JP2001209247A - 現像装置 - Google Patents

現像装置

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JP2001209247A JP2000017304A JP2000017304A JP2001209247A JP 2001209247 A JP2001209247 A JP 2001209247A JP 2000017304 A JP2000017304 A JP 2000017304A JP 2000017304 A JP2000017304 A JP 2000017304A JP 2001209247 A JP2001209247 A JP 2001209247A
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toner
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茂之 若田
Eiichi Kido
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Atsushi Inoue
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Masahiro Sakai
正博 酒井
Hiroshi Ishii
洋 石井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 均一に薄層化したトナーを供給することがで
き、かつトナーの飛散および漏れを防ぐことができる現
像装置を提供することである。 【解決手段】 現像装置20は、トナー2をトナー担持
体1の外周面に供給する供給ローラ12と、回転するこ
とによって供給されたトナーを搬送するトナー担持体1
と、トナー担持体1の外周面にトナーを介して摺接し、
供給されたトナーを所定の層厚に規制する層厚規制部材
5とを有し、薄層化したトナー層6を像担持体3上の静
電潜像に供給して現像を行う。層厚規制部材5は、トナ
ー担持体1に平行に延びる弾発性を有する板材が、トナ
ー担持体1に対して凸に屈曲して形成され、屈曲部5b
がトナー担持体1の外周面に、ほぼ全長にわたって弾発
的に接触するようにシール部材7,8によって保持され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、1成分トナーを用
いる現像装置に関し、より詳細には電子写真複写機など
の画像形成装置の現像装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】1成分トナーを用いた電子写真複写機な
どの現像装置の多くは、現像液としてのトナーを均一に
薄層化すると同時に、必要な電荷をトナーに付与し、そ
の後帯電したトナーを像担持体上の静電現像に付着させ
ることによって現像を行う。
【0003】具体的には、まず回転する円筒形状のトナ
ー担持体にトナーを供給し、トナー担持体に対して平行
に延びる層厚規制部材を、トナーが供給されたトナー担
持体の外周面に接触させて、トナー担持体上のトナーを
均一に薄層化すると同時に、摩擦帯電または電荷注入な
どによって現像に必要な電荷をトナーに付与する。その
後、帯電したトナー層を、トナー担持体の回転によっ
て、像担持体とトナー担持体との接触部に搬送し、トナ
ー担持体上のトナーを像担持体上の静電潜像に付着させ
現像する方法がよく知られている。
【0004】上述の現像方法の場合、良好な画質を得る
ために、金属部材、高分子樹脂部材または金属と高分子
樹脂とをラミネートした部材から成る薄板状の層厚規制
部材の面または先端部エッジを、トナー担持体に当接さ
せてトナー層の層厚を規制する方法がよく行われいる。
【0005】この場合、静電潜像の非画像領域に当たる
トナー担持体両端部近傍においては、トナー消費が行わ
れず、またトナー担持体の回転による拡散作用によっ
て、トナー担持体の両端部に向かってトナーが移動する
ので、トナーの供給が過多となり、トナーの飛散および
漏れが発生し、装置内の汚染およびトナーの消費量の増
加などの不都合が生じる。
【0006】特公平4−62391号公報に開示される
従来技術では、弾性体である層厚規制部材の先端部の長
手方向両側縁をトナー担持体との接触面の裏面側から被
覆する弾性シール部材、または層厚規制部材の長手方向
両側縁部をトナー担持体との接触面の裏面側からトナー
担持体の半径方向内方に加圧する弾性シール部材を設け
て、トナー担持体の両端部へのトナーの移動を規制し、
トナーの飛散を防止する方法が行われている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】特公平4−62391
号公報などの従来技術による現像装置においては、層厚
規制部材のトナー担持体に接触する面、その裏面または
層厚規制部材両端側面に、トナーの漏れを防ぐためにシ
ール部材が設けられるが、層厚規制部材の厚みによる段
差のため、層厚規制部材の両側縁端部および層厚規制部
材とトナー担持体との接触部にてわずかな隙間を生じや
すく、トナーの飛散および漏れが発生し、画像の汚れ、
装置内汚染、トナーの消費量の増加などの不都合が生じ
る。
【0008】トナー担持体と層厚規制部材との接触部の
隙間によるシール不良を防止するために、シール部材の
シール圧を高めると、層厚規制部材からトナー担持体に
働くトナー担持体半径方向の圧接力が増加する。この圧
接力の増加によって、層厚規制部材の正常な動作が妨げ
られ、シール部材が配置される層厚規制部材両端部近郊
のトナー層形成が乱れ、画像領域両端部に画質劣化を生
じたり、トナー担持体とシール部材または層厚規制部材
との摺動摩耗によるシール不良を生じやすくなる。した
がって、前述の現像装置では、トナーの飛散および漏れ
を防ぐことが非常に困難である。
【0009】本発明の目的は、均一に薄層化したトナー
を供給することができ、かつトナーの飛散および漏れを
防ぐことができる現像装置を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、トナーをトナ
ー担持体の外周面に供給する供給手段と、回転すること
によって供給されたトナーを現像位置に搬送する円筒形
状のトナー担持体と、トナー担持体の外周面に摺接し、
供給されたトナーを所定の層厚に規制する層厚規制部材
と、トナーの漏れを防ぎ、層厚規制部材を保持するシー
ル部材とを有し、薄層化したトナー層を像担持体上の静
電潜像に供給して現像を行う現像装置において、前記層
厚規制部材は、トナー担持体に平行に延びる弾発性を有
する板材から成り、トナー担持体に対して凸に屈曲して
形成され、その屈曲部が、トナー担持体の外周面のほぼ
全長にわたって弾発的に接触し、屈曲部に対して層厚規
制部材の幅方向一方側の先端部が、トナー担持体の半径
方向外方に延び、層厚規制部材の幅方向他方側の平坦部
が、トナー担持体の回転方向下流側に向かってトナー担
持体の周方向に延びて配置され、前記シール部材は、層
厚規制部材の先端部に対し、トナー担持体の回転方向上
流側から当接する上流側のシール部材と、トナー担持体
の回転方向下流側から当接する下流側のシール部材とに
よって、層厚規制部材の先端部を挟み、トナー担持体の
半径方向に弾発的に変位可能に層厚規制部材を保持する
ことを特徴とする現像装置である。
【0011】本発明に従えば、凸に屈曲する層厚規制部
材の屈曲部を、トナー担持体の外表面に弾発的に接触さ
せるので、従来技術のように層厚規制部材の厚みによる
段差が設けられず、トナーが漏れることを防止すること
ができ、かつトナー担持体に形成されるトナー層の層厚
を均一にすることができる。
【0012】また、層厚規制部材のトナー担持体の半径
方向外方に延びる先端部をシール部材が挟むことによっ
て、シール部材によって生じる層厚規制部材からトナー
担持体に働くトナー担持体半径方向の圧接力を低減する
ことができる。このため、シール部材は、層厚規制部材
の動作を妨げることなく、確実かつ経時劣化のないシー
ル動作を得ることができる。
【0013】また本発明は、前記トナー担持体上流側の
シール部材から層厚規制部材に働く圧接力の主成分が、
トナー担持体の周方向に平行であることを特徴とする。
【0014】本発明に従えば、トナー担持体上流側のシ
ール部材から層厚規制部材に働く圧接力の主成分が、ト
ナー担持体の周方向に平行であるので、シール部材の圧
接力が、層厚規制部材のトナー担持体への圧接力を増加
させることを防止することができる。このため、本発明
による現像装置では、安定した層厚規制動作を得ると同
時にトナー漏れを確実に防ぐことができる。
【0015】また本発明は、前記トナー担持体上流側の
シール部材は、層厚規制部材の長手方向両端部でトナー
担持体に接する側部シール部材を有することを特徴とす
る。
【0016】本発明に従えば、トナー担持体に接する側
部シール部材を設けることによって、トナー担持体の回
転方向の上流側から下流側へのトナー漏れおよび層厚規
制部材の長手方向両端部におけるトナー漏れを確実に防
ぐことができる。
【0017】また本発明は、前記側部シール部材は、ト
ナー担持体との接触部に植毛布を有することを特徴とす
る。
【0018】本発明に従えば、側部シール部材は、トナ
ー担持体との接触部に植毛布を有するので、トナー担持
体との摺動摩擦負荷を抑制することができる。
【0019】また本発明は、前記植毛布の植毛の方向
は、植毛の先端に向かうにつれて、トナー担持体の回転
方向下流側に傾斜する順方向であることを特徴とする。
【0020】本発明に従えば、植毛布の植毛方向が、ト
ナー担持体の回転方向に逆らわない順方向であるので、
植毛布とトナー担持体との摺動摩擦抵抗を抑制すること
ができる。
【0021】また本発明は、前記植毛布の毛は、所定の
曲率で凸に屈曲する層厚規制部材の凸面とトナー担持体
の外周面との接触部まで、毛の先端が達する長さを有す
ることを特徴とする。
【0022】本発明に従えば、層厚規制部材とトナー担
持体との接触部へシール材の毛先を確実に押込むことが
でき、層厚規制部材とトナー担持体との接触部において
トナー漏れを確実に防ぐことができる。
【0023】また本発明は、前記トナー担持体上流側の
シール部材は、層厚規制部材をその長手方向のほぼ全域
にわたって保持する中央シール部材を有することを特徴
とする。
【0024】本発明に従えば、中央シール部材を設ける
ことによって、層厚規制部材の長手方向全域において、
層厚規制部材の動作を損なうことなく、トナー担持体の
回転方向の上流側から下流側へのトナー漏れを確実に防
ぐことができる。
【0025】また本発明は、前記中央シール部材は、ト
ナー担持体に非接触であることを特徴とする。
【0026】本発明に従えば、中央シール部材は、トナ
ー担持体に非接触であるので、トナー担持体の回転に悪
影響を与えず、トナー担持体の回転方向の上流側から下
流側へのトナー漏れを確実に防ぐことができる。
【0027】また本発明は、前記中央シール部材は、少
なくとも画像有効範囲内にわたって、トナー担持体に接
触することを特徴とする。
【0028】本発明に従えば、画像領域において中央シ
ール部材が、トナー担持体に圧接することによって、層
厚規制部材とトナー担持体との圧接部に送込まれるトナ
ーを予備帯電し、トナー層の帯電の均一性を高めること
ができる。
【0029】また本発明は、前記トナー担持体上流側の
シール部材は、独立気泡を有する軟質フォーム材から成
ることを特徴とする。
【0030】本発明に従えば、トナー担持体上流側のシ
ール部材は、軟質フォーム材からなるので、低いシール
圧接力でトナー漏れを確実に防ぐことができ、また層厚
規制部材の動きを阻害することを防止することができ
る。
【0031】また本発明は、前記トナー担持体下流側の
シール部材は、トナーを収容する現像槽フレーム壁面に
接着されていることを特徴とする。
【0032】本発明に従えば、トナー担持体下流側のシ
ール部材が現像層フレームに接着されているので、前記
シール部材の圧接力を低減させることができる。
【0033】また本発明は、前記トナー担持体下流側の
シール部材は、層厚規制部材に接着されていることを特
徴とする。
【0034】本発明に従えば、トナー担持体下流側のシ
ール部材が層厚規制部材に接着されているので、前記シ
ール部材の圧接力を低減させることができる。
【0035】また本発明は、前記トナー担持体下流側の
シール部材は、層厚規制部材の長手方向の両端より内側
に位置し、かつトナー担持体と非接触であることを特徴
とする。
【0036】本発明に従えば、トナー担持体下流側のシ
ール部材がトナー担持体に接触しないので、トナー担持
体に摺動負荷が加わることを防止でき、前記シール部材
およびトナー担持体の摺動摩耗を防止することができ
る。
【0037】また本発明は、前記トナー担持体下流側の
シール部材から層厚規制部材に働く圧接力の主成分は、
トナー担持体の周方向に平行であることを特徴とする。
【0038】本発明に従えば、トナー担持体下流側のシ
ール部材から層厚規制部材に働く圧接力の主成分が、ト
ナー担持体の周方向に平行であるので、シール部材の弾
性によって生じる圧接力が、層厚規制部材のトナー担持
体への圧接力を増加させることを防止することができ
る。このため、本発明による現像装置では、安定した層
厚規制動作を得ると同時にトナー漏れを確実に防ぐこと
ができる。
【0039】また本発明は、前記トナー担持体下流側の
シール部材は、独立気泡を有する軟質フォーム材料から
成ることを特徴とする。
【0040】本発明に従えば、トナー担持体下流側のシ
ール部材は、軟質フォーム材から成るので、低いシール
圧接力でトナー漏れを確実に防ぐことができ、また層厚
規制部材の動きを阻害することを防止することができ
る。
【0041】また本発明は、前記トナー担持体下流側の
シール部材は、JIS規格番号K6401における硬さ
が250N以下の軟質フォーム材から成ることを特徴と
する。
【0042】本発明に従えば、トナー担持体下流側のシ
ール部材は、低いシール圧接力でトナー漏れを確実に防
ぐことができ、また層厚規制部材の動きを阻害すること
を防止することができる。
【0043】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施の一形態で
ある現像装置20を側方から見た断面図であり、図2
は、現像装置20の一部を上方から見た平面図であり、
図3は、現像装置20の一部を図1の右側から見た背面
図である。図1は、図2の切断面線A1−A1から見た
断面を示す。現像装置20は、トナー2を収容する現像
層フレーム4、回転することによってトナー担持体1の
外周面にトナー2を供給する円筒形状の供給ローラ1
2、回転することによって供給されたトナーを現像位置
に搬送する円筒形状のトナー担持体1、トナー担持体1
の外周面にトナーを介して摺接し、供給されたトナーを
所定の層厚に規制する層厚規制部材5、層厚規制部材5
を保持するトナー担持体1の回転方向の上流側のシール
部材7、層厚規制部材5を保持するトナー担持体1の回
転方向の下流側のシール部材8、およびトナー担持体1
の外周面のほぼ全長にわたって摺接する下方シール11
を有する。
【0044】現像装置20は、電子写真方式のレーザプ
リンタなどに適用され、トナー担持体1の外周面上にて
薄層化したトナー層6を、たとえば円筒形状の像担持体
3の外周面の静電潜像に供給することによって現像を行
う。トナー担持体1、トナー2、層厚規制部材5、シー
ル部材7,8、下方シール11および供給ローラ12
は、現像層フレーム4内に収容される。また、円筒形状
の供給ローラ12、トナー担持体1および像担持体3
は、この順に各中心軸が平行になるように配置される。
【0045】現像バイアス−300Vが印加される直径
10mmのステンレス芯金1aの外周に、106Ωcm
の電気抵抗を有するJIS規格番号K6253における
硬度JIS Aが約60度のカーボン分散導電性ウレタ
ンゴム1bが設けられるトナー担持体1は、外径が27
mmの円筒形状であり、供給ローラ12側から像担持体
3側に向かって図1における左回りVbに周速228m
m/secで回転し、その回転方向と逆方向Vaに周速
175mm/secで回転する円柱体の像担持体3に圧
接し、外周面に供給されるトナーを像担持体3との接触
部に搬送する。
【0046】供給バイアス−350Vが印加される直径
8mmのステンレス芯金12aの外周に、カーボン分散
導電性ウレタンフォーム12bが設けられる供給ローラ
12は、外径20mmの円筒形状であり、トナー担持体
1に接触深さ0.5mm、供給ニップ幅約6mmで接触
し、トナー担持体1の回転方向と同一方向Vcに、周速
205mm/secで回転する。供給ローラ12のカー
ボン分散導電性ウレタンフォーム12bは、105Ωc
mの電気抵抗を有し、セル密度が80個/25mmであ
り、JIS規格番号K6401における硬さが約235
Nである。
【0047】供給ローラ12は、トナー担持体1と同一
方向に回転することによって、現像層フレーム4内に収
容される非磁性1成分トナー2を、予備帯電しながらト
ナー担持体1の外周面に適量ずつ供給し、かつ現像後の
トナー担持体1に残留する余分なトナーを除去する。ト
ナー2は、電気抵抗値が高く、負帯電であり、平均粒径
が約7.5μmである。
【0048】図4は、トナー担持体1近傍の拡大図であ
り、図5は、層厚規制部材5近傍の拡大図である。図4
および図5は、図2の切断面線A2−A2から見た断面
を示す。なお、図5では、シール部材7,8は省略され
る。供給バイアス−350Vが印加される層厚規制部材
5は、トナー担持体1の外周面に沿って延びる厚み0.
1mmのステンレス板ばねから成り、トナー担持体1に
対して凸に屈曲して形成され、屈曲部5bがトナー担持
体1の外周面のほぼ全長にわたって接触するように、シ
ール部材7,8によってその長手方向両端部が保持され
る。
【0049】層厚規制部材5の屈曲部5bは、ほぼ垂直
に屈曲しており、層厚規制部材5の幅方向の一方側であ
る平坦部5aは、屈曲部5bからトナー担持体1の周方
向に延び、その先端である固定端5eは現像層フレーム
4に取付けられている。また、層厚規制部材5の幅方向
他方側である先端部5cは、屈曲部5bからトナー担持
体1の半径方向外方に延びる。平坦部5aの長さLaは
15mmであり、屈曲部5bの曲率半径は1mmであ
り、先端部5cの長さLcは5mmである。
【0050】現像槽フレーム4の内面には、画像領域1
3に隣接する領域、すなわち層厚規制部材5の長手方向
両端部において、シール部材7,8を保持するための凹
所4aが設けられる。凹所4aは、層厚規制部材5の先
端部5cからトナー担持体1の回転方向の上流側におい
ては、トナー担持体1の外周面に沿って設けられ、また
下流側においては、層厚規制部材5の平坦部5aに沿っ
て設けられる。トナー担持体1の回転方向の上流側の凹
所4aの内周面4eとトナー担持体1の外周面との間隔
Haは6mmであり、また下流側の凹所4aの内周面4
eと層厚規制部材5の裏面との間隔Hbは6mmであ
る。よって、層厚規制部材5の先端部5cの端縁5d
と、現像槽フレーム4の内面に形成される凹所4aの内
周面4eとの間には、間隔g=1mmが設けられる。
【0051】トナー担持体1の回転方向上流側のシール
部材7は、トナー担持体1の長手方向両端部に配置さ
れ、トナー担持体1にトナーを介して接触する植毛布7
bとその外周面に設けられる外周シール部材7aとを有
し、トナー担持体1長手方向両端部の外周面の供給ロー
ラ12側のほぼ半分を覆うように設けられる。
【0052】外周シール部材7aは、図4における奥行
き方向の幅が6mmで、トナー担持体1半径方向の厚さ
が9mmで、セル密度が40個/25mmで、JIS規
格番号K6401による硬さが約196Nで、独立気泡
を有するウレタンフォームである。外周シール部材7a
の外表面は、現像フレーム4の凹所4aに両面接着テー
プで接着される。ただし、外周シール部材7aの層厚規
制部材5との接触部分からトナー担持体1の回転方向上
流側3mmまでの部分は、層厚規制部材5の動作を妨げ
ないために、凹所4aに接着されず、単に挿入されてい
る。
【0053】シール部材7は、層厚規制部材5の先端部
5cから現像層フレーム4底面に設けられる下方シール
11に接するまでのシール領域全域にわたって、トナー
担持体1の外周面に垂直方向に圧接する。したがって、
シール部材7は、層厚規制部材5を保持すると同時に、
層厚規制部材5の長手方向両端部におけるトナー漏れを
防止することができる。外周シール部材7aのトナー担
持体1半径方向の厚さが9mmであり、凹所4aの内周
面4eとトナー担持体1の外周面との間隔Haが6mm
であるので、シール部材7はトナー担持体1の半径方向
に圧縮され、その弾性力によってトナー担持体1に圧接
する。
【0054】植毛布7bの毛の長さは、屈曲部5bの曲
率半径の1.5倍以上の約2mmであり、トナー担持体
1と層厚規制部材5との接触部まで毛の先端が達する長
さを有する。また、植毛布7bは、植毛の方向が、植毛
の先端に向かうにつれてトナー担持体1の回転方向の下
流側に傾斜する順方向となるように両面接着テープによ
って外周シール部材7aに接着されている。このため、
シール部材7では、トナー担持体1が回転することによ
って、層厚規制部材5とトナー担持体1との接触部に植
毛布7bの毛先が押込まれ、押し込まれた毛先が接触部
の隙間を塞ぎ、接触部における画像領域13からシール
部材7外方へのトナー漏れを確実に防止することができ
る。また、植毛布7bが設けられることによって、トナ
ー担持体1とシール部材7との摺動摩擦負荷および摩耗
が低減される。
【0055】凹所4aは、上述したように、層厚規制部
材5のトナー担持体1との接触部の裏面にも形成されて
おり、層厚規制部材5の平坦部5aに沿って固定端5e
まで設けられている。トナー担持体1の回転方向下流側
の凹所4aおよび層厚規制部材5によって規定される空
間は、図5における奥行き方向の幅が6mmで、高さ方
向の間隔Hbが6mmで、左右方向の長さが15mmで
ある。
【0056】トナー担持体1の回転方向の下流側のシー
ル部材8は、独立気泡を有する軟質ウレタンフォームか
ら成り、トナー担持体1の長手方向両端部に配置され
る。下流側のシール部材8は、前述の下流側の凹所4a
と層厚規制部材5とによって規定される空間と同一形状
であり、図4における奥行き方向の幅が6mmで、高さ
方向の厚さが6mmで、左右方向の長さが15mmであ
る。シール部材8は、現像層フレーム4および層厚規制
部材5に接着されており、現像層フレーム4および層厚
規制部材5によって規定される空間を完全に埋めるよう
に配置されている。なお、下流側のシール部材8は、層
厚規制部材5の長手方向両端よりも内側に配置されるの
で、トナー担持体1とは接触しない。よって、トナー担
持体1とシール部材8との摺動摩擦負荷および摺動摩耗
を防止することができる。
【0057】トナー担持体1の回転方向の上流側から先
端部5cに当接するトナー担持体1上流側のシール部材
7と、トナー担持体1の回転方向の下流側から先端部5
cに当接するトナー担持体1下流側のシール部材8と
は、層厚規制部材5の先端部5cを挟み、層厚規制部材
5のトナー担持体1半径方向の動作を妨げることのない
ように端縁5dの上方では互いに接着されず軽接触して
いるだけである。このように、層厚規制部材5は、トナ
ー担持体1の半径方向に弾発的に変位することができる
ようにシール部材7,8によって保持される。
【0058】シール部材7は、層厚規制部材5に固定さ
れておらずトナー担持体1の周方向に圧接するのみであ
り、シール部材8は、凹所4aおよび層厚規制部材5に
よって規定されるシールすべき空間と同一形状であるの
で、シール部材7,8は、層厚規制部材5のトナー担持
体1への圧接力を増加させることなく、層厚規制部材5
のトナー層6形成動作への悪影響を防止することができ
る。
【0059】また、屈曲部5bがトナーを介してトナー
担持体1に弾発的に当接することによって、トナーの層
厚が約15μmに規制され、帯電量が約10〜15μC
/mgの均一なトナー層6が形成される。トナー層6
は、トナー担持体1の回転によって、トナー担持体1と
像担持体3とが接触する現像部に搬送され、そこで像担
持体3上の静電潜像にトナーが付着し反転現像が行われ
る。現像後、トナー担持体1に残留するトナーは、トナ
ー担持体1の回転によって、厚さ約100μmのポリエ
ステルフィルムであるマイラフィルム(デュポン社)か
ら成る下方シール11とトナー担持体1との間を通過
し、現像槽内に戻される。
【0060】以上のように構成される現像装置20で
は、層厚規制部材5の長手方向両端部、層厚規制部材5
とトナー担持体1との接触部および層厚規制部材5の先
端部5cからのトナーの漏れを確実に防止することがで
き、かつ均一に薄層化したトナー層6を像担持体3に供
給することができる。
【0061】図6は、本発明の実施の他の形態である現
像装置21の一部を上方から見た平面図であり、図7は
現像装置21の一部を示す背面図であり、図8は現像装
置21のトナー担持体1近傍の拡大図であり、図9は層
厚規制部材5近傍の拡大図である。図8および図9は、
図6の切断面線B−Bから見た断面を示す。現像装置2
1では、図1〜図5に示す現像装置20の画像領域13
にわたって、層厚規制部材5の先端部5cのトナー担持
体1の上流側表面に接する中央シール部材7cが設けら
れる。以下、現像装置21において、図1〜図5に示す
現像装置20と同様に構成されている箇所については説
明を省略する。
【0062】現像装置22の現像層フレーム4の天井壁
の内面には、画像領域13にわたって、層厚規制部材5
の長手方向に延びる凹所4bが設けられる。凹所4b
は、層厚規制部材5の先端部5cからトナー担持体1の
回転方向上流側においては、トナー担持体1の上方に設
けられ、また下流側においては、層厚規制部材5の平坦
部5aに沿って設けられる。
【0063】中央シール部材7cは、画像領域13にわ
たって、トナー担持体1の回転方向の上流側の凹所4b
に設けられ、先端部5cに平行に対向する凹所4bの側
面4cと層厚規制部材5の先端部5cとの間に配置さ
れ、側面4cに両面接着テープによって接着固定されて
いる。層厚規制部材5の先端部5cと凹所4bの側面4
cとによって、中央シール部材7cは図9における左右
方向に圧縮される。
【0064】このため、中央シール部材7cは、その弾
性力によって、先端部5cにトナー担持体1の周方向で
ある矢符F方向の圧接力で圧接し、先端部5cの端縁5
dを乗り越えてトナー担持体1の回転方向の下流側にい
くトナーを阻止することができ、トナー担持体1のほぼ
全長にわたってトナーを確実にシールすることができ
る。また、中央シール部材7cは、トナー担持体1と非
接触であるので、中央シール部材7cとトナー担持体1
との摺動負荷および摺動摩耗を未然に防ぐことができ
る。
【0065】トナー担持体1の回転方向の上流側の凹所
4bの内周面4eとトナー担持体1の外周面との間隔H
aは6mmであり、また下流側の凹所4bの内周面4e
と層厚規制部材5の裏面との間隔Hbは6mmである。
層厚規制部材5の先端部5cと、それに平行に対向する
凹所4bの側面4cとの図9における左右方向の間隔D
eは2.5mmで、層厚規制部材5の端縁5dと凹所4
bの内周面4eとの高さ方向の間隔gは1mmで、側面
4cの高さiは5mmである。
【0066】中央シール部材7cは、トナー担持体1の
周方向の幅が3mmで、半径方向の厚みが5mmであ
り、外周シール部材7aと同一材料から成り、トナー担
持体1に対して半径方向に間隙C=1mmをあけて、凹
所4bの側面4cと層厚規制部材5の先端部5cとの間
に配置される。凹所4bの側面4cと先端部5cとの間
隔Deが2.5mmであるので、トナー担持体1の周方
向の幅が3mmである中央シール部材7cは、図9にお
ける左右方向に圧縮される。なお、現像装置21では、
先端部5cのトナー担持体1の回転方向下流側を画像領
域13にわたって保持する中央シール部材を設け、シー
ル効果をより高めてもよい。
【0067】図10は、本発明の実施のさらに他の形態
である現像装置22の一部を示す背面図である。図11
は、現像装置22の層厚規制部材5近傍の拡大図であ
り、図10の切断面線C−Cから見た断面を示す。以
下、現像装置22について、図6〜図9に示す現像装置
21と同様に構成されている箇所については説明を省略
する。
【0068】現像装置22は、現像装置21の中央シー
ル部材7cの代わりに、画像領域13にわたってトナー
担持体1の外周面に垂直に圧接する中央シール部材7d
が設けられる。現像装置22の現像フレーム4には、現
像装置21と同様な凹所4bが設けられる。中央シール
部材7dは、下面にスキン層を有し、トナー担持体1の
回転方向の上流側の側面d1の上端部が、領域Aにわた
って凹所4の側面4cに両面接着テープによって接着固
定される。トナー担持体1の回転方向上流側における凹
所4bの内周面4eとトナー担持体1外周面との距離H
aは6mmであり、中央シール部材7dのトナー担持体
1半径方向の厚みが6.5mmであるので、中央シール
部材7dは、トナー担持体1の半径方向に約0.5mm
圧縮され、その弾性力によってトナーを介してトナー担
持体1に圧接する。
【0069】中央シール部材7dは、中央シール部材7
cと同様に矢符F方向の圧接力で層厚規制部材5に圧接
するので、下流側へのトナーの漏れを阻止することがで
きる。さらに、中央シール部材7dは、中央シール部材
7d下面のトナー担持体1との圧接部においては、トナ
ー担持体1の外周面に半径方向内方に圧接するので、ト
ナー担持体1と層厚規制部材5との接触部に搬入される
トナーに対して、凝集したトナーの塊をほぐす、またト
ナーの予備帯電を行うなどトナー薄層のより一層の均一
化および安定化を図ることができる。
【0070】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、シール部
材が、層厚規制部材のトナー担持体半径方向に延びる先
端部を、トナー担持体の回転方向上流側のシール部材と
下流側のシール部材とによって挟み、トナー担持体半径
方向に弾発的に変位可能に層厚規制部材を保持するの
で、層厚規制部材はトナー担持体に弾発的に接触するこ
とができ、シール部材の圧接力による層厚規制部材への
悪影響を減少することができる。このため、本発明によ
る現像装置は、均一なトナー層形成動作を行うことがで
き、かつトナーの漏れを確実に防止することができる。
したがって、前記現像装置では、トナーの濃度むら、濃
度変化、かぶりおよび汚れによる画質の劣化、ならびに
トナー飛散による装置内の汚染などを防止することがで
き、かつ良好な画像を安定して形成することができる。
【0071】また本発明によれば、トナー担持体上流側
のシール部材による層厚規制部材への圧接力の主成分が
トナー担持体の周方向であるので、トナー担持体の半径
方向の圧接力成分がほとんどなく、シール部材によるト
ナー層形成動作への悪影響を防ぐことができる。
【0072】また本発明によれば、層厚規制部材の長手
方向両端部に設けられる、トナー担持体に接する側部シ
ール部材は、層厚規制部材を保持し、かつ層厚規制部材
の長手方向両端部からのトナー漏れを防ぐことができ
る。
【0073】また本発明によれば、前記側部シール部材
は、トナー担持体との接触部に植毛布を有するので、ト
ナー担持体との摺動摩擦負荷を抑制し、かつ摺動摩耗お
よび破損することなく、層厚規制部材とトナー担持体と
の接触部においてトナー漏れを確実に防ぐことができ、
経時にわたって安定したシール動作を行うことができ
る。
【0074】また本発明によれば、植毛布の植毛の方向
が、植毛の先端に向かうにつれて、トナー担持体の回転
方向下流側に傾斜する順方向であるので、植毛布とトナ
ー担持体との摩擦抵抗を抑制することができる。
【0075】また本発明によれば、植毛布の毛の長さ
が、層厚規制部材とトナー担持体との接触部まで毛の先
端が達する長さを有するので、植毛の毛先が前記接触部
に確実に挿入され、シール動作の信頼性が向上する。
【0076】また本発明によれば、層厚規制部材をその
長手方向のほぼ全域にわたって保持する中央シール部材
は、トナー担持体の回転方向の上流側から下流側へのト
ナーの漏れを防止することができ、長手方向全域にわた
ってトナーを確実にシールすることができる。
【0077】また本発明によれば、中央シール部材とト
ナー担持体とが非接触であるので、トナー担持体への摺
動負荷の増加を未然に防ぐことができる。
【0078】また本発明によれば、中央シール部材が、
画像領域においてトナー層を介してトナー担持体に接す
ることによって、凝集したトナーの塊をほぐす、トナー
を予備帯電するなどトナー層の均一性、安定性および信
頼性を向上することができる。
【0079】また本発明によれば、トナー担持体上流側
のシール部材が軟質フォーム材から成るので、層厚規制
部材またはトナー担持体への圧接力を低減できる。また
トナー担持体上流側のシール部材に用いられる軟質フォ
ーム材が独立気泡を有するフォーム材であるので、フォ
ーム材の穴を通じてトナーが漏れ出すことを防止するこ
とができる。
【0080】また本発明によれば、トナー担持体下流側
のシール部材が現像槽フレームの壁面に接着されている
ことによって、現像槽の組立て作業が容易になり、また
シール動作の信頼性も向上できる。
【0081】また本発明によれば、トナー担持体下流側
のシール部材は、層厚規制部材に接着されているので、
シール動作の信頼性が向上できる。また、現像層フレー
ムと層厚規制部材とによって規定される空間と同一形状
のシール部材を用いることが可能であり、シール部材
は、層厚規制部材によるトナー担持体への圧接力に悪影
響を与えることなく、トナー漏れを防ぐことができる。
【0082】また本発明によれば、トナー担持体下流側
のシール部材が、トナー担持体に接することなくシール
動作を行うことが可能であり、トナー担持体との摺動負
荷および摺動に伴う摩耗劣化および経時変化を防止する
ことができる。
【0083】また本発明によれば、トナー担持体下流側
のシール部材による圧接力の方向が、トナー担持体の周
方向と平行であるので、シール部材による層厚規制方向
に働く圧接力成分をなくし、シール部材によるトナー層
形成動作への悪影響を防止することができる。
【0084】また本発明によれば、トナー担持体下流側
のシール部材に、軟質フォーム材を用いることによっ
て、シール部材による圧接力を低減することができる。
また、トナー担持体下流側のシール部材に用いられる軟
質フォーム材が独立気泡を有するフォーム材であるの
で、フォーム材の穴を通じてトナーが漏れ出すことを防
止することができる。
【0085】また本発明によれば、トナー担持体下流側
のシール部材は、JIS規格番号K6401における硬
さが250N以下のフォーム材から成るので、層厚規制
部材の動作を妨げずに確実にトナー漏れを防ぐことがで
き、均一なトナー層を安定して形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態である現像装置20を側
方から見た断面図である。
【図2】現像装置20の一部を上方から見た断面図であ
る。
【図3】現像装置20の一部を示す背面図である。
【図4】現像装置20のトナー担持体1近傍の拡大図で
ある。
【図5】現像装置20の層厚規制部材5近傍の拡大図で
ある。
【図6】本発明の実施の他の形態である現像装置21の
一部を上方から見た平面図である。
【図7】現像装置21の一部を示す背面図である。
【図8】現像装置21のトナー担持体1近傍の拡大図で
ある。
【図9】現像装置21の層厚規制部材5近傍の拡大図で
ある。
【図10】本発明の実施のさらに他の形態である現像装
置22の一部を示す背面図である。
【図11】現像装置22の層厚規制部材5近傍の拡大図
である。
【符号の説明】
1 トナー担持体 2 トナー 3 像担持体 4 現像槽フレーム 4a,4b 凹所 5 層厚規制部材 5a 平坦部 5b 屈曲部 5c 先端部 5d 先端部の端縁 5e 固定端 6 トナー層 7,8 シール部材 7a 外周シール部材 7b 植毛布 7c,7d 中央シール部材 11 下方シール 12 供給ローラ 13 画像領域 20,21,22 現像装置
フロントページの続き (72)発明者 木戸 栄一 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)発明者 井上 淳志 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)発明者 山中 隆幸 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)発明者 酒井 正博 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)発明者 石井 洋 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)発明者 増田 実男 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 Fターム(参考) 2H077 AC04 AD06 AD13 AD16 CA12 EA14 EA15 FA13 FA22 FA25

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トナーをトナー担持体の外周面に供給す
    る供給手段と、回転することによって供給されたトナー
    を現像位置に搬送する円筒形状のトナー担持体と、トナ
    ー担持体の外周面に摺接し、供給されたトナーを所定の
    層厚に規制する層厚規制部材と、トナーの漏れを防ぎ、
    層厚規制部材を保持するシール部材とを有し、薄層化し
    たトナー層を像担持体上の静電潜像に供給して現像を行
    う現像装置において、 前記層厚規制部材は、トナー担持体に平行に延びる弾発
    性を有する板材から成り、トナー担持体に対して凸に屈
    曲して形成され、その屈曲部が、トナー担持体の外周面
    のほぼ全長にわたって弾発的に接触し、屈曲部に対して
    層厚規制部材の幅方向一方側の先端部が、トナー担持体
    の半径方向外方に延び、層厚規制部材の幅方向他方側の
    平坦部が、トナー担持体の回転方向下流側に向かってト
    ナー担持体の周方向に延びて配置され、 前記シール部材は、層厚規制部材の先端部に対し、トナ
    ー担持体の回転方向上流側から当接する上流側のシール
    部材と、トナー担持体の回転方向下流側から当接する下
    流側のシール部材とによって、層厚規制部材の先端部を
    挟み、トナー担持体の半径方向に弾発的に変位可能に層
    厚規制部材を保持することを特徴とする現像装置。
  2. 【請求項2】 前記トナー担持体上流側のシール部材か
    ら層厚規制部材に働く圧接力の主成分が、トナー担持体
    の周方向に平行であることを特徴とする請求項1記載の
    現像装置。
  3. 【請求項3】 前記トナー担持体上流側のシール部材
    は、層厚規制部材の長手方向両端部でトナー担持体に接
    する側部シール部材を有することを特徴とする請求項1
    または2記載の現像装置。
  4. 【請求項4】 前記側部シール部材は、トナー担持体と
    の接触部に植毛布を有することを特徴とする請求項3記
    載の現像装置。
  5. 【請求項5】 前記植毛布の植毛の方向は、植毛の先端
    に向かうにつれて、トナー担持体の回転方向下流側に傾
    斜する順方向であることを特徴とする請求項4記載の現
    像装置。
  6. 【請求項6】 前記植毛布の毛は、所定の曲率で凸に屈
    曲する層厚規制部材の凸面とトナー担持体の外周面との
    接触部まで、毛の先端が達する長さを有することを特徴
    とする請求項4または5記載の現像装置。
  7. 【請求項7】 前記トナー担持体上流側のシール部材
    は、層厚規制部材をその長手方向のほぼ全域にわたって
    保持する中央シール部材を有することを特徴とする請求
    項1〜6のいずれかに記載の現像装置。
  8. 【請求項8】 前記中央シール部材は、トナー担持体に
    非接触であることを特徴とする請求項7記載の現像装
    置。
  9. 【請求項9】 前記中央シール部材は、少なくとも画像
    有効範囲内にわたって、トナー担持体に接触することを
    特徴とする請求項7記載の現像装置。
  10. 【請求項10】 前記トナー担持体上流側のシール部材
    は、独立気泡を有する軟質フォーム材から成ることを特
    徴とする請求項1〜9のいずれかに記載の現像装置。
  11. 【請求項11】 前記トナー担持体下流側のシール部材
    は、トナーを収容する現像槽フレーム壁面に接着されて
    いることを特徴とする請求項1〜10のいずれかに記載
    の現像装置。
  12. 【請求項12】 前記トナー担持体下流側のシール部材
    は、層厚規制部材に接着されていることを特徴とする請
    求項1〜11のいずれかに記載の現像装置。
  13. 【請求項13】 前記トナー担持体下流側のシール部材
    は、層厚規制部材の長手方向の両端より内側に位置し、
    かつトナー担持体と非接触であることを特徴とする請求
    項1〜12のいずれかに記載の現像装置。
  14. 【請求項14】 前記トナー担持体下流側のシール部材
    から層厚規制部材に働く圧接力の主成分は、トナー担持
    体の周方向に平行であることを特徴とする請求項1〜1
    3のいずれかに記載の現像装置。
  15. 【請求項15】 前記トナー担持体下流側のシール部材
    は、独立気泡を有する軟質フォーム材料から成ることを
    特徴とする請求項1〜14のいずれかに記載の現像装
    置。
  16. 【請求項16】 前記トナー担持体下流側のシール部材
    は、JIS規格番号K6401における硬さが250N
    以下の軟質フォーム材から成ることを特徴とする請求項
    1〜15のいずれかに記載の現像装置。
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