JP2004301136A - 内接噛合遊星歯車構造の揺動減速部を有するギヤドモータ及び減速機 - Google Patents

内接噛合遊星歯車構造の揺動減速部を有するギヤドモータ及び減速機 Download PDF

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Seiji Minegishi
清次 峯岸
Sakae Koto
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Abstract

【課題】構造が簡単で部品点数が少なく、且つ支持剛性の高い内接噛合遊星歯車構造の揺動減速部を有するギヤドモータ、あるいは減速機を提供する。
【解決手段】前記出力軸56と一体化されると共に、前記揺動減速部G1のほぼ中央に配置された支持軸38と、モータ12のモータ軸13の先端に一体的に設けられたヘリカルピニオン30と、を備える。支持軸38の外周には前記偏心体42を回転自在に配置され、該偏心体42の端部外周に、前記ヘリカルピニオン30と噛合可能で入力軸として機能するヘリカルギヤ32を一体的に設け、且つ出力軸56及び該出力軸56と一体化された支持軸38を、前記減速機14のケーシング16によって両持ち支持する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、内接噛合遊星歯車構造の揺動減速部を有するギヤドモータ、あるいは減速機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、産業用ロボットの関節駆動装置やコンベアの駆動装置等の分野において、内接噛合遊星歯車構造の揺動減速部を有するギヤドモータあるいは減速機が広く利用されている。
【0003】
内接噛合遊星歯車構造の揺動減速部は、僅少の歯数差を有する外歯歯車および内歯歯車を備えると共に、外歯歯車又は内歯歯車の一方の歯車の自転を拘束した状態でいずれかの歯車を相手側の歯車に対して偏心揺動させ、この偏心揺動の際に自転の拘束されていない側の歯車に発生する当該自転成分を出力として取り出すもので、1段で大きな減速比が得られる。
【0004】
この種の内接噛合遊星歯車構造の揺動減速部Gを有するギヤドモータGMの一例が、例えば特開平6−241282号公報(特許文献1)に開示されている。
【0005】
この構造を図5に示す。
【0006】
揺動減速部Gの前段にはモータ軸153に直切りされたヘリカルピニオン154及びヘリカルギヤ155を有するヘリカルギヤセットHが配置されている。前段の変速機構としてヘリカルギヤセットHが配置されているのは、一層の高減速比を低騒音で得ることを意図したためである。
【0007】
揺動減速部Gを覆っているケーシング112は、その端部がそのまま延長され、ヘリカルギヤセットHを覆うケーシングを兼用すると共に、モータ160の端部カバーの機能も兼用している。即ち、モータ160は、端部カバーのない専用モータであり、前記ケーシング112と円筒状のモータケーシング161とを連結することで、モータ160と減速機との連結が行なわれる。この例ではケーシング112の端部をモータケーシング161の端部とをインロー163によって嵌め込んだ上で、止めねじ170によってこれらを固定するようにしている。
【0008】
構成の説明と共にこのギヤドモータGMの作用を簡単に説明すると、モータ軸153の回転はそのままヘリカルピニオン154の回転となり、これと噛合しているヘリカルギヤ155が回転する。これにより、まず1段目の減速が成される。このヘリカルギヤ155の回転は、内接噛合遊星歯車構造の揺動減速部Gの入力軸151の回転となり、偏心体157a、157bを介して外歯歯車105a、105bが該入力軸151の回転と共に揺動回転する。この結果、内歯歯車110の内歯に相当する外ピン111と外歯歯車105a、105bとの噛合によって外歯歯車105a、105bが揺動しながらゆっくりと自転する。
【0009】
この外歯歯車105a、105bの動きは、内ピン孔119a、119bと内ピン107との隙間によりその揺動成分が吸収され、自転成分のみが該内ピン107を介して出力軸102のフランジ部114と支持リング117とに伝達される。支持リング117に伝達された回転力は、キャリヤピン116を介して出力軸102に伝達される。
【0010】
ヘリカルギヤセットHの噛合によって入力軸151に発生するスラスト荷重は、偏心体157a、157bを挟んで該入力軸151を支持している一対の軸受172、174を介して前記フランジ部114及び支持リング117によって受け止められている。
【0011】
図から明らかなように、この従来例においては、出力軸102はそのフランジ部114においてキャリヤピン116を介して支持リング117と一体的に連結されており、この一体化された出力軸102及び支持リング117が軸受115a、115bによって両持ち支持される構成とされている。
【0012】
【特許文献1】
特開平6−241282号公報
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、この従来例に係るギヤドモータGMは、低騒音化を期待して、入力段に(通常の平歯車によるギヤセットではなく)ヘリカルギヤセットHを配置しているため、入力軸151にスラスト方向の力がかかってしまうことなどの事情を考慮して該入力軸151を軸受172、174によって両持ち支持すると共に、出力軸102についても、キャリヤピン116を介して支持リング117と一体化し、この一体化された支持リング117ごと、軸受115a、115bを介して両持ち支持するようにしていた。そのため、構造が非常に複雑で、かつ軸受その他の部品点数が多いという問題があった。
【0014】
本発明は、このような問題を解消するためになされたものであって、構造が簡単で部品点数が少ない内接噛合遊星歯車構造の揺動減速部を有するギヤドモータ、あるいは減速機を提供することをその課題としている。
【0015】
【課題を解決するための手段】
本発明は、モータと、僅少の歯数差を有する外歯歯車および内歯歯車を備え、偏心体によって該外歯歯車又は内歯歯車のいずれかを偏心揺動させることにより入力軸の回転を減速して出力軸から取り出す内接噛合遊星歯車構造の揺動減速部を有する減速機と、を連結したギヤドモータにおいて、前記モータのモータ軸の先端にヘリカルピニオンを一体的に設けると共に前記偏心体に、該ヘリカルピニオンと噛合するヘリカルギヤを一体的に設けたことにより、上記課題を解決したものである。
【0016】
なお、ここで「僅少の歯数差」とは1〜6程度の歯数差のことを言う。
【0017】
又、「ヘリカルギヤを一体的に設けた」とは、一つの素材に直接ヘリカルギヤを形成する場合と、別部材で形成した後一体化する場合の双方を含む。
【0018】
本発明においては、従来揺動減速部の中央に入力軸を配置し、この入力軸の外周に偏心体を組み込んでいた構造を改め、揺動減速部の中央には単に偏心体を配置すると共に、この偏心体に(入力軸を不要とするための)ヘリカルギヤを形成するようにした。モータ軸の先端に形成されたヘリカルピニオンはこのヘリカルギヤと噛合し、ダイレクトに偏心体を駆動する。これにより構造が簡単で部品点数が少なく、モータ軸方向にも短いギヤドモータを得ることができる。
【0019】
又、本発明は、モータと、僅少の歯数差を有する外歯歯車および内歯歯車を備え、偏心体によって該外歯歯車又は内歯歯車のいずれかを偏心揺動させることにより入力軸の回転を減速して出力軸から取り出す内接噛合遊星歯車構造の揺動減速部を有する減速機と、を連結したギヤドモータにおいて、前記出力軸と同軸に一体化された支持軸と、前記モータのモータ軸の先端に一体的に設けられたヘリカルピニオンと、を備え、前記支持軸の外周に前記偏心体が回転自在に配置されると共に、該偏心体に、前記ヘリカルピニオンと噛合可能なヘリカルギヤが一体的に設けられ、且つ前記出力軸及び該出力軸と一体化された前記支持軸が、前記減速機のケーシングによって両持ち支持されていることにより、同じく上記課題を解決したものである。
【0020】
この構成によれば、前記支持軸は、出力軸と同軸に一体化される。出力軸は、この一体化された支持軸と共にケーシングに両持ち支持される。
【0021】
この結果、偏心体の回転のベースを提供する支持軸(従来の入力軸相当の軸)の両持ち支持と出力軸の両持ち支持とを兼用する形で一対の軸受のみで各部材の両持ち支持を実現することができる。その結果、構造が簡単で部品点数が少なく、且つ支持剛性の高い内接噛合遊星歯車構造の揺動減速部を得ることができる。
【0022】
なお、前記支持軸を支持する前記減速機のケーシングと、前記ヘリカルピニオン付のモータのケーシングとが、分離可能とされていると、ヘリカルピニオン付の市販の汎用モータを特定の減速機と組み合わせて使用したり、あるいは、減速比を変更する等の理由で減速機側だけを交換、調達したりすることが可能となる。即ち、モータと減速機は必ずしも常に連結・一体化された状態で流通される必要はない。
【0023】
また、前記偏心体が前記支持軸の外周に2以上の軸受を介して回転自在に配置されているようにすると、偏心体が傾いていわゆる片当たりの状態が形成されるのを、防止または緩和できる。
【0024】
更に、前記出力軸及び該出力軸と一体化された支持軸を両持ち支持する軸受のうち、支持軸側を支持する軸受を、滑り軸受とした場合には、後述するように、当該滑り軸受の外側に空間を確保することができるため、この空間にヘリカルピニオンとヘリカルギヤの噛合スペースを確保することができるようになり、結果として軸方向の長さ短縮することができるようになる。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいて本発明の実施形態の例を詳細に説明する。
【0026】
図1は、本発明の実施形態に係る駆動装置を示す断面図、図2は図1のII−II線に沿う断面図である。
【0027】
このギヤドモータ10は、駆動源として独立したモータ12と、内接噛合遊星歯車構造の揺動減速部G1を有する減速機14とが一体化されたものである。
【0028】
減速機14のケーシング16は、本体ケーシング18、及びその軸方向両サイドに配置された第1、第2端部カバー20、22とで構成されており、ボルト24、25によって一体化されている。モータ12側の第1端部カバー20には前記独立したモータ12を取り付け可能な取り付け孔26が形成されており、モータ12はモータケーシング29を貫通して設けられる取り付けボルト28によって該第1端部カバー20に連結可能である。
【0029】
モータ12のモータ軸13にはヘリカルピニオン30が直接形成されている。第1端部カバー20には該ヘリカルピニオン30が挿入される貫通孔31が形成されており、第1端部カバー20とモータ12のケーシング29とが前記取り付け孔26を介して連結された際にヘリカルピニオン30が減速機14のケーシング16内に臨むように構成されている。
【0030】
減速機14のケーシング16内に収容される内接噛合遊星歯車構造の揺動減速部G1は、出力軸56と同軸に一体化された支持軸38と、該支持軸38にころ軸受40、41を介して組み込まれた偏心体42と、該偏心体42にころ軸受44を介して装着され、支持軸38の周りで偏心揺動可能とされた外歯歯車46と、本体ケーシング18と一体化され、該外歯歯車46が内接噛合する内歯歯車48と、を主に備える。
【0031】
前記支持軸38は、出力軸56と当初より同軸に一体的に製造され、該出力軸56と共に滑り軸受50及び玉軸受55によってそれぞれ第1端部カバー20及び第2端部カバー22に支持されている。
【0032】
前記偏心体42は、2個のころ軸受40、41を介して前記支持軸38に回転自在に組み込まれている。この偏心体42の端部外周には、ヘリカルギヤ32が直接歯切り形成されている。尤も、ヘリカルギヤ32は、偏心体42の端部外周に直接歯切りしなくても、別体の歯車として製作し、偏心体42に固定しても良い。ヘリカルギヤ32は、この実施形態では、その一部が前記滑り軸受50の半径方向外側の位置にまで延在され、前記モータ軸13の先端に形成されたヘリカルピニオン30と噛合可能とされている。ヘリカルピニオン30の歯数は14、ヘリカルギヤ32の歯数は70である。
【0033】
偏心体42の支持軸38上における軸方向の位置決めは、該偏心体42が2つのリングプレート60、61及び滑り軸受50と共に、出力軸56及び支持軸38間の段部62と第1端部カバー20の段部21とによって挟持されることによって行われる。
【0034】
図2に示されるように、外歯歯車46の外周にはトロコイド歯形の外歯が形成されており、内歯歯車48の内歯は、円弧状の溝に回転自在に組み込まれたピン49によって構成されている。外歯歯車46の歯数は「59」で、内歯歯車48の歯数「60」よりも1だけ少ない(僅少の歯数差)。外歯歯車46には貫通孔47が形成されており、摺動促進用の内ローラ70が被せられた内ピン72が遊嵌している。内ピン72は出力軸56から一体的に拡開されたフランジ部58に片持ち状態で固定されている。
【0035】
次に、この実施形態に係る減速機14の作用を説明する。
【0036】
モータ12のモータ軸13が回転すると、該モータ軸13の先端に形成されたヘリカルピニオン30が回転する。この結果、該ヘリカルピニオン30と噛合している(偏心体42上の)ヘリカルギヤ32が回転し、該ヘリカルギヤ32と一体の偏心体42が2つのころ軸受40、41に支持されながら支持軸38の周りで回転する。この段階で減速比14/70=1/5の減速が実現される。
【0037】
偏心体42が回転すると、外歯歯車46が該偏心体42の周りで揺動回転を行おうとするが、本体ケーシング18と一体化された内歯歯車48によってその自転が抑制されるため、外歯歯車46はこの内歯歯車48に内接しながらほとんど揺動のみを行うことになる。しかしながら、外歯歯車46の歯数「59」は内歯歯車48の歯数「60」より1だけ少ないため、外歯歯車46は偏心体42の1回転毎に内歯歯車48に対してその歯数差「1」だけずれる(自転する)ことになる。これは、偏心体42の1回転が外歯歯車46の−1/59の回転に減速されたことを意味する。なお、マイナスの符号は外歯歯車46の回転方向が偏心体42の回転方向と逆になることを示している。
【0038】
外歯歯車46の揺動回転は貫通孔47と内ローラ70との隙間によってその揺動成分が吸収され、自転成分のみが内ピン72を介して出力軸56へと伝達される。この結果、結局、総減速比(1/5)x(1/59)=1/295の減速が実現される。
【0039】
ヘリカルピニオン30とヘリカルギヤ32とが噛合することによって発生するスラスト荷重は、前述した偏心体42の位置決め構造によって、即ち、該偏心体42が2つのリングプレート60、61及び滑り軸受50と共に、出力軸56及び支持軸38間の段部62と第1端部カバー20の段部21とによって挟持されることによって受け止められる。
【0040】
この実施形態では、モータ12のモータ軸13のヘリカルピニオン30の回転は偏心体42にダイレクトに伝達される。そのため部品点数が少なく、軸方向長さの短縮が可能である。
【0041】
また揺動減速部G1の中央には単に偏心体42を支持するだけの支持軸38が配置されているだけである。この支持軸38には従来のような入力軸としての機能はない。代わりに、出力軸56と同軸に一体化され、出力軸56の延長部としての機能があるため、出力軸56と共にこの支持軸38を滑り軸受50及び玉軸受55によって両持ち支持することにより、偏心体42の回転ベースである支持軸38の支持剛性の確保と出力軸56の支持剛性の確保とを同時に実現することができる。その結果、構造が簡単で部品点数が少ないだけでなく、支持剛性の高い内接噛合遊星歯車構造の揺動減速部G1を得ることができる。
【0042】
また、減速機の端部カバー20と、前記ヘリカルピニオン付のモータ12のケーシング29とが、分離可能とされているため、ヘリカルピニオン付の市販の汎用モータを特定の減速機と組み合わせて使用したり、あるいは、減速比を変更する等の理由で減速機側だけを交換、調達したりすることが容易である。
【0043】
更に、偏心体42が支持軸38の外周に2個のころ軸受40、41を介して回転自在に配置されているため、1個のみの長いころ軸受によって偏心体42を支持する構造に比べ、偏心体42が傾いていわゆる片当たりの状態が形成されるのを、より効果的に防止または緩和できる。
【0044】
また、本実施形態においては、前記出力軸56及び該出力軸56と一体化された支持軸38の両持ち支持する軸受50、55のうち、支持軸38側を「滑り軸受」によって支持するようにしている。そのため、当該滑り軸受50の外側にヘリカルピニオン30とヘリカルギヤ32の噛合空間を確保することができ、軸方向の長さが短縮されている。
【0045】
更に、第1端部カバー20に、該第1端部カバー20の外部(図の右側)からヘリカルピニオン30を挿入可能な貫通孔31が形成されると共に、モータ12を取り付け可能な取り付け孔26が形成され、この取り付け孔26を介して独立した(市販の)モータ12を取り付けることができるようにしたため、モータ部品を極めて容易に、且つ低コストに調達できる。
【0046】
図3及び図4に、本発明の他の実施形態に係るギヤドモータの例を示す。
【0047】
このギヤドモータ114においては、出力軸156と支持軸138とが、当初別部品として形成され、その後、支持軸138が出力軸156に形成されている挿入穴157内に圧入されることによって一体化される構成とされている。この構造は、出力軸156と支持軸136とを一体で製造する構造よりは、製造コストを低減できる。また、共通の内歯歯車148(本体ケーシング118)をそのまま使用しながら、外歯歯車146の歯形及び歯数を変更することにより、歯数差2、減速比−2/58=−1/29の揺動減速部G2を実現し、総減速比を(1/5)x(1/29)=1/145としている。このようにコストの係る内歯歯車148を共用化すると、一個当りの全体のコストを低減できるようになる。その他の構成については、先に説明した実施形態と同様であるため、同様の部位に図中において下2桁が同一の符号付すに止め、重複説明を省略する。
【0048】
【発明の効果】
本発明によれば、構造が簡単で部品点数が少なく、且つ支持剛性の高い内接噛合遊星歯車構造の揺動減速部を有するギヤドモータ、あるいは減速機を得ることができるという優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る内接噛合遊星歯車構造の揺動減速部を有するギヤドモータを示す断面図
【図2】図1のII−II線に沿う断面図
【図3】本発明の他の実施形態に係る内接噛合遊星歯車構造の揺動減速部を有するギヤドモータを示す断面図
【図4】図1のIV−IV線に沿う断面図
【図5】従来の内接噛合遊星歯車構造の揺動減速部を有するギヤドモータの例を示す断面図
【符号の説明】
G1…揺動減速部
H1…ヘリカルギヤセット
10…ギヤドモータ
12…モータ
13…モータ軸
14…減速機
16…ケーシング
18…本体ケーシング
20…第1端部カバー
21…段部
22…第2端部カバー
24…ボルト
26…取り付け孔
30…ヘリカルピニオン
32…ヘリカルギヤ
38…支持軸
40、41…ころ軸受
42…偏心体
46…外歯歯車
48…内歯歯車
50…滑り軸受
55…玉軸受
56…出力軸

Claims (6)

  1. モータと、
    僅少の歯数差を有する外歯歯車および内歯歯車を備え、偏心体によって該外歯歯車又は内歯歯車のいずれかを偏心揺動させることにより入力軸の回転を減速して出力軸から取り出す内接噛合遊星歯車構造の揺動減速部を有する減速機と、を連結したギヤドモータにおいて、
    前記モータのモータ軸の先端にヘリカルピニオンを一体的に設けると共に
    前記偏心体に、該ヘリカルピニオンと噛合するヘリカルギヤを一体的に設けた
    ことを特徴とするギヤドモータ。
  2. モータと、
    僅少の歯数差を有する外歯歯車および内歯歯車を備え、偏心体によって該外歯歯車又は内歯歯車のいずれかを偏心揺動させることにより入力軸の回転を減速して出力軸から取り出す内接噛合遊星歯車構造の揺動減速部を有する減速機と、を連結したギヤドモータにおいて、
    前記出力軸と同軸に一体化された支持軸と、
    前記モータのモータ軸の先端に一体的に設けられたヘリカルピニオンと、を備え、
    前記支持軸の外周に前記偏心体が回転自在に配置されると共に、
    該偏心体に、前記ヘリカルピニオンと噛合可能なヘリカルギヤが一体的に設けられ、且つ
    前記出力軸及び該出力軸と一体化された前記支持軸が、前記減速機のケーシングによって両持ち支持されている
    ことを特徴とするギヤドモータ。
  3. 請求項2において、
    前記支持軸を支持する前記減速機のケーシングと、前記ヘリカルピニオン付のモータのケーシングとが、分離可能とされている
    ことを特徴とするギヤドモータ。
  4. 僅少の歯数差を有する外歯歯車および内歯歯車を備え、偏心体によって該外歯歯車又は内歯歯車のいずれかを偏心揺動させることにより入力軸の回転を減速して出力軸から取り出す内接噛合遊星歯車構造の揺動減速部を有する減速機において、
    前記出力軸と同軸に一体化された支持軸と、
    モータ軸の先端に一体的に設けられたヘリカルピニオンを有する外部モータと連結可能な連結孔を有する減速機ケーシングと、を備え、
    前記支持軸の外周に前記偏心体が回転自在に配置されると共に、
    該偏心体に、前記ヘリカルピニオンと噛合可能なヘリカルギヤが一体的に設けられ、且つ
    前記出力軸及び該出力軸と一体化された前記支持軸が、前記減速機ケーシングによって両持ち支持されている
    ことを特徴とする内接噛合遊星歯車構造の揺動減速部を有する減速機。
  5. 請求項4において、
    前記偏心体が前記支持軸の外周に2以上の軸受を介して回転自在に配置されている
    ことを特徴とする内接噛合遊星歯車構造の揺動減速部を有する減速機。
  6. 請求項4または5において、
    前記出力軸及び該出力軸と一体化された前記支持軸を両持ち支持する軸受のうち、支持軸側を支持する軸受が、滑り軸受とされている
    ことを特徴とする内接噛合遊星歯車構造の揺動減速部を有する減速機。
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