JP2001193809A - 回転駆動装置及び該回転駆動装置の製造方法 - Google Patents

回転駆動装置及び該回転駆動装置の製造方法

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JP2001193809A
JP2001193809A JP2000000835A JP2000000835A JP2001193809A JP 2001193809 A JP2001193809 A JP 2001193809A JP 2000000835 A JP2000000835 A JP 2000000835A JP 2000000835 A JP2000000835 A JP 2000000835A JP 2001193809 A JP2001193809 A JP 2001193809A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回転駆動装置の減速比を、装置全体を殆ど大
型化することなく大幅に高め、又この回転駆動装置を容
易且つ迅速に組み立て可能にする。 【解決手段】 駆動部102と、第1減速機構部104
と、この第1減速機構部104に連結される第2減速機
構部106と、を備える回転駆動装置101において、
第1減速機構部104を、駆動軸161に連結される太
陽ローラ211、この太陽ローラ211の外周に転接す
る遊星ローラ212、この遊星ローラ212が内接する
リングローラ、遊星ローラ212の公転成分を取り出す
遊星キャリア215、を備える単純遊星ローラ構造とす
る。更に、リングローラの外径寸法を、キャリア123
を支持する軸受131の外径寸法以内に設定し、このリ
ングローラを、ケーシング151内のこの軸受131よ
り駆動部側の空間に配置した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回転動力を発生す
る駆動部と、この回転動力を伝達する第1及び第2減速
機構部とを有する回転駆動装置に関し、特に、第2減速
機構部が内接噛合遊星歯車構造であるものに関する。更
に本発明は、このような回転駆動装置の製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、小型で高出力な回転駆動装置とし
て、特許第2771395号に開示されているような、
減速機構部として内接噛合遊星歯車減速構造が採用され
ているものが広く知られている。この減速機構部は、内
歯歯車と、この内歯歯車に内接噛合する外歯歯車を有し
ており、この内歯歯車の中心が外歯歯車の周囲の内側に
設定され(国際分類F16H1/32に該当)、1段で
約1/6から1/119の高変速比を達成することがで
きる。従って、この回転駆動装置は非常に幅広い用途、
例えばロボットのアームを駆動したり、大荷重のものを
運搬するリフト装置を駆動する場合に数多く用いられて
いる。
【0003】しかしながら、近年の産業の発達に伴う使
用者のニーズの多様化により、コンパクトで更に高減速
比(例えば1/200以上の減速比)を発揮できる回転
駆動装置が求められるようになっており、図6には、こ
のようなニーズに対応して提案された2段減速タイプの
回転駆動装置が示されている。
【0004】この回転駆動装置1は、上記の特許第27
71395号に記載されている回転駆動装置の減速機構
部と駆動部との間に、更に減速機構部を介在させて約1
/1000の高減速比まで達成可能にしたものであり、
具体的には、回転動力を発生する駆動部(モータ)2
と、この駆動部に連結されて回転動力を伝達する第1減
速機構部4と、この第1減速機構部に連結されて回転動
力を伝達する内接噛合遊星歯車構造の第2減速機構部6
と、を備える。
【0005】回転駆動装置1の第2減速機構部6は、第
1減速機構部4に連結される第1軸11と、この第1軸
11と同軸的に配置されて出力軸となる第2軸12とを
備えている。この第1軸11の外周上には、所定位相差
(この例では180°)をもって軸方向に隣接して2つ
の偏心体13a、13bが嵌合され、これらが第1軸1
1と一体に回転する。偏心体13a、13bの中心は、
それぞれ第1軸11の軸心に対して所定の偏心量だけ偏
心しており、この偏心体13a、13bの外周には、そ
れぞれベアリング14a、14bを介して外歯歯車15
a、15bが嵌合されている。
【0006】これら各偏心体13a、13bに嵌合され
た複数の外歯歯車15a、15bには、内ピン孔16
a、16bがそれぞれ複数設けられており、これら内ピ
ン孔16a、16bに内ピン17が遊嵌されている。
【0007】外歯歯車を2枚(複列)にしているのは、
主に伝達容量の増大、強度の維持、回転バランスの保持
を図るためである。特に、本例のように、2段減速タイ
プにおける下段側にこの構造が採用される場合には、下
段側の伝達容量(伝達トルク)が増大するため複列にす
ることが好ましい。
【0008】外歯歯車15a、15bの外周にはトロコ
イド歯形や円弧歯形の外歯が設けられ、この外歯は、第
1軸11と同心に設けられた内歯歯車20に内接噛合し
ている。内歯歯車20はケーシング51の内周に一体的
に形成されており、各内歯が外ピン21によって構成さ
れる。
【0009】結局、この第2減速機構部6は、内歯歯車
20及びこの内歯歯車20に内接噛合する外歯歯車15
a、15bを有し、この内歯歯車20の中心が外歯歯車
15a、15bの外周の内側にあるという特徴(国際分
類F16H1/32に規定する特徴)を有している。
【0010】ケーシング51は、詳細には、中央ケーシ
ング52、駆動部2側の継ケーシング53、及びこの継
ケーシング53と反対側に配置される前部ケーシング5
4とからなる。従って、このケーシング51の内部に第
2減速機構部6が収容されている。
【0011】2枚の外歯歯車15a、15bの両側に
は、一対のキャリア23、24が配置されている。この
キャリア23、24は、ケーシング51の内周に嵌合し
た2つの軸受31、32により回転自在に支持されてお
り、外歯歯車15a、15bを貫通する複数本のキャリ
アピン(連結ピン)25及びスペーサ26で一体に結合
されている。
【0012】又、外歯歯車15a、15bの内ピン孔1
6a、16bに遊嵌された内ピン17の両端は、この一
対のキャリア23、24に滑り回転可能に支持されてお
り、これにより、外歯歯車15a、15bの自転成分の
みがキャリア23、24に伝達される。
【0013】駆動部2側のキャリア23は、中央孔23
aを有するリング状をなしており、この中央孔23aに
第1軸の一端が軸受を介して支持され、他端は反対側の
キャリア24の内部に嵌合された軸受を介して支持され
ている。つまり、第1軸11は一対のキャリア23、2
4の内部に回転自在に収容されている。
【0014】この第2減速機構部は、第1軸11が1回
転すると偏心体13a、13bが共に回転し、これに伴
って外歯歯車15a、15bが第1軸11の周りで揺動
回転を行おうとする。しかし、内歯歯車20によってそ
の自由な自転が拘束されているため、外歯歯車15a、
15bは、この内歯歯車20に内接噛合しながらほとん
ど揺動のみを行う。
【0015】今、例えば外歯歯車15a、15bの歯数
をN、内歯歯車20の歯数をN+1とした場合、その歯
数差は1となり、第1軸11の1回転毎に外歯歯車15
a、15bが、内歯歯車20に対して1歯分だけずれる
(自転する)ことになる。結果として、第1軸11の1
回転が外歯歯車15a、15bの−1/N回転に減速さ
れたことになる。
【0016】この外歯歯車15a、15bの回転は、内
ピン孔16a、16b及び内ピン17の隙間によってそ
の揺動成分が吸収され、自転成分のみがキャリア23、
24に伝えられて、更にそれが第2軸12へと伝達され
る。
【0017】この結果、第2減速機構部6では、結局減
速比−1/N(−は逆回転を表わす)の減速が達成され
る。
【0018】次に、第1減速機構部について説明する。
【0019】この回転駆動装置1では、第1減速機構部
4にも揺動内接噛合遊星歯車構造が採用されており、第
2減速機構部6とほぼ同様の構成である。従って、重複
した説明を避けるため、同一部分又は部材については下
2桁を同一符号を付することで構成・作用等の詳細な説
明は省略する。
【0020】この第1減速機構部4において第2減速機
構部6と異なる点は、主に、外歯歯車115が1枚(単
列)ということである。これは、前段側には後段側と比
較して伝達容量(伝達トルク)が小さいことから、1枚
でも強度面等において十分対応できると考えられるため
である。
【0021】又、第1減速機構部4における出力側のキ
ャリア324は、スプライン構造によって第2減速機構
部6の第1軸11に連結されている。又、第1減速機構
部4における第1軸311は、駆動部2の駆動軸61に
連結されている。
【0022】この第1減速機構部4を収容するケーシン
グ351は、中央ケーシング352と、駆動部2側の継
ケーシング353と、第2減速機構部6側の継ケーシン
グ53とからなり、従って、継ケーシング53が第1減
速機構部4と第2減速機構部6とを一体的に結合する役
目を果たし、更に、双方のケーシング51、151の一
部を兼用しているといえる。
【0023】以上のように構成された回転駆動装置1
は、共に揺動内切噛合遊星歯車構造の第1及び第2減速
機構部4、6により、駆動部2の回転動力を2段階で減
速して、第2軸12から出力する。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】以上のように構成され
た回転駆動装置1によれば、共に揺動内接噛合遊星歯車
構造である第1減速機構部4と第2減速機構部6とによ
って、極めて高い減速比を達成可能であり、この点では
市場の広いニーズに十分対応している。つまり、この回
転駆動装置1の特徴は、駆動部2の回転動力をその同軸
性を維持したまま、第2減速機構部6の第2軸12に伝
達し、極めて高い出力が得られるということである。
【0025】しかしながら、この回転駆動装置1は新た
に中央ケーシング352と継ケーシング353を第2減
速機構部6と駆動部2の間に介在させて、そこに第1減
速機構部4を収容する構造であるので、装置全体が軸方
向に大幅に長大化し、製造コストもかなり高いものであ
った。
【0026】又、第1減速機構部4及び第2減速機構部
6は共に歯車(外歯歯車、内歯歯車)を含む減速構造で
あるが故に、これらを連結すると騒音が大幅に増加する
という問題があった。これは、互いに独立した内部空間
をもった各ケーシング51、151を単に連結(連通)
した構造であることから、各ケーシング内の騒音が双方
の内部空間で共鳴して増幅されること、あるいは互いに
異なる1又は2以上のピーク周波数を有する駆動部2及
び2つの減速機構部4、6が連結されることによって複
雑な共振現象を起こすためと推測される。
【0027】ところで、2段減速タイプで高い減速比を
達成するためには、以上に示した回転駆動装置1以外に
も、この第1減速機構部を、平歯車等を組合わせた平行
軸歯車構造にすることも考えられる。
【0028】しかしながら、この平行軸歯車構造で大き
な減速比を得るためには、入力側歯車(ピニオン)と出
力側歯車の中心間距離を広くして、噛合する歯車間の歯
数差を大きく設定する必要があり、その中心間距離によ
り回転駆動装置全体が(軸方向に加えて)径方向にも大
型化することが予測される。又、駆動部(モータ)と出
力軸とを同軸化するには、ここだけで2段(全体では3
段)にして軸心のずれを戻す必要があり、軸方向の長大
化が避けられない。
【0029】本発明は、上記問題点に鑑みてなされたも
のであり、大型化及び高コスト化を極力抑えた状態で、
従来よりも高い減速比を達成することができ、更に騒音
も大幅に低減された回転駆動装置を得ることを目的とす
る。
【0030】又、他の目的としては、回転駆動装置の組
立の容易化を図り、作業者の労力を軽減することにあ
る。
【0031】
【課題を解決するための手段】本発明は、回転動力を発
生する駆動部と、この駆動部に連結されて回転動力を伝
達する第1減速機構部と、この第1減速機構部に連結さ
れる第1軸、この第1軸に対して偏心回転する外歯歯
車、ケーシングに固定されると共に外歯歯車が内接噛合
する内歯歯車、外歯歯車の軸方向両外側位置においてケ
ーシングに軸受を介して回転自在に支持され、外歯歯車
の自転成分のみを取り出す一対のキャリア、及び第1軸
と同軸的に配置されてキャリアの回転が伝達される第2
軸、を備える揺動内接噛合遊星歯車構造の第2減速機構
部と、を備える回転駆動装置において、第1減速機構部
を、駆動部の駆動軸に連結される太陽ローラ、この太陽
ローラの外周に転接する遊星ローラ、この遊星ローラが
内接するリングローラ、及び遊星ローラの公転成分を取
り出して第2減速機構部の第1軸に伝達する遊星キャリ
ア、を備える摩擦伝動式の単純遊星ローラ構造とすると
共に、リングローラの外径寸法を、第2減速機構部の一
対のキャリアのうちの駆動部側を支持する軸受の外径寸
法以内に設定し、このリングローラを、この軸受より駆
動部側の空間に配置したことにより、上記目的を達成す
るものである。
【0032】単純遊星ローラ機構は摩擦力によって回転
動力を伝達するものであるため、歯車伝達構造に比べて
極めて静粛な運転が可能であり、又、平行歯車等と比較
して高い減速比を維持したままコンパクトに構成でき
る。
【0033】本発明者は、この単純遊星ローラ機構の特
徴に着目し、この回転駆動装置における上段減速側であ
る第1減速機構部を、摩擦伝動タイプの単純遊星ローラ
構造とし、且つ、第1減速機構部のリングローラの外径
を、第2減速機構部の上記軸受の外径寸法以内に設定す
れば、極めてコンパクトに第1減速機構部と第2減速機
構部とを連結可能であることを見出した。
【0034】即ち、この構成を採用すると、ケーシング
内の上記軸受より駆動部側の空間は、極めて簡単な設計
変更で(単にケーシングを多少延長するだけで)単純遊
星ローラ機構を収容可能な程度に拡張することができ、
しかもその拡張スペースは回転駆動装置全体の大きさに
ほとんど影響を与えることがない。
【0035】又、上記軸受の外径寸法以内にリングロー
ラの外径を設定すれば、(この軸受を外した状態で)駆
動部の反対側から、つまり将来組み込まれる第2減速機
構部側からこのリングローラをケーシングに組み込み可
能となる。これによりケーシングの内部構造は大幅に簡
略化され、装置の製造・組立も大変容易になる(製造方
法等は後述する)。
【0036】従って、単純遊星ローラ機構の第1減速機
構部を、第2減速機構部と同一ケーシング内の上記軸受
より駆動部側の空間に配置できるようになり、第1減速
機構部と第2減速機構部を組合わせて市場のニーズに十
分対応可能な高い減速比を達成しつつ、従来よりも大幅
に軸方向寸法が短縮化され、製造コストも低減すること
ができる。勿論、以上のように構成された回転駆動装置
は、駆動部の回転動力を同軸性を維持したまま出力する
ことができ、径方向に大型化することもない。
【0037】更に、この第1減速機構部は摩擦伝動式で
あるため静粛運転が可能であり、それに加えて第1減速
機構部と第2減速機構部を1つのケーシング内に収容可
能であるので、従来のように2つのケーシングの内部空
間による共鳴等を抑制することができ、又、駆動部(モ
ータ)と第2減速機構部の振動伝達が摩擦伝動式の第1
減速機構部の存在によって遮断されるため、各部の共振
が低減され、運転時の騒音が大幅に低減される。結果と
して、従来困難であると考えられた高減速比、コンパク
ト性、静粛性の三者を合理的に解決することができる。
【0038】又、以上のように回転駆動装置を構成すれ
ば、製造工程を大幅に簡略化できる。具体的な製造方法
としては、ケーシングに駆動部を組み付け、この駆動部
が組み付けられた状態のケーシングに、駆動部と反対側
から第1減速機構部を組み込み、この第1減速機構部が
組み込まれた状態のケーシングに、第2減速機構部を組
み込むようにすればよい。
【0039】この製造方法によれば、最初にケーシング
に固定された駆動部の駆動軸を基準にして、(同軸性を
有する)第1減速機構部と第2減速機構部を順次組み込
むことができるので、作業者の労力が大幅に低減され
る。
【0040】特に、第1減速機構部に採用される単純遊
星ローラ構造と、第2減速機構部に採用される揺動内接
噛合遊星歯車構造は、共にユニット的要素(モジュール
的要素)が強いものであり、各々を別段階である程度組
み上げた状態で、まとめてケーシングに組み込むことが
できる。しかも、共に回転動力を同軸的に伝達する構造
であるため、位置決めが容易であり、迅速に組み立てる
ことができる。
【0041】なお、組立の容易化を図るという面では、
駆動部の駆動軸と第1減速機構部の太陽ローラとの連結
構造と、この第1減速機構部の遊星キャリアと第2減速
機構部の第1軸との連結構造とを、共に軸径方向の遊び
を許すスプライン結合構造にすることが好ましい。この
ようにすると、第1減速機構部と第2減速機構部の各組
込み段階において、微調整をする必要がほとんど無くな
り、更に容易に且つ迅速に組み立てることができる。
【0042】又、以上の思想を考慮すると、この回転駆
動装置における第2減速機構部は、第1減速機構部に連
結される減速機と、この減速機の軸方向両外側において
ケーシングに軸受けを介して回転自在に支持され、減速
機の回転動力を取り出す一対のキャリアと、を備えるキ
ャリア伝動式構造であれば良く、上記発明を同様に適用
することが可能である。
【0043】例えば、既に示した内接噛合遊星歯車構造
以外にも、第2減速機構部における上記減速機を、第1
減速機構部に連結される太陽部材、この太陽部材の周囲
に配置される遊星部材、及びこの遊星部材が内接するリ
ング部材を備える単純遊星構造とし、更に、遊星部材の
軸方向両外側位置においてケーシングに軸受けを介して
一対のキャリアを回転自在に配置して遊星部材の太陽部
材周りの公転成分のみを出力軸に伝達するような構成と
しても良い。
【0044】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の実施の形態について詳細に説明する。
【0045】図1は、本発明の実施形態として示す回転
駆動装置(ギヤドモータ)の断面図、図2はその中の第
1減速機構部の拡大断面図、図3は図2のIII−III矢視
図、図4は図1のIV−IV矢視断面図である。なお、以下
の説明については、図6において示す従来例の構成と同
一又は類似部分については下2桁が同一の番号を付し、
構成・作用等の重複説明は一部省略する。
【0046】この回転駆動装置101は、回転動力を発
生する駆動部102と、この駆動部102に連結されて
回転動力を伝達する第1減速機構部104と、この第1
減速機構部104に連結される第2減速機構部106と
を備える。
【0047】この第2減速機構部106は、第1軸11
1と、この第1軸111に対して偏心回転する外歯歯車
115a、115bと、ケーシング151に固定される
と共に外歯歯車115a、115bが内接噛合する内歯
歯車120と、外歯歯車115a、115bの軸方向
(L)両外側位置においてケーシング151に軸受13
1、132を介して回転自在に支持され、外歯歯車11
5a、115bの自転成分のみを取り出す一対のキャリ
ア123、124と、及び第1軸111と同軸的に配置
され、キャリア123、124の回転が伝達される第2
軸112(出力軸)と、を備える揺動内接噛合遊星歯車
構造である。
【0048】第2減速機構部106のケーシング151
は、上記内歯歯車120と一体を成す中央ケーシング1
52と、駆動部102側(第1減速機構部104側)の
継ケーシング153と、中央ケーシング152を間にし
て前記継ケーシング153と反対側に配置される前部ケ
ーシング154とから構成される。
【0049】継ケーシング153の内部にはキャリア1
23を支持する軸受131が嵌合されているが、この継
ケーシング153は軸線方向Lに多少延長され、それに
よって形成される軸受131よりも駆動部102側の空
間に、第1減速機構部104が収容されている。
【0050】即ち、第1減速機構部104が前段減速部
に相当し、第2減速機構部106が後段減速部に相当す
る。
【0051】なお、駆動部102のケーシング155
は、固定子を内装した円筒ケーシング156と、上記の
継ケーシング153と、この継ケーシング153と反対
側に位置する後面カバー157とから構成されており、
従って、継ケーシング153が減速機構側のケーシング
151と駆動部102側のケーシング155の一部を兼
用している。
【0052】更に具体的に、第2減速機構部106の第
1軸111の外周上には所定位相差(この例では180
°)をもって軸方向に隣接して2つの偏心体113a、
113bが嵌合され、これらが第1軸111と一体に回
転する。図4に示すように、偏心体113a、113b
の中心O1は、第1軸111の軸心O2に対して所定の
偏心量eだけ偏心している。各偏心体113a、113
bの外周には、ベアリング114a、114bを介して
外歯歯車115a、115bが嵌合される。
【0053】この複列(2つ)の外歯歯車115a、1
15bには、内ピン孔116a、116bがそれぞれ複
数形成されており、これら内ピン孔116a、116b
に内ピン117が遊嵌されている。外歯歯車115a、
115bの外周にはトロコイド歯形や円弧歯形の外歯が
設けられており、この外歯が第1軸111と同心に設け
られた内歯歯車120と内接噛合している。内歯歯車1
20は中央ケーシング152の内周に一体的に形成され
ており、各内歯が、中央ケーシング152の内周に保持
された外ピン121によって構成されている。
【0054】なお、外歯歯車115a、115bと内歯
歯車120との歯数差は「4」となっている(図4参
照)。
【0055】2枚の外歯歯車115a、115bの外側
に配置される両キャリア123、124は、それぞれ継
ケーシング153及び前部ケーシング154の内部に嵌
合した軸受131、132により回転自在に支持され、
外歯歯車115a、115bを貫通する複数本のキャリ
アピン(連結ピン)125及びスペーサ126で軸方向
に位置決めして一体に結合されている。又、外歯歯車1
15a、115bの内ピン孔116a、116bに遊嵌
された内ピン117の両端は、両側のキャリア123、
124に滑り回転可能に結合され、これにより、外歯歯
車115a、115bの自転成分のみが両側のキャリア
123、124に伝達される。
【0056】駆動部102側のキャリア123は、中央
孔123aを有するリング状をなしており、この中央孔
123aに第1軸111の先端111aが臨んでいる。
又、反対側のキャリア124は第2軸112の基部に一
体形成されており、このキャリア124に形成された凹
所124aに、第1軸111の他端111bが挿入され
ている。そして、この第1軸111は、キャリア123
の貫通孔123aの内部に嵌合された軸受133と、他
方のキャリア124の凹所124a近傍に嵌合された軸
受134とによって回転自在に支持されている。
【0057】第1減速機構部104は、図2に拡大して
示されるように、駆動部102の駆動軸161と連結さ
れる太陽ローラ211、この太陽ローラ211の外周に
転接する遊星ローラ212と、この遊星ローラ212が
内接するリングローラ213と、遊星ローラ212の公
転成分を取り出して第2減速機構部106の第1軸11
1に伝達する遊星キャリア215、を備える摩擦伝動式
の単純遊星ローラ構造である。
【0058】この第1減速機構部104のリングローラ
213の外径寸法は、第2減速機構部106の一対のキ
ャリア123、124のうちの駆動部102側(即ちキ
ャリア123)を支持する軸受131の外径寸法以内に
設定されている。更に、このリングローラ213は、ケ
ーシング151(具体的には継ケーシング153)内の
上記軸受131より駆動部102側の空間に、配置され
ている。
【0059】第1減速機構部104について図2及び図
3等を参照しながら更に詳細に説明する。
【0060】リングローラ213の内径寸法D3は、遊
星ローラ212の直径D2の2倍と太陽ローラ211の
直径D1との和よりやや小さめに設定されている。従っ
て、リングローラ213の内側に遊星ローラ212と太
陽ローラ211を組み込んだ状態では、リングローラ2
13は径方向外側に微妙に弾性変形しており、この変形
に伴う応力によって各摩擦ローラ211、212、21
3との接触面間に所定の押力を付与して摩擦力を発生さ
せている。
【0061】更に、リングローラ213は、単純遊星ロ
ーラ構造における固定要素として、継ケーシング153
に貫通ボルト252により固定されている。又、太陽ロ
ーラ211が入力要素、遊星ローラ212を支持する遊
星キャリア215が出力要素となっている。なお、リン
グローラ213に対して径方向の外圧が加わらないよう
に、リングローラ213の外径は継ケーシング153の
内周径よりも小さく設定されている。
【0062】遊星ローラ212の公転運動を取り出す遊
星キャリア215は、第2減速機構部106側に突出し
た中空円筒状の出力軸部216と、この出力軸部216
の基端側に一体的に形成されるリテーナ部(リテーナ)
217とを有し、出力軸部216の内周には内スプライ
ン218が形成される。この内スプライン218は、第
2減速機構部106の第1軸111の軸端部に形成され
る外スプラインと係合しており(図1参照)、共に一体
となって回転する。
【0063】このリテーナ部217は、軸方向に突出し
て4つの遊星ローラ212の間にそれぞれ挿入される4
本の突起部217a〜217dを有しており、各突起部
217a〜217dには、遊星ローラ212の外周面と
同一の曲率となる凹円弧面219が形成されている。
【0064】従って、このリテーナ部217は、上記凹
円弧面219を遊星ローラ212に当接させて、各遊星
ローラ212の円周方向の相互位置を90°間隔で一定
に保持しており、結果として、このリテーナ部217を
備えた遊星キャリア215が、遊星ローラ212を自転
可能に保持する役目と、この遊星ローラ212の公転成
分を取り出す役目を果たしている。
【0065】リングローラ213の両端面には、リング
状の側板221が配置されており、これらの両側板22
1により遊星ローラ212とリングローラ213との接
触面部分が全周に亘って外から遮蔽されている。この遮
蔽された空間の内周側は、リテーナ部217の外周面に
よっても封じられており、この空間の内部に歯車用グリ
ースよりも高価なトラクショングリースが封入されてい
る。このグリースは摩擦を減らすのではなく、摩擦力を
確保するためのものである。
【0066】又、太陽ローラ211の奥部にも、太陽ロ
ーラ211を収容した空間と出力軸部216の内部空間
とを仕切る仕切板222が配置されている。
【0067】なお、本発明に係る第1減速機構部の単純
遊星ローラ構造は、上記に示したようなリテーナタイプ
に限定されるものではなく、遊星キャリア215が軸方
向のピンを備え、リング状の遊星ローラ212がこのピ
ンに回転自在に保持されているピンタイプのものでもよ
い。
【0068】この第1減速機構部104は、駆動部10
2によって太陽ローラ211が駆動され、これに伴って
この太陽ローラ211の回りを遊星ローラ212が公転
しようとする。遊星ローラ212はリングローラ213
と太陽ローラ211とに挟持されているので、リングロ
ーラ213の内周面を転がるようにして太陽ローラ21
1周りを公転する。即ち、遊星ローラ212は自転運動
を伴って太陽ローラ212の回りを公転することにな
る。この遊星ローラ212の公転運動は、リテーナ部2
17を介して遊星キャリア215によって取り出され、
第2減速機構部106の第1軸に所定の減速比で伝達さ
れる。なお、遊星キャリア215と第2減速機構部10
6の第1軸とが一体化されていても良い。
【0069】これ以降は、既に従来の例において示した
ように、揺動内接噛合遊星歯車構造の第2減速機構部1
06によって所定の減速比でその回転が伝達され、第2
軸112から出力される。
【0070】本発明者は、単純遊星ローラ構造における
リングローラ213が軸受131と同様のリング構造で
あることに着目し、ケーシング151の内部を多少設計
変更すれば、軸受131に接近した合理的な位置に第1
減速機構部104を配置できることを見出した。従っ
て、この着想の下で、第2減速機構部106のキャリア
123を支持する軸受131の外径寸法以下に、リング
ローラ213の外径寸法が設定されているので、リング
ローラ213をこの軸受131の駆動部102側に同心
状態で収容することができる。
【0071】結果として、回転駆動装置101は第1段
目の減速機構部を単純遊星構造として高い減速比(高出
力)が達成されているのにも拘らず、この実施形態にお
いては駆動部102と第2減速機構部106のみを備え
る回転駆動装置と比較して、軸線方向の長大化がわずか
5%程度に抑えられており、従来困難と考えられてい
た、高減速比とコンパクト化の相反する要求を、合理的
に両立することができる。又これにより製造コストも従
来のものと比較して大幅に低減されている。
【0072】更に、この第1減速機構部104に採用さ
れている単純遊星ローラ構造は、各摩擦ローラ211、
212、213の間に生じる摩擦力によって回転動力を
伝達する摩擦伝動タイプであるため、歯車構造よりも静
粛に構成することができる。従って、第1減速機構部1
04と第2減速機構部106とを組合わせた2段減速構
造であっても騒音が増大するという問題は生じることは
なく、むしろ予測の域をはるかに超えて騒音低減が図ら
れることを発明者は確認済みである(特願平11−18
0641)。特に、この回転駆動装置はケーシング15
1の同一内部空間に第1及び第2減速機構部104、1
06を収容しているため、2つの空間の個々の共鳴がそ
れぞれ干渉し合って新たな共鳴が発生することが防止さ
れ、一層騒音の増大が防止されている。
【0073】次に、この回転駆動装置101の組立方法
(製造方法)について図5を参照して説明する。
【0074】まず、図5(A)に示されるように、ケー
シング151(の一部である継ケーシング153)に駆
動部102を組み付ける。つまり、既に別段階で組み上
げられたユニット状の駆動部102を、ケーシング15
1に連結する。
【0075】次に、図5(B)に示されるように、この
駆動部102が組み付けられた状態のケーシング151
(継ケーシング153)に、駆動部102と反対側から
(対向側から)、単純遊星ローラ構造の第1減速機構部
104を組み込む。この第1減速機構部104は、太陽
ローラ211、遊星ローラ212、リングローラ213
が予め焼きばめ等で組み付けられ、これに遊星キャリア
215のリテーナ部217を挿入することで既に別段階
で組み上げられており、このユニットをまとめて挿入
し、貫通ボルト252によってリングローラ213を固
定するだけでよい。
【0076】なお、太陽ローラ211と駆動軸161と
は浮動連結構造(スプライン構造)となっており、径方
向に遊びを有するので、この第1減速機構部104を容
易に挿入することができる。
【0077】次に、図5(C)に示されるように、第1
減速機構部104が組み込まれた状態のケーシング15
1に、揺動内接噛合遊星歯車構造の第2減速機構部10
6を組み込む。この第2減速機構部106も、(内歯歯
車120を除いては)ほとんどユニット状態(モジュー
ル状態)で別段階で組み上げることができ、これを単に
ケーシング151に挿入するだけでよい。なお、内歯歯
車120(を含む中央ケーシング152)は、事前に継
ケーシング153に固定しておくことが好ましい。
【0078】以降、前部ケーシング154を組付ければ
回転駆動装置101が完成する。
【0079】この方法によれば、ケーシング151(継
ケーシング153)を基礎として、ユニット的要素の高
い駆動部102と第1減速機構部104と、第2減速機
構部106とを一気に組み上げることができる。これ
は、第1減速機構部104の外径(リングローラ213
の外径)を第2減速機構部106の軸受131の外径よ
りも小さく設定して、これらを同一内部空間に収容でき
るようにしたためである。
【0080】更に、最初に組付ける駆動部102の駆動
軸161の軸心を基準にして、共に同軸上の動力伝達形
態を有する第1及び第2減速機構部104、106を組
付ければよいので、中心の位置決めが大変容易であり、
組立精度及び組立速度が大幅に向上する。
【0081】結果として、作業者の組立労力が大幅に軽
減され、製造コストの低廉化にもつながる。
【0082】なお、以上の実施形態においては、この回
転駆動装置における第2減速機構部が内接噛合遊星歯車
構造である場合に限定して示したが、本発明はその思想
からも明らかなように上記構造に限定されない。即ち、
第2減速機構部は、第1減速機構部に連結される減速機
と、この減速機の軸方向両外側においてケーシングに軸
受けを介して回転自在に支持され、減速機の回転動力を
取り出す一対のキャリアと、を備えるキャリア伝動式構
造であれば十分であり、上記発明を同様に適用すること
が可能である。
【0083】
【発明の効果】本発明は以上のように構成したので、回
転駆動装置の大型化を極力抑えながら、減速比を大幅に
高めることができる。又、簡易且つ迅速に回転駆動装置
を組み立てることができるので、作業者の労力が大幅に
軽減され、製造コストを下げることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る回転駆動装置の断面図
【図2】同回転駆動装置内の単純遊星ローラ構造の第1
減速機構部の断面図
【図3】図2のIII−III矢視図
【図4】図1のIV−IV矢視断面図
【図5】同回転駆動装置の組立過程を示す模式図
【図6】従来の回転駆動装置を示す断面図
【符号の説明】
101…回転駆動装置 102…駆動部 104…第1減速機構部 106…第2減速機構部 111…第1軸 112…第2軸 115a、115b…外歯歯車 120…内歯歯車 123、124…キャリア 131、132…軸受 151…ケーシング 153…継ケーシング 161…駆動軸 211…太陽ローラ 212…遊星ローラ 213…リングローラ 215…遊星キャリア
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3J027 FA18 FA36 FB34 FC07 GB02 GC02 GC23 GC26 GC29 GD03 GD08 GD12 3J051 BA03 BB08 BC01 BD02 BE03 ED15 FA08

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転動力を発生する駆動部と、 該駆動部に連結されて前記回転動力を伝達する第1減速
    機構部と、 該第1減速機構部に連結される第1軸、該第1軸に対し
    て偏心回転する外歯歯車、ケーシングに固定されると共
    に前記外歯歯車が内接噛合する内歯歯車、前記外歯歯車
    の軸方向両外側位置において前記ケーシングに軸受を介
    して回転自在に支持され、該外歯歯車の自転成分のみを
    取り出す一対のキャリア、及び前記第1軸と同軸的に配
    置され、前記キャリアの回転が伝達される第2軸、を備
    える内接噛合遊星歯車構造の第2減速機構部と、を備え
    る回転駆動装置において、 前記第1減速機構部を、前記駆動部の駆動軸に連結され
    る太陽ローラ、該太陽ローラの外周に転接する遊星ロー
    ラ、該遊星ローラが内接するリングローラ、及び前記遊
    星ローラの公転成分を取り出して前記第2減速機構部の
    前記第1軸に伝達する遊星キャリア、を備える摩擦伝動
    式の単純遊星ローラ構造とすると共に、 前記リングローラの外径寸法を、前記第2減速機構部の
    前記一対のキャリアのうち駆動部側を支持する前記軸受
    の外径寸法以内に設定し、 該リングローラを、該軸受より駆動部側の空間に配置し
    たことを特徴とする回転駆動装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の回転駆動装置の製造方法で
    あって、 前記ケーシングに前記駆動部を組み付ける第1手順と、 該駆動部が組み付けられた状態の前記ケーシングに、該
    駆動部と反対側から前記第1減速機構部を組み込む第2
    手順と、 該第1減速機構部が組み込まれた状態の前記ケーシング
    に、前記第2減速機構部を組み込む第3手順と、 を有することを特徴とする回転駆動装置の製造方法。
  3. 【請求項3】回転動力を発生する駆動部と、 該駆動部に連結されて前記回転動力を伝達する第1減速
    機構部と、 該第1減速機構部に連結される減速機、及び該減速機の
    軸方向両外側においてケーシングに軸受けを介して回転
    自在に支持され、減速機の回転動力を取り出す一対のキ
    ャリアを備えるキャリア伝動式の第2減速機構部と、を
    備える回転駆動装置において、 前記第1減速機構部を、前記駆動部の駆動軸に連結され
    る太陽ローラ、該太陽ローラの外周に転接する遊星ロー
    ラ、該遊星ローラが内接するリングローラ、及び前記遊
    星ローラの公転成分を取り出して前記第2減速機構部の
    前記第1軸に伝達する遊星キャリア、を備える摩擦伝動
    式の単純遊星ローラ構造とすると共に、 前記リングローラの外径寸法を、前記第2減速機構部の
    前記一対のキャリアのうち駆動部側を支持する前記軸受
    けの外径寸法以内に設定し、 該リングローラを、前記ケーシング内の該軸受けより駆
    動部側の空間に配置したことを特徴とする回転駆動装
    置。
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