JP2001215214A - 水素ガスセンサ - Google Patents

水素ガスセンサ

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JP2001215214A
JP2001215214A JP2000307375A JP2000307375A JP2001215214A JP 2001215214 A JP2001215214 A JP 2001215214A JP 2000307375 A JP2000307375 A JP 2000307375A JP 2000307375 A JP2000307375 A JP 2000307375A JP 2001215214 A JP2001215214 A JP 2001215214A
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hydrogen gas
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gas
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Norihiko Nadanami
紀彦 灘浪
Noboru Ishida
昇 石田
Takafumi Oshima
崇文 大島
Tomonori Kondo
智紀 近藤
Takaharu Inoue
隆治 井上
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NGK Spark Plug Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】種々の妨害ガス、例えば、H2O、CO等が存
在している被測定ガス雰囲気において、水素ガス濃度を
精度良く測定することができる水素ガスセンサの提供。 【解決手段】拡散律速部6の流れ断面積が小さいこと、
第1電極3,第2電極4の電極面積が大きいこと、及び
/又は第1電極3,第2電極4の電極表面にプロトン伝
導層2と同質の高分子電解質を含む溶液を塗布すること
により、この高分子電解質を含む層が形成され、拡散律
速部6を介して第1電極3上に導入される水素ガス量か
ら導き出されるプロトン量に比べて、第1電極3から第
2電極4へのプロトン伝導能力が十分に大きい水素ガス
センサである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水素ガスセンサに
関し、特に、燃料電池に適用される燃料ガス中の水素ガ
ス濃度を測定するために好ましく用いられる水素ガスセ
ンサに関する。
【0002】
【従来の技術】地球規模の環境悪化が問題視される中、
高効率で、クリーンな動力源として燃料電池の研究が近
年盛んに行われている。その中で、低温作動、高出力密
度等の利点により、自動車用の燃料電池として固体高分
子型燃料電池(PEFC)が期待されている。この場合、燃
料ガスとして、メタノール等の改質ガスの使用が有望で
あるが、より効率等を向上させる為に、改質ガス中の水
素ガス濃度を直接検知できる水素ガスセンサが必要にな
ってくる。
【0003】上記水素ガスセンサは、水素リッチの雰囲
気で用いられるため、作動温度が低いこと(約100℃以
下)が求められる。このような低温作動型センサとし
て、例えば、特公平7-31153号公報には、絶縁基材上に
作用電極、対向電極及び参照電極を設置し、これら3つ
の電極をガス透過性のプロトン伝導体膜、詳細には、フ
ッ素系樹脂の一種である「Nafion」(登録商標、デュポ
ン社製)により一体的に覆った構造のセンサが開示され
ている。この「Nafion」は、低温作動可能なプロトン伝
導体であり、固体高分子型燃料電池の一部にも使用され
ているものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、本発明者ら
は、上記特公平7-31153号公報に開示されたガスセンサ
のように「Nafion」をプロトン伝導体として用いた場
合、雰囲気中のH2O濃度にセンサ出力が依存してしま
い、正確な測定が困難になることを見出した。さらに、
本発明者らは、この原因が、プロトンが「Nafion」中を
2O分子を伴って伝導するためであること、このた
め、被測定ガス雰囲気中のH2O濃度によって、プロト
ン伝導度が変化してしまうためであることを見出した。
すなわち、「Nafion」をプロトン伝導体として用いる場
合、被測定ガス雰囲気中のH2O濃度にセンサ出力が依
存し、特にH2O濃度が低い場合にはセンサ出力が大き
く低下してしまうこととなる。
【0005】さらに、本発明者らは、低温で活性の高い
電極(触媒)として多孔質Pt電極が一般的に知られて
いるが(例えば、燃料電池にも使用されている)、この
Pt電極がCO濃度の高い雰囲気に晒されるとCOがP
t電極上に吸着してしまい、すなわちCO被毒を受けて
センサ出力が著しく低下してしまうことを見出した。
【0006】また、燃料電池においては、発電効率を上
げるために加圧された燃料ガスを用いることが多いた
め、燃料ガス中で使用されるセンサには圧力依存性が小
さいことが望まれる。しかし、上記特公平7-31153号公
報に記載のセンサでは、作用電極への測定ガスの拡散を
ガス透過性プロトン導電体膜を介して行っているため、
プロトン導電体膜自体の構造によっては大きな圧力依存
性を示し、高い測定精度が得られないという問題があ
る。
【0007】本発明の目的は、種々の妨害ガスの存在下
で、水素ガス濃度を精度良く測定することができる水素
ガスセンサを提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明による水素ガスセ
ンサは、拡散律速部を介して第1電極上に導入される水
素ガス量から導き出されるプロトン量に比べて、第1電
極側から第2電極側へのプロトン伝導能力が大きくされ
ている。
【0009】つまり、被測定ガス雰囲気から拡散律速部
を介して導入される水素ガスの第1電極上への導入能力
に比べて、第1電極側から第2電極側へのプロトン伝導
能力に十分な余裕を持たせることにより、被測定ガス雰
囲気中のH2O濃度が低い場合においても、或いはCO
濃度が高い場合においても、センサ出力の著しい低下を
招くことなく正確な水素ガス濃度測定が可能となる。
【0010】本発明は、参照電極を有さないタイプの水
素ガスセンサ及び参照電極を有するタイプの水素ガスセ
ンサの双方に適用される。後者のガスセンサにおいて
は、第1,第2電極間に印加する電圧を、第1電極と参
照電極間の電位差が一定となるように、すなわち第1電
極上の水素ガス濃度が一定濃度となるように可変制御す
ることができるため、いかなる水素ガス濃度においても
最適な電圧を第1,第2電極間に印加することができ
る。この結果、広い水素ガス濃度範囲で、より精度の良
い水素ガス濃度測定が可能となる。
【0011】また、本発明の水素ガスセンサは、H2
等と水素ガスとが共存した雰囲気における測定、特に、
固体高分子型燃料電池の燃料ガス中の水素ガス濃度測定
に好適に用いることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施の形
態を説明する。
【0013】本発明の好ましい実施の形態においては、
プロトン伝導能力に余裕を持たせるため、拡散律速部の
ガス拡散抵抗を大きくすることが望ましい。これによっ
て、第1電極上に導入される水素ガス量から導き出され
るプロトン量に比べて、相対的にプロトン伝導層のプロ
トン伝導能力が大きくなる。例えば、拡散律速部のガス
拡散方向の長さ(厚さ)を長く(厚く)形成したり、ガ
ス拡散方向に対して垂直な面の断面積(以下、流れ断面
積ともいう)を小さくすることにより、拡散律速部のガ
ス拡散抵抗を大きくする。或いは、多孔質体を用いて拡
散律速部を構成する場合には、多孔質体の多孔度(気孔
径または開気孔率など)を小さくすることにより、拡散
律速部のガス拡散抵抗を大きくする。
【0014】水素ガスセンサにおいて、拡散律速部を介
して第1電極上に導入される水素ガス量から導き出され
るないし対応するプロトン量に比べて、第1電極側から
第2電極側へのプロトン伝導能力を大きくするために、
好ましくは、拡散律速部のガス通過抵抗を次のように設
定する。
【0015】[(1)プロトン伝導条件(A)] 拡散律速
部のガス拡散抵抗を十分に小さくして、すなわち、第1
電極上に導入される水素ガス量が十分に大きくなるよう
にして、しかし、プロトン伝導にとって最も過酷な条件
で、例えば、被測定ガス雰囲気中のH2O濃度が非常に
低い(具体的には、80℃においては10%以下)、或いは
CO濃度が非常に高い(具体的には、1000ppm以上)条
件で、第1電極と第2電極間に十分な電圧を印加した際
に該両電極間に流れる電流値(a)、すなわち、過酷条件
下におけるプロトン伝導能力を測定する。上記の電流値
(a)は、必ずしも限界電流値である必要はないが、次に
示す条件(B)で印加した電圧と同等またはそれよりも高
い電圧(具体的には、50mV以上)を印加されていること
が望ましい。
【0016】[(2)プロトン伝導条件(B)] 次に、拡
散律速部のガス拡散抵抗を大きくして、すなわち、第1
電極上に導入される水素ガス量が十分に小さくなるよう
にして、しかし、プロトン伝導にとって良好な条件で、
例えば、被測定ガス雰囲気中のH2O濃度が十分に高い
(具体的には、80℃においては15%以上、より好ましく
は20%以上)、或いはCO濃度が十分に低い(具体的に
は、800ppm以下)条件で、第1電極と第2電極間に限界
電流を与えるために十分な電圧を印加し、その際に該両
電極間に流れる限界電流値(b)、すなわち、良好条件下
におけるプロトン伝導能力を測定する。
【0017】[(3)ガス拡散抵抗の設定条件] 条件
(B)において、拡散律速部のガス拡散抵抗を十分に大
きく設定すると、電流値(a)>限界電流値(b)となる。
かくして、この水素ガスセンサは、プロトン伝導にとっ
て最も過酷な条件下でのプロトン伝導能力[電流値]>
プロトン伝導にとって良好条件下におけるプロトン伝導
能力となるよう構成される。この水素ガスセンサにおい
ては、常に、プロトン伝導能力が第1電極上に導入され
る水素ガス量に対応したプロトン伝導量(第1電極上に
導入される水素ガス最大量に対応したプロトン伝導最大
量)を上回ることとなる。
【0018】本発明の好ましい実施の形態においては、
プロトン伝導にとって過酷な条件下で第1電極と第2電
極間に流れる電流値(c)に対する、プロトン伝導にとっ
て良好な条件下で第1電極と第2電極間に流れる電流値
(d)の比{=(電流値(d)/電流値(c)}、又はその逆
数{=電流値(c)/電流値(d)}が1に近くなるよう、
拡散律速部の拡散抵抗を設定することにより、第1電極
と第2電極間に流れる電流値のH2O濃度依存性及びC
O濃度依存性を減少させる。好ましくは、[H2O=30
%のときに第1電極と第2電極間に流れる限界電流量]
/[H2O=10%のときに第1電極と第2電極間に流れ
る限界電流量]の比を1〜1.15の範囲、より好まし
くは1〜1.1の範囲、或いは1〜1.05の範囲とな
るよう、拡散律速部の拡散抵抗及び/又は第1電極ない
し第2電極の電極面積を設定し、或いは第1電極ないし
第2電極のプロトン伝導層と接する界面に所定溶液を塗
布する。また、好ましくは、[CO=1000ppmのときに
第1電極と第2電極間に流れる限界電流量]/[CO=
0ppmのときに第1電極と第2電極間に流れる限界電流
量]の比を0.9〜1(逆数をとれば1〜1.1)の範
囲、より好ましくは0.95〜1(逆数をとれば1〜
1.05)の範囲となるよう、拡散律速部の拡散抵抗及
び/又は第1電極ないし第2電極の電極面積を設定し、
或いは第1電極ないし第2電極のプロトン伝導層と接す
る界面に所定溶液を塗布して高分子電解質を含む層を形
成する。
【0019】本発明の好ましい実施の形態においては、
第1電極及び第2電極を互いにプロトン伝導層を挟んで
対向するよう形成する。これによって、第1,第2電極
間の抵抗が低減され、プロトン伝導層のプロトン伝導能
力が大きくなる。なお、拡散律速部のガス拡散抵抗が大
きくなり過ぎると水素ガスセンサの感度が小さくなるた
め、ある程度の感度を確保する必要がある場合には、第
1電極及び/又は第2電極の面積を大きくすることが望
ましい。また、十分な感度が確保できる場合には、プロ
トン伝導層上の同一平面上に第1電極と第2電極を形成
することもできる。
【0020】本発明の好ましい実施の形態においては、
各電極のプロトン伝導層と接する側(電極とプロトン伝
導層の界面)に、プロトン伝導層と同質の高分子電解質
を含む溶液を塗布することにより高分子電解質を含む層
を形成する。これによって、電極に担持された触媒成分
とプロトン伝導層との接触面積が増大し、プロトン伝導
能力がさらに高まる。また、プロトン伝導層の厚さを薄
くすることにより、プロトン伝導能力を大きくすること
もできる。
【0021】本発明の好ましい実施の形態において、高
分子電解質のプロトン伝導層として、比較的低温、例え
ば150℃以下、好ましくは130℃以下、さらに好ま
しくは80℃付近で十分に作動するもの、例えば樹脂系
の固体高分子電解質から形成されたものが用いられる。
【0022】本発明の好ましい実施の形態においては、
プロトン伝導層の材質としてフッ素系樹脂の中から選ば
れる一種又は二種以上が用いられ、具体的な例として
「Nafion」(登録商標、デュポン社製)が用いられる。
【0023】本発明の好ましい実施の形態においては、
各電極は、プロトン伝導層に接する側にPt等の触媒を
担持したカーボン等から主としてなる多孔質電極によっ
て構成される。
【0024】本発明の好ましい実施の形態において、プ
ロトン伝導層、各電極及び拡散律速部は支持体により支
持され、一体の水素ガスセンサを構成する。支持体は、
アルミナセラミックス等の無機絶縁体または樹脂等から
なる有機絶縁体から構成される。また、拡散律速部は、
好ましくは、ガス透過性を有する多孔質アルミナセラミ
ックス等で形成し、或いは、緻密体からなる支持体の一
部に形成された流れ断面積の小さな孔、例えば極細な開
口径を有する一以上の貫通孔により構成してもよい。そ
のような微細な貫通孔は、例えば、レーザ加工法や超音
波加工法等を用いて形成することができ、レーザ加工法
ではレーザの照射径や出力、時間等を制御することによ
って開口径を調整すればよい。上記多孔質体の平均気孔
径や貫通孔の開口径(直径)は1μm以上であることが
好ましいく、このようにすることによりクヌーセン拡散
の領域外でガスの拡散が進むため、圧力依存性を小さく
することができる。
【0025】本発明の水素ガスセンサは、プロトン伝導
層及び各電極を支持体により物理的に挟み込み、プロト
ン伝導層に各電極を接触させることによって、製造する
ことができる。また、ホットプレスにより、プロトン伝
導層に各電極を接着させてもよい。
【0026】本発明による参照電極を有さないタイプの
水素ガスセンサはその好ましい実施の形態において、プ
ロトン伝導層、第1電極、第2電極及び拡散律速部を支
持する支持体を有する。或いは、本発明による参照電極
を有するタイプの水素ガスセンサはその好ましい実施の
形態において、プロトン伝導層、第1電極、第2電極、
参照電極及び拡散律速部を支持する支持体を有する。
【0027】
【実施例】以上説明した本発明の好ましい実施の形態を
さらに明確化するために、以下図面を参照して、本発明
の一実施例を説明する。
【0028】まず、本発明に係る水素ガスセンサの構造
を説明する。図1は、この水素ガスセンサの構造を説明
するための要部断面図である。図1を参照すると、この
水素ガスセンサにおいては、プロトン伝導層2を挟んで
プロトン伝導層2の異なる面上に、第1電極3,第2電
極4がそれぞれ設置されている。さらに、第1電極3,
第2電極4は、上部支持体1a,下部支持体1bによっ
て上下からそれぞれ挟み込まれている。上部支持体1a
中、第1電極3上には、拡散律速部6が形成されてい
る。拡散律速部6は、第1電極3と被測定ガス雰囲気と
の間に位置するように設けられ、第2電極4は、下部支
持体1b中に形成された空孔11を介して被測定ガス雰
囲気に接する。
【0029】第1電極3,第2電極4間には、リード部
を介して、電源7及び電流計8が互いに直列に接続さ
れ、第1電極3,第2電極4間に電圧を印加すること、
及び第1電極3,第2電極4間に流れる電流を測定する
ことが可能とされている。
【0030】次に、引き続き図1を参照して、この水素
ガスセンサの測定原理を説明する。
【0031】(1)拡散律速部6を通って第1電極3上に
到達した水素ガスは、第1電極3に担持されているPt
等の触媒成分による触媒作用と、第1電極3,第2電極
4間への電圧の印加によりプロトンに解離される。 (2)発生したプロトンは、プロトン伝導層2を通って第
2電極4の方へ伝導され、第2電極4上で再び水素ガス
になって空孔11を通じて被測定ガス雰囲気に拡散して
いく。このとき、第1電極3,第2電極4間に流れる電
流は、上記印加電圧が限界電流を与えるほど十分に大き
い場合、水素ガス濃度に基本的に比例するため、この限
界電流を電流計8によって検出することにより、水素ガ
ス濃度測定が可能になる。
【0032】次に、以上説明した水素ガスセンサ(図1
参照)を用いて、水素ガス濃度の測定を行った。但し、
上記水素ガスセンサにおいて、プロトン伝導層として上
述の「Nafion」を用い、第1,第2電極としてプロトン
伝導層に接する側にPt等の触媒を担持した多孔質カー
ボン電極を用い、支持体として緻密なアルミナセラミッ
クス、及び拡散律速部として多孔質なアルミナセラミッ
クスを用いた。
【0033】[測定1]まず、種々の水素ガス濃度(被
測定ガス中の水素ガス濃度)において、第1電極3,第
2電極4間への印加電圧を変化させて、第1電極3,第
2電極4間に流れる電流を測定した。測定条件は以下の
とおりである。
【0034】<測定条件> [ガス組成:H2=0〜40%、CO2=15%、H2O=25%、N2=
bal.、 ガス温度:80℃、 ガス流量:4L/min、 印加電圧:0〜800mV]
【0035】続いて、本測定の結果を説明する。図2
は、測定1の結果を説明するため、種々の水素ガス濃度
における印加電圧−電流特性を示すグラフである。図2
より、印加電圧約400mV以上で限界電流が流れ、又その
限界電流の大きさは水素ガス濃度に応じて変化している
ことから、この水素ガスセンサを用いて水素ガス濃度の
測定が可能であることが分かる。
【0036】[実施例1、測定2]次に、拡散律速部を
介して第1電極上に導入される水素ガス量に比べて、第
1電極側から第2電極側へのプロトン伝導能力を十分に
大きくする方法の一例及びその効果について、以下の測
定結果を参照して説明する。
【0037】[測定2−1]本測定に用いた水素ガスセ
ンサの構造について説明する。すなわち、拡散律速部の
ガス拡散抵抗が互いに異なる種々の上記水素ガスセンサ
(図1参照)を作製した。詳細には、拡散律速部のガス
拡散方向に対して垂直な面の断面積を変化させ、各ガス
センサの第1電極3,第2電極4間に同じ印加電圧をそ
れぞれ印加して、第1電極3,第2電極4間に流れる電
流を測定した。測定条件は以下のとおりである。
【0038】<測定条件> [ガス組成:H2=40%、CO2=15%、H2O=20%、N2=ba
l.、 ガス温度:80℃、 ガス流量:4L/min、 印加電圧:800mV]
【0039】続いて、本測定の結果を説明する。図3
は、測定2−1の結果を説明するため、拡散律速部の流
れ断面積とH2=40%時の電流値(感度)の関係を示すグラ
フである。図3より、拡散律速部の流れ断面積が小さく
なるにつれ電流値が小さくなっていることから、拡散律
速部のガス拡散抵抗を大きくすることにより第1電極上
に導入される水素ガス量を小さくすることが可能である
ことが分かる。
【0040】[測定2−2]次に、前記測定2−1で使
用した各ガスセンサを用い、種々のH2O濃度におい
て、前記測定2−1と同様の測定を行った。測定条件は
以下のとおりである。
【0041】<測定条件> [ガス組成:H2=40%、CO2=15%、H2O=10,20,30%、
2=bal.、 ガス温度:80℃、 ガス流量:4L/min、 印加電圧:800mV]
【0042】図4は、測定2−2の結果を説明するた
め、電流値(感度)の拡散律速部の流れ断面積(ガス拡散
抵抗の大きさ)及びH2O濃度依存性を示すグラフであ
る。なお、流れ断面積の大きさにより電流値(感度)の絶
対値が異なるため、それぞれの流れ断面積においてH2
O=10%時の電流値(感度)を「1」として、H2O=20%及
び30%時の電流値(感度)を比で表した。なお、表1に電
流値の絶対値を示す。
【0043】
【表1】 (a):拡散律速部のガス拡散抵抗が小さくかつプロトン伝
導にとって過酷な条件--{プロトン伝導条件(A)}--にお
ける電流値、 (b):拡散律速部のガス拡散抵抗が小さくかつプロトン伝
導にとって良好な条件----{プロトン伝導条件(B)}--に
おける電流値、 (c):プロトン伝導にとって過酷な条件、 (d):プロトン伝導にとって良好な条件。
【0044】図4より、拡散律速部の流れ断面積が小さ
くなるにつれH2O濃度に対する依存程度も小さくなっ
ていることから、拡散律速部のガス拡散抵抗を大きく
し、これによって、相対的にプロトン伝導能力に余裕を
持たせることにより、感度ないしセンサ検出出力のH2
O濃度に対する依存性を小さくできることが分かる。ま
た、表1より、電流値(a)>電流値(b)であることから、
拡散律速部を介して第1電極上に導入される水素ガス量
から導き出されるプロトン量に比べて、第1電極側から
第2電極側へのプロトン伝導能力が大きいことが分か
る。また、図4に示したように、H2O濃度=30%の
ときの電流値比、すなわち、電流値(d)/電流値(c)は、
拡散律速部の断面積が4.3mm2の場合には1.18
5、同じく2.7mm2の場合には1.071、同じく
1.4mm2の場合には1.041であった。
【0045】[測定2−3]次に、前記測定2−2で使
用した各ガスセンサを用い、それらの感度のCO濃度に
対する依存性を調べた。詳細には、種々のCO濃度にお
いて、前記測定2−2と同様の測定を行った。測定条件
は以下のとおりである。
【0046】<測定条件> [ガス組成:H2=40%、CO2=15%、H2O=25%、CO=0,
1000ppm、N2=bal.、 ガス温度:80℃、 ガス流量:4L/min、 印加電圧:800mV]
【0047】図5は、測定2−3の結果を説明するた
め、電流値(感度)の拡散律速部の流れ断面積(ガス拡散
抵抗の大きさ)及びCO濃度依存性を示すグラフであ
る。なお、流れ断面積の大きさにより電流値(感度)の絶
対値が異なるため、それぞれの流れ断面積においてCO
=0ppm時の電流値(感度)を「1」として、CO=1000ppm
時の電流値(感度)を比で表した。
【0048】図5より、拡散律速部の流れ断面積が小さ
くなるにつれCO濃度に対する依存程度も小さくなって
いることから、拡散律速部のガス拡散抵抗を大きくし、
相対的にプロトン伝導能力に余裕を持たせることによっ
て、電極触媒であるPt上へのCO被毒の影響を低減で
きることが分かる。また、図5に示したように、CO=
1000ppm時の電流値比、すなわち、電流値(c:CO=1000
ppm)/電流値(d:CO=0ppm)は、拡散律速部の断面積が
4.3mm2の場合には0.8785(逆数をとると1.
138)、同じく2.7mm2の場合には0.9813
(逆数をとると1.019)、同じく1.4mm2の場合
には0.99996(逆数をとると1.00003)で
あった。
【0049】以上のように、拡散律速部のガス拡散抵抗
を大きくし、相対的にプロトン伝導能力に余裕を持たせ
ることによって、被測定ガス雰囲気中に存在するH
2O、CO等の影響を低減でき、より精度の良い水素ガ
ス濃度の測定が可能になることが分かる。なお、上記に
示したガス拡散抵抗を大きくする方法は一例であり、例
えば、拡散律速部のガス拡散方向の長さを長くしたり、
拡散律速部を形成する多孔質体の気孔径を小さくしたり
気孔率(開気孔率)を下げてもよい。
【0050】[実施例2、測定3]次に、第1電極上に
導入される水素ガス量に比べて、プロトン伝導能力に余
裕を持たせる方法の一例として、プロトン伝導能力自体
を向上させた例を説明する。
【0051】本測定に用いた水素ガスセンサの構造につ
いて説明する。すなわち、第1電極及び第2電極の面積
が互いに異なる種々の上記水素ガスセンサ(図1参照)
を作製し、これらを用いて前記測定2−2と同様の測定
を行った。
【0052】図6は、測定3の結果を説明するため、電
流値(感度)の電極面積及びH2O濃度依存性を示すグラ
フである。なお、それぞれの電極面積においてH2O=10
%時の電流値(感度)を「1」として、H2O=20%及び30%
時の電流値(感度)を比で表した。
【0053】図6より、電極面積を約2倍にすることに
より、プロトン伝導能力が向上して、ガスセンサ感度の
2O濃度に対する依存性を大きく低減できることが分
かる。
【0054】[実施例3、測定4]次に、第1電極上に
導入される水素ガス量に比べて、プロトン伝導能力に余
裕を持たせる方法の1例として、第1及び第2電極のプ
ロトン伝導層と接する側(界面)に、プロトン伝導層を
構成する高分子電解質を含む溶液を塗布することによっ
て、プロトン伝導能力を向上させた例を説明する。
【0055】本測定に用いた水素ガスセンサの構造につ
いて説明する。すなわち、第1及び第2電極のプロトン
伝導層と接する側に、「Nafion」5wt%及び水と脂肪族
系低級アルコールの混合溶液を塗布した上記水素ガスセ
ンサ(図1参照)と、この混合溶液を塗布しない同水素
ガスセンサを作製し、これらを用い、種々のH2O濃度
において第1,第2電極間の抵抗を測定した。測定条件
は以下のとおりである。なお、第1電極の電極面積と第
2電極の電極面積は同じ面積とした。
【0056】<測定条件> [ガス組成:H2=40%、CO2=15%、H2O=10〜30%、N2
=bal.、 ガス温度:80℃、 ガス流量:4L/min、 第1,第2電極間の抵抗値:印加電圧50mV/流れた電流
値]
【0057】図7は、測定4の結果を説明するため、溶
液の塗布の有無による第1,第2電極間抵抗値とH2
濃度の関係を示すグラフである。なお、第1,第2電極
間の抵抗値は50mV印加時の電流値から求めた。
【0058】図7より、電極表面に所定の高分子電解質
を含む溶液を塗布することにより、プロトン伝導層と電
極の接触面積が増大し、広いH2O濃度範囲において第
1,第2電極間抵抗を下げることが可能であり、プロト
ン伝導能力を向上させることが可能であることが分か
る。
【0059】以上のように、電極表面に高分子電解質を
含む溶液を塗布して高分子電解質を含む層を形成するこ
とにより、プロトン伝導能力に余裕が生じ、これによっ
て、被測定ガス雰囲気中に存在するH2O、CO等の影
響を低減でき、より精度の良い水素ガス濃度の測定が可
能になることが分かる。
【0060】また、測定2〜4の結果より、拡散律速部
の流れ断面積、第1及び第2電極の電極面積を最適化す
ると共に、電極表面に高分子電解質を含む溶液を塗布す
ることにより、プロトン伝導能力が相対的及び絶対的に
向上され、より精度の良い水素ガス濃度の測定が可能に
なることが分かる。
【0061】次に、本発明に係る他の水素ガスセンサの
構造を説明する。この他の水素ガスセンサは、参照電極
を有する点で図1に示した前記水素ガスセンサと構造が
異なっている。図8は、この水素ガスセンサの構造を説
明するための要部断面図である。なお、図1と図8にお
いて、同様の機能を有する要素には同じ参照符号を付与
するものとする。
【0062】図8を参照すると、この水素ガスセンサに
おいては、プロトン伝導層2を挟んでプロトン伝導層2
の異なる面上に、第1電極3,第2電極4がそれぞれ設
置されている。そして、プロトン伝導層2の第2電極4
が形成されている方の面上には、参照電極5が形成され
ている。さらに、第1電極3,第2電極4及び参照電極
5とは、上部支持体1a,下部支持体1bによって上下
からそれぞれ挟み込まれている。上部支持体1a中、第
1電極3上には、拡散律速部6が形成されている。拡散
律速部6は、第1電極3と被測定ガス雰囲気との間に位
置するように設けられ、第2電極4は、下部支持体1b
中に形成された空孔11を介して被測定ガス雰囲気に接
する。参照電極5は、プロトン伝導層5と接しており、
かつ被測定ガス雰囲気に直接晒されないように形成さ
れ、基準となる電位を与える。
【0063】第1電極3,第2電極4間には、リード部
を介して、電源9及び電流計8が互いに直列に接続さ
れ、第1電極3,第2電極4間に電圧を印加すること、
及び第1電極3,第2電極4間に流れる電流を測定する
ことが可能とされている。一方、第1電極3と参照電極
5間には、リード部を介して電位計10が接続されてい
る。さらに、第1電極3と参照電極5間の電位差に基づ
いて、第1電極3,第2電極4間に印加される電圧が可
変に制御されるよう、電位計10と電源9間に制御用回
路が構成されている。
【0064】次に、引き続き図8を参照して、参照電極
を有するこの水素ガスセンサの測定原理を説明する。
【0065】(1) 拡散律速部6を通って第1電極3上
に到達した水素ガスは、プロトン伝導層2を介して第1
電極3と参照電極5間に、その水素ガス濃度に応じた起
電力を生じさせる。 (2)第1電極3上の水素ガス濃度が一定になるよう、つ
まり第1電極3と参照電極5間の電位差が一定となるよ
う、第1電極3,第2電極4間に制御された電圧が印加
される。 (3)拡散律速部6を通って第1電極3上に到達した水素
ガスは、第1電極3に担持されているPt等の触媒成分
による触媒作用と、第1電極3,第2電極4間への電圧
の印加によりプロトンに解離される。 (4)発生したプロトンは、プロトン伝導層2を通って第
2電極4の方へ伝導され、第2電極4上で再び水素ガス
になって空孔11から被測定ガス雰囲気に拡散してい
く。このとき、第1電極3,第2電極4間に流れる電流
は、上記制御された印加電圧が限界電流を与えるほど十
分に大きい場合、水素ガス濃度に基本的に比例するた
め、この限界電流を電流計8によって検出することによ
り、水素ガス濃度測定が可能になる。
【0066】ここで、第1電極3,第2電極4間に印加
される電圧は、第1電極3上の水素ガス濃度が一定にな
るように印加されるため、被測定ガス中の水素ガス濃度
が高い場合は高い電圧が、濃度が低い場合には低い電圧
といったように、それぞれの濃度において最適な電圧が
印加される。また、何らかの理由により、第1電極3,
第2電極4間の抵抗が上昇した場合も、印加電圧が適宜
変化され、ないし変化させることができる。したがっ
て、参照電極を有する水素ガスセンサ(図8参照)を用
いることによって、より一層H2O等の影響が少ない精
度の良い水素ガス濃度の測定が可能になる。
【0067】[実施例4、測定5]次に、この参照電極
を有する水素ガスセンサ(図8参照)を用いて行った測
定結果を説明する。但し、この水素ガスセンサにおい
て、プロトン伝導層として上述の「Nafion」を用い、第
1,第2電極及び参照電極としてプロトン伝導層に接す
る側にPt等の触媒を担持した多孔質カーボン電極を用
い、支持体として緻密なアルミナセラミックス、及び、
拡散律速部として多孔質なアルミナセラミックスを用い
た。
【0068】また、参照電極上の水素ガス濃度をより安
定化させるために、この参照電極を自己生成基準極とし
た。その方法として、第1電極から参照電極へ一定な微
小電流を流して、参照電極の方へプロトンを供給し、こ
れによって参照電極上で生成した水素ガスの一部を所定
の漏出抵抗部(極細な孔)を介して外部に漏出するように
した。
【0069】さらに、前記実施例1〜3と同様に、拡散
律速部の流れ断面積、第1及び第2電極の電極面積を最
適化すると共に、第1及び第2電極のプロトン伝導層側
表面に高分子電解質を含む溶液を塗布することにより、
プロトン伝導能力を相対的及び絶対的に十分に大きくし
た。具体的には、拡散律速部の流れ断面積を1.4mm2、第
1電極及び第2電極の電極面積をそれぞれ14mm2、10mm2
とした。
【0070】そして、種々のH2O濃度(被測定ガス中
のH2O濃度)において、水素ガス濃度を変え、第1,
第2電極間に流れる電流を測定した。測定条件は以下の
とおりである。
【0071】<測定条件> [ガス組成:H2=0〜40%、CO2=15%、H2O=10〜30%、
2=bal.、 ガス温度:80℃、 ガス流量:4L/min、 第1電極と参照電極の電位差(制御目標):150mV、 自己生成基準極の為の一定電流:10μA]
【0072】図9は、測定5の結果を説明するため、H
2O濃度を変化させた際の水素ガス濃度と、電流値(第
1,第2電極間に流れる電流値)の関係を示すグラフで
あり、図10はそのときの印加電圧(第1,第2電極間
に印加される制御電圧)を示すグラフである。
【0073】図9より、H2O濃度変化が大きく変化し
た場合においても、広い水素ガス濃度範囲において、各
電流値がほぼ一致していることから、参照電極を設置
し、更に第1,第2電極間のプロトン伝導能力に十分な
余裕を持たせることによって、H2O等の影響が小さい
精度の良い水素ガス濃度測定が可能であることが分か
る。
【0074】また、図10より、水素ガス濃度の変化に
追随して第1,第2電極間への印加電圧が変化してお
り、また、H2O濃度の低下に追随して上記印加電圧が
増加していることから、参照電極を設置することによ
り、被測定ガス雰囲気の条件、例えばガス組成が変化し
た場合においても、最適な電圧を第1,第2電極間に印
加することが可能であることが分かる。
【0075】[実施例5、測定6]次に、前記の参照電
極を有する水素ガスセンサ(図8参照)において、拡散
律速部の気孔径(又は開口径)を変えた水素ガスセンサ
を用いて、ガス圧力の依存性について測定した結果を説
明する。なお、この実施例5においては、以下に詳述し
た点以外については、前記実施例4と同様であるのでそ
の説明を省略する。
【0076】拡散律速部は、平均気孔径がそれぞれ0.31
μm、1μmである多孔質アルミナセラミックスと、開
口径(直径)がそれぞれ30μm、50μm、70μmである
貫通孔を設けた緻密質アルミナセラミックスにより構成
した。上記の気孔径及び開口径は、走査型電子顕微鏡
(SEM)を用いた観察により測定した。そして、種々
の気孔径又は開口径の拡散律速部を有する水素ガスセン
サに対して、異なるガス圧力の下で測定ガスを流して、
第1,第2電極間に流れる電流を測定した。なお、拡散
律速部の気孔径(開口径)の大きさにより電流値の絶対
値が異なるため、圧力1atmのときの電流値を「1」とし
た場合の圧力2.5atmのときの電流値を電流値比とし、こ
の比が小さいほどガス圧力依存性が小さいものとして評
価した。測定条件は以下のとおりである。
【0077】<測定条件> [ガス組成:H2=40%、CO2=15%、H2O=15%、N2=ba
l.、 ガス温度:80℃、 ガス流量:4L/min、 ガス圧力:1atm、2.5atm 第1電極と参照電極の電位差(制御目標):150mV、 自己生成基準極の為の一定電流:10μA]
【0078】図11は、測定6の結果を説明するため、
ガス圧力を変化させた際の電流値比(第1,第2電極間
に流れる電流値の相対比)を示すグラフである。図11
より、拡散律速部の気孔径(開口径)が1μm以上では
ガス圧力の依存性が大幅に小さくなっていることが分か
る。
【0079】
【発明の効果】本発明によれば、種々の妨害ガスの存在
下で、水素ガス濃度を精度良く測定することができる水
素ガスセンサが提供される。また、本発明による水素ガ
スセンサを用いて、固体高分子型燃料電池の燃料ガス中
の水素ガス濃度を精度良く測定することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る水素ガスセンサの構造を説明する
ための要部断面図である。
【図2】測定1の結果に係り、種々の水素ガス濃度にお
ける印加電圧−電流特性を示すグラフである。
【図3】測定2−1の結果に係り、拡散律速部の流れ断
面積とH2=40%時の電流値(感度)の関係を示すグラフで
ある。
【図4】測定2−2の結果に係り、電流値(感度)の拡散
律速部の流れ断面積(ガス拡散抵抗の大きさ)及びH2
濃度依存性を示すグラフである。
【図5】測定2−3の結果に係り、電流値(感度)の拡散
律速部の流れ断面積(ガス拡散抵抗の大きさ)及びCO濃
度依存性を示すグラフである。
【図6】測定3の結果に係り、電流値(感度)の電極面積
及びH2O濃度依存性を示すグラフである。
【図7】測定4の結果に係り、溶液の塗布の有無による
第1,第2電極間抵抗値とH2O濃度の関係を示すグラ
フである。
【図8】本発明に係る他の水素ガスセンサの構造を説明
するための要部断面図である。
【図9】測定5の結果に係り、H2O濃度を変化させた
際の水素ガス濃度と、電流値(第1,第2電極間に流れ
る電流値)の関係を示すグラフである。
【図10】測定5の結果に係り、H2O濃度を変化させ
た際の水素ガス濃度と、印加電圧の関係を示すグラフで
ある。
【図11】測定6の結果に係り、拡散律速部の気孔径を
変化させた際のガス圧力と電流値(第1,第2電極間に
流れる電流値)の関係を示すグラフである。
【符号の説明】
1a,1b 上部,下部支持体 2 プロトン伝導層 3 第1電極 4 第2電極 5 参照電極 6 拡散律速部 7 電源 8 電流計 9 電源 10 電位計 11 空孔
フロントページの続き (72)発明者 大島 崇文 名古屋市瑞穂区高辻町14番18号 日本特殊 陶業株式会社内 (72)発明者 近藤 智紀 名古屋市瑞穂区高辻町14番18号 日本特殊 陶業株式会社内 (72)発明者 井上 隆治 名古屋市瑞穂区高辻町14番18号 日本特殊 陶業株式会社内 Fターム(参考) 2G004 ZA01

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】高分子電解質からなるプロトン伝導層に接
    して設けられた第1電極及び第2電極と、被測定ガス雰
    囲気と前記第1電極間に設けられた拡散律速部とを有
    し、 被測定ガス雰囲気から前記拡散律速部を介して第1電極
    上に導入された水素ガスを、前記第1,第2電極間に電
    圧を印加することにより解離または分解もしくは反応さ
    せ、発生したプロトンが前記プロトン伝導層を介して該
    第1電極側から該第2電極側へ伝導することにより流れ
    る限界電流に基づいて水素ガス濃度が求められる水素ガ
    スセンサであって、 前記拡散律速部を介して第1電極上に導入される水素ガ
    ス量から導き出されるプロトン量に比べて、第1電極側
    から第2電極側へのプロトン伝導能力が大きいことを特
    徴とする水素ガスセンサ。
  2. 【請求項2】高分子電解質からなるプロトン伝導層に接
    して設けられた第1電極、第2電極及び参照電極と、被
    測定ガス雰囲気と前記第1電極間に設けられた拡散律速
    部とを有し、前記第1電極と前記参照電極間の電位差が
    一定になるよう前記第1,第2電極間に電圧を印加する
    ことにより、該第1電極又は第2電極上で水素ガスを解
    離または分解もしくは反応させ、発生したプロトンが前
    記プロトン伝導層を伝導することにより流れる限界電流
    に基づいて水素ガス濃度が求められる水素ガスセンサで
    あって、 前記拡散律速部を介して第1電極上に導入される水素ガ
    ス量から導き出されるプロトン量に比べて、第1電極側
    から第2電極側へのプロトン伝導能力が大きいことを特
    徴とする水素ガスセンサ。
  3. 【請求項3】前記プロトン伝導能力が実質的にH2O濃
    度またはCO濃度の影響を受けないことを特徴とする請
    求項1又は2記載の水素ガスセンサ。
  4. 【請求項4】前記プロトン伝導層と前記第1電極及び/
    又は前記第2電極との界面に、高分子電解質を含む溶液
    を塗布することにより該高分子電解質を含む層が形成さ
    れてなることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一記
    載の水素ガスセンサ。
  5. 【請求項5】前記第1電極と前記第2電極が前記プロト
    ン伝導層を挟んで対向して形成されたことを特徴とする
    請求項1〜4のいずれか一記載の水素ガスセンサ。
  6. 【請求項6】プロトン伝導にとって過酷な条件下におい
    て、前記拡散律速部のガス拡散抵抗を十分に小さくし
    て、前記第1電極と前記第2電極間に十分な電圧を印加
    した際に該両電極間に流れる電流値(a)を測定し、一
    方、 プロトン伝導にとって良好な条件下において、前記拡散
    律速部のガス拡散抵抗を大きくして、前記第1電極と前
    記第2電極間に十分な電圧を印加した際に該両電極間に
    流れる限界電流値(b)を測定し、 上記両測定結果に基づいて前記電流値(a)>前記限界電
    流値(b)となるよう、前記拡散律速部のガス拡散抵抗が
    設定されたことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一
    記載の水素ガスセンサ。
  7. 【請求項7】固体高分子型燃料電池の燃料ガス中の水素
    ガス濃度測定に用いられることを特徴とする請求項1〜
    6のいずれか一記載の水素ガスセンサ。
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