JP2001209147A - ジアゾ感光紙 - Google Patents
ジアゾ感光紙Info
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- JP2001209147A JP2001209147A JP2000018393A JP2000018393A JP2001209147A JP 2001209147 A JP2001209147 A JP 2001209147A JP 2000018393 A JP2000018393 A JP 2000018393A JP 2000018393 A JP2000018393 A JP 2000018393A JP 2001209147 A JP2001209147 A JP 2001209147A
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Abstract
色性で鮮明な画像を与えることのできる中性紙を支持体
としたジアゾ感光紙を提供すること。 【解決手段】 中性紙を支持体とし、該支持体の一方の
面に感光層を形成してなるジアゾ感光紙であって、該支
持体の他方の面に有機高分子物質又は有機高分子物質と
酸性物質との混合物からなるバック層を形成したことを
特徴とするジアゾ感光紙。
Description
し、さらに詳しくは、保存時のプレカップリングが防止
され、高発色性で鮮明な画像を与えることのできる中性
紙を支持体としたジアゾ感光紙に関するものである。
イズ剤等でサイジングされた紙面pHが2〜5の酸性紙
を支持体とし、その上に、ジアゾ化合物、カップリング
成分及び各種助剤を含有させた感光層を形成して作成さ
れていた。しかし、近年、ジアゾ感光紙の支持体として
用いる上質紙や複写印刷用紙の主流は、高コスト及び入
手困難等の事情によって、酸性紙からアルキルケテンダ
イマーやアルケニル無水コハク酸等の中性サイズ剤によ
りサイジングされた紙面pHが5.5〜9.5の中性紙
へと変遷しつつある。ところが、中性紙を支持体とする
ジアゾ感光紙にあっては、その支持体である紙に、炭酸
カルシウム、カオリン、タルク、酸化チタン等を填料と
して含むため、その填料のアルカリ性によって、保存中
にプレカップリングが徐々に進行して、画像濃度が低
く、地肌のヌケも悪く、低コントラスト画像となるとい
う欠点があった。
従来の欠点を解消し、中性紙を支持体とするジアゾ感光
紙であって、保存時のプレカップリングが防止され、高
発色性で鮮明な画像を与えることのできるジアゾ感光紙
を提供することをその課題とするものである。
を解決するために感光層を形成した支持体の反対面に形
成される層(以下、バック層と言う)に着目して鋭意検
討を重ねた結果、このバック層に特定物質を含有させる
ことによって、保存時のプレカップリングが防止され、
高発色性で鮮明な画像を与えることのできるジアゾ感光
紙が得られるということを見出し、この知見に基づいて
本発明を完成するに到った。
体とし、該支持体の一方の面に感光層を形成してなるジ
アゾ感光紙であって、該支持体の他方の面に水溶性有機
高分子物質もしくは疎水性樹脂又は水溶性有機高分子物
質もしくは疎水性樹脂と酸性物質との混合物からなるバ
ック層を形成したことを特徴とするジアゾ感光紙が提供
される。
ジアゾ感光紙である。ここに中性紙とは、JIS P
8133に規定される紙面pHが5.5以上、より詳し
くは、紙面pHが5.5〜9.5の紙を言う。用いる中
性紙は、亜硫酸パルプ、硫酸パルプ、硝酸パルプ、ソー
ダパルプ、塩素パルプ等に代表される化学パルプ、サイ
ズ剤及び填料を主剤とし、その他の抄紙助剤を必要に応
じて添加して、常法により抄造されるものである。上記
化学パルプには、機械パルプや古紙パルプを混合しても
よい。なお、古紙パルプを混合して使用する場合、その
パルプ原料としては、財団法人古紙再生促進センターが
古紙標準品質規格表に示す、上白、罫白、クリーム白、
カード、特白、中白、模造、色白、ケント、白アート、
特上切、別上切、新聞、雑誌等が挙げられる。さらに、
情報関連用紙である非塗工コンピュータ用紙、感熱紙、
感圧紙等のプリンター用紙、PPC用紙等のOA古紙、
アート紙、コート紙、微塗工紙、マット紙等の塗被紙、
上質紙、色上質、ノート、便箋、包装紙、ファンシーペ
ーパー、中質紙、新聞用紙、更紙、スーパー掛け紙、模
造紙、純白ロール紙、ミルクカートン等の非塗被紙等の
紙や板紙等の古紙で、化学パルプ紙、高歩留りパルプ含
有紙等が使用され、印字、印刷、複写の有無を問わず用
いることができる。この場合、支持体が、古紙を原料と
する再生パルプを50%以上含有するパルプから抄造さ
れたもであれば、コスト面等から好ましい支持体とする
ことができる。
ーやアルケニル無水コハク酸等の中性サイズ剤が用いら
れ、填料としては、炭酸カルシウム、カオリン、タル
ク、酸化チタン等が用いられる。得られる紙の紙面pH
は、5.5〜9.5である。この中性紙からなるを支持
体の厚さは、通常は、50〜300μm、好ましくは、
70〜120μmである。
して、その一方の面に感光液を塗布し感光層を形成して
感光紙とするもので、この感光層を形成する感光液とし
て、ジアゾ化合物とカップラーが用いられる。ジアゾ化
合物とは、下記一般式(1) ArN≡N+ X- (1) (式中、Arは、置換又は無置換の芳香族炭化水素基を
示し、ArN≡N+ は、ジアゾニウムカチオンを示し、
X- は、酸アニオンを示す)で表わされる化合物であ
る。ジアゾ化合物としては、例えば、4−ジアゾ−N,
N−ジメチルアニリン、4−ジアゾ−N,N−ジエチル
アニリン、4−ジアゾ−N,N−メチルヒドロキシエチ
ルアニリン、4−ジアゾフェニルモルホリン、4−ジア
ゾ−N,N−ジブチルアニリン、4−ジアゾ−2,5−
ジメトキシフェニルモルホリン、4−ジアゾ−2,5−
ジエトキシフェニルモルホリン、4−ジアゾ−2,5−
ジプロポキシフェニルモルホリン、4−ジアゾ−2,5
−ジブトキシフェニルモルホリン、4−ジアゾ−2,5
−ジブトキシ−N−ベンジル−N−エチルアニリン、4
−ジアゾ−2,5−ジブトキシ−N,N−ジブチルアニ
リン、4−ジアゾ−2,5−ジブトキシ−N−ベンジル
−N−オキシエチルアニリン、4−ジアゾ−2,5−ジ
ブトキシフェニルピペラジン、4−ジアゾ−2,5−ジ
エトキシフェニルピロリジン、4−ジアゾ−2,5−ジ
プロポキシフェニルピペリジン、4−ジアゾ−2,5−
ジエトキシ−N,N−ジメチルアニリン、4−ジアゾ−
1−ベンゾイルアミノ−2,5−ジブトキシベンゼン、
4−ジアゾ−1−(4' −メトキシベンゾイルアミノ)
−2,5−ジメトキシベンゼン、4−ジアゾ−1−
(4' −メトキシベンゾイルアミノ)−2,5−ジエト
キシベンゼン、4−ジアゾ−1−(4'−メチルシベン
ゾイルアミノ)−2,5−ジプロポキシベンゼン、4−
ジアゾ−1−(3' −クロルベンゾイルアミノ)−2,
5−ジエトキシベンゼン、4−ジアゾ−1−(3' −メ
トキシベンゾイルアミノ)−2,5−ジブトキシベンゼ
ン、4−ジアゾ−1−(3' −メチルシベンゾイルアミ
ノ)−2,5−ジメトキシベンゼン、4−ジアゾ−1−
フェニルメルカプト−2,5−ジプロポキシベンゼン、
4−ジアゾ−1−(4' −トルイルメルカプト)−2,
5−ジエトキシベンゼン、4−ジアゾ−1−(4' −メ
トキシフェニルメルカプト)−2,5−ジブトキシベン
ゼン、4−ジアゾ−1−(4' −クロルフェニルメルカ
プト)−2,5−ジメトキシベンゼン、4−ジアゾ−1
−(3' −トルイルメルカプト)−2,5−ジエトキシ
ベンゼン、4−ジアゾ−1−(3' −メトキシフェニル
メルカプト)−2,5−ジプロポキシベンゼン、4−ジ
アゾ−1−(2' −トルイルメルカプト)−2,5−ジ
ブトキシベンゼン、4−ジアゾ−1−フェノキシ−2,
5−ジブトキシベンゼン、4−ジアゾ−1−(4' −メ
トキシフェノキシ)−2,5−ジエトキシベンゼン等の
塩化物の塩化亜鉛、塩化カドミウム、塩化錫等の複塩又
は硫酸、ヘキサフルオロリン酸、4フッ化ホウ素酸等の
無機酸の塩等が挙げられる。
アゾ化合物とカップリングさせて色素を形成するもの
で、カルボニル基に隣接する活性メチレン基を有する化
合物、フェノール誘導体、ナフトール誘導体等が用いら
れる。具体的には、例えば、レゾルシン、フロログルシ
ン、2,3−ジヒドロキシナフタレン−6−スルホン酸
ナトトウム、2−ヒドロキシ−3−ナフトエ酸モルホリ
ノプロピルアミド、2−ヒドロキシ−3−ナフトエ酸エ
タノールアミド、2−ヒドロキシ−3−ナフトエ酸−
N,N−ジメチルアミノモルホリノプロピルアミド、2
−ヒドロキシ−3−ナフトエ酸オクチルアミド、1−ヒ
ドロキシ−2−ナフトエ酸モルホリノプロピルアミド、
1,5−ジヒドロキシナフタレン、2,3−ジヒドロキ
シナフタレン、2,3−ジヒドロキシ−6−スルファニ
ルナフタレン、2,7−ジヒドロキシナフタレン−3,
6−ジスルホン酸ナトリウム、2,3−ジヒドロキシナ
フタレン−6−スルホン酸、1−ヒドロキシナフタレン
−4−スルホン酸ナトリウム、2−ヒドロキシ−3−ナ
フトエ酸アニリド、ベンゾイルアセトアニリド、3−ヒ
ドロキシシアノアセトアニリド、パラスルホアセトアニ
リド、1−フェニル−3−メチル−5−ピラゾロン、1
−(2,4,6−トリクロロフェニル)−3−アニリノ
−5−ピラゾロン、2,4−ビス−(ベンゾイルアセト
アミノ)トルエン、1,3−ビス−(ピバロイルアセト
アミノメチル)ベンゼン等を挙げることができる。これ
らのカップラーは単独で用いてもよく、2種以上を組み
合わせて用い、任意の色相を得ることもできる。この感
光層を形成するジアゾ化合物とカップラーとの使用割合
は、感光層に対し、重量基準で通常は、ジアゾ化合物
0.5〜2.0%、カップラー0.5〜3.0%、好ま
しくは、ジアゾ化合物0.7〜1.5%、カップラー
0.9〜2.0%である。ジアゾ化合物が0.5%未満
では、感光紙複写時の焼付速度が速く、画像濃度が低く
なることがあり、2.0%を越えると、感光紙複写時の
焼付速度が著しく遅くなることがあるので望ましくな
い。
ーの外に、通常のジアゾ感光紙に用いられる各種添加
物、例えば、保存性向上剤としてナフタレン−モノスル
ホン酸ナトリウム、ナフタレンジスルホン酸ナトリウ
ム、ナフタレントリスルホン酸ナトリウム、スルホサリ
チル酸等の芳香族スルフォン酸塩、硫酸カドミウム、硫
酸マグネシウム、硫酸アルミニウム、塩化カドミウム、
塩化亜鉛、塩化カルシウム、塩化マグネシウム等の金属
塩等が使用できる。また、溶解剤としてカフェイン、テ
ィオフェリン等、酸安定剤としてクエン酸、酒石酸、硫
酸、シュウ酸、ホウ酸、リン酸、ピロリン酸等を用いる
ことができ、その他、サポニン、エチルアルコールのよ
うなアルコール類を塗布安定剤として少量添加すること
もできる。
その一方の面に感光液を塗布し感光層を形成するもので
あるが、画像濃度、光感度を改善し、筆記性等を向上さ
せるために、支持体と感光層との間に、無機又は有機の
微粒子と結着剤とからなるプレコート層を設けてもよ
い。無機粒子としては、シリカ、アルミナ、カオリン、
タルク、チタン、水酸化アルミニウム、水酸化マグネシ
ウム等の粒子が挙げられ、有機粒子としては、スチレン
樹脂、尿素−ホルマリン樹脂、ベンゾグアナミン樹脂等
の粒子を挙げることができる。これら粒子の粒径に特に
制限はないが、無機粒子にあっては、通常、0.01〜
10μm、好ましくは、0.1〜3μm、有機粒子にあ
っては、通常、1〜50μm、好ましくは、3〜10μ
mである。
ポリアクリルアミド、カゼイン、ゼラチン、デンプン及
びその誘導体、ポリビニルピロリドン、カルボキシメチ
ルセルロース、メチルセルロース、エチルセルロース、
ヒドロキシエチルセルロース等の水溶性樹脂、ポリ酢酸
ビニル、ポリアクリル酸エステル、塩化ビニル−アクリ
ル酸エステル共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体
等が挙げられ、プレコート層を形成するに当たっては、
これらのエマルジョンが用いられる。このプレコート層
を形成する無機又は有機の微粒子と結着剤と使用割合
は、プレコート層に対し、重量基準で通常は、無機又は
有機の微粒子1.0〜6.0%、結着剤1.0〜6.0
%、好ましくは、無機又は有機の微粒子2.0〜4.0
%、結着剤3.0〜5.0%である。無機又は有機の微
粒子が1.0%未満では、画像濃度、光感度等の改善度
合が小さく、6.0%を越えると、無機又は有機の微粒
子が感光紙から脱落することがあるので望ましくない。
とし、この支持体の一方の面に感光層を形成してなるジ
アゾ感光紙であって、さらに、この支持体の他方の面に
バック層を形成してなるものである。このバック層は、
耐水性及び耐アルカリ性保護層として機能するものであ
り、感光紙を重ねたときの支持体として用いる中性紙中
の填料である炭酸カルシウム、カオリン、タルク、酸化
化チタン等が及ぼす悪影響を遮断して、感光層を保護す
るバリア層である。本発明は、このバック層を、水溶性
有機高分子物質もしくは疎水性樹脂又は水溶性有機高分
子物質もしくは疎水性樹脂と酸性物質との混合物から形
成したことを特徴とジアゾ感光紙である。
としては、澱粉又はポリビニルアルコールが好ましく用
いられる。澱粉としては、コーンスターチ、ピオカスタ
ーチ、ポテトスターチ、小麦澱粉等の生澱粉、これら生
澱粉を原料として、酸素分解、酸化、エーテル化、カチ
オン化、エステル化、アルデヒド化又はアルファ化等の
変性された可溶性澱粉を挙げることができる。
ルを重合し、得られるポリ酢酸ビニルをケン化すること
によって製造される通常のポリビニルアルコールを使用
することができる。ポリビニルアルコールは、各社で数
多く製造されており、代表的なのとしてはクラレ社製ク
ラレポバールシリーズが挙げられる。ポリビニルアルコ
ールの基本特性は、重合度とケン化度により決定される
が、具体的には、完全ケン化タイプとして、PVA−1
05、PVA−110、PVA−117、PVA−11
7H、PVA−120、PVA−124、PVA−12
4H、KL−118、KM−118等があり、部分ケン
化タイプとして、PVA−203、PVA−205、P
VA−210、PVA−217、PVA−220、PV
A−224等を挙げることができる。中でも、重合度が
1500〜2000程度のPVA−117、PVA−1
17H、KL−118、KM−118等のケン化度98
%以上の完全ケン化タイプが好適である。
は、ポリ酢酸ビニル、ポリアクリル酸エステル、スチレ
ン−アクリル酸エステル共重合体又は塩化ビニル−アク
リル酸エステル共重合体等が挙げられる。バック層を形
成するに当たっては、これら疎水性樹脂はエマルジョン
の形態で用いられる。
定形シリカ、無機酸又は有機酸を挙げることができる。
酸性金属塩に特に制限はないが、カルシウム、アルミニ
ウム又は亜鉛の硫酸塩もしくは塩化物の中から選ばれた
少なくとも1種は、好適な酸性金属塩として用いること
ができ、例えば、硫酸カルシウム、硫酸アルミニウム、
硫酸亜鉛、塩化カルシウム、塩化アルミニウム、塩化亜
鉛等が挙げられる。
と称される微粉シリカとコロイダルシリカが知られてお
り、本発明においては、いずれのシリカを用いることが
できる。微粉シリカとしては、日本アエロジル社製のア
エロジルシリーズがあり、アエロジル200Vを挙げる
ことができる。コロイダルシリカとしては、日産化学工
業社製のスノーテックシリーズがあり、ST−20、S
T−30、ST−40、ST−50、ST−C、ST−
N、ST−O、ST−S等が挙げられる。本発明におい
ては、コロイダルシリカがより好ましく使用することが
できる。
不揮発性の酸であればいずれも使用でき、無機酸として
は硫酸、ホウ酸等が、有機酸としてはクエン酸、酒石
酸、リンゴ酸等が挙げられる。
溶性有機高分子物質もしくは疎水性樹脂又は水溶性有機
高分子物質もしくは疎水性樹脂と酸性物質との混合物か
ら形成したものであるが、水溶性有機高分子物質もしく
は疎水性樹脂と酸性物質の使用割合は、バック層に対
し、重量基準で通常は、水溶性有機高分子物質もしくは
疎水性樹脂0.5〜5.0%、酸性物質0.1〜5.0
%、好ましくは、水溶性有機高分子物質もしくは疎水性
樹脂1.0〜3.0%、酸性物質1.0〜3.0%であ
る水溶性有機高分子物質もしくは疎水性樹脂が0.5%
未満では、保存中のプレカップリング防止効果が低下
し、5.0%を越えると、感光紙の感触性(ペーパーラ
イク感)が損なわれることがあるので望ましくない。
に説明するが、本発明はこれら実施例によってなんら限
定されるものではない。なお、「部」、「%」とあるの
は、いずれも重量基準である。また、支持体として用い
た中性紙は、公知の方法で抄造し、表面サイズもコンベ
ンショナルサイズプレス、ゲートロールサイズプレス等
の公知の方法で処理した原紙であり、用いた中性紙は、
下記のとおりである。 〔中性紙1〕パルプ:広葉樹晒クラフトパルプ(LBK
P)100%使用、水抽出液pH7.2。 〔中性紙2〕パルプ:LBKP30%,模造古紙パルプ
70%使用,水抽出液pH6.4。
エアーナイフにて塗布し、乾燥後、付着量1.2g/m
2 のプレコート層を形成した。 〔プレコ−ト層液組成〕 微粉シリカ 3部 ポリ酢酸ビニルエマルジョン(昭和高分子社製、50%) 5部 ポリビニルアルコール水溶液(20%) 5部 水 90部 次いで、このプレコート層の上に、下記組成からなる感
光層液をエアーナイフにより塗布、乾燥し、付着量0.
6g/m2 の感光層を形成した。 〔感光層液組成〕 4−ジアゾ−2,5−ジブトキシフェニルモルホリン 塩化物・1/2塩化亜鉛 1部 2−ヒドロキシ−3−ナフトエ酸モルホリノプロピルアミド 1部 酒石酸 1.5部 カフェイン 0.5部 硫酸アルミニウム 2部 メチルアルコール 1部 サポニン 0.1部 水 98部 さらに、このプレコート層及び感光層を形成した支持体
の反対面に、下記組成からなるバック層液をエアーナイ
フにより塗布、乾燥し、付着量1.0g/m2のバック
層を形成し、ジアゾ感光紙を作成した。 〔バック層液組成〕 可溶性酸化澱粉(10%水溶液) 30部 (日澱化学社製ペトロコートZP−2) 硫酸アルミニウム 2部 水 70部
代えた以外は、実施例1と同様にしてジアゾ感光紙を作
成した。
した。このプレコート層及び感光層を形成した支持体の
反対面に、下記組成からなるバック層液をエアーナイフ
により塗布、乾燥し、付着量1.0g/m2 のバック層
を形成してジアゾ感光紙を作成した。 〔バック層液組成〕 可溶性酸化澱粉(10%水溶液、ホーネン社製SP−1) 30部 酒石酸 2部 水 70部
した。このプレコート層及び感光層を形成した支持体の
反対面に、下記組成からなるバック層液をエアーナイフ
により塗布、乾燥し、付着量1.0g/m2 のバック層
を形成してジアゾ感光紙を作成した。 〔バック層液組成〕 可溶性酸化澱粉(10%水溶液、ホーネン社製SP−1) 30部 塩化亜鉛 2部 クエン酸 2部 水 70部
した。さらに、このプレコート層及び感光層を形成した
支持体の反対面に、下記組成からなるバック層液をエア
ーナイフにより塗布、乾燥し、付着量1.0g/m2の
バック層を形成し、ジアゾ感光紙を作成した。 〔バック層液組成〕 微紛シリカ(20%分散液) 10部 (日本アエロジル社製200V) ポリビニルアルコール(10%水溶液) 30部 (クラレPVA−205 ケン化度88%) 水 60部
代えた以外は、実施例5と同様にしてジアゾ感光紙を作
成した。
した。このプレコート層及び感光層を形成した支持体の
反対面に、下記組成からなるバック層液をエアーナイフ
により塗布、乾燥し、付着量1.0g/m2のバック層
を形成してジアゾ感光紙を作成した。 〔バック層液組成〕 コロイダルシリカ(20%分散液) 10部 (日産化学工業社製 ST−0) ポリビニルアルコール(10%水溶液) 30部 (クラレPVA−117 ケン化度98%) 水 60部
た。さらに、このプレコート層及び感光層を形成した支
持体の反対面に、下記組成からなるバック層液をエアー
ナイフにより塗布、乾燥し、付着量1.0g/m2のバ
ック層を形成してジアゾ感光紙を作成した。 〔バック層液組成〕 ポリビニルアルコール(10%水溶液) 30部 (クラレPVA−205 ケン化度88%) 硫酸アルミニウム 2部 水 70部
た以外は、実施例8と同様にしてジアゾ感光紙を作成し
た。
した。このプレコート層及び感光層を形成した支持体の
反対面に、下記組成からなるバック層液をエアーナイフ
により塗布、乾燥し、付着量1.0g/m2のバック層
を形成してジアゾ感光紙を作成した。 〔バック層液組成〕 ポリビニルアルコール(10%水溶液) 30部 (クラレPVA−117、ケン化度98%) 酒石酸 2部 水 70部
した。このプレコート層及び感光層を形成した支持体の
反対面に、下記組成からなるバック層液をエアーナイフ
により塗布、乾燥し、付着量1.0g/m2のバック層
を形成してジアゾ感光紙を作成した。 〔バック層液組成〕 ポリビニルアルコール(10%水溶液) 30部 (クラレPVA−117、ケン化度98%) 塩化亜鉛 2部 クエン酸 2部 水 70部
た。さらに、このプレコート層及び感光層を形成した支
持体の反対面に、下記組成からなるバック層液をエアー
ナイフにより塗布、乾燥し、付着量1.0g/m2のバ
ック層を形成してジアゾ感光紙を作成した。 〔バック層液組成〕 塩化ビニル−アクリル酸エステル共重合体エマルジョン 6部 (電気化学工業社製、50%) 水 94部
代えた以外は、実施例12と同様にしてジアゾ感光紙を
作成した。
形成した。このプレコート層及び感光層を形成した支持
体の反対面に、下記組成からなるバック層液をエアーナ
イフにより塗布、乾燥し、付着量1.0g/m2のバッ
ク層を形成してジアゾ感光紙を作成した。 〔バック層液組成〕 スチレン−アクリル酸エステル共重合体エマルジョン 6部 (三井化学社製、45%) クエン酸 2部 水 94部
した。このプレコート層及び感光層を形成した支持体の
反対面に、バック液として水のみを付着させ、エアーナ
イフにより塗布、乾燥し、ジアゾ感光紙を作成した。
した。このプレコート層及び感光層を形成した支持体の
反対面に、下記組成からなるバック層液をエアーナイフ
により塗布、乾燥し、付着量0.1g/m2のバック層
を形成してジアゾ感光紙を作成した。 〔バック層液組成〕 エチレングリコール 3部 塩化亜鉛 2部 水 97部
重ねてジアゾ複写機(リコー社製SD−730)で露
光、現像したところ、青色画像が得られた。得られた画
像の発色濃度を、画像部と地肌部について、反射濃度計
(マクベス濃度計RD914型)で測定して評価した。
また、生保存性を評価するため、各サンプルを50℃で
5日間放置し、強制劣化させた後、取り出し、上記複写
機で全面露光し、地肌部の濃度を上記反射濃度計で測定
した。また、地肌部の濃度変化量も算出した。結果を表
1に示す。
して用いたにもかかわらず、生保存性が良好であるのに
対し、比較例のジアゾ感光紙は、カブリが大きく、保存
性に著しく劣ることが分かる。
ングが防止され、高発色性で鮮明な画像を与えることの
できる中性紙を支持体としたジアゾ感光紙が提供され、
感光紙の設計、製造分野に寄与するところは多大であ
る。
Claims (9)
- 【請求項1】 中性紙を支持体とし、該支持体の一方の
面に感光層を形成してなるジアゾ感光紙であって、該支
持体の他方の面に水溶性有機高分子物質もしくは疎水性
樹脂又は水溶性有機高分子物質もしくは疎水性樹脂と酸
性物質との混合物からなるバック層を形成したことを特
徴とするジアゾ感光紙。 - 【請求項2】 支持体が、古紙を原料とする再生パルプ
を50%以上含有するパルプから抄造されたものである
請求項1に記載のジアゾ感光紙。 - 【請求項3】 水溶性有機高分子物質が、澱粉又はポリ
ビニルアルコールである請求項1又は2に記載のジアゾ
感光紙。 - 【請求項4】 ポリビニルアルコールが、ケン化度98
%以上のものである請求項3に記載のジアゾ感光紙。 - 【請求項5】 疎水性樹脂が、ポリ酢酸ビニル、ポリア
クリル酸エステル、スチレン−アクリル酸エステル共重
合体又は塩化ビニル−アクリル酸エステル共重合体であ
る請求項1又は2に記載のジアゾ感光紙。 - 【請求項6】 酸性物質が、酸性金属塩、無定形シリ
カ、無機酸又は有機酸である請求項1〜5のいずれかに
記載のジアゾ感光紙。 - 【請求項7】 酸性金属塩が、カルシウム、アルミニウ
ム又は亜鉛の硫酸塩もしくは塩化物の中から選ばれた少
なくとも1種である請求項6に記載のジアゾ感光紙。 - 【請求項8】 無定形シリカが、コロイダルシリカであ
る請求項6に記載のジアゾ感光紙。 - 【請求項9】無機酸が、硫酸又はホウ酸であり、有機酸
が、クエン酸、酒石酸又はリンゴ酸である請求項6に記
載のジアゾ感光紙。
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