JP2001345287A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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JP2001345287A JP2000161647A JP2000161647A JP2001345287A JP 2001345287 A JP2001345287 A JP 2001345287A JP 2000161647 A JP2000161647 A JP 2000161647A JP 2000161647 A JP2000161647 A JP 2000161647A JP 2001345287 A JP2001345287 A JP 2001345287A
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Yoshiyuki Abe
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 半導体ウエハのチッピングや欠けを防止す
る。 【解決手段】 第一ブレード29、第二ブレード30が
回転されながらウエハ1に対して相対的に移動されてウ
エハ1がペレットに分断されるダイシング工程におい
て、第一ブレード29がウエハ1の表面側部分をダウン
カット法によって切削して第一切削溝41を形成し、第
二ブレード30が第一切削溝41の溝底であるウエハ1
の裏面側部分をアップカット法によって切削して第二切
削溝42を形成することにより、ウエハ1をフルカット
する。 【効果】 ウエハの表面側部分はダウンカット法で切削
されるため、チッピングを防止できる。ウエハの裏面側
部分はアッパカット法で切削されることでウエハの外部
から内部に向かって力が働くため、欠けを防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置の製造
技術、例えば、半導体装置の製造工場において、半導体
素子を含む集積回路が造り込まれた半導体ウエハをダイ
ヤモンドブレードによってホイールダイシングするダイ
シング技術に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体装置の製造工場において、ウエハ
をペレットに分断する際には、ダイヤモンドブレード
(以下、ブレードという。)によって半導体ウエハ(以
下、ウエハという。)をスクライブラインに沿って切削
するダイシング装置が広く使用されている。すなわち、
ダイシング装置は垂直面内で一方向に回転されるように
軸支されたブレードを備えており、ブレードが回転され
ながら一条のスクライブラインに沿って往路移動されて
ウエハが一直線に切削され、次いで、ブレードがウエハ
の切削面から離間された状態で早送りにて復帰移動され
るとともに、ウエハが所定ピッチだけ横に相対移動さ
れ、その後、この作動が繰り返されることにより、複数
本のスクライブラインがブレードによって切削されるよ
うに構成されている。
【0003】ところで、ブレードによる切削方法には、
ブレードが切削して行く進行方向側が下側になるように
回転されるダウンカット法と、ブレードが切削して行く
進行方向側が上側になるように回転されるアッパカット
法とがある。ダウンカット法はアッパカット法に比べて
切削面の状態が良好になるとともに、ウエハ表面へのチ
ッピング(欠けや剥離等)の影響が出にくいため、現在
ではダウンカット法が主流になっている。
【0004】なお、ダイシング技術を述べてある例とし
ては、特開平8−227865号公報、がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ブレー
ドがウエハをダウンカット法によってダイシングする従
来のダイシング装置においては、ウエハの裏面側部分に
はウエハ内部から外部に向かって力が働くため、ウエハ
の裏面側部分が欠け易くなるという問題点があることが
本発明者によって明らかにされた。
【0006】本発明の目的は、ウエハの裏面側部分の欠
けを防止することができるダイシング技術を提供するこ
とにある。
【0007】本発明の前記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかに
なるであろう。
【0008】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち代表的なものの概要を説明すれば、次の通り
である。
【0009】すなわち、ブレードが回転されながら半導
体ウエハに対して相対的に移動されて半導体ウエハがダ
イシングされるダイシング工程を備えている半導体装置
の製造方法であって、前記半導体ウエハの表面側部分は
前記ブレードがダイシングする進行方向が下側になるよ
うに回転された状態で切削し、前記半導体ウエハの裏面
側部分は前記ブレードがダイシングする進行方向が上側
になるように回転された状態で切削することを特徴とす
る。
【0010】前記した手段によれば、半導体ウエハの表
面側部分はアッパカット法に比べて切削面の状態が良好
になるダウンカット法によって切削されるため、半導体
ウエハのチッピングの発生を防止することができる。
【0011】他方、半導体ウエハの裏面側部分はアッパ
カット法によって切削されるが、半導体ウエハの裏面側
部分には回路パターンが形成されていないことによりチ
ッピングが起き難いため、裏面側部分についてもチッピ
ングの発生を防止することができる。また、アッパカッ
ト法によれば、ウエハの外部から内部に向かって力が働
くため、半導体ウエハの裏面側部分における欠けの発生
を防止することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】図1は本発明の一実施の形態であ
る半導体装置の製造方法のダイシング工程を示す主要部
の正面断面図である。図2は図1のa−a線、b−b
線、c−c線およびd−d線に沿う各断面図である。図
3はダイシング工程に使用されるダイシング装置を示す
斜視図である。図4は本発明の一実施の形態である半導
体装置の製造方法を示す工程図である。
【0013】本実施の形態において、本発明に係る半導
体装置の製造方法は、半導体集積回路装置(以下、IC
という。)の製造方法として構成されており、図4に示
されているように、シリコンウエハに半導体素子を含む
集積回路を作り込む所謂前工程10と、半導体素子を含
む集積回路が作り込まれた半導体ウエハ(ウエハ)にウ
エハシートを貼付するウエハシート貼付工程11と、ウ
エハをペレットにダイシング(分断)するダイシング工
程12とを備えている。ちなみに、ダイシング工程12
の後にはペレットボンディング工程13、ワイヤボンデ
ィング工程14、樹脂封止体成形工程15、リード切断
成形工程16が続く。
【0014】本実施の形態に係るICの製造方法におけ
る特徴工程であるダイシング工程12は図1〜図3に示
されているダイシング装置20によって実施される。ダ
イシング工程12に送られる前に、ダイシング装置20
のワークであるウエハ1にはウエハシート2がウエハシ
ート貼付工程において貼付される。
【0015】ウエハシート2は塩化ビニール等の柔軟性
を有する樹脂から形成されたシート基材3を備えてお
り、シート基材3の片面(以下、上面とする。)に粘着
材が塗布されて粘着材層4が形成されている。ウエハ1
は粘着材層4に粘着されることによりウエハシート2に
貼付される。ウエハ1が貼付されたウエハシート2はウ
エハ1と同心円であってウエハ1よりも大径の円形に切
断される。ウエハシート2の周辺部にはリング形状に形
成されたフレーム5が粘着材層4に粘着されることによ
って貼付される。
【0016】図3に示されているように、ダイシング装
置20はワークとしてのウエハ1を保持するチャックテ
ーブル21を備えており、チャックテーブル21はウエ
ハシート2を介してウエハ1を保持したフレーム5を固
定することによってウエハ1を位置決め保持するように
なっている。チャックテーブル21の上にはウエハシー
ト2の下面を押し上げて引き延ばす支持台22が設置さ
れており、支持台22はウエハ1の下面を押し上げてウ
エハシート2を引き延ばすことによりウエハ1をチャッ
クテーブル21の上面よりも浮かせるようになってい
る。チャックテーブル21はY軸ロボット23により前
後方向に往復移動されるようになっている。
【0017】チャックテーブル21の前後方向の片脇
(以下、後ろ脇とする。)にはZ軸ロボット24が垂直
に立脚されており、Z軸ロボット24はX軸ロボット2
5を上下方向に移動させるように構成されている。X軸
ロボット25は左右方向に水平に敷設されており、支持
ブロック26を左右方向に移動させるように構成されて
いる。
【0018】支持ブロック26には第一スピンドル27
および第二スピンドル28がそれぞれ前後方向に延在す
るように水平に軸架されている。第一スピンドル27お
よび第二スピンドル28はモータ等の回転駆動装置(図
示せず)によってそれぞれ高速回転されるように構成さ
れているとともに、高さをそれぞれ精密に調整されるよ
うに構成されている。第一スピンドル27には表面側部
分をダイシングするためのダイヤモンドブレード(以
下、第一ブレードという。)29が、直交するように装
着されており、第二スピンドル28には裏面側部分をダ
イシングするためのダイヤモンドブレード(以下、第二
ブレードという。)30が、直交するように装着されて
いる。第一ブレード29と第二ブレード30とはX軸ロ
ボット25の送り方向の垂直面内において一直線に並ぶ
ようになっている。また、第一ブレード29の厚さは第
二ブレード30の厚さよりも厚く設定されている。
【0019】図1に示されているように、第一ブレード
29と第二ブレード30との間には第一ブレード29の
切削溝を洗浄するためのノズル(以下、第一ノズルとい
う。)31が設置され、第二ブレード30の左脇には第
二ブレード30の切削溝を洗浄するためのノズル(以
下、第二ノズルという。)32が設置されており、第一
ノズル31および第二ノズル32は洗浄液供給装置33
から供給された洗浄液34をそれぞれが臨んだ切削溝内
に噴射するようになっている。
【0020】次に、前記構成に係るダイシング装置の作
用を説明することにより、本発明の一実施の形態である
ICの製造方法におけるダイシング工程を説明する。
【0021】これからダイシングすべきウエハ1をウエ
ハシート2を介して保持したフレーム5はプリアライメ
ントステージ(図示せず)において予めアライメントさ
れた後に、チャックテーブル21に精密に位置決めされ
て保持される。このウエハ1はICの製造方法における
前工程10においてICを碁盤の目状に作り込まれるこ
とにより、図3に想像線で示されているように、スクラ
イブライン1bをオリエンテーションフラット(以下、
オリフラという。)1aに平行および直角に仮想的に形
成されている。
【0022】チャックテーブル21がフレーム5を保持
すると、支持台22が上昇することによってウエハシー
ト2を引き延ばしながらウエハ1をチャックテーブル2
1の上面から突出させる。これにより、フレーム5は第
一ブレード29および第二ブレード30によるウエハ1
に対する切削作業に干渉しない状態になる。
【0023】これからダイシングすべきウエハ1を精密
に位置決めして持ち上げた状態で保持したチャックテー
ブル21がY軸ロボット23によって所定の位置にて停
止されると、ウエハ1の最初にダイシングすべき仮想上
のスクライブライン1bが第一ブレード29にY軸ロボ
ット23によって移動されて位置合わせされる。
【0024】第一ブレード29がスクライブライン1b
に相対的に位置合わせされると、第一ブレード29を支
持した支持ブロック26がZ軸ロボット24によって予
め設定された高さに全体的に下降されるとともに、X軸
ロボット25によって矢印Xの方向に所定の速度で送ら
れる。この送り動作と同時に、第一ブレード29が回転
駆動装置によって所定の回転速度で図1の矢印Aの方向
すなわち回転の進行方向側が下側になるように回転され
ると、ウエハ1のスクライブライン1bは第一ブレード
29によってダウンカット法によって切削され、ウエハ
1には第一切削溝41がスクライブライン1bに沿って
良好な切削面をもって形成される。
【0025】図1および図2(a)に示されているよう
に、第一切削溝41の切削に際して、第一ブレード29
の高さがウエハ1の表面側部分だけを切削するように予
め設定されているため、第一切削溝41はウエハ1の表
面側部分だけに形成される。すなわち、裏面側部分は第
一ブレード29によっては切削されない。
【0026】ここで、第一ブレード29はダウンカット
法によってウエハ1の表面側部分を切削するため、ウエ
ハ1の回路パターン(図示せず)が形成された表面側部
分であってもチッピングを発生することなく適正に切削
することができる。
【0027】X軸ロボット25の送り作動に伴って、第
一ブレード29がウエハ1のスクラブライン1bを切削
してウエハ1の外周に達すると、第一切削溝41はウエ
ハ1のX方向の全幅にわたって形成された状態になる。
【0028】そして、第一ブレード29がウエハ1の外
周に達した後または達する以前に、第二ブレード30は
第一切削溝41の始端に自動的に位置合わせされた状態
になる。この状態において、第二ブレード30が回転駆
動装置によって所定の回転速度で図1の矢印Bの方向す
なわち回転の進行方向側が上側になるように回転される
と、第二ブレード30は第一切削溝41の溝底を切削
し、第一切削溝41に重ねて第二切削溝42を形成す
る。この際、第一ブレード29の厚さは第二ブレード3
0の厚さよりも厚く設定されているとともに、第一ブレ
ード29と第二ブレード30とは同一垂直面内で直列に
並べられているため、図2(c)に示されているよう
に、第二切削溝42は第一切削溝41に同軸的に重なっ
た状態に正確に形成されることになる。
【0029】そして、図1および図2(c)に示されて
いるように、第一切削溝41の溝底はウエハ1の裏面側
部分に相当するため、第二切削溝42の切削に際して、
第二ブレード30はウエハ1の裏面側部分だけを切削す
る。すなわち、第二ブレード30はウエハ1の表面側部
分は切削しない。この状態において、第二切削溝42の
底はウエハシート2の粘着材層4に達しているため、重
なり合った第一切削溝41と第二切削溝42とはウエハ
1をフルカットした状態になっている。
【0030】ここで、第二ブレード30はウエハ1の裏
面側部分をアッパカット法によって切削することにな
る。しかし、ウエハ1の裏面側部分には回路パターンが
形成されていないことによりチッピングが起き難く、か
つ、第二切削溝42が第一切削溝41の溝底に形成され
ることにより第二ブレード30はウエハ1の表面側部分
には接触しないため、第二ブレード30はアッパカット
法であってもチッピングの発生を防止しつつ第二切削溝
42を切削することができる。
【0031】また、アッパカット法においては切削時の
応力がウエハ1の外部から内部に向かって働くため、第
二ブレード30はウエハ1の裏面側部分における欠けの
発生を防止しつつ第二切削溝42を形成することができ
る。
【0032】以上のようにして、第一ブレード29およ
び第二ブレード30がウエハ1における最初のスクライ
ブライン1bをフルカットした後に、第二ブレード30
がウエハ1のX方向における反対側終端に達すると、X
軸ロボット25すなわち支持ブロック26がZ軸ロボッ
ト24によって上昇される。
【0033】第二ブレード30がウエハ1から完全に離
れると、支持ブロック26はX軸ロボット25によって
復帰方向に早送りされる。次いで、Y軸ロボット23に
よってチャックテーブル21が一ピッチ移動されて、次
に切削すべき2本目のスクライブライン1bが第一ブレ
ード29の回転面に位置合わせされる。
【0034】次のスクライブライン1bが第一ブレード
29に位置合わせされると、X軸ロボット25すなわち
支持ブロック26がZ軸ロボット24によって下降され
るとともに、支持ブロック26がX軸ロボット25によ
って再びX方向に所定の速度で送られる。このX軸ロボ
ット25の切削送り作動に伴って、次のスクライブライ
ン1bが第一ブレード29と第二ブレード30とによっ
て前述と同様にフルカットされて行く。
【0035】以降、前記作動が繰り返されることによ
り、オリフラ1aに平行な全てのスクライブライン1b
に沿って第一切削溝41および第二切削溝42が順次形
成されて行く。そして、オリフラ1aに平行なスクライ
ブライン1bの全てについて第一切削溝41および第二
切削溝42が形成されると、チャックテーブル21が9
0度回転される。
【0036】その後、ウエハ1のオリフラ1aに直交す
るスクライブライン1bの全てについて、第一切削溝4
1および第二切削溝42が前述した作動によって順次形
成されて行く。
【0037】ところで、本実施の形態においては、図1
および図2(b)に示されているように、第一ブレード
29によって切削された後の第一切削溝41は洗浄液3
4が第一ノズル31によって吹き付けられることにより
洗浄されるため、第二ブレード30はアップカット法で
あっても良好な切断面をもって第一切削溝41の溝底に
第二切削溝42を切削して行くことができ、かつ、ウエ
ハ1の裏面側部分の欠けの発生をより一層確実に防止す
ることができる。
【0038】また、図1および図2(d)に示されてい
るように、第二ブレード30によって切削された後の第
二切削溝42は第一切削溝41を含めて洗浄液34が第
二ノズル32によって吹き付けられることにより洗浄さ
れるため、切削屑を除去された清浄な状態になる。
【0039】前記実施の形態によれば、次の効果が得ら
れる。
【0040】1) ウエハの表面側部分をダウンカット法
によって切削し、ウエハの裏面側部分をダウンアップ法
によって切削することにより、ウエハの表面側部分のチ
ッピングを防止し、かつ、ウエハ裏面側部分の欠けを防
止してウエハをフルカットすることができるため、ダイ
シング工程ひいてはICの製造方法の歩留りや品質およ
び信頼性を高めることができる。
【0041】2) 第一ブレードおよび第二ブレードによ
って切削された後の切削溝に洗浄液を吹き付けて洗浄す
ることにより、ウエハのチッピングおよび欠けをより一
層確実に防止することができる。
【0042】以上本発明者によってなされた発明を実施
の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施
の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しな
い範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
【0043】例えば、第一ブレードと第二ブレードとは
直列に配置するに限らず、並列に配置してもよい。すな
わち、第一ブレードの一ピッチまたは少数ピッチだけ横
に第二ブレードを配置して、第一ブレードがウエハの全
長にわたって切削した第一切削溝の溝底に第二ブレード
によって第二切削溝を切削して行くように構成してもよ
い。
【0044】第一ブレードおよび第二ブレード側を送る
ように構成するに限らず、ウエハ側を送るように構成し
てもよい。
【0045】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、次
の通りである。
【0046】ウエハの表面側部分をダウンカット法によ
って切削し、ウエハの裏面側部分をダウンアップ法によ
って切削することにより、ウエハの表面側部分のチッピ
ングを防止し、かつ、ウエハ裏面側部分の欠けを防止し
てウエハをフルカットすることができるため、ダイシン
グ工程ひいては半導体装置の製造方法の歩留りや品質お
よび信頼性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態である半導体装置の製造
方法のダイシング工程を示す主要部の正面断面図であ
る。
【図2】(a)、(b)、(c)、(d)は図1のa−
a線、b−b線、c−c線およびd−d線に沿う各断面
図である。
【図3】ダイシング工程に使用されるダイシング装置を
示す斜視図である。
【図4】本発明の一実施の形態である半導体装置の製造
方法を示す工程図である。
【符号の説明】
1…ウエハ(半導体ウエハ)、1a…オリエンテーショ
ンフラット、1b…スクライブライン、2…ウエハシー
ト、3…シート基材、4…粘着材層、5…フレーム、1
0…前工程、11…ウエハシート貼付工程、12…ダイ
シング工程、13…ペレットボンディング工程、14…
ワイヤボンディング工程、15…樹脂封止体成形工程、
16…リード切断成形工程、20…ダイシング装置、2
1…チャックテーブル、22…支持台、23…Y軸ロボ
ット、24…Z軸ロボット、25…X軸ロボット、26
…支持ブロック、27…第一スピンドル、28…第二ス
ピンドル、29…第一ブレード(ダイヤモンドブレー
ド)、30…第二ブレード(ダイヤモンドブレード)、
31…第一ノズル、32…第二ノズル、33…洗浄液供
給装置、34…洗浄液、41…第一切削溝、42…第二
切削溝。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブレードが回転されながら半導体ウエハ
    に対して相対的に移動されて半導体ウエハがダイシング
    されるダイシング工程を備えている半導体装置の製造方
    法であって、前記半導体ウエハの表面側部分は前記ブレ
    ードがダイシングする進行方向が下側になるように回転
    された状態で切削し、前記半導体ウエハの裏面側部分は
    前記ブレードがダイシングする進行方向が上側になるよ
    うに回転された状態で切削することを特徴とする半導体
    装置の製造方法。
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