JP2001196046A - バッテリーターミナル - Google Patents

バッテリーターミナル

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JP2001196046A
JP2001196046A JP2000003511A JP2000003511A JP2001196046A JP 2001196046 A JP2001196046 A JP 2001196046A JP 2000003511 A JP2000003511 A JP 2000003511A JP 2000003511 A JP2000003511 A JP 2000003511A JP 2001196046 A JP2001196046 A JP 2001196046A
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R11/00Individual connecting elements providing two or more spaced connecting locations for conductive members which are, or may be, thereby interconnected, e.g. end pieces for wires or cables supported by the wire or cable and having means for facilitating electrical connection to some other wire, terminal, or conductive member, blocks of binding posts
    • H01R11/11End pieces or tapping pieces for wires, supported by the wire and for facilitating electrical connection to some other wire, terminal or conductive member
    • H01R11/28End pieces consisting of a ferrule or sleeve
    • H01R11/281End pieces consisting of a ferrule or sleeve for connections to batteries

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  • Connection Of Batteries Or Terminals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 過度締付け防止機能の信頼性向上を図る。 【解決手段】 一対の延出部12には、その両延出部1
2の間隔が所定寸法まで狭まったときに当接することで
その両延出部12の接近規制を図る一次ストッパ22と
してのリブ23及び受け面24と、この一次ストッパ2
2が当接した状態から延出部12の変形を伴いつつ両延
出部12の間隔がさらに狭まったときに当接することで
その両延出部12の接近規制を図る二次ストッパ25と
しての筒状突出部26が形成されている。一次ストッパ
22に加えて二次ストッパ25を設けることで二段構え
の過度締付け防止機能を備えているので、ストッパが1
つだけの場合に比べて過度締付け防止機能の信頼性が高
い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、バッテリーターミ
ナルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のバッテリーターミナルとして、実
開平6−88050号公報に開示されているものがあ
る。これは、バッテリポストに外嵌される弧状の締付け
部と、この締付け部の弧の両端から径方向外向きに延出
する一対の延出部と、この一対の延出部をボルトとナッ
トにより接近させることで前記締付け部を縮径変形させ
る締付け手段とを備えている。
【0003】この種のバッテリーターミナルでは、締付
けトルクが過大になると、延出部が異常接近して締付け
部の曲率半径が小さくなり過ぎる結果、バッテリポスト
が異常変形を来すことになる。そこで、通常は、トルク
管理がなされる。これにより、適正な締付けトルクによ
って延出部同士が適切な間隔まで接近し、締付け部の曲
率半径も適正な値となってバッテリポストの過度の締付
けが回避されるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、トルク管理さ
れてはいるものの、万一トルクが正常範囲を越えた過大
な値になってしまった場合の対策を講じることは必要で
ある。そこで、バッテリポストに対する過度の締付けを
防止する手段として、延出部に突起状のストッパを形成
し、締付けトルクの値が正常値の範囲内であるうちにス
トッパを当接させ、締付けトルクが更に増大してもスト
ッパにより延出部同士のそれ以上の接近を規制する構造
が考えられる。しかしながら、締付けトルクがストッパ
を変形させるほどに増大した場合には、もはやそのスト
ッパによる過度締付け防止の効果は期待できず、信頼性
の点で改善が望まれる。
【0005】本願発明は上記事情に鑑みて創案され、過
度締付け防止機能の信頼性向上を図ることを目的として
いる。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、バッ
テリポストに外嵌される弧状の締付け部と、この締付け
部の弧の両端から径方向外向きに延出する一対の延出部
と、この一対の延出部をボルトとナットにより接近させ
ることで前記締付け部を縮径変形させる締付け手段とを
備えたバッテリーターミナルにおいて、前記一対の延出
部には、その両延出部の間隔が所定寸法まで狭まったと
きに当接することでその両延出部の接近規制を図る一次
ストッパと、この一次ストッパが当接した状態からその
一次ストッパまたは前記延出部の変形を伴いつつ前記両
延出部の間隔がさらに狭まったときに当接することでそ
の両延出部の接近規制を図る二次ストッパとが形成され
ている構成とした。
【0007】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、前記二次ストッパによって前記一対の延出部の接近
が規制された状態では、変形している前記一次ストッパ
または前記延出部の弾性復元力が前記延出部に対して離
間させる力として付与される構成とした。請求項3の発
明は、請求項1又は請求項2の発明において、前記二次
ストッパを変形させてその延出部に対する接近規制の機
能を失効させるのに要する締付けトルクの値は、前記ボ
ルトを破断させるのに要する締付けトルクの値よりも大
きい値に設定されている構成とした。
【0008】請求項4の発明は、請求項1乃至請求項3
のいずれかの発明において、前記一次ストッパは、一方
の前記延出部の外縁部を略直角に曲げ加工して形成した
リブと、他方の前記延出部に前記リブの当接を可能に設
けた受け面とから構成している。請求項5の発明は、請
求項1乃至請求項4のいずれかの発明において、前記二
次ストッパは、前記一対の延出部におけるボルト貫通孔
の孔縁部を互いに相手側へ向けてバーリング加工して形
成した筒状突出部から構成されている。
【0009】
【発明の作用及び効果】[請求項1の発明]締付け手段
におけるボルトとナットを予め設定されている適正な締
付けトルクで締め付けると、一対の延出部が適正間隔ま
で接近してバッテリポストが適正な強さで締め付けられ
る。また、締付けトルクが上記適正値よりも大きくなっ
てしまった場合には、延出部が上記適正間隔よりも狭ま
るように接近していくが、その延出部の間隔がバッテリ
ポストへの締付けが正常とされる許容範囲内であるうち
に、一次ストッパが当接し、それ以上の延出部の接近が
規制される。これにより、バッテリポストに対する過度
の締付けが防止される。
【0010】さらに、締付けトルクが、一次ストッパが
耐え得る値よりも大きくなった場合には、一次ストッパ
または延出部の変形を伴いつつ延出部が更に接近する
が、その延出部の間隔がバッテリポストへの締付けが正
常とされる許容範囲内であるうちに、二次ストッパが当
接し、それ以上の延出部の接近が規制される。これによ
り、バッテリポストに対する締付け力が許容範囲を越え
てしまうことが防止される。
【0011】一次ストッパに加えて二次ストッパを設け
ることで二段構えの過度締付け防止機能を備えているの
で、ストッパが1つだけの場合に比べて過度締付け防止
機能の信頼性が高い。 [請求項2の発明]二次ストッパが延出部を接近規制し
ている状態では、一次ストッパまたは延出部の弾性復元
力が二次ストッパの接近規制動作を助勢することになる
ので、二次ストッパが単独で延出部を接近規制する場合
に比べて、接近規制の機能に優れる。
【0012】[請求項3の発明]締付けトルクの値が、
二次ストッパが耐え得る値よりも大きくなった場合に
は、締付けトルクが変形を来す前にボルトが破断するの
で、二次ストッパの変形が防止される。 [請求項4の発明]一次ストッパのリブは曲げ加工によ
って形成されているので、成形が簡単である。[請求項
5の発明]二次ストッパの筒状突出部はバーリング加工
によって形成されているので、成形が簡単である。ま
た、バーリング加工による筒状突出部は強度的に優れて
いるので、一次ストッパよりも高い強度が要求される二
次ストッパとして適している。
【0013】
【発明の実施の形態】[実施形態1]以下、本発明を具
体化した実施形態1を図1乃至図7を参照して説明す
る。本実施形態の全体概要を簡単に説明すると、バッテ
リーターミナルAは、バッテリポストPに取り付けられ
るターミナル本体10、ターミナル本体10をバッテリ
ポストPに対して締め付けるための締付け手段15を備
えている。ターミナル本体10は、バッテリポストPに
外嵌される弧状の締付け部11と、この締付け部11の
弧の両端から径方向外向きに延出する一対の延出部12
とを一体成形してなり、ターミナル本体10には、一次
ストッパ22と二次ストッパ25が形成されているとと
もに、バッテリーターミナルAに図示しない電線を接続
するためのスタッドボルト19が取り付けられている。
締付け手段15は、ボルト16とナット17とからな
り、この螺合させたボルト16とナット17を締め付け
ることにより一対の延出部12を接近させて締付け部1
1を縮径変形させる。
【0014】尚、以下の説明において、上下方向につい
ては、締付け部11の中心線方向を上下方向とし、前後
方向については締付け部11からの延出部12の突出方
向を前方とする。締付け部11は、その内径を増減させ
るように径方向に弾性撓みし得るようになっており、自
由状態における内径寸法はバッテリポストPの外径より
も大きく設定されている。また、締付け部11の上下両
端縁には、延出部12の上下両端縁に連なる補強部13
が形成されている。補強部13は、外側へ直角に張り出
した形態であって、この補強部13により、両延出部1
2と締付け部11の弧の両端部とがほぼ一体に変位し得
るようになっている。
【0015】延出部12は方形の平板状をなし、自由状
態においては両延出部12がその前端側を広げるように
互いに斜めに対向している。そして、この両延出部12
を互いに接近させると、締付け部11の弧の内径が次第
に小さくなり、バッテリポストPの外周に対して締め付
けるように嵌合される。また、両延出部12が接近する
のに伴い、双方の対向面同士が徐々に平行となるように
姿勢を変化させていく。また、各延出部12におけるほ
ぼ中央位置には、夫々、互いに相手側の延出部12側の
ものと対応するボルト貫通孔14が形成されている。
【0016】締付け手段15を構成するボルト16は、
雄ネジ部16Sと、この雄ネジ部16Sの一端に一体形
成した角形の頭部16Hとからなる。頭部16Hの一辺
の寸法は、上下に対応する補強部13間の間隔よりも僅
かに小さい寸法に設定されており、このボルト16の雄
ネジ部16Sをボルト貫通孔14に貫通させた状態で
は、頭部16Hの一部が上下両補強部13の間で殆ど隙
間を空けずに挟まれた状態となる。即ち、頭部16Hと
補強部13との係合により、ボルト16の軸回りの回転
が規制されている。また、ナット17は、ボルト16の
雄ネジ部16Sの先端(頭部16Hとは反対側の延出部
12の外側へ突出した部分)に螺合される。尚、ナット
17と延出部12との間には座金18が介装されてい
る。このナット17を頭部16Hに接近させる方向へ螺
進させていくと、ナット17と頭部16Hとの間で挟み
込まれた両延出部12が接近するように変位し、締付け
部11が縮径変形する。
【0017】スタッドボルト19は、締付け部11の後
端下縁に連成した保持部20に取り付けられている。保
持部20は低い箱状をなすとともに上面に露出孔21が
形成されており、スタッドボルト19は、その角形の頭
部(図示せず)を保持部20内に回転規制状態で収容す
るとともに、雄ネジ部19Sを露出孔21から上方へ突
出させた状態で取り付けられている。かかるスタッドボ
ルト19には、電線(図示せず)の端末部に固着した取
付け金具(図示せず)が嵌合されてナット(図示せず)
により固定されるようになっている。
【0018】延出部12には、リブ23と受け面24と
からなる一次ストッパ22が上下一対形成されている。
上側の一次ストッパ22において、リブ23は、一方
(図4〜図6においては左側)の延出部12の上端縁を
曲げ加工することによりその延出部12から相手側の延
出部12側(図4〜図6における右側)へほぼ直角に突
き出す形態とされ、一方、上端にリブ23の形成されて
いない側(図4〜図6における右側)の延出部12の内
面におけるリブ23の先端と対向する上端縁部分が、受
け面24として設定されている。尚、この受け面24の
形成されている上端縁には補強部13が曲げ成形されて
いないため、受け面24はその全領域に亘って平坦状と
なっている。
【0019】下側の一次ストッパ22において、リブ2
3は、一方(図4〜図6においては右側)の延出部12
の下端縁を曲げ加工することによりその延出部12から
相手側の延出部12側(図4〜図6における左側)へほ
ぼ直角に突き出す形態とされ、一方、上端にリブ23の
形成されていない側(図4〜図6における左側)の延出
部12の内面におけるリブ23の先端と対向する下端縁
部分が、受け面24として設定されている。尚、この受
け面24の形成されている下端縁には補強部13が曲げ
成形されていないため、受け面24はその全領域に亘っ
て平坦状となっている。
【0020】これらの一次ストッパ22は、延出部12
が所定の距離まで接近したところで、対向するリブ23
と受け面24とが当接し、これによって両延出部12の
それ以上の接近を規制する機能が発揮される。二次スト
ッパ25は、両延出部12に形成した一対の筒状突出部
26から構成されている。筒状突出部26は、ボルト貫
通孔14の孔縁部に対してバーリング加工を施すことに
よって形成され、延出部12の内面から相手側の筒状突
出部26へ向かって打ち向きに突出されている。双方の
筒状突出部26の径寸法は互いに同寸法とされている。
また、上記一次ストッパ22のリブ23と受け面24と
の間の対向寸法に対し、この両筒状突出部26の突出端
間の対向寸法は大きく設定されている。この二次ストッ
パ25は、延出部12が所定の距離まで接近したところ
で、筒状突出部26の突出端同士が当接し、これによっ
て両延出部12のそれ以上の接近を規制する機能が発揮
される。
【0021】次に、本実施形態の作用を説明する。本実
施形態のバッテリーターミナルAをバッテリポストPに
取り付けるに際しては、予め、ボルト16とナット17
の締付けトルクが適正な値に設定される。そして、締付
け部11をバッテリポストPに遊嵌した状態でボルト1
6とナット17をこの適正な締付けトルクで締め付ける
と、一対の延出部12が適正間隔まで接近してバッテリ
ポストPが適正な強さで締め付けられる。このとき、一
次ストッパ22のリブ23と受け面24は当接せず、二
次ストッパ25の筒状突出部26同士も離間したままで
ある。
【0022】さて、締付けトルクが、誤って上記適正値
よりも大きくなってしまった場合には、延出部12が上
記適正間隔よりも狭まるように接近していくが、その延
出部12の間隔がバッテリポストPへの締付けが正常と
される許容範囲内であるうちに、図3及び図5に示すよ
うに、一次ストッパ22のリブ23と受け面24とが当
接し、それ以上の延出部12の接近が規制される。これ
により、バッテリポストPに対する過度の締付けが防止
される。
【0023】また、締付けトルクが、一次ストッパ22
が耐え得る値よりも大きくなった場合には、リブ23が
変位せずに受け面24に当接した状態を保ちつつ、延出
部12がその上下方向における中央部(ボルト貫通孔1
4の形成されている部分)同士を互いに接近させるよう
に湾曲変形する。そして、その延出部12の中央部分同
士の間隔が所定間隔まで接近すると、図6に示すよう
に、二次ストッパ25の筒状突出部26の突出端同士が
当接し、延出部12の中央部分がそれ以上接近すること
が規制される。
【0024】この二次ストッパ25の当接状態では、延
出部12の周縁部同士の間隔は一次ストッパ22が当接
したときのままであるから、締付け部11の内径が小さ
くなることはない。よって一次ストッパ22の当接状態
から二次ストッパ25の当接状態へ至る過程では、バッ
テリポストPへの締付け力が増大することはなく、正常
な締付け状態が維持される。即ち、一次ストッパ22に
よる過度締付け防止機能が働かなくなっても、二次スト
ッパ25によって過度の締付けが確実に防止される。
【0025】このように、本実施形態においては、一次
ストッパ22に加えて二次ストッパ25を設けることで
二段構えの過度締付け防止機能を備えているので、スト
ッパが1つだけの場合に比べて過度締付け防止機能の信
頼性が高い。また、二次ストッパ25によって両延出部
12の接近が規制された状態では、湾曲変形している延
出部12の弾性復元力が、その延出部12の中央部を離
間させる力(湾曲変形を戻そうとする力)として働く。
即ち、二次ストッパ25が延出部12を接近規制してい
る状態では、延出部12の弾性復元力が二次ストッパ2
5の接近規制動作を助勢することになる。したがって、
二次ストッパ25が単独で延出部12を接近規制する場
合に比べて、接近規制の機能に優れる。
【0026】また、二次ストッパ25の筒状突出部26
を変形させてその延出部12に対する接近規制の機能を
失効させるのに要する締付けトルクの値は、ボルト16
を破断させるのに要する締付けトルクの値よりも大きい
値に設定されている。したがって、締付けトルクの値
が、二次ストッパ25が耐え得る値よりも大きくなった
場合には、締付けトルクが変形を来す前にボルト16が
破断し、筒状突出部26同士の突き当て状態が解除され
ることになる。これにより、筒状突出部26の変形が防
止されるのである。
【0027】また、一次ストッパ22のリブ23は曲げ
加工によって形成されているので、成形が簡単である。
一方、二次ストッパ25の筒状突出部26はバーリング
加工によって形成されているので、やはり、成形が簡単
である。また、バーリング加工による筒状突出部26
は、直角曲げ加工によるリブ形状のものに比べると強度
的に優れているので、一次ストッパ22よりも高い強度
が要求される二次ストッパ25として適している。
【0028】[実施形態2]次に、本発明を具体化した
実施形態2を図8及び図9を参照して説明する。本実施
形態のバッテリーターミナルBは、一次ストッパ22を
上記実施形態1とは異なる構成としたものである。その
他の構成については上記実施形態1と同じであるため、
同じ構成については、同一符号を付し、構造、作用及び
効果の説明は省略する。上側の一次ストッパ22を構成
する受け面24の形成されている側(図9における右
側)の延出部12においては、その上端縁を外側へ曲げ
加工することによってボルト16の頭部16Hの回転規
制部27が形成されており、その曲げ部分(延出部12
の上端縁部)における内面は弧状面27Rとなってい
る。したがって、この延出部12における受け面24
は、弧状をなす上端縁よりも少し下方の平坦な領域に設
定されている。
【0029】下側の一次ストッパ22についても、同様
に、受け面24側の延出部12の下端縁に座金18の回
転を規制するための回転規制部27が外側へ曲げ加工さ
れて形成されており、その曲げ加工部分である下端縁部
は弧状面27Rとなっている。したがって、リブ23が
当接される受け面24は、この弧状面27Rよりも少し
上方の平坦な領域に設定されている。このように、本実
施形態2では、受け面24の形成される領域に回転規制
部27を形成しながら、リブ23を受け面24に対して
確実に且つ安定して当接させることが可能となってい
る。
【0030】尚、ボルト貫通孔14の孔縁には、実施形
態1と同様に二次ストッパ25としての筒状突出部26
が形成されている。 [実施形態3]次に、本発明を具体化した実施形態3を
図10及び図11を参照して説明する。本実施形態のバ
ッテリーターミナルCは、締付け部31と、締付け部3
1の弧の両端から径方向外側へ突出する一対の延出部3
2と、一方の延出部32の延出端をさらに延長させて形
成したバレル部33とからなる。バレル部33には、電
線(図示せず)が圧着により接続される。また、一次ス
トッパ34はリブ35と受け面36とからなり、リブ3
5は、バレル部33の形成されていない側の延出部32
の延出端縁を内側へ略直角に曲げ加工して形成され、受
け面36については、バレル部33の形成されている側
の延出部12の内面が受け面36として設定されてい
る。また、締付け部31の上端縁から延出部32の上端
縁に亘り更にリブ35の上端縁に亘る領域には、外側へ
リブ状に張り出す補強部37が形成されている。下端縁
においても、同様に補強部37が形成されている。この
補強部37は、締付け部31の弧の両端部と延出部32
とを一体変位させるための機能だけでなく、延出部32
においては図示しないボルトの角形頭部の回転を規制す
る機能を発揮する。さらに、補強部37により、リブ3
5の延出部32に対する傾動変位が規制され、もってリ
ブ35と受け面36による延出部32同士の接近規制機
能が確実に発揮されるようになっている。尚、ボルト貫
通孔38の孔縁には、実施形態1と同様に二次ストッパ
39としての筒状突出部40が形成されている。
【0031】[他の実施形態]本発明は上記記述及び図
面によって説明した実施形態に限定されるものではな
く、例えば次のような実施態様も本発明の技術的範囲に
含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内
で種々変更して実施することができる。 (1)上記実施形態では一次ストッパを延出部の端縁を
曲げ加工により形成するとともに二次ストッパをボルト
貫通孔の孔縁をバーリング加工することにより形成した
が、本発明によれば、一次ストッパと二次ストッパは、
これ以外の位置及び加工方法によって形成することがで
きる。
【0032】(2)上記実施形態では二次ストッパを構
成する筒状突出部を一対の延出部の双方に形成したが、
本発明によれば、いずれか一方の延出部のみに筒状突出
部を形成してもよい。 (3)上記実施形態では二次ストッパが当接した状態で
は延出部が変形してその弾性復元力が締付けトルクに抗
する反力してい機能するようにしたが、本発明によれ
ば、一次ストッパが変形してその当接が解除されること
により延出部が変形しない状態(延出部の弾性復元力が
働かない状態)で二次ストッパが当接するようにしても
よい。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1の斜視図
【図2】平面図
【図3】一次ストッパが当接した状態の平面図
【図4】側面図
【図5】一次ストッパが当接した状態の側面図
【図6】二次ストッパが当接した状態の側面図
【図7】底面図
【図8】実施形態2の斜視図
【図9】その一次ストッパが当接した状態の側面図
【図10】実施形態3の側面図
【図11】その底面図
【符号の説明】
A…バッテリーターミナル P…バッテリポスト 11…締付け部 12…延出部 14…ボルト貫通孔 15…締付け手段 16…ボルト 17…ナット 22…一次ストッパ 23…リブ 24…受け面 25…二次ストッパ 26…筒状突出部 B,C…バッテリーターミナル 31…締付け部 32…延出部 34…一次ストッパ 35…リブ 36…受け面 38…ボルト貫通孔 39…二次ストッパ 40…筒状突出部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バッテリポストに外嵌される弧状の締付
    け部と、この締付け部の弧の両端から径方向外向きに延
    出する一対の延出部と、この一対の延出部をボルトとナ
    ットにより接近させることで前記締付け部を縮径変形さ
    せる締付け手段とを備えたバッテリーターミナルにおい
    て、 前記一対の延出部には、 その両延出部の間隔が所定寸法まで狭まったときに当接
    することでその両延出部の接近規制を図る一次ストッパ
    と、 この一次ストッパが当接した状態からその一次ストッパ
    または前記延出部の変形を伴いつつ前記両延出部の間隔
    がさらに狭まったときに当接することでその両延出部の
    接近規制を図る二次ストッパとが形成されていることを
    特徴とするバッテリーターミナル。
  2. 【請求項2】 前記二次ストッパによって前記一対の延
    出部の接近が規制された状態では、変形している前記一
    次ストッパまたは前記延出部の弾性復元力が前記延出部
    に対して離間させる力として付与される構成としたこと
    を特徴とする請求項1記載のバッテリーターミナル。
  3. 【請求項3】 前記二次ストッパを変形させてその延出
    部に対する接近規制の機能を失効させるのに要する締付
    けトルクの値は、前記ボルトを破断させるのに要する締
    付けトルクの値よりも大きい値に設定されていることを
    特徴とする請求項1又は請求項2記載のバッテリーター
    ミナル。
  4. 【請求項4】 前記一次ストッパは、一方の前記延出部
    の外縁部を略直角に曲げ加工して形成したリブと、他方
    の前記延出部に前記リブの当接を可能に設けた受け面と
    から構成されていることを特徴とする請求項1乃至請求
    項3のいずれかに記載のバッテリーターミナル。
  5. 【請求項5】 前記二次ストッパは、前記一対の延出部
    におけるボルト貫通孔の孔縁部を互いに相手側へ向けて
    バーリング加工して形成した筒状突出部から構成されて
    いることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか
    に記載のバッテリーターミナル。
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