JPH1182007A - 内燃機関用触媒コンバータ - Google Patents
内燃機関用触媒コンバータInfo
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- JPH1182007A JPH1182007A JP9248495A JP24849597A JPH1182007A JP H1182007 A JPH1182007 A JP H1182007A JP 9248495 A JP9248495 A JP 9248495A JP 24849597 A JP24849597 A JP 24849597A JP H1182007 A JPH1182007 A JP H1182007A
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01N—GAS-FLOW SILENCERS OR EXHAUST APPARATUS FOR MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; GAS-FLOW SILENCERS OR EXHAUST APPARATUS FOR INTERNAL COMBUSTION ENGINES
- F01N2330/00—Structure of catalyst support or particle filter
- F01N2330/30—Honeycomb supports characterised by their structural details
- F01N2330/38—Honeycomb supports characterised by their structural details flow channels with means to enhance flow mixing,(e.g. protrusions or projections)
Landscapes
- Exhaust Gas After Treatment (AREA)
- Catalysts (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は内燃機関用触媒コンバータに関し、
金属触媒担体を外筒内に確実に保持して、排ガスによる
金属触媒担体の熱変形やエンジン高負荷時の排ガス圧に
よる金属触媒担体の口開き現象等を防止した触媒コンバ
ータを提供することを目的とする。 【解決手段】 一枚の帯状の金属製薄板１９をつづら折
りして成形した金属触媒担体１７を外筒２１内に収納
し、金属触媒担体１７の両端部を、外筒２１内に挿着し
たディフューザで保持した内燃機関用触媒コンバータに
於て、金属触媒担体１７を成形する金属製薄板１９の折
返し部２７-1を、外筒２１に固着したことを特徴とし、
請求項２は、折返し部を外筒の内周に溶接又は拡散接合
したことを特徴とし、請求項３は、折返し部を外筒に摘
み接合したことを特徴とする。
金属触媒担体を外筒内に確実に保持して、排ガスによる
金属触媒担体の熱変形やエンジン高負荷時の排ガス圧に
よる金属触媒担体の口開き現象等を防止した触媒コンバ
ータを提供することを目的とする。 【解決手段】 一枚の帯状の金属製薄板１９をつづら折
りして成形した金属触媒担体１７を外筒２１内に収納
し、金属触媒担体１７の両端部を、外筒２１内に挿着し
たディフューザで保持した内燃機関用触媒コンバータに
於て、金属触媒担体１７を成形する金属製薄板１９の折
返し部２７-1を、外筒２１に固着したことを特徴とし、
請求項２は、折返し部を外筒の内周に溶接又は拡散接合
したことを特徴とし、請求項３は、折返し部を外筒に摘
み接合したことを特徴とする。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関の排気系
に装着される触媒コンバータに関する。
に装着される触媒コンバータに関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、内燃機関の排気系には排ガスを浄
化する触媒コンバータが装着されており、触媒コンバー
タに用いる触媒担体として、昨今、Ｆｅ−Ｃｒ−Ａｌ系
フェライトステンレス箔材（２０Ｃｒ−５Ａｌ−Ｌａ−
Ｆｅ）等の金属製薄板からなる金属触媒担体が広く用い
られている。
化する触媒コンバータが装着されており、触媒コンバー
タに用いる触媒担体として、昨今、Ｆｅ−Ｃｒ−Ａｌ系
フェライトステンレス箔材（２０Ｃｒ−５Ａｌ−Ｌａ−
Ｆｅ）等の金属製薄板からなる金属触媒担体が広く用い
られている。
【０００３】そして、本出願人は、先に特願平８−１９
１９５８号に於て、従来、金属触媒担体として広く知ら
れていた波板と平板の積層構造に代え、一枚の帯状の金
属製薄板をつづら折りして積層した金属触媒担体と、こ
れを用いた触媒コンバータを提案した。この触媒コンバ
ータは、図６に示すように一枚の金属製薄板１をルーバ
ーコルゲート加工により複数の山部３と谷部５とからな
る波形形状に成形して、これを図７の如く隣接する金属
製薄板１同士の山部３と谷部５が同位相とならないよう
につづら折りして断面レーシングトラック形状の金属触
媒担体７を成形した後、図８に示すように当該金属触媒
担体７を外筒９内に収納して、その両端部７ａ，７ｂを
外筒９内に挿着したディフューザ１１，１３の挿入側端
部１１ａ，１３ａで保持したものである。
１９５８号に於て、従来、金属触媒担体として広く知ら
れていた波板と平板の積層構造に代え、一枚の帯状の金
属製薄板をつづら折りして積層した金属触媒担体と、こ
れを用いた触媒コンバータを提案した。この触媒コンバ
ータは、図６に示すように一枚の金属製薄板１をルーバ
ーコルゲート加工により複数の山部３と谷部５とからな
る波形形状に成形して、これを図７の如く隣接する金属
製薄板１同士の山部３と谷部５が同位相とならないよう
につづら折りして断面レーシングトラック形状の金属触
媒担体７を成形した後、図８に示すように当該金属触媒
担体７を外筒９内に収納して、その両端部７ａ，７ｂを
外筒９内に挿着したディフューザ１１，１３の挿入側端
部１１ａ，１３ａで保持したものである。
【０００４】而して、斯かる触媒コンバータ１５によれ
ば、一枚の金属製薄板１を単につづら折りしていくだけ
で金属触媒担体７が容易に製造でき、然も、折り目毎に
平板を挿入していく必要もなく、又、積層した金属製薄
板１同士の溶接や外筒９と金属触媒担体７の溶接等が不
要となるため、従来に比し容易に製造することができコ
ストの低廉化が可能となる。
ば、一枚の金属製薄板１を単につづら折りしていくだけ
で金属触媒担体７が容易に製造でき、然も、折り目毎に
平板を挿入していく必要もなく、又、積層した金属製薄
板１同士の溶接や外筒９と金属触媒担体７の溶接等が不
要となるため、従来に比し容易に製造することができコ
ストの低廉化が可能となる。
【０００５】然も、上記金属触媒担体７は平板が不要と
なるため軽量化が図れ、その結果、触媒コンバータ１５
が低熱容量となって昇温時間が短縮できる等の利点を有
する。尚、本明細書でいうレーシングトラック形状と
は、対向する２つの直線部分とこれらを連結して対向す
る２つの半円部分からなる陸上競技のトラック形状に類
似する略楕円形状をいう。
なるため軽量化が図れ、その結果、触媒コンバータ１５
が低熱容量となって昇温時間が短縮できる等の利点を有
する。尚、本明細書でいうレーシングトラック形状と
は、対向する２つの直線部分とこれらを連結して対向す
る２つの半円部分からなる陸上競技のトラック形状に類
似する略楕円形状をいう。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】然し乍ら、上述したよ
うに上記触媒コンバータ１５は、外筒９の内周に金属触
媒担体７が固着された構造でないため、高温の排ガスの
流入によって金属触媒担体７が膨張，変形すると、図８
の二点鎖線で示すように金属触媒担体７の端部７ａ，７
ｂがディフューザ１１，１３の挿入側端部１１ａ，１３
ａから外れてしまう虞があった。
うに上記触媒コンバータ１５は、外筒９の内周に金属触
媒担体７が固着された構造でないため、高温の排ガスの
流入によって金属触媒担体７が膨張，変形すると、図８
の二点鎖線で示すように金属触媒担体７の端部７ａ，７
ｂがディフューザ１１，１３の挿入側端部１１ａ，１３
ａから外れてしまう虞があった。
【０００７】更に又、エンジンの高負荷時の排ガス圧に
よって、図９に示すように金属触媒担体７の上流側端部
７ａの金属製薄板１が矢印方向へ分かれてしまう、所謂
口開き現象が生じてしまう虞も指摘されており、これら
の対策が望まれていた。本発明は斯かる実情に鑑み案出
されたもので、金属触媒担体を外筒内に確実に保持し
て、金属触媒担体の熱変形によるズレやエンジン高負荷
時の排ガス圧による金属触媒担体の口開き現象等を防止
した内燃機関用の触媒コンバータを提供することを目的
とする。
よって、図９に示すように金属触媒担体７の上流側端部
７ａの金属製薄板１が矢印方向へ分かれてしまう、所謂
口開き現象が生じてしまう虞も指摘されており、これら
の対策が望まれていた。本発明は斯かる実情に鑑み案出
されたもので、金属触媒担体を外筒内に確実に保持し
て、金属触媒担体の熱変形によるズレやエンジン高負荷
時の排ガス圧による金属触媒担体の口開き現象等を防止
した内燃機関用の触媒コンバータを提供することを目的
とする。
【０００８】
【課題を解決するための手段】斯かる目的を達成するた
め、請求項１に係る発明は、一枚の帯状の金属製薄板を
つづら折りして成形した金属触媒担体を外筒内に収納
し、金属触媒担体の両端部を、外筒内に挿着したディフ
ューザで保持した内燃機関用触媒コンバータに於て、金
属触媒担体を成形する金属製薄板の折返し部を、外筒に
固着したものである。
め、請求項１に係る発明は、一枚の帯状の金属製薄板を
つづら折りして成形した金属触媒担体を外筒内に収納
し、金属触媒担体の両端部を、外筒内に挿着したディフ
ューザで保持した内燃機関用触媒コンバータに於て、金
属触媒担体を成形する金属製薄板の折返し部を、外筒に
固着したものである。
【０００９】そして、請求項２に係る発明は、請求項１
記載の内燃機関用触媒コンバータに於て、折返し部を、
外筒の内周に溶接又は拡散接合したことを特徴とする。
又、請求項３に係る発明は、請求項１記載の内燃機関用
触媒コンバータに於て、折返し部を外筒に摘み接合した
ことを特徴とし、請求項４に係る発明は、請求項３記載
の内燃機関用触媒コンバータに於て、金属触媒担体に、
他の折返し部に比し外方へ突出する長尺な接合用折返し
部を複数形成し、当該接合用折返し部を外筒に摘み接合
したことを特徴としている。
記載の内燃機関用触媒コンバータに於て、折返し部を、
外筒の内周に溶接又は拡散接合したことを特徴とする。
又、請求項３に係る発明は、請求項１記載の内燃機関用
触媒コンバータに於て、折返し部を外筒に摘み接合した
ことを特徴とし、請求項４に係る発明は、請求項３記載
の内燃機関用触媒コンバータに於て、金属触媒担体に、
他の折返し部に比し外方へ突出する長尺な接合用折返し
部を複数形成し、当該接合用折返し部を外筒に摘み接合
したことを特徴としている。
【００１０】（作用）各請求項に係る発明によれば、外
筒に挿着したディフューザが、金属触媒担体の両端部に
当接して、金属触媒担体全体の熱変形によるズレや積層
した金属製薄板相互のズレを防止すると共に、外筒が金
属触媒担体の熱変形によるズレやエンジン高負荷時の排
ガス圧による金属触媒担体の口開き現象を防止すること
となる。
筒に挿着したディフューザが、金属触媒担体の両端部に
当接して、金属触媒担体全体の熱変形によるズレや積層
した金属製薄板相互のズレを防止すると共に、外筒が金
属触媒担体の熱変形によるズレやエンジン高負荷時の排
ガス圧による金属触媒担体の口開き現象を防止すること
となる。
【００１１】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づき詳細に説明する。図１乃至図３は請求項１，請求
項３及び請求項４に係る発明の一実施形態を示し、図１
に於て、１７は一枚の金属（Ｆｅ−Ｃｒ−Ａｌ合金）製
薄板１９を横方向へつづら折りして成形した断面レーシ
ングトラック形状の金属触媒担体、２１は内側外筒２１
ａと外側外筒２１ｂの二重構造からなる外筒で、図２に
示すように金属触媒担体１７は内側外筒２１ａ内に収納
されて、その両端部１７ａ，１７ｂが内側外筒２１ａと
共に、外側外筒２１ｂ内に挿着されたディフューザ２
３，２５の挿入側端部２３ａ，２５ａによって保持され
た構造となっている。
基づき詳細に説明する。図１乃至図３は請求項１，請求
項３及び請求項４に係る発明の一実施形態を示し、図１
に於て、１７は一枚の金属（Ｆｅ−Ｃｒ−Ａｌ合金）製
薄板１９を横方向へつづら折りして成形した断面レーシ
ングトラック形状の金属触媒担体、２１は内側外筒２１
ａと外側外筒２１ｂの二重構造からなる外筒で、図２に
示すように金属触媒担体１７は内側外筒２１ａ内に収納
されて、その両端部１７ａ，１７ｂが内側外筒２１ａと
共に、外側外筒２１ｂ内に挿着されたディフューザ２
３，２５の挿入側端部２３ａ，２５ａによって保持され
た構造となっている。
【００１２】尚、金属製薄板１９は、図６に示す金属製
薄板１と同様、ルーバーコルゲート加工によって同一の
長さからなる複数の山部と谷部が、夫々、排ガスの流れ
方向に対し斜め方向へ所定寸法ずつずれて順次隣接，配
置された波形形状に形成された構造となっており、斯様
に複数の山部と谷部を斜め方向へ所定の規則性を以って
順次配置することで、図１の如くつづら折りして積層さ
れた金属製薄板１９相互の山部と谷部が同位相となら
ず、対向する山部同士が当接してセルの目つぶれが生じ
ないようになっている。
薄板１と同様、ルーバーコルゲート加工によって同一の
長さからなる複数の山部と谷部が、夫々、排ガスの流れ
方向に対し斜め方向へ所定寸法ずつずれて順次隣接，配
置された波形形状に形成された構造となっており、斯様
に複数の山部と谷部を斜め方向へ所定の規則性を以って
順次配置することで、図１の如くつづら折りして積層さ
れた金属製薄板１９相互の山部と谷部が同位相となら
ず、対向する山部同士が当接してセルの目つぶれが生じ
ないようになっている。
【００１３】そして、上述したように金属触媒担体１７
は、金属製薄板１９を横方向へつづら折りして断面レー
シングトラック形状に成形した構造上、図３に示すよう
にその外周には多数の折返し部２７が金属触媒担体１７
の軸長方向へ設けられているが、これらの折返し部２７
のうち金属触媒担体１７のストレート部Ｓには、外方へ
突出する長尺な接合用折返し部２７-1が２つおきに設け
られており、本実施形態は、内側外筒２１ａに当該接合
用折返し部２７-1を摘み接合して、内側外筒２１ａと金
属触媒担体１７との固着を図っている。
は、金属製薄板１９を横方向へつづら折りして断面レー
シングトラック形状に成形した構造上、図３に示すよう
にその外周には多数の折返し部２７が金属触媒担体１７
の軸長方向へ設けられているが、これらの折返し部２７
のうち金属触媒担体１７のストレート部Ｓには、外方へ
突出する長尺な接合用折返し部２７-1が２つおきに設け
られており、本実施形態は、内側外筒２１ａに当該接合
用折返し部２７-1を摘み接合して、内側外筒２１ａと金
属触媒担体１７との固着を図っている。
【００１４】而して、内側外筒２１ａは、図３に示すよ
うに１．０ｍｍの板厚からなる２枚１組の平板２１ａ-1
と、これよりやや肉厚な断面半円形状の２枚１組の曲板
２１ａ-2とからなり、ダイス等の治具を用いて接合用折
返し部２７-1を平板２１ａ-1に約５ｍｍ程の高さｈで摘
み接合して、金属触媒担体１７のストレート部Ｓに２枚
の平板２１ａ-1を取り付けた後、金属触媒担体１７の左
右から２枚の曲板２１ａ-2を夫々平板２１ａ-1に溶接す
ることで、内側外筒２１ａ内に金属触媒担体１７が収
納，固着される。
うに１．０ｍｍの板厚からなる２枚１組の平板２１ａ-1
と、これよりやや肉厚な断面半円形状の２枚１組の曲板
２１ａ-2とからなり、ダイス等の治具を用いて接合用折
返し部２７-1を平板２１ａ-1に約５ｍｍ程の高さｈで摘
み接合して、金属触媒担体１７のストレート部Ｓに２枚
の平板２１ａ-1を取り付けた後、金属触媒担体１７の左
右から２枚の曲板２１ａ-2を夫々平板２１ａ-1に溶接す
ることで、内側外筒２１ａ内に金属触媒担体１７が収
納，固着される。
【００１５】そして、内側外筒２１ａのストレート部の
外周は凹凸形状となるから、外筒２１へのディフューザ
２３，２５の取付けを容易且つ強固なものとするため、
図１に示すように内側外筒２１ａを外側外筒２１ｂ内に
挿入して、図２の如く外側外筒２１ｂの両端部側から、
夫々、ディフューザ２３，２５を挿着し、その挿入側端
部２３ａ，２５ａで金属触媒担体１７の両端部１７ａ，
１７ｂと内側外筒２１ａを保持することで、本実施形態
に係る触媒コンバータ２９が製造されている。
外周は凹凸形状となるから、外筒２１へのディフューザ
２３，２５の取付けを容易且つ強固なものとするため、
図１に示すように内側外筒２１ａを外側外筒２１ｂ内に
挿入して、図２の如く外側外筒２１ｂの両端部側から、
夫々、ディフューザ２３，２５を挿着し、その挿入側端
部２３ａ，２５ａで金属触媒担体１７の両端部１７ａ，
１７ｂと内側外筒２１ａを保持することで、本実施形態
に係る触媒コンバータ２９が製造されている。
【００１６】尚、平板２１ａ-1への接合用折返し部２７
-1の摘み接合は、少なくとも金属触媒担体１７の両端部
１７ａ，１７ｂの２ヶ所で行えばよく、又、外側外筒２
１ｂ内に内側外筒２１ａを収容するには、本実施形態の
如く筒状の外側外筒２１ｂ内に内側外筒２１ａを挿入す
る他、外側外筒２１ｂを断面略Ｕ字状の一対の半割れ外
筒として、両半割れ外筒で内側外筒２１ａを包み込んで
その接合部分を溶接する等の方法が採られる。
-1の摘み接合は、少なくとも金属触媒担体１７の両端部
１７ａ，１７ｂの２ヶ所で行えばよく、又、外側外筒２
１ｂ内に内側外筒２１ａを収容するには、本実施形態の
如く筒状の外側外筒２１ｂ内に内側外筒２１ａを挿入す
る他、外側外筒２１ｂを断面略Ｕ字状の一対の半割れ外
筒として、両半割れ外筒で内側外筒２１ａを包み込んで
その接合部分を溶接する等の方法が採られる。
【００１７】本実施形態はこのように構成されているか
ら、ディフューザ２３，２５の挿入側端部２３ａ，２５
ａが、金属触媒担体１７の両端部１７ａ，１７ｂと内側
外筒２１ａの両端部に夫々当接して、金属触媒担体１７
全体の熱変形によるズレや積層した金属製薄板１９相互
のズレを防止すると共に、金属触媒担体１７の接合用折
返し部２７-1を摘み接合する内側外筒２１ａが、当該金
属触媒担体１７の熱変形によるズレやエンジン高負荷時
の排ガス圧による金属触媒担体１７の口開き現象を防止
することとなる。
ら、ディフューザ２３，２５の挿入側端部２３ａ，２５
ａが、金属触媒担体１７の両端部１７ａ，１７ｂと内側
外筒２１ａの両端部に夫々当接して、金属触媒担体１７
全体の熱変形によるズレや積層した金属製薄板１９相互
のズレを防止すると共に、金属触媒担体１７の接合用折
返し部２７-1を摘み接合する内側外筒２１ａが、当該金
属触媒担体１７の熱変形によるズレやエンジン高負荷時
の排ガス圧による金属触媒担体１７の口開き現象を防止
することとなる。
【００１８】このように、本実施形態によっても、図８
に示す触媒コンバータ１５と同様、平板が不要となるた
め軽量化が図れ、この結果、触媒コンバータ２９が低熱
容量となって昇温時間が短縮できると共に、熱応力の吸
収に優れ破断や脱落を引き起こす虞がないことは勿論、
更に本実施形態によれば、金属触媒担体１７の熱変形に
よるズレやエンジン高負荷時の排ガス圧による金属触媒
担体１７の口開き現象等が防止でき、この結果、従来の
触媒コンバータ１５に比し触媒コンバータ２９の機能を
長期に亘って良好に維持することが可能となった。
に示す触媒コンバータ１５と同様、平板が不要となるた
め軽量化が図れ、この結果、触媒コンバータ２９が低熱
容量となって昇温時間が短縮できると共に、熱応力の吸
収に優れ破断や脱落を引き起こす虞がないことは勿論、
更に本実施形態によれば、金属触媒担体１７の熱変形に
よるズレやエンジン高負荷時の排ガス圧による金属触媒
担体１７の口開き現象等が防止でき、この結果、従来の
触媒コンバータ１５に比し触媒コンバータ２９の機能を
長期に亘って良好に維持することが可能となった。
【００１９】而も、本実施形態によれば、接合用折返し
部２７-1を内側外筒２１ａに高さｈを以って摘み接合す
る結果、内側外筒２１ａのストレート部に複数のビード
部が形成されるため、一対の平板２１ａ-1の薄肉化が図
れ、外筒２１を二重構造としたことによる触媒コンバー
タ２９の重量化が防止できる。図４及び図５は請求項１
及び請求項２に係る発明の一実施形態を示し、以下、本
実施形態を図面に基づき説明するが、発明部分を除く構
成は図８に示す従来例と同様であるので、同一のものに
は同一符号を付してそれらの説明は省略する。
部２７-1を内側外筒２１ａに高さｈを以って摘み接合す
る結果、内側外筒２１ａのストレート部に複数のビード
部が形成されるため、一対の平板２１ａ-1の薄肉化が図
れ、外筒２１を二重構造としたことによる触媒コンバー
タ２９の重量化が防止できる。図４及び図５は請求項１
及び請求項２に係る発明の一実施形態を示し、以下、本
実施形態を図面に基づき説明するが、発明部分を除く構
成は図８に示す従来例と同様であるので、同一のものに
は同一符号を付してそれらの説明は省略する。
【００２０】即ち、本実施形態に係る触媒コンバータ３
１は、図８の触媒コンバータ１５と同様、波形形状に成
形した一枚の金属製薄板１を、図４の如くつづら折りし
て断面レーシングトラック形状の金属触媒担体７を成形
した後、図５に示すように当該金属触媒担体７を外筒９
内に収納して、その両端部７ａ，７ｂを外筒９内に挿着
したディフューザ１１，１３の挿入側端部１１ａ，１３
ａで保持したものであるが、本実施形態は、金属触媒担
体７の熱変形によるズレやエンジン高負荷時の排ガス圧
による金属触媒担体７の口開き現象等を防止するため、
上述の如き従来と同様の構成に加え、以下の如き特徴を
有する。
１は、図８の触媒コンバータ１５と同様、波形形状に成
形した一枚の金属製薄板１を、図４の如くつづら折りし
て断面レーシングトラック形状の金属触媒担体７を成形
した後、図５に示すように当該金属触媒担体７を外筒９
内に収納して、その両端部７ａ，７ｂを外筒９内に挿着
したディフューザ１１，１３の挿入側端部１１ａ，１３
ａで保持したものであるが、本実施形態は、金属触媒担
体７の熱変形によるズレやエンジン高負荷時の排ガス圧
による金属触媒担体７の口開き現象等を防止するため、
上述の如き従来と同様の構成に加え、以下の如き特徴を
有する。
【００２１】金属触媒担体７は、金属製薄板１を横方向
へつづら折りして断面レーシングトラック形状に成形し
た構造上、図１に示す金属触媒担体１７と同様、その外
周には多数の折返し部３３が金属触媒担体７の軸長方向
へ設けられている。そこで、本実施形態は、外筒９への
ディフューザ１１の取付けに先立ち、図５に示すように
金属触媒担体７の両端部７ａ，７ｂ側の折返し部３３
を、外筒９の内周９ａにレーザー溶接やロー付けによっ
て固着したことを特徴とする。
へつづら折りして断面レーシングトラック形状に成形し
た構造上、図１に示す金属触媒担体１７と同様、その外
周には多数の折返し部３３が金属触媒担体７の軸長方向
へ設けられている。そこで、本実施形態は、外筒９への
ディフューザ１１の取付けに先立ち、図５に示すように
金属触媒担体７の両端部７ａ，７ｂ側の折返し部３３
を、外筒９の内周９ａにレーザー溶接やロー付けによっ
て固着したことを特徴とする。
【００２２】而して、本実施形態によっても、金属触媒
担体７の熱変形によるズレやエンジン高負荷時の排ガス
圧による金属触媒担体７の口開き現象等が防止でき、こ
の結果、従来の触媒コンバータ１５に比し触媒コンバー
タ３１の機能を長期に亘って良好に維持することが可能
となる。尚、上記各実施形態では、図６に示す金属製薄
板１又はこれと同一形状の金属製薄板１９を用いて金属
触媒担体７，１７を成形したが、金属製薄板は斯かる形
状に何ら限定されるものでないことは勿論である。
担体７の熱変形によるズレやエンジン高負荷時の排ガス
圧による金属触媒担体７の口開き現象等が防止でき、こ
の結果、従来の触媒コンバータ１５に比し触媒コンバー
タ３１の機能を長期に亘って良好に維持することが可能
となる。尚、上記各実施形態では、図６に示す金属製薄
板１又はこれと同一形状の金属製薄板１９を用いて金属
触媒担体７，１７を成形したが、金属製薄板は斯かる形
状に何ら限定されるものでないことは勿論である。
【００２３】又、図１及び図４に示すように、上記各実
施形態は、金属製薄板１，１９を横方向へつづら折りし
て断面レーシングトラック形状の金属触媒担体７，１７
を成形したが、金属製薄板１，１９を縦方向へつづら折
りして金属触媒担体を成形もよいし、金属触媒担体の形
状はレーシングトラック形状に限定されるものではな
い。
施形態は、金属製薄板１，１９を横方向へつづら折りし
て断面レーシングトラック形状の金属触媒担体７，１７
を成形したが、金属製薄板１，１９を縦方向へつづら折
りして金属触媒担体を成形もよいし、金属触媒担体の形
状はレーシングトラック形状に限定されるものではな
い。
【００２４】
【発明の効果】以上述べたように、各請求項に係る発明
によれば、金属触媒担体の熱変形によるズレやエンジン
高負荷時の排ガス圧による金属触媒担体の口開き現象等
が防止でき、この結果、従来の触媒コンバータに比し触
媒コンバータの機能を長期に亘って良好に維持すること
が可能となった。
によれば、金属触媒担体の熱変形によるズレやエンジン
高負荷時の排ガス圧による金属触媒担体の口開き現象等
が防止でき、この結果、従来の触媒コンバータに比し触
媒コンバータの機能を長期に亘って良好に維持すること
が可能となった。
【図１】請求項１，請求項３及び請求項４の一実施形態
に係る触媒コンバータの断面図である。
に係る触媒コンバータの断面図である。
【図２】図１のII−II線断面図である。
【図３】図１に示す触媒コンバータに装着される金属触
媒担体の分解正面図である。
媒担体の分解正面図である。
【図４】請求項１及び請求項２の一実施形態に係る触媒
コンバータの断面図である。
コンバータの断面図である。
【図５】図４のＶ−Ｖ線断面図である。
【図６】金属製薄板の要部斜視図である。
【図７】従来の金属触媒担体の製造方法を示す説明図で
ある。
ある。
【図８】従来の触媒コンバータの断面図である。
【図９】口開き現象が生じた金属触媒担体の斜視図であ
る。
る。
１，１９ 金属製薄板 ７，１７ 金属触媒担体 ９，２１ 外筒 ２１ａ 内側外筒 ２１ｂ 外側外筒 １１，１３，２３，２５ ディフューザ ２７，３３ 折返し部 ２７-1 接合用折返し部 ２９，３１ 触媒コンバータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 ＦＩ Ｂ０１Ｊ 35/04 ３１１ Ｂ０１Ｊ 35/04 ３１１Ｃ ３３１ ３３１Ｂ
Claims (4)
- 【請求項１】 一枚の帯状の金属製薄板（１，１９）を
つづら折りして成形した金属触媒担体（７，１７）を外
筒（９，２１）内に収納し、金属触媒担体（７，１７）
の両端部（７ａ，７ｂ，１７ａ，１７ｂ）を、外筒
（９，２１）内に挿着したディフューザ（１１，１３，
２３，２５）で保持した内燃機関用触媒コンバータに於
て、 金属触媒担体（１，１７）を成形する金属製薄板（１，
１９）の折返し部（２７-1，３３）を、外筒（９，２
１）に固着したことを特徴とする内燃機関用触媒コンバ
ータ。 - 【請求項２】 折返し部（３３）を、外筒（９）の内周
（９ａ）に溶接又は拡散接合したことを特徴とする請求
項１記載の内燃機関用触媒コンバータ。 - 【請求項３】 折返し部（２７-1）を、外筒（２１ａ）
に摘み接合したことを特徴とする請求項１記載の内燃機
関用触媒コンバータ。 - 【請求項４】 金属触媒担体（１７）は、他の折返し部
（２７）に比し外方へ突出する長尺な接合用折返し部
（２７-1）が複数形成され、当該接合用折返し部（２７
-1）が、外筒（２１ａ）に摘み接合されることを特徴と
する請求項３記載の内燃機関用触媒コンバータ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24849597A JP3875774B2 (ja) | 1997-09-12 | 1997-09-12 | 内燃機関用触媒コンバータ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24849597A JP3875774B2 (ja) | 1997-09-12 | 1997-09-12 | 内燃機関用触媒コンバータ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1182007A true JPH1182007A (ja) | 1999-03-26 |
| JP3875774B2 JP3875774B2 (ja) | 2007-01-31 |
Family
ID=17179028
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP24849597A Expired - Fee Related JP3875774B2 (ja) | 1997-09-12 | 1997-09-12 | 内燃機関用触媒コンバータ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3875774B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2014129014A1 (ja) * | 2013-02-20 | 2014-08-28 | 本田技研工業株式会社 | 排気浄化装置 |
| CN110195630A (zh) * | 2018-02-27 | 2019-09-03 | 本田技研工业株式会社 | 废气净化装置 |
-
1997
- 1997-09-12 JP JP24849597A patent/JP3875774B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2014129014A1 (ja) * | 2013-02-20 | 2014-08-28 | 本田技研工業株式会社 | 排気浄化装置 |
| CN104995381A (zh) * | 2013-02-20 | 2015-10-21 | 本田技研工业株式会社 | 排气净化装置 |
| JP5916940B2 (ja) * | 2013-02-20 | 2016-05-11 | 本田技研工業株式会社 | 排気浄化装置 |
| JPWO2014129014A1 (ja) * | 2013-02-20 | 2017-02-02 | 本田技研工業株式会社 | 排気浄化装置 |
| CN104995381B (zh) * | 2013-02-20 | 2018-06-15 | 本田技研工业株式会社 | 排气净化装置 |
| CN110195630A (zh) * | 2018-02-27 | 2019-09-03 | 本田技研工业株式会社 | 废气净化装置 |
| CN110195630B (zh) * | 2018-02-27 | 2021-12-31 | 本田技研工业株式会社 | 废气净化装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3875774B2 (ja) | 2007-01-31 |
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