JP2001207837A - 触媒コンバータのメタル担体 - Google Patents
触媒コンバータのメタル担体Info
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01N—GAS-FLOW SILENCERS OR EXHAUST APPARATUS FOR MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; GAS-FLOW SILENCERS OR EXHAUST APPARATUS FOR INTERNAL COMBUSTION ENGINES
- F01N3/00—Exhaust or silencing apparatus having means for purifying, rendering innocuous, or otherwise treating exhaust
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- F01N3/28—Construction of catalytic reactors
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B01—PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
- B01J—CHEMICAL OR PHYSICAL PROCESSES, e.g. CATALYSIS OR COLLOID CHEMISTRY; THEIR RELEVANT APPARATUS
- B01J35/00—Catalysts, in general, characterised by their form or physical properties
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は触媒コンバータのメタル担体に関
し、熱処理時のロー上がりに起因するコアのセル脱落防
止を図ったメタル担体を提供することを目的とする。 【解決手段】 金属製薄板の波板1と平板3を交互に重
ね、これらを多重に巻回して成形したコア5の排ガス流
出側外周にロー箔材7を巻回し、これらを金属製の外筒
15内に圧入して熱処理することにより波板1と平板3
を拡散接合させると共に、外筒15の内周とコア5の外
周をロー材7-1で接合した触媒コンバータのメタル担体
に於て、上記コア5との接合部位より排ガス流入側に位
置する外筒15の内周に、ロー上がり防止溝19を全周
に亘って設けたことを特徴とする。
し、熱処理時のロー上がりに起因するコアのセル脱落防
止を図ったメタル担体を提供することを目的とする。 【解決手段】 金属製薄板の波板1と平板3を交互に重
ね、これらを多重に巻回して成形したコア5の排ガス流
出側外周にロー箔材7を巻回し、これらを金属製の外筒
15内に圧入して熱処理することにより波板1と平板3
を拡散接合させると共に、外筒15の内周とコア5の外
周をロー材7-1で接合した触媒コンバータのメタル担体
に於て、上記コア5との接合部位より排ガス流入側に位
置する外筒15の内周に、ロー上がり防止溝19を全周
に亘って設けたことを特徴とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関等の排気
系に装着する触媒コンバータのメタル担体に関する。
系に装着する触媒コンバータのメタル担体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、内燃機関の排気系には、排ガスを
浄化する触媒コンバータが装着されており、これに用い
る触媒担体として、昨今、Fe−Cr−Al系フェライ
トステンレス箔材(20Cr−5Al−La−Fe)等
の金属製薄板からなるメタル担体が広く使用されてい
る。
浄化する触媒コンバータが装着されており、これに用い
る触媒担体として、昨今、Fe−Cr−Al系フェライ
トステンレス箔材(20Cr−5Al−La−Fe)等
の金属製薄板からなるメタル担体が広く使用されてい
る。
【0003】そして、従来、このメタル担体の製造方法
として、特開平5−131143号公報又は図4乃至図
7に示すように、金属製薄板からなる帯状の波板1と平
板3を交互に重ね、これらを多重に巻回して断面円形状
或いは断面レーシングトラック形状のコア(ハニカム
体)5を形成した後、コア5のリヤ側(排ガス流出側)
またはその中央部の外周にNiロー箔材7を巻回し、こ
れらを金属製の外筒9内に圧入して真空状態で加熱(熱
処理)することにより、波板1と平板3を拡散接合させ
ると共に、外筒9とコア5をロー付け接合するメタル担
体11,13の製造方法が知られている。
として、特開平5−131143号公報又は図4乃至図
7に示すように、金属製薄板からなる帯状の波板1と平
板3を交互に重ね、これらを多重に巻回して断面円形状
或いは断面レーシングトラック形状のコア(ハニカム
体)5を形成した後、コア5のリヤ側(排ガス流出側)
またはその中央部の外周にNiロー箔材7を巻回し、こ
れらを金属製の外筒9内に圧入して真空状態で加熱(熱
処理)することにより、波板1と平板3を拡散接合させ
ると共に、外筒9とコア5をロー付け接合するメタル担
体11,13の製造方法が知られている。
【0004】尚、上述したレーシングトラック形状と
は、対向する2つの直線部分とこれらを連結して対向す
る2つの半円部分からなる陸上競技のトラック形状に類
似する略楕円形状をいう。
は、対向する2つの直線部分とこれらを連結して対向す
る2つの半円部分からなる陸上競技のトラック形状に類
似する略楕円形状をいう。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】而して、上述の如き従
来の製造方法によると、図8の如く熱処理時に溶け出し
たロー材7-1が、毛細管現象によりコア5のフロント側
(排ガス流入側)まで上がってコア5のフロント側が外
筒9に部分的に接合してしまったり、また、図9に示す
ように溶けたロー材7-1がコア5のフロント側やリヤ側
に流れ出して、コア5のフロント側やリヤ側が外筒9に
部分的に接合されてしまうことがあった。
来の製造方法によると、図8の如く熱処理時に溶け出し
たロー材7-1が、毛細管現象によりコア5のフロント側
(排ガス流入側)まで上がってコア5のフロント側が外
筒9に部分的に接合してしまったり、また、図9に示す
ように溶けたロー材7-1がコア5のフロント側やリヤ側
に流れ出して、コア5のフロント側やリヤ側が外筒9に
部分的に接合されてしまうことがあった。
【0006】しかし乍ら、コア5と外筒9には熱膨張差
があるため、斯様にコア5が外筒9に部分的に接合され
てしまうと、特に熱履歴の大きいフロント側では、外筒
9に接合されている部位のコア5が自らの熱収縮に追従
できずに破断し、また、コア5と外筒9との接合部位に
振動による応力集中が生ずることも相俟って、図10に
示すようにコア5にセル脱落が発生してしまう虞があっ
た。
があるため、斯様にコア5が外筒9に部分的に接合され
てしまうと、特に熱履歴の大きいフロント側では、外筒
9に接合されている部位のコア5が自らの熱収縮に追従
できずに破断し、また、コア5と外筒9との接合部位に
振動による応力集中が生ずることも相俟って、図10に
示すようにコア5にセル脱落が発生してしまう虞があっ
た。
【0007】本発明は斯かる実情に鑑み案出されたもの
で、熱処理時のロー上がりに起因するコアのセル脱落防
止を図った触媒コンバータのメタル担体を提供すること
を目的とする。
で、熱処理時のロー上がりに起因するコアのセル脱落防
止を図った触媒コンバータのメタル担体を提供すること
を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】斯かる目的を達成するた
め、請求項1に係る発明は、金属製薄板の波板と平板を
交互に重ね、これらを多重に巻回して成形したコアの排
ガス流出側外周にロー箔材を巻回し、これらを金属製の
外筒内に圧入して熱処理することにより波板と平板を拡
散接合させると共に、外筒の内周とコアの外周をロー材
で接合した触媒コンバータのメタル担体に於て、上記コ
アとの接合部位より排ガス流入側に位置する外筒の内周
に、ロー上がり防止溝を全周に亘って設けたことを特徴
とする。
め、請求項1に係る発明は、金属製薄板の波板と平板を
交互に重ね、これらを多重に巻回して成形したコアの排
ガス流出側外周にロー箔材を巻回し、これらを金属製の
外筒内に圧入して熱処理することにより波板と平板を拡
散接合させると共に、外筒の内周とコアの外周をロー材
で接合した触媒コンバータのメタル担体に於て、上記コ
アとの接合部位より排ガス流入側に位置する外筒の内周
に、ロー上がり防止溝を全周に亘って設けたことを特徴
とする。
【0009】そして、請求項2に係る発明は、金属製薄
板の波板と平板を交互に重ね、これらを多重に巻回して
成形したコアの中央部外周にロー箔材を巻回し、これら
を金属製の外筒内に圧入して熱処理することにより波板
と平板を拡散接合させると共に、外筒の内周とコアの外
周をロー材で接合した触媒コンバータのメタル担体に於
て、上記コアとの接合部位より排ガス流入側及び排ガス
流出側に位置する外筒の内周に、ロー上がり防止溝を全
周に亘って設けたものである。
板の波板と平板を交互に重ね、これらを多重に巻回して
成形したコアの中央部外周にロー箔材を巻回し、これら
を金属製の外筒内に圧入して熱処理することにより波板
と平板を拡散接合させると共に、外筒の内周とコアの外
周をロー材で接合した触媒コンバータのメタル担体に於
て、上記コアとの接合部位より排ガス流入側及び排ガス
流出側に位置する外筒の内周に、ロー上がり防止溝を全
周に亘って設けたものである。
【0010】(作用)請求項1に係るメタル担体によれ
ば、その製造時に熱処理によって溶け出したロー材が、
毛細管現象によりコアの排ガス流入側へ上がろうとする
が、ロー材は外筒の内周に設けたロー上がり防止溝に溜
まって、コアの排ガス流入側へのロー上がりが防止され
ることとなる。
ば、その製造時に熱処理によって溶け出したロー材が、
毛細管現象によりコアの排ガス流入側へ上がろうとする
が、ロー材は外筒の内周に設けたロー上がり防止溝に溜
まって、コアの排ガス流入側へのロー上がりが防止され
ることとなる。
【0011】そして、請求項2に係るメタル担体によれ
ば、その製造工程に於ける熱処理時に、ロー箔材が溶け
てロー材が毛細管現象によりコアの排ガス流入側や排ガ
ス流出側に流れ出ようとするが、ロー材は外筒の内周に
設けたロー上がり防止溝に溜まって、それ以上の流出が
防止されることとなる。
ば、その製造工程に於ける熱処理時に、ロー箔材が溶け
てロー材が毛細管現象によりコアの排ガス流入側や排ガ
ス流出側に流れ出ようとするが、ロー材は外筒の内周に
設けたロー上がり防止溝に溜まって、それ以上の流出が
防止されることとなる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。尚、図4以下に示す従来例と同一の
ものは同一符号を以って表示する。
基づいて説明する。尚、図4以下に示す従来例と同一の
ものは同一符号を以って表示する。
【0013】図1及び図2は請求項1に係るメタル担体
の一実施形態を示し、図中、15はSUS430のフェ
ライト系ステンレスで成形された円筒形状の外筒で、当
該外筒15の内径mは、これに圧入する図4のコア5の
外径nより小径とされている。そして、図5に示すメタ
ル担体11と同様、本実施形態に係るメタル担体17
も、リヤ側外周にロー箔材7を巻回したコア5を上記外
筒15内に圧入した後、これらを真空状態で加熱して波
板1と平板3を拡散接合させると共に、外筒15の内周
とコア5の外周をロー材で接合して製造されるが、図示
するように本実施形態は、コア5との接合部位よりフロ
ント側に位置する外筒15の内周に、ロー上がり防止溝
19を全周に亘って設けたことを特徴とする。
の一実施形態を示し、図中、15はSUS430のフェ
ライト系ステンレスで成形された円筒形状の外筒で、当
該外筒15の内径mは、これに圧入する図4のコア5の
外径nより小径とされている。そして、図5に示すメタ
ル担体11と同様、本実施形態に係るメタル担体17
も、リヤ側外周にロー箔材7を巻回したコア5を上記外
筒15内に圧入した後、これらを真空状態で加熱して波
板1と平板3を拡散接合させると共に、外筒15の内周
とコア5の外周をロー材で接合して製造されるが、図示
するように本実施形態は、コア5との接合部位よりフロ
ント側に位置する外筒15の内周に、ロー上がり防止溝
19を全周に亘って設けたことを特徴とする。
【0014】尚、ロー上がり防止溝19の溝幅や溝深さ
は、製造するメタル担体の容積や使用するロー箔材の容
量に応じて適宜選択される。本実施形態に係るメタル担
体17はこのように構成されているから、図2に示すよ
うにその製造時に熱処理によって溶け出したロー材7-1
が、毛細管現象によりコア5のフロント側へ上がろうと
するが、ロー材7-1は外筒15の内周に設けたロー上が
り防止溝19に溜まって、コア5のフロント側へのロー
上がりが防止されることとなる。
は、製造するメタル担体の容積や使用するロー箔材の容
量に応じて適宜選択される。本実施形態に係るメタル担
体17はこのように構成されているから、図2に示すよ
うにその製造時に熱処理によって溶け出したロー材7-1
が、毛細管現象によりコア5のフロント側へ上がろうと
するが、ロー材7-1は外筒15の内周に設けたロー上が
り防止溝19に溜まって、コア5のフロント側へのロー
上がりが防止されることとなる。
【0015】従って、本実施形態によれば、外筒15と
コア5のフロント側との部分的な接合がなくなり、この
結果、コア5のセル脱落防止が可能となった。図3は請
求項2に係るメタル担体の一実施形態を示し、図中、2
1は上記外筒15と同一材料で成形された外筒で、当該
外筒21の内径mも、これに圧入されるコア5の外径n
より小径とされている。
コア5のフロント側との部分的な接合がなくなり、この
結果、コア5のセル脱落防止が可能となった。図3は請
求項2に係るメタル担体の一実施形態を示し、図中、2
1は上記外筒15と同一材料で成形された外筒で、当該
外筒21の内径mも、これに圧入されるコア5の外径n
より小径とされている。
【0016】そして、図7に示すメタル担体13と同
様、本実施形態に係るメタル担体23は、中央部の外周
にロー箔材7を巻回したコア5を外筒21内に圧入した
後、これらを真空状態で加熱して波板1と平板3を拡散
接合させると共に、外筒21の内周とコア5の外周をロ
ー材で接合して製造されるが、本実施形態は、コア5と
の接合部位よりフロント側及びリヤ側に位置する外筒2
1の内周に、夫々、ロー上がり防止溝23,25を全周
に亘って設けたもので、各ロー上がり防止溝23,25
の溝幅や溝深さは、製造するメタル担体の容積や使用す
るロー箔材の容量に応じて適宜選択される。
様、本実施形態に係るメタル担体23は、中央部の外周
にロー箔材7を巻回したコア5を外筒21内に圧入した
後、これらを真空状態で加熱して波板1と平板3を拡散
接合させると共に、外筒21の内周とコア5の外周をロ
ー材で接合して製造されるが、本実施形態は、コア5と
の接合部位よりフロント側及びリヤ側に位置する外筒2
1の内周に、夫々、ロー上がり防止溝23,25を全周
に亘って設けたもので、各ロー上がり防止溝23,25
の溝幅や溝深さは、製造するメタル担体の容積や使用す
るロー箔材の容量に応じて適宜選択される。
【0017】本実施形態に係るメタル担体23はこのよ
うに構成されているから、図3に示すようにその製造工
程に於ける熱処理時に、ロー箔材7が溶けてロー材7-1
が毛細管現象によりコア5のフロント側やリヤ側に流れ
出ようとするが、ロー材7-1は外筒21の内周に設けた
ロー上がり防止溝23,25に溜まって、それ以上の流
出が防止されることとなる。
うに構成されているから、図3に示すようにその製造工
程に於ける熱処理時に、ロー箔材7が溶けてロー材7-1
が毛細管現象によりコア5のフロント側やリヤ側に流れ
出ようとするが、ロー材7-1は外筒21の内周に設けた
ロー上がり防止溝23,25に溜まって、それ以上の流
出が防止されることとなる。
【0018】従って、本実施形態によれば、外筒21と
コア5のフロント側やリヤ側との部分的な接合がなくな
り、この結果、コア5のセル脱落の発生を防止すること
が可能となった。尚、上記各実施形態では、外筒15,
21の内周に凹状のロー上がり防止溝19,25,27
を設けてロー材7-1のロー上がりを防止したが、その他
の構成として、例えばリヤ側外周にロー箔材を巻回した
コアを外筒内に圧入した後、コアとの接合部位よりフロ
ント側に位置する外筒の一部を内方へ全周に亘って突出
させてコアの最外層を潰すことで、熱処理時のロー材の
ロー上がりを防止してもよい。
コア5のフロント側やリヤ側との部分的な接合がなくな
り、この結果、コア5のセル脱落の発生を防止すること
が可能となった。尚、上記各実施形態では、外筒15,
21の内周に凹状のロー上がり防止溝19,25,27
を設けてロー材7-1のロー上がりを防止したが、その他
の構成として、例えばリヤ側外周にロー箔材を巻回した
コアを外筒内に圧入した後、コアとの接合部位よりフロ
ント側に位置する外筒の一部を内方へ全周に亘って突出
させてコアの最外層を潰すことで、熱処理時のロー材の
ロー上がりを防止してもよい。
【0019】また、上記各実施形態では、コア5を形成
する平板3を平坦な帯状の金属製薄板としたが、平板3
として山の高さが波板1より十分小さい小波付きの平板
を用いてもよい。
する平板3を平坦な帯状の金属製薄板としたが、平板3
として山の高さが波板1より十分小さい小波付きの平板
を用いてもよい。
【0020】
【発明の効果】以上述べたように、請求項1に係るメタ
ル担体によれば、製造時に熱処理によって溶け出したロ
ー材が、毛細管現象によりコアの排ガス流入側へ上がろ
うとするが、ロー材は外筒の内周に設けたロー上がり防
止溝に溜まってロー上がりが防止されるため、外筒とコ
アの排ガス流入側との部分的な接合がなくなって、コア
のセル脱落防止が可能となった。
ル担体によれば、製造時に熱処理によって溶け出したロ
ー材が、毛細管現象によりコアの排ガス流入側へ上がろ
うとするが、ロー材は外筒の内周に設けたロー上がり防
止溝に溜まってロー上がりが防止されるため、外筒とコ
アの排ガス流入側との部分的な接合がなくなって、コア
のセル脱落防止が可能となった。
【0021】そして、請求項2に係るメタル担体によれ
ば、製造時に熱処理によって溶け出したロー材が、コア
の排ガス流入側や排ガス流出側に流れ出ようとするが、
ロー材は外筒の内周に設けたロー上がり防止溝に溜まっ
てそれ以上の流出が防止されるため、外筒とコアの排ガ
ス流入側や排ガス流出側との部分的な接合がなくなっ
て、コアのセル脱落の発生を防止することが可能となっ
た。
ば、製造時に熱処理によって溶け出したロー材が、コア
の排ガス流入側や排ガス流出側に流れ出ようとするが、
ロー材は外筒の内周に設けたロー上がり防止溝に溜まっ
てそれ以上の流出が防止されるため、外筒とコアの排ガ
ス流入側や排ガス流出側との部分的な接合がなくなっ
て、コアのセル脱落の発生を防止することが可能となっ
た。
【図1】請求項1の一実施形態に係るメタル担体の外筒
の斜視図である。
の斜視図である。
【図2】請求項1の一実施形態に係るメタル担体の斜視
図である。
図である。
【図3】請求項2の一実施形態に係るメタル担体の斜視
図である。
図である。
【図4】従来のメタル担体の外筒とコアの斜視図であ
る。
る。
【図5】従来のメタル担体の斜視図である。
【図6】従来の他のメタル担体の外筒とコアの斜視図で
ある。
ある。
【図7】従来の他のメタル担体の斜視図である。
【図8】図5に示すメタル担体の熱処理時に於けるロー
材のロー上がりを示す説明図である。
材のロー上がりを示す説明図である。
【図9】図7に示すメタル担体の熱処理時に於けるロー
材のロー上がりを示す説明図である。
材のロー上がりを示す説明図である。
【図10】セル脱落が発生したコアの排ガス流入側の斜
視図である。
視図である。
1 波板 3 平板 5 コア 7 ロー箔材 7-1 ロー材 15,21 外筒 17,23 メタル担体 19,25,27 ロー上がり防止溝
Claims (2)
- 【請求項1】 金属製薄板の波板(1)と平板(3)を
交互に重ね、これらを多重に巻回して成形したコア
(5)の排ガス流出側外周にロー箔材(7)を巻回し、
これらを金属製の外筒(15)内に圧入して熱処理する
ことにより波板(1)と平板(3)を拡散接合させると
共に、外筒(15)の内周とコア(5)の外周をロー材
(7-1)で接合した触媒コンバータのメタル担体に於
て、 上記コア(5)との接合部位より排ガス流入側に位置す
る外筒(15)の内周に、ロー上がり防止溝(19)を
全周に亘って設けたことを特徴とする触媒コンバータの
メタル担体。 - 【請求項2】 金属製薄板の波板(1)と平板(3)を
交互に重ね、これらを多重に巻回して成形したコア
(5)の中央部外周にロー箔材(7)を巻回し、これら
を金属製の外筒(21)内に圧入して熱処理することに
より波板(1)と平板(3)を拡散接合させると共に、
外筒(21)の内周とコア(5)の外周をロー材(7-
1)で接合した触媒コンバータのメタル担体に於て、 上記コア(5)との接合部位より排ガス流入側及び排ガ
ス流出側に位置する外筒(21)の内周に、ロー上がり
防止溝(25,27)を全周に亘って設けたことを特徴
とする触媒コンバータのメタル担体。
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