JP2001192116A - パレット搬送方向変更装置 - Google Patents
パレット搬送方向変更装置Info
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- JP2001192116A JP2001192116A JP2000355487A JP2000355487A JP2001192116A JP 2001192116 A JP2001192116 A JP 2001192116A JP 2000355487 A JP2000355487 A JP 2000355487A JP 2000355487 A JP2000355487 A JP 2000355487A JP 2001192116 A JP2001192116 A JP 2001192116A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】パレット段積み商品をパレット搬送コンベアへ
搬送しているときの分流と合流を高速化して、商品の搬
送と仕分けの効率を高める。 【解決手段】パレット段積み商品７を搬送コンベア１か
ら分岐コンベア２に分岐するとき、パレット段積み商品
７が分岐部３に近づくと、分岐装置４の制御ユニット１
５は円弧状のデフレクタ６を上昇させるとともに複数の
スキューローラ６の各回転テーブル８を所定角度回転さ
せ、分岐ローラ９をそれぞれ所定の回転速度で回転させ
る。分岐ローラ９の回転速度を制御するときに、回転中
心側に近いスキューローラ６の分岐ローラ９をほとんど
回転させず、回転中心より遠いスキューローラ６の分岐
ローラ９を速く回転させ、パレット段積み商品７を停止
させずに円滑に回頭して分岐する。
搬送しているときの分流と合流を高速化して、商品の搬
送と仕分けの効率を高める。 【解決手段】パレット段積み商品７を搬送コンベア１か
ら分岐コンベア２に分岐するとき、パレット段積み商品
７が分岐部３に近づくと、分岐装置４の制御ユニット１
５は円弧状のデフレクタ６を上昇させるとともに複数の
スキューローラ６の各回転テーブル８を所定角度回転さ
せ、分岐ローラ９をそれぞれ所定の回転速度で回転させ
る。分岐ローラ９の回転速度を制御するときに、回転中
心側に近いスキューローラ６の分岐ローラ９をほとんど
回転させず、回転中心より遠いスキューローラ６の分岐
ローラ９を速く回転させ、パレット段積み商品７を停止
させずに円滑に回頭して分岐する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明はパレットを搬送す
る搬送コンベアの分岐，合流部やカーブ部に設けられた
パレット搬送方向変更装置、特にパレットを仕分けて搬
送するときの分岐や合流の高速化と、カーブ部を進行さ
せるときの安定性の向上に関するものである。
る搬送コンベアの分岐，合流部やカーブ部に設けられた
パレット搬送方向変更装置、特にパレットを仕分けて搬
送するときの分岐や合流の高速化と、カーブ部を進行さ
せるときの安定性の向上に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】箱や袋あるいはビンや缶等の容器に詰め
られた梱包商品やハンドリングの難しい物品はパレット
に積載され、パレット単位で搬送しハンドリングされ
る。物流センタに運搬されてきたパレット積載商品は、
トラックの入出荷バースから自動倉庫までループ搬送台
車やパレットコンベアを使用して搬送されて自動倉庫に
保管される。また、注文に応じてパレット積載商品を自
動倉庫から出庫する場合も自動倉庫の出庫口からループ
搬送台車やパレットコンベアを使用して入出荷バースに
搬送して仕分けている。また、パレット単位以下のピッ
キング作業が必要な場合は、自動倉庫の下流側に設けら
れたデパレタイザによりパレット積載商品を一段ずつ切
り出したり、マニュアルピッキング場に搬送して仕分け
ている。このような物流センタ内ではパレット積載商品
の搬送と仕分けが必要不可欠な作業になっている。
られた梱包商品やハンドリングの難しい物品はパレット
に積載され、パレット単位で搬送しハンドリングされ
る。物流センタに運搬されてきたパレット積載商品は、
トラックの入出荷バースから自動倉庫までループ搬送台
車やパレットコンベアを使用して搬送されて自動倉庫に
保管される。また、注文に応じてパレット積載商品を自
動倉庫から出庫する場合も自動倉庫の出庫口からループ
搬送台車やパレットコンベアを使用して入出荷バースに
搬送して仕分けている。また、パレット単位以下のピッ
キング作業が必要な場合は、自動倉庫の下流側に設けら
れたデパレタイザによりパレット積載商品を一段ずつ切
り出したり、マニュアルピッキング場に搬送して仕分け
ている。このような物流センタ内ではパレット積載商品
の搬送と仕分けが必要不可欠な作業になっている。
【０００３】このようにパレット上に積載された梱包商
品を搬送する主搬送コンベアと直交して分岐用搬送コン
ベアが配置されている分岐部に設けらた分岐装置は、一
般的に主搬送ローラの間に設けられ、主搬送コンベアの
搬送方向と直角方向に駆動するチェーンコンベアを上昇
させてパレット積載商品を搬送方向と直角方向に搬送し
て分岐用搬送コンベアに送るようにしている。
品を搬送する主搬送コンベアと直交して分岐用搬送コン
ベアが配置されている分岐部に設けらた分岐装置は、一
般的に主搬送ローラの間に設けられ、主搬送コンベアの
搬送方向と直角方向に駆動するチェーンコンベアを上昇
させてパレット積載商品を搬送方向と直角方向に搬送し
て分岐用搬送コンベアに送るようにしている。
【０００４】また、パレット搬送コンベアにはパレット
の搬送方向を変更するためのカーブ部には例えばテーパ
ローラで構成されたカーブコンベアが設けられ、円弧の
内側と外側に生じる周速の差によりパレットの搬送方向
を変更するようにしている。
の搬送方向を変更するためのカーブ部には例えばテーパ
ローラで構成されたカーブコンベアが設けられ、円弧の
内側と外側に生じる周速の差によりパレットの搬送方向
を変更するようにしている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ループ
式搬送台車によりパレット積載商品を移載して搬送する
場合は、パレット積載商品をループ式搬送台車に移載す
る間は搬送台車が停止している必要がある。また、チェ
ーンコンベアを使用したパレットコンベアの分岐装置で
は、パレット積載商品を分岐させるときに、チェーンコ
ンベアの駆動装置が作動するまでに時間を要する。この
ためパレット積載商品を分岐させたり合流させるときの
搬送速度が低下するという問題があった。また、いづれ
の場合も、パレット積載商品の搬送を一旦停止して仕分
ける必要があり、多数の商品を搬送して仕分けるときの
効率を高めるのには限度があった。
式搬送台車によりパレット積載商品を移載して搬送する
場合は、パレット積載商品をループ式搬送台車に移載す
る間は搬送台車が停止している必要がある。また、チェ
ーンコンベアを使用したパレットコンベアの分岐装置で
は、パレット積載商品を分岐させるときに、チェーンコ
ンベアの駆動装置が作動するまでに時間を要する。この
ためパレット積載商品を分岐させたり合流させるときの
搬送速度が低下するという問題があった。また、いづれ
の場合も、パレット積載商品の搬送を一旦停止して仕分
ける必要があり、多数の商品を搬送して仕分けるときの
効率を高めるのには限度があった。
【０００６】また、パレットの搬送方向を大きく変更す
るＬ字状やＵ字状に曲がったカーブ部では、カーブコン
ベアの円弧の内側と外側に生じる周速の差を大きくする
ためにテーパローラのテーパ角を大きくする必要がある
が、テーパ角を極端に大きくすることは現実的には不可
能である。このためパレットが搬送コンベアのＬ字状や
Ｕ字状に曲がった部分を進行するときに回転半径が大き
くなり、パレットの移動距離が大きくなったり、パレッ
トの搬送方向の制御が不安定になってしまい、パレット
がカーブコンベアの内側と外側のガイドに交互に接触し
ながら搬送されて、場合によっては途中で停止してしま
う。
るＬ字状やＵ字状に曲がったカーブ部では、カーブコン
ベアの円弧の内側と外側に生じる周速の差を大きくする
ためにテーパローラのテーパ角を大きくする必要がある
が、テーパ角を極端に大きくすることは現実的には不可
能である。このためパレットが搬送コンベアのＬ字状や
Ｕ字状に曲がった部分を進行するときに回転半径が大き
くなり、パレットの移動距離が大きくなったり、パレッ
トの搬送方向の制御が不安定になってしまい、パレット
がカーブコンベアの内側と外側のガイドに交互に接触し
ながら搬送されて、場合によっては途中で停止してしま
う。
【０００７】この発明はかかる短所を改善し、パレット
積載商品をパレット搬送コンベアへ搬送しているときの
分岐と合流を高速化して、商品の搬送と仕分けを効率良
く行なうことができるとともにＬ字状やＵ字状に曲がっ
たカーブ部での安定してパレットを搬送することができ
るパレット搬送方向変更装置を提供することを目的とす
るものである。
積載商品をパレット搬送コンベアへ搬送しているときの
分岐と合流を高速化して、商品の搬送と仕分けを効率良
く行なうことができるとともにＬ字状やＵ字状に曲がっ
たカーブ部での安定してパレットを搬送することができ
るパレット搬送方向変更装置を提供することを目的とす
るものである。
【０００８】
【課題を解決するための手段】この発明に係るパレット
搬送方向変更装置は、パレット搬送コンベアの分岐・合
流部又はカーブ部に設けられ、回転速度と首振り角度を
可変できる複数のスキューローラと駆動制御ユニットを
有し、駆動制御ユニットはパレットを分岐，合流させる
とき又はパレットがカーブ部を進行するときに、スキュ
ーローラの回転速度と首振り角度を制御し、パレットの
進行方向を変更することを特徴とする。
搬送方向変更装置は、パレット搬送コンベアの分岐・合
流部又はカーブ部に設けられ、回転速度と首振り角度を
可変できる複数のスキューローラと駆動制御ユニットを
有し、駆動制御ユニットはパレットを分岐，合流させる
とき又はパレットがカーブ部を進行するときに、スキュ
ーローラの回転速度と首振り角度を制御し、パレットの
進行方向を変更することを特徴とする。
【０００９】第２の発明に係るパレット搬送方向変更装
置は、上記スキューローラを昇降自在とし、駆動制御ユ
ニットはパレットを進行させながら搬送方向を変更する
ときに、各スキューローラ毎に下降させて首振り角度を
制御してから上昇させてパレットの進行方向を変更する
ことを特徴とする。
置は、上記スキューローラを昇降自在とし、駆動制御ユ
ニットはパレットを進行させながら搬送方向を変更する
ときに、各スキューローラ毎に下降させて首振り角度を
制御してから上昇させてパレットの進行方向を変更する
ことを特徴とする。
【００１０】第３の発明に係るパレット搬送方向変更装
置は、上記パレット搬送コンベアの分岐・合流部に昇降
自在なデフレクタを有し、駆動制御ユニットはパレット
を分岐又は合流せるときにデフレクタを上昇させると共
にスキューローラの回転速度と首振り角度を制御し、パ
レットの進行方向を分岐又は合流方向に切り換えること
を特徴とする。
置は、上記パレット搬送コンベアの分岐・合流部に昇降
自在なデフレクタを有し、駆動制御ユニットはパレット
を分岐又は合流せるときにデフレクタを上昇させると共
にスキューローラの回転速度と首振り角度を制御し、パ
レットの進行方向を分岐又は合流方向に切り換えること
を特徴とする。
【００１１】第４の発明に係るパレット搬送方向変更装
置はパレット搬送コンベアの分岐・合流部に設けられ、
パレット搬送方向と分岐又は合流方向に応じた角度で取
り付けられた昇降自在な駆動ローラと駆動制御ユニット
を有し、駆動制御ユニットはパレットを分岐又は合流さ
せるときに、パレット搬送方向に応じた角度で取り付け
られた駆動ローラを下降させ、分岐又は合流方向に応じ
た角度で取り付けられた駆動ローラを上昇させ、上昇さ
せた駆動ローラの回転速度を制御してパレットの進行方
向を分岐又は合流方向に切り換えることを特徴とする。
置はパレット搬送コンベアの分岐・合流部に設けられ、
パレット搬送方向と分岐又は合流方向に応じた角度で取
り付けられた昇降自在な駆動ローラと駆動制御ユニット
を有し、駆動制御ユニットはパレットを分岐又は合流さ
せるときに、パレット搬送方向に応じた角度で取り付け
られた駆動ローラを下降させ、分岐又は合流方向に応じ
た角度で取り付けられた駆動ローラを上昇させ、上昇さ
せた駆動ローラの回転速度を制御してパレットの進行方
向を分岐又は合流方向に切り換えることを特徴とする。
【００１２】第５の発明に係るパレット搬送方向変更装
置は、上記パレット搬送コンベアの分岐・合流部に昇降
自在なデフレクタを有し、駆動制御ユニットはパレット
を分岐又は合流せるときにデフレクタを上昇させると共
にパレット搬送方向に応じた角度で取り付けられた駆動
ローラを下降させ、分岐又は合流方向に応じた角度で取
り付けられた駆動ローラを上昇させ、上昇させた駆動ロ
ーラの回転速度を制御してパレットの進行方向を分岐又
は合流方向に切り換えることを特徴とする。
置は、上記パレット搬送コンベアの分岐・合流部に昇降
自在なデフレクタを有し、駆動制御ユニットはパレット
を分岐又は合流せるときにデフレクタを上昇させると共
にパレット搬送方向に応じた角度で取り付けられた駆動
ローラを下降させ、分岐又は合流方向に応じた角度で取
り付けられた駆動ローラを上昇させ、上昇させた駆動ロ
ーラの回転速度を制御してパレットの進行方向を分岐又
は合流方向に切り換えることを特徴とする。
【００１３】上記スキューローラの隙間に水平面内に自
由度を有するボールベアリング又は補助ローラを多数配
置することが望ましい。
由度を有するボールベアリング又は補助ローラを多数配
置することが望ましい。
【００１４】また、パレット搬送コンベアの分岐・合流
部又はカーブ部の旋回中心側に、垂直に軸支された回転
自在なコーナローラを配置すると良い。
部又はカーブ部の旋回中心側に、垂直に軸支された回転
自在なコーナローラを配置すると良い。
【００１５】また、パレット搬送コンベアのカーブ部の
パレットの搬送方向に応じた角度で取付けられた複数の
駆動ローラの回転速度を制御してパレットの進行方向を
変更すると良い。
パレットの搬送方向に応じた角度で取付けられた複数の
駆動ローラの回転速度を制御してパレットの進行方向を
変更すると良い。
【００１６】
【発明の実施の形態】この発明の搬送コンベアと分岐コ
ンベアの分岐部に設けられた分岐装置は複数のスキュー
ローラと円弧状のデフレクタを有する。スキューローラ
は円盤状の回動テーブルと、回動テーブルに回転自在に
取り付けられた分岐ローラを有する。回動テーブルは駆
動伝達機構を介してテーブル駆動装置に連結され、鉛直
軸を中心にして回動する。分岐ローラは回転駆動機構を
介してローラ駆動装置に連結され、ローラ駆動装置によ
り回転速度が可変できるようになっている。デフレクタ
は、分岐部の搬送コンベアの搬送方向の下流側に配置さ
れ、昇降駆動装置により昇降する。
ンベアの分岐部に設けられた分岐装置は複数のスキュー
ローラと円弧状のデフレクタを有する。スキューローラ
は円盤状の回動テーブルと、回動テーブルに回転自在に
取り付けられた分岐ローラを有する。回動テーブルは駆
動伝達機構を介してテーブル駆動装置に連結され、鉛直
軸を中心にして回動する。分岐ローラは回転駆動機構を
介してローラ駆動装置に連結され、ローラ駆動装置によ
り回転速度が可変できるようになっている。デフレクタ
は、分岐部の搬送コンベアの搬送方向の下流側に配置さ
れ、昇降駆動装置により昇降する。
【００１７】この分岐装置により搬送コンベアで搬送さ
れているパレット積載商品を分岐コンベアに分岐すると
き、分岐するパレット積載商品が搬送コンベアで搬送さ
れている分岐部に近づくと、分岐装置の制御ユニットは
昇降駆動装置を駆動して円弧状のデフレクタを上昇させ
るとともに、複数のスキューローラの各回転テーブルを
所定角度回転させ、分岐ローラをそれぞれ所定の回転速
度で回転させる。この分岐ローラの回転速度を制御する
ときに、制御ユニットは回転中心側に近いスキューロー
ラの分岐ローラをほとんど回転させず、回転中心より遠
いスキューローラの分岐ローラを速く回転させる。
れているパレット積載商品を分岐コンベアに分岐すると
き、分岐するパレット積載商品が搬送コンベアで搬送さ
れている分岐部に近づくと、分岐装置の制御ユニットは
昇降駆動装置を駆動して円弧状のデフレクタを上昇させ
るとともに、複数のスキューローラの各回転テーブルを
所定角度回転させ、分岐ローラをそれぞれ所定の回転速
度で回転させる。この分岐ローラの回転速度を制御する
ときに、制御ユニットは回転中心側に近いスキューロー
ラの分岐ローラをほとんど回転させず、回転中心より遠
いスキューローラの分岐ローラを速く回転させる。
【００１８】この状態で搬送コンベアにより搬送されて
いるパレット積載商品が分岐部に入ると、パレット積載
商品は各スキューローラの分岐ローラの回転軸角度と回
転速度により分岐コンベア側に回頭しながら円弧状のデ
フレクタに沿って進行方向を変更し分岐コンベアに分岐
する。パレット積載商品が分岐コンベアに分岐された
ら、制御ユニットは円弧状のデフレクタを下降させると
ともに各スキューローラの分岐ローラが搬送コンベアの
進行方向に回転するように回転テーブルの回転角度を戻
して、各スキューローラの分岐ローラを一定の回転速度
で回転させる。このように搬送コンベアにより搬送され
ているパレット積載商品を分岐させるときに、各スキュ
ーローラの分岐ローラの回転軸をそれぞれ所定角度回転
して、回転中心側に近いスキューローラの分岐ローラを
ほとんど回転させず、回転中心より遠いスキューローラ
の分岐ローラを速く回転させるから、パレット積載商品
を停止させずに円滑に回頭して分岐することができる。
いるパレット積載商品が分岐部に入ると、パレット積載
商品は各スキューローラの分岐ローラの回転軸角度と回
転速度により分岐コンベア側に回頭しながら円弧状のデ
フレクタに沿って進行方向を変更し分岐コンベアに分岐
する。パレット積載商品が分岐コンベアに分岐された
ら、制御ユニットは円弧状のデフレクタを下降させると
ともに各スキューローラの分岐ローラが搬送コンベアの
進行方向に回転するように回転テーブルの回転角度を戻
して、各スキューローラの分岐ローラを一定の回転速度
で回転させる。このように搬送コンベアにより搬送され
ているパレット積載商品を分岐させるときに、各スキュ
ーローラの分岐ローラの回転軸をそれぞれ所定角度回転
して、回転中心側に近いスキューローラの分岐ローラを
ほとんど回転させず、回転中心より遠いスキューローラ
の分岐ローラを速く回転させるから、パレット積載商品
を停止させずに円滑に回頭して分岐することができる。
【００１９】
【実施例】図１はこの発明の一実施例の構成を示す斜視
図、図２は制御部の構成を示すブロック図である。図１
に示すように搬送コンベア１と分岐コンベア２の分岐部
３に設けられた分岐装置４は複数のスキューローラ５を
有する。搬送コンベア１と分岐コンベア２はローラやベ
ルト又はチェーン駆動によりパレット積載商品７を搬送
する。スキューローラ５は、図３の斜視図に示すよう
に、円盤状の回動テーブル８と、回動テーブル８の中心
に回転自在に取り付けられた分岐ローラ９を有する。回
動テーブル８は例えば円筒カム等の駆動伝達機構を介し
てテーブル駆動装置１０に連結され、鉛直軸を中心にし
て回動する。分岐ローラ９は歯車等の回転駆動機構を介
してローラ駆動装置１１に連結され、ローラ駆動装置１
１により回転速度が可変できるようになっている。搬送
コンベア１と分岐部３の境界部にはフォトセンサやカム
スイッチ等からなるパレット検出センサ１３が設けら
れ、分岐コンベア２には分岐パレット検出センサ１４が
設けられている。分岐部３の制御ユニット１５は、図２
のブロック図に示すように、中央制御装置１６からの信
号及びパレット検出センサ１３と分岐パレット検出セン
サ１４からのパレット検知信号を入力してテーブル駆動
装置１０ａ〜１０ｎとローラ駆動装置１１ａ〜１１ｎを
制御する。
図、図２は制御部の構成を示すブロック図である。図１
に示すように搬送コンベア１と分岐コンベア２の分岐部
３に設けられた分岐装置４は複数のスキューローラ５を
有する。搬送コンベア１と分岐コンベア２はローラやベ
ルト又はチェーン駆動によりパレット積載商品７を搬送
する。スキューローラ５は、図３の斜視図に示すよう
に、円盤状の回動テーブル８と、回動テーブル８の中心
に回転自在に取り付けられた分岐ローラ９を有する。回
動テーブル８は例えば円筒カム等の駆動伝達機構を介し
てテーブル駆動装置１０に連結され、鉛直軸を中心にし
て回動する。分岐ローラ９は歯車等の回転駆動機構を介
してローラ駆動装置１１に連結され、ローラ駆動装置１
１により回転速度が可変できるようになっている。搬送
コンベア１と分岐部３の境界部にはフォトセンサやカム
スイッチ等からなるパレット検出センサ１３が設けら
れ、分岐コンベア２には分岐パレット検出センサ１４が
設けられている。分岐部３の制御ユニット１５は、図２
のブロック図に示すように、中央制御装置１６からの信
号及びパレット検出センサ１３と分岐パレット検出セン
サ１４からのパレット検知信号を入力してテーブル駆動
装置１０ａ〜１０ｎとローラ駆動装置１１ａ〜１１ｎを
制御する。
【００２０】上記のように構成された分岐装置４で、例
えばビールやジュース等のようにビンや缶等の容器ある
いは箱や袋に詰められた梱包商品をパレットに積載した
パレット積載商品７を搬送コンベア１で搬送していると
きに分岐コンベア２に分岐するときの動作を説明する。
搬送コンベア１で搬送されているパレット積載商品７を
パレット検出センサ１３で検出したときに、制御ユニッ
ト１５に中央制御装置１６からパレット積載商品７の分
岐が指定されていると、制御ユニット１５は複数のスキ
ューローラ５の回転テーブル８を個々に回転するテーブ
ル駆動装置１０ａ〜１０ｎと分岐ローラ９を個々に回転
するローラ駆動装置１１ａ〜１１ｎを独立に制御して各
回転テーブル８を所定角度回転させ、分岐ローラ９をそ
れぞれ所定の回転速度で回転させる。この分岐ローラ９
の回転速度を制御するときに、制御ユニット１５は回転
中心側に近いスキューローラ５の分岐ローラ９はほとん
ど回転させず、回転中心より遠いスキューローラ５の分
岐ローラ９を速く回転させる。
えばビールやジュース等のようにビンや缶等の容器ある
いは箱や袋に詰められた梱包商品をパレットに積載した
パレット積載商品７を搬送コンベア１で搬送していると
きに分岐コンベア２に分岐するときの動作を説明する。
搬送コンベア１で搬送されているパレット積載商品７を
パレット検出センサ１３で検出したときに、制御ユニッ
ト１５に中央制御装置１６からパレット積載商品７の分
岐が指定されていると、制御ユニット１５は複数のスキ
ューローラ５の回転テーブル８を個々に回転するテーブ
ル駆動装置１０ａ〜１０ｎと分岐ローラ９を個々に回転
するローラ駆動装置１１ａ〜１１ｎを独立に制御して各
回転テーブル８を所定角度回転させ、分岐ローラ９をそ
れぞれ所定の回転速度で回転させる。この分岐ローラ９
の回転速度を制御するときに、制御ユニット１５は回転
中心側に近いスキューローラ５の分岐ローラ９はほとん
ど回転させず、回転中心より遠いスキューローラ５の分
岐ローラ９を速く回転させる。
【００２１】この状態で搬送コンベア１により搬送され
ているパレット積載商品７が分岐部３に入ると、パレッ
ト積載商品７は各スキューローラ５の分岐ローラ９の回
転軸角度と回転速度により分岐コンベア２側に回頭しな
がら進行方向を変更し分岐コンベア２に分岐する。パレ
ット積載商品７が分岐コンベア２に分岐され、分岐コン
ベア２により搬送されたことを分岐パレット検出センサ
１４で検出すると、制御ユニット１５は各スキューロー
ラ５の分岐ローラ９が搬送コンベア１の進行方向に回転
するように回転テーブル８の回転角度を戻して、各スキ
ューローラ５の分岐ローラ９を一定の回転速度で回転さ
せる。
ているパレット積載商品７が分岐部３に入ると、パレッ
ト積載商品７は各スキューローラ５の分岐ローラ９の回
転軸角度と回転速度により分岐コンベア２側に回頭しな
がら進行方向を変更し分岐コンベア２に分岐する。パレ
ット積載商品７が分岐コンベア２に分岐され、分岐コン
ベア２により搬送されたことを分岐パレット検出センサ
１４で検出すると、制御ユニット１５は各スキューロー
ラ５の分岐ローラ９が搬送コンベア１の進行方向に回転
するように回転テーブル８の回転角度を戻して、各スキ
ューローラ５の分岐ローラ９を一定の回転速度で回転さ
せる。
【００２２】このように搬送コンベア１により搬送され
ているパレット積載商品７を分岐させるとき、各スキュ
ーローラ５の分岐ローラ９の回転軸をそれぞれ所定角度
回転し、回転中心側に近いスキューローラ５の分岐ロー
ラ９をほとんど回転させず、回転中心より遠いスキュー
ローラ５の分岐ローラ９を速く回転させるから、パレッ
ト積載商品７を停止させずに円滑に回頭することができ
る。したがって上記のように構成された分岐装置４を、
図４に示すように、自動倉庫の入庫コンベア２ａと搬送
コンベア１の分岐部３ａ及び搬送コンベア１と出庫コン
ベア２ｂの分岐部３ｂに設けておくと、搬送コンベア１
で搬送されたパレット積載商品７を停止させずに入庫コ
ンベア２ａに迅速に分岐してスタッカクレーン２１とパ
レット保管棚２２がある自動倉庫に入庫させることがで
きるとともに、パレット保管棚２２に保管されたパレッ
ト積載商品７を出庫コンベア２ｂから搬送コンベア１に
迅速に合流させて出庫することができ、パレット積載商
品７の搬送効率を高めることができる。
ているパレット積載商品７を分岐させるとき、各スキュ
ーローラ５の分岐ローラ９の回転軸をそれぞれ所定角度
回転し、回転中心側に近いスキューローラ５の分岐ロー
ラ９をほとんど回転させず、回転中心より遠いスキュー
ローラ５の分岐ローラ９を速く回転させるから、パレッ
ト積載商品７を停止させずに円滑に回頭することができ
る。したがって上記のように構成された分岐装置４を、
図４に示すように、自動倉庫の入庫コンベア２ａと搬送
コンベア１の分岐部３ａ及び搬送コンベア１と出庫コン
ベア２ｂの分岐部３ｂに設けておくと、搬送コンベア１
で搬送されたパレット積載商品７を停止させずに入庫コ
ンベア２ａに迅速に分岐してスタッカクレーン２１とパ
レット保管棚２２がある自動倉庫に入庫させることがで
きるとともに、パレット保管棚２２に保管されたパレッ
ト積載商品７を出庫コンベア２ｂから搬送コンベア１に
迅速に合流させて出庫することができ、パレット積載商
品７の搬送効率を高めることができる。
【００２３】上記実施例は円盤状の回動テーブル８と、
回動テーブル８の中心に回転自在に取り付けられた分岐
ローラ９を有するスキューローラ５を使用した場合につ
いて説明したが、図５（ａ）に示すように、分岐ローラ
９を回動テーブル８の回転中心と異なる位置に設けて首
振り自在なスキューローラ５ａや、図５（ｂ）に示すよ
うに、分岐ローラ９を回動テーブル８の上面に設けた支
持板１９に回転自在に取り付けたスキューローラ５ｂを
使用しても良い。また、分岐ローラ９を、図６（ａ）に
示すように、クラウンを付けた分岐ローラ９ａや図６
（ｂ）に示すような球形状の分岐ローラ９ｂを使用して
も良い、このようにクラウンを付けた分岐ローラ９ａや
球形状の分岐ローラ９ｂを使用してパレット積載商品７
との摩擦を小さくすることにより、スキューローラ５で
パレット積載商品７を移動しているときに、回動テーブ
ル８を容易に回動してパレット積載商品７の移動方向を
微調整することができる。
回動テーブル８の中心に回転自在に取り付けられた分岐
ローラ９を有するスキューローラ５を使用した場合につ
いて説明したが、図５（ａ）に示すように、分岐ローラ
９を回動テーブル８の回転中心と異なる位置に設けて首
振り自在なスキューローラ５ａや、図５（ｂ）に示すよ
うに、分岐ローラ９を回動テーブル８の上面に設けた支
持板１９に回転自在に取り付けたスキューローラ５ｂを
使用しても良い。また、分岐ローラ９を、図６（ａ）に
示すように、クラウンを付けた分岐ローラ９ａや図６
（ｂ）に示すような球形状の分岐ローラ９ｂを使用して
も良い、このようにクラウンを付けた分岐ローラ９ａや
球形状の分岐ローラ９ｂを使用してパレット積載商品７
との摩擦を小さくすることにより、スキューローラ５で
パレット積載商品７を移動しているときに、回動テーブ
ル８を容易に回動してパレット積載商品７の移動方向を
微調整することができる。
【００２４】また、上記実施例はパレット積載商品７を
分岐させるとき、搬送コンベア１で搬送されているパレ
ット積載商品７をパレット検出センサ１３で検出したと
きに複数のスキューローラ５の回転テーブル８を所定角
度回転させ、分岐ローラ９をそれぞれ所定の回転速度で
回転させる場合について説明したが、各スキューローラ
５を昇降自在とし、搬送コンベア１で搬送されているパ
レット積載商品７をパレット検出センサ１３で検出した
ときに複数のスキューローラ５の回転テーブル８を所定
角度回転させ、分岐ローラ９をそれぞれ所定の回転速度
で回転させるとともに、分岐部３をパレット積載商品７
が移動しているときに、各スキューローラ５を一部ずつ
下降させて回転テーブル８の角度をパレット積載商品７
の進行方向に応じて微調整してから上昇させるようにし
ても良い。このように各スキューローラ５を昇降自在と
して回転テーブル８の角度を微調整することにより、分
岐部３でパレット積載商品７を搬送中に回転テーブル８
をパレット積載商品７の進行方向に対して最適な角度に
簡単に可変することができ、移動中のパレット積載商品
７を円滑に分岐させることができる。
分岐させるとき、搬送コンベア１で搬送されているパレ
ット積載商品７をパレット検出センサ１３で検出したと
きに複数のスキューローラ５の回転テーブル８を所定角
度回転させ、分岐ローラ９をそれぞれ所定の回転速度で
回転させる場合について説明したが、各スキューローラ
５を昇降自在とし、搬送コンベア１で搬送されているパ
レット積載商品７をパレット検出センサ１３で検出した
ときに複数のスキューローラ５の回転テーブル８を所定
角度回転させ、分岐ローラ９をそれぞれ所定の回転速度
で回転させるとともに、分岐部３をパレット積載商品７
が移動しているときに、各スキューローラ５を一部ずつ
下降させて回転テーブル８の角度をパレット積載商品７
の進行方向に応じて微調整してから上昇させるようにし
ても良い。このように各スキューローラ５を昇降自在と
して回転テーブル８の角度を微調整することにより、分
岐部３でパレット積載商品７を搬送中に回転テーブル８
をパレット積載商品７の進行方向に対して最適な角度に
簡単に可変することができ、移動中のパレット積載商品
７を円滑に分岐させることができる。
【００２５】また、上記実施例は搬送コンベア１と分岐
コンベア２の分岐部３に設けられた分岐装置４に複数の
スキューローラ５を設けた場合について説明したが、図
７に示すように、分岐装置４に複数のスキューローラ５
とともに昇降自在な円弧状のデフレクタ６を設けても良
い。そして分岐装置４で搬送コンベア１で搬送されてい
るパレット積載商品７を分岐コンベア２に分岐するとき
に、円弧状のデフレクタ６を上昇させるとともに複数の
スキューローラ５の回転テーブル８を所定角度回転さ
せ、分岐ローラ９をそれぞれ所定の回転速度で回転させ
ことにより、パレット積載商品７を各スキューローラ５
の分岐ローラ９の回転軸角度と回転速度により分岐コン
ベア２側に回頭させながら円弧状のデフレクタ６に沿っ
て進行方向を変更し分岐コンベア２に分岐させることが
できる。したがってパレット積載商品７の搬送速度が速
いときに、パレット積載商品７の回転が大きくなること
を防いで、パレット積載商品７の進行方向を安定して変
更することができる。
コンベア２の分岐部３に設けられた分岐装置４に複数の
スキューローラ５を設けた場合について説明したが、図
７に示すように、分岐装置４に複数のスキューローラ５
とともに昇降自在な円弧状のデフレクタ６を設けても良
い。そして分岐装置４で搬送コンベア１で搬送されてい
るパレット積載商品７を分岐コンベア２に分岐するとき
に、円弧状のデフレクタ６を上昇させるとともに複数の
スキューローラ５の回転テーブル８を所定角度回転さ
せ、分岐ローラ９をそれぞれ所定の回転速度で回転させ
ことにより、パレット積載商品７を各スキューローラ５
の分岐ローラ９の回転軸角度と回転速度により分岐コン
ベア２側に回頭させながら円弧状のデフレクタ６に沿っ
て進行方向を変更し分岐コンベア２に分岐させることが
できる。したがってパレット積載商品７の搬送速度が速
いときに、パレット積載商品７の回転が大きくなること
を防いで、パレット積載商品７の進行方向を安定して変
更することができる。
【００２６】また、上記実施例は分岐装置４に円弧状の
デフレクタ６を１組設けた場合について説明したが、図
８に示すように、分岐部３の搬送コンベア１に対する両
側に２組の円弧状のデフレクタ６ａ，６ｂを設けると、
パレット積載商品７を搬送コンベア１から分岐コンベア
２に分岐させることとパレット積載商品７を分岐コンベ
ア２から搬送コンベア１に合流させる分岐と合流を１つ
の分岐装置４で行なうことができる。
デフレクタ６を１組設けた場合について説明したが、図
８に示すように、分岐部３の搬送コンベア１に対する両
側に２組の円弧状のデフレクタ６ａ，６ｂを設けると、
パレット積載商品７を搬送コンベア１から分岐コンベア
２に分岐させることとパレット積載商品７を分岐コンベ
ア２から搬送コンベア１に合流させる分岐と合流を１つ
の分岐装置４で行なうことができる。
【００２７】さらに上記各実施例は分岐装置４に円弧状
のデフレクタ６を設けてパレット積載商品７の進行方向
を９０度変えて分岐と合流をする場合について説明した
が、図９に示すように、斜め方向に分岐する場合は、分
岐する角度に応じた角度で直線状のデフレクタ６を設け
れば良い。
のデフレクタ６を設けてパレット積載商品７の進行方向
を９０度変えて分岐と合流をする場合について説明した
が、図９に示すように、斜め方向に分岐する場合は、分
岐する角度に応じた角度で直線状のデフレクタ６を設け
れば良い。
【００２８】また、上記各実施例は回動テーブル８と分
岐ローラ９を有するスキューローラ５を使用した場合に
ついて説明したが、無人搬送台車等に使用されるステア
リング機構を有するホイールドライブユニットを使用し
ても良い。さらに、回転と首振りの２自由度を有する駆
動ユニットであれば、ローラタイプでなくボールベアリ
ングタイプを使用しても良い。
岐ローラ９を有するスキューローラ５を使用した場合に
ついて説明したが、無人搬送台車等に使用されるステア
リング機構を有するホイールドライブユニットを使用し
ても良い。さらに、回転と首振りの２自由度を有する駆
動ユニットであれば、ローラタイプでなくボールベアリ
ングタイプを使用しても良い。
【００２９】さらに、上記実施例は駆動ローラの駆動方
向を任意の角度に変化できるスキューローラ５を用いた
場合について説明したが、図１０に示すように分岐部３
に、パレット積載商品７を搬送コンベア１の直進方向に
送る昇降自在な複数の直進用駆動ローラ１７ａと、パレ
ット積載商品７を搬送コンベア１から分岐コンベア２に
送るため回転方向を順次変えた昇降自在な複数の分岐用
駆動ローラ１７ｂを設けても良い。そしてパレット積載
商品７を搬送コンベア１から分岐コンベア２に送るとき
に、直進用駆動ローラ１７ａを下降させて、分岐用駆動
ローラ１７ｂを上昇させ、上昇させた分岐用駆動ローラ
１７の回転速度を制御してパレット積載商品７の進行方
向を分岐方向に回頭させる。また、パレット積載商品７
を分岐コンベア２から搬送コンベア１に合流させるとき
も、同様にして合流させることができる。
向を任意の角度に変化できるスキューローラ５を用いた
場合について説明したが、図１０に示すように分岐部３
に、パレット積載商品７を搬送コンベア１の直進方向に
送る昇降自在な複数の直進用駆動ローラ１７ａと、パレ
ット積載商品７を搬送コンベア１から分岐コンベア２に
送るため回転方向を順次変えた昇降自在な複数の分岐用
駆動ローラ１７ｂを設けても良い。そしてパレット積載
商品７を搬送コンベア１から分岐コンベア２に送るとき
に、直進用駆動ローラ１７ａを下降させて、分岐用駆動
ローラ１７ｂを上昇させ、上昇させた分岐用駆動ローラ
１７の回転速度を制御してパレット積載商品７の進行方
向を分岐方向に回頭させる。また、パレット積載商品７
を分岐コンベア２から搬送コンベア１に合流させるとき
も、同様にして合流させることができる。
【００３０】また、パレットの底部がすのこ状になって
いて、パレット底部を支持するローラの密度を上げる必
要がある場合は、スキューローラ５又は直進用駆動ロー
ラ１７ａと分岐用駆動ローラ１７ｂの個数を増やすので
はなく、図１１又は図１２に示すように、全方向に回動
自在なボールベアリング１８をスキューローラ５又は直
進用駆動ローラ１７ａと分岐用駆動ローラ１７ｂの隙間
に多数設け、パレットの重量をボールベアリング１８で
受けるようにすると、スキューローラ１８又は直進用駆
動ローラ１７ａと分岐用駆動ローラ１７ｂの小さな駆動
力でパレットの進行方向を制御することができ、装置の
低コスト化を実現することができる。
いて、パレット底部を支持するローラの密度を上げる必
要がある場合は、スキューローラ５又は直進用駆動ロー
ラ１７ａと分岐用駆動ローラ１７ｂの個数を増やすので
はなく、図１１又は図１２に示すように、全方向に回動
自在なボールベアリング１８をスキューローラ５又は直
進用駆動ローラ１７ａと分岐用駆動ローラ１７ｂの隙間
に多数設け、パレットの重量をボールベアリング１８で
受けるようにすると、スキューローラ１８又は直進用駆
動ローラ１７ａと分岐用駆動ローラ１７ｂの小さな駆動
力でパレットの進行方向を制御することができ、装置の
低コスト化を実現することができる。
【００３１】さらに、図１３の斜視図に示すように、搬
送コンベア１と分岐コンベア２の分岐部３のパレット積
載商品７を分岐させるときの旋回中心側に、垂直に軸支
された回転自在なコーナローラ２３を配置しておくと、
パレット積載商品７を分岐させるときに、パレット積載
商品７の側面をコーナローラ２３に倣って移動すること
ができ、パレット積載商品７の進行方向を安定して切り
換えることができる。
送コンベア１と分岐コンベア２の分岐部３のパレット積
載商品７を分岐させるときの旋回中心側に、垂直に軸支
された回転自在なコーナローラ２３を配置しておくと、
パレット積載商品７を分岐させるときに、パレット積載
商品７の側面をコーナローラ２３に倣って移動すること
ができ、パレット積載商品７の進行方向を安定して切り
換えることができる。
【００３２】上記実施例は搬送コンベア１で搬送してい
るパレット積載商品７を分岐させたり合流させる場合に
ついて説明したが、図１４に示すように、搬送コンベア
１が十字状の交差している場合や、図１５に示すよう
に、複数に交差している場合にも同様にしてパレット積
載商品７を停止させずに進行方向を切り換えることがで
きる。したがってパレット積載商品７の搬送効率を向上
させることができる。また、図１６に示すように、搬送
コンベア１がＬ字状に曲がっている場合やＵ字状にター
ンしているカーブ部を有する場合、カーブ部の旋回中心
側にコーナローラ２３を配置しておくとパレット積載商
品７の内周側側面をコーナローラ２３に倣わせながら外
周側を外側のガイドに沿って移動することができ、パレ
ット積載商品７がカーブ部でひっかかることを防止でき
る。ここでコーナローラ２３はフリーローラであっても
動力付きのローラであっても良い。
るパレット積載商品７を分岐させたり合流させる場合に
ついて説明したが、図１４に示すように、搬送コンベア
１が十字状の交差している場合や、図１５に示すよう
に、複数に交差している場合にも同様にしてパレット積
載商品７を停止させずに進行方向を切り換えることがで
きる。したがってパレット積載商品７の搬送効率を向上
させることができる。また、図１６に示すように、搬送
コンベア１がＬ字状に曲がっている場合やＵ字状にター
ンしているカーブ部を有する場合、カーブ部の旋回中心
側にコーナローラ２３を配置しておくとパレット積載商
品７の内周側側面をコーナローラ２３に倣わせながら外
周側を外側のガイドに沿って移動することができ、パレ
ット積載商品７がカーブ部でひっかかることを防止でき
る。ここでコーナローラ２３はフリーローラであっても
動力付きのローラであっても良い。
【００３３】また、カーブ部でパレット積載商品７の進
行方向を変更するときに、カーブ部に複数の駆動ローラ
１７をそれぞれカーブ部の曲率に応じた角度で取付け、
各駆動ローラ１７の回転速度を制御することにより、パ
レット積載商品７の進行方向を安定して変更することが
できる。
行方向を変更するときに、カーブ部に複数の駆動ローラ
１７をそれぞれカーブ部の曲率に応じた角度で取付け、
各駆動ローラ１７の回転速度を制御することにより、パ
レット積載商品７の進行方向を安定して変更することが
できる。
【００３４】
【発明の効果】この発明は以上説明したように、スキュ
ーローラの回転速度と首振り角度又は分岐，合流方向に
対して任意の角度で取付けた駆動ローラの回転速度を制
御し、パレットの進行方向を変えるようにしたから、パ
レット積載商品を一旦停止させることなしに分岐したり
合流させることができ、パレット積載商品を迅速に搬送
することができ、パレット積載商品の入庫作業や出庫作
業の効率を高めることができる。
ーローラの回転速度と首振り角度又は分岐，合流方向に
対して任意の角度で取付けた駆動ローラの回転速度を制
御し、パレットの進行方向を変えるようにしたから、パ
レット積載商品を一旦停止させることなしに分岐したり
合流させることができ、パレット積載商品を迅速に搬送
することができ、パレット積載商品の入庫作業や出庫作
業の効率を高めることができる。
【００３５】また、各スキューローラを昇降自在とし、
各スキューローラの上をパレット積載商品が移動してい
るときに、各スキューローラを一部ずつ下降させてスキ
ューローラの角度をパレット積載商品の進行方向に応じ
て微調整してから上昇させることにより、パレット積載
商品を搬送中に各スキューローラをパレット積載商品の
進行方向に対して最適な角度に簡単に可変することがで
き、パレット積載商品を移動させながら進行方向を円滑
に変更させることができる。
各スキューローラの上をパレット積載商品が移動してい
るときに、各スキューローラを一部ずつ下降させてスキ
ューローラの角度をパレット積載商品の進行方向に応じ
て微調整してから上昇させることにより、パレット積載
商品を搬送中に各スキューローラをパレット積載商品の
進行方向に対して最適な角度に簡単に可変することがで
き、パレット積載商品を移動させながら進行方向を円滑
に変更させることができる。
【００３６】また、パレット搬送コンベアの分岐・合流
部に上下に移動自在なデフレクタを設け、パレット積載
商品を分岐又は合流せるときにデフレクタを上昇させる
と共にスキューローラの回転速度と首振り角度を制御し
てパレットの進行方向を分岐又は合流方向に切り換える
から、パレット積載商品の進行方向をデフレクタに沿っ
て変更させることができ、パレット積載商品の搬送速度
が速いときに、パレット積載商品の回転が大きくなるこ
とを防いでパレット積載商品の進行方向を安定して変更
することができる。
部に上下に移動自在なデフレクタを設け、パレット積載
商品を分岐又は合流せるときにデフレクタを上昇させる
と共にスキューローラの回転速度と首振り角度を制御し
てパレットの進行方向を分岐又は合流方向に切り換える
から、パレット積載商品の進行方向をデフレクタに沿っ
て変更させることができ、パレット積載商品の搬送速度
が速いときに、パレット積載商品の回転が大きくなるこ
とを防いでパレット積載商品の進行方向を安定して変更
することができる。
【００３７】また、スキューローラ又は駆動ローラの隙
間に全方向に回動自在なボールベアリングを多数配置す
ることにより、低コストでパレットの底面を支持するロ
ーラの密度を高めることができ、パレットの底部がすの
こ状になっている場合でも、パレット積載商品を一旦停
止させることなしに安定して分岐したり合流させること
ができる。さらにパレットの重量をボールベアリングで
受けることにより、スキューローラ又は駆動ローラは小
さな駆動力でパレットの進行方向を制御することがで
き、装置の低コスト化を実現することができる。
間に全方向に回動自在なボールベアリングを多数配置す
ることにより、低コストでパレットの底面を支持するロ
ーラの密度を高めることができ、パレットの底部がすの
こ状になっている場合でも、パレット積載商品を一旦停
止させることなしに安定して分岐したり合流させること
ができる。さらにパレットの重量をボールベアリングで
受けることにより、スキューローラ又は駆動ローラは小
さな駆動力でパレットの進行方向を制御することがで
き、装置の低コスト化を実現することができる。
【００３８】さらに、パレット搬送コンベアの分岐・合
流部やカーブ部のパレットの旋回中心側に、垂直に軸支
された回転自在なコーナローラを配置することにより、
パレット積載商品の内周側側面をコーナローラに倣わせ
ながら外周側を外側のガイドに沿って移動することがで
き、パレット積載商品の進行方向を安定して変更するこ
とができる。
流部やカーブ部のパレットの旋回中心側に、垂直に軸支
された回転自在なコーナローラを配置することにより、
パレット積載商品の内周側側面をコーナローラに倣わせ
ながら外周側を外側のガイドに沿って移動することがで
き、パレット積載商品の進行方向を安定して変更するこ
とができる。
【図１】この発明の実施例の構成を示す斜視図である。
【図２】上記実施例の制御部の構成を示すブロック図で
ある。
ある。
【図３】スキューローラの構成を示す斜視図である。
【図４】上記実施例を自動倉庫に適用した例を示す平面
図である。
図である。
【図５】スキューローラの他の構成を示す斜視図であ
る。
る。
【図６】分岐ローラの他の構成を示す斜視図である。
【図７】第２の実施例の構成を示す斜視図である。
【図８】第３の実施例の構成を示す平面図である。
【図９】第４の実施例の構成を示す斜視図である。
【図１０】第５の実施例の構成を示す平面図である。
【図１１】スキューローラの隙間にボールベアリングを
配置した実施例の平面図である。
配置した実施例の平面図である。
【図１２】駆動ローラの隙間にボールベアリングを配置
した実施例の平面図である。
した実施例の平面図である。
【図１３】コーナローラを設けた実施例の構成を示す斜
視図である。
視図である。
【図１４】十字状の交差を有する搬送コンベアの構成を
示す斜視図である。
示す斜視図である。
【図１５】複数に交差している搬送コンベアの構成を示
す斜視図である。
す斜視図である。
【図１６】Ｌ字状のカーブ部を有する搬送コンベアの構
成を示す斜視図である。
成を示す斜視図である。
１ 搬送コンベア ２ 分岐コンベア ３ 分岐部 ４ 分岐装置 ５ スキューローラ ６ デフレクタ ７ パレット積載商品 ８ 回転テーブル ９ 分岐ローラ １０ テーブル駆動装置 １１ ローラ駆動装置 １２ 昇降駆動装置 １３ パレット検出センサ １４ 分岐パレット検出センサ １５ 制御ユニット １６ 中央制御装置 １７ 駆動ローラ １８ ボールベアリング ２３ コーナローラ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成１２年１１月２４日（２０００．１１．
２４）
２４）
【手続補正１】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正２】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】０００８
【補正方法】変更
【補正内容】
【０００８】
【課題を解決するための手段】この発明に係るパレット
搬送方向変更装置は、パレット搬送コンベアの分岐・合
流部又はカーブ部に設けられ、回転と首振りの２自由度
を有する複数の駆動ユニットと駆動制御ユニットを有
し、駆動制御ユニットはパレットを分岐，合流させると
き又はパレットがカーブ部を進行するときに、駆動ユニ
ットの回転速度と首振り角度を制御し、パレットの進行
方向を変更することを特徴とする。
搬送方向変更装置は、パレット搬送コンベアの分岐・合
流部又はカーブ部に設けられ、回転と首振りの２自由度
を有する複数の駆動ユニットと駆動制御ユニットを有
し、駆動制御ユニットはパレットを分岐，合流させると
き又はパレットがカーブ部を進行するときに、駆動ユニ
ットの回転速度と首振り角度を制御し、パレットの進行
方向を変更することを特徴とする。
【手続補正３】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】０００９
【補正方法】変更
【補正内容】
【０００９】第２の発明に係るパレット搬送方向変更装
置の駆動制御ユニットは、複数の駆動ユニットのうち、
回転中心側に近い駆動ユニットをほとんど回転させず、
回転中心より遠い駆動ユニットを速く回転させることに
より、パレットの進行方向を変更することを特徴とす
る。
置の駆動制御ユニットは、複数の駆動ユニットのうち、
回転中心側に近い駆動ユニットをほとんど回転させず、
回転中心より遠い駆動ユニットを速く回転させることに
より、パレットの進行方向を変更することを特徴とす
る。
【手続補正４】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】００１０
【補正方法】変更
【補正内容】
【００１０】第３の発明に係るパレット搬送方向変更装
置の駆動制御ユニットは、複数の駆動ユニットのうち、
回転中心側に近い駆動ユニットよりも回転中心より遠い
駆動ユニットを速く回転させることにより、パレットの
進行方向を変更することを特徴とする。
置の駆動制御ユニットは、複数の駆動ユニットのうち、
回転中心側に近い駆動ユニットよりも回転中心より遠い
駆動ユニットを速く回転させることにより、パレットの
進行方向を変更することを特徴とする。
【手続補正５】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】００１１
【補正方法】変更
【補正内容】
【００１１】第４の発明に係るパレット搬送方向変更装
置は、パレット搬送コンベアの分岐・合流部又はカーブ
部に設けられ、回転速度と首振り角度を可変できる複数
のスキューローラと駆動制御ユニットを有し、駆動制御
ユニットはパレットを分岐，合流させるとき又はパレッ
トがカーブ部を進行するときに、スキューローラの首振
り角度を制御するとともに、スキューローラの回転速度
を、回転中心側に近いローラよりも回転中心より遠いロ
ーラを速く回転させるように制御して、パレットの進行
方向を変更することを特徴とする。
置は、パレット搬送コンベアの分岐・合流部又はカーブ
部に設けられ、回転速度と首振り角度を可変できる複数
のスキューローラと駆動制御ユニットを有し、駆動制御
ユニットはパレットを分岐，合流させるとき又はパレッ
トがカーブ部を進行するときに、スキューローラの首振
り角度を制御するとともに、スキューローラの回転速度
を、回転中心側に近いローラよりも回転中心より遠いロ
ーラを速く回転させるように制御して、パレットの進行
方向を変更することを特徴とする。
【手続補正６】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】００１２
【補正方法】削除
【手続補正７】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】００１３
【補正方法】削除
【手続補正８】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】００１４
【補正方法】削除
【手続補正９】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】００１５
【補正方法】削除
【手続補正１０】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】００１６
【補正方法】変更
【補正内容】
【００１６】
【発明の実施の形態】この発明の搬送コンベアと分岐コ
ンベアの分岐部に設けられた分岐装置は複数のスキュー
ローラからなる駆動ユニットと円弧状のデフレクタを有
する。スキューローラは円盤状の回動テーブルと、回動
テーブルに回転自在に取り付けられた分岐ローラを有す
る。回動テーブルは駆動伝達機構を介してテーブル駆動
装置に連結され、鉛直軸を中心にして回動する。分岐ロ
ーラは回転駆動機構を介してローラ駆動装置に連結さ
れ、ローラ駆動装置により回転速度が可変できるように
なっている。デフレクタは、分岐部の搬送コンベアの搬
送方向の下流側に配置され、昇降駆動装置により昇降す
る。
ンベアの分岐部に設けられた分岐装置は複数のスキュー
ローラからなる駆動ユニットと円弧状のデフレクタを有
する。スキューローラは円盤状の回動テーブルと、回動
テーブルに回転自在に取り付けられた分岐ローラを有す
る。回動テーブルは駆動伝達機構を介してテーブル駆動
装置に連結され、鉛直軸を中心にして回動する。分岐ロ
ーラは回転駆動機構を介してローラ駆動装置に連結さ
れ、ローラ駆動装置により回転速度が可変できるように
なっている。デフレクタは、分岐部の搬送コンベアの搬
送方向の下流側に配置され、昇降駆動装置により昇降す
る。
【手続補正１１】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】００１７
【補正方法】変更
【補正内容】
【００１７】この分岐装置により搬送コンベアで搬送さ
れているパレット積載商品を分岐コンベアに分岐すると
き、分岐するパレット積載商品が搬送コンベアで搬送さ
れている分岐部に近づくと、分岐装置の制御ユニットは
昇降駆動装置を駆動して円弧状のデフレクタを上昇させ
るとともに、複数のスキューローラの各回転テーブルを
所定角度回転させ、分岐ローラをそれぞれ所定の回転速
度で回転させる。この分岐ローラの回転速度を制御する
ときに、駆動制御ユニットは回転中心側に近いスキュー
ローラの分岐ローラをほとんど回転させず、回転中心よ
り遠いスキューローラの分岐ローラを速く回転させる。
れているパレット積載商品を分岐コンベアに分岐すると
き、分岐するパレット積載商品が搬送コンベアで搬送さ
れている分岐部に近づくと、分岐装置の制御ユニットは
昇降駆動装置を駆動して円弧状のデフレクタを上昇させ
るとともに、複数のスキューローラの各回転テーブルを
所定角度回転させ、分岐ローラをそれぞれ所定の回転速
度で回転させる。この分岐ローラの回転速度を制御する
ときに、駆動制御ユニットは回転中心側に近いスキュー
ローラの分岐ローラをほとんど回転させず、回転中心よ
り遠いスキューローラの分岐ローラを速く回転させる。
【手続補正１２】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】００３４
【補正方法】変更
【補正内容】
【００３４】
【発明の効果】この発明は以上説明したように、回転と
首振りの２自由度を有する複数の駆動ユニットの回転速
度と首振り角度を制御してパレットの進行方向を変える
ようにしたから、パレット積載商品を一旦停止させるこ
となしに連続して分岐したり合流させることができ、パ
レット積載商品を迅速に搬送してパレット積載商品の入
庫作業や出庫作業の効率を高めることができる。
首振りの２自由度を有する複数の駆動ユニットの回転速
度と首振り角度を制御してパレットの進行方向を変える
ようにしたから、パレット積載商品を一旦停止させるこ
となしに連続して分岐したり合流させることができ、パ
レット積載商品を迅速に搬送してパレット積載商品の入
庫作業や出庫作業の効率を高めることができる。
【手続補正１３】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】００３５
【補正方法】変更
【補正内容】
【００３５】また、搬送されているパレット積載商品を
分岐させたり合流させるときに、複数の駆動ユニットの
うち回転中心側に近い駆動ユニットをほとんど回転させ
ず、回転中心より遠い駆動ユニットを速く回転させてパ
レットの進行方向を変更することにより、パレット積載
商品を停止させずに円滑に回頭することができる。
分岐させたり合流させるときに、複数の駆動ユニットの
うち回転中心側に近い駆動ユニットをほとんど回転させ
ず、回転中心より遠い駆動ユニットを速く回転させてパ
レットの進行方向を変更することにより、パレット積載
商品を停止させずに円滑に回頭することができる。
【手続補正１４】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】００３６
【補正方法】変更
【補正内容】
【００３６】また、搬送されているパレット積載商品を
分岐させたり合流させるときに、複数の駆動ユニットの
うち回転中心側に近い駆動ユニットよりも回転中心より
遠い駆動ユニットを速く回転させてパレットの進行方向
を変更することにより、より安定してパレット積載商品
を回頭して搬送することができる。
分岐させたり合流させるときに、複数の駆動ユニットの
うち回転中心側に近い駆動ユニットよりも回転中心より
遠い駆動ユニットを速く回転させてパレットの進行方向
を変更することにより、より安定してパレット積載商品
を回頭して搬送することができる。
【手続補正１５】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】００３７
【補正方法】変更
【補正内容】
【００３７】さらに、駆動ユニットを回動テーブルと分
岐ローラを有するスキューローラで構成することによ
り、パレット積載商品を容易に回動することができる。
岐ローラを有するスキューローラで構成することによ
り、パレット積載商品を容易に回動することができる。
【手続補正１６】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】００３８
【補正方法】削除
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 押田 栄二 東京都千代田区丸の内一丁目１番２号 日 本鋼管株式会社内 (72)発明者 衛藤 信一郎 東京都千代田区丸の内一丁目１番２号 日 本鋼管株式会社内 (72)発明者 加藤 安久 東京都千代田区丸の内一丁目１番２号 日 本鋼管株式会社内 (72)発明者 石川 洋史 東京都千代田区丸の内一丁目１番２号 日 本鋼管株式会社内
Claims (9)
- 【請求項１】 パレット搬送コンベアの分岐・合流部又
はカーブ部に設けられ、回転速度と首振り角度を可変で
きる複数のスキューローラと駆動制御ユニットを有し、
駆動制御ユニットはパレットを分岐，合流させるとき又
はパレットがカーブ部を進行するときに、スキューロー
ラの回転速度と首振り角度を制御し、パレットの進行方
向を変更することを特徴とするパレット搬送方向変更装
置。 - 【請求項２】 上記スキューローラは昇降自在とし、駆
動制御ユニットはパレットを進行させながら搬送方向を
変更するときに、各スキューローラ毎に下降させて首振
り角度を制御してから上昇させてパレットの進行方向を
変更する請求項１記載のパレット搬送方向変更装置。 - 【請求項３】 上記パレット搬送コンベアの分岐・合流
部に昇降自在なデフレクタを有し、駆動制御ユニットは
パレットを分岐又は合流せるときにデフレクタを上昇さ
せると共にスキューローラの回転速度と首振り角度を制
御し、パレットの進行方向を分岐又は合流方向に切り換
える請求項１又は２記載のパレット搬送方向変更装置。 - 【請求項４】 パレット搬送コンベアの分岐・合流部に
設けられ、パレット搬送方向と分岐又は合流方向に応じ
た角度で取り付けられた昇降自在な駆動ローラと駆動制
御ユニットを有し、駆動制御ユニットはパレットを分岐
又は合流させるときに、パレット搬送方向に応じた角度
で取り付けられた駆動ローラを下降させ、分岐又は合流
方向に応じた角度で取り付けられた駆動ローラを上昇さ
せ、上昇させた駆動ローラの回転速度を制御してパレッ
トの進行方向を分岐又は合流方向に切り換えることを特
徴とするパレット搬送方向変更装置。 - 【請求項５】 上記パレット搬送コンベアの分岐・合流
部に昇降自在なデフレクタを有し、駆動制御ユニットは
パレットを分岐又は合流せるときにデフレクタを上昇さ
せると共にパレット搬送方向に応じた角度で取り付けら
れた駆動ローラを下降させ、分岐又は合流方向に応じた
角度で取り付けられた駆動ローラを上昇させ、上昇させ
た駆動ローラの回転速度を制御してパレットの進行方向
を分岐又は合流方向に切り換える請求項４記載のパレッ
ト搬送方向変更装置。 - 【請求項６】 上記スキューローラの隙間に水平面内に
自由度を有するボールベアリング又は補助ローラを多数
配置した請求項１，２又は３記載のパレット搬送方向変
更装置。 - 【請求項７】 上記駆動ローラの隙間に水平面内に自由
度を有するボールベアリング又は補助ローラを多数配置
した請求項４又は５記載のパレット搬送方向変更装置。 - 【請求項８】 上記パレット搬送コンベアの分岐・合流
部又はカーブ部の旋回中心側に、垂直に軸支された回転
自在なコーナローラを配置した請求項１乃至７のいずれ
かに記載のパレット搬送方向変更装置。 - 【請求項９】 上記パレット搬送コンベアのカーブ部の
パレットの搬送方向に応じた角度で取付けられた複数の
駆動ローラの回転速度を制御してパレットの進行方向を
変更する請求項１乃至８のいずれかに記載のパレット搬
送方向変更装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000355487A JP2001192116A (ja) | 1998-04-03 | 2000-11-22 | パレット搬送方向変更装置 |
Applications Claiming Priority (7)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9151298 | 1998-04-03 | ||
| JP28902398 | 1998-10-12 | ||
| JP11-47878 | 1999-02-25 | ||
| JP10-91512 | 1999-02-25 | ||
| JP10-289023 | 1999-02-25 | ||
| JP4787899 | 1999-02-25 | ||
| JP2000355487A JP2001192116A (ja) | 1998-04-03 | 2000-11-22 | パレット搬送方向変更装置 |
Related Parent Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP09614699A Division JP3228266B2 (ja) | 1998-04-03 | 1999-04-02 | パレット搬送方向変更装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001192116A true JP2001192116A (ja) | 2001-07-17 |
Family
ID=27462117
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000355487A Pending JP2001192116A (ja) | 1998-04-03 | 2000-11-22 | パレット搬送方向変更装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2001192116A (ja) |
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-
2000
- 2000-11-22 JP JP2000355487A patent/JP2001192116A/ja active Pending
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