JPH0788382A - 金属触媒担体ユニットの製造方法 - Google Patents

金属触媒担体ユニットの製造方法

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JPH0788382A
JPH0788382A JP5233811A JP23381193A JPH0788382A JP H0788382 A JPH0788382 A JP H0788382A JP 5233811 A JP5233811 A JP 5233811A JP 23381193 A JP23381193 A JP 23381193A JP H0788382 A JPH0788382 A JP H0788382A
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JP
Japan
Prior art keywords
catalyst carrier
metal catalyst
carrier unit
flat plate
corrugated plate
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Pending
Application number
JP5233811A
Other languages
English (en)
Inventor
Norio Ebisawa
紀夫 海老沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Marelli Corp
Original Assignee
Calsonic Corp
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Publication date
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Publication of JPH0788382A publication Critical patent/JPH0788382A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、自動車,産業用車両等に、排気ガ
スを浄化するために搭載される金属触媒コンバータに用
いられる金属触媒担体ユニットの製造方法に関し、金属
触媒担体の中心部における波板と平板との拡散接合によ
る接合強度を従来より大幅に増大することを目的とす
る。 【構成】 外筒21内に、波板と平板とを重ね多重に巻
回してなる金属触媒担体23を嵌挿した後、前記金属触
媒担体23の中心に拡径部材29を挿入し、前記波板と
平板との接触圧力を増大し、この状態で前記波板と平板
とを拡散接合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車,産業用車両等
に、排気ガスを浄化するために搭載される金属触媒コン
バータに用いられる金属触媒担体ユニットの製造方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、自動車の排気系には、排気ガス
を浄化するために金属触媒コンバータが配置されてお
り、この金属触媒コンバータには、例えば、実開平4−
53450号公報,特公昭57−55886号公報等に
開示されるような金属触媒担体ユニットが構成部品とし
て用いられている。
【0003】図9および図10は、この種の金属触媒担
体ユニットを示すもので、図において符号11は、金属
からなる円筒状の外筒を示している。この外筒11内に
は、金属触媒担体13が嵌挿されている。
【0004】金属触媒担体13は、図11に示すよう
に、金属製の波板15と平板17とを交互に重ね、これ
等を円形形状に多重に巻回して形成されている。そし
て、外筒11の排気ガス流出側には、絞り部19が形成
されている。
【0005】上述した金属触媒担体ユニットは、絞り部
19が形成されていない状態の外筒11内に、金属触媒
担体13を嵌挿した後、外筒11の一側を絞り加工する
ことにより絞り部19を形成し、金属触媒担体13を縮
径し、波板15と平板17との接触圧力を増大し、この
状態で真空炉内で熱処理し、波板15と平板17とを拡
散接合することにより製造される。
【0006】このような金属触媒担体ユニットの製造方
法では、金属触媒担体13を外側から縮径し、波板15
と平板17との接触圧力を増大した状態で、波板15と
平板17との拡散接合が行われるため、波板15と平板
17との拡散接合による接合強度を向上することができ
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
金属触媒担体ユニットの製造方法では、金属触媒担体1
3を外側から縮径しているため、金属触媒担体13の外
側においては、波板15と平板17との接触圧力を充分
に増大することができるが、金属触媒担体13の中心部
においては、波板15と平板17との接触圧力の増大が
小さく、このため、排気ガスの流速が大きく、充分な接
合強度が要求される中心部における波板15と平板17
との接合強度を充分に確保することが困難であるという
問題があった。
【0008】本発明は、かかる従来の問題を解決するた
めになされたもので、金属触媒担体の中心部における波
板と平板との拡散接合による接合強度を従来より大幅に
増大することができる金属触媒担体ユニットの製造方法
を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係わる金属触媒
担体ユニットの製造方法は、外筒内に、波板と平板とを
重ね多重に巻回してなる金属触媒担体を嵌挿した後、前
記金属触媒担体の中心に拡径部材を挿入し、前記波板と
平板との接触圧力を増大し、この状態で前記波板と平板
とを拡散接合するものである。
【0010】
【作用】本発明の金属触媒担体ユニットの製造方法で
は、外筒内に嵌挿される金属触媒担体の中心に拡径部材
を挿入するようにしたので、特に、金属触媒担体の中心
部における波板と平板との接触圧力が増大し、この状態
で波板と平板とを拡散接合することにより金属触媒担体
の中心部における波板と平板との拡散接合による接合強
度を増大することができる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の詳細を図面に示す実施例につ
いて説明する。図1および図2は、本発明の金属触媒担
体ユニットの製造方法の第1の実施例により製造された
金属触媒担体ユニットを示しており、図において、符号
21は、金属からなる円筒状の外筒を示している。
【0012】この外筒21内には、金属触媒担体23が
嵌挿されている。金属触媒担体23は、金属製の波板2
5と平板27とを交互に重ね、これ等を円形形状に多重
に巻回して形成されている。
【0013】そして、金属触媒担体23の排気ガス流出
側の中心部には、拡径部材29が挿入されている。拡径
部材29は、円柱状の金属からなり、先端に先細り部2
9aが形成されている。
【0014】波板25と平板27とは、拡散接合により
相互に接合され、金属触媒担体23と外筒21とは、拡
径部材29が挿入される長さLの範囲においてろう付け
により接合されている。
【0015】上述した金属触媒担体ユニットは、以下述
べるようにして製造される。先ず、図3に示すように、
波板25と平板27とを重ねて巻回してなる金属触媒担
体23の一側の外周に、幅Lのろう箔材31が巻回さ
れ、ろう箔材31が巻回された金属触媒担体23が外筒
21内に嵌挿される。
【0016】この後、金属触媒担体23の中心に拡径部
材29が挿入され、波板25と平板27との接触圧力が
増大される。そして、この状態で金属触媒担体ユニット
が真空炉内に収容され、所定の温度で熱処理することに
より、波板25と平板27とが拡散接合され、また、ろ
う箔材31の巻回部において、外筒21と金属触媒担体
23とがろう付けされる。
【0017】しかして、上述した金属触媒担体ユニット
の製造方法では、外筒21内に嵌挿される金属触媒担体
23の中心に拡径部材29を挿入するようにしたので、
金属触媒担体23の中心部における波板25と平板27
との接触圧力を増大した状態で波板25と平板27とを
拡散接合することが可能になり、金属触媒担体23の中
心部における波板25と平板27との拡散接合による接
合強度を従来より大幅に増大することができる。
【0018】従って、排気ガスの流速が大きいため、充
分な接合強度が要求される金属触媒担体23の中心部に
おける波板25と平板27との接合強度を充分に確保す
ることが容易に可能になる。
【0019】図4および図5は、本発明の金属触媒担体
ユニットの製造方法の第2の実施例により製造された金
属触媒担体ユニットを示しており、この金属触媒担体ユ
ニットでは、金属触媒担体23の拡径部材29の挿入部
に、十字状にスリット23aが形成されている。
【0020】スリット23aの形成は、波板25と平板
27とを巻回して金属触媒担体23を形成した後に、金
属触媒担体23の一側をワイヤーカッター等を用いて溝
加工することにより行われる。
【0021】上述した金属触媒担体ユニットでは、拡径
部材29の挿入部に十字状のスリット23aを形成した
ので、スリット23aの形成された部分において、波板
25と平板27との剛性が比較的弱くなっているため、
金属触媒担体23の中心部に拡径部材29を挿入する
と、波板25と平板27とが全体的に外方に向けて比較
的容易に変形する。
【0022】従って、金属触媒担体23の中心部のみで
なく、外周側においても、波板25と平板27との接触
圧力を増大することが可能になり、金属触媒担体23の
全体にわたって波板25と平板27との拡散接合による
接合強度を増大することができる。
【0023】図6および図7は、本発明の金属触媒担体
ユニットの製造方法の第3の実施例により製造された金
属触媒担体ユニットを示しており、この金属触媒担体ユ
ニットでは、外筒21に絞り部21aが形成され、金属
触媒担体23の中心部に拡径部材29が挿入されてい
る。
【0024】そして、絞り部21aの形成は、金属触媒
担体23の中心部に拡径部材29を挿入した後、外筒2
1の一側を絞り加工することにより行われる。上述した
金属触媒担体ユニットでは、金属触媒担体23の中心部
への拡径部材29の挿入により、主に、金属触媒担体2
3の中心部の波板25と平板27との接触圧力が増大さ
れ、一方、絞り部21aの形成により、主に、金属触媒
担体23の外側部の波板25と平板27との接触圧力が
増大されるため、金属触媒担体23の中心部のみでな
く、外周側においても、波板25と平板27との接触圧
力を増大することが可能になり、金属触媒担体23の全
体にわたって波板25と平板27との拡散接合による接
合強度を増大することができる。
【0025】図8は、本発明の金属触媒担体ユニットの
製造方法の第4の実施例により製造された金属触媒担体
ユニットを示しており、この金属触媒担体ユニットで
は、金属触媒担体23の一側、すなわち、排気ガス流出
側にのみ比較的幅の狭い外筒21Aが被嵌されており、
この部に位置する金属触媒担体23の中心部に拡径部材
29が挿入されている。
【0026】この金属触媒担体ユニットにおいても、第
1の実施例とほぼ同様の効果を得ることができる。な
お、以上述べた実施例では、外筒21と金属触媒担体2
3とをろう付けにより接合した例について述べたが、本
発明は、かかる実施例に限定されるものではなく、例え
ば拡散接合により接合しても良い。
【0027】また、以上述べた実施例では、断面円形形
状の金属触媒担体23に本発明を適用した例について述
べたが、本発明は、かかる実施例に限定されるものでは
なく、例えば、断面楕円形状等の金属触媒担体にも適用
できる。
【0028】さらに、以上述べた実施例では、凹凸のな
い平板を使用した例について述べたが、本発明は、かか
る実施例に限定されるものではなく、小波等の凹凸が形
成されている平板を使用しても良いことは勿論である。
【0029】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の金属触媒担
体ユニットの製造方法では、外筒内に嵌挿される金属触
媒担体の中心に拡径部材を挿入するようにしたので、金
属触媒担体の中心部における波板と平板との接触圧力を
増大した状態で波板と平板とを拡散接合することが可能
になり、金属触媒担体の中心部における波板と平板との
拡散接合による接合強度を従来より大幅に増大すること
ができるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の金属触媒担体ユニットの製造方法の第
1の実施例により製造された金属触媒担体ユニットを示
す断面図である。
【図2】図1の金属触媒担体ユニットを示す側面図であ
る。
【図3】図1の金属触媒担体にろう箔材を巻回した状態
を示す斜視図である。
【図4】本発明の金属触媒担体ユニットの製造方法の第
2の実施例により製造された金属触媒担体ユニットを示
す断面図である。
【図5】図4の金属触媒担体ユニットを示す側面図であ
る。
【図6】本発明の金属触媒担体ユニットの製造方法の第
3の実施例により製造された金属触媒担体ユニットを示
す断面図である。
【図7】図6の金属触媒担体ユニットを示す側面図であ
る。
【図8】本発明の金属触媒担体ユニットの製造方法の第
4の実施例により製造された金属触媒担体ユニットを示
す断面図である。
【図9】従来の金属触媒担体ユニットの製造方法により
製造された金属触媒担体ユニットを示す断面図である。
【図10】図9の金属触媒担体ユニットを示す側面図で
ある。
【図11】波板と平板とを巻回している状態を示す斜視
図である。
【符号の説明】
21,21A 外筒 23 金属触媒担体 25 波板 27 平板 29 拡径部材

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外筒(21)内に、波板(25)と平板
    (27)とを重ね多重に巻回してなる金属触媒担体(2
    3)を嵌挿した後、前記金属触媒担体(23)の中心に
    拡径部材(29)を挿入し、前記波板(25)と平板
    (27)との接触圧力を増大し、この状態で前記波板
    (25)と平板(27)とを拡散接合することを特徴と
    する金属触媒担体ユニットの製造方法。
JP5233811A 1993-09-20 1993-09-20 金属触媒担体ユニットの製造方法 Pending JPH0788382A (ja)

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