JP2001197983A - 陳列棚におけるベース棚 - Google Patents

陳列棚におけるベース棚

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JP2001197983A
JP2001197983A JP2000011574A JP2000011574A JP2001197983A JP 2001197983 A JP2001197983 A JP 2001197983A JP 2000011574 A JP2000011574 A JP 2000011574A JP 2000011574 A JP2000011574 A JP 2000011574A JP 2001197983 A JP2001197983 A JP 2001197983A
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治 野嵜
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 陳列棚におけるベース棚の外観を向上させる
とともに、ベース棚の側面を壁面に当接させて陳列棚を
載置した場合に、ベース棚の側部と壁面との間に隙間が
生じないようにする。 【解決手段】 ベース棚天板7の側端面に、左右方向の
幅を、ベース棚天板5の上面におけるベース棚天板7の
載置部分を除く部分の左右方向の幅と同一とした前後方
向を向くエンドカバー8を、着脱自在に装着する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、陳列棚におけるベ
ース棚に関する。
【0002】
【従来の技術】陳列棚の下端部にベース棚を取り付けた
ものの従来例としては、特許第2755165号公報に
記載されているものがある。
【0003】この陳列棚は、垂直の背面パネルの前面
に、前向きの複数の側板を左右方向に離間して取り付け
るとともに、隣り合う側板の下端部間にベース棚として
の平台を設け、各平台の上部に水平な平台天板を取り付
けている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述の陳列棚
では、側端部に位置する平台天板の外側縁が、側端部に
位置する側板の外側面よりも内側で終端しているので、
平台天板の外側面と側板の外側面との間に段差が生じ
て、見栄えがよくなく、また平台の外側面を壁面に当接
させて使用する場合に、平台天板と壁面との間に隙間が
生じ、この隙間に、平台天板上の商品が落ち込むおそれ
がある。
【0005】本発明は、従来の技術が有する上記のよう
な問題点に鑑みてなされたもので、ベース棚の外観を向
上させるとともに、ベース棚の側面を壁面に当接させて
陳列棚を設置した場合に、ベース棚の上面の側部と壁面
との間に隙間が生じないようにし、かつ簡単に組み立て
でき、エンドカバーが妄りに脱落しないようにした陳列
棚におけるベース棚を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明によると、上記課
題は、次のようにして解決される。 (1) 左右に所定の間隔をもって立設された陳列棚側板
の前面下端部にベース棚側板を取り付け、左右のベース
棚側板の上端間に、ベース棚天板を、その側端面がベー
ス棚側板の上面の左右方向の幅の中間に位置するように
して架設した陳列棚におけるベース棚において、前記ベ
ース棚天板の側端面に、左右方向の幅を、前記ベース棚
天板の上面におけるベース棚天板の載置部分を除く部分
の左右方向の幅と同一とした前後方向を向くエンドカバ
ーを、着脱自在に装着する。
【0007】(2) 上記(1)項において、ベース棚天板
の側端面に係合孔を穿設し、カバーの内側面に、前記係
合孔の前縁に係合する前方を向く係止爪を設け、かつカ
バーの後端を陳列棚側板の前面に当接させる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を備え
る陳列棚(1)について、添付図面を参照しながら説明す
る。
【0009】陳列棚本体(2)は、左右1対の上下方向を
向く陳列棚側板(3)の後端部同士を、上下方向を向く背
板(4)で塞いだものよりなっている。
【0010】左右の陳列棚側板(3)の前面下端部には、
前向きのベース棚側板(5)が係止され、左右のベース棚
側板(5)の上面間には、前後1対の断面形状がハット形
をなす連結部材(6)が架設されており、連結部材(6)の
左右の両端部はベース棚側板(5)の上面にねじ止めされ
ている。図4に示すように、連結部材(6)の側端は、ベ
ース棚側板(5)の上面の左右方向のほぼ中央部で終端し
ている。
【0011】(7)は、平面視方形をなすとともに、後述
するように左右のベース棚側板(5)の上面間に架設され
るベース棚天板である。ベース棚天板(7)と同じ前後長
をなす左右1対のエンドカバー(8)(8)の内側面の前後
2箇所には、前向きL字形の係止爪(9)が突設されてお
り、この係止爪(9)をベース棚天板(7)の左右両側端面
に穿設された係止孔(10)の前縁に係合させることによ
り、ベース棚天板(7)の両側端にエンドカバー(8)が取
り付けられている。
【0012】この実施形態においては、ベース棚天板
(7)の左右の側端面が、各ベース棚側板(5)の上面の左
右方向の幅のほぼ中央に位置するようにし、かつエンド
カバー(8)の左右方向の幅を、ベース棚側板(5)の上面
の左右方向の幅のほぼ1/2としてある。
【0013】なお、ベース棚天板(7)の側端面が、ベー
ス棚側板(5)の上面の中央から左右いずれかに偏って位
置する場合には、エンドカバー(8)の左右方向の幅は、
ベース棚側板(5)の上面におけるベース棚天板(7)の載
置部分を除く部分の左右方向の幅と同一とするのがよ
い。
【0014】エンドカバー(8)の前後長及び高さは、ベ
ース棚天板(7)のものと同一としてあるので、エンドカ
バー(8)をベース棚天板(7)に取り付けると、両部材
(7)(8)の上面と後面と前面は全て同一面となる(図
1、図4参照)。
【0015】ベース棚天板(7)にエンドカバー(8)を取
り付けた後、ベース棚天板(7)を、前後の連結部材(6)
を覆うようにして、左右のベース棚側板(5)の上面間に
架設すると、エンドカバー(8)の外側面が、ベース棚側
板(5)の外側面と整合する(図4参照)とともに、エンド
カバー(8)の後端が陳列棚側板(3)の前面に当接する
(図3参照)。
【0016】最後に、左右のベース棚側板(5)の前面に
穿設されただるま孔(11)に、前面板(12)の裏面の側縁部
に突設された係合部材(13)を係合して、左右のベース棚
側板(5)の前面間に前面板(12)を取り付けると、ベース
棚(14)が完成する。
【0017】この実施形態によれば、ベース棚(14)の上
面の両側部をなすエンドカバー(8)の外側面が、ベース
棚側板(5)の外側面と同一面となるので、ベース棚(14)
の外観が向上するとともに、ベース棚側板(5)を壁面
(図示略)に当接して陳列棚(1)を設置した場合には、エ
ンドカバー(8)の外側面が壁面に当接し、ベース棚天板
(7)に載置した商品(図示略)が、ベース棚天板(7)と壁
面との間に落ち込むのが防止される。
【0018】また、エンドカバー(8)を、ベース棚天板
(7)に取り付けた状態で、ベース棚天板(7)をベース棚
側板(5)間に架設すると、前向きの係止爪(9)が係止孔
(10)の前縁に係合した状態で、エンドカバー(8)の後端
面が陳列棚側板(3)の前面に当接し、エンドカバー(8)
の前後方向への移動が規制され、エンドカバー(8)はベ
ース棚天板(7)から外れなくなる。
【0019】さらに、ベース棚天板(7)をベース棚側板
(5)に架設したとき、図3に示すように、ベース棚天板
(7)の前後の折り返し部(8a)が前後の連結部材(6)の前
端部及び後端部に当接し、かつ、図4に示すように、ベ
ース棚天板(7)の左右の側片(7a)が連結部材(6)の左右
両端面に当接するので、ベース棚天板(7)が前後及び左
右方向に妄りに動くことはない。
【0020】なお、3個以上の陳列棚側板(3)を左右方
向に等間隔に並べて立設し、それらの間を、上述したの
と同様の構成をもって連結して、左右方向に長い陳列棚
を形成する場合には、中間の陳列棚側板(3)に装着する
ベース棚側板(5)の上面の中央において、左右のベース
棚天板(7)(7)の側端同士を突き合せて載置し、最も外
側のベース棚側板(5)の上面の中央において、ベース棚
天板(7)の側端とエンドカバー(8)の内側面とを密接さ
せて載置すれば、2個のエンドカバー(8)と必要数の同
寸のベース棚天板(7)とを用意するだけで、ベース棚天
板(7)(7)間に隙間を形成することなく、左右方向に長
い陳列棚を形成することができる。
【0021】
【発明の効果】本発明によれば、次のような効果を奏す
ることができる。 (A) 請求項1記載の発明によると、ベース棚天板の側
端面に装着したエンドカバーが、ベース棚側板の外側面
と同一面となるので、ベース棚の外観が向上するととも
に、ベース棚側板を壁面に当接して陳列棚を設置した場
合には、エンドカバーの外側面が壁面に当接し、ベース
棚天板に載置した商品が、ベース棚天板と壁面との間に
落ち込むのが防止される。
【0022】(B) 請求項2記載の発明によると、エン
ドカバーに設けた前向きの係止爪がベース棚側板の係止
孔の前縁に係合するとともに、エンドカバーの後端が陳
列棚側板の前面に当接するので、エンドカバーの前後方
向への移動が規制され、エンドカバーがベース棚天板か
ら脱落するのが防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を備える陳列棚の外観斜視
図である。
【図2】同じく、陳列棚の一部を省略した拡大分解斜視
図である。
【図3】同じく、要部の拡大縦断側面図である。
【図4】同じく、図3のIV−IV線に沿う縦断正面図であ
る。
【符号の説明】
(1)陳列棚 (2)陳列棚本体 (3)陳列棚側板 (4)背板 (5)ベース棚側板 (6)連結部材 (7)ベース棚天板 (7a)側片 (8)エンドカバー (8a)折り掛けし片 (9)係止爪(係止部材) (10)係止孔 (11)だるま孔 (12)前面板 (13)係合部材 (14)ベース棚

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左右に所定の間隔をもって立設された陳
    列棚側板の前面下端部にベース棚側板を取り付け、左右
    のベース棚側板の上端間に、ベース棚天板を、その側端
    面がベース棚側板の上面の左右方向の幅の中間に位置す
    るようにして架設した陳列棚におけるベース棚におい
    て、 前記ベース棚天板の側端面に、左右方向の幅を、前記ベ
    ース棚天板の上面におけるベース棚天板の載置部分を除
    く部分の左右方向の幅と同一とした前後方向を向くエン
    ドカバーを、着脱自在に装着したことを特徴とする陳列
    棚におけるベース棚。
  2. 【請求項2】 ベース棚天板の側端面に係合孔を穿設
    し、カバーの内側面に、前記係合孔の前縁に係合する前
    方を向く係止爪を設け、かつカバーの後端を陳列棚側板
    の前面に当接させた請求項1記載の陳列棚におけるベー
    ス棚。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009017972A (ja) * 2007-07-10 2009-01-29 Okamura Corp ターミナル什器

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