JPS63254251A - 遊星歯車増減速機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は内歯歯車がピン又はビンとローラの組み合わせ
よりなり、外歯歯車がトロコイド歯形あるいは円弧歯形
等からなる遊星歯車増減速機の改良に係り、更に詳しく
は該遊星歯車８１！構における出力側を筒素化した遊星
歯車機構に関する。

（従来の技術） 先ず、第３、第４図を参照して公知の遊星歯車減速機の
説明をイテなう。

遊星歯車減速機は、この公知例のものでは入力軸１がら
入力される回転を減速して出力軸２へ与えるものとなっ
ている。

この減速する機構は次のとおりである。

入力軸ｌには所定位相差（この例では１８０”　’）を
もって偏心体３０．３゜が設けられている。夫々の偏心
体３１．３２はコロ４を介して外歯歯車５１．５２と接
している。外歯歯車５□、５２には内ローラ孔６が複数
個設けられ、内ピン７及び内口〜う８が嵌入されている
。前記外歯歯車５１．５□の外周にはトロコイド歯形や
円弧歯形などの外歯９が設けられ、内歯歯＄１０に設け
られた外ビン１１と前記外歯９とが内接噛み合いしてい
る。

前記内ビン７は出力軸２の７ランノ部１２に密嵌されて
いる。

この公知例では、入力軸１の１回転が偏心体３い３２の
１回転となるが、外歯歯車５８．５２は内ローラ孔６と
内ビン７とにより自転を拘束されており揺動回転させら
れるがら、外歯歯車５３．５２の歯数と外ビン１１の本
数（歯数）の差が１個の場合、入力軸１の１回転により
外歯歯車５８．５２の外歯９と内歯歯車１ｏの内歯であ
る外ビン１１とが１歯だけ噛み合い変位する（ずれる）
。このため、入力軸１の１回転は外歯歯車５□、５２の
　１／歯数　に減速され、その回転を内ビン７を介して
出力軸２へ伝達させる。

（発明が解決しようとする問題７へ） 以上の如き遊星歯車代講では次のような不具合がある。

内ローラ孔６、内ビン７及び内ローラ８にょる動力伝達
機構では出力軸２に変形を防止する頑丈な７ランノ部１
２を設けなければならず、出力軸２の近傍は径方向にコ
ンパクト化できな１、％。

又、内ローラ孔６、内ビン７及び内ローラ８による動力
伝達機構は高精度の加工を必要とし、かつ僅かな変形で
も悪影響を及ぼすので、適当な剛性も必要となる。

更に、内ローラ孔６の存在は外歯歯車５１．５２におい
て大きいスペースを占めるため、外歯歯車　５８．５２
の小型化に障害となり、結局機器全体の小型化の難点と
なっている。

一方、第５図に示すように外歯歯１％２１にキャリヤ２
２を形成し、該キャリヤ２２にスプライン穴２２Ａを形
成し、出力軸２３にスプライン穴２３Ａを形成し、これ
らのスプライン穴２２Ａとスプライン穴２３Ａとを、両
端にスプライン２４Ａを有するドライブ２４で連結し、
出力軸にラジアル方向の荷重が作用しないようにした機
構も公知であるが（特開昭６１−３８２４２号公報参照
）、この装置では外歯歯車２１の形状が複雑であり、多
数枚の外歯歯車２１を重ね合わせて同時に加工すること
が困難であり、製作上の問題としてコストが高くなる問
題点があった。

又、第６図に示すように、外歯歯車２５にアーム状のキ
ャリヤ２６を別体に取り付け、このキャリヤ２６と出力
軸２７とをドライブ２８で連結する構造も公知であるが
（特開昭６０−１４６９３９号公報参照）、この公知の
ものでは外歯歯＄２５の加工は容易であるが、その反面
、キャリヤ２６のためのスペースを必要とし、特に外歯
歯＊２５の径方向のコンパクト化に限界がある。又、外
歯歯車２５とキャリヤ２６とが別部品であるため、部品
点数が増え、部品管理が複雑となるものであった。

本発明の目的は上記欠点を改善し、簡単な構造で小型化
を達成するとともに、径方向にも短くした遊星歯車増減
速機を提供するものである。

（問題点を解決するための手段） ４一 本発明の特徴とするところは、入力軸に偏心体及び偏心
体軸受を介して装着された外歯歯車と該外歯歯車と噛合
する入力軸と同芯の内歯歯車と、減速回転を取り出す出
力軸と、前記外歯歯車と出力軸とを連結するドライブと
がらなり、前記内歯歯車を固定して入力軸の回転を減速
して出力軸に伝達し、あるいは出力軸の回転を増速して
入力軸に伝達する遊星歯車増減速機において、出力軸に
スプライン又はスプライン穴を設け、前記外歯歯車の偏
心体軸受挿入穴に外歯歯車と同芯にスプライン穴を設け
、前記出力軸のスプライン又はスプライン穴と前記外歯
歯車のスプライン穴とを両端部にスプライン又はスプラ
イン穴を設けたドライブにより連結したところにある。

（作用） 上記構成により、入力軸の回転がドライブのユニバーサ
ルジヨイント結合によって出力軸へ直接に伝達され、以
って、前記欠点が解消されるものとなる。

（実施例） 以下、図によって詳細に説明する。

第１．２図は本発明の一実施例を示すものであり、入力
軸３１には偏心体３２が固着され、該偏心体３２に偏心
体軸受３３を介して外歯歯車３４が装着されている。こ
の外歯歯車３４の軸心０２は入力軸３１（内歯歯車３６
）の軸心Ｏ１に対してｅだけ偏心して装着されている。

また外向歯１１１３４の外歯３５はトロコイド歯形や円
弧歯形など適宜の歯形がらなっており、内歯歯車３６と
外ビン３７からなる内歯と内接噛合している。前記外歯
歯車３４には偏心体軸受挿入穴として外歯３５と同心の
スプライン穴３８が設けられており、偏心体軸受３３は
該スプライン穴３８に直接嵌合されている。

一方、出力軸３９には前記入力軸３コと同心のスプライ
ン４０が設けられており、前記スプライン穴３８とスプ
ライン４０との間に浮動支持されたドライブ４１が設け
られている。このドライブ４１は筒状となっており、一
端にスプライン穴３８と結合するスプライン４２を有し
、他端にスプライン４０と結合するスプライン穴４３を
有している。

以上の如く構成された本発明の遊星歯車減速機の作用に
ついて述べる。

入力軸３１の回転は偏心体３２を回転させ、偏心体軸受
３３を介して外歯歯１１３４へ伝達される。この時、入
力軸３１の軸心ＯＩと外歯歯車３４の回転軸心０２とは
ｅだけ偏心しており、かつ、外歯歯車３４は揺動支持さ
れたドライブ４１に連結されているので、外歯歯１１３
４の入力軸３１の軸心０１まわりの公転運動はドライブ
４１の浮動運動により吸収され、結局入力軸３１の回転
のみが外歯歯車３４と外ビン３７との噛み合いにより １／外歯の歯数 （外歯と外ビンの歯数差が１のとき） に減速されて取り出され、この外歯歯車３４の回転がド
ライブ４１に伝達それるからドライブ４１を介して出力
軸３つが回転される。

尚、上記実施例において、ドライブ４１と出力軸３つと
のスプライン結合については、図示の実施例に限定され
るものではなく、どちらか一方がスプラインであって、
他力がスプライン穴であれば足りるものである。

又、上記実施例では減速機として説明しているが、入力
軸と出力軸を逆にすることにより増速機としても使用で
きることは明白であり、これらも本発明に含まれるもの
である。

（発明の効果） 以上の如く構成された本発明の効果を挙げると次のとお
りである。

ドライブが外歯歯車及び出力軸に対して浮動して加工誤
差を吸収するので個々の部品の加工精度をそれほど高め
なくても必要とする精度かえられる。

又、内ローラ穴又はキャリヤ取り付はスペースを必要と
しないので、半径方向スペースが節約され、減速機の小
形化が図れる。

出力軸にはラノアル荷重が作用しないので、変形による
伝達誤差が低減される。

更に、外歯歯車にキャリヤのための段がないので、加工
が容易であり、かつコストの低減も図れる等の効果を有
する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す断面図、第２図は第１
図のＢ−Ｂ断面図、第３図は従来公知の遊星歯車減速機
の一例を示す断面図、第４図は第３図のＡ−Ａ断面図、
第５図は公知のドライブを使用した減速機を示す断面図
、第６図は他の公知のドライブを使用した減速機を示す
断面図である。 ３１：入力軸、３２：偏心体、３３：偏心体軸受　３４
：外歯歯車、３６：内歯歯］１１、３７：外ビン　３９
：出力軸　４１ニドライブ、４０．４１ニスプライン ３８．４３ニスプライン穴

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 入力軸に偏心体及び偏心体軸受を介して装着された外歯
   歯車と該外歯歯車と噛合する入力軸と同芯の内歯歯車と
   、減速回転を取り出す出力軸と、前記外歯歯車と出力軸
   とを連結するドライブとからなり、前記内歯歯車を固定
   して入力軸の回転を減速して出力軸に伝達し、あるいは
   出力軸の回転を増速して入力軸に伝達する遊星歯車増減
   速機において、 出力軸にスプライン又はスプライン穴を設け、前記外歯
   歯車の偏心体軸受挿入穴に外歯歯車と同芯にスプライン
   穴を設け、前記出力軸のスプライン又はスプライン穴と
   前記外歯歯車のスプライン穴とを両端部にスプライン又
   はスプライン穴を設けたドライブにより連結したことを
   特徴とする遊星歯車増減速機。