JPH09105175A - 鋼管柱の柱梁接合構造 - Google Patents
鋼管柱の柱梁接合構造Info
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- JPH09105175A JPH09105175A JP29214895A JP29214895A JPH09105175A JP H09105175 A JPH09105175 A JP H09105175A JP 29214895 A JP29214895 A JP 29214895A JP 29214895 A JP29214895 A JP 29214895A JP H09105175 A JPH09105175 A JP H09105175A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 溶接量や切断作業を大幅に削減できて、容易
に工作でき、建築現場への運搬も容易な鋼管柱の柱梁接
合構造を提供する。 【解決手段】 端面にねじ孔５の形成された上下一対の
ダイヤフラム３を間隔保持部材４を介して連結して柱内
補強材２とし、この柱内補強材２を鋼管柱１の内部に嵌
合させる。鉄骨梁６の端部に設けたエンドプレート９
を、鋼管柱１の管壁を貫通するボルト７で上下のダイヤ
フラム３のねじ孔５に接合する。エンドプレート９と鋼
管柱１の間にはフィラープレート１１を介在させる。
に工作でき、建築現場への運搬も容易な鋼管柱の柱梁接
合構造を提供する。 【解決手段】 端面にねじ孔５の形成された上下一対の
ダイヤフラム３を間隔保持部材４を介して連結して柱内
補強材２とし、この柱内補強材２を鋼管柱１の内部に嵌
合させる。鉄骨梁６の端部に設けたエンドプレート９
を、鋼管柱１の管壁を貫通するボルト７で上下のダイヤ
フラム３のねじ孔５に接合する。エンドプレート９と鋼
管柱１の間にはフィラープレート１１を介在させる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、鉄骨造建物等に
おける鋼管柱の柱梁接合構造に関する。
おける鋼管柱の柱梁接合構造に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、鋼管柱にＨ形鋼製の鉄骨梁を接合
する場合、図６に示す接合構造が一般に採用されてい
る。すなわち、鋼管柱３１を鉄骨梁３３のフランジ高さ
で切断し、この切断部に補強用のダイヤフラム３２をそ
の端面が管壁外に露出するように溶接し、このダイヤフ
ラム３２の端面に、鉄骨梁３３の端部を構成するＨ形鋼
製のブラケット３４を溶接する（図６（Ａ））。このよ
うに構成した鋼管柱３１を建て込んでから、Ｈ形鋼製の
梁本体３５を複数の梁継手３７〜３８を介して前記ブラ
ケット３４にボルト接合する（図６（Ｂ））。
する場合、図６に示す接合構造が一般に採用されてい
る。すなわち、鋼管柱３１を鉄骨梁３３のフランジ高さ
で切断し、この切断部に補強用のダイヤフラム３２をそ
の端面が管壁外に露出するように溶接し、このダイヤフ
ラム３２の端面に、鉄骨梁３３の端部を構成するＨ形鋼
製のブラケット３４を溶接する（図６（Ａ））。このよ
うに構成した鋼管柱３１を建て込んでから、Ｈ形鋼製の
梁本体３５を複数の梁継手３７〜３８を介して前記ブラ
ケット３４にボルト接合する（図６（Ｂ））。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記構成で
は、鉄骨梁３３を接合する鋼管柱３１の仕口部を切断し
てその切断部にダイヤフラム３２を溶接すると共に、こ
のダイヤフラム３２の端面に鉄骨梁３３のブラケット３
４を溶接しなければならず、煩雑な加工が必要になる。
しかも、溶接量が多く、完全な溶接が難しい。また、鋼
管柱３１はブラケット３４を溶接した状態で建築現場に
搬入しなければならないので、運搬が困難である。
は、鉄骨梁３３を接合する鋼管柱３１の仕口部を切断し
てその切断部にダイヤフラム３２を溶接すると共に、こ
のダイヤフラム３２の端面に鉄骨梁３３のブラケット３
４を溶接しなければならず、煩雑な加工が必要になる。
しかも、溶接量が多く、完全な溶接が難しい。また、鋼
管柱３１はブラケット３４を溶接した状態で建築現場に
搬入しなければならないので、運搬が困難である。
【０００４】この発明の目的は、容易に加工でき、建築
現場への運搬も容易な鋼管柱の柱梁接合構造を提供する
ことである。この発明の他の目的は、梁を柱間で複数部
分に切断する必要がなく、現場でのボルト止め工数が削
減できる鋼管柱の柱梁接合構造を提供することである。
現場への運搬も容易な鋼管柱の柱梁接合構造を提供する
ことである。この発明の他の目的は、梁を柱間で複数部
分に切断する必要がなく、現場でのボルト止め工数が削
減できる鋼管柱の柱梁接合構造を提供することである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】この発明の鋼管柱の柱梁
接合構造は、端面にねじ孔の形成された上下一対のダイ
ヤフラムを間隔保持部材を介して連結してなる柱内補強
材を設け、この柱内補強材を鋼管柱の内部に嵌合させ、
鉄骨梁の端部における上下フランジの近傍部を、前記鋼
管柱の管壁を貫通するボルトで前記上下のダイヤフラム
のねじ孔に接合したものである。この構成によれば、鋼
管柱の内部に嵌合させた柱内補強材のダイヤフラムに、
鉄骨梁の端部の上下フランジの近傍部をボルト接合する
ことにより、鋼管柱に鉄骨梁を容易に接合できる。鉄骨
柱を切断したり、鉄骨梁を鋼管柱に溶接しなくてよいの
で、接合作業が容易であり、また鋼管柱を突出部分のな
い線材の状態で建築現場に搬入できるので運搬も容易で
ある。前記鋼管柱として角形鋼管柱を使用してもよく、
また前記間隔保持部材は各ダイヤフラムの中央部に両端
を溶接したパイプ材であっても良い。さらに、鉄骨梁の
鋼管柱と接合する箇所を、この鉄骨梁の端部に溶接され
たエンドプレートとしてもよい。このようにエンドプレ
ート形式としても接合可能であり、この場合、梁を柱間
で複数部分に切断する必要がなくて、梁継手が不要であ
り、梁継手に必要なボルト締め箇所が削減できる。ま
た、前記鉄骨梁を、両端のブラケットと、これらブラケ
ット間に梁継手を介して接合させる梁本体とで構成し、
前記ブラケットを前記鋼管柱にボルトで接合するように
してもよい。前記柱梁接合構造において、鉄骨梁をラチ
ス梁とし、この梁の上弦材および下弦材の端部を前記各
ダイヤフラムにボルト接合してもよい。
接合構造は、端面にねじ孔の形成された上下一対のダイ
ヤフラムを間隔保持部材を介して連結してなる柱内補強
材を設け、この柱内補強材を鋼管柱の内部に嵌合させ、
鉄骨梁の端部における上下フランジの近傍部を、前記鋼
管柱の管壁を貫通するボルトで前記上下のダイヤフラム
のねじ孔に接合したものである。この構成によれば、鋼
管柱の内部に嵌合させた柱内補強材のダイヤフラムに、
鉄骨梁の端部の上下フランジの近傍部をボルト接合する
ことにより、鋼管柱に鉄骨梁を容易に接合できる。鉄骨
柱を切断したり、鉄骨梁を鋼管柱に溶接しなくてよいの
で、接合作業が容易であり、また鋼管柱を突出部分のな
い線材の状態で建築現場に搬入できるので運搬も容易で
ある。前記鋼管柱として角形鋼管柱を使用してもよく、
また前記間隔保持部材は各ダイヤフラムの中央部に両端
を溶接したパイプ材であっても良い。さらに、鉄骨梁の
鋼管柱と接合する箇所を、この鉄骨梁の端部に溶接され
たエンドプレートとしてもよい。このようにエンドプレ
ート形式としても接合可能であり、この場合、梁を柱間
で複数部分に切断する必要がなくて、梁継手が不要であ
り、梁継手に必要なボルト締め箇所が削減できる。ま
た、前記鉄骨梁を、両端のブラケットと、これらブラケ
ット間に梁継手を介して接合させる梁本体とで構成し、
前記ブラケットを前記鋼管柱にボルトで接合するように
してもよい。前記柱梁接合構造において、鉄骨梁をラチ
ス梁とし、この梁の上弦材および下弦材の端部を前記各
ダイヤフラムにボルト接合してもよい。
【０００６】
【発明の実施の形態】この発明の第１の実施形態を図１
ないし図３に基づいて説明する。図１（Ａ）〜（Ｃ）は
この発明の鋼管柱の柱梁接合構造の正面図、平面図およ
び縦断面図を示す。鋼管柱１は角形鋼管からなり、この
鋼管柱１内の仕口部に図２（Ａ）に示すように複数のね
じ孔５を形成した上下一対のダイヤフラム３を有する柱
内補強材２を嵌合させる。次にＨ形鋼製の鉄骨梁６の端
部を、前記鋼管柱１の管壁を貫通する高力ボルト７で前
記上下のダイヤフラム３のねじ孔５に接合する。
ないし図３に基づいて説明する。図１（Ａ）〜（Ｃ）は
この発明の鋼管柱の柱梁接合構造の正面図、平面図およ
び縦断面図を示す。鋼管柱１は角形鋼管からなり、この
鋼管柱１内の仕口部に図２（Ａ）に示すように複数のね
じ孔５を形成した上下一対のダイヤフラム３を有する柱
内補強材２を嵌合させる。次にＨ形鋼製の鉄骨梁６の端
部を、前記鋼管柱１の管壁を貫通する高力ボルト７で前
記上下のダイヤフラム３のねじ孔５に接合する。
【０００７】柱内補強材２は、パイプ材からなる間隔保
持部材４の両端を、鋼管柱１内に嵌合可能な四角形の上
下一対のダイヤフラム３の中央部に溶接したものであ
り、各ダイヤフラム３の端面にねじ孔５が形成してあ
る。また、鋼管柱１には、その管壁の鉄骨梁６を接合す
る仕口部に、前記ダイヤフラム３のねじ孔５に整合する
複数のボルト挿通孔８が形成してある。鋼管柱１内への
柱内補強材２の嵌合は、図２（Ｂ）のように圧入した
り、あるいは引き寄せによって行い、図２（Ｃ）のよう
にダイヤフラム３のねじ孔５を鋼管柱１のボルト挿通孔
８に整合させる。ここでは、四角形のダイヤフラム３を
角形鋼管からなる鋼管柱１に嵌合させるので、鋼管柱１
内で柱内補強材２を確実に位置決めできる。
持部材４の両端を、鋼管柱１内に嵌合可能な四角形の上
下一対のダイヤフラム３の中央部に溶接したものであ
り、各ダイヤフラム３の端面にねじ孔５が形成してあ
る。また、鋼管柱１には、その管壁の鉄骨梁６を接合す
る仕口部に、前記ダイヤフラム３のねじ孔５に整合する
複数のボルト挿通孔８が形成してある。鋼管柱１内への
柱内補強材２の嵌合は、図２（Ｂ）のように圧入した
り、あるいは引き寄せによって行い、図２（Ｃ）のよう
にダイヤフラム３のねじ孔５を鋼管柱１のボルト挿通孔
８に整合させる。ここでは、四角形のダイヤフラム３を
角形鋼管からなる鋼管柱１に嵌合させるので、鋼管柱１
内で柱内補強材２を確実に位置決めできる。
【０００８】鉄骨梁６の端部における上下フランジ６
ａ，６ｂの近傍部には、図３のように上下一対の互いに
離れたエンドプレート９が溶接されており、これらのエ
ンドプレート９には鋼管柱１の管壁の対応するボルト挿
通孔８に整合する複数のボルト挿通孔１０が形成してあ
る。このエンドプレート９のボルト挿通孔１０から鋼管
柱１の管壁のボルト挿通孔８にわたって貫通する高力ボ
ルト７を前記ダイヤフラム３のねじ孔５に螺合させるこ
とにより、前記エンドプレート９を鋼管柱１に接合す
る。エンドプレート９と鋼管柱１の管壁との間にはフィ
ラープレート１１（図３（Ａ））を介在させ、建方の微
調整を図る。フィラープレート１１は、前記ボルト挿通
孔８，１０に整合する複数のボルト挿通孔１２を設けて
おく。
ａ，６ｂの近傍部には、図３のように上下一対の互いに
離れたエンドプレート９が溶接されており、これらのエ
ンドプレート９には鋼管柱１の管壁の対応するボルト挿
通孔８に整合する複数のボルト挿通孔１０が形成してあ
る。このエンドプレート９のボルト挿通孔１０から鋼管
柱１の管壁のボルト挿通孔８にわたって貫通する高力ボ
ルト７を前記ダイヤフラム３のねじ孔５に螺合させるこ
とにより、前記エンドプレート９を鋼管柱１に接合す
る。エンドプレート９と鋼管柱１の管壁との間にはフィ
ラープレート１１（図３（Ａ））を介在させ、建方の微
調整を図る。フィラープレート１１は、前記ボルト挿通
孔８，１０に整合する複数のボルト挿通孔１２を設けて
おく。
【０００９】この柱梁接合構造によると、鋼管柱１の仕
口部の補強のために、鋼管柱１を切断したりダイヤフラ
ム３を溶接する作業が要らず、鉄骨梁６の端部を鋼管柱
１に溶接する作業も要らないので、工場での工作が簡単
になる。また、建築現場への鋼管柱１の搬入には、従来
のように鉄骨梁のブラケットを接合しない線材の状態で
運搬できるので、嵩張らず容易に運搬できる。使用する
高力ボルト７も少なくてすむ。また、鉄骨梁６も、ブラ
ケット部分を切断しない通し材で済むため、梁継手が不
要で、梁継手の接合に必要なボルト締め工数が削減でき
る。また、フィラープレート１１を用いることにより、
建方の微調整の他、鉄骨梁６を隣合う鋼管柱１，１間に
クレーン等で吊り込んで入れるときに、隙間を生じさせ
ておくことができ、これによっても建方作業が容易とな
る。
口部の補強のために、鋼管柱１を切断したりダイヤフラ
ム３を溶接する作業が要らず、鉄骨梁６の端部を鋼管柱
１に溶接する作業も要らないので、工場での工作が簡単
になる。また、建築現場への鋼管柱１の搬入には、従来
のように鉄骨梁のブラケットを接合しない線材の状態で
運搬できるので、嵩張らず容易に運搬できる。使用する
高力ボルト７も少なくてすむ。また、鉄骨梁６も、ブラ
ケット部分を切断しない通し材で済むため、梁継手が不
要で、梁継手の接合に必要なボルト締め工数が削減でき
る。また、フィラープレート１１を用いることにより、
建方の微調整の他、鉄骨梁６を隣合う鋼管柱１，１間に
クレーン等で吊り込んで入れるときに、隙間を生じさせ
ておくことができ、これによっても建方作業が容易とな
る。
【００１０】図４はこの発明の鉄骨柱の柱梁接合構造の
第２の実施形態を示す。この柱梁接合構造では、鉄骨梁
６として、図４（Ａ）のように一端のブラケット１３
と、このブラケット１３に梁継手２１を介して接合させ
る梁本体１４とからなるものを使用している。その他の
構成は先の実施形態の場合と同様である。前記ブラケッ
ト１３はＨ形鋼からなり、その一端部における上下フラ
ンジ１３ａ，１３ｂの近傍には、先の実施形態における
鉄骨梁６の端部の構造と同様のエンドプレート９が溶接
されており、このエンドプレート９を、フィラープレー
ト１１を介在させて鋼管柱１内のダイヤフラム３のねじ
孔５にボルト接合させることにより、ブラケット１３を
鋼管柱１に接合する。このブラケット１３の他端部の上
下フランジ１３ａ，１３ｂおよびウェブ１３ｃには梁継
手接合用の図示しないボルト挿通孔が形成してある。前
記梁本体１４も前記ブラケット１３と同じＨ形鋼からな
り、その端部の上下フランジ１４ａ，１４ｂおよびウェ
ブ１４ｃには梁継手接合用の図示しないボルト挿通孔が
形成してある。この梁本体１４の上下フランジ１４ａ，
１４ｂおよびウェブ１４ｃから、前記ブラケット１３の
上下フランジ１３ａ，１３ｂおよびウェブ１３ｃに跨が
って梁継手２１の添え板１５，１６を配置し、これら添
え板１５，１６の図示しないボルト挿通孔から対応する
前記各上下フランジ１３ａ，１３ｂ，１４ａ，１４ｂお
よびウェブ１３ｃ，１４ｃのボルト挿通孔にわたって貫
通する高力ボルト１７で添え板１５，１６を締め付け、
これによりブラケット１３と梁本体１４とを接合する。
第２の実施形態を示す。この柱梁接合構造では、鉄骨梁
６として、図４（Ａ）のように一端のブラケット１３
と、このブラケット１３に梁継手２１を介して接合させ
る梁本体１４とからなるものを使用している。その他の
構成は先の実施形態の場合と同様である。前記ブラケッ
ト１３はＨ形鋼からなり、その一端部における上下フラ
ンジ１３ａ，１３ｂの近傍には、先の実施形態における
鉄骨梁６の端部の構造と同様のエンドプレート９が溶接
されており、このエンドプレート９を、フィラープレー
ト１１を介在させて鋼管柱１内のダイヤフラム３のねじ
孔５にボルト接合させることにより、ブラケット１３を
鋼管柱１に接合する。このブラケット１３の他端部の上
下フランジ１３ａ，１３ｂおよびウェブ１３ｃには梁継
手接合用の図示しないボルト挿通孔が形成してある。前
記梁本体１４も前記ブラケット１３と同じＨ形鋼からな
り、その端部の上下フランジ１４ａ，１４ｂおよびウェ
ブ１４ｃには梁継手接合用の図示しないボルト挿通孔が
形成してある。この梁本体１４の上下フランジ１４ａ，
１４ｂおよびウェブ１４ｃから、前記ブラケット１３の
上下フランジ１３ａ，１３ｂおよびウェブ１３ｃに跨が
って梁継手２１の添え板１５，１６を配置し、これら添
え板１５，１６の図示しないボルト挿通孔から対応する
前記各上下フランジ１３ａ，１３ｂ，１４ａ，１４ｂお
よびウェブ１３ｃ，１４ｃのボルト挿通孔にわたって貫
通する高力ボルト１７で添え板１５，１６を締め付け、
これによりブラケット１３と梁本体１４とを接合する。
【００１１】この柱梁接合構造では、ブラケット１３お
よび梁本体１４を鋼管柱１に接合し、この後、ブラケッ
ト１３と梁本体１４とを梁継手２１で接合するという手
順で接合する。また、鋼管柱１，１間に鉄骨梁６をクレ
ーン等で吊り込んで介在させるときに、鋼管柱１との間
に隙間を生じさせておくことができ、建方作業が容易と
なる。
よび梁本体１４を鋼管柱１に接合し、この後、ブラケッ
ト１３と梁本体１４とを梁継手２１で接合するという手
順で接合する。また、鋼管柱１，１間に鉄骨梁６をクレ
ーン等で吊り込んで介在させるときに、鋼管柱１との間
に隙間を生じさせておくことができ、建方作業が容易と
なる。
【００１２】図５はこの発明の鉄骨柱の柱梁接合構造の
第３の実施形態を示す。この柱梁接合構造では、鉄骨梁
６としてラチス梁を使用している。ここでは、そのラチ
ス梁の上弦材１８および下弦材１９の端部に設けたエン
ドプレート９を、前記実施形態における各ダイヤフラム
３にボルト接合する。その他の構成は先の実施形態の場
合とほぼ同様である。
第３の実施形態を示す。この柱梁接合構造では、鉄骨梁
６としてラチス梁を使用している。ここでは、そのラチ
ス梁の上弦材１８および下弦材１９の端部に設けたエン
ドプレート９を、前記実施形態における各ダイヤフラム
３にボルト接合する。その他の構成は先の実施形態の場
合とほぼ同様である。
【００１３】
【発明の効果】この発明の鋼管柱の柱梁接合構造は、端
面にねじ孔の形成された上下一対のダイヤフラムを間隔
保持部材を介して連結してなる柱内補強材を設け、この
柱内補強材を鋼管柱の内部に嵌合させ、鉄骨梁の端部に
おける上下フランジの近傍部を、前記鋼管柱の管壁を貫
通するボルトで前記上下のダイヤフラムのねじ孔に接合
したため、鋼管柱を切断したり溶接する作業を省略して
容易に構成できる。また、鋼管柱を突出部のない線材の
状態で建築現場に搬入できるので、運搬も容易になる。
面にねじ孔の形成された上下一対のダイヤフラムを間隔
保持部材を介して連結してなる柱内補強材を設け、この
柱内補強材を鋼管柱の内部に嵌合させ、鉄骨梁の端部に
おける上下フランジの近傍部を、前記鋼管柱の管壁を貫
通するボルトで前記上下のダイヤフラムのねじ孔に接合
したため、鋼管柱を切断したり溶接する作業を省略して
容易に構成できる。また、鋼管柱を突出部のない線材の
状態で建築現場に搬入できるので、運搬も容易になる。
【図１】（Ａ）〜（Ｃ）はこの発明の第１の実施形態に
係る鋼管柱の柱梁接合構造の正面図、水平断面図および
縦断面図である。
係る鋼管柱の柱梁接合構造の正面図、水平断面図および
縦断面図である。
【図２】（Ａ）は同柱梁接合構造に使用する柱内補強材
の斜視図、（Ｂ）は同柱内補強材の鋼管柱内への嵌合動
作の説明図、（Ｃ）は同柱内補強材の鋼管柱内への嵌合
状態を示す平面図である。
の斜視図、（Ｂ）は同柱内補強材の鋼管柱内への嵌合動
作の説明図、（Ｃ）は同柱内補強材の鋼管柱内への嵌合
状態を示す平面図である。
【図３】（Ａ）は同柱梁接合構造に使用する鉄骨梁の正
面図、（Ｂ）は同側面図である。
面図、（Ｂ）は同側面図である。
【図４】（Ａ）はこの発明の第２の実施形態に係る鋼管
柱の柱梁接合構造で使用する鉄骨梁の正面図、（Ｂ）は
同柱梁接合構造の縦断面図である。
柱の柱梁接合構造で使用する鉄骨梁の正面図、（Ｂ）は
同柱梁接合構造の縦断面図である。
【図５】この発明の第３の実施形態に係る鋼管柱の柱梁
接合構造の斜視図である。
接合構造の斜視図である。
【図６】（Ａ）は従来例の組立途中の状態を示す斜視
図、（Ｂ）は同組立完了状態を示す斜視図である。
図、（Ｂ）は同組立完了状態を示す斜視図である。
【符号の説明】 １…鋼管柱、２…柱内補強材、３…ダイヤフラム、４…
ねじ孔、５…ねじ孔、６…鉄骨梁、６ａ…上フランジ、
６ｂ…下フランジ、７…高力ボルト、９…エンドプレー
ト、１３…ブラケット、１４…梁本体、１５，１６…添
え板、１８…上弦材、１９…下弦材、２１…柱継手
ねじ孔、５…ねじ孔、６…鉄骨梁、６ａ…上フランジ、
６ｂ…下フランジ、７…高力ボルト、９…エンドプレー
ト、１３…ブラケット、１４…梁本体、１５，１６…添
え板、１８…上弦材、１９…下弦材、２１…柱継手
Claims (5)
- 【請求項１】 端面にねじ孔の形成された上下一対のダ
イヤフラムを間隔保持部材を介して連結してなる柱内補
強材を設け、この柱内補強材を鋼管柱の内部に嵌合さ
せ、鉄骨梁の端部における上下フランジの近傍部を、前
記鋼管柱の管壁を貫通するボルトで前記上下のダイヤフ
ラムのねじ孔に接合した鋼管柱の柱梁接合構造。 - 【請求項２】 前記間隔保持部材が、各ダイヤフラムの
中央部に両端が溶接されたパイプ材である請求項１記載
の鋼管柱の柱梁接合構造。 - 【請求項３】 鉄骨梁の鋼管柱と接合する箇所を、この
鉄骨梁の端部に溶接されたエンドプレートとした請求項
１または請求項２記載の鋼管柱の柱梁接合構造。 - 【請求項４】 前記鉄骨梁が、両端のブラケットと、こ
れらブラケット間に梁継手を介して接合させる梁本体と
からなり、前記ブラケットが前記鋼管柱に前記ボルトで
接合される請求項１または請求項２記載の鋼管柱の柱梁
接合構造。 - 【請求項５】 請求項１記載の柱梁接合構造において、
鉄骨梁をラチス梁とし、この梁の上弦材および下弦材の
端部を前記各ダイヤフラムにボルト接合した鋼管柱の柱
梁接合構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29214895A JPH09105175A (ja) | 1995-10-12 | 1995-10-12 | 鋼管柱の柱梁接合構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29214895A JPH09105175A (ja) | 1995-10-12 | 1995-10-12 | 鋼管柱の柱梁接合構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09105175A true JPH09105175A (ja) | 1997-04-22 |
Family
ID=17778169
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP29214895A Pending JPH09105175A (ja) | 1995-10-12 | 1995-10-12 | 鋼管柱の柱梁接合構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09105175A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102733491A (zh) * | 2012-06-29 | 2012-10-17 | 中国建筑股份有限公司 | 矩形管柱拼接内套管对穿螺栓连接节点及其施工方法 |
| JP2013185337A (ja) * | 2012-03-07 | 2013-09-19 | Toda Constr Co Ltd | 柱とフラットスラブの接合材及びその接合構造 |
| CN108532759A (zh) * | 2018-04-20 | 2018-09-14 | 青岛理工大学 | 环板拼接式中空夹层钢管混凝土组合节点及安装方法 |
| CN112267564A (zh) * | 2020-11-23 | 2021-01-26 | 辽宁工程技术大学 | 一种钛镍记忆合金高强螺栓钢桁架梁柱连接部位 |
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1995
- 1995-10-12 JP JP29214895A patent/JPH09105175A/ja active Pending
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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