JP2001213775A - ストレス軽減剤及びそれを含有してなる皮膚外用剤 - Google Patents

ストレス軽減剤及びそれを含有してなる皮膚外用剤

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JP2001213775A JP2000025793A JP2000025793A JP2001213775A JP 2001213775 A JP2001213775 A JP 2001213775A JP 2000025793 A JP2000025793 A JP 2000025793A JP 2000025793 A JP2000025793 A JP 2000025793A JP 2001213775 A JP2001213775 A JP 2001213775A
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Kunio Tsuji
邦郎 辻
Katsuo Matsumoto
克夫 松本
Yasutomo Nishimori
康友 西森
Mitsuo Kawai
充夫 河合
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、負荷ストレスの生体への悪影響を
予防する手段を提供することを課題とする。 【解決手段】 下記式1に表される化合物又は生理的に
許容されるその塩からなる、負荷ストレス軽減剤を化粧
料などの皮膚外用剤に含有させる。 【化1】 式1 (但し、式中R1、R2はそれぞれ独立に水素原子又は
式2に表される置換基から選ばれる1種乃至は2種以上
を有していても良い芳香族基を表し、且つ、R1、R2
の少なくとも1方は該置換基を有していても良い芳香族
基であり、R3、R4はそれぞれ独立に水素原子又は式
2に表される置換基を表し、R5は水素原子、糖残基、
アルキル基又はアシル基を表し、且つ、R5はR4の基
と結合し環を形成していても良い。) 【化2】

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、負荷ストレス軽減
剤及びそれを含有するストレス対応用の皮膚外用剤に関
する。
【0002】
【従来の技術】現代はストレス過負荷の時代であり、現
代に暮らすものは多かれ少なかれ、負荷されたストレス
の影響のもとに暮らしている。この様なストレスの人体
に及ぼす影響は近年になって詳細に調査されるようにな
り、予想外に大きな影響を及ぼすことが明確になりつつ
ある。近年社会的に衝撃を与えるような犯罪事件が多い
のも、この様なストレスの影響によるものだと言われて
いる。この様な影響は、この様なことに留まらず、例え
ば、近年アトピー性皮膚炎の人が急増していたり、或い
は、化粧品使用者において、通常の化粧料を使用すると
肌トラブルを起こす敏感肌の人が急増したりしている背
景には、環境の悪化もさることながら、この様なストレ
スの影響もあると言う説も出されている。この様な状況
をふまえて、この様に急増しているアトピー性皮膚炎の
人や敏感肌の人に対応した化粧料の開発が望まれてい
る。ストレスの皮膚への悪影響を予防・改善する作用を
有する物質は殆ど知られていない。
【0003】一方、後記式1に表される化合物及び/又
は生理的に許容される塩について、これらの化合物は既
知の化合物であり、抗腫瘍作用、抗高脂血症作用、抗炎
症作用などを有するものがあることは既に知られている
が、これらの物質が、ストレスの生体への悪影響、取り
分け皮膚への悪影響を予防する作用を有することは全く
知られていなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、この様な技
術背景をもとに為されたものであり、負荷ストレスの生
体への悪影響を予防する手段を提供することを課題とす
る。
【0005】
【課題の解決手段】本発明者らは、この様な状況に鑑み
て、負荷ストレスの生体への悪影響を予防する手段を求
めて鋭意研究努力を重ねた結果、次に示す式1に表され
る化合物及び/又はその塩が、その様な作用を有すこと
を見出し発明を完成させるに至った。即ち、本発明は式
1に表される化合物及び/又はその塩からなる負荷スト
レス軽減剤を提供するものである。更に、本発明は前記
負荷ストレス軽減剤を含有するストレス対応用の皮膚外
用剤を提供するものである。
【0006】
【化29】 式1 (但し、式中R1、R2はそれぞれ独立に水素原子又は
式2に表される置換基から選ばれる1種乃至は2種以上
を有していても良い芳香族基を表し、且つ、R1、R2
の少なくとも1方は該置換基を有していても良い芳香族
基であり、R3、R4はそれぞれ独立に水素原子又は式
2に表される置換基を表し、R5は水素原子、糖残基、
アルキル基又はアシル基を表し、且つ、R5はR4の基
と結合し環を形成していても良い。)
【0007】
【化30】 式2 (但し、式中R5は式1中のR5と同じ意味を表す。)
【0008】
【発明の実施の形態】(1)本発明の負荷ストレス軽減
剤 本発明の負荷ストレス軽減剤は、上記式1に表される化
合物及び/又はその生理的に許容される塩からなる。式
中に於ける置換基のアルキル基又はアシル基の炭化水素
部分としては、炭素鎖1〜20のものが好ましく、中で
も1〜4の低鎖長の直鎖、分岐構造乃至は環状構造を有
するものが特に好ましく、メチルが特に好ましい。又、
置換基中の糖残基としては、糖鎖1〜10のものが好ま
しく、1乃至は2のものが好ましい。具体的にはグルコ
ース残基、ラムノシルグルコース残基、ラムノース残基
などが例示できる。ここで、生理的に許容される塩とし
ては、通常医薬や化粧料で使用されている塩であれば特
段の限定無く使用でき、例えば、ナトリウム塩、カリウ
ム塩等のアルカリ金属塩、カルシウム塩、マグネシウム
塩等のアルカリ土類金属塩、アンモニウム塩、トリエチ
ルアミン塩、トリエタノールアミン塩、モノエタノール
アミン塩等の有機アミン塩、リジン塩、アルギニン塩な
どの塩基性アミノ酸塩などが好適に例示できる。本発明
の負荷ストレス軽減剤として好ましい式1に表される化
合物としては、例えば、ダイゼイン(化合物1)、ゲニ
ステイン(化合物2)、グリシテイン(化合物3)、ダ
イズイン(化合物4)、ゲニスチン(化合物5)、グリ
スチン(化合物6)、イプリフラボン(化合物7)、フ
ォルモノネチン(化合物8)、ソホラビオシド(化合物
9)、ソフォリコシド(化合物10)、バプチゲニン
(化合物11)、イリゲニン(化合物12)、イリソロ
ン(化合物13)、プラテンセイン(化合物14)、ル
テオリン(化合物15)、バイカレイン(化合物1
6)、クリシン(化合物17)、ケルセチン(化合物1
8)、ナリゲニン(化合物19)、ヘスペレチン(化合
物20)、アピゲニン(化合物21)、アカセチン(化
合物22)、リクィレチン(化合物23)、ケレスタゲ
チン(化合物24)、ロイフォリン(化合物25)又は
ヘスペリジン(化合物26)等が好適に例示できる。こ
れらの化合物は何れも文献において知られている化合物
であり、多くのものは市販されていて購入することが可
能であるし、市販されていないものであっても、常法に
従って製造することが出来る。本発明は、この様に市販
されているものや常法に従って製造されたものを使用す
ることが出来る。本発明の負荷ストレス軽減剤は、外界
から負荷されるストレスに生体が反応して、例えば起炎
症性サイトカインなどを多く放出したり、コルチゾール
類などのストレス伝達物質を放出して生体がストレスに
過敏に反応したりするのを防ぎ、生体が負荷ストレスに
より悪影響を受けることを防ぐ働きを有する。これは、
ストレスの悪影響を受けるの予防する効果と、既にスト
レスの悪影響を受けているものに於いては、更なる悪影
響を受けて症状が重くなるのを防ぐ、予防的改善効果と
を有するといえる。本発明の負荷ストレス軽減剤は、特
にストレスの皮膚への悪影響を防ぐのに好適であり、こ
の様な部位に直接投与される形態で用いられることが好
ましく、具体的には皮膚外用医薬や化粧料などの皮膚外
用剤中に含有させて使用することが好ましい。本発明の
負荷ストレス軽減剤の好ましい投与量は、一日あたり1
〜1000mg程度を1回乃至は数回に分けて投与する
のが好ましい。後述する本発明のストレス対応用の皮膚
外用剤において、本発明の負荷ストレス軽減剤は、上記
の1種乃至は2種以上を皮膚外用剤全量に対して0.0
01〜1重量%、更に好ましくは0.005〜0.5重
量%を含有させるのが特に好ましい。これは、本発明の
負荷ストレス軽減剤が多すぎても効果が頭打ちになる場
合があり、少なすぎると効果を発現できない場合がある
からである。
【0009】
【化31】 化合物1
【0010】
【化32】 化合物2
【0011】
【化33】 化合物3
【0012】
【化34】 化合物4
【0013】
【化35】 化合物5
【0014】
【化36】 化合物6
【0015】
【化37】 化合物7
【0016】
【化38】 化合物8
【0017】
【化39】 化合物9
【0018】
【化40】 化合物10
【0019】
【化41】 化合物11
【0020】
【化42】 化合物12
【0021】
【化43】 化合物13
【0022】
【化44】 化合物14
【0023】
【化45】 化合物15
【0024】
【化46】 化合物16
【0025】
【化47】 化合物17
【0026】
【化48】 化合物18
【0027】
【化49】 化合物19
【0028】
【化50】 化合物20
【0029】
【化51】 化合物21
【0030】
【化52】 化合物22
【0031】
【化53】 化合物23
【0032】
【化54】 化合物24
【0033】
【化55】 化合物25
【0034】
【化56】 化合物26
【0035】(2)本発明のストレス対応用の皮膚外用
剤 本発明のストレス対応用の皮膚外用剤は、上記負荷スト
レス軽減剤を含有し、皮膚がストレスの悪影響を受ける
こと、ストレスの悪影響を受けて皮膚機能が低下した皮
膚が更なる低下をしないよう防ぐ作用を有する。ここ
で、本発明において皮膚外用剤とは、皮膚に外用で投与
される物質乃至は組成物の総称であり、具体的には、皮
膚外用医薬、化粧料、洗浄料、浴用剤、皮膚外用消毒
剤、皮膚外用殺菌剤などを例示することが出来、これら
の中では、皮膚外用医薬、化粧料、洗浄料、浴用剤が好
ましく、化粧料が特に好ましく適用される。この様な皮
膚が受けるストレスの悪影響としては、例えば、皮膚バ
リアー機能の低下による、傷害物質の侵入、種々の起炎
症因子の昂進と免疫系の暴走、内分泌系のシステムの乱
れなどである。本発明の皮膚外用剤は、ストレスが負荷
されているときに、このストレスの影響を緩和及び/又
は解消する作用を有するので、ストレスがかかる前或い
は連続的にストレスが負荷されている途中で投与される
のが特に好ましい。本発明では、本発明の皮膚外用剤の
この様な効果をストレス対応効果と仮称する。本発明の
皮膚外用剤は上記必須成分である負荷ストレス軽減剤以
外に通常皮膚外用剤で使用される任意成分を含有するこ
とが出来る。この様な成分としては、例えば、スクワラ
ン、ワセリン、マイクロクリスタリンワックス等の炭化
水素類、ホホバ油、カルナウバワックス,オレイン酸オ
クチルドデシル等のエステル類、オリーブ油、牛脂、椰
子油等のトリグリセライド類、ステアリン酸、オレイン
酸、リチノレイン酸等の脂肪酸、オレイルアルコール、
ステアリルアルコール、オクチルドデカノール等の高級
アルコール、スルホコハク酸エステルやポリオキシエチ
レンアルキル硫酸ナトリウム等のアニオン界面活性剤
類、アルキルベタイン塩等の両性界面活性剤類、ジアル
キルアンモニウム塩等のカチオン界面活性剤類、ソルビ
タン脂肪酸エステル、脂肪酸モノグリセライド、これら
のポリオキシエチレン付加物、ポリオキシエチレンアル
キルエーテル、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル等の
非イオン界面活性剤類、ポリエチレングリコール、グリ
セリン、1,3−ブタンジオール等の多価アルコール
類、増粘・ゲル化剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、色
剤、防腐剤、粉体等を含有することができる。これらの
内、特に好ましいものは、多価アルコール類である。こ
れは、例えば、ストレスの負荷途中で本発明の皮膚外用
剤を使用する場合には、既にそれ以前に負荷されたスト
レスによって皮膚バリア機能が低下している場合があ
り、この様なときに多価アルコールが、皮膚の保水能力
を高め、皮膚バリア機能を補完することが出来るからで
ある。本発明の皮膚外用剤に於ける多価アルコールの好
ましい含有量は、化粧料全量に対する多価アルコール全
量の重量百分率で、3〜15重量%であり、更に好まし
くは4〜10重量%である。又、本発明の皮膚外用剤に
於いては、炎症を鎮める成分、例えばインドメタシンや
ブフェキサマック等の非ステロイド抗炎症剤やゴボウ根
エキス、シラカバエキスなどの抗炎症生薬及び/又はそ
の抽出物を含有することも、既に現れているストレスの
悪影響を鎮め、相加的乃至は相乗的な効果が得られるの
で好ましい。本発明の皮膚外用剤は上記必須成分及び任
意成分とを常法に従って処理することにより、製造する
ことが出来る。
【0036】
【実施例】以下に、実施例を挙げて本発明について更に
詳細に説明を加えるが、本発明が、これら実施例にのみ
限定を受けないことは言うまでもない。
【0037】<実施例1>動物実験を組み立てて、過密
ストレスと皮膚機能の関係及びそれに対する本発明の負
荷ストレス軽減剤の作用を調べた。即ち、12週齢のS
kh−1マウス(雄性)を正常群は1ケージ当たり5匹
(1匹当たり95.2cm2)で飼育し、過密ストレス
群は1ケージ当たり21匹(1匹当たり22.7cm
2)で飼育した。飼育期間は1週間とした。この間、検
体投与群は毎日検体を背部に0.1ml塗布した。検体
としてはダイゼイン、ゲニステイン及びグリシテインの
それぞれ0.01%、0.02%及び0.05%の50
%エタノール水溶液を用いた。ノーマル群はこのストレ
ス負荷期間に通常の飼育法にて飼育した。その後、背部
を剃毛した後ストリッピングし、散逸水量計を用いて皮
膚からの散逸水量を測定した。測定はストリッピング
後、0日、1日、2日、3日に行った。結果を表1に示
す。尚、単位はg/m2/hである。1日後より、過密
ストレス群の散逸水量は、正常群に比して有意に増大し
ていることがわかる。これは、ストレスの影響により皮
膚バリア機能が低下しているためである。しかしながら
本発明の負荷ストレス軽減剤を投与した群は何れも散逸
水分量の上昇が抑制されており、皮膚バリア機能への負
荷ストレスの悪影響は軽減されていることがわかる。
又、念のために少数の動物を用いて、ストレス負荷期間
にストレスを負荷せず、ゲニステインの0.01%溶液
を投与したものは、ノーマル群と殆ど同じ挙動を示し、
散逸水分量測定時には、検体の影響が消えており、前記
作用が本発明の負荷ストレス軽減剤の抗炎症効果による
ものではないことが支持された。これより、本発明の負
荷ストレス軽減剤は、負荷されたストレスの悪影響を軽
減する作用に優れることがわかる。
【0038】
【表1】
【0039】<実施例2>実施例1と同様にダイズイ
ン、ゲニスチン及びグリシチンの0.2%、0.5%及
び1%の50%エタノール水溶液を用いて、負荷ストレ
ス軽減作用の検討を行った。結果を表2に示す。これよ
り、本発明の負荷ストレス軽減剤は優れた負荷ストレス
の悪影響の軽減効果を有することがわかる。
【0040】
【表2】
【0041】<実施例3>実施例1、2と同様イプリフ
ラボンの0.01%、0.05%及び0.1%50%エ
タノール水溶液を用いて、負荷ストレス軽減作用の検討
を行った。結果を表3に示す。これより、本発明の負荷
ストレス軽減剤は優れた負荷ストレスの悪影響の軽減効
果を有することがわかる。
【0042】
【表3】
【0043】<実施例4>実施例1〜3の結果より、4
日目の結果で、コントロールより散逸水分量が等しいか
少ない(○)、散逸水分量がコントロールの価とストレ
ス群の間(△)、ストレス群と等しいかそれより大きい
(×)の大凡3グループに分けられることがわかったの
で、実験を簡略化して、その他の物質について、4日目
のこの価に焦点を絞り、上記の基準で3つのグループ分
けを行った。結果を表4に示す。これより、本発明の負
荷ストレス軽減剤は何れも優れた負荷ストレスの悪影響
の軽減効果を有することがわかる。
【0044】
【表4】
【0045】<実施例5〜11>下記に示す処方に従っ
て化粧水を作成した。即ち、処方成分を80℃で加温・
攪拌し、攪拌冷却し、化粧水を得た。 グリセリン 5 重量部 硫酸化トレハロースナトリウム 0.1重量部 1,2−ペンタンジオール 5 重量部 エタノール 5 重量部 負荷ストレス軽減剤* 0.001重量部 ポリオキシエチレン(60)硬化ヒマシ油 0.1重量部 水 84.799重量部 *詳細は表5に示す。
【0046】
【表5】
【0047】<実施例12>実施例5の化粧水を用い
て、敏感肌の人17名をパネラーに用い、4週間の連続
使用に於いてその改善を自覚として「認める」又は「認
めない」で答えてもらった。結果は認める13名に対
し、認めない4名で本発明の化粧水の効果が認められ
た。更に、効果を「認めた」パネラーについて、その生
活環境を調べたところ、その69%(9名)が大規模集
合住宅に住んでおり、住民の過密な状態での住環境が皮
膚トラブルの原因になっていることが推定された。更
に、「認めない」と答えた人の75%(3名)は1戸建
ての住宅に居住しており、敏感肌の原因が過密住環境ス
トレス以外と解釈できた。これらのデータより、本発明
の皮膚外用剤が過密住環境ストレスなどのストレス対応
用作用に優れることがわかる。尚、本テストの条件とし
て、使用テスト中に炎症や肌トラブルなどの好ましくな
い現象が現れた場合には、速やかにテストを中止するこ
とを明記しており、この様な好ましくない反応が現れず
テスト脱落者が無かったことを付記しておく。
【0048】<実施例13〜20>下記に示す処方に従
って、クリーム製剤(アトピー性皮膚炎用皮膚外用医
薬)を作成した。即ち、イ、ロ、ハの成分を80℃に加
熱し、イにロを徐々に加え乳化し、更にハを加えて中和
し、ホモジナイザーにて粒子をそろえた後、攪拌冷却し
てクリームを得た。これらは何れもアトピー性皮膚炎に
対して優れた作用を有していた。特に、プレドニゾロン
製剤で効果を示さなかった患者に於ける奏功率が高かっ
た。 イ 流動パラフィン 10 重量部 固形パラフィン 5 重量部 マイクロクリスタリンワックス 5 重量部 オリーブ油 20 重量部 ソルビタンセスキステアレート 1.5重量部 グリセリンモノオレエート 1 重量部 ステアリン酸 0.3重量部 ポリオキシエチレン(20)ベヘニルエーテル 1.7重量部 ブチルパラベン 0.1重量部 負荷ストレス軽減剤** 0.2重量部 プレドニゾロン 1 重量部 ロ 水 30 重量部 カルボキシビニルポリマー 0.3重量部 プロピレングリコール 5 重量部 メチルパラベン 0.2重量部 ハ 水酸化カリウム 0.2重量部 水 18.5重量部 **表6に詳細を記す。
【0049】
【表6】
【0050】
【発明の効果】本発明によれば、負荷ストレスの生体へ
の悪影響を予防する手段を提供することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61P 25/18 A61P 25/18 // C07D 311/30 C07D 311/30 311/32 311/32 311/36 311/36 493/04 106 493/04 106C C07H 15/26 C07H 15/26 17/07 17/07 (72)発明者 松本 克夫 神奈川県横浜市戸塚区柏尾町560 ポーラ 化成工業株式会社戸塚研究所内 (72)発明者 西森 康友 神奈川県横浜市戸塚区柏尾町560 ポーラ 化成工業株式会社戸塚研究所内 (72)発明者 河合 充夫 神奈川県横浜市戸塚区柏尾町560 ポーラ 化成工業株式会社戸塚研究所内 Fターム(参考) 4C057 BB02 DD01 KK08 KK09 4C062 EE44 EE53 4C071 AA01 AA08 BB01 CC13 EE04 EE10 FF17 HH05 JJ01 4C083 AC102 AC112 AC122 AC432 AC841 AC842 AD212 AD391 AD392 CC04 DD23 EE50 4C086 AA01 AA02 BA08 CA01 MA01 MA63 NA14 ZA89

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記式1に表される化合物又は生理的に
    許容されるその塩からなる、負荷ストレス軽減剤。 【化1】 式1 (但し、式中R1、R2はそれぞれ独立に水素原子又は
    式2に表される置換基から選ばれる1種乃至は2種以上
    を有していても良い芳香族基を表し、且つ、R1、R2
    の少なくとも1方は該置換基を有していても良い芳香族
    基であり、R3、R4はそれぞれ独立に水素原子又は式
    2に表される置換基を表し、R5は水素原子、糖残基、
    アルキル基又はアシル基を表し、且つ、R5はR4の基
    と結合し環を形成していても良い。) 【化2】 式2 (但し、式中R5は式1中のR5と同じ意味を表す。)
  2. 【請求項2】 式1に表される化合物が、ダイゼイン
    (化合物1)、ゲニステイン(化合物2)、グリシテイ
    ン(化合物3)、ダイズイン(化合物4)、ゲニスチン
    (化合物5)、グリスチン(化合物6)、イプリフラボ
    ン(化合物7)、フォルモノネチン(化合物8)、ソホ
    ラビオシド(化合物9)、ソフォリコシド(化合物1
    0)、バプチゲニン(化合物11)、イリゲニン(化合
    物12)、イリソロン(化合物13)、プラテンセイン
    (化合物14)、ルテオリン(化合物15)、バイカレ
    イン(化合物16)、クリシン(化合物17)、ケルセ
    チン(化合物18)、ナリゲニン(化合物19)、ヘス
    ペレチン(化合物20)、アピゲニン(化合物21)、
    アカセチン(化合物22)、リクィレチン(化合物2
    3)、ケレスタゲチン(化合物24)、ロイフォリン
    (化合物25)又はヘスペリジン(化合物26)である
    ことを特徴とする、請求項1に記載の負荷ストレス軽減
    剤。 【化3】 化合物1 【化4】 化合物2 【化5】 化合物3 【化6】 化合物4 【化7】 化合物5 【化8】 化合物6 【化9】 化合物7 【化10】 化合物8 【化11】 化合物9 【化12】 化合物10 【化13】 化合物11 【化14】 化合物12 【化15】 化合物13 【化16】 化合物14 【化17】 化合物15 【化18】 化合物16 【化19】 化合物17 【化20】 化合物18 【化21】 化合物19 【化22】 化合物20 【化23】 化合物21 【化24】 化合物22 【化25】 化合物23 【化26】 化合物24 【化27】 化合物25 【化28】 化合物26
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の負荷ストレス軽
    減剤を含有することを特徴とする、ストレス対応用の皮
    膚外用剤。
  4. 【請求項4】 ストレスの対応が、ストレスによる皮膚
    機能の低下の予防であることを特徴とする、請求項3に
    記載の皮膚外用剤。
  5. 【請求項5】 化粧料であることを特徴とする、請求項
    3又は4に記載の皮膚外用剤。
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