JP2001205338A - プレスブレーキの分割金型レイアウト方法およびその装置 - Google Patents

プレスブレーキの分割金型レイアウト方法およびその装置

Info

Publication number
JP2001205338A
JP2001205338A JP2000019262A JP2000019262A JP2001205338A JP 2001205338 A JP2001205338 A JP 2001205338A JP 2000019262 A JP2000019262 A JP 2000019262A JP 2000019262 A JP2000019262 A JP 2000019262A JP 2001205338 A JP2001205338 A JP 2001205338A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
die
split
work
split die
layout
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000019262A
Other languages
English (en)
Inventor
Junichi Koyama
純一 小山
Kazunari Imai
一成 今井
Hitoshi Komata
均 小俣
Osamu Hayama
修 羽山
Hidekatsu Ikeda
英勝 池田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Amada Co Ltd
Original Assignee
Amada Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Amada Co Ltd filed Critical Amada Co Ltd
Priority to JP2000019262A priority Critical patent/JP2001205338A/ja
Publication of JP2001205338A publication Critical patent/JP2001205338A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Bending Of Plates, Rods, And Pipes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ワークの曲げ挙動を検出することのできる最
小限の変位計を装着したダイを配置することによりコス
ト削減を図ると共に曲げ精度の向上を図ることのできる
プレスブレーキの分割金型レイアウト方法およびその装
置を提供する。 【解決手段】 分割ダイDおよび分割パンチPにより加
工ステーションSA、SB、SCを構成してワークWに
曲げ加工を行うプレスブレーキ1では、CAD情報から
曲げ線の長さを読み取って、金型レイアウト決定手段7
7がメモリ75に記憶されている分割ダイDおよび分割
パンチPの長さ情報に基づいて組み合せを決定する。こ
の時、内部に上方へ常時付勢されてワークWの下面まで
の距離を測定する変位計11が装着されている変位計装
着ダイDHを、ワークWの曲げ挙動を知りたい位置にレ
イアウトし、金型交換指令部79が自動金型交換手段2
1に指令して分割金型を配置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、プレスブレーキ
の分割金型レイアウト方法およびその装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来より、1つの製品を曲げ加工するに
当たり、製品の形状の複雑化によって複数の金型を使用
しなければならない場合が増えてきた。このような場合
には、曲げ順に従って金型を交換しなければならないた
め、図15に示されているように、1台のプレスブレー
キ101の上、下部テーブル103U、103Lに複数
の金型ステーション(加工ステーション)A、B、Cを
設けてステップベンド加工により対応している。
【0003】この場合、種々の長さの曲げ線に対応する
には、多くの1本ものの金型が必要となり金型製作費用
が高くなる。そこで分割金型を用いて種々の曲げ長さに
対応するようになってきた。
【0004】また、曲げ精度の向上を図るため、図16
に示されているような変位計105を用いるようになっ
てきた。この変位計105は、分割ダイDの内部におい
てV溝107に突出自在に埋め込まれた検出ピン109
の上下位置をリニアスケール111により検出するもの
である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
たような変位計105を分割金型に使用するには、全て
の分割金型に対応して変位計105を設ける必要があ
り、個数が増えてコストアップを招くという問題があ
る。
【0006】この発明の目的は、以上のような従来の技
術の問題点に着目してなされたものであり、ワークの曲
げ挙動を検出することのできる変位計を装着したダイを
必要最小限に配置することによりコスト削減を図ると共
に曲げ精度の向上を図ることのできるプレスブレーキの
分割金型レイアウト方法およびその装置を提供すること
にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1による発明のプレスブレーキの分割金型
レイアウト方法は、ワークの曲げ長さに合わせて組み合
わされた分割金型としての分割ダイに対して分割パンチ
を相対的にストロークさせて分割ダイとの協働により分
割ダイ上面に載置されたワークに曲げ加工を行うプレス
ブレーキの分割金型レイアウト方法において、前記ワー
クのCAD情報に基づいて前記分割ダイおよび分割パン
チにより構成される加工ステーションの長さを決定する
と共に分割ダイの組み合せおよび分割パンチの組み合せ
を決定し、分割ダイの内部に設けられ分割ダイのV溝か
ら上方へ常時付勢されてワークの下面までの距離を測定
する上下移動自在な変位計が内部に装着されている変位
計装着ダイの配置を前記ワークの曲げ挙動を検出すべき
位置に配置すること、を特徴とするものである。
【0008】従って、分割ダイおよび分割パンチにより
加工ステーションを構成してワークに曲げ加工を行うプ
レスブレーキでは、CAD情報から曲げ線の長さを読み
取って分割ダイおよび分割パンチの組み合せを決定す
る。このとき、内部に上方へ常時付勢されてワークの下
面までの距離を測定する変位計が装着されている変位計
装着ダイを、ワークの曲げ挙動を知りたい位置に配置す
る。
【0009】請求項2による発明のプレスブレーキの分
割金型レイアウト方法は、請求項1記載のプレスブレー
キの分割金型レイアウト方法において、前記ワークに切
起しや穴が設けられている場合には、この切起しや穴を
回避し且つ切起しや穴の近傍に前記変位計装着ダイを配
すること、を特徴とするものである。
【0010】従って、変位計装着ダイの配置を決定する
際に、ワークに切起しや穴が設けられている場合には、
これら切起しや穴を回避すると共に切起しや穴の近傍に
変位計装着ダイを配置する。
【0011】請求項3による発明のプレスブレーキの分
割金型レイアウト方法は、請求項1に記載のプレスブレ
ーキの分割金型レイアウト方法において、前記ワークが
ベンディングロボットのグリッパにより把持されている
場合には、このグリッパで把持される位置の近傍に対応
して前記変位計装着ダイを配すること、を特徴とするも
のである。
【0012】従って、変位計装着ダイの配置を決定する
際に、加工するワークがベンディングロボットのグリッ
パにより把持されて位置決めされる場合には、グリッパ
で把持される位置の近傍に変位計装着ダイを配置する。
【0013】請求項4による発明のプレスブレーキの分
割金型レイアウト装置は、ワークの曲げ長さに合わせて
組み合わされた分割金型としての分割ダイに対して分割
パンチを相対的にストロークさせて分割ダイとの協働に
より分割ダイ上面に載置されたワークに曲げ加工を行う
プレスブレーキの分割金型レイアウト装置であって、分
割ダイの内部に設けられ分割ダイのV溝から上方へ常時
付勢されてワークの下面までの距離を測定する上下移動
自在な変位計と、この変位計が内部に装着されている変
位計装着ダイと、前記分割ダイおよび分割パンチの長さ
情報を記憶しておくメモリと、前記ワークのCAD情報
に基づいて前記分割ダイおよび分割パンチにより構成さ
れる加工ステーションの長さを決定すると共に分割ダイ
の組み合せおよび分割パンチの組み合せを決定して前記
変位計装着ダイの配置位置を決定する金型レイアウト決
定手段と、前記分割ダイおよび分割パンチを自動交換す
る自動金型交換手段と、前記分割ダイ,分割パンチおよ
び変位計装着ダイを前記金型レイアウト決定手段により
決定されたレイアウトで交換すべく前記自動金型交換手
段に指令する金型交換指令部と、を備えてなることを特
徴とするものである。
【0014】従って、分割ダイおよび分割パンチにより
加工ステーションを構成してワークに曲げ加工を行うプ
レスブレーキでは、CAD情報から曲げ線の長さを読み
取って、金型レイアウト決定手段がメモリに記憶されて
いる分割ダイおよび分割パンチの長さ情報に基づいて分
割ダイおよび分割パンチの組み合せを決定する。このと
き、内部に上方へ常時付勢されてワークの下面までの距
離を測定する変位計が装着されている変位計装着ダイ
を、ワークの曲げ挙動を知りたい位置にレイアウトし
て、金型交換指令部が自動金型交換手段に指令して分割
金型を交換し配置する。
【0015】請求項5による発明のプレスブレーキの分
割金型レイアウト装置は、請求項4記載のプレスブレー
キの分割金型レイアウト装置において、前記金型レイア
ウト決定手段が、前記ワークに切起しや穴が設けられて
いる場合には、この切起しや穴を回避し且つ切起しや穴
の近傍に前記変位計装着ダイを配するものであること、
を特徴とするものである。
【0016】従って、変位計装着ダイの配置を決定する
際に、金型レイアウト決定手段は、ワークに切起しや穴
が設けられている場合には、これら切起しや穴を回避し
且つ切起しや穴の近傍に変位計装着ダイを配置する。
【0017】請求項6による発明のプレスブレーキの分
割金型レイアウト装置は、請求項4記載のプレスブレー
キの分割金型レイアウト装置において、前記金型レイア
ウト決定手段が、前記ワークがベンディングロボットの
グリッパにより把持されている場合には、このグリッパ
で把持される位置の近傍に対応して前記変位計装着ダイ
を配するものであること、を特徴とするものである。
【0018】従って、変位計装着ダイの配置を決定する
際に、金型レイアウト決定手段は、加工するワークがベ
ンディングロボットのグリッパにより把持されて位置決
めされる場合には、グリッパで把持される位置の近傍に
対応して変位計装着ダイを配置する。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に基づいて詳細に説明する。
【0020】図2には、この発明に係る分割金型レイア
ウト装置1を適用する例としてのプレスブレーキ3の全
体が示されている。このプレスブレーキ3では、分割パ
ンチPおよび分割ダイDからなる金型が上部テーブル5
Uおよび下部テーブル5Lの各金型装着部7U、7Lに
装着されている。なお、ラムとしての下部テーブル5L
の上下位置を検出するラム位置検出手段9(図1参照)
が設けられている。
【0021】各金型装着部7U、7Lには、ワークWの
折曲げ長さに応じて複数の分割ダイDおよび分割パンチ
Pを組み合わすことにより、複数の加工ステーションが
形成されるようになっている。図2では、例えば3つの
加工ステーションSA、SB、SCが形成されている。
【0022】なお、分割金型の長さは種々のものが用意
されており、ワークWの折曲げ長さに応じて組み合わさ
れるようになっている。また、図3を参照するに、種々
の長さの分割金型のうち変位計装着ダイDHには、変位
計11が設けられている。この変位計11は、スプリン
グ13により常時上方へ付勢されて変位計装着ダイDH
のV溝15に上下移動自在に突出する検出ピン17が設
けられており、この検出ピン17の上下位置を検出する
リニアスケール19が設けられている。
【0023】また、図5および図6を参照するに、変位
計装着ダイDHの下面にはセンサ信号出力部21が設け
られており、金型装着部7Lにはこのセンサ信号出力部
21に対応した受信部23が設けられている。
【0024】従って、分割パンチPにより押し曲げられ
たワークWが検出ピン17を下方へ押し、この時の検出
ピン17の上下位置をリニアスケール19により検出し
て、図4に示されているように、検出ピン17の上端部
と変位計装着ダイDHの上面との距離STを検出する。
そして、検出信号はセンサ信号出力部21から金型装着
部7Lの受信部23へ伝達される。
【0025】上記のプレスブレーキ3の上部、下部テー
ブル5U、5Lの裏側には、複数の金型を保管・収納す
る金型格納部が設けられている。例えば、図7を参照す
るに、下部テーブル5Lの裏側(図7中右側)には複数
の分割ダイDを格納する分割ダイ格納部25が下部テー
ブル5Lに沿って左右方向(図7中紙面直交方向)に設
けられており、上下移動可能となっている。
【0026】また、自動金型交換手段27のうち、下部
テーブル5Lの後方には、分割ダイDを交換するための
下部金型交換ユニット29Lが、下部テーブル5Lの裏
側を図2中左右方向に移動自在に設けられている。上部
テーブル5Uの後方には、分割パンチPを交換するため
の上部金型交換ユニット29Uが、上部テーブル5Uの
裏側を図2中左右方向に移動自在に設けられている。
【0027】下部金型交換ユニット29Lの下部には、
下部テーブル5Lに沿って左右方向に設けられているガ
イドレール31上を移動するスライダ33が設けられて
おり、このスライダ33はベースプレート35に取り付
けられている。なお、ガイドレール31に沿ってラック
37が左右方向(図7において紙面に対して直交する方
向)に設けられている。
【0028】ベースプレート35には、前述のラック3
7に噛合するピニオン39が設けられており、ベルト4
1を介してモータ43により回転されるようになってい
る。
【0029】従って、モータ43がベルト41を回転走
行させてピニオン39を回転させることにより、ラック
37との協働で、下部テーブル5Lの裏側において下部
金型交換ユニット29Lを左右方向に移動させる。
【0030】ベースプレート35には前後方向(図7中
左右方向)にガイドレール45が設けられており、この
ガイドレール45に沿って前後移動自在のスライダ47
が設けられている。このスライダ47にはブロック49
が設けられており、このブロック49に取り付けられて
いる前後シリンダ51により前後移動する。
【0031】また、ブロック49に設けられている上下
ガイドレール53に沿って移動自在の支持部材55が設
けられており、この支持部材55にはクランパ固定用シ
リンダ57およびクランパ前後移動用シリンダ59が設
けられている。
【0032】従って、金型装着部7Lから分割ダイD
(DH)を取り外す場合には、クランパ前後移動用シリ
ンダ59によりクランパ61を前進させて分割ダイD
(DH)に設けられている穴63を通し、クランパ固定
用シリンダ57によりクサビ部材65を穴63における
クランパ61の上側に挿入してクランパ61を下方へ回
動させると共にクランパ前後移動用シリンダ59により
クランパ61を後退させて分割ダイD(DH)をクラン
プする。そして、図示省略の上下駆動手段により支持部
材55を上方へ移動させて分割ダイD(DH)を金型装
着部7Lから引き抜いて、前後シリンダ51によりブロ
ック49を後退させる。なお、金型装着部7Lに分割ダ
イD(DH)を装着する場合は、前述の手順を逆に実行
する。
【0033】一方、分割ダイ格納部25から分割ダイD
(DH)を取り出す場合には、分割ダイ格納部25を上
昇させると共に前述の図示省略の上下駆動手段により支
持部材55を下降させて、前述した手順と同様にして分
割ダイ格納部25に格納されている分割ダイD(DH)
をクランプする。そして、図示省略の上下駆動手段によ
り支持部材55を上方へ移動させて分割ダイD(DH)
を分割ダイ格納部25から引き抜く。なお、分割ダイ格
納部25に分割ダイD(DH)を格納する場合には、前
述の手順を逆に実行する。
【0034】また、プレスブレーキ3および自動金型交
換手段27等を制御する分割金型レイアウト装置1とし
てのNC装置が、プレスブレーキ3の近傍に設けられて
いる。
【0035】従って、加工すべきワークWに応じた長さ
のステーションを形成するには、後述する方法により全
長が所定の長さとなるような金型の組み合せを求め、上
記の自動金型交換手段27により金型格納部から所定の
複数の金型が上部テーブル5U、下部テーブル5Lの各
金型装着部7U、7Lに取り付けられる。
【0036】次に、図1を参照して、分割金型レイアウ
ト装置1の構成について説明する。この分割金型レイア
ウト装置1では、中央処理装置であるCPU67を有し
ており、このCPU67には、種々のデータを入力する
キーボードのごとき入力手段69や種々のデータを表示
するCRTのごとき出力手段71が接続されている。さ
らに、ラム位置検出手段9、変位計11、CAD装置7
3が接続されており、検出信号や情報が伝達されるよう
になっている。
【0037】また、CPU67には、入力された種々の
データやプレスブレーキ3に格納されている種々の分割
金型情報や変位計11の有無等の情報を記憶しておくメ
モリ75や、変位計11が取り付けられている分割ダイ
Dや変位計装着ダイDHの配置を決定する金型レイアウ
ト決定手段77と、この金型レイアウト決定手段77に
より決定された位置に分割金型および変位計装着ダイD
Hを自動で配置して交換すべく自動金型交換手段27に
指令する金型交換指令部79が接続されている。
【0038】次に、図8を参照して、分割金型の配置お
よび変位計装着ダイDHの位置決め方法について説明す
る。
【0039】まず、スタートしたら(ステップSS)、
CAD装置73からの製品図形情報(展開図や立体姿
図)を入力して(ステップS1)、曲げ順を決定した
後、金型レイアウト決定手段77が、金型の選択(ステ
ップS2)を行い、金型レイアウト決定(ステップS
3)を行う。
【0040】金型選択および金型レイアウト決定の際
に、所望の曲げ長さに対応するように、1つの加工ステ
ーションSA、SB、SCにおける金型を分割金型で構
成する。ここで、あらかじめ種々の長さL1、L2、L
3……の分割金型の少なくとも1個について各々変位計
11を設けて、変位計装着ダイDHを作成しておく。な
お、変位計11が装着された分割ダイDであるか否か
は、メモリ75にデータベースとして記憶されている。
【0041】金型レイアウトが決定されたら、各加工ス
テーションSA、SB、SCにおける変位計装着ダイD
Hの配置位置を求める(ステップS4)。変位計装着ダ
イDHの配置位置決定の基本的な考え方は、 、ワークWが短い場合やセンターベンドの場合には、
中央を最適位置であるとして変位計装着ダイDHを配置
する。 、ワークWが長い場合やオフセットベンドの場合に
は、左右両端が変位計装着ダイDHを各々配置する。 、ワークWが長い場合やオフセットベンドの場合で、
クラウニング機構付きの場合や、3軸駆動の場合には、
左右両端および中央の3個所が最適位置であるとして変
位計装着ダイDHを各々配置する。 、ワークWに穴や切起しがある場合には、これらを回
避でき且つ穴や切起しに近い位置が最適位置であるとし
て変位計装着ダイDHを各々配置する。
【0042】以上のような基本的な考え方に基づいて、
例えば図9に示されているような製品Sの曲げ加工を行
う場合における金型レイアウトおよび変位計装着ダイD
Hの配置位置の決定は、以下のように決定する。
【0043】図10を参照するに、曲げ長さLXに対応
するために、図形情報から例えば長さがL3、L4、L
5、L6、L7であるダイD3、D4、D5、D6、D
7を組み合わせて加工ステーションの長さがLXとなる
ようにする。そして、ワークWに切起しや穴がない場合
で、ワークWが短い場合には、中央に1個の変位計装着
ダイDH(ここではダイD3)を配置する。
【0044】また、図11を参照するに、曲げ長さLY
に対応するために、図形情報から例えば長さがL1、L
2、L8であるダイD1、D2、D8を組み合わせて加
工ステーションの長さがLYとなるようにする。そし
て、ワークWに切起しや穴がない場合で、ワークWが長
い場合には、左右両端に変位計装着ダイDH(ここで
は、ダイD1およびダイD2)を配置する。
【0045】また、図12に示されているように、左右
両端部に穴81、83があるときは、図13に示されて
いるように、図形情報から曲げ長さLに対応するように
長さL10、L11、L12、L13、L14であるダ
イD10、D11、D12、D13、D14を組み合わ
せる。この時、ダイD10およびダイD12は穴81、
47を回避し且つ穴81、83の近辺に配置するように
する。
【0046】さらに、図14に示されているように、ベ
ンディングロボット85を用いた曲げ加工においては、
ワークWを把持しているベンディングロボット85のグ
リッパ87がワークWを把持している位置の近傍に変位
計装着ダイDHを配置するのが望ましい。
【0047】再び図8を参照するに、以上のようにして
分割ダイDおよび変位計装着ダイDHの配置が決定され
たら、金型交換指令部79の指令により、自動金型交換
手段27により交換を行って(ステップS5)、曲げ加
工を開始する(ステップS6)。
【0048】以上のように、ワークWの挙動を測定すべ
き場所に変位計装着ダイDHの配置を決定しているの
で、変位計11によりワークWの挙動を直接検出するこ
とができ、金型制作費のコストダウンを図ると共に、高
精度の曲げ加工を行うことができる。
【0049】なお、この発明は前述の発明の実施の形態
に限定されることなく、適宜な変更を行うことにより、
その他の態様で実施し得るものである。すなわち、前述
の発明の実施の形態においては、主に分割ダイDのレイ
アウトおよび交換について説明したが、分割パンチPに
ついても同様に行われる。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よるプレスブレーキの分割金型レイアウト方法では、分
割ダイおよび分割パンチにより加工ステーションを構成
してワークに曲げ加工を行うプレスブレーキでは、CA
D情報から曲げ線の長さを読み取って分割ダイおよび分
割パンチの組み合せを決定する。このとき、内部に上方
へ常時付勢されてワークの下面までの距離を測定する変
位計が装着されている変位計装着ダイを、ワークの曲げ
挙動を知りたい位置に配置するので、得たい曲げ情報を
得ることができ、適切な補正を行って高精度な曲げ加工
を行うことができる。また、必要最小限の個数の変位計
装着ダイを使用するので、装置のコストダウンを図るこ
とができる。
【0051】請求項2の発明によるプレスブレーキの分
割金型レイアウト方法では、変位計装着ダイの配置を決
定する際に、ワークに切起しや穴が設けられている場合
には、これら切起しや穴を回避し且つ切起しや穴の近傍
に配置するので、得たいワークの曲げ情報を確実に得る
ことができる。
【0052】請求項3の発明によるプレスブレーキの分
割金型レイアウト方法では、変位計装着ダイの配置を決
定する際に、加工するワークがベンディングロボットの
グリッパにより把持されて位置決めされる場合には、グ
リッパで把持される位置の近傍に変位計装着ダイを配置
するので、得たいワークの曲げ情報を確実に得ることが
できる。
【0053】請求項4の発明によるプレスブレーキの分
割金型レイアウト装置では、分割ダイおよび分割パンチ
により加工ステーションを構成してワークに曲げ加工を
行うプレスブレーキでは、CAD情報から曲げ線の長さ
を読み取って、金型レイアウト決定手段がメモリに記憶
されている分割ダイおよび分割パンチの長さ情報に基づ
いて分割ダイおよび分割パンチの組み合せを決定する。
このとき、内部に上方へ常時付勢されてワークの下面ま
での距離を測定する変位計が装着されている変位計装着
ダイを、ワークの曲げ挙動を知りたい位置にレイアウト
して、金型交換指令部が自動金型交換手段に指令して分
割金型を配置するので、得たい曲げ情報を得ることがで
き、適切な補正を行って高精度な曲げ加工を行うことが
できる。
【0054】請求項5の発明によるプレスブレーキの分
割金型レイアウト装置では、変位計装着ダイの配置を決
定する際に、金型レイアウト決定手段は、ワークに切起
しや穴が設けられている場合には、これら切起しや穴を
回避し且つ切起しや穴の近傍に変位計装着ダイを配置す
るので、得たいワークの曲げ情報を確実に得ることがで
きる。
【0055】請求項6の発明によるプレスブレーキの分
割金型レイアウト装置では、変位計装着ダイの配置を決
定する際に、金型レイアウト決定手段は、加工するワー
クがベンディングロボットのグリッパにより把持されて
位置決めされる場合には、グリッパで把持される位置の
近傍に対応して変位計装着ダイを配置するので、得たい
ワークの曲げ情報を確実に得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るプレスブレーキの分割金型レイ
アウト装置の構成を示すブロック図である。
【図2】図1の分割金型レイアウト装置を用いたプレス
ブレーキを示す正面図である。
【図3】変位計を示す断面図である。
【図4】刃間距離を示す説明図である。
【図5】変位計のセンサ信号出力部を示す斜視図であ
る。
【図6】金型装着部における変位計からの信号を受ける
受信部を示す一部省略の斜視図である。
【図7】ダイの裏側に設けられたダイ格納部および金型
交換ユニットを示す断面図である。
【図8】この発明に係るプレスブレーキの分割金型レイ
アウト方法を示すフローチャートである。
【図9】曲げ加工例を示す平面図である。
【図10】図9の曲げ加工を行うための分割ダイの組み
合せの一例を示す正面図である。
【図11】図9の曲げ加工を行うための分割ダイの組み
合せの一例を示す正面図である。
【図12】曲げ加工例を示す平面図である。
【図13】図12の曲げ加工を行うための分割ダイの組
み合せの一例を示す正面図である。
【図14】ベンディングロボットを用いた曲げ加工の場
合を示す斜視図である。
【図15】従来のプレスブレーキの正面図である。
【図16】変位計を示す断面図である。
【符号の説明】
1 分割金型レイアウト装置 3 プレスブレーキ 11 変位計 15 V溝 27 自動金型交換手段 75 メモリ 77 金型レイアウト決定手段 79 金型交換指令部 81、83 穴 85 ベンディングロボット 87 グリッパ W ワーク DH 変位計装着ダイ D 分割ダイ P 分割パンチ SA、SB、SC 加工ステーション
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 池田 英勝 神奈川県秦野市南ケ丘2−2 Fターム(参考) 4E063 AA01 BA07 DA08 DA13 DA19 FA05 JA07 KA20 LA03 LA17 5B046 AA05 BA04 DA02

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワークの曲げ長さに合わせて組み合わさ
    れた分割金型としての分割ダイに対して分割パンチを相
    対的にストロークさせて分割ダイとの協働により分割ダ
    イ上面に載置されたワークに曲げ加工を行うプレスブレ
    ーキの分割金型レイアウト方法において、前記ワークの
    CAD情報に基づいて前記分割ダイおよび分割パンチに
    より構成される加工ステーションの長さを決定すると共
    に分割ダイの組み合せおよび分割パンチの組み合せを決
    定し、分割ダイの内部に設けられ分割ダイのV溝から上
    方へ常時付勢されてワークの下面までの距離を測定する
    上下移動自在な変位計が内部に装着されている変位計装
    着ダイの配置を前記ワークの曲げ挙動を検出すべき位置
    に配置すること、を特徴とするプレスブレーキの分割金
    型レイアウト方法。
  2. 【請求項2】 前記ワークに切起しや穴が設けられてい
    る場合には、この切起しや穴を回避し且つ切起しや穴の
    近傍に前記変位計装着ダイを配すること、を特徴とする
    請求項1記載のプレスブレーキの分割金型レイアウト方
    法。
  3. 【請求項3】 前記ワークがベンディングロボットのグ
    リッパにより把持されている場合には、このグリッパで
    把持される位置の近傍に対応して前記変位計装着ダイを
    配すること、を特徴とする請求項1記載のプレスブレー
    キの分割金型レイアウト方法。
  4. 【請求項4】 ワークの曲げ長さに合わせて組み合わさ
    れた分割金型としての分割ダイに対して分割パンチを相
    対的にストロークさせて分割ダイとの協働により分割ダ
    イ上面に載置されたワークに曲げ加工を行うプレスブレ
    ーキの分割金型レイアウト装置であって、分割ダイの内
    部に設けられ分割ダイのV溝から上方へ常時付勢されて
    ワークの下面までの距離を測定する上下動自在な変位計
    と、この変位計が内部に装着されている変位計装着ダイ
    と、前記分割ダイおよび分割パンチの長さ情報を記憶し
    ておくメモリと、前記ワークのCAD情報に基づいて前
    記分割ダイおよび分割パンチにより構成される加工ステ
    ーションの長さを決定すると共に分割ダイの組み合せお
    よび分割パンチの組み合せを決定して前記変位計装着ダ
    イの配置位置を決定する金型レイアウト決定手段と、前
    記分割ダイおよび分割パンチを自動交換する自動金型交
    換手段と、前記分割ダイ,分割パンチおよび変位計装着
    ダイを前記金型レイアウト決定手段により決定されたレ
    イアウトで交換すべく前記自動金型交換手段に指令する
    金型交換指令部と、を備えてなることを特徴とするプレ
    スブレーキの分割金型レイアウト装置。
  5. 【請求項5】 前記金型レイアウト決定手段が、前記ワ
    ークに切起しや穴が設けられている場合には、この切起
    しや穴を回避し且つ切起しや穴の近傍に前記変位計装着
    ダイを配するものであること、を特徴とする請求項4記
    載のプレスブレーキの分割金型レイアウト装置。
  6. 【請求項6】 前記金型レイアウト決定手段が、前記ワ
    ークがベンディングロボットのグリッパにより把持され
    ている場合には、このグリッパで把持される位置の近傍
    に対応して前記変位計装着ダイを配するものであるこ
    と、を特徴とする請求項4記載のプレスブレーキの分割
    金型レイアウト装置。
JP2000019262A 2000-01-27 2000-01-27 プレスブレーキの分割金型レイアウト方法およびその装置 Pending JP2001205338A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000019262A JP2001205338A (ja) 2000-01-27 2000-01-27 プレスブレーキの分割金型レイアウト方法およびその装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000019262A JP2001205338A (ja) 2000-01-27 2000-01-27 プレスブレーキの分割金型レイアウト方法およびその装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001205338A true JP2001205338A (ja) 2001-07-31

Family

ID=18545993

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000019262A Pending JP2001205338A (ja) 2000-01-27 2000-01-27 プレスブレーキの分割金型レイアウト方法およびその装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001205338A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1854563A1 (en) * 2006-05-12 2007-11-14 Yamazaki Mazak Corporation Method for producing die for press brake and die
US7324868B2 (en) 2004-10-29 2008-01-29 Yamazaki Mazak Corporation Die for a press brake and method for producing the same
CN100437593C (zh) * 2005-08-16 2008-11-26 鸿富锦精密工业(深圳)有限公司 冲压模架五金件自动非干涉排布方法
JP2018521857A (ja) * 2015-06-16 2018-08-09 ツァイザー エンジニアリング ウアベZeiser Engineering,UAB メタルシート材を曲げる自動プレスブレーキ又は曲げ機、及びそのような自動プレスブレーキ又は曲げ機でメタルシート材を曲げる方法

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7324868B2 (en) 2004-10-29 2008-01-29 Yamazaki Mazak Corporation Die for a press brake and method for producing the same
CN100437593C (zh) * 2005-08-16 2008-11-26 鸿富锦精密工业(深圳)有限公司 冲压模架五金件自动非干涉排布方法
EP1854563A1 (en) * 2006-05-12 2007-11-14 Yamazaki Mazak Corporation Method for producing die for press brake and die
JP2018521857A (ja) * 2015-06-16 2018-08-09 ツァイザー エンジニアリング ウアベZeiser Engineering,UAB メタルシート材を曲げる自動プレスブレーキ又は曲げ機、及びそのような自動プレスブレーキ又は曲げ機でメタルシート材を曲げる方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1319450B1 (en) Bending apparatus
JP4672868B2 (ja) 曲げプレスシステム
JP4892312B2 (ja) 曲げ加工方法及びそのシステム
JP4398490B2 (ja) 金型干渉チェック方法及び装置
US6167740B1 (en) Method and apparatus for forming bends in a selected sequence
FI68545B (fi) Foerfarande och anordning foer flyttning av ett eller flera fastorgan i ett automatiskt plaotslagericentrum
US6480757B1 (en) Method of locating a workpiece on a computer numeric controlled machining system
JP2001205338A (ja) プレスブレーキの分割金型レイアウト方法およびその装置
JP4118975B2 (ja) ワーク傾き角度測定方法およびワーク曲げ角度測定方法並びにワーク傾き量測定装置,ワーク曲げ角度測定装置
JP2013180339A (ja) プレスブレーキおよびワークの曲げ加工方法
EP2331272B1 (en) Production line for lift guides and similar products and productive process for making thereof
WO2001003864A1 (fr) Systeme de cintrage de tole comprenant une presse plieuse et un dispositif de support de tole, procede de creation de donnees de commande afferent et support de stockage lisible par ordinateur sur lequel sont memorisees les donnees de commande
JP4242204B2 (ja) 曲げ加工装置
JP4355374B2 (ja) プレスブレーキにおける金型取付方法
JP2859706B2 (ja) 折曲げ加工方法及び折曲げ制御装置
JP4252371B2 (ja) 曲げ加工機における曲げ角度検出センサの位置決め配置方法および装置、並びに同曲げ角度検出センサを用いた曲げ加工機の制御方法
JP5041572B2 (ja) 曲げ加工装置
JP7290079B2 (ja) 工作機械システム及び情報表示方法
JP6641420B2 (ja) 分割金型の装着方法及びプレスブレーキ
JP2002178037A (ja) 板金加工方法及び板金加工システム、並びに板金加工システムに用いるブランク加工装置、ワーク板厚測定装置、スプリングバック測定装置
JP2001219221A (ja) 金型の形状・取付位置の入力方法及びその装置、並びに金型の形状・取付位置の確認方法及びその装置
JP2509867Y2 (ja) 板材加工機の突き当てゲ―ジ装置
JP2001025822A (ja) バックゲージ装置の突当て位置決め方法およびバックゲージ装置並びに曲げ加工方法および曲げ加工機
JP2002079319A (ja) 曲げ加工機における金型装置、曲げ加工機、曲げ角度検出方法並びに曲げ加工方法
JP2000263140A (ja) 曲げ加工装置及びその装置を使用する曲げ加工方法