JP2888674B2 - 内接噛合遊星歯車構造 - Google Patents

内接噛合遊星歯車構造

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、減速機、あるいは増速
機、特に、小型で高出力が要請される減速機あるいは増
速機に適用するのに好適な、内接噛合遊星歯車構造に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、第1軸と、該第1軸に設けた偏心
体を介して、この第1軸に対して偏心回転可能な状態で
取付けられた外歯歯車と、該外歯歯車が内接噛合する内
歯歯車と、前記外歯歯車に該外歯歯車の自転成分のみを
伝達する手段を介して連結された第2軸と、を備えた内
接噛合遊星歯車構造が広く知られている。
【0003】この構造の従来例を図4及び図5に示す。
この従来例は、前記第1軸を入力軸、第2軸を出力軸と
すると共に、内歯歯車を固定することによって上記構造
を「減速機」に適用したものである。
【0004】入力軸1には所定位相差(この例では18
0°)をもって偏心体3a 、3b が嵌合されている。な
お偏心体3a と3b は一体化されている。それぞれの偏
心体3a 、3b には軸受4a 、4b を介して2枚の外歯
歯車5a 、5b が取付けられている。この外歯歯車5a
、5b には内ローラ孔6が複数個設けられ、内ピン7
及び内ローラ8が嵌合されている。
【0005】外歯歯車を2枚(複列)にしているのは、
主に伝達容量の増大、強度の維持、回転バランスの保持
を図るためである。
【0006】前記外歯歯車5a 、5b の外周にはトロコ
イド歯形や円弧歯形等の外歯9が設けられている。この
外歯9はケーシング12に固定された内歯歯車10と内
接噛合している。内歯歯車10の内歯は具体的には外ピ
ン11が外ピン穴13に遊嵌され、回転し易く保持され
た構造とされている。
【0007】前記外歯歯車5a 、5b を貫通する内ピン
7は、出力軸2のフランジ部14に固着又は嵌入されて
いる。
【0008】入力軸1が1回転すると偏心体3a 、3b
が1回転する。この偏心体3a 、3b の1回転により、
外歯歯車5a 、5b も入力軸1の周りで揺動回転を行お
うとするが、内歯歯車10によってその自転が拘束され
るため、外歯歯車5a 、5bは、この内歯歯車10に内
接しながらほとんど揺動のみを行うことになる。
【0009】今、例えば外歯歯車5a 、5b の歯数を
N、内歯歯車10の歯数をN+1とした場合、その歯数
差は1である。そのため、入力軸1の1回転毎に外歯歯
車5a、5b はケーシング12に固定された内歯歯車1
0に対して1歯分だけずれる(自転する)ことになる。
これは入力軸1の1回転が外歯歯車の−1/Nの回転に
減速されたことを意味する。
【0010】この外歯歯車5a 、5b の回転は内ローラ
孔6及び内ピン7の隙間によつてその揺動成分が吸収さ
れ、自転成分のみが該内ピン7を介して出力軸2へと伝
達される。
【0011】ここにおいて、内ローラ孔6a 、6b 及び
内ピン7(内ローラ8)は「等速度内歯車機構」を形成
している。
【0012】この結果、結局減速比−1/Nの減速が達
成される。
【0013】なお、この従来例では、当該内接噛合遊星
歯車構造の内歯歯車を固定し、第1軸を入力軸、第2軸
を出力軸としていたが、第2軸を固定し、第1軸を入力
軸、内歯歯車を出力軸とすることによっても減速機を構
成可能である。更に、これらの入出力を逆転させること
により増速機を構成することも可能である。
【0014】ところで、前述したように、内ピン7に
は、内ローラ孔6a 、6b とで構成される等速度内歯車
機構の一方の要素である円弧歯形を形成するという機能
と、外歯歯車5a 、5b の自転による回転力を出力軸2
に伝達するキャリヤ体としての機能とがあるが、特にこ
のうちの前者の機能を良好に確保するためには、内ピン
7の外周で自由に回転することのできる内ローラ8の存
在が必須であった。この内ローラ8は、その機能上硬質
の素材でその外周及び内周の双方を同軸に且つ精度良く
加工する必要があったため、コスト高になり易いという
問題があった。
【0015】そこで、この内ピン7の等速度内歯車機構
の一方の要素である円弧歯形を形成するという機能と、
外歯歯車5a 、5b の自転による回転力を出力軸2に伝
達するキャリア体としての機能とを分離し、内ローラ8
を無くしても該内ローラ8を有すると同様の性能を得ら
れるようにしたものが提案されている(実開昭59−1
27951)。
【0016】この構造を図6及び図7に示す。
【0017】この構造は、外歯歯車の自転成分を伝達す
る手段として、該外歯歯車5a 、5b に設けた内ピン孔
(内ローラ孔に相当)19a 、19b に対して等速度内
歯車機構を構成し得る内ピン7と、該内ピン7の外歯歯
車自転成分相当の回転を受ける円環状の支持リング17
と、出力軸2に形成したフランジ部14から突出され、
前記支持リング17と連結・固定されたキャリヤ体16
とを有する。
【0018】前記内ピン7は、前記フランジ部14と支
持リング17とにそれぞれブッシュ18a 、18b を介
して回転自在に嵌入されている。即ち、この内ピン7は
キャリヤ体16の存在により出力軸2と強固に連結され
る必要がないため、自身が回転できる構成とすることが
でき、その結果従来の内ローラ8が省略できているもの
である。前記円環状の支持リング17は、前記キャリヤ
体16の先端部分に組込まれている。キャリヤ体16
は、支持リング17の回転力を出力軸に伝達する機能の
みを有すれば良いため、外歯歯車5a 、5b の対応部分
には揺動しても該キャリアピン16と干渉しないだけの
大きめの通し孔20a 、20b が設けられている。
【0019】なお、図6において符号15a 、15b は
出力軸2の軸受、21は内ピン7の軸方向の位置決めを
するための内ピン押え板、23は内ピン押えボルト、2
2は鋼板軌道輪である。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】しなしながら、このよ
うな従来の減速機は、図4、図6から明らかなように、
減速機構部分で生じる荷重変動や出力軸2に作用する相
手機械からの外部ラジアル荷重を、出力軸2を支える一
対の軸受15a、15b によって支持していたため、支
持の安定性を増大させるためには、一般に図4、図6の
Y区間を長く、且つX区間はできるだけ短くすることが
必要であった。
【0021】ところが、X区間を短くすることは困難で
あるため、必然的にY区間を長くしなければならず、結
果として減速機の軸方向長さが長くなってしまうという
問題があった。
【0022】本発明は、このような従来の問題に鑑みて
なされたものであって、剛性が高く安定性があり、且つ
部品点数を少なくして、低コスト化及び組立て工数の低
減化を図ることのできるキャリヤ体付きの内接噛合遊星
歯車構造を提供することを目的とする。
【0023】
【課題を解決するための手段】本発明は、第1軸と、該
第1軸に設けた偏心体を介してこの第1軸に対して偏心
回転可能な状態で取付けられた外歯歯車と、該外歯歯車
が内接噛合する内歯歯車と、前記外歯歯車に該外歯歯車
の自転成分のみを伝達する手段を介して連結された第2
軸と、を備え、且つ、前記自転成分を伝達する手段とし
て、前記外歯歯車に設けた内ローラ孔に対して等速度内
歯車機構を構成し得る内ピンと、該内ピンの外歯歯車自
転成分相当の回転を受ける円環状の支持リングと、前記
第2軸に形成したフランジ部から突出され、前記支持リ
ングと連結・固定されたキャリヤ体と、を有する内接噛
合遊星歯車構造において、前記キャリヤ体を前記外歯歯
車を貫通して配置すると共に、前記円環状の支持リング
及び第2軸のフランジ部の双方を一対の軸受を介してケ
ーシングに両持ち支持し、且つ、このフランジ部、キャ
リヤ体、及び支持リングの軸方向の位置決めを、フラン
ジ部、キャリア体の両端部、支持リングのうちのいずれ
か2者の一部を一対の軸受のそれぞれの内輪同士又は外
輪同士のいずれかで挾むことによって行ったことによ
り、上記課題を解決したものである。
【0024】なお、前記フランジ部、キャリヤピン、及
び支持リングの軸方向の位置決めは、キャリヤピンの両
を前記一対の軸受のそれぞれの内輪同士で挟むこと
によって行うとよい。
【0025】更に、前記内ピンの軸方向の位置決めは、
該内ピンの両端を前記一対のそれぞれの外輪同士で挟
むことによって行うとよい。
【0026】
【作用】本発明においては、キャリヤ体を外歯歯車を貫
通して配置して該外歯歯車を円環状の支持リング及び第
2軸のフランジ部で挟み込み、且つ、この支持リング及
びフランジ部の双方を一対の軸受を介してケーシングに
両持ち支持するようにしている。その結果、減速機構部
の剛性、安定性を格段に向上させることができる。
【0027】又、このフランジ部、キャリヤ体、及び支
持リングの軸方向の位置決めを行うにあたり、フランジ
部、キャリア体の両端部、支持リングのうち、いずれか
2者の一部を当該一対の軸受のそれぞれの内輪同士(又
は外輪同士)で挾むようにしたため、特別な部材を設け
ることなくこれらの軸方向の位置決めを確実に行うこと
ができる。
【0028】この場合、キャリヤ体の両端を軸受の内輪
同士によって挟むことにより位置決めするようにすると
一層良好である。これは、これら一対の軸受の内輪とキ
ャリヤ体とはその相対回転が全く無いためである。
【0029】なお、内ピンもこの一対の軸受で挾むこと
によってその軸方向の位置決めを行うようにすると一層
の部品点数の低減が可能となる。この場合、内ピンにつ
いては(もともと内輪とも外輪とも相対回転があるた
め)該一対の軸受の外輪で挟むようにすると、外歯歯車
のキャリヤ体を通す孔と内ピンを通す孔との外歯歯車円
周上の干渉を最小にできる。
【0030】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の実施例を詳細
に説明する。
【0031】図1は本発明に係る内接噛合遊星歯車構造
が適用された減速機の断面図であり、図2はそのII−II
線断面図である。
【0032】以下の説明においては、図4〜図7に示す
従来公知例の構成と同一又は類似の部分については下2
桁が同一の番号を付すものとする。
【0033】出力軸102のフランジ部114には該フ
ランジ部114とは別部材とされたキャリヤピン(キャ
リヤ体)116の一端が嵌入(圧入)されている。この
キャリヤピン116の他端には支持リング117が嵌入
(圧入)されており、この支持リング117及びキャリ
ヤピン116によってキャリヤが構成されている。
【0034】フランジ部114、キャリヤピン116、
及び支持リング117は、一対の軸受115a 、115
b によってケーシング112に両持ち保持されている。
キャリヤピン116の全長及び内ピン107の全長は、
同一に設定され、この全長と軸受115a 、115b の
軸受間距離が合致するように軸受115a 、115bが
組込まれている。即ち、キャリヤピン116及び内ピン
107の軸方向の位置決めは、この一対の軸受115a
、115b によって行われている。
【0035】具体的には、キャリヤピン116は軸受1
15a 、115b の内輪124a 、124b によって位
置決めされている。この結果、支持リング117、軸受
115a 、115b の内輪124a 、124b 、キャリ
ヤピン116、及びフランジ部114はそれぞれ相対回
転が全くなくなり剛性体としての耐久性を長期に亘って
維持できるようになる。
【0036】なお、内ピン107は、等速度内歯歯車機
構の機能上、内輪124a 、124b とも外輪125a
、125b とも相対回転が避けられないため、ここで
は主に外歯歯車105a 、105b に形成するキャリヤ
ピン孔(通し孔)120a 、120b と内ピン孔119
a 、119b との外歯歯車円周方向の干渉を避けるため
に外輪125a 、125b によって挟むようにしてい
る。この結果、図2に示されるように、キャリヤピン孔
120a 、120b と内ピン孔119a 、119bとを
外歯歯車105a 、105b の同一円周上に形成しなく
てもよくなるため、強度上有利となる。
【0037】内ピン107は、フランジ部114及び支
持リング117の内ピン保持孔126a 、126b に回
転自在に組込まれており、内ローラなしでも内ピン孔1
19とで良好な等速度内歯歯車機構が形成し得るように
してある。
【0038】その他の構成は前記従来例とほぼ同様であ
るため、前述したように同一又は類似の部分に下2桁が
同一符号を付すに止め、重複説明を省略する。
【0039】次にこの減速機の作用を説明する。
【0040】外歯歯車105a 、105b が入力軸10
1の回転と共に揺動回転し、内歯歯車110の内歯に相
当する外ピン111と外歯歯車105a 、105b との
噛合によって入力軸101の回転が外歯歯車105a 、
105b の減速された回転(自転)となるのは従来の公
知例と全く同様である。
【0041】この外歯歯車105a 、105b の回転
は、内ピン孔119a 、119b と内ピン107との隙
間によりその揺動成分が吸収され、自転成分のみが該内
ピン107を介して出力軸102のフランジ114と支
持リング117とに伝達される。支持リング117に伝
達された回転力は、キャリヤピン116を介して出力軸
102に伝達される。
【0042】出力軸102に作用する外部ラジアル荷重
は軸受115a と、キャリヤピン116、更に支持リン
グ117を介して軸受115a とで両持ちで受止めら
れ、内ピン107には外部ラジアル荷重が影響しない。
【0043】又、内ピン107は、出力軸102のフラ
ンジ部114及び支持リング117の内ピン保持孔12
6に遊嵌されているため、自由に回転することが可能で
あり、これにより内ピン孔119a 、119b と内ピン
107との噛合時に生じる滑りを(内ローラ8が存在し
なくても)良好に吸収することができる。
【0044】内ピン107は、両端自由支持されている
ことから、内ピン孔119a 、119b との噛合による
荷重を受けたときに弾性変形を生じ易く、これにより加
工、組立に伴う誤差を良好に吸収することができる。し
かも、この内ピン107が弾性変形したとしても、減速
機全体の剛性は内ピン107ではなくケーシング112
に両持ち支持れさたフランジ部114、キャリヤピン1
16、及び支持リング117によって確保されるため極
めて安定性のある運転を継続することができる。
【0045】内ピン107は、両端自由支持であるが、
軸受115a 、115b の外輪125a 、125b によ
って軸方向に位置決めされているため、抜け出ることは
ない。
【0046】一方キャリヤピン116は、出力軸102
のフランジ部114と支持リング117に密嵌されると
共に、軸受115a 、115b の内輪124a 、124
b によって位置決めされているため、やはり抜け出るこ
とはない。前述したように、内輪124a 、124b に
よって位置決めされていることから、該内輪124a、
124b 、支持リング117、キャリヤピン116、及
びフランジ部114はそれぞれ相対回転が全くなく、剛
性体としての耐久性を長期に亘って維持することができ
る。
【0047】記実施例においては、キャリヤピン11
6をフランジ部114及び支持リング117を貫通さ
せ、このキャリヤピン116の両端部を一対の軸受11
5a 、115b で挟み込むようにしていたが、本発明に
おいては、キャリヤピン116は必ずしも貫通させる必
要はなく、例えば図3に示すように、フランジ部114
Aあるいは支持リング117Aに有限深さの穴130を
形成し、この穴130の底部131に接触するまでキャ
リヤピン116Aを打ち込むと共に、位置決め自体はフ
ランジ部114A、あるいは支持リング117Aの一部
を一対の軸受115a 、115b で挟むことによって行
ってもよい。
【0048】
【発明の効果】以上説明したとおり、本発明によれば、
減速機構部が一対の軸受によって両持ち支持されるた
め、減速機の全長を短くすることができる。又、キャ
リヤピン及び内ピンの軸方向の位置決めを前記一対の軸
受によって行うようにしているため、部品点数の低減及
び組立工数の低減が実現できる。更に、内ピンが両端
自由支持で弾性変形容易であるため、加工、組立に伴う
誤差を良好に吸収できるようにもなる。又、従来必須
であった(高価な)内ローラが省略できるため、この面
でも低コスト化が実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明のに係る内接歯合遊星歯車構造
が適用された減速機の断面図である。
【図2】図2は、図1のII−II線に沿う断面図である。
【図3】図3は、本発明の他の実施例を示すキャリヤピ
ン(キャリヤ体)付近の断面図である。
【図4】図4は、従来の内接噛合遊星歯車構造が適用さ
れた基本的な減速機を示す断面図である。
【図5】図5は、図4のV −V 線に沿う断面図である。
【図6】図6は、従来の内接噛合遊星歯車構造が適用さ
れた減速機で、且つ、内ピンの他にキャリヤピンを備え
る減速機の断面図である。
【図7】図7は、図6のVII −VII 線に沿う断面図であ
る。
【符号の説明】
1、101…入力軸、 2、102…出力軸、 3a 、3b 、103a 、103b …偏心体、 5a 、5b 、105a 、105b …外歯歯車、 6a 、6b …内ローラ孔、 7、107…内ピン、 8a 、8b …内ローラ、 10、110…内歯歯車、 11、111…外ピン、 14、114、114A…出力軸のフランジ部、 15a 、15b 、115a 、115b …軸受、 16、116、116A…キャリヤピン、 17、117、117A…支持リング、 119a 、119b …内ピン孔、 124a 、124b …内輪、 125a 、125b …外輪。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−229139(JP,A) 実開 昭62−161026(JP,U) 実開 平1−96552(JP,U) 実開 平3−148(JP,U) 実開 昭56−65725(JP,U) 実開 昭56−937(JP,U) 実開 昭60−23344(JP,U) 実開 昭59−127951(JP,U) 特公 昭46−29082(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F16H 1/32

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1軸と、該第1軸に設けた偏心体を介し
    てこの第1軸に対して偏心回転可能な状態で取付けられ
    た外歯歯車と、該外歯歯車が内接噛合する内歯歯車と、
    前記外歯歯車に該外歯歯車の自転成分のみを伝達する手
    段を介して連結された第2軸と、を備え、且つ、前記自
    転成分を伝達する手段として、前記外歯歯車に設けた内
    ローラ孔に対して等速度内歯車機構を構成し得る内ピン
    と、該内ピンの外歯歯車自転成分相当の回転を受ける円
    環状の支持リングと、前記第2軸に形成したフランジ部
    から突出され、前記支持リングと連結・固定されたキャ
    リヤ体と、を有する内接噛合遊星歯車構造において、 前記キャリヤ体を前記外歯歯車を貫通して配置すると共
    に、前記円環状の支持リング及び第2軸のフランジ部の
    双方を一対の軸受を介してケーシングに両持ち支持し、
    且つ、 このフランジ部、キャリヤ体、及び支持リングの軸方向
    の位置決めを、フランジ部、キャリア体の両端部、支持
    リングのうちのいずれか2者の一部を一対の軸受のそれ
    ぞれの内輪同士又は外輪同士のいずれかで挾むことによ
    って行ったことを特徴とする内接噛合遊星歯車構造。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記フランジ部、キャ
    リヤ体、及び支持リングの軸方向の位置決めを、キャリ
    ヤ体の両端を前記一対の軸受のそれぞれの内輪同士で
    挟むことによって行ったことを特徴とする内接噛合遊星
    歯車構造。
  3. 【請求項3】請求項2において、前記内ピンの軸方向の
    位置決めを、該内ピンの両端を前記一対のそれぞれの
    外輪同士で挟むことによって行ったことを特徴とする内
    接噛合遊星歯車構造。
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