JP2001198844A - ハンドツール - Google Patents

ハンドツール

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JP2001198844A
JP2001198844A JP2000006755A JP2000006755A JP2001198844A JP 2001198844 A JP2001198844 A JP 2001198844A JP 2000006755 A JP2000006755 A JP 2000006755A JP 2000006755 A JP2000006755 A JP 2000006755A JP 2001198844 A JP2001198844 A JP 2001198844A
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JP
Japan
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tool
hand tool
joint
drive source
rotary drive
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Pending
Application number
JP2000006755A
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English (en)
Inventor
Takeshi Watanabe
剛 渡辺
Masahiro Ohara
雅洋 大原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nitto Seiko Co Ltd
Original Assignee
Nitto Seiko Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ねじ締めポイントへドライバビットを正確かつ
迅速に位置決めすることが可能なハンドツールの提供。 【解決手段】本発明は、ツールテーブル3に取り付けら
れたモータ11と、このモータの駆動を受けて回転可能
な継手部12と、この継手部12とともに回転可能に構
成されたドライバビット14と、このドライバビット1
4を作業者が移動操作するための把持部15とを備えて
いることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ワークにねじを締
め付けるために用いられるハンドタイプの自動ねじ締め
機などのハンドツールに関する。
【0002】
【従来の技術】作業者が手で持って操作するハンドツー
ルとしては、従来、ねじ締付け用の電動ドライバ、穴開
け加工用の電動ドリルなどが一般に極めて広く知られて
いる。図3に示すように、ハンドツール50は、モータ
などの回転駆動源61と、この回転駆動源61の駆動を
受けて回転するドライバビット、ドリル等の処理工具6
2と、これら回転駆動源61及び処理工具62を作業者
が移動操作するための把持部63とを備えたツールユニ
ット60を、重量吸収用のバランサ70に取り付けて構
成されている。
【0003】前記バランサ70は、ツールユニット60
を吊り下げるワイヤ71をばね(図示せず)の力を利用
してリール72に巻き取るように構成されたものであ
り、前記ばねによる巻き取り力を利用してツールユニッ
ト60の重量を吸収するように構成されている。これに
よりツールユニット60を移動操作する作業者の負担が
軽減される。このようなバランサ70を有するハンドツ
ール50は、製品の組立生産ライン等、ハンドツールを
利用した作業が連続して強いられる作業現場において広
く利用されている。
【0004】しかし、上記ハンドツール50では、処理
工具に作用する負荷トルクの反力が把持部63に伝達さ
れてしまうため、これにより作業者が腱鞘炎になる等の
問題が頻発していた。そこで創出されたのが、図4に示
すバランスアームタイプのハンドツール100である。
このハンドツール100は、支柱101に対して矢印Y
1方向に水平旋回可能に取り付けたアーム111と、こ
のアーム111に矢印Y2,Y3方向、すなわち、水平
旋回及び垂直回動可能に連結されたアーム112とを備
えたバランスアーム110にツールユニット120を搭
載して構成されている。このバランスアーム110のア
ーム112はばね113により図上、上方へ引っ張られ
ており、このばね113の力でもってツールユニット1
20の重量が吸収されている。
【0005】また、前記ツールユニット120は、把持
部121が回転駆動源122及び処理工具123に対し
て回転自在に構成されており、これにより、作業者には
作業時に処理工具に作用する負荷トルクの反力が伝達さ
れないようになっている。しかも、バランスアーム11
0の各アーム111,112は円滑に水平旋回及び上下
回動できるため、作業時に作用する反力は各アーム11
1,112によって確実に吸収される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前述のバランスアーム
タイプのハンドツール100は、作業時、処理工具12
3に作用する負荷トルクの反力を確実に吸収し、しかも
ツールユニット120の重量も吸収でき得る点で極めて
優れている。しかし、その反面、水平旋回するバランス
アーム110のアーム111,112の慣性の影響で、
ツールユニット120を所望の位置に位置決めし難い
等、操作上の問題がある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題に鑑
みて創成されたものであり、ツールテーブルに取り付け
られた回転駆動源と、この回転駆動源の駆動を受けて回
転可能な継手部と、この継手部の回転を受けて回転可能
に構成された処理工具と、この処理工具を作業者が移動
操作するための把持部とを備えていることを特徴とす
る。
【0008】前記把持部は、継手部先端部を回転自在に
案内して設けられていることが望ましく、また、前記継
手部は、回転駆動源の駆動軸の軸線と異なる方向へ処理
工具の軸線が向くことを許容し、その状態でも回転伝達
を可能とする自在継手であることが望ましい。さらに、
把持部には回転駆動源のスタートスイッチが位置調整可
能に設けられていることが望ましい。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1及び図2において、1はねじ
の締付けに使用されるハンドツールであり、このハンド
ツール1は、例えば組立生産ラインの作業ステーション
に立設される支柱2にツールテーブル3を取り付け、こ
のツールテーブル3にツールユニット10を配置して構
成されている。
【0010】前記ツールユニット10は、ツールテーブ
ル3に設置された回転駆動源の一例であるモータ11
と、このモータ11の駆動軸11aに連結された継手部
12と、この継手部12に伝達機構13を介して連結さ
れた処理工具の一例であるドライバビット14と、伝達
機構13に配置された把持部15とを備えて構成されて
いる。
【0011】前記継手部12は、周知のユニバーサルジ
ョイントで構成されており、この継手部12により、ド
ライバビット14の軸線がモータ11の駆動軸11aの
軸線とは異なる方向(斜め方向)に向いた状態にあって
も、また、ドライバビット14の軸線がモータ11の駆
動軸11aの軸線と平行なしてずれた状態にあっても、
ドライバビット14にモータ11の駆動を伝達できるよ
うに構成されている。この継手部12の先端部は、複数
のスプライン溝が形成されたスプライン軸部121にな
っている。
【0012】また、前記伝達機構13は継手部12の先
端部を常時内包するように設けられたスリーブ状の伝達
軸131と、この伝達軸131先端にピン132により
一体に連結されたチャック133と、前記伝達軸131
の上部に一体に取り付けられたナット134とから構成
されている。
【0013】前記チャック133は、前記ドライバビッ
ト14を着脱可能に保持するよう構成されている。ま
た、前記ナット134には、前記継手部12のスプライ
ン軸部121のスプライン溝に係合する複数の鋼球(図
示せず)が循環転動可能に封入されており、このナット
134とスプライン軸部121とによってボールスプラ
イン機構が構成されている。これにより、伝達機構13
は継手部12に対してスプライン軸部121の延びる方
向に移動可能であるとともに、継手部12と一体に回転
できるようになっている。
【0014】前記継手部12のスプライン軸部121の
先端には、ストッパ122が固定されており、このスト
ッパ122は、伝達軸131が継手部12に対して移動
すると、伝達軸131上部に当接するように構成されて
いる。
【0015】一方、前記把持部15は、前記伝達軸13
1にベアリング15a,15bを介して取り付けられて
おり、伝達軸131と一体に軸線方向に移動できるとと
もに、伝達軸131の軸線周りに回転自在なように構成
されている。この把持部15は、作業者が握れるだけの
長さが確保されており、その表面には環状のスイッチホ
ルダ16が嵌合されている。このスイッチホルダ16に
は、前記モータ11の駆動を制御する制御装置(図示せ
ず)に接続されたスタートスイッチ17が取り付けられ
ている。
【0016】前記スイッチホルダ16は、虫ねじ(図示
せず)を用いて把持部15に固定されるようになってお
り、把持部15には、この虫ねじ先端が係合可能な環状
溝15cが複数形成されている。これにより、虫ねじを
緩めてスイッチホルダ16を把持部15に対して回転ま
たは上下移動させることができ、スタートスイッチ17
の位置を任意に調整することが可能になっている。
【0017】また、前記ツールテーブル3の下部と前記
把持部15とは、継手部12を覆う蛇腹ホース18によ
り連結されている。この蛇腹ホース18は、弾性を有す
る可撓性のものであり、この蛇腹ホース18により、把
持部12、伝達機構13の重量が常時支えられるように
構成されている。
【0018】上記ハンドツール1では、例えばねじ(図
示せず)が仮締めされたねじ締めポイントへ作業者が把
持部15を持ってドライバビット14を位置決めし、ド
ライバビット14先端をねじの頭部の駆動穴に係合さ
せ、スタートスイッチ17を押すと、モータ11が駆動
してねじ締めを行うことができるものである。
【0019】本ハンドツール1では、モータ11がツー
ルテーブル3に固定され、しかも従来のようなバランス
アームも存在しないため、ドライバビット14を位置決
め操作する時における慣性の影響が極めて小さい。よっ
て、ドライバビット14をねじ締めポイントへ正確かつ
迅速に位置決めすることが可能になる。また、ねじ締め
時のねじ締めトルクの反力は、継手部12、ツールテー
ブル3及び支柱2等によって吸収され、しかも把持部1
5は伝達機構13に対して回転自在に構成されているこ
とから、作業者にねじ締めトルクの反力が作用すること
が全くなくなる。
【0020】
【発明の効果】本発明に係るハンドツールによれば、ツ
ールユニットの重量及び作業時の負荷トルクの反力を共
に確実に吸収し、快適な作業を行うことができるととも
に、ドライバビットを的確かつ迅速に所定のねじ締めポ
イントに位置決めできるようになる等の利点がある。ま
た、継手部を覆う蛇腹ホースは、把持部等の重量を支え
るとともに、屈曲して回転する継手部への作業者の接触
を防止する効果もあり、安全性の高いハンドツールを提
供できる等の利点もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る自動ねじ締め機の一部を切り欠い
た正面図である。
【図2】本発明に係る自動ねじ締め機の要部拡大一部切
欠断面図である。
【図3】従来例の説明図である。
【図4】従来例の説明図である。
【符号の説明】
1 自動ねじ締め機 10 ツールユニット 11 モータ 12 継手部 13 伝達機構 14 ドライバビット 15 把持部 18 蛇腹ホース

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ツールテーブルに取り付けられた回転駆動
    源と、この回転駆動源の駆動を受けて回転可能な継手部
    と、この継手部の回転を受けて回転可能に構成された処
    理工具と、この処理工具を作業者が移動操作するための
    把持部とを備えていることを特徴とするハンドツール。
  2. 【請求項2】把持部は、継手部先端部を回転自在に案内
    して設けられていることを特徴とする請求項1に記載の
    ハンドツール。
  3. 【請求項3】継手部は、回転駆動源の駆動軸の軸線と異
    なる方向へ処理工具の軸線が向くことを許容し、その状
    態でも回転伝達を可能とする自在継手であることを特徴
    とする請求項1または請求項2に記載のハンドツール。
  4. 【請求項4】把持部には、回転駆動源のスタートスイッ
    チが位置調整可能に設けられていることを特徴とする請
    求項1乃至3の何れかに記載のハンドツール。
JP2000006755A 2000-01-14 2000-01-14 ハンドツール Pending JP2001198844A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007216345A (ja) * 2006-02-17 2007-08-30 Uryu Seisaku Ltd 回転駆動工具の反力吸収用グリップ
WO2018112836A1 (zh) * 2016-12-22 2018-06-28 深圳欣锐科技股份有限公司 电批固定工装

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JP2007216345A (ja) * 2006-02-17 2007-08-30 Uryu Seisaku Ltd 回転駆動工具の反力吸収用グリップ
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