JP2001199892A - アミグダリン含有物の抗腫瘍活性強化方法、抗腫瘍活性強化アミグダリン含有物を含む組成物、アミグダリン含有物処理の抗腫瘍有効性評価方法、およびアミグダリン含有物の抗腫瘍有効性評価方法 - Google Patents

アミグダリン含有物の抗腫瘍活性強化方法、抗腫瘍活性強化アミグダリン含有物を含む組成物、アミグダリン含有物処理の抗腫瘍有効性評価方法、およびアミグダリン含有物の抗腫瘍有効性評価方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アミグダリン含有物の内服使用における抗腫
瘍活性を有効に発現できるようにすること、およびかか
るアミグダリン含有物の内服時の抗腫瘍活性の有効性に
ついて臨床試験を行なわずに評価予測ができるようにす
ることである。 【解決手段】 枇杷の種子を遠赤外線により焙煎し、こ
れに麹を加えて醗酵させ、さらに油剤化してその抗腫瘍
活性を強化する。ドコサヘキサエン酸に紫外線を照射し
て過酸化脂質を生成させる系に、抗腫瘍効果を確認した
いアミグダリン含有物を入れ、前記アミグダリン含有物
の濃度増大割合に対して、前記過酸化脂質の生成量の増
大割合が大きいものほど、内服時にはその抗腫瘍活性が
大きくなると評価予測する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、配糖体に属し抗腫
瘍活性を示すアミグダリンを含有する植物の種子などの
アミグダリン含有物の抗腫瘍活性の強化方法、評価方法
などの技術に関し、特に内服投与における抗腫瘍効果の
発現性を大きくしたり、あるいは内服投与における抗腫
瘍有効性の評価を予測するなどの技術である。
【0002】
【従来の技術】従来より、枇杷の種子が癌に効くといわ
れ、漢方薬や健康食品などの分野で使用されている。癌
に効くという、所謂、抗腫瘍活性を示す有効成分につい
ては多数の研究がなされ、一般的には枇杷の種子や葉に
含有されている配糖体のアミグダリンが有効な抗腫瘍活
性を示すと考えられている。枇杷の種子は、実際には、
その乾燥粉末をそのまま飲むなどして、内服使用されて
いる。
【0003】一方、かかる植物由来の物質が抗腫瘍活性
を有するか否かは、その煎じ液あるいは抽出物をマウス
などの実験動物に餌とともに与えるなどの方法で摂取さ
せ、摂取させないコントロール群のマウスと、摂取させ
た群のマウスとを比較観察して、例えば癌の消滅状況、
縮小状況、あるいは転移状況、あるいはマウスの生存率
などを調べ、その有効性の検証が行なわれている。かか
る動物実験で毒性、有効性などが調べられ、十分に人間
への適用が安全であると確認された後、実際の人間に内
服投与させ、人間における抗腫瘍有効性を臨床試験によ
り最終的に確認している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】枇杷の種子の制癌性、
抗癌性、癌転移阻害性などの抗腫瘍活性については上記
の如く従来から広く知られ、かつその有効性が喧伝され
ており、その乾燥物を粉末にして飲んだり、あるいはア
ルコールなどで抽出した薬効成分をビタミン剤などの他
の成分と混ぜて健康飲料や健康食品、さらには温灸用材
料などの形態にして使用している。
【0005】枇杷の種子や葉には、アミグダリンが比較
的豊富に含まれ、抗腫瘍活性を始め、鎮咳効果や、鎮痛
作用などの種々の効果を示すものと考えられている。
【0006】しかし、抗腫瘍活性に関しては、従来の乾
燥粉末をそのまま飲むなどの内服手段による投与では、
実際に手応えがある程にその薬効が現れたと見做せる場
合は意外と少ないのが現状である。全く薬効を示さない
ということではなく、少数例ではあるが、明らかに有効
な抗腫瘍活性を示していると思われる場合もある。
【0007】そこで、本発明者は、かかる枇杷の種子の
抗腫瘍活性の効果の発現について、何故かかる差異が発
生するのかそのメカニズムを究め、全ての者に枇杷の種
子の有する抗腫瘍活性を享受させる有効な手だてはない
かと考えた。
【0008】さらに、かかる手だては、アミグダリンを
含有する生薬などのアミグダリン含有物には原則的に適
用可能と考えられ、かかる手だてを施したアミグダリン
含有物の抗腫瘍活性の内服投与における有効性の評価を
早くに確かめ、少しでも早くに医薬品などとして世に出
し、現実に苦しむ患者を救うことが急務である。
【0009】一方、抗腫瘍活性を有する天然物の乾燥粉
末は、動物実験などでその有効性が確認された場合で
も、上記の如く、実際に人間に内服させた場合などに
は、期待される程の効果が発現されない場合が往々にし
て見られる。実際の内服投与によりその効果の発現があ
るか否か臨床試験により確認するには、投与系を一定条
件にコントロールして、ある程度の期間内服投与、観察
を続けることが必要で、その物質が人間に内服投与して
効果が発現するか否かその結果が出るまでには相当期間
を要することとなる。
【0010】また、臨床試験に臨んでいる患者が突然合
併症を併発し、コントロール外の治療を急遽施した場合
には、その患者に関しては有効性の確認が行なえなくな
る。このように長期間に亘る臨床試験では、有効性確認
不能のケースも多数発生する場合もあり、試験自体の有
効性を維持しながら臨床試験を長期間行なうのは決して
簡単なことではない。
【0011】かかる方法は確かに有効ではあるが、例え
ば多数の天然物をスクリーニングして有効な抗腫瘍活性
を有する物質を探し出すには、膨大な日数を要すること
となる。そこで、より短期間でその抗腫瘍活性の評価が
できる技術の開発が必要である。
【0012】本発明者は、かかる臨床試験を行うことな
く、枇杷の種子などのアミグダリン含有物を人間に内服
投与した場合における抗腫瘍効果の発現性がある程度予
知できる方法の開発が必要と考えた。併せて、枇杷の種
子の示す抗腫瘍活性を、他の抗腫瘍活性を示す生薬など
の物質と比較して、客観的にその有効性を確認すること
も必要と考えた。
【0013】また、アミグダリン含有物質としては、枇
杷の種子以外にも多数のものが漢方における生薬として
知られているため、枇杷の種子に関する上記課題を生薬
などの天然産品のアミグダリン含有物質全般にまで広げ
た視点で解決できるようになればより好ましい。
【0014】本発明の目的は、枇杷の種子などのアミグ
ダリン含有物の抗腫瘍活性を有効に発現できるようにす
ることにある。
【0015】本発明の他の目的は、臨床試験を経ること
なく、人間へ内服投与した場合における枇杷の種子など
のアミグダリン含有物の抗腫瘍効果を予知できるように
することにある。
【0016】本発明の他の目的は、枇杷の種子などのア
ミグダリン含有物を、その抗腫瘍活性が有効に発現でき
るように含有させた組成物を提供することにある。
【0017】本発明の前記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、本明細書の以下の記載に詳細に示した。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明は、アミグダリン
含有物に施す抗腫瘍活性強化方法であって、前記アミグ
ダリン含有物を遠赤外線により焙煎する焙煎工程と、焙
煎したものに微生物を加えて醗酵させる醗酵工程とを有
し、焙煎および醗酵を行なわない場合よりも、前記アミ
グダリン含有物の抗腫瘍活性を強化することを特徴とす
る。前記醗酵工程に次いで、前記醗酵工程で醗酵させた
ものを遠赤外線により焙煎したゴマなどの植物から得ら
れる油分により被包する油剤化工程を有することを特徴
とする。
【0019】前記アミグダリン含有物は、アミグダリン
を含有する植物の種子であることを特徴とする。前記植
物の種子は、枇杷の種子であることを特徴とする。前記
枇杷の種子は、生の状態で遠赤外線による焙煎を施すこ
とを特徴とする。
【0020】本発明の抗腫瘍活性強化アミグダリン含有
物を含む組成物は、上記いずれかの構成のアミグダリン
含有物の抗腫瘍活性強化方法を施したアミグダリン含有
物を有することを特徴とする。
【0021】本発明は、アミグダリン含有物に施す処理
の抗腫瘍活性における有効性の評価方法であって、ドコ
サヘキサエン酸などの不飽和脂肪酸に紫外線を照射して
過酸化脂質を生成させる系に、前記処理を施したアミグ
ダリン含有物を加え、前記アミグダリン含有物の濃度増
大割合に対する前記過酸化脂質の生成量の増大割合が大
きい処理ほど、その処理が前記アミグダリン含有物の抗
腫瘍活性を強化する効果が大きいと評価することを特徴
とする。
【0022】前記アミグダリン含有物は、アミグダリン
を含有する植物の種子であることを特徴とする。前記植
物の種子は、枇杷の種子であることを特徴とする。前記
枇杷の種子は、生の状態で遠赤外線による焙煎を施すこ
とを特徴とする。
【0023】本発明は、アミグダリン含有物の示す抗腫
瘍効果の有効性を臨床試験を経ることなく評価するアミ
グダリン含有物の抗腫瘍有効性評価方法であって、ドコ
サヘキサエン酸などの不飽和脂肪酸に紫外線を照射して
過酸化脂質を生成させる系に、前記アミグダリン含有物
を加え、前記アミグダリン含有物の濃度割合に対する前
記過酸化脂質の生成量の増大割合が大きいアミグダリン
含有物ほど、内服投与による抗腫瘍活性が大きいと評価
予測することを特徴とする。前記アミグダリン含有物に
は、前記いずれかの構成のアミグダリン含有物の抗腫瘍
活性強化方法が適用されていることを特徴とする。
【0024】本発明者は、漢方薬における抗活性酸素抑
制物質に関して種々の研究を行い、かかる研究を通し
て、活性酸素や過酸化脂質が人体に大きな影響を与え、
これらが人体内の組織の破壊に関与して、種々の感染症
などの発症を引き起こす原因となることを確認した。
【0025】人体組織には、かかる活性酸素から人体組
織を守るべく、SOD(superoxidedismutase)と称する
酵素が存在し、活性酸素の除去を行っている。SODは
年齢とともに減少し、体内の活性酸素の除去が行えなく
なる。特に40歳以上ではその減少は大きく、体内に取
り込まれる活性酸素の除去が十分に行えず、各種の成人
病の原因となることが近年明らかにされている。
【0026】また、慢性あるいは急性の刺激や化学物質
などによって体内に過剰の活性酸素が生成される場合に
も、当初より体内に存在していたSOD量では活性酸素
の除去が十分に行えず種々の疾患にかかることとなる。
【0027】このようにSODの不足により活性酸素の
十分な除去ができないことに起因する各種疾患に対して
は、SODを投与することによりSOD不足を解消して
その治療を行うことが考えられた。しかし、かかる治療
法では、注射薬の場合には効果が見られるものの、内服
薬としてはそれ程の効き目が見られず、その効果は証明
されていないのが現状である。
【0028】内服薬としてその効果が発現されない点に
ついては、本発明者は、SODが胃液に対して不安定で
あり、SODの分子量が30000以上でそのままでは
消化管から吸収されないことに起因していることを突き
止めた。また、SODは、4種類存在する活性酸素のう
ち、superoxide(O2 - )のみにしか作用しないという
作用限界があることをも突き止めた。
【0029】本発明者は、人体内の過剰の活性酸素を除
去し、かつ内服可能な物質について鋭意研究の結果、
米、小麦などの穀類、大豆、小豆などの豆類、またはそ
の胚芽を適当な条件で焙煎し、次いで微生物を加えて醗
酵させ、さらにこれに焙煎した植物より得られた植物油
を加えてなる組成物が、内服用として有効な活性酸素除
去剤として使用できることを見出した(特許第2125
887号参照)。
【0030】上記植物種子またはその胚芽には、元来フ
ラボノイド類、ポリフェノール類、タンニン、トコフェ
ロール、ビタミンB2 などの低分子の抗活性酸素物質が
存在している。かかる低分子の抗活性酸素物質は、相互
に、あるいは他の成分と化学結合したり、分子化合物を
生成したり、あるいは吸着や包摂などにより複雑な複合
体および高分子化合物を形成しており、そのままの状態
で摂取しても、低分子状態の抗活性酸素物質から期待さ
れる抗活性酸素抑制作用が得られないことを本発明者は
見出した。
【0031】すなわち、そのままの状態で摂取しても、
現代人の多くは胃液で抗活性酸素物質を低分子化するこ
とができず、その抗活性酸素抑制作用を享受できないこ
とがわかった。本発明者は、「食品工業」35巻、N
o.14、「天然の植物・種子のDDS、SOD様作用
食品の開発・改良とその薬理・生化学的考察」にて、か
る点について述べた。
【0032】穀類や豆類などの植物種子またはその胚芽
に含まれる上記抗活性酸素物質を有効に利用し、疾病の
治療や予防に役立てるべく、上記状態の抗活性酸素物質
を如何にして活性化させるかについて本発明者は研究し
た。
【0033】その結果、植物種子やその胚芽に含まれる
抗活性酸素物質は、その植物種子や胚芽を穏和な条件で
加熱焙煎することにより、上記複合体から一部本来の低
分子の単体に遊離し、あるいは一部化学変化を受けて活
性の官能基を生じて活性化することを見出した。かかる
処理を行うことにより、抗活性酸素作用が焙煎前に比し
て格段に強化されるのである。
【0034】一方、枇杷の種子の制癌性、抗癌性、ある
いは癌転移阻害性などの抗腫瘍活性作用の多くは、主に
にアミグダリンに基づくものと考えられるが、かかるア
ミグダリンは、植物種子や胚芽に含まれる上記低分子の
抗活性酸素物質とは化学構造的にも異なるもので、本発
明者の上記一連の活性酸素に関する研究の対象外のもの
であった。
【0035】しかし、本発明者は、枇杷の種子の抗腫瘍
効果の発現に際しては、その粉末を飲むなど内服した場
合には、前記の如く、ある者に対しては著効を示すもの
の、その他の殆どの者に対してはその効果が見られない
という事実を、前記抗活性酸素物質の低分子化の事実と
同様の考え方で説明できないかと考えた。
【0036】すなわち、枇杷の種子の抗腫瘍活性を示す
その作用機序に関しては、いまだ十分に解明されてはい
ないものの、上記の如く、枇杷の種子の粉末の内服に際
してその抗腫瘍効果の発現に差異があるのは、内服によ
る枇杷の種子に含まれる抗腫瘍活性を発揮する有効成分
が作用し易い患者と、作用し難い患者とがあることを意
味している。
【0037】内服という投与形態では、内服摂取された
枇杷の種子の粉末は早晩胃液で処理されることとなる。
したがって、上記枇杷の種子の粉末の抗腫瘍活性を発揮
する有効成分の作用のし易さ、し難さには、かかる胃液
処理が大きく関与しているのではないかと考えた。すな
わち、胃液処理には個人差があり、これが抗腫瘍効果の
発現に差異をもたらしているのではないかと考えたので
ある。
【0038】そこで、本発明者は、胃液の強弱には個人
差があるという臨床的事実を踏まえた上で、内服使用に
おける抗腫瘍作用の発現し易さと、胃液処理との関係に
ついて次のような仮説を立てた。
【0039】すなわち、この胃液処理の対象となる枇杷
の種子の粉末に含まれる抗腫瘍活性を示す有効成分のア
ミグダリンは、そのままの状態では効果が発現しにくい
状態で存在しており、上記の如く個人差のある胃液処理
により効果が発現されやすい形態に変えられる。そこ
で、生まれつき胃液が強い者の場合には、内服した枇杷
の種子の粉末に含有されている抗腫瘍活性に有効な成分
のアミグダリンはその作用が発現し易い状態になり、そ
の抗腫瘍効果を現すこととなる。
【0040】しかし、生まれつき胃液が弱い者の場合に
は抗腫瘍効果を有するアミグダリンはその作用が発現し
易い状態とはならず、それ程の抗腫瘍効果を示さないと
いう結果になる。
【0041】多くの現代人では、枇杷の種子の粉末に含
まれる抗腫瘍活性を示す有効成分のアミグダリンをその
作用が発現し易い程にまで変化させ得る強い胃液を有し
てはおらず、その結果として粉末をそのまま飲ませる内
服投与方法では手応えがある程に枇杷の種子の抗腫瘍活
性の有効性が確認される例が少ないのだと考えられる。
【0042】すなわち、生まれつき胃液が強い者の場合
には、枇杷の種子などに含有されている抗腫瘍活性に有
効な成分(主にアミグダリン)がチェーンのように手を
繋ぎ合って(比喩的表現ではあるが)重合するなどして
動けない状態、すなわち活躍できない非活性状態で存在
するのを、胃液でその重合を切断して有効成分を自由な
活躍状態に変えて、身体の中で抗腫瘍効果を発揮できる
ようにすることができると説明できる。
【0043】現代人の多くは、上記の如く、癌に効く有
効成分がチェーンのように繋がった非活躍状態のこのチ
ェーンを、胃液で切断できなくなっているのではないか
と考えられる。そのため、癌に有効な成分は、上記の如
く手をつないだような非活躍状態のままで腸に吸収され
てしまい、体内でその効果を発揮できないと説明でき
る。
【0044】そこで、本発明者は、非活躍状態になって
いる有効成分を予め活躍し易いようにすることができる
処理を枇杷の種子に施すことができれば、上記問題点に
ついての解決が図れるのではないかと考えた。
【0045】しかし、本発明者は、かかる枇杷の種子の
有効成分を活躍状態にする手段を種々試してみたが有効
な手段にはなかなか到達しえなかった。これは、一つに
は枇杷の種子の有効成分がどのような状態で非活躍状態
になっているかが、実際の系は余りにも複雑で十分な知
見が得られていないことなどにもよる。
【0046】本発明者は、上記の如く種々の実験を試し
たが、その最後に、アミグダリンとは全く異なる組成の
フラボノイド類、ポリフェノール類などの活性酸素抑制
物質の活性手段として本発明者が案出した前述の方法を
適用してみることにした。
【0047】かかる適用に関しては、適用対象がアミグ
ダリンとは全く異なる系列のフラボノイド類に対する活
性化手段であるため、当然にその非活躍状態も異なるも
のと考えられ、アミグダリンの活躍手段への転用は難し
いと当初から考えていたものであった。
【0048】しかし、実験結果は、それまでの本発明者
の予想とは全く異なり、活性酸素抑制物質の活性手段が
フラボノイドなどの活性酸素抑制物質とは異なる構造の
アミグダリンを活躍し易いように変えるのに有効である
ことを示した。
【0049】すなわち、本発明者は、実験により、遠赤
外線で焙煎した枇杷の種子を使用すると、遠赤外線で焙
煎しない場合とは異なり、枇杷の種子の粉末を内服した
場合における抗腫瘍効果が向上することがわかった。さ
らに、遠赤外線で焙煎したものに、微生物、特に麹を加
えて醗酵させれば、より一層その抗腫瘍効果が向上する
こともわかった。
【0050】抗腫瘍活性を示すアミグダリンを含む物質
としては、枇杷の種子以外にも、例えば、杏の種子、桃
の種子、李の種子、梅の種子、扁桃の種子、苦扁桃の種
子などの植物種子、さらには、枇杷の葉や、アルファル
ファ、竹の子などにも比較的豊富に含まれていることが
知られており、かかるアミグダリン含有物質にも本発明
は適用できるものである。
【0051】また、枇杷の種子は、種々の条件で遠赤外
線焙煎、醗酵処理を行った結果、乾燥させた後上記遠赤
外線焙煎処理、醗酵処理を行っても十分な効果は得られ
ないことがわかった。非乾燥状態で、すなわち生の状態
で処理することが好ましいのである。
【0052】さらに、上記遠赤外線焙煎処理、醗酵処理
の後には、油剤化の処理を行うとさらに抗腫瘍効果が向
上することがわかった。例えば、遠赤外線により焙煎し
たゴマなどの植物から得られた油分を添加して、醗酵処
理後のものをこの油分で被包すればよい。
【0053】以上の如く、穀類や豆類など植物種子や胚
芽に含まれる抗活性酸素物質の低分子化に有効な手段
が、抗活性酸素物質とは構造などが全く異なるニトリル
配糖体のアミグダリンの抗腫瘍効果の発現性に有効に機
能できるとは当初は全く予測すらしていなかったが、実
際に適用してみて思いの外格段の効果が得られること
が、今回の実験を通じて初めて明らかになり、本発明に
至ったものである。
【0054】さらに、本発明者は、前記処理を施すこと
により、その抗腫瘍効果という点で近年その注目を集め
ているアガリクスタケに匹敵する程に、枇杷の種子の抗
腫瘍効果を向上させ得ることをも見出した。
【0055】すなわち、従来は、枇杷の種子などのアミ
グダリン含有物が有していた潜在的な抗腫瘍活性を十分
に引き出すことができずにその有効性を明確に確認でき
なかったものでも、本発明の処理を施すことによりその
抗腫瘍活性を明瞭に顕在化させて、予想すらできなかっ
た程にその抗腫瘍活性を発揮させるようにすることがで
きるのである。
【0056】上記本発明の抗腫瘍活性強化方法を適用す
れば、高価な稀少茸類などの生薬を使用することなく、
通常の簡単に手に入る安価な果実などの種子を原料とし
た抗腫瘍効果を有する医薬品、健康食品などの開発がで
きる。稀少生薬を使用しない分、患者に安価に供給で
き、患者サイドに立った観点からの入手し易さ、経済的
負担の軽減にも繋がり、本発明の意義は極めて大きい。
【0057】また、かかる抗腫瘍活性強化方法を適用し
た枇杷の種子などのアミグダリン含有物を有する組成物
は、抗腫瘍活性があると言われているアミグダリン含有
物を乾燥粉末にして単に配合した従来組成物に比べて、
格段に高い抗腫瘍効果を有するものである。
【0058】さらに、上記一連の研究を行うなかで、ド
コサヘキサエン酸などの不飽和脂肪酸に紫外線を照射す
ることにより過酸化脂質を生成させるようにした系に、
濃度を順次増大させるようにして枇杷の種子に各種処理
を施して調製した種子粉末を加え、各処理ごとに生成す
る過酸化脂質量を調べ、その過酸化脂質生成量を増加さ
せる度合いの大きい処理ほど、内服投与における抗腫瘍
作用を強く示すことがわかった。
【0059】各種処理を施して調製した種子粉末を同一
濃度で上記過酸化脂質を生成する系に加え、それぞれの
生成する過酸化脂質の量を測定することにより、生成す
る過酸化脂質の量が大きい程実際に内服投与した場合の
抗腫瘍効果を強く発現させることができるのである。
【0060】かかる方法を採用すれば、実際に内服投与
することなく、どのような処理が、枇杷の種子などのア
ミグダリン含有物の内服使用における抗腫瘍効果の発現
性に効果があるか予測することができる。患者に試験的
に内服投与する臨床試験を行なわなくても、内服時の抗
腫瘍有効性を評価する方法として使用することができる
のである。
【0061】さらに、ドコサヘキサエン酸などの不飽和
脂肪酸に紫外線を照射することにより過酸化脂質を生成
させるようにした系に、濃度を順次増大させるようにし
て各種のアミグダリン含有物を加え、各アミグダリン含
有物ごとに生成する過酸化脂質量を調べ、その過酸化脂
質生成量を増加させる度合いの大きいアミグダリン含有
物ほど、内服投与における抗腫瘍作用を強く示すと判定
することもできる。アミグダリン含有物の抗腫瘍性評価
を、臨床試験を行なわなくても比較することができるの
である。
【0062】さらには、例えば、アミグダリン含有物
と、抗腫瘍活性を有するとされる茸類など別系統の生薬
とを、それぞれ別々に、ドコサヘキサエン酸などの不飽
和脂肪酸に紫外線を照射することにより過酸化脂質を生
成させるようにした系に、濃度を順次増大させるように
してそれぞれ加え、各々ごとに生成する過酸化脂質量を
調べ、その過酸化脂質生成量を増加させる度合いの大き
い順に並べるなどして比較すれば、内服投与における抗
腫瘍作用の強さの比較が容易に行なえる。
【0063】すなわち、個体差があり条件コントロール
が十分に揃えられないことが多い臨床試験での結果比較
を行なわなくても、異なる系統間に属する物質の抗腫瘍
活性の相対的強さの比較が簡単に行なえるのである。
【0064】アミグダリン含有物としては、広く、植物
由来、動物由来の天然由来アミグダリン含有物に適用で
きる。また、漢方の多くは自生したアミグダリン含有生
薬を使用するが、適当な条件の農場などで収穫されるア
ミグダリン含有物でも構わない。あるいは水栽培などの
人工栽培により栽培されたものでも構わない。本発明を
適用して有効に抗腫瘍活性を示す天然物、栽培作物など
であれば本発明にいうアミグダリン含有物として使用す
ることができる。
【0065】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を実施
例に基づいて詳細に説明する。
【0066】本発明のアミグダリン含有物の抗腫瘍活性
強化方法、抗腫瘍活性強化アミグダリン含有物を含む組
成物、アミグダリン含有物処理の抗腫瘍有効性評価方
法、およびアミグダリン含有物の抗腫瘍有効性評価方法
について、アミグダリン含有物としてよく知られている
枇杷の種子を使用して、以下説明を行なう。
【0067】(実施の形態1)本実施の形態では、アミ
グダリン含有物の抗腫瘍活性強化方法、および抗腫瘍活
性強化アミグダリン含有物を含む組成物について述べ
る。
【0068】本実施の形態で説明するアミグダリン含有
物の抗腫瘍活性強化方法は、アミグダリンを有する枇杷
の種子を、先ず遠赤外線で焙煎し、その後麹などの微生
物を加えて所定湿度、所定温度の条件で醗酵させる。醗
酵工程の終了後は適当に微粉にして、この微粉を遠赤外
線で焙煎したゴマを圧搾して絞り出した油分で被包して
油剤化を行なう。
【0069】また、アミグダリンを有する枇杷の種子
に、上記遠赤外線焙煎工程と、微生物による醗酵工程
と、油剤化工程とを順次施すことにより得られたものを
含有する組成物は、内服投与において有効な抗腫瘍活性
を示す組成物となる。
【0070】以下、実施例により上記本発明について詳
細に説明する。本実施例で使用するアミグダリン含有物
は、枇杷の種子である。実験により、種は生の状態で使
用する方が、乾燥状態にしてから使用する場合に比べて
抗腫瘍活性が強く発揮されることがわかった。
【0071】本実施例の抗腫瘍活性強化方法の第1の工
程は、上記枇杷の種子を遠赤外線で焙煎する遠赤外線焙
煎工程である。かかる遠赤外線焙煎工程で使用する遠赤
外線は、4〜14μm程度の波長の遠赤外線がよい。か
かる波長範囲の遠赤外線を放射するセラミックスを内面
にコーティングした鍋、釜などの容器、あるいは遠赤外
線を放射する窯土類に、酸化金属類の石、砂利、砂など
を混ぜて製造した鍋、釜などの容器を用いて焙煎する。
【0072】上記枇杷の種子を、上記容器、例えば花崗
岩やセラミック、天昭石などの遠赤外線放射物質から作
った4〜14μm波長の遠赤外線を放射する土鍋で、焦
げない程度に30〜90分、原料の枇杷の種子をゆっく
り、よく攪拌して焙煎した。焙煎方法としては、かかる
方法に限定する必要はなく、枇杷の種子のアミグダリン
の遊離を促すことができる焙煎方法であればよい。
【0073】かかる遠赤外線焙煎工程に次いで、第2の
工程として醗酵工程が設けられる。このようにして遠赤
外線焙煎処理を施した後に、麹などの醗酵菌を用いて、
30〜36℃の湿気を含んだ室内で48〜72時間醗酵
させる。醗酵機を使用してより醗酵時間を短くするよう
にしても構わない。
【0074】醗酵に使用する微生物としては、麹菌以外
の微生物を使用しても構わない。また、醗酵に際して
は、醗酵菌の他、例えば成熟したパパイヤ、パイナップ
ルの果汁、イチヂクの果皮、葡萄の果皮、若竹の皮など
醗酵力のある物質を使用しても構わない。さらには、ジ
アスターゼ、パンクレアチンなどの消化酵素、プロテア
ーゼ、ペプシン、トリプシンなど、微生物由来のタンパ
ク質分解酵素、ヘミセルラーゼなどの多糖類の分解酵
素、あるいは、上記消化酵素やタンパク質分解酵素を生
成する前駆物質などを、醗酵に使用することもできる。
【0075】しかし、本発明者の実験では、微生物を使
用した醗酵の方が、また微生物のうちでも麹菌を使用し
た醗酵の方が、抗腫瘍活性強化の点ではより好ましい結
果が得られた。かかる醗酵工程終了後に、醗酵したもの
を粉にした。
【0076】粉砕に際しては、市販の粉砕機を使用して
も構わないが、粉砕に際して高熱を発生するものは避け
ることが好ましい。石臼を使用するなど高熱を発生しな
い粉砕方法を採用すればよい。
【0077】このようにして原料の枇杷の種子に遠赤外
線焙煎工程、醗酵工程を施したものに、さらに油剤化工
程を施した。油剤化とは、遠赤外線焙煎を施したゴマか
らの油分で上記醗酵後の原料微粉を包むことをいう。
【0078】かかる油剤化に使用する油分としては、焙
煎したゴマから採取した油(以下、ゴマペースト油とい
う)を使用すればよい。ゴマペースト油は、生ゴマを1
00℃を越えない温度でゆっくり時間をかけて遠赤外線
焙煎し、焙煎後ゴマを磨り潰し圧搾して得られた油をい
う。かかるゴマペースト油は、ゴマを磨り潰してできた
微細な固形物がそのまま残っているためペースト状の外
観を呈している。
【0079】かかるゴマペースト油に、上記麹醗酵後粉
砕した枇杷の種子を添加して、この微粉砕した枇杷の種
子をゴマの油分で被包することにより、かかる油分によ
る被包がない場合に比べて、疾患箇所の細胞までの浸透
力を強くすることができる。かかる油剤化工程は、近年
その注目を集めているドラックデリバリーシステム(D
DS)の観点から有効な標的指向性を持たせる重要な工
程である。
【0080】発癌物質やウィルス(Virus)などは
先ず細胞膜に付着し、そこから増殖して細胞膜から破壊
することとなる。かかる細胞膜は、非常に脂の多い箇所
で、化学薬品も含めて薬は、一般には、水に溶かしたの
では脂にはねつけられてここに到達し難くいのである。
しかし、本発明により油剤化を施すことにより、枇杷の
種子のアミグダリンが細胞膜へ到達し易くなり、その
分、抗腫瘍活性をより効果的に発揮させることができる
のである。
【0081】なお、油剤化工程は上記の如く重要な工程
で、かかる工程を設けることが本来的には好ましいが、
油剤化が適切に行えないなどの種々の事情がある場合に
は、かかる油剤化の工程を省いても構わない。このよう
に言えるのは、後記の如く、油剤化を行わなくても遠赤
外線焙煎工程、醗酵工程を確実に行えば、未処理の場合
に比べて、抗腫瘍活性強化の有効性がかなり大きくなる
ことが試験により検証されているためである。
【0082】また、かかる油剤化に際しては、上記ゴマ
ペースト油と、生ゴマから採取した油とを適当な割合で
混合した混合油を油分として使用することが好ましい。
【0083】生ゴマから採取した油を混合することによ
り油滴サイズを小さくすることができ、粘度が高く、油
滴サイズが大きいゴマペースト油だけで被包する場合に
比べて、標的細胞までの浸透力を格段に高めることがで
きる。
【0084】生ゴマから採取した油とは、生ゴマをその
まま磨り潰し、これを圧搾した後に固形物を取り除いて
得られる油で、市販されている通常のゴマ油に相当する
ものである。
【0085】ゴマペースト油と上記生ゴマから得られた
ゴマ油とを混合する割合は、例えば、ゴマペースト油1
重量部に対してゴマ油1〜3重量部とするのが好適であ
る。また、混合油と原料微粉との混合比は、例えば混合
油約1重量部に対して原料微粉約4〜5重量部の割合に
すればよい。
【0086】上記要領で抗腫瘍活性を強化した枇杷の種
子を、ドコサヘキサエン酸に紫外線を照射して過酸化脂
質を生成する系に加え、生成する過酸化脂質の量を調べ
た。併せて、内服投与における抗腫瘍効果についても、
臨床試験により調べた。
【0087】また、上記説明の抗腫瘍活性強化方法を比
較するために、上記枇杷の種子に遠赤外線焙煎のみを施
した場合、麹醗酵のみを施した場合、遠赤外線焙煎と麹
醗酵との両者を施した場合、遠赤外線焙煎と麹醗酵と油
剤化との3者を施した場合、および何らの処理を施さな
い未処理の場合とのそれぞれについて、上記過酸化脂質
の生成量、および臨床試験における有効性を調べた。か
かる処理に使用した枇杷の種子は、生の状態で使用した
が、比較のために、遠赤外線焙煎と麹醗酵と油剤化とを
施した場合では、枇杷の乾燥した種を使用した場合につ
いても示した。
【0088】なお、遠赤外線焙煎のみを施す場合、麹醗
酵のみを施す場合、遠赤外線焙煎と麹醗酵との両者を施
す場合には、それぞれの処理を施した時点で、前記要領
で微粉に粉砕して以下の試験に使用した。粉砕の程度
は、粉砕粒径による影響を排除するため同一程度の平均
粉砕粒径になるように調製した。
【0089】上記過酸化脂質の生成量の測定は次のよう
にして行った。複数の試験管にそれぞれ一定量のドコサ
ヘキサエン酸をとり、各々のドコサヘキサエン酸に、予
め異なる濃度となるように秤取した上記それぞれの処理
を施した枇杷の種子の粉末を入れて攪拌した。併せて、
各々の試験管の内容物に紫外線を照射して、生成される
過酸化脂質量を測定した。
【0090】ドコサヘキサエン酸は、その原液をエタノ
ールで10倍に希釈した希釈液を調製しておき、この希
釈液さらに200倍に希釈した。上記処理(未処理を含
む)を施した枇杷の種子の試料は、試料を60mg/m
lの濃度となるように所定のエタノールに加え、このエ
タノールを約2〜6週間常温で放置してエタノール抽出
する。試験に際しては、この抽出液を最終濃度が0.6m
g/mlとなるように希釈して使用した。
【0091】上記要領で調製したドコサヘキサエン酸の
希釈液0.05ml、試料0.1ml、エタノール0.85m
lとを混ぜて試験管にて全量を1mlとする。これに紫
外線を3時間照射させ、過酸化脂質を生成させる。生成
した過酸化脂質をTBA反応(チオバルビツール酸反
応)により測定した。
【0092】生成した過酸化脂質を酸性で加熱すること
により遊離してくるマロンジアルデヒド(MDA)を、
チオバルビツール酸(TBA)と反応させて生成する吸
収極大物質を定量することにより、過酸化脂質の生成量
を間接的に求めた。
【0093】TBA反応を行なわせるに際しては、7%
のドデシル硫酸ナトリウム0.2ml、0.1Nの塩酸2m
l、リンタングステン酸0.3ml、0.67%のTBAと
酢酸とを1:1に混合して調製した試薬1mlをそれぞ
れ上記紫外線を照射した各々の試験管に添加し、添加後
95℃で12分間保持しTBA反応を行わせた。
【0094】その後室温まで冷却し、n−ブチルアルコ
ールでTBA反応層を抽出し、このn−ブチルアルコー
ル層に蛍光分光光度法を適用して前記MDA量を測定し
た。測定に際しては、400Vの光電子倍増管を使用し
た日立製作所製の蛍光分光光度計(F2000)で、波
長515nmの光を励起光とし、波長553nmで蛍光
測定した。
【0095】上記それぞれの処理を施した場合のドコサ
ヘキサエン酸の紫外線照射による過酸化脂質生成系にお
ける影響を、上記要領で測定されたMDA値(MDA量
に同じ、吸光度で表示)で、表1に示した。
【0096】併せて、未処理、麹醗酵処理、遠赤外線焙
煎処理+麹醗酵処理、遠赤外線焙煎処理+麹醗酵処理+
油剤化処理を枇杷の種子にそれぞれ施したものを3gず
つ1日3回内服投与して、乳癌、胃癌、肺癌について臨
床試験を行った。その結果を表2、3、4に示す。
【0097】表2では、各種処理方法を施した上記枇杷
の種子の乳癌患者への治療効果を示す。表3、4は、表
2と同様の各種処理を施した枇杷の種子の胃癌患者、肺
癌患者への治療効果を示す。なお表2〜4には、有効率
(%)=(有効+やや有効)症例数×100/(有効+
やや有効+無効=全症例数)の式より算出した有効率を
示した。
【0098】表2〜4までの症例の判定は、各種処理
(未処理をも含めて)を施した枇杷の種子(粉末)を内
服する前と、内服した後で、患者のマーカーや画像診断
の陰影の大きさを比較して行なった。内服後3カ月以内
に、マーカーあるいは画像診断の陰影が4割以上改善さ
れたものを「有効」と判定し、2割以上、4割未満の改
善効果が見られた場合を「やや有効」と判定した。
【0099】
【表1】
【0100】
【表2】
【0101】
【表3】
【0102】
【表4】
【0103】上掲の表1からは、生の枇杷の種子を使用
した場合には、未処理の場合よりも遠赤外線を施した場
合の方が、遠赤外線焙煎を施した場合よりも麹醗酵を施
した場合の方が、麹醗酵を施した場合よりも遠赤外線焙
煎と麹醗酵の両者を施した場合の方が、遠赤外線焙煎と
麹醗酵との両者を施した場合よりも遠赤外線焙煎、麹醗
酵、油剤化の3者を施した場合の方が、それぞれ過酸化
脂質の生成量の指標となるMDA値が大きくなることが
わかる。
【0104】すなわち、表1からは、MDA値は遠赤外
線焙煎+麹醗酵+油剤化の場合が最大となることが分か
るが、乾燥した種を使用した場合には、そのMDA値が
生の種子を使用して遠赤外線焙煎+麹醗酵を施した場合
よりも小さくなることが分かる。かかる点から、同一処
理を施す場合でも、生の枇杷の種子を各種処理に供した
方が、乾燥させた種を供する場合に比べて、MDA値が
大きくなり好ましい。
【0105】一方、乳癌患者、胃癌患者、肺癌患者に対
して前記各種の処理を施した枇杷の種子の臨床試験の結
果を示す表2〜4からは、生の枇杷の種子では、未処理
の場合よりも麹醗酵を施した方が、麹醗酵を施した場合
よりも遠赤外線焙煎と麹醗酵との両者を施した場合の方
が、遠赤外線焙煎と麹醗酵との両者を施した場合よりも
遠赤外線焙煎、麹醗酵、油剤化の3者を施した場合の方
が、それぞれの場合における有効率が高くなることがわ
かる。
【0106】例えば、乳癌についての有効率を示す表2
からは、未処理の有効率が13.3%であるのに対し
て、遠赤外線焙煎+麹醗酵+油剤化を施した場合(生の
枇杷の種子)の有効率が46.6%であり、約3.5倍
も有効率が上昇していることが分かる。一方、乾燥した
種を使用した場合には、僅か約1.5倍しか上昇してい
ないことが分かる。
【0107】胃癌についての有効率を示す表3では、生
の種子を使用した場合では、未処理に比べて遠赤外線焙
煎+麹醗酵+油剤化を施した場合の方が、有効率が4倍
にも上昇していることがわかる。表3においても、生の
種子を使用した場合の方が、乾燥した種を使用した場合
の2倍も高いことが分かる。
【0108】肺癌についての有効率を示す表4では、生
の種子を使用して遠赤外線焙煎+麹醗酵+油剤化を施し
た場合の方が、未処理の場合に比べて有効率が約2.5
倍となり、且つ乾燥した種を使用した場合に比べて約
1.7倍大きいことも分かる。
【0109】このことから、前述の構成の遠赤外線焙煎
工程と、麹醗酵工程と、油剤化工程とを順次組み合わせ
た処理方法を生の枇杷の種子に適用することが、内服投
与における枇杷の種子の抗腫瘍効果の発現性を増大させ
る方法として、すなわち抗腫瘍活性強化方法として有効
であることが分かる。
【0110】以上の諸結果に関する確実な作用機序は現
段階では不明で、今後の研究を待つ必要があるが、本発
明者は、未処理の枇杷の種子では、抗腫瘍作用を有する
アミグダリンは前述のチェーンで結ばれて動けない状態
(比喩的表現)のいわゆる非活躍状態となっており、こ
の状態で枇杷の種子を内服しても通常の一般人の胃液で
はそのチェーンを切断することができず、予想される程
には抗腫瘍作用が発現されていないのが、上記処理によ
りアミグダリンが自由に活躍状態にされて、その結果が
最終的に抗腫瘍作用を増大させる結果に繋がったもので
はないかと推察する。
【0111】
【表5】
【0112】表5には、アミグダリン含有物としての枇
杷の生の種子と、各種茸類とのMDA値の比較を示して
いる。表5で使用した茸類は、茯苓、アガリクスタケ、
チョレイ・マイタケ、マイタケ(黒)、マツタケ、シイ
タケである。アガリクスタケについては、本発明者の実
験により生の状態で使用する方が、乾燥状態にしてから
使用する場合に比べて抗腫瘍活性が強く発揮されること
がわかったため、収穫後冷蔵庫で低温保存(4℃)して
おき、収穫後3日以内のものを使用した。
【0113】アガリクスタケ以外は、生状態で使用した
場合と、従来より漢方薬として提供される乾燥状態で使
用した場合とでは、本発明の抗腫瘍活性強化方法におけ
る有効性にそれ程大きな差異が認められなかったので、
本実施例では茯苓、チョレイ・マイタケ、マイタケ
(黒)、マツタケ、シイタケでは、乾燥したものを使用
した。
【0114】また、マイタケには2種類のマイタケを使
用した。一つは、日本で生産されているもので、主に雪
国の新潟県で栽培されており、正式には雪国マイタケ、
あるいは黒マイタケと呼ばれ、本明細書ではマイタケ
(黒)として表記した。もう一つは、中国で採れるマイ
タケでチョレイ・マイタケと表記し、上記マイタケ
(黒)と区別した。特に、チョレイ・マイタケでは主と
して根を使用した。
【0115】かかる茸類と枇杷の種との抗腫瘍活性の比
較を行なった表5を使用することにより、枇杷の種子の
抗腫瘍効果が、抗腫瘍効果が高いと言われている茸類に
比べて、どの程度であるか相対的な評価をすることがで
きる。
【0116】例えば、近年その抗腫瘍活性について注目
を集めているアガリクスタケと、枇杷の種子(生)とを
比較すると、未処理の場合では、アガリクスタケの方が
枇杷の種子より抗腫瘍活性が大きいことが分かる。しか
し、遠赤外線焙煎、あるいは麹醗酵を単独で施した場合
には、枇杷の種子の抗腫瘍活性はアガリクスタケに匹敵
する程になり、従来から抗腫瘍活性が高いと言われてい
る茯苓よりも高くなることが分かる。さらに、遠赤外線
焙煎+麹醗酵、遠赤外線焙煎+麹醗酵+油剤化の処理を
施した場合には、アガリクスタケよりも高い抗腫瘍活性
を示している。
【0117】天然生薬を使用する漢方の分野では、高い
抗腫瘍活性を有する茸類でもその収量が安定して確保で
きない稀少種もあるが、本発明の上記方法を使用すれ
ば、かかる稀少種に代えて、栽培により十分な収量確保
が可能な枇杷の種子などのアミグダリン含有物を使用す
ることができる。これにより供給の安定化、製品の低価
格化が図られ、多くの人に抗腫瘍効果を有効に享受させ
ることが可能となる。
【0118】なお、上記説明では、最良の実施の形態と
して、枇杷の生の種子に遠赤外線焙煎処理、醗酵処理、
および油剤化処理の3者を施す処理が好ましいと説明し
たが、遠赤外線焙煎処理だけでも、あるいは麹菌などの
微生物による醗酵処理だけでも、あるいは遠赤外線焙煎
および醗酵処理とを併用処理した場合だけでも、未処理
の場合に比べれば、抗腫瘍効果の発現性は強化されてい
る。
【0119】そこで、設備などの条件で油剤化が適切に
行えない場合などの事情がある場合には、遠赤外線焙煎
と微生物による醗酵とを組み合わせた処理だけでも行え
れば、未処理の場合よりも抗腫瘍活性を格段に有効に発
揮させることができる。
【0120】さらには、上記枇杷の種子に遠赤外線焙煎
処理、醗酵処理、および油剤化処理の3者、または枇杷
の種子に遠赤外線焙煎処理および醗酵処理の2者を施す
処理において、醗酵処理として麹菌などの微生物を使用
する醗酵処理以外にも、多糖類分解酵素を使用した醗酵
処理を採用しても構わない。
【0121】上記抗腫瘍活性強化方法の油剤化工程で
は、焙煎したゴマから得られたゴマペースト油を使用し
たが、ゴマ以外にも、大豆、とうもろこし、紅花、月見
草、糠、菜種などを遠赤外線で焙煎して、その後圧搾す
るなどして絞った植物油を使用してもよい。
【0122】また、医薬用組成物や健康食品用組成物
に、上記抗腫瘍活性強化方法を構成する遠赤外線焙煎工
程、麹醗酵工程、油剤化工程を施した枇杷の種子を含ま
せれば、上記抗腫瘍活性強化方法を施さない場合に比べ
て、内服投与において有効な抗腫瘍活性を示す組成物と
することができる。
【0123】また、上記説明の抗腫瘍活性強化方法を施
した枇杷の種子を有する組成物には、枇杷の種子を上記
方法で処理して得られたものの他に、抗腫瘍効果の発現
性に悪影響を与えない成分、例えばビタミン剤などの成
分をさらに加えるようにしても構わない。さらには、本
発明者により開発された活性酸素抑制効果を有する製剤
を配合するようにしても構わない。
【0124】かかる構成の抗腫瘍活性強化処理アミグダ
リン含有物を含む組成物は、実際には、さらにゼラチン
カプセルなどに封入して内服投与し易い剤形にして提供
すればよい。また、適当な賦形剤、結合剤などを使用し
て、打錠などによる錠剤、あるいは顆粒剤、丸剤などの
剤形にしても一向に構わない。
【0125】さらに、本発明は、内服投与における抗腫
瘍活性を強化させる方法ではあるが、本発明の抗腫瘍活
性強化方法を適用した枇杷の種子を使用して作った注射
薬としても、本発明の抗腫瘍活性方法を適用しない場合
に比べて、その抗腫瘍効果の発現性を大きくする効果が
あるのではないかと考えられる。
【0126】なお、上記説明では、アミグダリン含有物
として枇杷の種子、特に生の種子を使用した場合につい
て説明したが、枇杷の種子に限定する必要はなく、例え
ば、杏の種子、桃の種子、李の種子、梅の種子、扁桃の
種子、苦扁桃の種子などの種子、さらには、枇杷の葉
や、アルファルファ、竹の子などにも本発明は適用でき
るものである。
【0127】(実施の形態2)本実施の形態では、枇杷
の種子などのアミグダリン含有物の抗腫瘍有効性評価方
法、およびアミグダリン含有物処理の抗腫瘍有効性評価
方法について述べる。
【0128】前記実施の形態1で説明した紫外線により
過酸化脂質を生成する実験系に、抗腫瘍活性を評価する
ための各種のアミグダリン含有物を加え、過酸化脂質の
生成量を調べる。各々のアミグダリン含有物の濃度を増
やしながら加えてゆく場合に、過酸化脂質の生成量を増
大させる傾向の大きなアミグダリン含有物ほど、服用さ
せた場合に強い抗腫瘍活性を示した。
【0129】すなわち、加えるアミグダリン含有物の濃
度の増加割合に対する過酸化脂質の生成量の増加割合が
大きいほど、服用時の抗腫瘍効果が強く現れるアミグダ
リン含有物と評価することができる。そこで、複数種類
のアミグダリン含有物をそれぞれ上記実験系に投入し
て、アミグダリン含有物の濃度割合に対する生成される
過酸化脂質の生成量の増加割合を相互に比較すれば、複
数種のアミグダリン含有物の内服投与による抗腫瘍効果
の発現性の有効性順位をも決めることができる。
【0130】以下、前記実施例に基づき上記両評価方法
について説明する。前掲の表1の各処理方法ごとのMD
A値を比較すると、未処理の場合に比べて遠赤外線焙煎
など他の処理を施した場合の方がいずれの場合もMDA
値が大きいことがわかる。
【0131】遠赤外線焙煎、あるいは麹醗酵のいずれか
を施した場合には、麹醗酵を施した場合の方がMDA値
は大きい。麹醗酵と遠赤外線焙煎とを併用した場合に
は、遠赤外線焙煎あるいは麹醗酵のいずれか一方を単独
で施した場合よりもMDA値は大きい。さらに遠赤外線
焙煎と、麹醗酵と、油剤化の3者を施した場合の方が、
遠赤外線焙煎および麹醗酵の2者を施した場合よりもM
DA値は大きい。
【0132】一方、乳癌、胃癌、肺癌について臨床試験
を行った前掲の表2、3、4からは、表1で示したMD
A値の高い処理を施すほど臨床効果が高いことがわか
る。かかる結果から、臨床効果の高さ、すなわち抗腫瘍
効果の有効性については、MDA値を指標として判定す
ることができ、MDA値の生成量を高くする処理ほど抗
腫瘍効果の発現性に有効であると言える。
【0133】すなわち、ドコサヘキサエン酸に紫外線を
照射して生成する過酸化脂質量示すMDA値の大きい処
理ほど、アミグダリン含有物の抗腫瘍活性における有効
性が高い処理であると評価することができる。
【0134】また、表1と表2〜4において、遠赤外線
焙煎+麹醗酵+油剤化の3者を施した場合には、生の種
子を使用する場合と、乾燥した種子を使用する場合とで
は、乾燥した種子を使用した場合のMDA値が低く、か
かる傾向は表2〜4の臨床結果の有効率とも一致する。
【0135】すなわち、前記ドコサヘキサエン酸に紫外
線を照射して過酸化脂質を生成する系に、同一処理を施
した異なるアミグダリン含有物(枇杷の生の種子と、枇
杷の乾燥した種子)をそれぞれ同一濃度となるように加
えて、生成するその過酸化脂質量を前記実施の形態と同
様にMDA値(量)で表示すれば、そのMDAの生成量
を高くする種子ほど抗腫瘍効果の発現性に有効であると
言える。
【0136】従って、各種アミグダリン含有物の抗腫瘍
活性の評価を、ドコサヘキサエン酸に紫外線を照射して
生成する過酸化脂質量を示すMDA値が大きいものほ
ど、内服時における抗腫瘍有効性が高いと評価予測がで
きるのである。すなわち、臨床試験を経ることなく、各
種アミグダリン含有物の内服投与における抗腫瘍活性の
有効性評価を予測することができる。
【0137】なお、上記説明では、アミグダリン含有物
として枇杷の種子を使用した場合を例として説明した
が、枇杷の種子に限定する必要はなく、例えば、杏の種
子、桃の種子、李の種子、梅の種子、扁桃の種子、苦扁
桃の種子などの種子、さらには、枇杷の葉や、アルファ
ルファ、竹の子などにも本発明は適用できるものであ
る。
【0138】また、上記説明では、ドコサヘキサエン酸
を使用したが、ドコサヘキサエン酸以外の脂肪酸でも、
例えば、紫外線により過酸化脂質を形成し、枇杷の種子
などのアミグダリン含有物の添加によりその過酸化脂質
の生成量が影響される生物由来の不飽和脂肪酸でも使用
することができる。さらには、より広く、上記アミグダ
リン含有物の添加により紫外線照射により生成される過
酸化脂質の量が影響される不飽和脂肪酸であれば、生体
由来以外の、すなわち合成脂肪酸でも上記評価方法が適
用できる範囲内で使用しても構わない。
【0139】また、上記説明のドコサヘキサエン酸に紫
外線を照射して過酸化脂質を生成する系にアミグダリン
含有物を各種濃度で加えて、各濃度ごとにおける生成す
る過酸化脂質量を把握しておくことにより、使用するア
ミグダリン含有物ごとに臨床試験を行うことなく、癌な
どの悪性腫瘍の進行段階に合わせた平均的な適切投与量
の予測を簡単に行うことも可能である。
【0140】すなわち、上記要領で各種アミグダリン含
有物においてアミグダリン含有物の濃度とMDA値との
関係を把握しておき、併せて、ある種のアミグダリン含
有物でMDA値と癌の各進行段階での有効性とを予め臨
床試験で確認しておく。このようにした上で、癌などの
腫瘍の各進行段階で有効とされたMDA値が得られるよ
うに当該アミグダリン含有物の濃度を逆算すれば、この
アミグダリン含有物の濃度から簡単に平均的な内服投与
量の予測が行える。
【0141】また、本発明では、アミグダリン含有物の
抗腫瘍活性をMDA値という共通の指標を通して比較す
ることができる。すなわち、各種アミグダリン含有物に
共通の尺度として使用可能なパラメータとしてMDA値
を見出し、かつこのMDA値と抗腫瘍活性とを関連づけ
ることにより抗腫瘍活性の相互評価を行えるのである。
そのため、動物実験や臨床試験を経てその有効性を評価
する方法に比べて、遥かに短い時間で、多種のアミグダ
リン含有物をスクリーニングして有効な抗腫瘍活性を示
す物質を探すことができる。
【0142】
【発明の効果】本発明のアミグダリン含有物の抗腫瘍活
性強化方法によれば、かかる方法を施さない場合に比
べ、内服時の枇杷の種子などのアミグダリン含有物の抗
腫瘍活性における有効率を高めることができる。
【0143】本発明のアミグダリン含有物の抗腫瘍活性
強化方法によれば、かかる方法を施さない場合には有効
と見做されていないアミグダリン含有物でも、内服時の
有効率を高めて、抗腫瘍活性が高いと言われている茸類
の抗腫瘍活性に匹敵あるいはそれを越える程に抗腫瘍活
性を高めることができる。
【0144】本発明の抗腫瘍強化方法を施した枇杷の種
子などのアミグダリン含有物を有する抗腫瘍活性強化ア
ミグダリン含有物を含む組成物は、かかる方法を施さな
いアミグダリン含有物を有する組成物に比べて、内服時
の抗腫瘍有効性が高い。
【0145】本発明のアミグダリン含有物処理の抗腫瘍
有効性評価方法によれば、アミグダリン含有物に施す種
々の処理方法の抗腫瘍活性の観点からみた有効性を短期
間で簡単に評価することができる。
【0146】本発明のアミグダリン含有物の抗腫瘍有効
性評価方法によれば、アミグダリン含有物の内服時の有
効性が臨床試験を経なくても予測することができる。そ
のため、長期間の動物実験や、臨床試験を行なって初め
てその結果を出す従来方法に比べて、膨大な数の天然品
のスクリーニングによる抗腫瘍有効性物質の探索などが
従来より簡単に行なえる。
フロントページの続き (54)【発明の名称】 アミグダリン含有物の抗腫瘍活性強化方法、抗腫瘍活性強化アミグダリン含有物を含む組成物、 アミグダリン含有物処理の抗腫瘍有効性評価方法、およびアミグダリン含有物の抗腫瘍有効性評 価方法

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アミグダリン含有物に施す抗腫瘍活性強
    化方法であって、 前記アミグダリン含有物を遠赤外線により焙煎する焙煎
    工程と、焙煎したものに微生物を加えて醗酵させる醗酵
    工程とを有し、焙煎および醗酵を行なわない場合より
    も、前記アミグダリン含有物の抗腫瘍活性を強化するこ
    とを特徴とするアミグダリン含有物の抗腫瘍活性強化方
    法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のアミグダリン含有物の抗
    腫瘍活性強化方法において、 前記醗酵工程に次いで、前記醗酵工程で醗酵させたもの
    を遠赤外線により焙煎したゴマなどの植物から得られる
    油分により被包する油剤化工程を有することを特徴とす
    るアミグダリン含有物の抗腫瘍活性強化方法。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載のアミグダリン含
    有物の抗腫瘍活性強化方法において、 前記アミグダリン含有物は、アミグダリンを含有する植
    物の種子であることを特徴とするアミグダリン含有物の
    抗腫瘍活性強化方法。
  4. 【請求項4】 請求項3記載のアミグダリン含有物の抗
    腫瘍活性強化方法において、 前記植物の種子は、枇杷の種子であることを特徴とする
    アミグダリン含有物の抗腫瘍活性強化方法。
  5. 【請求項5】 請求項4記載のアミグダリン含有物の抗
    腫瘍活性強化方法において、 前記枇杷の種子は、生の状態で遠赤外線による焙煎を施
    すことを特徴とするアミグダリン含有物の抗腫瘍活性強
    化方法。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし5のいずれか1項に記載
    のアミグダリン含有物の抗腫瘍活性強化方法を施したア
    ミグダリン含有物を有することを特徴とする抗腫瘍活性
    強化アミグダリン含有物を含む組成物。
  7. 【請求項7】 アミグダリン含有物に施す処理の抗腫瘍
    活性における有効性の評価方法であって、 ドコサヘキサエン酸などの不飽和脂肪酸に紫外線を照射
    して過酸化脂質を生成させる系に、前記処理を施したア
    ミグダリン含有物を加え、前記アミグダリン含有物の濃
    度増大割合に対する前記過酸化脂質の生成量の増大割合
    が大きい処理ほど、その処理が前記アミグダリン含有物
    の抗腫瘍活性を強化する効果が大きいと評価することを
    特徴とするアミグダリン含有物処理の抗腫瘍有効性評価
    方法。
  8. 【請求項8】 請求項7記載のアミグダリン含有物処理
    の抗腫瘍有効性評価方法において、 前記アミグダリン含有物は、アミグダリンを含有する植
    物の種子であることを特徴とするアミグダリン含有物処
    理の抗腫瘍有効性評価方法。
  9. 【請求項9】 請求項8記載のアミグダリン含有物処理
    の抗腫瘍有効性評価方法において、 前記植物の種子は、枇杷の種子であることを特徴とする
    アミグダリン含有物処理の抗腫瘍有効性評価方法。
  10. 【請求項10】 請求項9記載のアミグダリン含有物処
    理の抗腫瘍有効性評価方法において、 前記枇杷の種子は、生の状態で遠赤外線による焙煎を施
    すことを特徴とするアミグダリン含有物処理の抗腫瘍有
    効性評価方法。
  11. 【請求項11】 アミグダリン含有物の示す抗腫瘍効果
    の有効性を臨床試験を経ることなく評価するアミグダリ
    ン含有物の抗腫瘍有効性評価方法であって、 ドコサヘキサエン酸などの不飽和脂肪酸に紫外線を照射
    して過酸化脂質を生成させる系に、前記アミグダリン含
    有物を加え、前記アミグダリン含有物の濃度割合に対す
    る前記過酸化脂質の生成量の増大割合が大きいアミグダ
    リン含有物ほど、内服投与による抗腫瘍活性が大きいと
    評価予測することを特徴とするアミグダリン含有物の抗
    腫瘍有効性評価方法。
  12. 【請求項12】 請求項11記載のアミグダリン含有物
    の抗腫瘍有効性評価方法において、 前記アミグダリン含有物には、請求項1ないし5のいず
    れか1項に記載のアミグダリン含有物の抗腫瘍活性強化
    方法が適用されていることを特徴とするアミグダリン含
    有物の抗腫瘍有効性評価方法。
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