JP2001207848A - 冷却ファンのシュラウドの構造 - Google Patents

冷却ファンのシュラウドの構造

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シュラウドに取り囲まれた冷却ファンを始め
とするシュラウド周辺機器の脱着性向上と冷却効率の向
上とを図れる冷却ファンのシュラウドの構造を提供す
る。 【解決手段】 シュラウド(3) をラジエータ側シュラウ
ド(5) とファン側シュラウド(6) とに分割して構成する
と共に、ファン側シュラウド(6) を少なくとも2分割し
て、分割された一方のファン側シュラウド(6) を外した
ときに冷却ファン(2) を上方に引き上げ可能な開口部を
有するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ラジエータに対面
して設けられた冷却ファンの周りを取り囲むシュラウド
に係り、特に、冷却ファンの脱着性の向上と風量アップ
とを図った冷却ファンのシュラウドの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】図11に示すように、従来から、ラジエ
ータ1に対面して設けられる冷却ファン2の周りには、
冷却ファン2の送風性能を向上する目的で、冷却ファン
2の周りを取り囲むシュラウド13が配設されていて、
シュラウド13と冷却ファン2は通風方向にLだけラッ
プしている。シュラウド13は、ラジエータ1の後部に
ボルト13aにより固定されている。また、冷却ファン
2はエンジン4の一側に回転自在に支持され、図示しな
いVベルトを介してエンジン4により駆動されている。
そして、ラジエータ1とエンジン4は、それぞれ車体フ
レーム10に取着されている。
【0003】上記の構成なので、メンテナンス等のため
に冷却ファン2やエンジン4を脱着する時は、シュラウ
ド13が付いたラジエータ1等のクーリングアセンブリ
をエンジン4と反対方向に移動させるか、あるいは冷却
ファン2が付いたエンジン4をシュラウド13と反対方
向に移動させて、シュラウド13と冷却ファン2のラッ
プ量Lを0にしてから冷却ファン2を外さなければなら
ず、冷却ファン2の脱着が容易でないという問題があ
る。また、シュラウド13内部の角部R1 が空気の流れ
に沿った形状になっていないので、この部分に淀みが生
じて空気がスムーズに流れないため、充分な風量が得ら
れないという問題がある。
【0004】このため、シュラウドを改善したものが考
案されている。その先行技術として、例えば、特開平8
−260968号公報に開示されたラジエータファンシ
ュラウド(以後、シュラウドと言う)の構造があり、図
12,13は同公報に記載されたシュラウドの側面図及
び正面図である。図12,13において、シュラウド1
5を構成する筒体16は、上半部筒体16Aと下半部筒
体16Bとに分割されており、下半部筒体16Bがラジ
エータ1方向に倒れるように、下半部筒体16Bの上縁
部は上半部筒体16Aの下縁部にスプリング17により
回動自由に連結されている。また、下半部筒体16Bの
横幅は、下半部筒体16Bがラジエータ1方向に倒され
た時に、上半部筒体16Aの内側に挿入可能となる幅に
設定されている。これにより、シュラウド15を上方か
ら挿入搭載する時において、冷却ファン2との干渉が生
じず、スムーズに搭載を行うことができるようにすると
共に、シュラウド15にはデッドスペースとなる空間が
形成されず、前後方向幅Hを大きく採ることができるた
め、十分な風量が得られると記載されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記特
開平8−260968号公報に開示された技術では、以
下のような問題がある。シュラウド15の下半部筒体1
6Bは回動自在に取付けられているものの、上半部筒体
16Aは固定されているので、冷却ファン2の脱着時に
は、シュラウド15を取り外す必要があり、作業時間が
かかる。特に装置が大型の場合には、冷却ファン2の脱
着が困難である。また、冷却ファン2とシュラウド15
との間のチップクリアランスを調整するには、ラジエー
タ1に取付けられているシュラウド15全体を動かして
調整する必要がある。したがって、冷却ファン2の全周
に亘ってチップクリアランスを一様に調整することが困
難であり、調整時間がかかると共に十分な風量が得られ
ないという問題がある。さらに、図12,13に示すよ
うに、上半部筒体16A及び下半部筒体16Bの冷却フ
ァン2回転軸に垂直な端面19A,19Bに冷却ファン
2からの風が衝突してシュラウド15の角部R2 に淀み
が生じるので、冷却風の流れがスムーズでなく、冷却効
率が十分でないという問題がある。
【0006】本発明は上記従来の問題点に着目し、冷却
ファンを始めとするシュラウド周辺機器の脱着性の向上
と冷却効率の向上とを図れる冷却ファンのシュラウドの
構造を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段及び作用効果】上記目的を
達成するために、本発明においては、冷却ファンを上方
に引き出す際に、シュラウド全体を取り外したり、ラジ
エータ及びシュラウド、あるいはエンジンをずらすため
に移動したりする必要がないように、冷却ファンを上方
に引き出し可能とする開口部が部分的に得られるように
している。このため、冷却ファンの外周部に位置する部
分のシュラウドのみを部分的に取り外し可能とする分割
構成のシュラウドを備えている。したがって、冷却ファ
ン、エンジン又はラジエータの交換作業が非常に容易と
なり、短時間で交換できる。また、分割したシュラウド
の取付位置をそれぞれこまめに調整することにより、冷
却ファンとシュラウドとの間のチップクリアランスを微
調整することが容易にできるので、風量をアップでき
る。さらに、シュラウドの内面を冷却風がスムーズに流
れるような滑らかな形状に形成しているので、冷却効率
を向上できる。
【0008】以下に、上記を達成するための構成及び作
用効果を詳細に説明する。まず、本発明に係る冷却ファ
ンのシュラウドの構造の第1発明は、ラジエータに対面
して設けられた冷却ファンの周りを取り囲む冷却ファン
のシュラウドの構造において、シュラウドをラジエータ
側シュラウドとファン側シュラウドとに分割して構成す
ると共に、ファン側シュラウドを少なくとも2分割し
て、分割された一方のファン側シュラウドを外したとき
に冷却ファンを上方に引き上げ可能な開口部を有するよ
うにした構成としている。第1発明によれば、分割した
シュラウド構造のうち、一方の上部のファン側シュラウ
ドのみを外せば、シュラウドとの干渉を気にすることな
く冷却ファンを上方に引き上げることができる。したが
って、従来のように、ラジエータ及びシュラウドを含む
クーリングアセンブリやエンジンを前後に移動させる重
作業が不要となり、冷却ファンの脱着作業を容易にでき
る。また、ファン側シュラウドの分割された各部とラジ
エータ側シュラウドとは結合部の自由度が高く、ファン
側シュラウドの分割された各部の取付位置を細かく微調
節することができる。これにより、冷却ファンの全周に
亘って冷却ファンとファン側シュラウドとの間のチップ
クリアランスが一様になるように微調整することが容易
となり、風量をアップして冷却効率を向上できる。
【0009】第2発明は、第1発明において、前記ファ
ン側シュラウドをベルマウス形状としている。第2発明
によれば、ファン側シュラウドをベルマウ形状としたた
め、冷却ファンによって誘起される空気の流れがスムー
ズとなり、風量をアップして冷却効率を向上できる。
【0010】第3発明は、第1発明において、前記ラジ
エータ側シュラウドの内面を滑らかなテーパ形状に形成
している。第3発明によれば、ラジエータ側シュラウド
の内面を滑らかなテーパ形状に形成したため、ファンに
よって誘起される空気がラジエータ側シュラウドの角部
や回転軸線に垂直な前面に当たって淀むことがなく、空
気の流れがスムーズとなるので、風量をアップして冷却
効率を向上できる。
【0011】第4発明は、第1発明において、前記ファ
ン側シュラウドをベルマウス形状とすると共に、前記ラ
ジエータ側シュラウドの内面を滑らかなテーパ形状に形
成した構成としている。第4発明によれば、ファンによ
って誘起される空気がラジエータ側シュラウド及びファ
ン側シュラウドの内面に沿ってスムーズに流れるので、
風量をアップして冷却効率を向上できる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下に、図面を参照して実施形態
について説明する。先ず、第1実施形態について、図1
乃至図8により説明する。図1は、本実施形態に係るシ
ュラウドの側面図であり、図2は図1のZ視図である。
なお、図11,12と同一の構成要素には同一符号を付
して説明を省く。
【0013】図1,2に示ように、ラジエータ1に対面
して冷却ファン2がエンジン4の一側に取り付けられて
いる。この冷却ファン2の周りには、冷却ファン2の送
風性能を向上させるために、冷却ファン2の周りを取り
囲むシュラウド3が配設されている。シュラウド3は、
ラジエータ側シュラウド5と、ファン側シュラウド6と
を有している。ラジエータ側シュラウド5はボックス形
状を、ファン側シュラウド6はベルマウス形状をしてい
る。またラジエータ側シュラウド5は、フランジ5a部
でラジエータ1にボルト7により取り付けられている。
【0014】ファン側シュラウド6は、上部ベルマウス
シュラウド6aと下部ベルマウスシュラウド6bとに上
下に2分割されており、分割部に設けられた結合用のフ
ランジ6cでボルト8により一体に結合されている。そ
して、一体に結合されたファン側シュラウド6は、外周
部でラジエータ側シュラウド5にボルト9により取り付
けられている。
【0015】図3はラジエータ側シュラウド5の正面図
である。同図に示すように、ラジエータ側シュラウド5
は、ラジエータ側の端部周縁にフランジ5aを有し、フ
ランジ5aの内側は空気の通路として開放されている。
また、中央部上方寄りにはファン側シュラウド6の内壁
につながる円形の開口部5dが設けられており、フラン
ジ5aと開口部5dの周縁とをつなぐ側板5cが設けら
れている。これらのフランジ5aと側板5cとによりボ
ックスを形成している。開口部5dのファン側周端部に
は、ファン側シュラウド6の取付用のねじ穴5eを設け
ている。
【0016】また、側板5cのラジエータに対向する内
面は、図3のA−A断面図、B−B断面図、C−C断面
図である図4,5,6にそれぞれ示すように、フランジ
5aから開口部5dの周縁に向けて滑らかにテーパ形状
に形成されていると共に、開口部5dの周縁に沿って周
方向にも滑らかに変化するように形成されている。
【0017】次に、冷却ファン2の取り外しについて、
図1,7により説明する。図7は上部ベルマウスシュラ
ウド6aを外した状態を示す図である。図1に示した状
態から、冷却ファン2を取り外す時は、先ず、上部ベル
マウスシュラウド6aと下部ベルマウスシュラウド6b
とを結合しているボルト8を外す。次いで、上部ベルマ
ウスシュラウド6aとラジエータ側シュラウド5とを結
合しているボルト9を外して、上部ベルマウスシュラウ
ド6aを取り外す。すると、図7に示すように、冷却フ
ァン2の上半分が露出する。したがって、この状態で冷
却ファン2をエンジン4から外して上方に引き上げれる
ことにより、シュラウド5,6との干渉を気にせずに楽
に引き上げることができる。。なお、冷却ファン2を取
り付ける時は、この逆を行えばよい。
【0018】次に、シュラウド3内の空気の流れについ
て、図8により説明する。図8は図2のD−D断面にお
けるシュラウド3内の空気の流れ状態を示す図である。
同図に示すように、ファン側シュラウド6はベルマウス
形状をなしており、その内壁は空気の流れに沿った形状
としている。また、ラジエータ側シュラウド5は、ボッ
クス形状をしているが、開口部5dにつながる側板5c
のラジエータ1に対向している内面を滑らかなテーパ形
状に形成している。
【0019】このような第1実施形態によれば、シュラ
ウド3をラジエータ側シュラウド5と、ファン側シュラ
ウド6とに分割して構成し、しかも、ファン側シュラウ
ド6を、上部ベルマウスシュラウド6aと下部ベルマウ
スシュラウド6bとに上下に2分割したため、上部ベル
マウスシュラウド6aのみを外せば、ファン2を上方に
楽に引き抜くことができる。したがって、冷却ファン2
の脱着に際して、従来のように、ラジエータ1等のクー
リングアセンブリやエンジン4を移動させる等の重作業
が不要となり、軽い上部ベルマウスシュラウド6aのみ
を外せばよいので、冷却ファン2の脱着作業を非常に容
易にできる。
【0020】また、ファン側シュラウド6の上、下部ベ
ルマウスシュラウド6a,6bはボルト8により一体に
結合され、更にこの一体化された上部、下部ベルマウス
シュラウド6a,6bはラジエータ側シュラウド5にボ
ルト9により結合されるので、結合部の自由度が高い。
したがって、冷却ファン2の全周に亘って冷却ファン2
と上部、下部シュラウドベルマウス6a,6b間のチッ
プクリアランスを一様に調整することが容易となり、こ
れにより風量をアップして冷却効率を向上することがで
きる。
【0021】また、ファン側の上部、下部ベルマウスシ
ュラウド6a,6bは内壁面が空気の流れに沿った形状
であり、また、ラジエータ側シュラウド5は内面を滑ら
かなテーパ形状に形成したため、冷却ファン2によって
誘起される空気の流れがスムーズになるので、風量をア
ップして冷却効率を向上することができる。
【0022】次に、第2実施形態について、図9により
説明する。本実施形態は、第1実施形態に対して、ラジ
エータ側シュラウド5を上下に2分割したものである。
すなわち、ラジエータ側シュラウド5は、上部ボックス
シュラウド5Aと下部ボックスシュラウド5Bとに2分
割され、分割部に設けられた結合用のフランジ5Cでボ
ルト8により一体に結合されている。これ以外は第1実
施形態と同様であり、説明は省略する。
【0023】図9に示した状態から、冷却ファン2を取
り外す時は、先ず、第1実施形態の要領に従って上部ベ
ルマウスシュラウド6aを取り外す。次いで、上部ボッ
クスシュラウド5Aと下部ボックスシュラウド5Bとを
結合しているボルト8を外し、更に上部ボックスシュラ
ウド5Aとラジエータ1を結合しているボルト7を外し
て、上部ボックスシュラウド5Aを取り外す。すると、
冷却ファン2の上半分が大きく露出する。
【0024】このような第2実施形態によれば、冷却フ
ァン2の脱着時には、上部ベルマウスシュラウド6aと
上部ボックスシュラウド5Aとを取り外すことにより、
冷却ファン2の上半分を大きく露出させることができ
る。したがって、冷却ファン2の周囲のスペースが大き
くとれるので、足場が悪かったり、工具が充分に準備さ
れていない作業現場においても、シュラウド5,6との
干渉を気にせずに安全に短時間で冷却ファン2の脱着作
業を行うことができる。
【0025】次に、第3実施形態について、図10によ
り説明する。本実施形態は、第1実施形態に対して、フ
ァン側の上部、下部ベルマウスシュラウド6a,6b
を、内周面が円筒形状をなす上部、下部円筒シュラウド
6A,6Bとしたものである。したがって、上部円筒シ
ュラウド6Aを取り外すことにより、冷却ファン2の上
半分を露出させることができる。これ以外は第1実施形
態と同一であり、説明は省略する。
【0026】本実施形態によれば、冷却ファン2の脱着
時には、第1実施形態と全く同一の要領に従って、軽い
上部円筒シュラウド6Aのみを外せばよいので、冷却フ
ァン2の脱着作業を容易に行うことができる。また、フ
ァン側シュラウド6を円筒形状の上部、下部円筒シュラ
ウド6A,6Bとしたため、第1実施形態と比較して製
作が容易でコストを安くできる。
【0027】尚、これまでの実施形態では、冷却ファン
2の脱着作業について説明したが、冷却ファン2を付け
たままエンジン4を車体フレーム10から取り外して引
き上げる場合にも、冷却ファン2のみの脱着時と全く同
様に、ファン側の上部ベルマウスシュラウド6a、ある
いは上部円筒シュラウド6Aのみを外せばよいので、エ
ンジン4の引き上げ作業が非常に容易である。また、ラ
ジエータ1を含むクーリングアセンブリを車体フレーム
10から取り外して引き上げる時には、ファン側の下部
ベルマウスシュラウド6b、あるいは下部円筒シュラウ
ド6Bのみを外せばよいので、クーリングアセンブリの
引き上げ作業が容易である。
【0028】また、これまでの実施形態ではファン側シ
ュラウド6及びラジエータ側シュラウド5を冷却ファン
2の回転軸線を通る略水平面で上下に2分割した例を示
したが、これに限定されず、例えば前記回転軸線を通り
水平面に対して所定角度傾斜した面で上下に2分割して
もよいし、あるいは前記回転軸線の回りの中心角度を1
80度以上と以下に振り分けて上下に2分割してもよ
い。また、分割された一方をさらに分割してもよく、こ
れにより分割シュラウドの軽量化により取り扱いを容易
にしたり、部分的にシュラウドを取り外してシュラウド
内を点検容易にしたりすることができる。
【0029】以上説明したように、本発明による冷却フ
ァンのシュラウドの構造によれば、以下のような効果が
得られる。冷却ファンの脱着に際しては、ファン側の軽
い上部シュラウドのみを外せばよいので、従来のよう
に、クーリングアセンブリ又はエンジンを前後に移動さ
せる等の重作業が不要となり、冷却ファンの脱着作業が
非常に容易である。また、エンジン又はクーリングアセ
ンブリを車体フレームから引き上げる時も、同様にそれ
ぞれファン側の軽い上部シュラウド又は下部シュラウド
のみを外せばよいので、従来のように、エンジン又はク
ーリングアセンブリを前後に移動させる重作業が不要と
なり、引き上げ作業が容易である。
【0030】さらに、ファン側の上部、下部シュラウド
はボルトにより一体に結合され、この一体された上部、
下部シュラウドはラジエータ側のシュラウドにボルトに
より結合されるので、結合部の自由度が高くなる。これ
により、冷却ファンの全周に亘って前記結合部でこまめ
にシュラウド位置調整を行えるので、冷却ファンと上
部、下部シュラウドとの間のチップクリアランスを一様
に調整することが容易となり、風量をアップして冷却効
率を向上できる。また、ファン側の上部、下部ベルマウ
スシュラウドは内壁面が空気の流れに沿った形状であ
り、また、ラジエータ側シュラウドは内面を滑らかなテ
ーパ形状に形成したため、冷却ファンからの空気の流れ
がスムーズになり、風量をアップして冷却効率を向上で
きる。
【0031】さらにまた、ラジエータ側シュラウドを上
部、下部ボックスシュラウドに分割することにより、冷
却ファンやエンジン、又はクーリングアセンブリの脱着
作業を更に容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態に係るシュラウドの側面図であ
る。
【図2】図1のZ視図である。
【図3】第1実施形態のラジエータ側シュラウドの正面
図である。
【図4】図3のA−A断面図である。
【図5】図3のB−B断面図である。
【図6】図3のC−C断面図である。
【図7】上部ベルマウスシュラウドを外した状態を示す
図である。
【図8】第1実施形態のシュラウド内の空気の流れを示
す図である。
【図9】第2実施形態に係るシュラウドの側面図であ
る。
【図10】第3実施形態に係るシュラウドの側面図であ
る。
【図11】従来技術の冷却ファンのシュラウドの側面図
である。
【図12】他の従来技術のシュラウドの側面図である。
【図13】図12の正面図である。
【符号の説明】
1…ラジエータ、2…冷却ファン、3…シュラウド、4
…エンジン、5…ラジエータ側シュラウド、5A…上部
ボックスシュラウド、5B…下部ボックスシュラウド、
6…フアン側シュラウド、6a…上部ベルマウスシュラ
ウド、6b…下部ベルマウスシュラウド、6A…上部円
筒シュラウド、6B…下部円筒シュラウド、7,8,9
…ボルト。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ラジエータ(1) に対面して設けられた冷
    却ファン(2) の周りを取り囲む冷却ファンのシュラウド
    の構造において、 シュラウド(3) をラジエータ側シュラウド(5) とファン
    側シュラウド(6) とに分割して構成すると共に、ファン
    側シュラウド(6) を少なくとも2分割して、分割された
    一方のファン側シュラウド(6) を外したときに冷却ファ
    ン(2) を上方に引き上げ可能な開口部を有するようにし
    たことを特徴とする冷却ファンのシュラウドの構造。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の冷却ファンのシュラウド
    の構造において、 前記ファン側シュラウド(6) をベルマウス形状としたこ
    とを特徴とする冷却ファンのシュラウドの構造。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の冷却ファンのシュラウド
    の構造において、 前記ラジエータ側シュラウド(5) の内面を滑らかなテー
    パ形状に形成したことを特徴とする冷却ファンのシュラ
    ウドの構造。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の冷却ファンのシュラウド
    の構造において、 前記ファン側シュラウド(6) をベルマウス形状とすると
    共に、前記ラジエータ側シュラウド(5) の内面を滑らか
    なテーパ形状に形成したことを特徴とする冷却ファンの
    シュラウドの構造。
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