JP2001204834A - 防火区画用耐火スクリーン装置 - Google Patents

防火区画用耐火スクリーン装置

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JP2001204834A
JP2001204834A JP2000018650A JP2000018650A JP2001204834A JP 2001204834 A JP2001204834 A JP 2001204834A JP 2000018650 A JP2000018650 A JP 2000018650A JP 2000018650 A JP2000018650 A JP 2000018650A JP 2001204834 A JP2001204834 A JP 2001204834A
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screen curtain
fire
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gap
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Tadataka Azuma
忠孝 東
Kiyomi Yasuhara
清巳 安原
Yuji Kadokawa
雄二 角川
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Unitika Glass Fiber Co Ltd
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    • A62LIFE-SAVING; FIRE-FIGHTING
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    • A62C2/00Fire prevention or containment
    • A62C2/06Physical fire-barriers
    • A62C2/10Fire-proof curtains

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  • Public Health (AREA)
  • Business, Economics & Management (AREA)
  • Emergency Management (AREA)
  • Operating, Guiding And Securing Of Roll- Type Closing Members (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 耐火スクリーン幕が建物との間で相対移動さ
れる部分に形成される隙間を、該耐火スクリーン幕の下
降動作等を妨げることなく確実に封止することができる
防火区画用耐火スクリーン装置を提供する。 【解決手段】 耐火スクリーン幕11は、常時は天井側
に格納される一方、火災発生時に垂下して建物の内部空
間を間仕切りする。耐火スクリーン幕11は、垂下時に
天井のスリットから繰り出されて、その側縁部11aが
ガイドレール18に案内される。耐火スクリーン幕11
の垂下時に、これが相対移動するガイドレール18との
間の隙間20に、加熱により炭化膨張する感熱性発泡材
35を用いた封止部材30を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、天井側に巻回され
るなどして格納される不燃性または耐火性を有する可撓
性の耐火スクリーン幕を、火災発生時に垂下して建物の
内部空間を間仕切りすることにより、建物の延焼や煙の
拡散を防止する防火区画用耐火スクリーン装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】建物の内部には、従来から、火災時に備
えて、火炎や煙を遮断するための防火隔壁や防火シャッ
ターなどの防火設備が計画的に配備されている。最近、
これら防火隔壁や防火シャッターなどに代わる新しい防
火設備として、不燃性または耐火性に富んだ可撓性の耐
火スクリーン幕を使用して火炎や煙を遮断するようにし
た防火区画用耐火スクリーン装置が提案されている。
【0003】このような耐火スクリーン装置では、通常
は耐火スクリーン幕が天井部分に巻回されて格納され、
火災発生時に該耐火スクリーン幕の下端部に設けたウエ
イトの自重により該耐火スクリーン幕が垂下されて、建
物の内部空間を間仕切りするようになっている。該耐火
スクリーン幕が垂下される際、該耐火スクリーン幕は天
井に形成したスリットから繰り出されるようになってお
り、かつまたその幅方向両側縁部は間仕切り空間の両側
壁に設けたガイドレール内に挿入されて案内されるよう
になっている。
【0004】即ち、図5に示すように前記ガイドレール
1は断面が略コ字状を成しており、その開口部1aから
前記耐火スクリーン幕2の側縁部2aが挿入されて、該
耐火スクリーン幕2が鉛直に垂下されるように当該側縁
部2aを案内するようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
従来の防火区画用耐火スクリーン装置にあっては、耐火
スクリーン幕2の降下時に該側縁部2aをスムーズに移
動させる必要があるため、該耐火スクリーン幕2の端部
肉厚tに対してガイドレール1の内側1b,1c間の間
隔Wを大きくしている。このため、耐火スクリーン幕2
の端部2aとガイドレール1の内側1b,1c間にはど
うしても隙間δが生じてしまう。
【0006】このため、前記隙間δによって耐火スクリ
ーン幕2で間仕切りした場合の密閉性が損なわれてしま
い、その隙間δ部分から煙りが噴出したり、場合によっ
ては火炎が噴出するなどして防火機能が低下することが
考えられる。また、この気密性の低下については、天井
部分に形成されている耐火スクリーン幕を繰り出すため
の前記スリットにあっても、同様の問題があると考えら
れる。
【0007】そこで、本発明はかかる従来の課題に鑑み
て成されたもので、耐火スクリーン幕が建物との間で相
対移動される部分に形成される隙間を、該耐火スクリー
ン幕の下降動作等を妨げることなく確実に封止すること
ができる防火区画用耐火スクリーン装置を提供すること
を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに本発明の防火区画用耐火スクリーン装置は、建物内
部を間仕切りして防火区画を形成すべく、側縁部がガイ
ドに案内されつつ天井のスリットから順次繰り出されて
降下される可撓性の耐火スクリーン幕を備えた防火区画
用耐火スクリーン装置において、上記耐火スクリーン幕
と該耐火スクリーン幕が相対移動する上記スリットや上
記ガイドなどの建物側との間の隙間に、加熱されて膨張
して該隙間を封止する封止部材を設けたことを特徴とす
る。
【0009】この構成では、耐火スクリーン幕とこれが
相対移動する建物側との間に形成される隙間、例えば耐
火スクリーン幕を繰り出す天井のスリットや耐火スクリ
ーン幕の側縁部を案内するガイドの隙間に、加熱される
ことで膨張する封止部材を設けることにより、耐火スク
リーン幕で防火区画を形成している状態で火災発生側の
熱が前記封止部材に作用すると、当該封止部材が膨張し
て隙間を確実に密閉することができる。このことによっ
て、火災発生側に前記隙間から空気が供給されたり、火
災発生側から煙りが漏れたりするのを防止し、さらに間
仕切り部分の外方への延焼を防止することができる。ま
た、このように封止部材を設けた場合にも、当該封止部
材は加熱されて初めて膨張して隙間を塞ぐものであるた
め、通常時における耐火スクリーン幕の昇降動作や火災
発生初期の耐火スクリーン幕の下降動作に支障を与える
ことはない。
【0010】また、前記封止部材は前記建物側に設けら
れていることを特徴とする。
【0011】封止部材は耐火スクリーン幕側および建物
側のいずれにも備えることは可能であるが、当該封止部
材はそれなりの厚みを有するので、耐火スクリーン幕側
に取り付けた場合にその巻き取り動作や繰り出し動作に
支障を与えるおそれも考えられる一方で、建物側に取り
付けることとすれば耐火スクリーン幕の作動に悪影響を
与えることがなく、かつまた封止部材を隙間に対して適
切な位置に安定的に設置することができる。また、封止
部材は後付けで隙間に取り付けることが可能で、既存設
備にも適切に適用することができる。
【0012】さらに、前記封止部材は筒体部の内部に感
熱性発泡材を収容して形成されていることを特徴とす
る。
【0013】封止部材の構造がきわめて簡単であり、耐
火スクリーン幕側でもスリット、ガイドなどの建物側へ
でも、容易に取り付けることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の防火区画用耐火ス
クリーン装置の実施形態を添付図面に基づいて説明す
る。図1から図4は本発明の一実施形態を示し、図1は
耐火スクリーン幕で間仕切りした状態を示す防火区画用
耐火スクリーン装置の全体斜視図、図2は図1中A−A
線からの拡大断面図、図3は封止部材の拡大斜視図、図
4は封止部材による密閉状態を示す図2に対応する拡大
断面図である。
【0015】本発明の防火区画用耐火スクリーン装置1
0は、耐火スクリーン幕11が常時は天井15側に格納
される一方、火災発生時に垂下して建物の内部空間を間
仕切りするようになっており、このような防火区画用耐
火スクリーン装置10にあってその基本とするところ
は、耐火スクリーン幕11の垂下時に、これが相対移動
する建物側との間の隙間20に、加熱により炭化膨張す
る感熱性発泡材35を用いた封止部材30を設けること
にある。
【0016】即ち、図1は本実施形態の防火区画用耐火
スクリーン装置10を示し、この防火区画用耐火スクリ
ーン装置10は不燃性または耐火性を有する可撓性の耐
火スクリーン幕11を備えて構成され、この耐火スクリ
ーン幕11は天井裏12に設けられる巻取り軸13に巻
回されて格納される。前記耐火スクリーン幕11の下端
縁には棒状のウエイト14が水平に取り付けられ、耐火
スクリーン幕11で間仕切りする際には、巻取り軸13
に巻回された耐火スクリーン幕11が前記ウエイト14
の重量によって下降され、そしてこのウエイト14が着
床した時点で前記巻取り軸13の回転が停止されて、耐
火スクリーン幕11の緊張状態が保持されるようになっ
ている。前記耐火スクリーン幕11としては、ガラス繊
維の織布やシリカクロスなどの不燃性あるいは耐火性に
富んだ布製の素材から形成され、火炎や煙を遮断する機
能を有している。
【0017】前記巻取り軸13の直下部分の天井15に
は、耐火スクリーン幕11の幅と略等しい長さのスリッ
ト16が形成され、該スリット16を介して該耐火スク
リーン幕11が出し入れされる。また、前記耐火スクリ
ーン幕11によって間仕切りされる建物の内部空間Sに
は、該耐火スクリーン幕11の幅をもって1対の側壁1
7が設けられており、これら両側壁17には耐火スクリ
ーン幕11の両側縁部11aを案内するガイドレール1
8が設けられる。
【0018】該ガイドレール18は、図2に示すように
開口部分18aが前記間仕切り空間Sに面する略断面コ
字状に形成され、該開口部分18aに耐火スクリーン幕
11の幅方向の側縁部11aが挿入される。該ガイドレ
ール18はその開口部分18aが縮幅される一方、該ガ
イドレール18内に挿入された耐火スクリーン幕11の
側縁部11aには係止部19が突設され、該係止部19
が縮幅された開口部分18aに係止されることにより、
当該側縁部11aの抜止めが行われる。また、開口部分
18aの間隔Wは耐火スクリーン幕11の肉厚tより大
きく設定されて、該耐火スクリーン幕11がガイドレー
ル18に沿ってスムーズに降下されるようになってお
り、これら耐火スクリーン幕11と開口部分18aとの
間が隙間20となっている。
【0019】なお、前記耐火スクリーン幕11の下端部
には、上方に向かって立ち上がる切れ目21と、該切れ
目21の下端から水平方向へ所定長さで形成された扉専
用の扉ウエイト22とによって避難扉23が形成され
る。このように構成された避難扉23は、切れ目21の
上端21aと扉ウエイト22の上記切れ目21とは反対
側の端部22aとを結ぶ折曲げ線24によって開閉され
る。また、前記切れ目21には重合部分25が設けられ
て、閉止状態で隙間が生じないようになっている。
【0020】ここで、本実施形態では前記ガイドレール
18に生じる隙間20は、耐火スクリーン幕11の表裏
両面に存在するが、それぞれの隙間20に封止部材30
を設けるようになっている。該封止部材30は、図3に
示すように不燃性または耐火性を有する可撓性シート3
1(この可撓性シート31としては例えば、前記耐火ス
クリーン幕11と同じ材質を用いることができる)を2
つ折りにしかつ中間部分を縫製32することで、片側に
筒体状の袋縫い部分33を形成するとともに反対側に建
物側への取付け部34を形成し、前記袋縫い部分33の
内方に感熱性発泡材35を挿入することで構成される。
本実施形態では前記袋縫い部分33および前記取付け部
34のそれぞれの幅W1,W2は20mm程度とされ、全
体の長さLは階高に相当するガイドレール18の長さに
対応して2700mm程度とされる。
【0021】前記感熱性発泡材35としては、商品名
「ダンシール−D」などの膨張性グラファトが用いら
れ、該感熱性発泡材35は所定厚みを有する帯状に形成
されて前記袋縫い部分33に挿入される。該感熱性発泡
材35を構成する膨張性グラファイトは、略300゜C
程度の高熱を受けると高密度の炭化層を形成しつつ、特
に、その厚さ方向に過大膨張(10〜15倍)する性質
を有している。そして、本実施形態では前記感熱性発泡
材35の幅W3は12mm程度とされるとともに、その
厚さTは前記隙間20の寸法よりも十分に小さく形成さ
れ、該感熱性発泡材35を袋縫い部分33に十分な余裕
をもって挿入できるようになっている。
【0022】そして、前記封止部材30を前記隙間20
に取り付ける際には、図2に示したように袋縫い部分3
3の可撓性シート31が耐火スクリーン幕11表面と開
口部分18aの内側とに軽く接触するようにして、該袋
縫い部分33を隙間20に位置させる。このように袋縫
い部分33を耐火スクリーン幕11に接触させた場合に
も、上述したように感熱性発泡材35は袋縫い部分33
内に余裕をもって納められているために、固形体である
該感熱性発泡材35が耐火スクリーン幕11に接触する
ことが防止される。従って、耐火スクリーン幕11の降
下時には、この耐火スクリーン幕11は前記可撓性シー
ト31に軽く接触する程度であるため、該耐火スクリー
ン幕11の昇降動作の支障になることはない。また、前
記封止部材30の取付け部34は、ガイドレール18の
拡幅された内部段部面18bにビス36止めされ、該封
止部材30のずれや離脱が防止される。
【0023】以上の構成により本実施形態の防火区画用
耐火スクリーン装置10では、常時は天井裏12に設置
された巻取り軸13に巻回されて格納状態にある耐火ス
クリーン幕11は、火災発生時に巻取り軸13のロック
が外れるなどしてウエイト22の自重により降下する。
このとき、耐火スクリーン幕11は天井15のスリット
16から繰り出されつつ、該耐火スクリーン幕11の側
縁部11aがガイドレール18に案内されて垂下され、
前記ウエイト22が着床することにより耐火スクリーン
幕11は緊張状態で建物の内部空間Sを間仕切りする。
【0024】ここで、前記耐火スクリーン幕11の間仕
切り状態では、これを案内する前記ガイドレール18と
の間に隙間20があるが、本実施形態では該隙間20に
設けられた封止部材30によって、耐火スクリーン幕1
1の側縁部11aの密閉性を確保することができる。つ
まり、この密閉性が要求される時は火災発生による非常
時であるが、封止部材30は、耐火スクリーン幕11と
ガイドレール18の開口部分18a内側との間の隙間2
0に位置する袋縫い部分33に感熱性発泡材35が挿入
されているため、該感熱性発泡材35は火災により加熱
されて袋縫い部分33内で特に厚さ方向に大きく膨張す
る。このため、図4に示すように袋縫い部分33は、膨
張される感熱性発泡材35で充満されて張り詰められる
ことになり、この張り詰められた袋縫い部分33が耐火
スクリーン幕11と開口部分18aの内側とに強く圧接
して、前記隙間20は確実に密閉される。
【0025】従って、このように耐火スクリーン幕11
の側縁部11aの隙間20が密閉されることにより、火
災発生側に空気が供給されたり、火災発生側から煙りが
漏れ出たりするのを防止できるとともに、間仕切り部分
の外方に延焼するのを防止することができる。また、感
熱性発泡材35の加熱膨張は炭化層を形成しつつ行われ
るため、火災時の高熱が作用しても焼失したり溶融する
ことは無く、密閉状態を継続的に保持することができ
る。
【0026】また、前記封止部材30は、可撓性シート
31を2つ折りにしてその中間部分を縫製32し、その
片側に袋縫い部分33を形成するとともに、反対側に建
物側への取付け部34を形成し、該袋縫い部分33の内
方に感熱性発泡材35を挿入して構成したので、該感熱
性発泡材35を袋縫い部分33に単に挿入するという簡
単な構造をもって作成することができる。
【0027】更に、前記取付け部分34は、これを建物
側となるガイドレール18に固定することにより、前記
感熱性発泡材35を隙間20に安定的に設置できるとと
もに、封止部材30を後付けにより隙間20に取り付け
ることができるため、既存の防火区画用耐火スクリーン
装置10にも好ましく適用することができる。
【0028】更にまた、上記封止部材30を隙間20に
設ける際、袋縫い部分33の可撓性シート31を耐火ス
クリーン幕11に軽く接触させるようにすることで、耐
火スクリーン幕11の昇降動作の妨げとなることなく、
隙間20の気密性をある程度確保することができる。従
って、火災発生の初期状態で上記感熱性発泡材35が膨
張しないまでも当該隙間20から煙が漏出するのを抑制
することができる。
【0029】ところで、本実施形態では前記封止部材3
0を耐火スクリーン幕11の表裏両面側に設けた場合を
開示したが、これに限ることなく耐火スクリーン幕11
のいずれか一方の片面側のみに設けても良い。また、耐
火スクリーン幕11とガイドレール18との間の隙間2
0を例にとって本発明を適用した場合を開示したが、耐
火スクリーン幕11が出し入れされる天井15のスリッ
ト16にあっても隙間が存在するので、この隙間に対し
ても本発明を適用することができ、更には、これらガイ
ドレール18およびスリット16に限ることなく、耐火
スクリーン幕11と建物側との間にその他の隙間部分に
対しても本発明を適用することができる。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように本発明の防火区画用
耐火スクリーン装置は、耐火スクリーン幕とこれが相対
移動する建物側との間に形成される隙間、例えば耐火ス
クリーン幕を繰り出す天井のスリットや耐火スクリーン
幕の側縁部を案内するガイドの隙間に、加熱されること
で膨張する封止部材を設けたので、耐火スクリーン幕で
防火区画を形成している状態で火災発生側の熱が前記封
止部材に作用すると、当該封止部材が膨張して隙間を確
実に密閉することができる。また、このように封止部材
を設けた場合にも、当該封止部材は加熱されて初めて膨
張して隙間を塞ぐものであるため、通常時における耐火
スクリーン幕の昇降動作や火災発生初期の耐火スクリー
ン幕の下降動作に支障を与えることはない。
【0031】また、前記封止部材を前記建物側に設けた
ので、耐火スクリーン幕の作動に悪影響を与えることが
なく、かつまた封止部材を隙間に対して適切な位置に安
定的に設置することができる。また、封止部材を後付け
で隙間に取り付けることができ、既存設備にも適切に適
用することができる。
【0032】さらに、前記封止部材を、筒体部の内部に
感熱性発泡材を収容して構成するようにしたので、封止
部材の構造がきわめて簡単であり、耐火スクリーン幕側
でもスリット、ガイドなどの建物側へでも、容易に取り
付けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の防火区画用耐火スクリー
ン装置にあって耐火スクリーン幕で間仕切りした状態の
全体斜視図である。
【図2】本発明の一実施形態を示す図1中A−A線から
の拡大断面図である。
【図3】本発明に適用される封止部材の一例を示す拡大
斜視図である。
【図4】本発明に適用される封止部材により隙間を密閉
した状態の拡大断面図である。
【図5】従来の防火区画用耐火スクリーン装置の隙間の
横断面図である。
【符号の説明】
10 防火区画用耐火スクリーン装置 11 耐火スクリーン幕 11a 側縁部 13 巻取り軸 15 天井 16 スリット 18 ガイドレール 20 隙間 30 封止部材 31 可撓性シート 33 袋縫い部分 34 取付け部 35 感熱性発泡材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 角川 雄二 東京都港区芝大門2丁目12番地9号 ユニ チカグラスファイバー株式会社内 Fターム(参考) 2E042 AA06 BA00 CB04 DA01

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建物内部を間仕切りして防火区画を形成
    すべく、側縁部がガイドに案内されつつ天井のスリット
    から順次繰り出されて降下される可撓性の耐火スクリー
    ン幕を備えた防火区画用耐火スクリーン装置において、 上記耐火スクリーン幕と該耐火スクリーン幕が相対移動
    する上記スリットや上記ガイドなどの建物側との間の隙
    間に、加熱されて膨張して該隙間を封止する封止部材を
    設けたことを特徴とする防火区画用耐火スクリーン装
    置。
  2. 【請求項2】 前記封止部材は前記建物側に設けられて
    いることを特徴とする請求項1に記載の防火区画用耐火
    スクリーン装置。
  3. 【請求項3】 前記封止部材は筒体部の内部に感熱性発
    泡材を収容して形成されていることを特徴とする請求項
    1または2に記載の防火区画用耐火スクリーン装置。
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