JP2001204792A - 医療用容器の製造方法および医療用容器 - Google Patents

医療用容器の製造方法および医療用容器

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JP2001204792A
JP2001204792A JP2000019029A JP2000019029A JP2001204792A JP 2001204792 A JP2001204792 A JP 2001204792A JP 2000019029 A JP2000019029 A JP 2000019029A JP 2000019029 A JP2000019029 A JP 2000019029A JP 2001204792 A JP2001204792 A JP 2001204792A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明の目的は、シール部における気泡、ピン
ホール等の欠陥の発生を防止し得る医療用容器の製造方
法および医療用容器を提供することにある。 【解決手段】本発明の医療用容器の製造方法では、シー
ト材21の折り返し部211の少なくとも一部を含む領
域を予備シールして予備シール部22、23でシール
し、次いで、予備シール部22、23よりシール強度が
大きく、かつ折り返し部211において予備シール部2
2、23と重なるように再びシールしてシール部24、
25を形成し、その後、バッグ2内部に液体3を注入す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、医療用容器の製造
方法および医療用容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】輸液バッグ等の医療用容器として、樹脂
性シート材を融着することによって、内部に液体を密封
したものが広く用いられている。この融着は、一般に、
シート材を重ね合わせ、一対のシール金型で挟み、加熱
することにより行われる。
【0003】しかし、円筒状のシート材等を用いた場
合、両金型でシート材を挟むときに、シート材の折り返
し部(側縁部)周辺にエアーが入り込む場合がある。こ
のようにシート材の間にエアーが入り込むと、その部位
に、気泡を生じたり、図5に示すように、シート材の肉
厚が部分的に極端に薄くなったりするので、熱シール
後、ピンホールを生じることがある。ピンホールが存在
すると、ガスバリア性が損なわれ、例えば、空気中の水
分、酸素、二酸化炭素などが侵入し、容器内の薬剤を変
質させる場合がある。
【0004】また、シール部に気泡が存在したり、シー
ト材の肉厚が部分的に極端に薄くなっていると、落下等
の衝撃が加わった場合に、医療用容器の破袋等が生じ易
くなる。
【0005】このような問題は、特に、オレフィン系樹
脂を含むシート材を用いた場合、顕著であった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、シー
ル部における気泡、ピンホール等の欠陥の発生を防止し
得る医療用容器の製造方法および医療用容器を提供する
ことにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】このような目的は、下記
(1)〜(10)の本発明により達成される。
【0008】(1) 折り返し部を有するシート材で構
成され、前記シート材をシールすることによって形成さ
れたバッグの内部に液体が収納された医療用容器の製造
方法であって、前記シート材の前記折り返し部の少なく
とも一部を含む領域を予備シールして予備シール部を形
成し、次いで、前記予備シール部よりシール強度が大き
く、かつ前記折り返し部において前記予備シール部と重
なるように再びシールしてシール部を形成し、その後、
前記バッグ内部に前記液体を注入することを特徴とする
医療用容器の製造方法。
【0009】(2) 前記予備シール部のシール強度
は、0.5〜6.0kgf/2cm幅である上記(1)
に記載の医療用容器の製造方法。
【0010】(3) 前記予備シール部は、前記シート
材の少なくとも内表面部分を形成する材料の融点以下の
温度で融着することにより形成されたものである上記
(1)または(2)に記載の医療用容器の製造方法。
【0011】(4) 前記シート材は、インフレーショ
ン成形によって円筒状に成形されたものである上記
(1)ないし(3)のいずれかに記載の医療用容器の製
造方法。
【0012】(5) 前記バッグ内部は、仕切り部によ
って複数の空間に仕切られている上記(1)ないし
(4)のいずれかに記載の医療用容器の製造方法。
【0013】(6) 前記仕切り部の少なくとも一部に
前記シール部よりシール強度の小さい弱シール部を有す
る上記(5)に記載の医療用容器の製造方法。
【0014】(7) 前記予備シール部と前記弱シール
部を同一工程で形成する上記(6)に記載の医療用容器
の製造方法。
【0015】(8) 前記シート材の少なくとも内表面
部分を形成する材料は、オレフィン系樹脂を含むもので
ある上記(1)ないし(7)のいずれかに記載の医療用
容器の製造方法。
【0016】(9) 前記シート材の少なくとも内表面
部分を形成する材料は、ポリオレフィンと、オレフィン
系熱可塑性エラストマーとスチレン系熱可塑性エラスト
マーの少なくとも一方とを含むものである上記(1)な
いし(7)のいずれかに記載の医療用容器の製造方法。
【0017】(10) 上記(1)ないし(9)のいず
れかに記載の医療用容器の製造方法により製造されたこ
とを特徴とする医療用容器。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の医療用容器の製造
方法および医療用容器について、詳細に説明する。
【0019】図1は、本発明の医療用容器の第1実施形
態を示す部分断面図である。以下、図1中の上側を「基
端」、下側を「先端」として説明する。
【0020】図1に示すように、第1実施形態の医療用
容器1は、その基端部、先端部がそれぞれシール部2
4、シール部25でシールされ、内部に液体3を収納す
るバッグ2と、排出口4とを有している。
【0021】バッグ2は、インフレーション成形法によ
り筒状に成形されたシート材21で構成されている。
【0022】この他、シート材21は、例えば、Tダイ
法、ブロー成形法、ドライラミネート法、ホットメルト
ラミネート法、共押出インフレーション法、共押出Tダ
イ法、ホットプレス法等の種々の方法により製造された
ものでもよい。
【0023】シート材21は、ガスバリヤー性を有する
のが好ましい。ここで、ガスバリヤー性とは、水蒸気透
過度が、好ましくは50g/m2・24hrs・40℃
・90%RH以下、より好ましくは10g/m2・24
hrs・40℃・90%RH以下、さらに好ましくは1
g/m2・24hrs・40℃・90%RH以下である
ことを言う。この水蒸気透過度は、JIS K7129
(A法)に記載の方法により測定される。
【0024】このようにシート材21がガスバリヤー性
を有することにより、医療用容器1の内部からの水分の
蒸散が防止できる。その結果、液体3の減少、濃縮を防
止することができるとともに、液体3の量が必要最少限
の量で済み、医療用容器1全体の容積や重量を小さくす
ることができる。また、医療用容器1の外部からの水蒸
気の侵入も防止することができる。
【0025】このようなシート材21に使用できる材料
(樹脂材料)としては、例えばポリエチレン(PE)、
ポリプロピレン(PP)、ポリブタジエン、エチレン−
酢酸ビニル共重合体(EVA)のようなポリオレフィ
ン、オレフィン系エラストマー、スチレン系エラストマ
ー等の各種熱可塑性エラストマーあるいはこれらを任意
に組み合わせたもの(ブレンド樹脂、ポリマーアロイ、
積層体等)が挙げられる。これらの樹脂材料は、高圧蒸
気滅菌(オートクレーブ滅菌)に耐えられる耐熱性、耐
水性を有している点でも好ましい。
【0026】シート材21の構成材料として、ポリオレ
フィンが含有されるとき、特に、本発明の有用性が大き
い。したがって、シート材21は、構成材料として、ポ
リオレフィンを含むものであるのが好ましい。
【0027】シート材21の構成材料として特に好まし
いものに、ポリエチレンまたはポリプロピレンに、スチ
レン−ブタジエン共重合体やスチレン−エチレン−ブチ
レン−スチレンブロック共重合体等のスチレン系熱可塑
性エラストマーをブレンドし柔軟化した軟質樹脂を挙げ
ることができる。この材料は、高強度で柔軟性に富み、
耐熱性(特に滅菌時の耐熱性)、耐水性が高い他、加工
性が特に優れ、製造コストの低減を図れる点で好まし
い。
【0028】シート材21は、前述したような材料より
なる単層構造のもの(単層体)であってもよいし、また
種々の目的で、複数の層(特に異種材料の層)を重ねた
多層積層体であってもよい。
【0029】多層積層体の場合、複数の樹脂層を重ねた
ものであってもよいし、少なくとも1層の樹脂層に金属
層を積層したものであってもよい。
【0030】複数の樹脂層を重ねたものの場合、それぞ
れの樹脂の利点を併有することができ、例えば、バッグ
2の耐衝撃性を向上させたり、対ブロッキング性を付与
したりすることができる。
【0031】また、金属層を有するものの場合、バッグ
2のガスバリヤー性等を向上させることができる。例え
ば、アルミ箔等のフィルムが積層された場合、ガスバリ
ヤー性の向上とともに、遮光性を付与したりすることが
できる。また、酸化チタン、酸化アルミニウム、酸化ケ
イ素等の酸化物からなる層を形成した場合、ガスバリヤ
ー性の向上とともに、バッグ2の透明性を維持すること
ができ、内部の視認性を確保することができる。
【0032】なお、シート材21が多層積層体である場
合、その内表面部分を形成する材料が、前述した材料で
あるのが好ましい。
【0033】バッグ2を構成するシート材(単層または
多層積層体)21の厚さは、その層構成や用いる素材の
特性(柔軟性、強度、水蒸気透過性、耐熱性等)等に応
じて適宜決定され、特に限定されるものではないが、通
常は、100〜500μm程度であるのが好ましく、2
00〜300μm程度であるのがより好ましい。
【0034】また、バッグ2の容積は、内部に収納する
液体3の種類等によって異なるが、通常は、200〜5
000ml程度であるのが好ましく、1000〜500
0ml程度であるのがより好ましい。
【0035】ところで、バッグの素材としてインフレー
ション成形法により筒状に成形されたシート材のよう
に、折り返し部(図1に示したインフレーション成形に
よって得られたシート材21の場合においては、シート
材21の両側縁部)211を有するシート材を用いた場
合、図4に示すように、シール部の形成時においては、
シート材21が反っていたり、シート材21の弾性によ
り、折り返し部211周辺が膨らみ212をもち、その
内側に空隙部29が形成されている場合が多い。
【0036】このような状態で、そのまま熱融着等によ
りシール部を形成すると、まず膨らみ212の頂部に金
型7が当接して、その部分が優先して溶融されることと
なり、図5中、矢印で示したように、シール部における
シート材21の肉厚が部分的に極端に薄くなったり、エ
アーの残存によりピンホールの発生を招く場合がある。
このような現象は、シール方法として熱融着を採用した
場合、特に顕著に発現する。
【0037】これに対し、本発明の医療用容器の製造方
法では、シール部を形成する前に、シート材の折り返し
部の少なくとも一部を含む領域にシール部よりシール強
度の小さい予備シール部を形成する工程を有する。
【0038】この予備シール部は、緩徐に形成される。
そのため、例えば、図4に示すような膨らみ212を有
するシート材21を熱融着することにより予備シール部
を形成する場合、まず低温の金型7で押圧されることに
より、シート材21がほとんど溶融することなく膨らみ
212が解消(平坦化)され、シート材21は、折り返
し部211周辺においても平坦なものとなり、その後、
この状態のままで予備シールされる。
【0039】こうすることによって、シール部(特に、
折り返し部周辺)へのエアーの残存を防止することがで
き、図6に示すように、予備シール部におけるシート材
21の肉厚を均一にすることが可能となる。
【0040】この状態からシール部を形成した場合、膨
らみ212のような膨らみがないので、図7に示すよう
に、シール部におけるシート材21の肉厚の均一性が保
たれる。
【0041】このような効果は、構成材料としてポリオ
レフィンを含有するシート材を採用した際、特に発揮さ
れる。したがって、構成材料としてポリオレフィンを含
有するシート材のとき、特に、本発明の有用性が大き
い。
【0042】なお、図7中の境界面213は、融着の度
合いによっては存在しなくてもよい。
【0043】予備シール部22、23は、融着(熱融
着、高周波融着、超音波融着等)または接着(接着剤ま
たは溶剤による接着)によって形成されたものである。
【0044】予備シール部22、23は、シート材21
の融点以下の金型温度および後述するシール部24、2
5形成時のシール圧より高いシール圧で融着されること
によって形成されたものであるのが好ましい。
【0045】予備シール部22、23の形成は、シート
材21の材料等によって、特に限定されないが、例え
ば、次のような方法、条件で行うことができる。
【0046】すなわち、予備シール部22、23は、金
型温度が好ましくは80〜200℃、より好ましくは1
00〜150℃、シール圧が好ましくは0.5〜7.0
kg/cm2、より好ましくは3.0〜6.0kg/c
2で形成することができる。
【0047】このような条件で予備シール部22、23
を形成することにより、折り返し部211におけるエア
ーの残存や、シート材21が部分的に溶融されることに
よるピンホールの発生等が生じにくくなる。
【0048】また、予備シール部22、23のシール強
度は、0.5〜6.0kgf/2cm幅であるのが好ま
しく、1.5〜3.0kgf/2cm幅であるのがより
好ましい。予備シール部22、23のシール強度が上限
値を超えると、予備シール部22、23の形成時に、膨
らみ212の頂部が溶融し、ピンホールを生じる場合が
ある。一方、予備シール部22、23のシール強度が下
限値未満であると、シート材21の折り返し部211周
辺の平坦が維持できず、エアーが残存する場合がある。
【0049】なお、予備シール部22、23の形成方
法、形成条件、シール強度は、同一でなくてもよい。予
備シール部の形状は、特に限定されない。
【0050】このような予備シール部が形成された後、
シール部が形成される。シール部は、折り返し部におい
て予備シール部と重なるように形成される。
【0051】このようにしてシール部を形成することに
より、シール部へのエアーの残存を防止することがで
き、ピンホール等の欠陥を生じにくくなる。
【0052】折り返し部以外の部位は、折り返し部に比
べて、気泡、ピンホール等の欠陥が発生しにくいため、
予め、予備シール部が施されていなくてもよい。
【0053】シール部24、25の形成後、折り返し部
211において、シール部24の先端側、シール部25
の基端側にシール部によって再シールされていない予備
シール部が残存しているのが好ましい。
【0054】これにより、落下時等の衝撃をこの残存す
る予備シール部(予備シールのみされている部分)が吸
収することが可能となり、シール部24、25の剥離に
よる液漏れ、破袋等が生じにくくなる。また、予備シー
ル部22、23、シール部24、25の形成時における
位置ずれにも対応できる。
【0055】この残存する予備シール部の折り返し部に
おける幅wは、特に限定されないが、1〜20mmであ
るのが好ましく、3〜10mmであるのがより好まし
い。
【0056】なお、使用時において、このような残存す
る予備シール部は、剥離していても、剥離していなくて
もよい。
【0057】シール部24、25は、シート材21を融
着(熱融着、高周波融着、超音波融着等)によって形成
されたものである。
【0058】シール部24、25は、前述の予備シール
部22、23形成時の金型温度より高い金型温度で融着
されることによって形成されたものであるのが好まし
い。
【0059】シール部24、25の形成は、シート材2
1の材料等によって、特に限定されないが、例えば、金
型温度が好ましくは150〜250℃、より好ましくは
180〜220℃で加熱し、形成することができる。
【0060】また、シール部24、25形成時のシール
圧は、シート材21の材料等によって、特に限定されな
いが、0.5〜6.0kg/cm2であるのが好まし
く、2.0〜5.0kg/cm2であるのがより好まし
い。
【0061】シール部24、25は、予備シール部2
2、23より大きいシール強度を有する。
【0062】シール部24、25のシール強度は、1.
0〜10kgf/2cm幅であるのが好ましく、3.0
〜10kgf/2cm幅であるのがより好ましい。
【0063】シール部24、25のシール強度は、一般
に大きいほどよいが、シート材21の材料等によって
は、上限値を超えるものは製造が困難である場合があ
る。一方、シール部24、25のシール強度が下限値未
満であると、耐衝撃性が不十分であり、落下時の衝撃等
により、これらシール部の剥離が起こる可能性が高くな
る。
【0064】なお、シール部24、25の形成方法、形
成条件、シール強度は、同一でなくてもよい。
【0065】バッグ2の先端部には、排出口(口部)4
が設けられている。この排出口4は、少なくとも液体3
を排出する機能を有するものであり、弾性栓を備えた排
出口本体41と、排出口本体41の外側に設置された外
筒42とを備えている。
【0066】外筒42は、バッグ2の先端部のシール部
25において、シート材21、21間に挟持され、シー
ル部25によって固定されている。外筒42とシート材
21との接合性、密着性(密封性)は高く、液漏れ等を
確実に防止することができる。
【0067】また、この排出口4は、薬液等を注入する
混注口として機能してもよい。なお、このような排出口
(または混注口)は、複数個設置されていてもよい。
【0068】液体3は、予備シール部22、23および
シール部24、25の形成後に注入される。
【0069】ところで、液体3をシール部24、25を
形成する前に注入した場合、液体3、または液体3が気
化することによって生じる気泡がシール部24、25に
侵入する等の問題を生じることがあるが、本発明ではシ
ール部24、25の形成後に液体3が注入されるため、
このような問題を生じることはない。
【0070】液体3は、例えば、外筒42が固着された
後、ここから注入される。その後、排出口本体41を外
筒42に嵌入、固着して、バッグ2内部の液密性を確保
する。
【0071】液体3(後述する液体5)は、特に限定さ
れないが、例えば、生理食塩水、電解質溶液、リンゲル
液、高カロリー輸液、ブドウ糖液、注射用水、腹膜透析
液、経口栄養剤等が挙げられる。
【0072】図2は、本発明の医療用容器の第2実施形
態を示す部分断面図である。以下、第2実施形態の医療
用容器について、前記第1実施形態との相違点を中心に
説明し、同様の事項の説明は省略する。なお、図2中の
上側を「基端」、下側を「先端」として説明する。
【0073】図2に示すように、第2実施形態の医療用
容器1は、バッグ2内が仕切り部26によって、2つの
空間に仕切られておりそれぞれの空間に液体3、液体5
が収納されている。
【0074】仕切り部(弱シール部)26は、シール部
24、25より小さいシール強度を有している。
【0075】仕切り部(弱シール部)26は、前述の予
備シール部22、23と同様な方法、条件で形成され、
同程度のシール強度を有するものであるのが好ましい。
【0076】排出口は、複数個設けられていてもよく、
液体5が収納されている空間に対して設けられていても
よい。このような場合、仕切り部(弱シール部)26の
形成は、予備シール部の形成と同一工程で行うことがで
きる。
【0077】こうすることにより、このようなバッグ2
内部が複数の空間に仕切られた医療用容器1を、従来の
製造方法と比べて、工程数を増やすことなく製造するこ
とができる。
【0078】仕切り部(弱シール部)26は、予備シー
ル部と同一工程で形成される場合、通常、前述の予備シ
ール部と同様な方法、条件で形成され、同程度のシール
強度を有するものであるが、その形成方法、形成条件、
シール強度が異なっていてもよい。
【0079】このような仕切り部(弱シール部)26を
有することにより、バッグ2の液体3または液体5を収
納する部分を指等で押圧すること等により、仕切り部
(弱シール部)26が剥離し、2つの空間は連通する。
【0080】図示の構成では、液体3、液体5を収納す
る2つの空間は、ほぼ同一の容積を有しているが、いず
れか一方の容積が大きくてもよい。
【0081】また、液体3、液体5は、同一の組成のも
のであっても、異なる組成のものであってもよい。
【0082】液体3と液体5とが、同一の組成のもので
ある場合、排出する液体の量を調整することが可能とな
る。すなわち、仕切り部(弱シール部)26を開封しな
いで、液体の排出を行えば、その排出量は、比較的少な
くなり、仕切り部(弱シール部)26を開封して、液体
の排出を行えば、その排出量は、多くなる。
【0083】液体3と液体5とが、異なる組成のもので
ある場合、反応等による変質、劣化を防止するために、
使用するまでは別々に保存しておき、使用に際し、両液
を混合することが好ましいとき等に適用することができ
る。
【0084】液体3と液体5の組み合わせとしては、例
えば、アミノ酸電解質液とブドウ糖液、ブドウ糖液と重
曹液等が挙げられる。
【0085】このような医療用容器は、保存時には、仕
切り部で二つ折りにしておくことによって、落下等によ
って誤って衝撃が加わった場合においても、弱シール部
が剥離することを防止できる一方、使用時においては、
容易に弱シール部を開封し、2つの空間を連通させるこ
とが可能である。
【0086】また、図2では、基端部の折り返し部21
1に、予備シールされず、シール部のみによってシール
されたシール部241を有している。
【0087】シール部は、折り返し部において、予備シ
ール部上のみに形成されているのが好ましいが、例え
ば、医療用容器1の基端側のシール部24の幅が十分に
大きい場合に、その基端では、気泡、ピンホール等が存
在しても前述した問題を生じないため、このような部位
においては、予備シールされず、シール部のみによって
シールされた部位があってもよい。
【0088】図3は、本発明の医療用容器の第2実施形
態を示す部分断面図である。以下、第3実施形態の医療
用容器について、前記第1、第2実施形態との相違点を
中心に説明し、同様の事項の説明は省略する。
【0089】図3に示すように、第3実施形態の医療用
容器1は、第2実施形態と同様、バッグ2内が仕切り部
(弱シール部)26および仕切り部27によって、2つ
の空間に仕切られている。
【0090】仕切り部27のシール強度は、仕切り部2
6のシール強度より大きく、バッグ2の液体3または液
体5を収納する部分を指等で押圧した場合、仕切り部
(弱シール部)26のみが剥離し、仕切り部27は剥離
しない。
【0091】仕切り部27は、シール部24、25と同
様な方法、条件で形成され、同程度のシール強度を有す
るものであるのが好ましい。
【0092】仕切り部(シール部)27の形成は、シー
ル部24、25の形成と同一工程で行うことができる。
【0093】仕切り部(シール部)27は、シール部2
4、25と同一工程で形成される場合、通常、前述のシ
ール部24、25と同様な方法、条件で形成され、同程
度のシール強度を有するものであるが、その形成方法、
形成条件、シール強度が異なっていてもよい。
【0094】仕切り部(シール部)27の両端は、シー
ト材の折り返し部211に位置している。したがって、
この仕切り部27も、前述のシール部24、25と同
様、予備シール部28が形成された後に形成されたもの
で、折り返し部211においては、予備シール部28上
のみに形成され、予備シール部28のシール幅を超えな
いシール幅で形成されたものである。
【0095】図示の構成では、仕切り部(弱シール部)
26は、仕切り部のほぼ中央部に形成されているが、こ
のような弱シール部は、仕切り部の中央部に形成されて
いなくてもよい。
【0096】図示の構成では、仕切り部(弱シール部)
26は、1つだけ形成されているが、2つ以上形成され
ていてもよい。また、弱シール部の形状は、特に限定さ
れない。
【0097】第1〜第3実施例では、いずれもシート材
21としてインフレーション成形法により筒状に成形さ
れたものを用いたが、図示しないが、この他、例えば、
シート材を中心より二つ折りにし、三方をシールしたも
のでもよい。この場合、少なくとも折り返し部の2箇所
に予備シール部を形成すればよい。
【0098】
【実施例】次に、本発明の医療用容器の製造方法の具体
的実施例について説明する。
【0099】(実施例1)シート材として、ポリプロピ
レンと水素添加スチレン−ブタジエン共重合体とを6:
4の重量比で配合(ポリマーブレンド)した樹脂をイン
フレーション成形により肉厚300μmの円筒状(折れ
径220mm)に成形したものを用いた。
【0100】こうして得られたシート材を用いることに
より、図1に示したような医療用容器を14個(サンプ
ルNo.1〜14)、図2に示したような医療用容器を
3個(サンプルNo.15〜17)、図3に示したよう
な医療用容器を3個(サンプルNo.18〜20)製造
した。
【0101】なお、得られた医療用容器の、中央部付近
におけるバッグ2の液体収納空間の長さ(図2、図3に
おいては、液体3の収納空間の先端から液体5の収納空
間の基端までの長さ)は400mmであり、折り返し部
211における、シール部25の幅は10mm、シール
部24の幅は30mm、予備シール部22、23につい
ての残存する予備シール部の幅wは5mm、仕切り部2
6の幅は10mm、予備シール部28の幅は20mmで
あった。
【0102】このとき、予備シール部22、23、28
および仕切り部(弱シール部)26は、金型温度105
℃、シール圧5kg/cm2、シール時間5秒、冷却時
間3秒の条件で、シール部24、241、25、および
仕切り部(シール部)27は、金型温度220℃、シー
ル圧3kg/cm2、シール時間5秒、冷却時間3秒の
条件で形成した。
【0103】また、サンプルNo.1〜14の医療用容
器では、液体3として水2000mlを、サンプルN
o.15〜17およびサンプルNo.18〜20の医療
用容器では、液体3、5として、いずれも水1000m
lを用いた。
【0104】サンプルNo.1〜10の医療用容器につ
いて、予備シール部のシール強度の測定を行った。
【0105】まず、バッグ内の水を排出口から排出し、
その後、予備シール部の幅が2cmとなるようにシート
材を長さ10cmの短冊状に切断した。
【0106】これを試験片とし、引張試験機を用いて、
試験片の両端を300mm/分の速度で引き裂き、その
ときの最大強度をシール部のシール強度とした。
【0107】その結果、予備シール部は、2.0〜2.
5kgf/2cmのシール強度を有していた。
【0108】次に、サンプルNo.11〜20の医療用
容器について、シール部におけるシート材の最小肉厚の
測定および下記試験(オートクレーブ滅菌後および振動
試験後におけるピンホールによる液漏れの有無の確認)
を行った。
【0109】シール部におけるシート材の最小肉厚の測
定は、シート材をシール断面方向に幅1mm以下に切断
し、投影機を用いて行った。
【0110】次に、これらの医療用容器を120℃×3
0分間、オートクレーブ滅菌した後、ピンホールによる
液漏れの有無を確認した。
【0111】さらに、液漏れの認められなかった医療用
容器をプラスチックフィルムで個包装したものを段ボー
ル箱に詰めて、出荷状態にて振動試験(JIS Z02
00、3G×1時間)を行い、ピンホールによる液漏れ
の有無を確認した。
【0112】なお、サンプルNo.15〜17およびサ
ンプルNo.18〜20の医療用容器については、仕切
り部で二つ折りにした状態で振動試験を行った。
【0113】ピンホールによる液漏れを生じなかったも
のを○、ピンホールによる液漏れを生じたものを×とし
た。
【0114】シール部におけるシート材の最小肉厚、ピ
ンホールによる液漏れの有無を表1に示した。
【0115】(比較例)予備シール部を形成しないで、
シール部を金型温度220℃、シール圧3kg/c
2、シール時間5秒、冷却時間3秒の条件で、弱シー
ル部を金型温度105℃、シール圧7kg/cm2、シ
ール時間5秒、冷却時間3秒の条件で形成した以外は、
実施例1と同様にして医療用容器を10個製造し、これ
らについてシール部の最小肉厚の測定および前記試験を
実施し、ピンホールによる液漏れの有無を確認した。
【0116】
【表1】
【0117】表1から明らかなように、本発明の医療用
容器では、シール部におけるシート材の最小肉厚が比較
的大きく、振動試験後においてもピンホールによる液漏
れは生じなかったのに対し、比較例で得られた医療用容
器では、本発明の医療用容器に比べて、シール部におけ
るシート材の最小肉厚が小さくなっており、オートクレ
ーブ滅菌後、10個中3個の医療用容器がピンホールに
よる液漏れを生じ、振動試験後、さらに2個の医療用容
器がピンホールによる液漏れを生じた。
【0118】また、本発明の医療用容器では、気泡が認
められなかったのに対し、比較例の医療用容器では、シ
ール部に気泡の存在が認められた。
【0119】(実施例2)シート材として、ポリプロピ
レンとエチレン−1−ブテン共重合体と水素添加スチレ
ン−ブタジエン共重合体とを7:1:2の重量比で配合
(ポリマーブレンド)した樹脂をインフレーション成形
により肉厚300μmの円筒状(折れ径220mm)に
成形したものを用いた以外は、実施例1と同様にして医
療用容器を製造し、これらについて、前記試験を実施
し、ピンホールによる液漏れの有無を確認したところ、
実施例1と同様の結果が得られた。
【0120】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によればシー
ル部における気泡、ピンホール等の欠陥の発生が防止さ
れ、液漏れ等が生じにくい医療用容器を提供することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の医療用容器の第1実施形態を示す一部
切り欠き平面図である。
【図2】本発明の医療用容器の第2実施形態を示す一部
切り欠き平面図である。
【図3】本発明の医療用容器の第3実施形態を示す一部
切り欠き平面図である。
【図4】シール部または予備シール部形成前のシート材
の折り返し部付近の断面図である。
【図5】予備シール部を形成せずにシール部を形成した
場合のシール部付近の断面図である。
【図6】シール部の形成前に予備シール部を形成した場
合の予備シール部付近の断面図である。
【図7】シール部の形成前に予備シール部を形成した場
合のシール部付近の断面図である。
【符号の説明】
1 医療用容器 2 バッグ 21 シート材 211 折り返し部 212 膨らみ 213 境界面 22 予備シール部 23 予備シール部 24 シール部 241 シール部 25 シール部 26 仕切り部(弱シール部) 27 仕切り部(シール部) 28 予備シール部 29 空隙部 3 液体 4 排出口(口部) 41 排出口本体 42 外筒 5 液体 6 金型 7 金型
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考)

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 折り返し部を有するシート材で構成さ
    れ、前記シート材をシールすることによって形成された
    バッグの内部に液体が収納された医療用容器の製造方法
    であって、 前記シート材の前記折り返し部の少なくとも一部を含む
    領域を予備シールして予備シール部を形成し、 次いで、前記予備シール部よりシール強度が大きく、か
    つ前記折り返し部において前記予備シール部と重なるよ
    うに再びシールしてシール部を形成し、 その後、前記バッグ内部に前記液体を注入することを特
    徴とする医療用容器の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記予備シール部のシール強度は、0.
    5〜6.0kgf/2cm幅である請求項1に記載の医
    療用容器の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記予備シール部は、前記シート材の少
    なくとも内表面部分を形成する材料の融点以下の温度で
    融着することにより形成されたものである請求項1また
    は2に記載の医療用容器の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記シート材は、インフレーション成形
    によって円筒状に成形されたものである請求項1ないし
    3のいずれかに記載の医療用容器の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記バッグ内部は、仕切り部によって複
    数の空間に仕切られている請求項1ないし4のいずれか
    に記載の医療用容器の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記仕切り部の少なくとも一部に前記シ
    ール部よりシール強度の小さい弱シール部を有する請求
    項5に記載の医療用容器の製造方法。
  7. 【請求項7】 前記予備シール部と前記弱シール部を同
    一工程で形成する請求項6に記載の医療用容器の製造方
    法。
  8. 【請求項8】 前記シート材の少なくとも内表面部分を
    形成する材料は、オレフィン系樹脂を含むものである請
    求項1ないし7のいずれかに記載の医療用容器の製造方
    法。
  9. 【請求項9】 前記シート材の少なくとも内表面部分を
    形成する材料は、ポリオレフィンと、オレフィン系熱可
    塑性エラストマーとスチレン系熱可塑性エラストマーの
    少なくとも一方とを含むものである請求項1ないし7の
    いずれかに記載の医療用容器の製造方法。
  10. 【請求項10】 請求項1ないし9のいずれかに記載の
    医療用容器の製造方法により製造されたことを特徴とす
    る医療用容器。
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