JP2578918Y2 - メタル担体 - Google Patents
メタル担体Info
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- JP2578918Y2 JP2578918Y2 JP1992087009U JP8700992U JP2578918Y2 JP 2578918 Y2 JP2578918 Y2 JP 2578918Y2 JP 1992087009 U JP1992087009 U JP 1992087009U JP 8700992 U JP8700992 U JP 8700992U JP 2578918 Y2 JP2578918 Y2 JP 2578918Y2
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- JP
- Japan
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- outer cylinder
- honeycomb body
- metal carrier
- chamfer
- metal
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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- Exhaust Gas After Treatment (AREA)
- Catalysts (AREA)
Description
排出される排気ガスを浄化するために使用するメタル担
体に関するものである。
えば特公昭57−55886号公報に示されるように、
耐熱金属からなる平板と波板とを交互に重ねたハニカム
体を耐熱金属からなる外筒に収納したものが種々開発さ
れ、既に一部実用に供されており、この種メタル担体の
製造方法としては、前記ハニカム体を該ハニカム体の案
内用テーパ面を有する筒状ガイドを介して外筒内に圧入
して生産する方法が一般的である。そして、歩留りよく
メタル担体を生産するためには、前記圧入工程において
筒状ガイドの内径と外筒内径とを完全に一致した状態で
行うことが理想である。
精度上から少なくとも0.2mm程度のバラツキが発生す
るため、ハニカム体を外筒内に圧入する際にハニカム体
の外周面が外筒により必要以上に絞り込まれて塑性変形
してしまうという現象や、ハニカム体の外周面に添装し
てある外筒との接合用ろう箔材が剥離してしまうという
現象が生じ、この結果、不良品の発生率が高く生産効率
に劣るという問題点があった。一方、前記外筒の内径を
バラツキなく寸法通りに加工することも種々試みられて
はいるが、そのような精密加工は極めてコストが高くな
るため、安価な製品を大量に供給することができないと
いう問題点があった。
従来の問題点を解決して、外筒の内径に多少のバラツキ
があってもハニカム体を外筒内になんら損傷なく圧入す
ることができ、高品質の製品を効率よく大量に、しかも
極めて低コストで生産することができるメタル担体を提
供することを目的として完成されたものである。
めになされた本考案のメタル担体は、耐熱金属からなる
平板と波板とを交互に重ねて巻回したハニカム体を耐熱
金属からなる筒壁内部に空間層を有しない中実の外筒に
収納したメタル担体において、前記外筒の少なくとも一
端内周面には該端縁に向けて徐々に拡開するハニカム体
挿入補助用のテーパ状チャンファーを設けたことを特徴
とするものである。
筒内に収納されたメタル担体として自動車エンジン等の
排気ガスを浄化する目的で使用に供されるものであり、
前記ハニカム体が圧入法により外筒内に収納されて生産
されるものである点は従来のこの種メタル担体と同様で
あるが、外筒の少なくとも一端内周面には該端縁に向け
て徐々に拡開するハニカム体挿入補助用のテーパ状チャ
ンファーが設けられているので、圧入に際してハニカム
体はチャンファーに沿って外筒内に案内されることとな
り、外筒内径に多少の寸法誤差があってもなんら損傷を
発生させることなくスムースに圧入が行われることとな
る。
明する。図中1は耐熱金属からなる平板1aと波板1bとを
交互に重ね合わせたうえ渦巻き状に巻いて形成したハニ
カム体(図4参照)、2は該ハニカム体1を収納する耐
熱金属からなる筒壁内部に空間層を有しない中実の外
筒、3はハニカム体1を外筒2に固定するためのろう付
け部である。また、本考案でいう筒壁内部に空間層を有
しない中実の外筒2とは一枚の金属板体を円筒形状とし
たものや、二枚以上の金属板体を密着させて多重筒形状
としたもので、筒壁内部に空間層が存在しないものをい
う。
端縁に向けて徐々に拡開するハニカム体挿入補助用のテ
ーパ状チャンファー4が設けられている。このチャンフ
ァー4は、ハニカム体1を外筒2に圧入する際に、該ハ
ニカム体1の端部が外筒2の端縁部に引っ掛かったりす
ることなくスムースに挿入できるよう案内するための、
いわゆるガイドとしての作用を奏するものである。この
チャンファー4の形状としては、図1に示されるように
外筒2の端部内周面側の一部を面取りしたものの他、筒
壁の厚み全体をテーパ面としたものやテーパ面を円弧状
としたもの等が適用できる。また、前記チャンファー4
は上端部における最大内径が、少なくとも後述する筒状
ガイド下端部の内径に等しいかそれよりも大きいことが
必要である。
の両端部に形成されたものであって、この場合にはハニ
カム体1を外筒2のいずれの方向からも任意に挿入可能
となるので生産性をより向上させることができるもので
あるが、前記チャンファー4はハニカム体1を挿入する
側の外筒2の少なくとも一端内周面に形成しておけばよ
い。また、図2はその他の実施例を示すもので、2個の
ハニカム体1を外筒2内に直列式に収納したタンデム型
のメタル担体を示すものであるが、この場合にはチャン
ファー4を外筒2の両端部に形成しておくことが好まし
く、これによってハニカム体1をそれぞれ両側からスム
ースに圧入できることとなり効率的な生産が行えること
となる。
ジン等の排気ガスの浄化用メタル担体として、圧入法に
よりハニカム体1を外筒2内に収納し生産するものであ
る点は従来のこの種メタル担体と同様である。しかし、
本考案では図3に示した圧入工程において、ハニカム体
1をポンチ10で押圧しガイド11を介して外筒2内に
収納する際、前記外筒2の端部内周面には該端縁に向け
て徐々に拡開するハニカム体挿入補助用のテーパ状チャ
ンファー4が設けられているので、ハニカム体1はガイ
ド10を通過後にテーパ状チャンファー4にガイドされ
つつ円滑に外筒2内に案内されることとなり、外筒内径
に多少の寸法誤差があってもなんら損傷を発生させるこ
となくスムースに圧入が行われることとなる。この結
果、外筒の加工精度を従来程度としても不良品を発生さ
せることなく高品質のメタル担体を効率的に量産できる
こととなる。なお、本考案のメタル担体は従来と同程度
の加工精度の外筒であっても圧入工程における不良品の
発生は全くなく、従来のチャンファーのない外筒を用い
た場合の不良率が1〜3割であったのに対して生産性が
著しく向上することが確認できた。
案は外筒の内径に多少のバラツキがあってもハニカム体
を外筒内になんら損傷なく圧入することができ、高品質
の製品を効率よく大量に、しかも極めて低コストで生産
することができるものであり、更には、新たな設備など
を投入することなく従来の生産設備をそのまま使用する
ことができるという利点も有する。よって本考案は従来
の問題点を一掃したメタル担体として、その実用的価値
は極めて大きいものである。
欠正面図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 耐熱金属からなる平板と波板とを交互に
重ねて巻回したハニカム体(1) を耐熱金属からなる筒壁
内部に空間層を有しない中実の外筒(2) に収納したメタ
ル担体において、前記外筒(2) の少なくとも一端内周面
には該端縁に向けて徐々に拡開するハニカム体挿入補助
用のテーパ状チャンファー(4) を設けたことを特徴とす
るメタル担体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992087009U JP2578918Y2 (ja) | 1992-12-18 | 1992-12-18 | メタル担体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992087009U JP2578918Y2 (ja) | 1992-12-18 | 1992-12-18 | メタル担体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0652931U JPH0652931U (ja) | 1994-07-19 |
JP2578918Y2 true JP2578918Y2 (ja) | 1998-08-20 |
Family
ID=13902962
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992087009U Expired - Lifetime JP2578918Y2 (ja) | 1992-12-18 | 1992-12-18 | メタル担体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2578918Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4554062B2 (ja) * | 2000-12-19 | 2010-09-29 | 坂本工業株式会社 | 触媒コンバータ用スピニングマシン |
JP2010125423A (ja) * | 2008-11-28 | 2010-06-10 | Calsonic Kansei Corp | 金属触媒担体 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63105221A (ja) * | 1986-10-21 | 1988-05-10 | Toyota Motor Corp | 排気ガス浄化用メタル担体触媒 |
JPH04100015U (ja) * | 1991-01-31 | 1992-08-28 | ||
JPH0647285A (ja) * | 1992-07-30 | 1994-02-22 | Toyo Radiator Co Ltd | 触媒コンバータの製造方法 |
-
1992
- 1992-12-18 JP JP1992087009U patent/JP2578918Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0652931U (ja) | 1994-07-19 |
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