JP2001193157A - 柱梁接合部の構造 - Google Patents
柱梁接合部の構造Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は、鉄骨鉄筋コンクリート構造又は鉄
筋コンクリート構造の柱と鉄骨構造又は鉄骨鉄筋コンク
リート構造の梁で構成される建物の柱梁接合部におい
て、柱鉄骨と梁鉄骨との継手が柱内部に設けられている
と共に施工性の良い柱梁接合部の構造を提供することを
目的とする。 【解決手段】 柱鉄骨11を備えた鉄骨鉄筋コンクリー
ト柱10と梁鉄骨20,…を備えた鉄骨鉄筋コンクリー
ト梁又は鉄骨梁との柱梁接合部1において、梁鉄骨2
0,…が鉄骨鉄筋コンクリート柱10の内部で柱鉄骨1
1に接合され、梁鉄骨20の端部には、梁鉄骨20が柱
鉄骨11に接合された状態で、鉄骨鉄筋コンクリート柱
10の表面に位置するエンドプレート21が設けられ、
鉄骨鉄筋コンクリート柱10を挟んで両側に位置するエ
ンドプレート21,21の間が、PC鋼棒24,…によ
り緊結されていることを特徴とする柱梁接合部の構造。
筋コンクリート構造の柱と鉄骨構造又は鉄骨鉄筋コンク
リート構造の梁で構成される建物の柱梁接合部におい
て、柱鉄骨と梁鉄骨との継手が柱内部に設けられている
と共に施工性の良い柱梁接合部の構造を提供することを
目的とする。 【解決手段】 柱鉄骨11を備えた鉄骨鉄筋コンクリー
ト柱10と梁鉄骨20,…を備えた鉄骨鉄筋コンクリー
ト梁又は鉄骨梁との柱梁接合部1において、梁鉄骨2
0,…が鉄骨鉄筋コンクリート柱10の内部で柱鉄骨1
1に接合され、梁鉄骨20の端部には、梁鉄骨20が柱
鉄骨11に接合された状態で、鉄骨鉄筋コンクリート柱
10の表面に位置するエンドプレート21が設けられ、
鉄骨鉄筋コンクリート柱10を挟んで両側に位置するエ
ンドプレート21,21の間が、PC鋼棒24,…によ
り緊結されていることを特徴とする柱梁接合部の構造。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鉄骨鉄筋コンクリ
ート構造の柱と、鉄骨鉄筋コンクリート構造又は鉄骨構
造の梁とで構成される建物の、柱梁接合部の構造に関す
るものである。
ート構造の柱と、鉄骨鉄筋コンクリート構造又は鉄骨構
造の梁とで構成される建物の、柱梁接合部の構造に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】鉄骨鉄
筋コンクリート柱と梁鉄骨の柱梁接合部に関しては、柱
鉄骨に、梁鉄骨の柱梁接合部近傍1m程度の部分を工場
で予め溶接して製作し、この柱梁接合部から突出する梁
鉄骨の一部に、梁鉄骨本体をボルト締結することで構成
する方法が、従来よく採られている。この方法では、梁
鉄骨の継手部分に添え板を当ててボルト締結するが、こ
の添え板が梁鉄骨のフランジ上面に突出するので、梁鉄
骨上に床デッキプレートを敷き込む際に受け材が必要に
なったり、床デッキプレートに加工を施す必要がある。
また、梁鉄骨の継手位置には設備配管を通すための貫通
孔を設けることができない。さらに、柱鉄骨を工場製作
する際、予め梁鉄骨の一部を溶接しているので、柱鉄骨
ピースが大きくなり、工場から建設現場への運搬性が悪
い。
筋コンクリート柱と梁鉄骨の柱梁接合部に関しては、柱
鉄骨に、梁鉄骨の柱梁接合部近傍1m程度の部分を工場
で予め溶接して製作し、この柱梁接合部から突出する梁
鉄骨の一部に、梁鉄骨本体をボルト締結することで構成
する方法が、従来よく採られている。この方法では、梁
鉄骨の継手部分に添え板を当ててボルト締結するが、こ
の添え板が梁鉄骨のフランジ上面に突出するので、梁鉄
骨上に床デッキプレートを敷き込む際に受け材が必要に
なったり、床デッキプレートに加工を施す必要がある。
また、梁鉄骨の継手位置には設備配管を通すための貫通
孔を設けることができない。さらに、柱鉄骨を工場製作
する際、予め梁鉄骨の一部を溶接しているので、柱鉄骨
ピースが大きくなり、工場から建設現場への運搬性が悪
い。
【0003】一方で、柱鉄骨と梁鉄骨との継手を鉄骨鉄
筋コンクリート柱内部に設ける構法も各種提案されてい
るが、柱鉄骨と梁鉄骨ウェブとの接合に高力ボルトを用
いて、柱鉄骨と梁鉄骨フランジとの接合は現場溶接とし
たものなど、現場溶接を行うことが前提になっている。
一部には、T型金物を用いることで、柱鉄骨と梁鉄骨と
をボルトのみで接合し現場溶接を不要とした例も見られ
るが、鉄骨建方に高い施工精度を要求されるのが難点と
なっている。
筋コンクリート柱内部に設ける構法も各種提案されてい
るが、柱鉄骨と梁鉄骨ウェブとの接合に高力ボルトを用
いて、柱鉄骨と梁鉄骨フランジとの接合は現場溶接とし
たものなど、現場溶接を行うことが前提になっている。
一部には、T型金物を用いることで、柱鉄骨と梁鉄骨と
をボルトのみで接合し現場溶接を不要とした例も見られ
るが、鉄骨建方に高い施工精度を要求されるのが難点と
なっている。
【0004】上記事情に鑑み、本発明は、鉄骨鉄筋コン
クリート構造又は鉄筋コンクリート構造の柱と鉄骨構造
又は鉄骨鉄筋コンクリート構造の梁で構成される建物の
柱梁接合部において、柱鉄骨と梁鉄骨との継手が柱内部
に設けられていると共に、施工性が良く建物全体の工期
を短縮することのできる柱梁接合部の構造を提供するこ
とを目的とする。
クリート構造又は鉄筋コンクリート構造の柱と鉄骨構造
又は鉄骨鉄筋コンクリート構造の梁で構成される建物の
柱梁接合部において、柱鉄骨と梁鉄骨との継手が柱内部
に設けられていると共に、施工性が良く建物全体の工期
を短縮することのできる柱梁接合部の構造を提供するこ
とを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
め、請求項1記載の柱梁接合部の構造(図1参照)は、
柱鉄骨11を備えた鉄骨鉄筋コンクリート柱10と梁鉄
骨20,…を備えた鉄骨鉄筋コンクリート梁又は鉄骨梁
との柱梁接合部1において、前記梁鉄骨20,…が前記
鉄骨鉄筋コンクリート柱10の内部で前記柱鉄骨11に
接合され、前記梁鉄骨20の端部には、該梁鉄骨20が
柱鉄骨11に接合された状態で、前記鉄骨鉄筋コンクリ
ート柱10の表面に位置するエンドプレート21が設け
られ、前記鉄骨鉄筋コンクリート柱10を挟んで両側に
位置する前記エンドプレート21,21の間が、PC鋼
棒24,…により緊結されていることを特徴とする。
め、請求項1記載の柱梁接合部の構造(図1参照)は、
柱鉄骨11を備えた鉄骨鉄筋コンクリート柱10と梁鉄
骨20,…を備えた鉄骨鉄筋コンクリート梁又は鉄骨梁
との柱梁接合部1において、前記梁鉄骨20,…が前記
鉄骨鉄筋コンクリート柱10の内部で前記柱鉄骨11に
接合され、前記梁鉄骨20の端部には、該梁鉄骨20が
柱鉄骨11に接合された状態で、前記鉄骨鉄筋コンクリ
ート柱10の表面に位置するエンドプレート21が設け
られ、前記鉄骨鉄筋コンクリート柱10を挟んで両側に
位置する前記エンドプレート21,21の間が、PC鋼
棒24,…により緊結されていることを特徴とする。
【0006】この請求項1記載の柱梁接合部の構造によ
れば、前記梁鉄骨が前記鉄骨鉄筋コンクリート柱の内部
で前記柱鉄骨に接合されているので、柱鉄骨と梁鉄骨と
の接合部分が鉄骨鉄筋コンクリート柱のコンクリート内
部に収められ、梁鉄骨の継手が梁鉄骨上に現れることが
ない。従って、梁鉄骨上に床デッキプレートを敷き込む
際、梁鉄骨の継手上部の床デッキプレートに加工を施し
たり梁鉄骨と床デッキプレートとの間に受け材を設ける
必要が無いと共に、梁鉄骨の継手位置には通すことので
きない設備配管の貫通孔の設置位置の自由度が高められ
る。
れば、前記梁鉄骨が前記鉄骨鉄筋コンクリート柱の内部
で前記柱鉄骨に接合されているので、柱鉄骨と梁鉄骨と
の接合部分が鉄骨鉄筋コンクリート柱のコンクリート内
部に収められ、梁鉄骨の継手が梁鉄骨上に現れることが
ない。従って、梁鉄骨上に床デッキプレートを敷き込む
際、梁鉄骨の継手上部の床デッキプレートに加工を施し
たり梁鉄骨と床デッキプレートとの間に受け材を設ける
必要が無いと共に、梁鉄骨の継手位置には通すことので
きない設備配管の貫通孔の設置位置の自由度が高められ
る。
【0007】また、柱鉄骨と梁鉄骨の接合部分が鉄骨鉄
筋コンクリート柱の内部に収められているので、予め柱
梁接合部近傍の梁鉄骨の一部を溶接して工場製作される
柱鉄骨のように柱鉄骨ピースが大きくなることが無く、
柱鉄骨の運搬性が向上する。
筋コンクリート柱の内部に収められているので、予め柱
梁接合部近傍の梁鉄骨の一部を溶接して工場製作される
柱鉄骨のように柱鉄骨ピースが大きくなることが無く、
柱鉄骨の運搬性が向上する。
【0008】また、柱鉄骨と梁鉄骨の接合部分が鉄骨鉄
筋コンクリート柱の内部に収められているので、鉄骨鉄
筋コンクリート柱の外殻にプレキャストコンクリートを
使用して、鉄骨鉄筋コンクリート柱の型枠を削減するこ
とができる。
筋コンクリート柱の内部に収められているので、鉄骨鉄
筋コンクリート柱の外殻にプレキャストコンクリートを
使用して、鉄骨鉄筋コンクリート柱の型枠を削減するこ
とができる。
【0009】また、梁鉄骨が鉄骨鉄筋コンクリート柱の
内部で柱鉄骨に接合されているので、梁鉄骨の部材上に
継手が無く、重ね継手の添え板などが不要となること
で、鋼材量を削減することができる。
内部で柱鉄骨に接合されているので、梁鉄骨の部材上に
継手が無く、重ね継手の添え板などが不要となること
で、鋼材量を削減することができる。
【0010】また、梁鉄骨が鉄骨鉄筋コンクリート柱の
内部で柱鉄骨に接合されているので、梁鉄骨の部材上に
継手が無く、鉄骨の建方の精度を向上させることができ
る。
内部で柱鉄骨に接合されているので、梁鉄骨の部材上に
継手が無く、鉄骨の建方の精度を向上させることができ
る。
【0011】また、柱鉄骨と梁鉄骨の接合部分が鉄骨鉄
筋コンクリート柱の内部に収められているので、柱梁接
合部の美観が優れたものとなる。
筋コンクリート柱の内部に収められているので、柱梁接
合部の美観が優れたものとなる。
【0012】さらに、前記鉄骨鉄筋コンクリート柱を挟
んで両側に位置する前記エンドプレートの間が、PC鋼
棒により緊結されることで、柱梁接合部の強度及び剛性
が高められる。従って、前記梁鉄骨が前記柱鉄骨にボル
ト締結により接合される際、前記ボルトの本数を減らす
ことができる。
んで両側に位置する前記エンドプレートの間が、PC鋼
棒により緊結されることで、柱梁接合部の強度及び剛性
が高められる。従って、前記梁鉄骨が前記柱鉄骨にボル
ト締結により接合される際、前記ボルトの本数を減らす
ことができる。
【0013】請求項2記載の柱梁接合部の構造(図1参
照)は、柱鉄骨11を備えた鉄骨鉄筋コンクリート柱1
0と梁鉄骨20,…を備えた鉄骨鉄筋コンクリート梁又
は鉄骨梁との柱梁接合部1において、前記柱鉄骨11に
おける梁鉄骨20,…との接合部分には、該梁鉄骨2
0,…を前記柱鉄骨11に接合するための補強部材(ガ
セットプレート)12,…が設けられ、前記梁鉄骨2
0,…が前記補強部材12,…に前記鉄骨鉄筋コンクリ
ート柱10の内部で接合されていることを特徴とする。
照)は、柱鉄骨11を備えた鉄骨鉄筋コンクリート柱1
0と梁鉄骨20,…を備えた鉄骨鉄筋コンクリート梁又
は鉄骨梁との柱梁接合部1において、前記柱鉄骨11に
おける梁鉄骨20,…との接合部分には、該梁鉄骨2
0,…を前記柱鉄骨11に接合するための補強部材(ガ
セットプレート)12,…が設けられ、前記梁鉄骨2
0,…が前記補強部材12,…に前記鉄骨鉄筋コンクリ
ート柱10の内部で接合されていることを特徴とする。
【0014】この請求項2記載の柱梁接合部の構造によ
れば、前記柱鉄骨における梁鉄骨との接合部分には、該
梁鉄骨を前記柱鉄骨に接合するための補強部材が設けら
れており、この補強部材に前記梁鉄骨をボルト締結によ
り接合することができる。従って、梁鉄骨を柱鉄骨に接
合する際、天候に左右されやすい現場溶接作業を行う必
要が無くなり、現場溶接作業に必要な技能者を削減でき
る。
れば、前記柱鉄骨における梁鉄骨との接合部分には、該
梁鉄骨を前記柱鉄骨に接合するための補強部材が設けら
れており、この補強部材に前記梁鉄骨をボルト締結によ
り接合することができる。従って、梁鉄骨を柱鉄骨に接
合する際、天候に左右されやすい現場溶接作業を行う必
要が無くなり、現場溶接作業に必要な技能者を削減でき
る。
【0015】また、前記梁鉄骨が前記鉄骨鉄筋コンクリ
ート柱の内部で前記柱鉄骨に接合されているので、柱鉄
骨と梁鉄骨との接合部分が鉄骨鉄筋コンクリート柱のコ
ンクリート内部に収められ、梁鉄骨の継手が梁鉄骨上に
現れることがない。従って、梁鉄骨上に床デッキプレー
トを敷き込む際、梁鉄骨の継手上部の床デッキプレート
に加工を施したり梁鉄骨と床デッキプレートとの間に受
け材を設ける必要が無いと共に、梁鉄骨の継手位置には
通すことのできない設備配管の貫通孔の設置位置の自由
度が高められる。
ート柱の内部で前記柱鉄骨に接合されているので、柱鉄
骨と梁鉄骨との接合部分が鉄骨鉄筋コンクリート柱のコ
ンクリート内部に収められ、梁鉄骨の継手が梁鉄骨上に
現れることがない。従って、梁鉄骨上に床デッキプレー
トを敷き込む際、梁鉄骨の継手上部の床デッキプレート
に加工を施したり梁鉄骨と床デッキプレートとの間に受
け材を設ける必要が無いと共に、梁鉄骨の継手位置には
通すことのできない設備配管の貫通孔の設置位置の自由
度が高められる。
【0016】また、前記柱鉄骨における梁鉄骨との接合
部分には、該梁鉄骨を前記柱鉄骨に接合するための補強
部材が設けられており、該補強部材に前記梁鉄骨が接合
されているので、この接合部分が、柱鉄骨の間に梁鉄骨
を建て込む際に手離れの良い仕口となり、施工性を改善
することができる。
部分には、該梁鉄骨を前記柱鉄骨に接合するための補強
部材が設けられており、該補強部材に前記梁鉄骨が接合
されているので、この接合部分が、柱鉄骨の間に梁鉄骨
を建て込む際に手離れの良い仕口となり、施工性を改善
することができる。
【0017】また、柱鉄骨と梁鉄骨の接合部分が鉄骨鉄
筋コンクリート柱の内部に収められているので、予め柱
梁接合部近傍の梁鉄骨の一部を溶接して工場製作される
柱鉄骨のように柱鉄骨ピースが大きくなることが無く、
柱鉄骨の運搬性が向上する。
筋コンクリート柱の内部に収められているので、予め柱
梁接合部近傍の梁鉄骨の一部を溶接して工場製作される
柱鉄骨のように柱鉄骨ピースが大きくなることが無く、
柱鉄骨の運搬性が向上する。
【0018】また、柱鉄骨と梁鉄骨の接合部分が鉄骨鉄
筋コンクリート柱の内部に収められているので、鉄骨鉄
筋コンクリート柱の外殻にプレキャストコンクリートを
使用して、鉄骨鉄筋コンクリート柱の型枠を削減するこ
とができる。
筋コンクリート柱の内部に収められているので、鉄骨鉄
筋コンクリート柱の外殻にプレキャストコンクリートを
使用して、鉄骨鉄筋コンクリート柱の型枠を削減するこ
とができる。
【0019】また、梁鉄骨が鉄骨鉄筋コンクリート柱の
内部で柱鉄骨に接合されているので、梁鉄骨の部材上に
継手が無く、重ね継手の添え板などが不要となること
で、鋼材量を削減することができる。
内部で柱鉄骨に接合されているので、梁鉄骨の部材上に
継手が無く、重ね継手の添え板などが不要となること
で、鋼材量を削減することができる。
【0020】また、梁鉄骨が鉄骨鉄筋コンクリート柱の
内部で柱鉄骨に接合されているので、梁鉄骨の部材上に
継手が無く、鉄骨の建方の精度を向上させることができ
る。
内部で柱鉄骨に接合されているので、梁鉄骨の部材上に
継手が無く、鉄骨の建方の精度を向上させることができ
る。
【0021】さらに、柱鉄骨と梁鉄骨の接合部分が鉄骨
鉄筋コンクリート柱の内部に収められているので、柱梁
接合部の美観が優れたものとなる。
鉄筋コンクリート柱の内部に収められているので、柱梁
接合部の美観が優れたものとなる。
【0022】請求項3記載の柱梁接合部の構造(図1参
照)は、請求項2において、前記梁鉄骨20の端部に
は、該梁鉄骨20が柱鉄骨11に接合された状態で、前
記鉄骨鉄筋コンクリート柱10の表面に位置するエンド
プレート21が設けられ、前記鉄骨鉄筋コンクリート柱
10を挟んで両側に位置する前記エンドプレート21,
21の間が、PC鋼棒24,…により緊結されているこ
とを特徴とする。
照)は、請求項2において、前記梁鉄骨20の端部に
は、該梁鉄骨20が柱鉄骨11に接合された状態で、前
記鉄骨鉄筋コンクリート柱10の表面に位置するエンド
プレート21が設けられ、前記鉄骨鉄筋コンクリート柱
10を挟んで両側に位置する前記エンドプレート21,
21の間が、PC鋼棒24,…により緊結されているこ
とを特徴とする。
【0023】この請求項3記載の柱梁接合部の構造によ
れば、請求項2と同様の効果が得られると共に、前記鉄
骨鉄筋コンクリート柱を挟んで両側に位置する前記エン
ドプレートの間が、PC鋼棒により緊結されることで、
柱梁接合部の強度及び剛性が高められる。従って、前記
補強部材に前記梁鉄骨をボルト締結することで前記柱鉄
骨と梁鉄骨とが接合される際、前記ボルトの本数を減ら
すことができる。
れば、請求項2と同様の効果が得られると共に、前記鉄
骨鉄筋コンクリート柱を挟んで両側に位置する前記エン
ドプレートの間が、PC鋼棒により緊結されることで、
柱梁接合部の強度及び剛性が高められる。従って、前記
補強部材に前記梁鉄骨をボルト締結することで前記柱鉄
骨と梁鉄骨とが接合される際、前記ボルトの本数を減ら
すことができる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の柱梁接合部の構
造の実施の形態を図面に基づいて説明する。
造の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0025】(実施形態例1)図1は、本発明の柱梁接
合部の構造の実施の形態の一例を示す、横断面図であっ
て、図2は同、側面図である。
合部の構造の実施の形態の一例を示す、横断面図であっ
て、図2は同、側面図である。
【0026】本実施の形態の柱梁接合部の構造は、柱鉄
骨11を備えた鉄骨鉄筋コンクリート柱10と梁鉄骨2
0,…から成る鉄骨梁との柱梁接合部1において、前記
柱鉄骨11における梁鉄骨20,…との接合部分には、
該梁鉄骨20,…を前記柱鉄骨11に接合するためのガ
セットプレート12,…が設けられ、前記梁鉄骨20,
…が前記ガセットプレート12,…に前記鉄骨鉄筋コン
クリート柱10の内部で接合されていると共に、前記梁
鉄骨20の端部には、該梁鉄骨20が柱鉄骨11に接合
された状態で、前記鉄骨鉄筋コンクリート柱10の表面
に位置するエンドプレート21が設けられ、前記鉄骨鉄
筋コンクリート柱10を挟んで両側に位置する前記エン
ドプレート21,21の間が、PC鋼棒24,…により
緊結されて、概略構成されている。
骨11を備えた鉄骨鉄筋コンクリート柱10と梁鉄骨2
0,…から成る鉄骨梁との柱梁接合部1において、前記
柱鉄骨11における梁鉄骨20,…との接合部分には、
該梁鉄骨20,…を前記柱鉄骨11に接合するためのガ
セットプレート12,…が設けられ、前記梁鉄骨20,
…が前記ガセットプレート12,…に前記鉄骨鉄筋コン
クリート柱10の内部で接合されていると共に、前記梁
鉄骨20の端部には、該梁鉄骨20が柱鉄骨11に接合
された状態で、前記鉄骨鉄筋コンクリート柱10の表面
に位置するエンドプレート21が設けられ、前記鉄骨鉄
筋コンクリート柱10を挟んで両側に位置する前記エン
ドプレート21,21の間が、PC鋼棒24,…により
緊結されて、概略構成されている。
【0027】前記柱鉄骨11はH型鋼から構成されてお
り、このフランジ面に対して垂直に、前記ガセットプレ
ート12a,12aが溶接されている。また、柱鉄骨1
1のウェブを貫通するようにしてガセットプレート12
bが設けられ、このガセットプレート12bが柱鉄骨1
1のウェブに溶接されている。
り、このフランジ面に対して垂直に、前記ガセットプレ
ート12a,12aが溶接されている。また、柱鉄骨1
1のウェブを貫通するようにしてガセットプレート12
bが設けられ、このガセットプレート12bが柱鉄骨1
1のウェブに溶接されている。
【0028】前記各梁鉄骨20はH型鋼から構成されて
おり、その端部にはエンドプレート21が鉛直向きに溶
接され、さらにこのエンドプレート21に対して垂直に
2枚のスプライスプレート22,22が溶接されてい
る。前記エンドプレート21とスプライスプレート2
2,22との間には、応力の伝達を円滑にするため、水
平に配された三角スチフナ23,…が溶接されている。
おり、その端部にはエンドプレート21が鉛直向きに溶
接され、さらにこのエンドプレート21に対して垂直に
2枚のスプライスプレート22,22が溶接されてい
る。前記エンドプレート21とスプライスプレート2
2,22との間には、応力の伝達を円滑にするため、水
平に配された三角スチフナ23,…が溶接されている。
【0029】そして、前記スプライスプレート22,2
2の間に、柱鉄骨11に溶接された前記ガセットプレー
ト12a(12b)を挟み込むように挿入し、ガセット
プレート12a(12b)とスプライスプレート22,
22とをボルト30,…により締結されることで、柱鉄
骨11の周囲4方に梁鉄骨20,…が接合されている。
2の間に、柱鉄骨11に溶接された前記ガセットプレー
ト12a(12b)を挟み込むように挿入し、ガセット
プレート12a(12b)とスプライスプレート22,
22とをボルト30,…により締結されることで、柱鉄
骨11の周囲4方に梁鉄骨20,…が接合されている。
【0030】また、前記柱鉄骨11を挟んで両側に位置
する梁鉄骨20,20のエンドプレート21,21の間
にPC鋼棒24,…が通され、これらエンドプレート2
1,21が緊結されている。
する梁鉄骨20,20のエンドプレート21,21の間
にPC鋼棒24,…が通され、これらエンドプレート2
1,21が緊結されている。
【0031】また、鉄骨鉄筋コンクリート柱10の柱梁
接合部1部分には、帯筋が設けられておらず、せん断補
強筋32,32,…が、前記柱梁接合部1内の鉛直面内
に、略X型に交差された状態で配されていると共に、略
U字型に曲げ加工された差し筋33,33,…が、該差
し筋33,33,…の両端を鉄骨鉄筋コンクリート柱1
0内側へ向けると共に前記差し筋33,33,…の屈曲
部で前記鉄骨鉄筋コンクリート柱10の主筋31,3
1,…を鉄骨鉄筋コンクリート柱10外側から覆うよう
に、水平に配されている。
接合部1部分には、帯筋が設けられておらず、せん断補
強筋32,32,…が、前記柱梁接合部1内の鉛直面内
に、略X型に交差された状態で配されていると共に、略
U字型に曲げ加工された差し筋33,33,…が、該差
し筋33,33,…の両端を鉄骨鉄筋コンクリート柱1
0内側へ向けると共に前記差し筋33,33,…の屈曲
部で前記鉄骨鉄筋コンクリート柱10の主筋31,3
1,…を鉄骨鉄筋コンクリート柱10外側から覆うよう
に、水平に配されている。
【0032】ここで、前記各ガセットプレート12a
(12b)及びスプライスプレート22にはそれぞれ貫
通孔12h,22hが設けられている。各貫通孔12
h,22hには、互いにX型に交差された1組の前記せ
ん断補強筋32,32が挿通されている。この貫通孔1
2h,22h近傍において、前記せん断補強筋32,3
2が互いに交差するように、せん断補強筋32,32が
配されている。なお、図2においては、上記主筋31,
…、せん断補強筋32,…、差し筋33,…の図示を省
略している。
(12b)及びスプライスプレート22にはそれぞれ貫
通孔12h,22hが設けられている。各貫通孔12
h,22hには、互いにX型に交差された1組の前記せ
ん断補強筋32,32が挿通されている。この貫通孔1
2h,22h近傍において、前記せん断補強筋32,3
2が互いに交差するように、せん断補強筋32,32が
配されている。なお、図2においては、上記主筋31,
…、せん断補強筋32,…、差し筋33,…の図示を省
略している。
【0033】そして、上記柱鉄骨11を取り巻くよう
に、鉄骨鉄筋コンクリート柱10の外縁部に、断面がL
字状のプレキャストコンクリート部材13a,…が配さ
れ、このプレキャストコンクリート部材13a,…を型
枠として鉄骨鉄筋コンクリート柱10の内部にコンクリ
ート13が充填されている。そして、前記エンドプレー
ト21,21の面上において、PC鋼棒24,…の両端
に螺合されたボルト24a,…を更に締め付けること
で、本実施の形態の柱梁接合部1の構造が構成されてい
る。
に、鉄骨鉄筋コンクリート柱10の外縁部に、断面がL
字状のプレキャストコンクリート部材13a,…が配さ
れ、このプレキャストコンクリート部材13a,…を型
枠として鉄骨鉄筋コンクリート柱10の内部にコンクリ
ート13が充填されている。そして、前記エンドプレー
ト21,21の面上において、PC鋼棒24,…の両端
に螺合されたボルト24a,…を更に締め付けること
で、本実施の形態の柱梁接合部1の構造が構成されてい
る。
【0034】以上、本実施の形態の柱梁接合部1の構造
によれば、前記柱鉄骨11における梁鉄骨20,…との
接合部分には、該梁鉄骨20,…を前記柱鉄骨11に接
合するためのガセットプレート12,…が設けられてお
り、このガセットプレート12,…に前記梁鉄骨20,
…をボルト締結により接合することができる。従って、
梁鉄骨20,…を柱鉄骨11に接合する際、天候に左右
されやすい現場溶接作業を行う必要が無くなり、現場溶
接作業に必要な技能者を削減できる。
によれば、前記柱鉄骨11における梁鉄骨20,…との
接合部分には、該梁鉄骨20,…を前記柱鉄骨11に接
合するためのガセットプレート12,…が設けられてお
り、このガセットプレート12,…に前記梁鉄骨20,
…をボルト締結により接合することができる。従って、
梁鉄骨20,…を柱鉄骨11に接合する際、天候に左右
されやすい現場溶接作業を行う必要が無くなり、現場溶
接作業に必要な技能者を削減できる。
【0035】また、前記梁鉄骨20,…が前記鉄骨鉄筋
コンクリート柱10の内部で前記柱鉄骨11に接合され
ているので、柱鉄骨11と梁鉄骨20,…との接合部分
が鉄骨鉄筋コンクリート柱10のコンクリート13内部
に収められ、梁鉄骨の継手が梁鉄骨20,…上に現れる
ことがない。従って、梁鉄骨20,…上に床デッキプレ
ートを敷き込む際、梁鉄骨の継手上部の床デッキプレー
トに加工を施したり梁鉄骨と床デッキプレートとの間に
受け材を設ける必要が無いと共に、梁鉄骨の継手位置に
は通すことのできない設備配管の貫通孔の設置位置の自
由度が高められる。
コンクリート柱10の内部で前記柱鉄骨11に接合され
ているので、柱鉄骨11と梁鉄骨20,…との接合部分
が鉄骨鉄筋コンクリート柱10のコンクリート13内部
に収められ、梁鉄骨の継手が梁鉄骨20,…上に現れる
ことがない。従って、梁鉄骨20,…上に床デッキプレ
ートを敷き込む際、梁鉄骨の継手上部の床デッキプレー
トに加工を施したり梁鉄骨と床デッキプレートとの間に
受け材を設ける必要が無いと共に、梁鉄骨の継手位置に
は通すことのできない設備配管の貫通孔の設置位置の自
由度が高められる。
【0036】また、前記柱鉄骨11における梁鉄骨2
0,…との接合部分には、該梁鉄骨20,…を前記柱鉄
骨11に接合するためのガセットプレート12,…が設
けられており、該ガセットプレート12,…に前記梁鉄
骨20,…が接合されているので、この接合部分が、柱
鉄骨の間に梁鉄骨を建て込む際に手離れの良い仕口とな
り、施工性を改善することができる。
0,…との接合部分には、該梁鉄骨20,…を前記柱鉄
骨11に接合するためのガセットプレート12,…が設
けられており、該ガセットプレート12,…に前記梁鉄
骨20,…が接合されているので、この接合部分が、柱
鉄骨の間に梁鉄骨を建て込む際に手離れの良い仕口とな
り、施工性を改善することができる。
【0037】また、柱鉄骨11と梁鉄骨20,…の接合
部分が鉄骨鉄筋コンクリート柱10の内部に収められて
いるので、予め柱梁接合部近傍の梁鉄骨の一部を溶接し
て工場製作される柱鉄骨のように柱鉄骨ピースが大きく
なることが無く、柱鉄骨の運搬性が向上する。
部分が鉄骨鉄筋コンクリート柱10の内部に収められて
いるので、予め柱梁接合部近傍の梁鉄骨の一部を溶接し
て工場製作される柱鉄骨のように柱鉄骨ピースが大きく
なることが無く、柱鉄骨の運搬性が向上する。
【0038】また、柱鉄骨11と梁鉄骨20,…の接合
部分が鉄骨鉄筋コンクリート柱10の内部に収められて
いるので、鉄骨鉄筋コンクリート柱10の外殻にプレキ
ャストコンクリート13a,…を使用して、鉄骨鉄筋コ
ンクリート柱10の型枠を削減することができる。
部分が鉄骨鉄筋コンクリート柱10の内部に収められて
いるので、鉄骨鉄筋コンクリート柱10の外殻にプレキ
ャストコンクリート13a,…を使用して、鉄骨鉄筋コ
ンクリート柱10の型枠を削減することができる。
【0039】また、梁鉄骨20,…が鉄骨鉄筋コンクリ
ート柱10の内部で柱鉄骨11に接合されているので、
梁鉄骨20,…の部材上に継手が無く、重ね継手の添え
板などが不要となることで、鋼材量を削減することがで
きる。
ート柱10の内部で柱鉄骨11に接合されているので、
梁鉄骨20,…の部材上に継手が無く、重ね継手の添え
板などが不要となることで、鋼材量を削減することがで
きる。
【0040】また、梁鉄骨20,…が鉄骨鉄筋コンクリ
ート柱10の内部で柱鉄骨11に接合されているので、
梁鉄骨20,…の部材上に継手が無く、鉄骨の建方の精
度を向上させることができる。
ート柱10の内部で柱鉄骨11に接合されているので、
梁鉄骨20,…の部材上に継手が無く、鉄骨の建方の精
度を向上させることができる。
【0041】また、柱鉄骨11と梁鉄骨20,…の接合
部分が鉄骨鉄筋コンクリート柱10の内部に収められて
いるので、柱梁接合部1の美観が優れたものとなる。
部分が鉄骨鉄筋コンクリート柱10の内部に収められて
いるので、柱梁接合部1の美観が優れたものとなる。
【0042】さらに、前記鉄骨鉄筋コンクリート柱10
を挟んで両側に位置する前記エンドプレート21,21
の間が、PC鋼棒24,…により緊結されることで、柱
梁接合部1の強度及び剛性が高められる。従って、前記
ガセットプレート12,…に前記梁鉄骨20,…をボル
ト締結することで前記柱鉄骨11と梁鉄骨20,…とが
接合される際、前記ボルト30,…の本数を減らすこと
ができる。
を挟んで両側に位置する前記エンドプレート21,21
の間が、PC鋼棒24,…により緊結されることで、柱
梁接合部1の強度及び剛性が高められる。従って、前記
ガセットプレート12,…に前記梁鉄骨20,…をボル
ト締結することで前記柱鉄骨11と梁鉄骨20,…とが
接合される際、前記ボルト30,…の本数を減らすこと
ができる。
【0043】(実施形態例2)図3は、本発明の柱梁接
合部の構造の実施の形態の他の一例を示す、横断面図で
あって、図4は同、側面図である。
合部の構造の実施の形態の他の一例を示す、横断面図で
あって、図4は同、側面図である。
【0044】本実施の形態の柱梁接合部の構造は、柱鉄
骨111を備えた鉄骨鉄筋コンクリート柱110と梁鉄
骨120,…から成る鉄骨梁との柱梁接合部101にお
いて、前記柱鉄骨111における梁鉄骨120,…との
接合部分には、該梁鉄骨120,…を前記柱鉄骨111
に接合するためのガセットプレート112,…が設けら
れ、前記梁鉄骨120,…が前記ガセットプレート11
2,…に前記鉄骨鉄筋コンクリート柱110の内部で接
合されて、概略構成されている。
骨111を備えた鉄骨鉄筋コンクリート柱110と梁鉄
骨120,…から成る鉄骨梁との柱梁接合部101にお
いて、前記柱鉄骨111における梁鉄骨120,…との
接合部分には、該梁鉄骨120,…を前記柱鉄骨111
に接合するためのガセットプレート112,…が設けら
れ、前記梁鉄骨120,…が前記ガセットプレート11
2,…に前記鉄骨鉄筋コンクリート柱110の内部で接
合されて、概略構成されている。
【0045】前記柱鉄骨111はH型鋼から構成されて
おり、このフランジ面に対して垂直に、前記ガセットプ
レート112a,112aが溶接されている。また、柱
鉄骨111のウェブを貫通するようにしてガセットプレ
ート112bが設けられ、このガセットプレート112
bが柱鉄骨111のウェブに溶接されている。
おり、このフランジ面に対して垂直に、前記ガセットプ
レート112a,112aが溶接されている。また、柱
鉄骨111のウェブを貫通するようにしてガセットプレ
ート112bが設けられ、このガセットプレート112
bが柱鉄骨111のウェブに溶接されている。
【0046】前記各梁鉄骨120はH型鋼から構成され
ており、その端部にはエンドプレート121が鉛直向き
に溶接され、さらにこのエンドプレート121に対して
垂直に2枚のスプライスプレート122,122が溶接
されている。前記エンドプレート121とスプライスプ
レート122,122との間には、応力の伝達を円滑に
するため、水平に配された三角スチフナ123,…が溶
接されている。
ており、その端部にはエンドプレート121が鉛直向き
に溶接され、さらにこのエンドプレート121に対して
垂直に2枚のスプライスプレート122,122が溶接
されている。前記エンドプレート121とスプライスプ
レート122,122との間には、応力の伝達を円滑に
するため、水平に配された三角スチフナ123,…が溶
接されている。
【0047】そして、前記スプライスプレート122,
122の間に、柱鉄骨111に溶接された前記ガセット
プレート112a(112b)を挟み込むように挿入
し、ガセットプレート112a(112b)とスプライ
スプレート122,122とをボルト130,…により
締結されることで、柱鉄骨111の周囲4方に梁鉄骨1
20,…が接合されている。
122の間に、柱鉄骨111に溶接された前記ガセット
プレート112a(112b)を挟み込むように挿入
し、ガセットプレート112a(112b)とスプライ
スプレート122,122とをボルト130,…により
締結されることで、柱鉄骨111の周囲4方に梁鉄骨1
20,…が接合されている。
【0048】また、鉄骨鉄筋コンクリート柱110の柱
梁接合部101部分には、帯筋が設けられておらず、せ
ん断補強筋132,132,…が、前記柱梁接合部10
1内の鉄骨鉄筋コンクリート柱110の各外面に沿って
水平に配されていると共に、略U字型に曲げ加工された
差し筋133,133,…が、該差し筋133,13
3,…の両端を鉄骨鉄筋コンクリート柱110内側へ向
けると共に前記差し筋133,133,…の屈曲部で前
記鉄骨鉄筋コンクリート柱110の主筋131,13
1,…を鉄骨鉄筋コンクリート柱110外側から覆うよ
うに、水平に配されている。
梁接合部101部分には、帯筋が設けられておらず、せ
ん断補強筋132,132,…が、前記柱梁接合部10
1内の鉄骨鉄筋コンクリート柱110の各外面に沿って
水平に配されていると共に、略U字型に曲げ加工された
差し筋133,133,…が、該差し筋133,13
3,…の両端を鉄骨鉄筋コンクリート柱110内側へ向
けると共に前記差し筋133,133,…の屈曲部で前
記鉄骨鉄筋コンクリート柱110の主筋131,13
1,…を鉄骨鉄筋コンクリート柱110外側から覆うよ
うに、水平に配されている。
【0049】ここで、前記各梁鉄骨120のウェブには
それぞれ貫通孔120h,…が設けられている。各貫通
孔120hには、前記せん断補強筋132が挿通されて
いる。なお、図4においては、上記主筋131,…、せ
ん断補強筋132,…、差し筋133,…の図示を省略
している。
それぞれ貫通孔120h,…が設けられている。各貫通
孔120hには、前記せん断補強筋132が挿通されて
いる。なお、図4においては、上記主筋131,…、せ
ん断補強筋132,…、差し筋133,…の図示を省略
している。
【0050】そして、鉄骨鉄筋コンクリート柱110の
内部にコンクリート113が充填されて、本実施の形態
の柱梁接合部101の構造が構成されている。
内部にコンクリート113が充填されて、本実施の形態
の柱梁接合部101の構造が構成されている。
【0051】以上、本実施の形態の柱梁接合部101の
構造によれば、前記柱鉄骨111における梁鉄骨12
0,…との接合部分には、該梁鉄骨120,…を前記柱
鉄骨111に接合するためのガセットプレート112,
…が設けられており、このガセットプレート112,…
に前記梁鉄骨120,…をボルト締結により接合するこ
とができる。従って、梁鉄骨120,…を柱鉄骨111
に接合する際、天候に左右されやすい現場溶接作業を行
う必要が無くなり、現場溶接作業に必要な技能者を削減
できる。
構造によれば、前記柱鉄骨111における梁鉄骨12
0,…との接合部分には、該梁鉄骨120,…を前記柱
鉄骨111に接合するためのガセットプレート112,
…が設けられており、このガセットプレート112,…
に前記梁鉄骨120,…をボルト締結により接合するこ
とができる。従って、梁鉄骨120,…を柱鉄骨111
に接合する際、天候に左右されやすい現場溶接作業を行
う必要が無くなり、現場溶接作業に必要な技能者を削減
できる。
【0052】また、前記梁鉄骨120,…が前記鉄骨鉄
筋コンクリート柱110の内部で前記柱鉄骨111に接
合されているので、柱鉄骨111と梁鉄骨120,…と
の接合部分が鉄骨鉄筋コンクリート柱110のコンクリ
ート113内部に収められ、梁鉄骨の継手が梁鉄骨12
0,…上に現れることがない。従って、梁鉄骨120,
…上に床デッキプレートを敷き込む際、梁鉄骨の継手上
部の床デッキプレートに加工を施したり梁鉄骨と床デッ
キプレートとの間に受け材を設ける必要が無いと共に、
梁鉄骨の継手位置には通すことのできない設備配管の貫
通孔の設置位置の自由度が高められる。
筋コンクリート柱110の内部で前記柱鉄骨111に接
合されているので、柱鉄骨111と梁鉄骨120,…と
の接合部分が鉄骨鉄筋コンクリート柱110のコンクリ
ート113内部に収められ、梁鉄骨の継手が梁鉄骨12
0,…上に現れることがない。従って、梁鉄骨120,
…上に床デッキプレートを敷き込む際、梁鉄骨の継手上
部の床デッキプレートに加工を施したり梁鉄骨と床デッ
キプレートとの間に受け材を設ける必要が無いと共に、
梁鉄骨の継手位置には通すことのできない設備配管の貫
通孔の設置位置の自由度が高められる。
【0053】また、前記柱鉄骨111における梁鉄骨1
20,…との接合部分には、該梁鉄骨120,…を前記
柱鉄骨111に接合するためのガセットプレート11
2,…が設けられており、該ガセットプレート112,
…に前記梁鉄骨120,…が接合されているので、この
接合部分が、柱鉄骨の間に梁鉄骨を建て込む際に手離れ
の良い仕口となり、施工性を改善することができる。
20,…との接合部分には、該梁鉄骨120,…を前記
柱鉄骨111に接合するためのガセットプレート11
2,…が設けられており、該ガセットプレート112,
…に前記梁鉄骨120,…が接合されているので、この
接合部分が、柱鉄骨の間に梁鉄骨を建て込む際に手離れ
の良い仕口となり、施工性を改善することができる。
【0054】また、柱鉄骨111と梁鉄骨120,…の
接合部分が鉄骨鉄筋コンクリート柱110の内部に収め
られているので、予め柱梁接合部近傍の梁鉄骨の一部を
溶接して工場製作される柱鉄骨のように柱鉄骨ピースが
大きくなることが無く、柱鉄骨の運搬性が向上する。
接合部分が鉄骨鉄筋コンクリート柱110の内部に収め
られているので、予め柱梁接合部近傍の梁鉄骨の一部を
溶接して工場製作される柱鉄骨のように柱鉄骨ピースが
大きくなることが無く、柱鉄骨の運搬性が向上する。
【0055】また、梁鉄骨120,…が鉄骨鉄筋コンク
リート柱110の内部で柱鉄骨111に接合されている
ので、梁鉄骨120,…の部材上に継手が無く、重ね継
手の添え板などが不要となることで、鋼材量を削減する
ことができる。
リート柱110の内部で柱鉄骨111に接合されている
ので、梁鉄骨120,…の部材上に継手が無く、重ね継
手の添え板などが不要となることで、鋼材量を削減する
ことができる。
【0056】また、梁鉄骨120,…が鉄骨鉄筋コンク
リート柱110の内部で柱鉄骨111に接合されている
ので、梁鉄骨120,…の部材上に継手が無く、鉄骨の
建方の精度を向上させることができる。
リート柱110の内部で柱鉄骨111に接合されている
ので、梁鉄骨120,…の部材上に継手が無く、鉄骨の
建方の精度を向上させることができる。
【0057】さらに、柱鉄骨111と梁鉄骨120,…
の接合部分が鉄骨鉄筋コンクリート柱110の内部に収
められているので、柱梁接合部101の美観が優れたも
のとなる。
の接合部分が鉄骨鉄筋コンクリート柱110の内部に収
められているので、柱梁接合部101の美観が優れたも
のとなる。
【0058】なお、本発明の柱梁接合部の構造は、上記
各実施の形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸
脱しない範囲において、種々の改良並びに設計の変更を
行っても良い。例えば、上記各実施の形態では、鉄骨鉄
筋コンクリート柱1(101)の周囲に接合される複数
の梁鉄骨20,…(120,…)の梁成を全て同一寸法
としたが、互いに異なる寸法であっても良い。また、上
記各実施の形態では、柱梁接合部1,101内に帯筋を
設けず、それに代えてせん断補強筋32,…,132,
…及び差し筋33,…,133,…を設けたが、柱梁接
合部1,101内に、通常用いられている溶接閉鎖型の
帯筋を用いても良い。しかし、上記各実施の形態のよう
にせん断補強筋32,…,132,…及び差し筋33,
…,133,…を用いれば、柱梁接合部の施工におい
て、鉄骨工事だけでなく配筋工事を含めて現場溶接作業
を完全に省略することができるので、施工性が非常に良
いものとなり、本発明の効果を高めることができる。そ
の他、具体的な細部構造等についても適宜に変更可能で
あることは勿論である。
各実施の形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸
脱しない範囲において、種々の改良並びに設計の変更を
行っても良い。例えば、上記各実施の形態では、鉄骨鉄
筋コンクリート柱1(101)の周囲に接合される複数
の梁鉄骨20,…(120,…)の梁成を全て同一寸法
としたが、互いに異なる寸法であっても良い。また、上
記各実施の形態では、柱梁接合部1,101内に帯筋を
設けず、それに代えてせん断補強筋32,…,132,
…及び差し筋33,…,133,…を設けたが、柱梁接
合部1,101内に、通常用いられている溶接閉鎖型の
帯筋を用いても良い。しかし、上記各実施の形態のよう
にせん断補強筋32,…,132,…及び差し筋33,
…,133,…を用いれば、柱梁接合部の施工におい
て、鉄骨工事だけでなく配筋工事を含めて現場溶接作業
を完全に省略することができるので、施工性が非常に良
いものとなり、本発明の効果を高めることができる。そ
の他、具体的な細部構造等についても適宜に変更可能で
あることは勿論である。
【0059】
【発明の効果】請求項1記載の柱梁接合部の構造によれ
ば、前記梁鉄骨が前記鉄骨鉄筋コンクリート柱の内部で
前記柱鉄骨に接合されているので、柱鉄骨と梁鉄骨との
接合部分が鉄骨鉄筋コンクリート柱のコンクリート内部
に収められ、梁鉄骨の継手が梁鉄骨上に現れることがな
い。従って、梁鉄骨上に床デッキプレートを敷き込む
際、梁鉄骨の継手上部の床デッキプレートに加工を施し
たり梁鉄骨と床デッキプレートとの間に受け材を設ける
必要が無いと共に、梁鉄骨の継手位置には通すことので
きない設備配管の貫通孔の設置位置の自由度が高められ
る。
ば、前記梁鉄骨が前記鉄骨鉄筋コンクリート柱の内部で
前記柱鉄骨に接合されているので、柱鉄骨と梁鉄骨との
接合部分が鉄骨鉄筋コンクリート柱のコンクリート内部
に収められ、梁鉄骨の継手が梁鉄骨上に現れることがな
い。従って、梁鉄骨上に床デッキプレートを敷き込む
際、梁鉄骨の継手上部の床デッキプレートに加工を施し
たり梁鉄骨と床デッキプレートとの間に受け材を設ける
必要が無いと共に、梁鉄骨の継手位置には通すことので
きない設備配管の貫通孔の設置位置の自由度が高められ
る。
【0060】また、柱鉄骨と梁鉄骨の接合部分が鉄骨鉄
筋コンクリート柱の内部に収められているので、予め柱
梁接合部近傍の梁鉄骨の一部を溶接して工場製作される
柱鉄骨のように柱鉄骨ピースが大きくなることが無く、
柱鉄骨の運搬性が向上すると共に、柱鉄骨と梁鉄骨の接
合部分が鉄骨鉄筋コンクリート柱の内部に収められてい
るので、鉄骨鉄筋コンクリート柱の外殻にプレキャスト
コンクリートを使用して、鉄骨鉄筋コンクリート柱の型
枠を削減することができ、また、柱梁接合部の美観が優
れたものとなる。
筋コンクリート柱の内部に収められているので、予め柱
梁接合部近傍の梁鉄骨の一部を溶接して工場製作される
柱鉄骨のように柱鉄骨ピースが大きくなることが無く、
柱鉄骨の運搬性が向上すると共に、柱鉄骨と梁鉄骨の接
合部分が鉄骨鉄筋コンクリート柱の内部に収められてい
るので、鉄骨鉄筋コンクリート柱の外殻にプレキャスト
コンクリートを使用して、鉄骨鉄筋コンクリート柱の型
枠を削減することができ、また、柱梁接合部の美観が優
れたものとなる。
【0061】また、梁鉄骨が鉄骨鉄筋コンクリート柱の
内部で柱鉄骨に接合されているので、梁鉄骨の部材上に
継手が無く、重ね継手の添え板などが不要となること
で、鋼材量を削減することができると共に、梁鉄骨の部
材上に継手が無く、鉄骨の建方の精度を向上させること
ができる。
内部で柱鉄骨に接合されているので、梁鉄骨の部材上に
継手が無く、重ね継手の添え板などが不要となること
で、鋼材量を削減することができると共に、梁鉄骨の部
材上に継手が無く、鉄骨の建方の精度を向上させること
ができる。
【0062】さらに、前記鉄骨鉄筋コンクリート柱を挟
んで両側に位置する前記エンドプレートの間が、PC鋼
棒により緊結されることで、柱梁接合部の強度及び剛性
が高められる。従って、前記梁鉄骨が前記柱鉄骨にボル
ト締結により接合される際、前記ボルトの本数を減らす
ことができる。
んで両側に位置する前記エンドプレートの間が、PC鋼
棒により緊結されることで、柱梁接合部の強度及び剛性
が高められる。従って、前記梁鉄骨が前記柱鉄骨にボル
ト締結により接合される際、前記ボルトの本数を減らす
ことができる。
【0063】請求項2記載の柱梁接合部の構造によれ
ば、前記柱鉄骨における梁鉄骨との接合部分には、該梁
鉄骨を前記柱鉄骨に接合するための補強部材が設けられ
ており、この補強部材に前記梁鉄骨をボルト締結により
接合することができる。従って、梁鉄骨を柱鉄骨に接合
する際、天候に左右されやすい現場溶接作業を行う必要
が無くなり、現場溶接作業に必要な技能者を削減でき
る。
ば、前記柱鉄骨における梁鉄骨との接合部分には、該梁
鉄骨を前記柱鉄骨に接合するための補強部材が設けられ
ており、この補強部材に前記梁鉄骨をボルト締結により
接合することができる。従って、梁鉄骨を柱鉄骨に接合
する際、天候に左右されやすい現場溶接作業を行う必要
が無くなり、現場溶接作業に必要な技能者を削減でき
る。
【0064】また、前記梁鉄骨が前記鉄骨鉄筋コンクリ
ート柱の内部で前記柱鉄骨に接合されているので、柱鉄
骨と梁鉄骨との接合部分が鉄骨鉄筋コンクリート柱のコ
ンクリート内部に収められ、梁鉄骨の継手が梁鉄骨上に
現れることがない。従って、梁鉄骨上に床デッキプレー
トを敷き込む際、梁鉄骨の継手上部の床デッキプレート
に加工を施したり梁鉄骨と床デッキプレートとの間に受
け材を設ける必要が無いと共に、梁鉄骨の継手位置には
通すことのできない設備配管の貫通孔の設置位置の自由
度が高められる。
ート柱の内部で前記柱鉄骨に接合されているので、柱鉄
骨と梁鉄骨との接合部分が鉄骨鉄筋コンクリート柱のコ
ンクリート内部に収められ、梁鉄骨の継手が梁鉄骨上に
現れることがない。従って、梁鉄骨上に床デッキプレー
トを敷き込む際、梁鉄骨の継手上部の床デッキプレート
に加工を施したり梁鉄骨と床デッキプレートとの間に受
け材を設ける必要が無いと共に、梁鉄骨の継手位置には
通すことのできない設備配管の貫通孔の設置位置の自由
度が高められる。
【0065】また、前記柱鉄骨における梁鉄骨との接合
部分には、該梁鉄骨を前記柱鉄骨に接合するための補強
部材が設けられており、該補強部材に前記梁鉄骨が接合
されているので、この接合部分が、柱鉄骨の間に梁鉄骨
を建て込む際に手離れの良い仕口となり、施工性を改善
することができる。
部分には、該梁鉄骨を前記柱鉄骨に接合するための補強
部材が設けられており、該補強部材に前記梁鉄骨が接合
されているので、この接合部分が、柱鉄骨の間に梁鉄骨
を建て込む際に手離れの良い仕口となり、施工性を改善
することができる。
【0066】また、柱鉄骨と梁鉄骨の接合部分が鉄骨鉄
筋コンクリート柱の内部に収められているので、予め柱
梁接合部近傍の梁鉄骨の一部を溶接して工場製作される
柱鉄骨のように柱鉄骨ピースが大きくなることが無く、
柱鉄骨の運搬性が向上すると共に、柱鉄骨と梁鉄骨の接
合部分が鉄骨鉄筋コンクリート柱の内部に収められてい
るので、鉄骨鉄筋コンクリート柱の外殻にプレキャスト
コンクリートを使用して、鉄骨鉄筋コンクリート柱の型
枠を削減することができ、また、柱梁接合部の美観が優
れたものとなる。
筋コンクリート柱の内部に収められているので、予め柱
梁接合部近傍の梁鉄骨の一部を溶接して工場製作される
柱鉄骨のように柱鉄骨ピースが大きくなることが無く、
柱鉄骨の運搬性が向上すると共に、柱鉄骨と梁鉄骨の接
合部分が鉄骨鉄筋コンクリート柱の内部に収められてい
るので、鉄骨鉄筋コンクリート柱の外殻にプレキャスト
コンクリートを使用して、鉄骨鉄筋コンクリート柱の型
枠を削減することができ、また、柱梁接合部の美観が優
れたものとなる。
【0067】さらに、梁鉄骨が鉄骨鉄筋コンクリート柱
の内部で柱鉄骨に接合されているので、梁鉄骨の部材上
に継手が無く、重ね継手の添え板などが不要となること
で、鋼材量を削減することができると共に、梁鉄骨の部
材上に継手が無く、鉄骨の建方の精度を向上させること
ができる。
の内部で柱鉄骨に接合されているので、梁鉄骨の部材上
に継手が無く、重ね継手の添え板などが不要となること
で、鋼材量を削減することができると共に、梁鉄骨の部
材上に継手が無く、鉄骨の建方の精度を向上させること
ができる。
【0068】請求項3記載の柱梁接合部の構造によれ
ば、請求項2と同様の効果が得られると共に、前記鉄骨
鉄筋コンクリート柱を挟んで両側に位置する前記エンド
プレートの間が、PC鋼棒により緊結されることで、柱
梁接合部の強度及び剛性が高められる。従って、前記補
強部材に前記梁鉄骨をボルト締結することで前記柱鉄骨
と梁鉄骨とが接合される際、前記ボルトの本数を減らす
ことができる。
ば、請求項2と同様の効果が得られると共に、前記鉄骨
鉄筋コンクリート柱を挟んで両側に位置する前記エンド
プレートの間が、PC鋼棒により緊結されることで、柱
梁接合部の強度及び剛性が高められる。従って、前記補
強部材に前記梁鉄骨をボルト締結することで前記柱鉄骨
と梁鉄骨とが接合される際、前記ボルトの本数を減らす
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の柱梁接合部の構造の一例を示す、横断
面図である。
面図である。
【図2】同、側面図である。
【図3】本発明の柱梁接合部の構造の他の一例を示す、
横断面図である。
横断面図である。
【図4】同、側面図である。
1,101 柱梁接合部 10,110 鉄骨鉄筋コン
クリート柱 11,111 柱鉄骨 12a,12b,112a,112b 補強部材(ガ
セットプレート) 20,120 梁鉄骨 21,121 エンドプレー
ト 24 PC鋼棒
クリート柱 11,111 柱鉄骨 12a,12b,112a,112b 補強部材(ガ
セットプレート) 20,120 梁鉄骨 21,121 エンドプレー
ト 24 PC鋼棒
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 細川 洋治 東京都千代田区富士見二丁目10番26号 前 田建設工業株式会社内 (72)発明者 今村 輝武 東京都千代田区富士見二丁目10番26号 前 田建設工業株式会社内 (72)発明者 東間 敬造 東京都千代田区富士見二丁目10番26号 前 田建設工業株式会社内
Claims (3)
- 【請求項1】柱鉄骨を備えた鉄骨鉄筋コンクリート柱と
梁鉄骨を備えた鉄骨鉄筋コンクリート梁又は鉄骨梁との
柱梁接合部において、 前記梁鉄骨が前記鉄骨鉄筋コンクリート柱の内部で前記
柱鉄骨に接合され、 前記梁鉄骨の端部には、該梁鉄骨が柱鉄骨に接合された
状態で、前記鉄骨鉄筋コンクリート柱の表面に位置する
エンドプレートが設けられ、 前記鉄骨鉄筋コンクリート柱を挟んで両側に位置する前
記エンドプレートの間が、PC鋼棒により緊結されてい
ることを特徴とする柱梁接合部の構造。 - 【請求項2】柱鉄骨を備えた鉄骨鉄筋コンクリート柱と
梁鉄骨を備えた鉄骨鉄筋コンクリート梁又は鉄骨梁との
柱梁接合部において、 前記柱鉄骨における梁鉄骨との接合部分には、該梁鉄骨
を前記柱鉄骨に接合するための補強部材が設けられ、 前記梁鉄骨が前記補強部材に前記鉄骨鉄筋コンクリート
柱の内部で接合されていることを特徴とする柱梁接合部
の構造。 - 【請求項3】請求項2記載の柱梁接合部の構造におい
て、 前記梁鉄骨の端部には、該梁鉄骨が柱鉄骨に接合された
状態で、前記鉄骨鉄筋コンクリート柱の表面に位置する
エンドプレートが設けられ、 前記鉄骨鉄筋コンクリート柱を挟んで両側に位置する前
記エンドプレートの間が、PC鋼棒により緊結されてい
ることを特徴とする柱梁接合部の構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000006778A JP2001193157A (ja) | 2000-01-14 | 2000-01-14 | 柱梁接合部の構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000006778A JP2001193157A (ja) | 2000-01-14 | 2000-01-14 | 柱梁接合部の構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001193157A true JP2001193157A (ja) | 2001-07-17 |
Family
ID=18535252
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000006778A Pending JP2001193157A (ja) | 2000-01-14 | 2000-01-14 | 柱梁接合部の構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001193157A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110821033A (zh) * | 2019-12-02 | 2020-02-21 | 湖南易兴建筑有限公司 | 纳米纤维陶瓷复合墙体及其构建方法 |
-
2000
- 2000-01-14 JP JP2000006778A patent/JP2001193157A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110821033A (zh) * | 2019-12-02 | 2020-02-21 | 湖南易兴建筑有限公司 | 纳米纤维陶瓷复合墙体及其构建方法 |
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