JP2001194855A - カラー画像形成装置および該カラー画像形成装置を備えた画像形成装置 - Google Patents
カラー画像形成装置および該カラー画像形成装置を備えた画像形成装置Info
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Abstract
トナーセーブモードで画像形成を行う場合、標準モード
における適性カラーバランスを維持し、色味、色差の劣
化が軽減されるようにしたカラー画像形成装置を提供す
る。 【解決手段】 トナーセーブモード時のカラーバランス
を各色のγ補正値の調整により維持する。NVRAM1
03やRAM106には、通常モードかトナーセーブモ
ードかあるいは選択された所定セーブ量のモードかに対
応してそれぞれ必要な現像バイアス値およびγ補正値を
記憶しておく。セーブモード指定時、コントローラ10
0は、指定に対応した現像バイアス値、γ補正値を上記
メモリから読出し、エンジン108に印刷条件として設
定する。この設定は、パネル装置110やホスト装置1
12からのコマンドでも良い。
Description
により複数色のトナーを付着させカラー画像を形成する
多重色カラー画像形成装置に関し、より詳細には、トナ
ーセーブモードの動作を可能とした前記画像形成装置、
および破画像形成装置を備えた画像処理装置(例えば、
プリンタ、複写機、ファクシミリ、あるいはこれらの複
合機等)に関する。
られているレーザ書き込みで形成した潜像に電子写真プ
ロセスにより複数色のトナーを付着させカラー画像を形
成する多重色カラー画像形成装置(以下、単にカラー画
像形成装置と記す)において、画像の印刷濃度を薄く
し、トナーの消費を抑えるトナーセーブモードの動作を
行うものが知られている。トナーセーブモードを実施す
る場合、トナー消費量を抑制する方式には、画像データ
の間引き等、画像データを操作する方式、あるいは、感
光体上に生成された静電潜像にトナーを付着させる際の
現像バイアスを下げることにより行う方式が採用されて
いる。
る方式については、通常、最適な濃度が得られる値に設
定されている現像バイアス値を低下させることによりト
ナーの消費量を抑制するが、複数色のトナーを用いて画
像を多重化させるカラーなどの複数色印刷では、設定す
る現像バイアス値によっては、カラーバランスがずれ、
色味、色差が悪くなる揚合がある。
着量を少なくすることにより、トナー消費を抑え、濃度
を下げた場合、それまで、C(シアン)、M(マゼン
タ)、Y(イエロー)の各色トナーの付着量が、50:
50:50の比率で現像されていたのが、現像バイアス
を下げたことにより60:40:40の比率になったり
する。現像バイアスの変化により変動するこの比率は、
トナーや現像装置の特性によっても様々な違いが現れ
る。上記の例では、Cトナーの比率がバイアスを変える
以前よりも高くなるので、青味がかった画像になってし
まい、目標とする色味、色差の画像が得られない。
モードで動作させる目的の1つに、複数色のトナーのう
ちの消費量の多いトナーの使用量を抑え、各色のトナー
の補充時期を一致させることによってメンテナンスを簡
易化することがある。しかしながら、従来のトナーセー
ブモードで動作可能なカラー画像形成装置は、トナーの
使用状況と連動してトナーをセーブするものではなく、
各色のトナーの補充時期を一致させることにおいてさら
に改善の余地があるものといえる。
なされたもので、その第1の目的は、現像バイアスを標
準モードにおけるよりも低下させ、トナーセーブモード
で画像形成を行う場合に、標準モードにおけるカラーバ
ランス(適正バランス)が保たれ、色味、色差の劣化が
軽減されるようにしたカラー画像形成装置、およびカラ
ー画像形成装置を備えた画像処理装置(例えば、プリン
タ、複写機、ファクシミリ、あるいはこれらの複合機
等)を提供することにある。
用状況に連動してトナーセーブモードによる画像形成を
実行することにより、各色のトナーの補充時期を一致さ
せる効果が高いカラー画像形成装置を提供することにあ
る。
的を達成するため、請求項1の発明は、画像データに従
って形成した潜像に複数色のトナーを付着させカラー画
像を形成する電子写真プロセスによるカラー画像形成装
置において、トナーに与える現像バイアスを標準モード
におけるよりも低下させ、トナーセーブモードの動作を
行うようにし、トナーセーブモード時に標準モードにお
けるカラーバランスを保持させるために各色のトナー濃
度の調整を行うことを特徴とするものである。
カラー画像形成装置において、標準モードまたはトナー
セーブモードの動作を指定可能とし、指定されたモード
に対応して用意された現像バイアスおよび該現像バイア
ス条件における各色のトナー濃度の調整値を画像形成条
件として設定することを特徴とするものである。
載されたカラー画像形成装置において、目標セーブ量に
よりトナーセーブモードの動作を指定可能とし、指定さ
れた目標セーブ量に対応して用意された現像バイアスお
よび該現像バイアス条件における各色のトナー濃度の調
整値を画像形成条件として設定することを特徴とするも
のである。
カラー画像形成装置において、指定した目標セーブ量に
対応して用意された現像バイアスおよびトナー濃度の調
整値を用いて形成される画像が目標セーブ値に達しない
場合、先に指定したセーブ量を上回るセーブ値に指定し
直すことを特徴とするものである。
れかに記載されたカラー画像形成装置において、前記ト
ナー濃度の調整をγ補正値を変化させることにより行う
ことを特徴とするものである。
れかに記載された画像形成装置を備えたことを特徴とす
る画像処理装置を構成するものである。
用してカラー画像を形成するカラー画像形成装置であっ
て、トナーの使用状況を各色ごとに検出するトナー使用
状況検出手段と、前記トナー使用状況検出手段の検出情
報に基づいて、各色のトナーが均等に使用されるか否か
判断する均等判断手段と、前記均等判断手段によってト
ナーが均等に使用されないと判断された場合、トナーの
使用量を低減するトナー使用量低減手段と、前記トナー
によって形成される画像の濃度を調整することにより、
トナー使用量低減後の各色のトナーの濃度比を所定の濃
度比に維持する濃度比維持手段と、を備えたことを特徴
とするものである。
ナーの使用状況に応じて各色のトナーが均等に使用され
るか否か判断することができる。そして、各色が均等に
使用されない場合、トナーの使用量を低減することがで
き、複数の色のトナーの消費量を均一に近づけることが
できる。また、トナー使用量低減後の各色のトナーの濃
度比を所定の濃度比に維持することができるので、画質
の低下をも防ぐことができる。
用してカラー画像を形成するカラー画像形成装置であっ
て、トナーの使用状況を各色ごとに検出するトナー使用
状況検出手段と、前記トナー使用状況検出手段の検出情
報に基づいて、各色のトナーのうち使用量が最も大きい
色のトナーである使用量最大トナーを判定するトナー色
判定手段と、前記使用量最大トナーの使用量を低減する
最大使用量低減手段と、前記使用量最大トナー以外のト
ナーによって形成される画像の濃度を調整することによ
り、使用量最大トナーの使用量低減後の各色のトナーの
濃度比を所定の濃度比に維持する濃度比維持手段と、を
備えたことを特徴とするものである。
ナーの使用状況に応じて各色のトナーが均等に使用され
るか否か判断することができる。そして、各色が均等に
使用されない場合、最も大量に使用されるトナーの使用
量を低減することにより、複数の色のトナーの消費量を
より効果的に均一に近づけることができる。また、使用
量最大トナーの使用量低減後の各色のトナーの濃度比を
所定の濃度比に維持することができるので、画質の低下
をも防ぐことができる。
用してカラー画像を形成するカラー画像形成装置であっ
て、トナーの使用状況を各色ごとに検出するトナー使用
状況検出手段と、前記トナー使用状況検出手段の検出情
報に基づいて、各色のトナーの使用量の大小を判定する
トナー使用量判定手段と、各色のトナーの残量を検出す
るトナー残量検出手段と、前記トナー使用量判定手段に
より使用量が大きいと判定された色のトナー残量が、前
記トナー残量検出手段によって所定の量よりも少なく検
出された場合にトナーの使用量を低減するトナー使用量
低減手段と、前記トナーによって形成される画像の濃度
を調整することにより、トナー使用量低減後の各色のト
ナーの濃度比を所定の濃度比に維持する濃度比維持手段
と、を備えたことを特徴とするものである。
ナーの使用状況に応じて各色のトナーが均等に使用され
るか否か判断することができる。そして、各色が均等に
使用されない場合、トナーの残量をも考慮してトナーの
使用量を低減することができ、複数の色のトナーの消費
量をより効果的に均一に近づけることができる。また、
トナー使用量低減後の各色のトナーの濃度比を所定の濃
度比に維持することができるので、画質の低下をも防ぐ
ことができる
たカラー画像形成装置において、前記トナー使用状況検
出手段が、画像形成にあたって使用される各色のトナー
量の比率を検出し、前記均等判断手段は、前記トナー量
の比率からいずれかの色のトナー量の比率が所定の比率
を超えると判断された場合にトナーが均等に使用されな
いと判断することを特徴とするものである。
でトナーが均等に使用されているか、あるいは不均等に
使用されているかが明瞭に判断できる。
たカラー画像形成装置において、前記最大使用量低減手
段は、前記使用量最大トナーによって形成される画像が
所定の濃度範囲以上であるときに前記使用量最大トナー
の使用量を低減することを特徴とするものである。
大トナーによって形成される画像の濃度に応じて使用量
最大トナーの使用量を低減することができる。このた
め、各色のトナー間で消費量の相違が大きくない場合に
はトナーの使用量を低減する処理を行わないようにする
ことができる。
れたカラー画像形成装置において、前記所定の濃度範囲
が、前記使用量最大トナーの使用状況に応じて決定され
ることを特徴とするものである。
大トナーによって形成される画像の濃度および使用量最
大トナーの使用状況に応じて使用量最大トナーの使用量
を低減することができる。このため、各色のトナー間で
消費量の相違が大きくない場合にはトナーの使用量を低
減する処理を行わないようにすることができる。
を添付する図面とともに説明する。 (実施の形態1)以下に実施の形態1として示す画像形
成装置は、レーザ書き込みで形成した潜像に電子写真プ
ロセスにより複数色のトナーを付着させカラー画像を形
成するデジタル式の多重色カラー画像形成装置で、プリ
ンタに適用したものである。
用するプリンタのコントローラを主に示すシステムのブ
ロック図である。このコントローラの機能の1つとし
て、本発明によるトナーセーブモードの画像形成を行
い、さらに各色の濃度を調整しカラーバランスを保つた
めのコントロール機能が装備される。
トローラの構成について説明すると、101はCPU
で、プログラムROM104のプログラム、オペレータ
が入力操作を行うパネル装置110からのモード指示、
ホスト装置112からのコマンド等によってコントロー
ラ100全体を制御する処理ユニットである。
や、プログラム等を記憶し、外部からプリンタに供給す
る。103はNVRAM(不揮発性記憶装置)で、パネ
ル装置110やホスト装置112からのモード指示、印
刷条件の内容などを記憶しておく。104はプログラム
ROMで、コントローラ100の制御プログラムが格納
されている。105はフォントROMで、フォントのパ
ターンデータなどを記憶する。106はRAMで、CP
U10lのワークメモリ、入カデータのインプットバッ
ファ、プリントデータのページバッファ、ダウンロード
フォント用のメモリ等として使用される。
F)で、エンジン108との間のコマンドおよびステー
タスや、印字データの通信を行なう。108はエンジン
で、受け取った印刷データをもとに実際に印字を行な
う。109はパネルインターフェースで、パネル装置1
10とコマンドおよびステータスの通信を行なう。11
0はパネル装置で、オペレータに現在のプリンタの状態
を知らせたり、モード指示を行なったりする。
トワークに接続され、ホスト装置112との通信を行
う。通常はセントロI/FやRS232Cであるが、そ
れ以外に、イザーネット(Ether Net)やロー
カルトーク(Local Talk)などのネットワー
クで行なうためのI/Fとして機能する。112は、プ
リンタの上位装置となるホスト装置である。
行われるトナーセーブモードの動作例を示す。上記した
電子写真プロセスを用いるデジタル動作の画像形成装置
において、トナーの消費量を抑制しようとする場合、画
像データの間引き等、画像データを操作する方法をとる
ことができるが、本発明においては、現像装置において
潜像へのトナーの付着量を制御する現像バイアスを操作
する、すなわち、消費量を抑制するために、現像バイア
スを通常、あるいは標準の値よりも下げる方法を採用す
る。現像バイアスを制御するという操作を行わせるため
に、エンジン108のコントローラに現像条件を決める
データを設定する必要があるが、これをオペレータが選
択し指定する各種モード設定の1つとして行う。トナー
セーブモード、あるいは通常(標準)モードを指定する
ことによりその動作を実行させるようにする場合には、
指定されたモードそれぞれに対応する現像バイアス値が
エンジン108にセットされるように、設定値を用意す
る必要がある。
M106に設定値を記憶しておき、動作時に用いるよう
にすることができる。コントローラ100では、動作時
にオペレータが指定したモードに対応するバイアス値を
NVRAM103、RAM106から取りだし、エンジ
ンI/F107を介してエンジン108に印刷データと
ともに転送する。エンジン108は、転送された現像バ
イアス値を現像装置の制御部(図示せず)に設定し、そ
の設定バイアスで画像形成を行う。
をどの程度セーブするかを、消費量を指標にして設定す
るような方式としても良い。この場合、トナーセーブモ
ードであるか否かの指定により現像バイアス値を設定す
るようにした上記の実施の形態1と同様に、指定できる
トナー消費量(セーブ量)のステップ数に応じてNVR
M103等に設定値を用意し、指定された消費量に対応
する現像バイアス値を設定する方式がとられる。例え
ば、通常モードにおいて、仮に10の現像バイアス値で
印刷を行うとし、5の現像バイアス値で印刷すると50
%にトナーの消費量が抑えられ、6の現像バイアス値で
印刷すると60%にトナーの消費量が抑えられる場合、
トナーセーブモード時に60%に消費量を指定すると、
現像バイアス値は6に設定される。
ラーバランス状態にある通常動作から現像バイアスを低
下させトナーセーブを行うときに、現像バイアス以外の
印刷条件を通常動作状態のままで未調整にしておいた場
合に起きるカラーバランスのずれを補正し、ずれを最小
限に抑制するようにしている。このバランス状態の保持
は、各色のγ特性を目標とする値に調整(濃度調整)す
ることにより行うようにする。この濃度調整を実施する
方法としては、各色ごとに、目標値を与える基本パター
ン(基本バッチともいう)に対して、γ特性を調整する
ことにより得られたいくつかの濃度のグレイパターン
(以降、階調パターンともいう)を比較し、基本パター
ンに最も近いグレイパターンの濃度になるγ特性(γ補
正値)を選択して、その値を特定のセーブ条件(トナー
消費量)におけるγ補正値として設定する方法を採用す
ることができる。
印刷条件、カラーバランスの保持のために調整された各
色のγ補正値のデータは、トナーセーブしない通常時の
各データと同様に、パネル装置110のオペレーション
パネルやホスト装置112からのコマンドでエンジン1
08に設定することができる。錐続的にその設定条件に
よる動作をさせる湯合には、設定値をNVRAM103
に、一時的に使用する場合はRAM106に記憶させ
る。
は、通常モードかトナーセーブモードかに対応し、ある
いは通常モードかトナーセーブモードから選択された所
定のセーブ量のモードかに対応してそれぞれに必要な現
像バイアス値およびγ補正値を記憶するようにしてお
く。印刷の際に、セーブモードが指定されると、コント
ローラ100は、指窟されたモードに対応した現像バイ
アス値およびγ補正値をVRAM103やRAM106
から読み出し、エンジン108に印刷条件としてそれら
の値をセットする。エンジン108は、その設定に従い
カラーバランスの変動を最小限に抑えた画像の生成を行
う。
調整方式を以下に示す。通常状態で、C、M、Y各色の
トナー量比が18:24:30で印刷され、その結果、
適正なカラーバランスに調整された画像が得られる場合
(なお、実施の形態1では、便宜上、各色のトナー量比
が3:4:5のとき、適正な色味、色差の画像画像が得
られると坂定しているので、実際には、このような整っ
た値をとるとは限らない)、トナーセーブ時のトナー消
費量を、通常時の50%にするため、トナー消費量とし
て50%を指定する現像バイアスを設定する。
(ただし、γ特性を含め現像バイアス以外の印刷条件を
通常動作状態のままで未調整とする)と、C、M、Y各
色のトナー量が10:12:14となり、各色のトナー
量比率が変わり、印刷した結果、色味が変わってしまう
揚合を想定する。この場合、各色のトナー量比が3:
4:5となり、かつトナー消費量として50%となる比
率9:12:15が目標となるので、Cのトナー量が
9、Yトナーが15になるよう、Cトナーのγ特性を薄
めに、Yトナーのγ特性を濃いめに設定調整すること
で、カラーバランスを調整する。
施の形態を示す。通常状態で、C、M、Y各色のトナー
量比が24:32:38で、現像バイアスをトナー消費
量を50%を目標とする値に下げることにより、トナー
量比が12:16:19になるような湯合、Yトナーが
濃い値となる方向にγ調整を行い、トナー量が結果的に
12:16:20となるような設定を行うとする。な
お、ここでも、各色トナー量比が3:4:5のとき、適
正な色味、色差の画像が得られるとする。
2:16:20=3:4:5となるので、このγ調整に
より、適正なカラーバランスの画像が得られるが、トナ
ーセーブ時(調整後)のトナー消費量が目標とする50
%を超えてしまう。そこで、現像バイアスの設定をさら
に下げる方向に変える。このとき、Yトナーが1ランク
薄い値をとるトナー量、すなわちYトナーを15とする
設定を行うと、各色トナー量比が10:13:15とな
る。ここで、Yのトナー量を変えずに、各色トナー量比
を3:4:5(=9:12:15)とするC、Mのトナ
ー量9、12が得られるようにγ特性を調整する。この
調整によりトナー消費低減と、カラーバランスが正常値
を保った良質な画像の確保を両立できる。
態2について説明する。図2は、実施の形態2〜4に共
通の図であって、実施の形態2〜4の画像形成装置を適
用するプリンタのコントローラを主に示すシステムのブ
ロック図である。なお、図2の構成のうちの図1に示し
た構成と同様の構成については同様の符号を付し、その
説明を一部略すものとする。
ナーを使用してカラー画像を形成するカラープリンタで
あって、コントローラ200と、エンジン208とを備
えている。
トローラ100と同様に、CPU101、ICカード1
02、NVRAM103、プログラムROM104、フ
ォントROM105、RAM106、エンジンI/F1
07を備えている。また、パネルI/F110、ホスト
I/F111、113を備え、パネル装置110、ホス
ト装置112、212と接続している。
エンジン208は、トナーカートリッジ214の内部に
残量センサ213を備えている。図中には略してある
が、トナーカートリッジ214は、トナーの色ごとに設
けられている。また、残量センサ213は、各色のトナ
ーカートリッジにそれぞれ設けられ、C、M、Yの残量
をそれぞれ検出して残量情報を取得している。残量セン
サ213が検出した残量情報は、エンジンI/F107
を介してコントローラ200に入力される。なお、残量
センサ213については、実施の形態4で述べるものと
する。
208でプリントされる画像の画像データがRAM10
6上にC、M、Yの各色ごとにビットマップとして展開
する。コントローラ200は、ビットマップから各色の
トナーが付着するドット数をそれぞれ検出し、画像の形
成に使用されるトナーの使用量に関する情報(使用状況
情報)を取得する。
C、M、Yの各色のトナーが均等に使用されるか否か判
断する。そして、各色のトナーが均等に使用されない場
合にはトナーセーブモードに入り、トナーの使用量を低
減する。この際、コントローラ200は、例えばパネル
装置110にトナーの使用量が不均一であることを表示
し、オペレータがトナーセーブモードに入るか否か選択
するようにしても良い。また、CPU101によって各
色のトナーが均等に使用されないと判断された場合には
自動的にトナーセーブモードに入るようにしても良い。
に使用されているか否かの判断は、CPU101が各色
のトナーの使用量を検出し、いずれかの色のトナーの使
用量が所定の値を超えた場合に均等でないと判断するも
のとした。例えば、C、M、Yのうちの1色(Y色)の
使用量がC、M、Y3色の合計使用量の60%を超える
場合にトナーの使用量が不均一であると判断する場合、
CPU101は、使用状況情報が例えば、 C:M:Y=20:20:60 を示せばトナーの使用量が不均一であると判断する。
択によってトナーセーブモードに入る場合、コントロー
ラ100は、実施の形態1と同様にオペレータが指定し
たモードに対応するバイアス値をNVRAM103、R
AM106から取りだし、エンジンI/F107を介し
てエンジン208に印刷データとともに転送する。エン
ジン208は、転送された現像バイアス値を現像装置の
制御部(図示せず)に設定し、その設定バイアスで画像
形成を行う。
場合、CPU101は、トナーセーブモードに対応する
バイアス値をNVRAM103、RAM106から取り
だし、エンジンI/F107を介してエンジン208に
印刷データとともに転送する。
0は、トナーによって形成される画像の濃度を調整する
ことにより、トナー使用量低減後の各色のトナーの濃度
比(カラーバランス)を所定のカラーバランスに維持す
るように制御する。以下に、実施の形態2のカラーバラ
ンスの調整について述べる。
は、実施の形態1で説明した方式とほぼ同様のものであ
る。ただし、実施の形態2は、トナーの使用量を低減す
る動作をトナーの使用状況情報に応じて実行する点で実
施の形態1と相違している。なお、以下の説明におい
て、実施の形態2のプリンタは、実施の形態1のプリン
タと同様にC、M、Y各色のトナー量比が18:24:
30(3:4:5)で印刷された場合に適正なカラーバ
ランスに調整された画像が得られるものとする。
えば使用状況情報がC、M、Y各色のトナーの使用量が
20:20:40であることを示す場合、Y色トナーの
使用量がC色トナー、M色トナーの2倍使用されると判
断する。そこで、Y色トナーの使用量を1/2(濃度比
15)にするため、トナー消費量が半減されるバイアス
値をエンジン208に設定する。なお、実施の形態1の
プリンタにおいても、画像の色味が変わることを防ぐた
め、実施の形態1と同様にγ特性を設定調整することに
よってC:M:Yを9:12:15にし、各色のトナー
量比を3:4:5に維持する。
タの動作をフローチャートを用いて説明する。図3は、
実施の形態2のプリンタで行われる処理を説明するため
のフローチャートである。実施の形態2のプリンタは、
先ず、コントローラ側でビットマップに展開された画像
データからトナーの使用量がC、M、Yの各色間で不均
一である(すなわち均等でない)か否か判断する(ステ
ップS301)。この判断の結果、トナーの使用量が不
均一でない場合(ステップS301:No)、印刷デー
タをエンジン208に転送して印刷を実行する(ステッ
プS305)。
用量が不均一であると判断された場合(ステップS30
1:Yes)、エンジン208を制御して現像バイアス
の設定を低下する(ステップS302)。そして、現像
バイアス低下の結果、C、M、Yのカラーバランスが
3:4:5になるか否か判断する(ステップS30
3)。判断の結果、カラーバランスが3:4:5に維持
される場合には(ステップS303:Yes)、エンジ
ン208がコントローラ200から送られたデータに基
づいて印刷を実行する(ステップS305)。
ラーバランスが3:4:5に維持されない場合には(ス
テップS303:No)、コントローラ200において
γ特性の設定が調整される(ステップS304)。そし
て、エンジン208がコントローラ200から送られた
データに基づいて印刷を実行する(ステップS30
5)。
れば、コントローラ200は、画像を形成する際の各色
のトナーの使用状況に応じて各色のトナーが均等に使用
されるか否か判断する。そして、各色が均等に使用され
ない場合にトナーの使用量を低減し、複数の色のトナー
の消費量を均一に近づけることができる。また、γ特性
を調整することによってトナー使用量低減後の各色のト
ナーの濃度比を所定の濃度比に維持することができる。
このため、トナーの消費量を低減した場合にも、形成さ
れる画像において一定のカラーバランスを維持すること
ができる。
態3について説明する。実施の形態3のプリンタは、実
施の形態2のプリンタと同様の構成を備えていることか
ら、図示および説明を省くものとする。実施の形態3の
プリンタのコントローラ200は、RAM106に展開
された画像データのビットマップから各色のトナーのう
ち使用量が最も大きい色のトナーである使用量最大トナ
ーを判定する。そして、エンジン208を制御して使用
量最大トナーの使用量を低減する。また、使用量最大ト
ナー以外のトナーによって形成される画像の濃度を調整
することにより、使用量最大トナーの使用量低減後の各
色のトナーの濃度比を所定の濃度比に維持するものであ
る。
る処理を説明するためのフローチャートである。実施の
形態3のプリンタは、先ず、コントローラ200側でビ
ットマップに展開された画像データからトナーの使用量
がC、M、Yの各色間で不均一であるか否か判断する
(ステップS401)。この判断の結果、トナーの使用
量が不均一でない場合(ステップS401:No)、印
刷データをエンジン208に転送して印刷を実行する
(ステップS406)。
用量が不均一であると判断された場合(ステップS40
1:Yes)、C、M、Y各色のうちC色のトナーの使
用量が最大であるか否か判断する(ステップS40
2)。そして、C色のトナーの使用量が最大であると判
断された場合には(ステップS402:Yes)、エン
ジン208を制御して現像バイアスの設定を低下する
(ステップS403)。
ス低下の結果、C、M、Yのカラーバランスが3:4:
5になるか否か判断する(ステップS404)。判断の
結果、カラーバランスが3:4:5に維持される場合に
は(ステップS404:Yes)、エンジン208がコ
ントローラ200から送られたデータに基づいて印刷を
実行する(ステップS406)。
ラーバランスが3:4:5に維持されない場合には(ス
テップS404:No)、使用量最大トナーであるC色
以外の色、つまりM色、Y色のγ特性の設定がコントロ
ーラ200において調整される(ステップS405)。
そして、エンジン208がコントローラ200から送ら
れたデータに基づいて印刷を実行する(ステップS40
6)。
の使用量が最大であると判断されなかった場合(ステッ
プS402:No)、コントローラ200は、C、M、
Y各色のうちM色のトナーの使用量が最大であるか否か
判断する(ステップS407)。そして、M色のトナー
の使用量が最大であると判断された場合には(ステップ
S407:Yes)、エンジン208を制御して現像バ
イアスの設定を低下する(ステップS408)。
ス低下の結果、C、M、Yのカラーバランスが3:4:
5になるか否か判断する(ステップS409)。判断の
結果、カラーバランスが3:4:5に維持される場合に
は(ステップS409:Yes)、エンジン208がコ
ントローラ200から送られたデータに基づいて印刷を
実行する(ステップS406)。
ラーバランスが3:4:5に維持されない場合には(ス
テップS409:No)、M色以外の色、つまりC色、
Y色のγ特性の設定がコントローラ200において調整
される(ステップS410)。そして、エンジン208
がコントローラ200から送られたデータに基づいて印
刷を実行する(ステップS406)。
の使用量が最大であると判断されなかった場合(ステッ
プS407:No)、コントローラ200は、Y色のト
ナーの使用量が最大であると判断し、エンジン208を
制御して現像バイアスの設定を低下する(ステップS4
11)。そして、現像バイアス低下の結果、C、M、Y
のカラーバランスが3:4:5になるか否か判断する
(ステップS412)。判断の結果、カラーバランスが
3:4:5に維持される場合には(ステップS412:
Yes)、エンジン208がコントローラ200から送
られたデータに基づいて印刷を実行する(ステップS4
06)。
ラーバランスが3:4:5に維持されない場合には(ス
テップS412:No)、Y色以外の色、つまりM色、
Y色のγ特性の設定がコントローラ200において調整
される(ステップS413)。そして、エンジン208
がコントローラ200から送られたデータに基づいて印
刷を実行する(ステップS406)。
施の形態3に限定されるものではない。例えば、実施の
形態3のプリンタにおいて、コントローラ200がビッ
トマップに展開された画像データに基づいて使用量最大
トナーによって形成される画像の濃度を判定する。そし
て、画像の濃度が所定の濃度範囲以上であるときに使用
量最大トナーの使用量を低減するようにしても良い。
用量を低減する構成によれば、例えば、所定の濃度範囲
を100%濃度の階調パターンを基準にした75〜10
0%に設定したとき、トナーの使用状況が不均一であっ
てC色トナーの使用量がC、M、Yのうち最大であって
も、C色トナーによって形成される画像の階調が75%
以下であればトナーセーブモードを使用しないことにな
る。
の濃度範囲を使用量最大トナーの使用状況に応じて決定
しても良い。このように構成した場合、例えば、C色ト
ナーの使用量が全体のトナー使用量の40%以下であれ
ば、90〜100%の濃度範囲でトナーセーブモードに
入り、C色トナーの使用量が全体のトナー使用量の80
%以上であれば、70〜100%の濃度範囲でトナーセ
ーブモードに入ることも可能である。
れば、コントローラ200は、画像を形成する際、各色
のトナーの使用状況に応じてトナーのうちの使用量最大
トナーを判断する。そして、使用量最大トナーの使用量
を低減することにより、複数の色のトナーの消費量をよ
り効果的に均一に近づけることができる。また、使用量
最大トナーの使用量低減に合せて他の色のトナーのγ特
性を調整することにより、トナーの消費量の低減によら
ず形成される画像において一定のカラーバランスを維持
することができる。
に、画像濃度、使用量最大トナーの使用状況に応じてト
ナーセーブモードを使用するか否か判断している。この
ため、例えば、使用量最大トナーの使用量と他のトナー
の使用量との差が小さい場合にはトナーセーブモードを
使用しないように設定することもできる。このように構
成した場合、実施の形態3のプリンタは、トナーが均等
に消費されるようにする効果が小さい場合には特殊な処
理を行うことを防ぎ、プリンタの画像形成処理を簡易化
することができる。
態4について説明する。実施の形態4のプリンタは、実
施の形態2のプリンタと同様の構成を備えていることか
ら、図示および説明を省くものとする。実施の形態4の
プリンタは、残量センサ213によって得られる情報を
も考慮してトナーセーブモードにより画像形成を行うか
否か判断するものである。
も考慮する場合、コントローラ200は、CPU106
においてトナーの使用量が不均一であるか否かとともに
使用量が相対的に大きいトナーの色を判断する。そし
て、使用量が大きいと判定された色のトナー残量が残量
センサ213によって所定の量よりも少なく検出された
場合にトナーセーブモードに入る。
トナーカートリッジ214の内部において、フォトセン
サを例えばトナー残量が50%(トナーカートリッジに
おけるトナーの最大収容量を100とする)を下回るこ
とを検出できる位置と、トナー残量が10%を下回るこ
とを検出できる位置とに設けるものが考えられる。この
ような残量センサ213によれば、トナー残存量50
%、10%を検出することができる。
トナー使用開始直後、あるいはトナー残量50%、10
%が検出された後、コントローラ200がプリンタのプ
リント枚数からトナー使用量を概算することによって可
能になる。この方法でトナー残量を検出する場合、トナ
ー残量10%が検出された時点でトナーニアエンドを検
出し、トナー残量10%検出後所定の回数のプリントが
なされた時点でトナーエンドを検出することができる。
る処理を説明するためのフローチャートである。実施の
形態4のプリンタは、先ず、コントローラ200側でト
ナーの使用量がC、M、Yの各色間で不均一であるか否
か判断する(ステップS501)。そして、トナーの使
用量が不均一でない場合(ステップS501:No)、
印刷データをエンジン208に転送して印刷を実行する
(ステップS507)。
用量が不均一であると判断された場合(ステップS50
1:Yes)、C、M、Y各色のうちC色のトナーの使
用量が相対的に大きいか否か判断する(ステップS50
2)。なお、トナーの使用量が相対的に大きいか否かの
判断は、例えば、1つの色のトナーの使用量がトナー全
体の使用量において占める割合が所定の割合以上である
か否かによって行われる。あるいは、1つの色のトナー
の使用量が所定の絶対量以上になったか否かによって行
われる。
ナーの使用量が大きいと判断された場合(ステップS5
02:Yes)、実施の形態4では、コントローラ20
0が残量センサ213の検出情報に基づいてC色トナー
の残量が小さい(少ない)か否か判断する(ステップS
503)。なお、トナーの残量の大小は、例えばNVR
AM103に所定の値を記憶しておき、検出された残量
を所定の値とを比較することによって行われる。
ーの残量が少ないと判断された場合(ステップS50
3:Yes)、コントローラ200は、エンジン208
を制御して現像バイアスの設定を低下する(ステップS
504)。そして、現像バイアス低下の結果、C、M、
Yのカラーバランスが3:4:5になるか否か判断する
(ステップS505)。
ランスが3:4:5に維持される場合には(ステップS
505:Yes)、エンジン208がコントローラ20
0から送られたデータに基づいて印刷を実行する(ステ
ップS507)。また、カラーバランスが3:4:5に
維持されない場合には(ステップS505:No)、
C、M、Yの各色のγ特性の設定を調整し(ステップS
506)、印刷を実行する(ステップS507)。
色トナーの使用量が大きくない場合(ステップS50
2:No)、あるいはステップS503の判断において
C色トナーの残量が少なくない場合(ステップS50
3:No)、コントローラ200は、C、M、Y各色の
うちM色のトナーの使用量が相対的に大きいか否か判断
する(ステップS508)。この判断の結果、M色トナ
ーの使用量が大きい場合には(ステップS508:Ye
s)、さらにM色トナーの残量が小さい(少ない)か否
か判断する(ステップS509)。
ーの残量が少ない場合(ステップS509:Yes)、
コントローラ200は、エンジン208を制御して現像
バイアスの設定を低下する(ステップS504)。そし
て、現像バイアス低下の結果、C、M、Yのカラーバラ
ンスが3:4:5になるか否か判断する(ステップS5
05)。
ランスが3:4:5に維持される場合には(ステップS
505:Yes)、エンジン208がコントローラ20
0から送られたデータに基づいて印刷を実行する(ステ
ップS507)。また、3:4:5に維持されない場合
(ステップS505:No)、コントローラ200は、
C、M、Yの各色のγ特性の設定を調整し(ステップS
506)、印刷を実行する(ステップS507)。
色トナーの使用量が大きくない場合(ステップS50
8:No)、あるいはステップS509の判断において
M色トナーの残量が少なくない場合(ステップS50
9:No)、コントローラ200は、C、M、Y各色の
うちY色のトナーの使用量が相対的に大きいか否か判断
する(ステップS510)。この判断の結果、Y色トナ
ーの使用量が大きい場合には(ステップS510:Ye
s)、さらにY色トナーの残量が小さい(少ない)か否
か判断する(ステップS511)。
ーの残量が少ない場合(ステップS511:Yes)、
コントローラ200は、現像バイアスの設定を低下し
(ステップS504)、さらにC、M、Yのカラーバラ
ンスが3:4:5になるか否か判断する(ステップS5
05)。
持される場合には(ステップS505:Yes)、エン
ジン208がコントローラ200から送られたデータに
基づいて印刷を実行する(ステップS507)。また、
3:4:5に維持されない場合(ステップS505:N
o)、コントローラ200は、C、M、Yの各色のγ特
性の設定を調整し(ステップS506)、印刷を実行す
る(ステップS507)。
れば、コントローラ200は、画像を形成する際、各色
のトナーの使用状況とともにトナーの残量を判断する。
そして、C、M、Y各色のうち相対的に使用量の多いト
ナーの残量が小さいと判断された場合、このトナーの使
用量を低減することにより、複数の色のトナーの消費量
をより効果的に均一に近づけることができる。また、ト
ナーのγ特性を調整することにより、トナーの消費量の
低減によらず形成される画像において一定のカラーバラ
ンスを維持することができる。
ナーセーブモードの動作を行うときに、各色のトナー濃
度の調整を行うことにより、標準モードにおける適正な
カラーバランスを保持することを可能にしたので、トナ
ーセーブしても、最良のカラー画像が得られる。
ーブモードの動作を指定、あるいは、目標セーブ量によ
りトナーセーブモードの動作を指定し、指定されたモー
ドに対応した現像バイアスおよび各色のトナー濃度の調
整値を予め用意していた記憶箇所から取り出し画像形成
条件として設定することにより、使用者の調整操作なし
でトナーセーブでき、画像、印刷の用途に応じた選択操
作が容易になる。
果として目標のトナーセーブが達成されない場合、目標
セーブ値を指定し直すようにしたので、トナー消費低減
と、良質な画像の確保を両立できる。
効果 上記(1)〜(3)の効果に加えて、トナー濃度の調整
をγ補正値を変化させることにより行うようにしたの
で、既存のシステムを用いて容易に実施できる。
プリンタ、複写機、ファクシミリ、あるいはこれらの複
合機等)において実現することができ、画像処理装置の
用途を拡大し、性能を高めることができる。
て、各色のトナーの消費量を均一に近づけることができ
る。このため、各色トナー間でトナー補給の時期を一致
させ、メンテナンスの簡易なカラー画像形成装置を提供
することができる。また、各色のトナーの濃度比を所定
の濃度比に維持し、トナー消費量の調整によらず画質を
維持できるカラー画像形成装置を提供することができ
る。
て、各色のトナーの消費量をより効果的に均一に近づけ
ることができる。このため、各色トナー間でトナー補給
の時期をより正確に一致させ、メンテナンスの簡易なカ
ラー画像形成装置を提供することができる。また、各色
のトナーの濃度比を所定の濃度比に維持し、トナー消費
量の調整によらず画質を維持できるカラー画像形成装置
を提供することができる。
て、各色のトナーの残量をより効果的に均一に近づける
ことができる。このため、各色トナー間でトナー補給の
時期をより正確に一致させ、メンテナンスの簡易なカラ
ー画像形成装置を提供することができる。また、各色の
トナーの濃度比を所定の濃度比に維持し、トナー消費量
の調整によらず画質を維持できるカラー画像形成装置を
提供することができる。
不均等に使用されているかを明瞭に判断し、トナーセー
ブモードによる動作が安定に実行できるカラー画像形成
装置を提供することができる。
場合にはトナーの使用量を低減する処理を行わないよう
にし、充分な効果を挙げながら画像形成処理が簡易なカ
ラー画像形成装置を提供することができる。
り正確に判断し、効果が大きくない場合にはトナーの使
用量を低減する処理を行わないようにすることができ
る。このため、充分な効果を挙げながら画像形成処理が
簡易なカラー画像形成装置を提供することができる。
ラを主に示すシステムのブロック図である。
コントローラを主に示すシステムのブロック図である。
フローチャートである。
フローチャートである。
フローチャートである。
Claims (12)
- 【請求項1】 画像データに従って形成した潜像に複数
色のトナーを付着させ、カラー画像を形成するカラー画
像形成装置であって、 トナーに与える現像バイアスを標準モードにおけるより
も低下させ、トナーセーブモードの動作を行うように
し、トナーセーブモード時に標準モードにおけるカラー
バランスを保持させるために各色のトナー濃度の調整を
行うことを特徴とするカラー画像形成装置。 - 【請求項2】 請求項1に記載されたカラー画像形成装
置において、標準モードまたはトナーセーブモードの動
作を指定可能とし、指定されたモードに対応して用意さ
れた現像バイアスおよび該現像バイアス条件における各
色のトナー濃度の調整値を画像形成条件として設定する
ことを特徴とするカラー画像形成装置。 - 【請求項3】 請求項1または2に記載されたカラー画
像形成装置において、目標セーブ量によりトナーセーブ
モードの動作を指定可能とし、指定された目標セーブ量
に対応して用意された現像バイアスおよび該堺像バイア
ス条件における各色のトナー濃度の調整値を画像形成条
件として設定することを特徴とするカラー画像形成装
置。 - 【請求項4】 請求項3に記載されたカラー画像形成装
置において、指定した目標セーブ量に対応して用意され
た現像バイアスおよびトナー濃度の調整値を設定するこ
とにより形成される画像のセーブ量が目標セーブ値に達
しない場合、先に指定したセーブ量を上回るセーブ量に
指定し直すことを特徴とするカラー画像形成装置。 - 【請求項5】 請求項1乃至4のいずれかに記載された
カラー画像形成装置において、前記トナー濃度の調整を
γ補正値を変化させることにより行うことを特徴とする
カラー画像形成装置。 - 【請求項6】 請求項1乃至5のいずれかに記載された
画像形成装置を備えたことを特徴とする画像処理装置。 - 【請求項7】 複数の色のトナーを使用してカラー画像
を形成するカラー画像形成装置であって、 トナーの使用状況を各色ごとに検出するトナー使用状況
検出手段と、 前記トナー使用状況検出手段の検出情報に基づいて、各
色のトナーが均等に使用されるか否か判断する均等判断
手段と、 前記均等判断手段によってトナーが均等に使用されない
と判断された場合、トナーの使用量を低減するトナー使
用量低減手段と、 前記トナーによって形成される画像の濃度を調整するこ
とにより、トナー使用量低減後の各色のトナーの濃度比
を所定の濃度比に維持する濃度比維持手段と、 を備えたことを特徴とするカラー画像形成装置。 - 【請求項8】 複数の色のトナーを使用してカラー画像
を形成するカラー画像形成装置であって、 トナーの使用状況を各色ごとに検出するトナー使用状況
検出手段と、 前記トナー使用状況検出手段の検出情報に基づいて、各
色のトナーのうち使用量が最も大きい色のトナーである
使用量最大トナーを判定するトナー色判定手段と、 前記使用量最大トナーの使用量を低減する最大使用量低
減手段と、 前記使用量最大トナー以外のトナーによって形成される
画像の濃度を調整することにより、使用量最大トナーの
使用量低減後の各色のトナーの濃度比を所定の濃度比に
維持する濃度比維持手段と、 を備えたことを特徴とするカラー画像形成装置。 - 【請求項9】 複数の色のトナーを使用してカラー画像
を形成するカラー画像形成装置であって、 トナーの使用状況を各色ごとに検出するトナー使用状況
検出手段と、 前記トナー使用状況検出手段の検出情報に基づいて、各
色のトナーの使用量の大小を判定するトナー使用量判定
手段と、 各色のトナーの残量を検出するトナー残量検出手段と、 前記トナー使用量判定手段により使用量が大きいと判定
された色のトナー残量が、前記トナー残量検出手段によ
って所定の量よりも少なく検出された場合にトナーの使
用量を低減するトナー使用量低減手段と、 前記トナーによって形成される画像の濃度を調整するこ
とにより、トナー使用量低減後の各色のトナーの濃度比
を所定の濃度比に維持する濃度比維持手段と、を備えた
ことを特徴とするカラー画像形成装置。 - 【請求項10】 前記トナー使用状況検出手段は、画像
形成にあたって使用される各色のトナー量の比率を検出
し、前記均等判断手段は、前記トナー量の比率からいず
れかの色のトナー量の比率が所定の比率を超えると判断
された場合にトナーが均等に使用されないと判断するこ
とを特徴とする請求項7に記載のカラー画像形成装置。 - 【請求項11】 前記最大使用量低減手段は、前記使用
量最大トナーによって形成される画像が所定の濃度範囲
以上であるときに前記使用量最大トナーの使用量を低減
することを特徴とする請求項8に記載のカラー画像形成
装置。 - 【請求項12】 前記所定の濃度範囲は、前記使用量最
大トナーの使用状況に応じて決定されることを特徴とす
る請求項11に記載のカラー画像形成装置。
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