JP2002295249A - 触媒コンバータ - Google Patents

触媒コンバータ

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JP2002295249A
JP2002295249A JP2001099302A JP2001099302A JP2002295249A JP 2002295249 A JP2002295249 A JP 2002295249A JP 2001099302 A JP2001099302 A JP 2001099302A JP 2001099302 A JP2001099302 A JP 2001099302A JP 2002295249 A JP2002295249 A JP 2002295249A
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JP
Japan
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catalyst carrier
metal
metal catalyst
catalytic converter
core
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Application number
JP2001099302A
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English (en)
Inventor
Fumihiko Kato
文彦 加藤
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Marelli Corp
Original Assignee
Calsonic Kansei Corp
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Publication date
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  • Exhaust Gas Treatment By Means Of Catalyst (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 外筒を設けることなくスピニング加工が可能
な触媒コンバータを提供することにある。 【解決手段】 金属製筒体と、端部に突出部を設け、前
記金属製筒体内に装着される金属製触媒担体とを備え、
前記金属製筒体は、内部に前記金属製触媒担体を挿入す
るとともに前記突出部を介して該金属製触媒担体を固着
し、かつ、該金属製触媒担体の両担部側にスピニング加
工によりディフューザ部を形成して成る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、排ガス浄化用の触
媒コンバータに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の触媒コンバータは、例え
ば、特開平11−132038号公報や特開平11−3
36537号公報などに開示されるものが知られてい
る。
【0003】その一例を図7および図8により説明す
る。この触媒コンバータAは、多数のハニカム構造を為
すセルを設けたコア2を外筒3内に挿入し、両者をロー
材4で接合して成る金属製触媒担体1に触媒化処理を施
した後、金属製触媒担体1の両端部にディフューザ5,
5を溶接により接合して形成されていた。
【0004】しかし、この触媒コンバータAでは、ディ
フューザ5,5をプレスなどで成形し、さらに金属製触
媒担体1に溶接するため、部品点数が多く、かつ製造コ
ストが高くなるという欠点があった。そこで、この不具
合を解決するために、スピニング加工により触媒コンバ
ータを製造することが提案されている。
【0005】スピニング加工により製造された触媒コン
バータを図9に示す。この触媒コンバータBは、触媒化
処理を施したコア6を金属製筒体7内に装着し、コア6
の前後をスピニング加工により絞り込んでディフューザ
8を設けることによって形成されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この触媒コン
バータBでは、コア6を保持するために、最外周部分を
覆うように段差9を設ける必要があった。
【0007】そのため、段差9で覆われた部位での排ガ
スの浄化ができなくなるという不具合があった。また、
段差9により、コア6と金属製筒体7との隙間から排ガ
スがリークするという問題があった。そこで、この排ガ
スのリークを防止する手段として、コア6を金属製筒体
7に溶接する方法が考えられる。
【0008】しかし、この場合には、コア6に新たに外
筒を設ける必要がある。その結果、コア6が二重の筒構
造体となり、重量増、熱容量増によるコールドスタート
性能低下および材料コストアップなどの新たな問題点を
招来することとなる。本発明はかかる従来の問題点を解
決するために為されたもので、その目的は、外筒を設け
ることなくスピニング加工が可能な触媒コンバータを提
供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
金属製筒体と、端部に突出部を設け、前記金属製筒体内
に装着される金属製触媒担体とを備え、前記金属製筒体
は、内部に前記金属製触媒担体を挿入するとともに前記
突出部を介して該金属製触媒担体を固着し、かつ、該金
属製触媒担体の両端部側にスピニング加工によりディフ
ューザ部を形成して成ることを特徴とする。
【0010】請求項2に係る発明は、請求項1記載の触
媒コンバータにおいて、前記金属製触媒担体は、該金属
製触媒担体より広幅の金属製板材を巻回して端部に突出
部を形成して成ることを特徴とする。請求項3に係る発
明は、請求項1記載の触媒コンバータにおいて、前記金
属製触媒担体は、金属製薄板から成る波板と平板を交互
に重ね、これらを多重に巻回するとともに、外層の前記
平板を前記巻回の巻回中心軸に対して位置をずらして巻
回して端部から突出する突出部を形成して成ることを特
徴とする。
【0011】請求項4に係る発明は、請求項1記載の触
媒コンバータにおいて、前記金属製触媒担体は、両端部
に突出部を形成して成ることを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に示す実施形
態に基づいて説明する。
【0013】図1ないし図4は、本発明に係る触媒コン
バータ10を示す(請求項1、請求項2に対応)。本実
施形態に係る触媒コンバータ10は、金属製筒体20
と、端部に突出部33を設け、触媒化処理を施された金
属製触媒担体30とで構成されている。金属製触媒担体
30は、金属製筒体20内に挿入され、突出部33をシ
ーム溶接することによって金属製筒体20の中央部21
に固着されている。
【0014】そして、金属製筒体20は、金属製触媒担
体30の両端部30a,30bから少し距離をおいた箇
所20a,20bから絞り込まれるようにスピニング加
工が施され、ディフューザ22,22を形成している。
また、ディフューザ22,22の端部には、フランジ2
3,23が溶接により固着されている。
【0015】ここで、金属製筒体20は、従来のスピニ
ング加工に用いられた金属製筒体と同様の材料で構成さ
れている。一方、金属製触媒担体30は、例えば、Fe
−Cr−Al系フェライトステンレス箔材(20Cr−
5Al−La−Fe)等の金属製薄板から成る帯状の波
板と平板を交互に重ね、これらを多重に巻回して断面円
形状あるいは断面レーシングトラック形状のハニカム構
造のコア31を、図3に示すように、このコア31より
広幅の金属製薄板32をコア31の外周に1回ないし数
回巻回してコア31の一端部に突出部33を形成したも
のである。そして、金属製触媒担体30は、常法に従っ
てコア31および金属製薄板32が解けないように溶接
などによって仮固定されている。
【0016】また、コア31は、コア31を構成する波
板と平板の当接部分をロー材を用いてロー付けする方
法、または、真空状態で加熱してコア31を構成する波
板と平板との間を拡散接合させる方法によって固着され
ている。そして、常法に従って触媒化処理が施されてい
る。かくして、図2に示す金属触媒担体30を得ること
ができる。
【0017】この金属触媒担体30を、図4に示すよう
に、金属製筒体20内の中央部21まで挿入し、ここで
突出部33をシーム溶接により金属製筒体20内に固着
する。その後、常法に従って金属製筒体20の両側部を
スピニング加工により絞り込んでディフューザ22,2
2を形成する。この際、絞り開始点を金属製触媒担体3
0の両端部30a,30bから所定距離離した箇所20
a,20bとする。これによって、金属製触媒担体30
のセルがディフューザ22,22によって閉鎖されるこ
とがない。
【0018】以上のように、本実施形態に係る触媒コン
バータ10によれば、コア31を構成する金属製薄板と
同じ板厚、材質の金属製薄板32によって突出部33を
金属製触媒担体30に形成するように巻回し、その突出
部33を利用して金属製筒体20にシーム溶接すること
により金属製筒体20内に固定するので、金属製筒体2
0と金属製触媒担体30との間に隙間を形成することな
く、金属製触媒担体30を金属製筒体20内に装着でき
る。
【0019】しかも、突出部33を形成する金属製薄板
32は、金属製筒体のようなプレス品ではなく、コア3
1を構成する金属製薄板と同じ板厚、材質であるから、
金属製触媒担体30が二重の筒構造体とならず、重量
増、熱容量増となるおそれはない。従って、これによっ
て、コールドスタート性能低下および材料コストアップ
などの新たな問題点を招来することはない。
【0020】また、装着された金属製触媒担体30の両
端部30a,30bから所定距離隔てた箇所20a,2
0bから絞り込みが施されるようにスピニング加工を行
うので、金属製触媒担体30のセルがディフューザ2
2,22によって閉鎖されるという不具合が生じること
がなくなる。なお、上述したレーシングトラック形状と
は、対向する2つの直線部分とこれらを連結して対向す
る2つの半円部分から成る陸上競技のトラック形状に類
似する略楕円形状をいう。
【0021】図5は、突出部33をコア31を形成する
金属製薄板によって形成した金属製触媒担体30Aを示
す(請求項3に対応)。この場合は、外層の平板をコア
31の巻回中心軸に対して位置をずらしてコア31の外
周に1回ないし数回巻回して端部から突出させることに
よって突出部33を形成している。この突出部33は、
シーム溶接できる面積が確保できればその形状は任意で
ある。
【0022】本例においても、上述の実施形態における
金属製触媒担体30と同様の作用効果を奏することが可
能である。図6は、本発明に係る触媒コンバータ10A
を示す(請求項4に対応)。本実施形態では、突出部3
3が金属製触媒担体30の両側に設けられている。本実
施形態においても、上述の実施形態に係る触媒コンバー
ト10と同様の作用効果を奏することが可能である。
【0023】
【発明の効果】以上のように、請求項1ないし請求項4
に係る触媒コンバータによれば、外筒を設けることなく
スピニング加工を行うことができる。また、請求項1な
いし請求項4に係る触媒コンバータによれば、排ガスの
リークがなく、かつ金属製触媒担体の断面を有効に活用
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る触媒コンバータ10を示す側面図
である。
【図2】図1に示す触媒コンバータ10に用いる金属製
触媒担体30を示す側面図である。
【図3】図2に示す金属製触媒担体30の形成方法を示
す斜視図である。
【図4】図1に示す触媒コンバータ10の形成方法を示
す斜視図である。
【図5】図2に示す金属製触媒担体30の形成方法を示
す斜視図である。
【図6】本発明に係る触媒コンバータ10Aを示す側面
図である。
【図7】従来の触媒コンバータを示す側面図である。
【図8】図7に示す触媒コンバータに用いる金属製触媒
担体を示す側面図である。
【図9】従来の触媒コンバータを示す側面図である。
【符号の説明】
10,10A 触媒コンバータ 20 金属製筒体 22 ディフューザ 30 金属製触媒担体 31 コア 32 金属製薄板 33 突出部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属製筒体と、 端部に突出部を設け、前記金属製筒体内に装着される金
    属製触媒担体とを備え、 前記金属製筒体は、内部に前記金属製触媒担体を挿入す
    るとともに前記突出部を介して該金属製触媒担体を固着
    し、かつ、該金属製触媒担体の両端部側にスピニング加
    工によりディフューザ部を形成して成ることを特徴とす
    る触媒コンバータ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の触媒コンバータにおい
    て、 前記金属製触媒担体は、該金属製触媒担体より広幅の金
    属製板材を巻回して端部に突出部を形成して成ることを
    特徴とする触媒コンバータ。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の触媒コンバータにおい
    て、 前記金属製触媒担体は、金属製薄板から成る波板と平板
    を交互に重ね、これらを多重に巻回するとともに、外層
    の前記平板を前記巻回の巻回中心軸に対して位置をずら
    して巻回して端部から突出する突出部を形成して成るこ
    とを特徴とする触媒コンバータ。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の触媒コンバータにおい
    て、 前記金属製触媒担体は、両端部に突出部を形成して成る
    ことを特徴とする触媒コンバータ。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007051572A (ja) * 2005-08-17 2007-03-01 Kawasaki Heavy Ind Ltd 車輌用排気装置
US7316142B2 (en) 2004-05-21 2008-01-08 Lancaster Paul B Metal spin forming head
US7874149B2 (en) 2005-08-17 2011-01-25 Kawasaki Jukogyo Kabushiki Kaisha Exhaust apparatus for vehicle, and motorcycle having the same

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