JP2575491Y2 - 回転工具の工具ホルダー着脱装置 - Google Patents

回転工具の工具ホルダー着脱装置

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JP2575491Y2
JP2575491Y2 JP1992044584U JP4458492U JP2575491Y2 JP 2575491 Y2 JP2575491 Y2 JP 2575491Y2 JP 1992044584 U JP1992044584 U JP 1992044584U JP 4458492 U JP4458492 U JP 4458492U JP 2575491 Y2 JP2575491 Y2 JP 2575491Y2
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tool holder
rotary
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drawbar
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Inventor
茂 小林
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株式会社アルプスツール
サンドビツク株式会社
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  • Gripping On Spindles (AREA)
  • Cutting Tools, Boring Holders, And Turrets (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、回転工具の工具ホルダ
ーを着脱するための工具ホルダー着脱装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、タレットヘッドには複数本の回
転工具及び固定工具がホルダーを介して着脱自在に取付
けられる。かかるタレットヘッドは例えば実開平2−5
3310号に開示されている。このタレットヘッドにお
いては、その本体にスピンドルを形成する回転スリーブ
が回転自在に設けられ、この回転スリーブ内にドローバ
ーが内蔵されている。このドローバーの先端にはクラン
プ機構によってテーパーシャンクに工具ホルダーを介し
て工具を取付けるようにしている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】かかる工具ホルダー着
脱装置においては、ドローバーを作動させる駆動源は皿
ばねであり、かかる皿ばねは、前記スピンドルをなす回
転スリーブ内に設けられているので、そのばね力には限
界があり、大きなクランプ力を発揮させることができな
かった。また、ドローバーを油圧によって操作するタイ
プのものもあるが、かかる油圧のタイプのものにおいて
も大きな力をドローバーに与えることができなかった。
【0004】本考案は、かかる点に鑑み、狭い回転工具
内においても大きな力をドローバーに与えることができ
るような回転工具の工具ホルダー着脱装置を提供するこ
とを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は、上記目的を達
成するため、工具ホルダー(25)の支持筒(2)内に
回転自在に支持されたスピンドル(3)と、駆動原
(9)から該スピンドル(3)への動力の伝達を断続す
る第1クラッチ機構(C1)と、上記工具ホルダー(2
5)をスピンドル(3)に対して着脱自在とするドロー
バー(20)と、工具ホルダー(25)の着脱に際しス
ピンドル上の定位置で回転することによりドローバー
(20)を動作させる該ドローバー(20)と螺合した
駆動回転体(12)と、駆動原(17)から駆動回転体
(12)への動力の伝達を断続する第2クラッチ機構
(C2)とを具備した回転工具の工具ホルダー着脱装置
において、上記ドローバー(20)と上記駆動回転体
(12)とが上記スピンドル(3)の中心軸上の空洞内
に設けられ、上記第1クラッチ機構(C1)が上記スピ
ンドル(3)の一端に設けられ、上記第2クラッチ機構
(C2)が上記駆動回転体(12)の一端に設けられた
回転工具の工具ホルダー着脱装置を採用した。
【0006】
【作用】工具を着脱する場合においては、スピンドルの
回転を止めて、前記駆動回転体をクラッチ機構を介して
回転駆動源に連結せしめる。このようにして前記駆動回
転体を回転するとその先端と前記ドローバーの基部とが
ねじ係合しているので、駆動回転体の回転に伴って前記
ドローバーが軸方向に移動する。このドローバーの軸方
向の移動に伴って、ドローバーの先端に設けたクランプ
機構が工具ホルダーの基部をクランプしたり、開放した
りする。このように前記駆動回転体の先端と前記ドロー
バーの基部とねじ係合せしめれば、油圧あるいは皿ばね
を使用したものと異なり、ドローバーに大きな力を与え
ることができ、工具ホルダーを確実にスピンドルの前端
に固着することができる。
【0007】
【実施例】以下、図面を参照して本考案の一実施例につ
いて説明する。図1及び図2において、タレット本体1
には、工具ホルダーを支持するための支持筒2が設けら
れ、この支持筒2内にはスピンドル3が回転自在に支持
されている。このスピンドル3の上端には噛み合い歯4
が設けられ、この噛合い歯4はその上方に設けられた回
転クラッチスリーブ5に形成された噛合い歯6と噛合う
ようになっており、これら両噛合い歯4,6が第1クラ
ッチ機構C1 を形成している。前記回転クラッチスリー
ブ5は大径部5aを有し、この大径部5aの一部は後述
する作動バー30の上方に位置している。前記回転クラ
ッチスリーブ5は作動レバー7によって上下に移動さ
れ、この作動レバー7は軸7aを中心として図示しない
駆動機構によって上下に揺動する。前記回転クラッチス
リーブ5の上部にはプーリ5bが設けられ、このプーリ
5bには伝達ベルト8に介してモータ9の回転力が伝達
される。このモータ9の回転力は伝達ベルト8、プーリ
5b及び第1クラッチ機構C1 を介してスピンドル3に
伝達される。
【0008】一方、前記回転クラッチスリーブ5の中心
部分には作動体10が収納され、この作動体10の下面
には噛合い歯11が設けられ、この噛合い歯11は前記
スリーブ3内に回転自在に設けられた駆動回転体12の
上面には形成された噛合い歯13と協働する。
【0009】前記作動体10はクラッチ体14に取付け
られ、このクラッチ体14は作動レバー15によって上
下に移動され、この作動レバー15は軸15aを中心と
して図示しない駆動機構によって上下に揺動する。前記
クラッチ体14の上部にはプーリ14aが設けられ、こ
のプーリ14aには伝達ベルト16が掛け渡され、この
伝達ベルト16はモータ17の回転力を前記作動体10
にプーリ14aを介して伝達し、前記噛合い歯11及び
13が第2クラッチ機構C2 を形成している。
【0010】前記駆動回転体12はリング状の溝12a
を有し、この溝12aにボール18の一部が挿入され、
このボール18の一部は前記スピンドル3の内面に形成
された溝3aに挿入され、これによって前記駆動回転体
12は回転自在ではあるが、スピンドル3の軸方向には
移動できないようになっている。前記駆動回転体12の
下端にはねじ部19が形成され、このねじ部19はドロ
ーバー20の上端に形成されたねじ部と係合している。
前記ドローバー20の周面の一部には軸方向に溝20a
が設けられ、この溝20aは軸方向に伸び、この溝20
aにボール21が係合し、このボール21は止め栓22
によって抜け止めがなされている。すなわち、前記ドロ
ーバー20はその軸方向に可動であるが、スピンドル3
に対しては相対的な回転はできないようになっている。
前記スピンドルの下端周面はベアリング23を介して、
支持筒2に回転自在に支持されている。前記ドローバー
20と工具ホルダー25の基部にはクランプ機構CL
設けられ、このクランプ機構CL はコレット24を有
し、このコレット24を開閉させることによって前記工
具ホルダー25の基部をドローバーの下端に固定したり
あるいは解放したりする。前記スピンドル3の上下方向
の中間部分の周面にはフランジ3bが形成され、このフ
ランジ3bには切欠き部26が、図3に明確に示すよう
に形成されている。この切欠き部26は係合板27と協
働し、この係合板27は円柱体28に固着され、この円
柱体28は圧縮コイルスプリング29によって上方に付
勢されている。前記円柱体28はその上方に垂直に設け
られた作動バー30によって動作され、この作動バー3
0は圧縮コイルスプリング31によって上方に付勢さ
れ、この圧縮コイルスプリング31の上端は作動バー3
0のヘッド31aに当接している。そして、このヘッド
31aは前記回転クラッチスリーブのフランジ部5aの
下面に対向している。
【0011】次に本装置の作用について説明する。図2
は、工具ホルダー25、クランプ機構CL を介して前記
スピンドル3及びドローバー20の先端にクランプせし
めるときの状態を示している。すなわち、このときにお
いては前記回転クラッチスリーブ5は上方位置にあり、
したがって作動バー30、これに対向する円柱体28及
びこの円柱体に取付けられた係合板27も上方位置にあ
って、この円柱体27の先端が前記スピンドル3のフラ
ンジ3bの切欠き部26内に係合してスピンドル3の回
転を停止させている。この状態において、図1に示す作
動レバー15を動作させて、クラッチ体14を下降せし
める。クラッチ体14の下降によって、作動体10も下
降し、その噛合い歯11が前記駆動回転体12の噛合い
歯13に噛合する。これによって第2クラッチ機構C2
が接続される。この第2クラッチ機構C2 の接続により
前記モータ17の回転力が駆動回転体12に伝達され、
この駆動回転体12が所望の方向に回転される。この駆
動回転体12の回転に伴ってそのねじ部19も回転し、
これによって前記ドローバー20が上下に摺動する。こ
のドローバー20の上方への摺動によって前記コレット
24が開いて工具ホルダー25の基部がスピンドル3の
内部に固着される。逆に、前記駆動回転体12の回転を
逆にすれば、すなわちモータ17の回転力を逆方向に伝
達するようにすれば、前記ドローバー20が下方に移動
し、これによってコレット24が閉じて工具ホルダー2
5を抜くことが可能となる。
【0012】このようにして工具Tを備えた工具ホルダ
ー25の着脱が終了すると、前記作動レバー15を動作
させてクラッチ体14を上方に移動せしめ、第2クラッ
チ機構C2 を切断する。工具ホルダー25の着脱が終了
し、通常の切削加工が終了する場合には前記回転クラッ
チスリーブ5を作動レバー7を作動せしめることによっ
て下降せしめる。これによって前記噛合い歯6と4とが
係合して第1クラッチ機構C1 が接続され、モータ9の
回転力がスピンドル3に伝達され、この工具ホルダー2
5も回転する。これによって切削加工を行う。前記回転
クラッチスリーブ5が下降すると、フランジ5aが作動
バー30のヘッド31aをたたいて、作動バー30を下
降せしめ、これによって円柱体28も下降して係合板2
7の先端がスピンドル3のフランジ3bの切欠き部26
から外れる。これによってスピンドル3の回転が可能と
なる。
【0013】上述の実施例においては、工具Tを下方向
に指向せしめる場合の例であるが、図4に示すように駆
動力伝達系を直角に折り曲げて、工具ホルダー25を横
方向に受けることも可能である。すなわち、図4におい
ては回転駆動体を第1回転駆動体34と第2回転駆動体
35とに折曲げ形成し、第1回転駆動体34の傘歯車3
2と、第2回転駆動体35の下端に設けた傘歯車33を
噛合せしめる。前記垂直に配設された第2回転駆動体3
5の上部周辺にはコイルスプリング36が設けられ、こ
のコイルスプリング36の作用によって前記第2回転駆
動体を下方に付勢せしめて前記両傘歯車32,33の結
合を確実なものとしている。また、スピンドルも直角方
向に切断して折り曲げ形成され、横方向に伸びる第1ス
ピンドル38と、垂直方向に伸びる第2スピンドル37
とでスピンドルが構成され、この両スピンドルはその結
合部分における傘歯車39,40によって回転力が伝達
されるようになっている。
【0014】
【考案の効果】本考案は、以上のようにドローバーと駆
動回転体とがスピンドルの中心軸上の空洞内に設けら
れ、第1クラッチ機構がスピンドルの一端に設けられ、
第2クラッチ機構が駆動回転体の一端に設けられたこと
から、スピンドルと支持筒との間にクラッチ機構を介在
させる必要がなく、従って支持筒の径を小さくし、回転
工具を小型化することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るタレットヘッドの概略構成図であ
る。
【図2】本考案の工具ホルダー着脱装置の縦断面図であ
る。
【図3】スピンドルの回転防止機構を示す平面図であ
る。
【図4】本考案の他の実施例を示す工具ホルダー着脱装
置の縦断面図である。
【符号の説明】
1…タレットヘッド本体 3…スピンドル 5…回転クラッチスリーブ 7…作動レバー 12…駆動回転体 14…クラッチ体 19…ねじ部 20…ドローバー 24…コレット 25…工具ホルダー

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 工具ホルダーの支持筒内に回転自在に支
    持されたスピンドルと、駆動原から該スピンドルへの動
    力の伝達を断続する第1クラッチ機構と、上記工具ホル
    ダーをスピンドルに対して着脱自在とするドローバー
    と、工具ホルダーの着脱に際しスピンドル上の定位置で
    回転することによりドローバーを動作させる該ドローバ
    ーと螺合した駆動回転体と、駆動原から駆動回転体への
    動力の伝達を断続する第2クラッチ機構とを具備した回
    転工具の工具ホルダー着脱装置において、上記ドローバ
    ーと上記駆動回転体とが上記スピンドルの中心軸上の空
    洞内に設けられ、上記第1クラッチ機構が上記スピンド
    ルの一端に設けられ、上記第2クラッチ機構が上記駆動
    回転体の一端に設けられたことを特徴とする回転工具の
    工具ホルダー着脱装置。
JP1992044584U 1992-06-26 1992-06-26 回転工具の工具ホルダー着脱装置 Expired - Fee Related JP2575491Y2 (ja)

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JPH065810U JPH065810U (ja) 1994-01-25
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE3509635C1 (de) * 1985-03-16 1986-02-06 Index-Werke Kg Hahn & Tessky, 7300 Esslingen Werkzeughalteeinrichtung fuer Drehmaschinen
JP2922257B2 (ja) * 1990-05-14 1999-07-19 本田技研工業株式会社 塗装方法

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