってダイシングするホイールダイシング技術に関し、例
えば、ヘテロ・バイポーラ・トランジスタ(以下、HB
Tという。)を製造するのに利用して有効な技術に関す
る。
【0002】
【従来の技術】HBTとしてHBT素子が作り込まれた
ペレットの裏面に裏面電極が配設されており、この裏面
電極が厚い金(Au)めっき被膜を備えているものがあ
る(図2参照)。このように裏面電極を備えたペレット
を製造する方法としては、半導体ウエハ(以下、ウエハ
という。)の裏面に予め裏面電極を形成しておき、ウエ
ハをペレットに分断するに際して、分断後のペレットに
ウエハに形成された裏面電極を一体化させる方法が、考
えられる。
【0003】このようにペレットに裏面電極を一体化さ
せてウエハを分断する方法として、次のような方法が考
えられる。すなわち、裏面電極形成工程において、ウエ
ハの裏面に種電極が形成され、スクライブラインによっ
て各ペレット部に対応するエリアに種電極を利用したA
uめっき被膜がリソグラフィー処理およびエッチング処
理によって選択的に被着される。その後、ウエハがスク
ライブラインに沿ってダイシングされ、各ペレットに分
断される。このダイシングの際、ウエハ裏面のスクライ
ブラインの位置には裏面電極のAuめっき被膜が形成さ
れていないため、ダイヤモンドブレードのフルカットに
よってもペレットに分断することができるし、また、ダ
イヤモンドブレードのハーフカット後にブレーキングし
てもペレットに分断することができる。
【0004】なお、ダイシング技術を述べてある例とし
ては、株式会社工業調査会1986年11月20日発行
「電子材料1986年11月号別冊」P40〜P45、
がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記し
たペレットに裏面電極を一体化してウエハを分断する方
法においては、裏面電極を形成するのに選択めっき法が
使用されているため、製造コストがきわめて高くなって
しまう。
【0006】本発明の目的は、製造コストを抑制しつつ
裏面電極を備えたペレットを製造することができる半導
体装置の製造技術を提供することにある。
【0007】本発明の前記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかに
なるであろう。
【0008】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち代表的なものの概要を説明すれば、次の通り
である。
【0009】すなわち、裏面電極が形成された半導体ウ
エハのダイシングに際して、前記半導体ウエハのサブス
トレート部と前記裏面電極部とが粗さの異なるダイヤモ
ンドブレードがそれぞれ使用されて切断されることを特
徴とする。
【0010】前記した手段によれば、サブストレート部
と裏面電極とが粗さの異なるダイヤモンドブレードによ
ってそれぞれ別々に切断されるため、脆弱なサブストレ
ート部であってもダイヤモンドブレードによってチッピ
ングなしに切断することができる。また、延性の裏面電
極であってもダイヤモンドブレードによって切断するこ
とができる。
【0011】したがって、裏面電極は半導体ウエハ裏面
に選択めっき法によって選択的に形成せずに電気めっき
法によって半導体ウエハ裏面全面に被着させて形成する
ことができ、しかも、裏面電極が裏面全面に被着された
半導体ウエハを全てダイヤモンドブレードによってフル
カットすることができるため、裏面電極を有するペレッ
トの製造コストを大幅に低減することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】図1は本発明の一実施形態である
ダイシング装置を示す斜視図である。図2以降は本発明
の一実施形態であるHBTの製造方法におけるダイシン
グ工程を示している。
【0013】本実施形態において、本発明に係る半導体
装置の製造方法は、図2に示されているHBTの製造方
法として構成されており、その特徴工程であるダイシン
グ工程は図1に示されているダイシング装置によって実
施される。
【0014】図2に示されているように、HBT1はガ
リウム(Ga)−砒素(As)基板からなるサブストレ
ート2を備えており、サブストレート2における一方の
端面(以下、表面とする。)の上にはコレクタ3が形成
されている。コレクタ3の上にはベース4が形成され、
ベース4の上にはエミッタ5が形成されている。コレク
タ3、ベース4およびエミッタ5の上にはパッシベーシ
ョン膜6がこれらを被覆するように形成されている。パ
ッシベーション膜6におけるコレクタ3に対向する所定
の位置にはコレクタ用コンタクトホールがコレクタ3に
貫通するように形成されており、そのコンタクトホール
にはコレクタ電極7が形成されている。パッシベーショ
ン膜6におけるベース4に対向する所定の位置にはベー
ス用コンタクトホールがベース4に貫通するように形成
されており、そのコンタクトホールにはベース電極8が
形成されている。パッシベーション膜6におけるエミッ
タ5に対向する所定の位置にはエミッタ用コンタクトホ
ールがエミッタ5に貫通するように形成されており、そ
のコンタクトホールにはエミッタ電極9が形成されてい
る。
【0015】サブストレート2の裏面には種電極11と
金(Au)めっき被膜12とから構成された裏面電極1
0が全面にわたって形成されており、裏面電極10はサ
ブストレート2に開設されたビア(VIA)ホール13
によってエミッタ5に電気的に接続されている。
【0016】本実施の形態において、図3に示されてい
るように、裏面電極10はGa−Asウエハ(以下、ウ
エハという。)14の状態で電気(電解)めっき法によ
って形成される。
【0017】図3(a)に示されているように、図2に
示されたHBT素子がペレット部毎に作り込まれたウエ
ハ14の裏面には種電極11がスパッタリング法によっ
て被着されて形成される。例えば、種電極11はプラチ
ナ(Pt)膜とチタン(Ti)膜とPt膜とAu膜とか
ら構成され、0.05μm〜0.1μm程度の厚さに形
成される。
【0018】図3(b)に示されているように、ウエハ
14の裏面には種電極11を電気めっき法の陰極として
利用されてAuめっき被膜12が被着されて形成され
る。例えば、Auめっき被膜12は10μm〜15μm
程度の厚さに形成される。
【0019】以上のようにして裏面電極10が形成され
たウエハ14はダイシング工程に送られてダイシング装
置によってペレット毎に分断されることになる。
【0020】ダイシング工程に送られると、図3(c)
に示されているように、ウエハ14の裏面電極10には
ウエハシート15が貼付される。ウエハシート15は塩
化ビニール等の柔軟性を有する樹脂から形成されたシー
ト基材16を備えており、シート基材16の片面(以
下、上面とする。)に粘着材が塗布されて粘着材層17
が形成されている。ウエハ14は粘着材層17に粘着さ
れることによりウエハシート15に貼付される。ウエハ
14が貼付されたウエハシート15はウエハ14と同心
円であってウエハ14よりも大径の円形に切断される。
ウエハシート15の周辺部にはリング形状に形成された
フレーム18が粘着材層17に粘着されることによって
貼付される。
【0021】次に、本実施の形態に係るHBTの製造方
法の特徴工程であるダイシング工程を実施する図1に示
されているダイシング装置を説明する。
【0022】本実施の形態に係るダイシング装置20は
被ダイシング物としてのウエハ14を保持するチャック
テーブル21を備えており、チャックテーブル21はウ
エハシート15を介してウエハ14を保持したフレーム
18を固定することによってウエハ14を位置決め保持
するようになっている。チャックテーブル21はΘテー
ブル22に支持されており、Θテーブル22はチャック
テーブル21を水平面内で精密に90度ずつ往復回動さ
せるように構成されている。Θテーブル22はXテーブ
ル23に支持されており、Xテーブル23はチャックテ
ーブル21をΘテーブル22と共にX方向に往復移動さ
せるようになっている。Xテーブル23はYテーブル2
4に支持されており、Yテーブル24はチャックテーブ
ル21をXテーブル23およびΘテーブル22と共にY
方向に往復移動させるようになっている。
【0023】チャックテーブル21の上方には支持ブロ
ック25が設置されており、支持ブロック25には第一
スピンドル26および第二スピンドル27がそれぞれ水
平に軸架されている。第一スピンドル26および第二ス
ピンドル27はモータ等の回転駆動装置(図示せず)に
よってそれぞれ高速回転されるように構成されていると
ともに、高さをそれぞれ精密に調整されるように構成さ
れている。第一スピンドル26には細かいダイヤモンド
ブレードである粗さ番号「7000番手」のダイヤモン
ドブレード(以下、第一ブレードという。)28が、直
交するように装着されており、第二スピンドル27には
粗いダイヤモンドブレードである粗さ番号「2000番
手」のダイヤモンドブレード(以下、第二ブレードとい
う。)29が、直交するように装着されている。第一ブ
レード28と第二ブレード29とはX方向の垂直面内に
おいて一直線に並ぶようになっている。また、第一ブレ
ード28の厚さは第二ブレード29の厚さよりも厚く設
定されている。
【0024】次に、前記構成に係るダイシング装置の作
用を説明することにより、本発明の一実施の形態である
HBTの製造方法におけるダイシング工程を説明する。
【0025】これからダイシングすべきウエハ14を保
持したフレーム18はプリアライメントステージ(図示
せず)において予めアライメントされた後に、チャック
テーブル21に精密に位置決めされて保持される。この
ウエハ14はHBTの製造方法における所謂前工程にお
いて前述したHBT1を碁盤の目状に作り込まれること
により、スクライブライン14bをオリエンテーション
フラット(以下、オリフラという。)14aに平行およ
び直角に仮想的に形成されている。
【0026】これからダイシングすべきウエハ14を精
密に位置決めして保持したチャックテーブル21がYテ
ーブル24によって所定の位置にて停止されると、Θテ
ーブル22がXテーブル23によってX方向の先頭位置
に移動されるとともに、ウエハ14の最初にダイシング
すべき仮想上のスクライブライン14bが第一ブレード
28にYテーブル24によって移動されて位置合わせさ
れる。
【0027】第一ブレード28がスクライブライン14
bに相対的に位置合わせされると、第一ブレード28を
支持した支持ブロック25がZ方向移動装置(図示せ
ず)によって予め設定された高さに全体的に下降される
とともに、Xテーブル23が図4(a)の矢印Xの方向
に所定の速度で送られる。この送り動作と同時に、第一
ブレード28が回転駆動装置によって所定の回転速度で
図4(a)の矢印Aの方向に回転されると、ウエハ14
のスクライブライン14bは第一ブレード28によって
切削されるため、ウエハ14には第一切削溝31がスク
ライブライン14bに沿って形成される。
【0028】図4に示されているように、第一切削溝3
1の切削に際して、第一ブレード28の高さがウエハ1
4のサブストレート2に対応する部分だけを切削するよ
うに予め設定されているため、第一切削溝31はウエハ
14のサブストレート2に対応する部分だけに形成され
る。すなわち、裏面電極10の部分は第一ブレード28
によって切削されない。
【0029】ここで、第一ブレード28には粗さの細か
い7000番手のブレードが使用されているため、脆弱
性を有するウエハ14のサブストレート2に対応する部
分であってもチッピングを発生することなく適正に切削
することができる。他方、延性を有する裏面電極10、
特に、Auめっき被膜12の部分は切削しないため、細
かい粗さの第一ブレード28であっても目詰まり等の不
具合は発生しない。
【0030】Xテーブル23の送り作動に伴って、第一
ブレード28がウエハ14のスクライブライン14bを
切削してウエハ14の外周に達すると、第一切削溝31
はウエハ14のX方向の全幅にわたって形成された状態
になる。
【0031】そして、第一ブレード28がウエハ14の
外周に達した後または達する以前に、第二ブレード29
は第一切削溝31の始端に自動的に位置合わせされた状
態になる。この状態において、第二ブレード29が回転
駆動装置によって所定の回転速度で図5(a)の矢印A
の方向に回転され、Xテーブル23が矢印X方向に送り
続けられているため、第二ブレード29は第一切削溝3
1の溝底を切削し、第一切削溝31に重ねて第二切削溝
32を形成する。この際、第一ブレード28の厚さは第
二ブレード29の厚さよりも厚く設定されているととも
に、第一ブレード28と第二ブレード29とは同一垂直
面内で直列に並べられているため、図5(b)に示され
ているように、第二切削溝32は第一切削溝31に同軸
的に重なった状態に正確に形成されることになる。
【0032】そして、図5に示されているように、第一
切削溝31の溝底には裏面電極10が形成されているた
め、第二切削溝32の切削に際して、第二ブレード29
はウエハ14の裏面電極10以下の部分を切削すること
になる。すなわち、第二ブレード29はウエハ14のサ
ブストレート2に対応する部分は切削しない。この状態
において、第二切削溝32の底はウエハシート15の接
着材層17に達しているため、重なり合った第一切削溝
31と第二切削溝32とはウエハ14を裏面電極10を
含めてフルカットした状態になっている。
【0033】ここで、第二ブレード29には粗さの細か
い2000番手のブレードが使用されているため、延性
を有する裏面電極10、特に、Auめっき被膜12の部
分であっても目詰まり等を発生することなく適正に切削
することができる。他方、第二ブレード29は脆弱性を
有するウエハ14のサブストレート2に対応する部分を
切削しないため、チッピングを発生することはない。
【0034】以上のようにして、第一ブレード28およ
び第二ブレード29がウエハ14における最初のスクラ
イブライン14bをフルカットした後に、第二ブレード
29がウエハ14のX方向における反対側終端に達する
と、支持ブロック25がZ方向移動装置によって上昇さ
れる。
【0035】第二ブレード29がウエハ14から完全に
離れると、Xテーブル23が復帰方向に早送りされる。
次いで、Yテーブル24によってチャックテーブル21
が一ピッチ移動されて、次に切削すべき2本目のスクラ
イブライン14bが第一ブレード28の回転面に位置合
わせされる。
【0036】次のスクライブライン14bが第一ブレー
ド28に位置合わせされると、支持ブロック25がZ方
向移動装置によって下降されるとともに、Xテーブル2
3が再びX方向に所定の速度で送られる。このXテーブ
ル23の切削送り作動に伴って、次のスクライブライン
14bが第一ブレード28と第二ブレード29とによっ
て前述と同様にフルカットされて行く。
【0037】以降、前記作動が繰り返されてオリフラ1
4aに平行な全てのスクライブライン14bに沿って第
一切削溝31および第二切削溝32が順次形成されて行
く。そして、オリフラ14aに平行なスクライブライン
14bの全てについて第一切削溝31および第二切削溝
32が形成されると、チャックテーブル21がΘテーブ
ル23によって90度回転される。
【0038】その後、ウエハ14のオリフラ14aに直
交するスクライブライン14bの全てについて、第一切
削溝31および第二切削溝32が前述した作動によって
順次形成されて行く。
【0039】前記実施形態によれば、次の効果が得られ
る。
【0040】1) ウエハのサブストレート部と裏面電極
とを粗さの異なる第一ブレードと第二ブレードとによっ
てそれぞれ別々に切削することにより、脆弱なサブスト
レート部であってもダイヤモンドブレードによってチッ
ピングなしに切断することができ、また、延性の裏面電
極であってもダイヤモンドブレードによって切断するこ
とができる。
【0041】2) 前記1)により、裏面電極をウエハに選
択めっき法を使用せずに電気めっき法によって全面に被
着させて形成することができるため、裏面電極を有する
ペレットの製造コストを抑制することができる。
【0042】3) 裏面電極が全面に被着されたウエハを
ダイヤモンドブレードによって全てダイシングすること
ができるため、裏面電極を有するペレットの製造コスト
をより一層抑制することができる。
【0043】以上本発明者によってなされた発明を実施
形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施形
態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範
囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
【0044】例えば、第一ブレードと第二ブレードとの
粗さを相異ならせるに限らず、第一ブレードと第二ブレ
ードとの回転速度や送り速度をも相異ならせてもよい。
【0045】ウエハ側を送るように構成するに限らず、
第一ブレードおよび第二ブレード側を送るように構成し
てもよい。この場合に、第一ブレードの送り速度と第二
ブレードの送り速度は相異ならせてもよい。
【0046】第一ブレードの粗さおよび第二ブレードの
粗さは、切断するウエハのサブストレートの脆弱性や裏
面電極の延性に対応して適宜に設定することが望まし
い。
【0047】以上の説明では主として本発明者によって
なされた発明をその背景となった利用分野であるHBT
の製造方法に適用した場合について説明したが、本発明
はそれに限定されるものではなく、裏面電極を有する半
導体ペレットを備えた半導体装置の製造方法およびそれ
に使用されるダイシング装置全般に適用することができ
る。
【0048】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、次
の通りである。
【0049】ウエハのサブストレート部と裏面電極とを
粗さの異なるダイヤモンドブレードによってそれぞれ別
々に切削することにより、脆弱なサブストレート部であ
ってもダイヤモンドブレードによってチッピングなしに
切断することができ、また、延性の裏面電極であっても
ダイヤモンドブレードによって切断することができるた
め、裏面電極を有するペレットの製造コストを抑制する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態であるダイシング装置を
示す斜視図である。
【図2】本発明の一実施の形態であるHBTの製造方法
によって製造されるHBTを示しており、(a)は縦断
面図、(b)は平面図である。
【図3】ウエハを示しており、(a)は種電極形成後の
正面図、(b)はAuめっき被膜形成後の正面図、
(c)はフレームへの貼付後の正面断面図である。
【図4】本発明の一実施の形態であるHBTの製造方法
におけるダイシング工程のサブストレート切削工程を示
しており、(a)は一部省略正面図、(b)は側面断面
図である。
【図5】同じく裏面電極切削工程を示しており、(a)
は一部省略正面図、(b)は側面断面図である。
【符号の説明】
1…HBT(半導体装置)、2…サブストレート、3…
コレクタ、4…ベース、5…エミッタ、6…パッシベー
ション膜、7…コレクタ電極、8…ベース電極、9…エ
ミッタ電極、10…裏面電極、11…種電極、12…A
uめっき被膜、13…ビアホール、14…Ga−Asウ
エハ、14a…オリフラ(オリエンテーションフラッ
ト)、14b…スクライブライン、15…ウエハシー
ト、16…シート基材、17…粘着材層、18…フレー
ム、20…ダイシング装置、21…チャックテーブル、
22…Θテーブル、23…Xテーブル、24…Yテーブ
ル、25…支持ブロック、26…第一スピンドル、27
…第二スピンドル、28…第一ブレード、(細かいダイ
ヤモンドブレード)、29…第二ブレード(粗いダイヤ
モンドブレード)、31…第一切削溝、32…第二切削
溝。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小林 正義 東京都小平市上水本町五丁目20番1号 株 式会社日立製作所半導体グループ内 Fターム(参考) 3C069 AA01 BA04 BB01 BB02 BB04 BC01 CA05 CB02 CB05 EA01 EA02 EA05

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 裏面電極が形成された半導体ウエハのダ
    イシングに際して、前記半導体ウエハのサブストレート
    部と前記裏面電極部とが粗さの異なるダイヤモンドブレ
    ードがそれぞれ使用されて切断されることを特徴とする
    半導体装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記サブストレート部が粗さの細かいダ
    イヤモンドブレードによって切断され、前記裏面電極部
    が粗さの粗いダイヤモンドブレードによって切断される
    ことを特徴とする請求項1に記載の半導体装置の製造方
    法。
  3. 【請求項3】 前記サブストレート部が切断された後
    に、続いて、前記裏面電極部が切断されることを特徴と
    する請求項1または2に記載の半導体装置の製造方法。
  4. 【請求項4】 半導体ウエハのサブストレート部と、こ
    の半導体ウエハの裏面に形成された裏面電極部とが粗さ
    の異なるダイヤモンドブレードがそれぞれ使用されて切
    断されることを特徴とするダイシング装置。
  5. 【請求項5】 前記サブストレート部を切断するダイヤ
    モンドブレードと、前記裏面電極部とを切断するダイヤ
    モンドブレードとを備えており、両ダイヤモンドブレー
    ドが一直線上に配置されていることを特徴とする請求項
    4に記載のダイシング装置。
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