JP2001191805A - 産業車両のサスペンション装置及びリーチ型フォークリフト - Google Patents

産業車両のサスペンション装置及びリーチ型フォークリフト

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JP2001191805A
JP2001191805A JP2000006794A JP2000006794A JP2001191805A JP 2001191805 A JP2001191805 A JP 2001191805A JP 2000006794 A JP2000006794 A JP 2000006794A JP 2000006794 A JP2000006794 A JP 2000006794A JP 2001191805 A JP2001191805 A JP 2001191805A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 サスペンション装置において、駆動輪と従動
輪を作動連結するサスペンション用機構の構造物を利用
して、駆動輪と従動輪の路面追従性を高める。 【解決手段】 リーチ型フォークリフトに装備されたサ
スペンション装置30は、駆動操舵輪19を有するドラ
イブユニット31とキャスタ20とを車体に対して上下
変位可能に懸架する。ドライブユニットサポート41
は、ドライブユニット31の前方に車幅方向に延びる状
態で配置された回動軸40の左側部分に一体回動可能に
連結されている。第2回転軸47を中心に揺動可能なキ
ャスタアーム48は、その第2アーム部54と伝達アー
ム46との係合を介して第1回転軸40の左側部分と回
動力の逆転伝達が可能に作動連結されている。第1回転
軸40の左右両側には駆動操舵輪19とキャスタ20の
各輪重に基づく2つの回転力が逆向きに入力される。両
輪19,20は第1回転軸40のねじり反力により路面
側に付勢されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、駆動輪と従動輪が
車体のロール方向の揺動を許容する状態で車体に上下変
位可能に懸架されている産業車両のサスペンション装置
及びリーチ型フォークリフトに関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えばリーチ型フォークリフトには前二
輪・後一輪の3輪車タイプで、後一輪である駆動操舵輪
の車幅方向所定距離離れた隣にキャスタ輪を備えるもの
がある。駆動輪とキャスタ輪はサスペンション装置を介
して上下変位可能な状態で車体に懸架されている。
【0003】例えば特開平8−164722号公報に
は、図11に示すリーチ型フォークリフトのサスペンシ
ョン装置が開示されている。車体後部右部分には立席式
の運転席(運転室)80が設けられ、運転席80の前側
には操作盤81が、左側にはハンドル82が設けられて
いる。駆動操舵輪83は運転席80の床面80aから車
幅方向に外れて位置し、キャスタ輪84は運転席80の
床面80aの下方に位置している。駆動操舵輪83はド
ライブモータ85の駆動力が入力されるドライブユニッ
トギヤ86の下部に取付けられ、ドライブモータ85及
びドライブユニットギヤ86を備えたドライブユニット
87と一体で変位可能に支持されている。
【0004】ドライブユニット87とキャスタ輪84は
両者を作動連結する平行リンク機構88を介して車体に
懸架されていた。平行リンク機構88は、支持リンク9
1、アッパリンク92、ロアリンク93及びキャスタリ
ンク94を備え、各リンク91〜94は平行四辺形の頂
点に位置する4つの軸95〜98によって連結されてい
る。平行リンク機構88は駆動操舵輪83とキャスタ輪
84に荷重をほぼ等分に配分するリンク比に設定され、
平行リンク機構88の所定箇所が油圧シリンダ99によ
り付勢され、油圧シリンダ99の付勢力分だけ駆動操舵
輪83の方が大きな輪重が付与されるように設定されて
いる。両輪83,84の輪重に応じて平行リンク機構8
8は軸95,96を固定軸として車体に対して回動し、
リーチシリンダ(油圧シリンダ)100の駆動に基づき
マスト装置が前後動して車両重心が前後に移動したとし
ても両輪83,84の輪重が好適に配分されるようにな
っていた。なお、油圧シリンダ99に替わりサスペンシ
ョンスプリングを使用して付勢する装置もある。
【0005】また特開平8−156544号公報には、
平行リンク機構を採用しないサスペンション装置が開示
されている。この装置はサスペンションリンクが車両前
後方向と平行に配置された軸を中心に揺動可能に設けら
れた揺動式で、サスペンションリンクの左右両側に支持
されたドライブユニットとキャスタ輪が車体に対して上
下変位可能な構成であった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】平行リンク機構88は
駆動操舵輪83の輪重に基づく入力と、キャスタ輪84
の輪重に基づく入力が釣り合った姿勢で静止する。図1
1に示すように、平行リンク機構88では複数のリンク
91〜94がビーム状の比較的剛性のある部材からな
り、平行リンク機構88は撓みや曲がりなどの変形がし
難い構成となっていた。つまり平行リンク機構88は各
輪83,84からの二入力を弾発的に吸収するようなバ
ネ剛性を有する構造ではなかった。例えば凹凸路面走行
時に輪が凸部に乗り上げたり凹部に落ち込んだときは、
慣性のために平行リンク機構88やドライブユニット8
7、キャスタ輪84が静止を維持しようとするため、平
行リンク機構88の動きが一瞬遅れサスペンションとし
ての応答性が良くなかった。そのために図11に示すよ
うにキャスタリンク94とロアリンク93間にキャスタ
スプリング101を介装することで、凹凸路面走行時に
キャスタ輪84から入力される車両の振動を効果的に吸
収するようにしていた。しかし、駆動操舵輪83側では
リンク91とドライブユニットギヤ86間にバネを介装
することが困難で、駆動操舵輪83が凹凸路面を走行す
る際に駆動操舵輪83から入力される車両振動が吸収さ
れ難いという問題があった。つまり駆動操舵輪83の路
面追従性が十分良いとは言えなかった。
【0007】なお、特開平8−156544号公報に開
示されたサスペンション装置は、ドライブユニットとキ
ャスタ輪を左右両側に支持するサスペンションリンク
が、車両前後方向に延びる軸を中心に揺動する揺動式で
あるため、駆動操舵輪やキャスタ輪がサスペンションリ
ンクの揺動時に左右に傾倒してタイヤが偏摩耗し易いと
いう問題があった。
【0008】本発明は前記課題を解決するためになされ
たものであり、その目的は、駆動輪と従動輪を作動連結
するサスペンション用の機構を形成する構造物を利用し
て、駆動輪と従動輪の路面追従性を高めることができる
産業車両のサスペンション装置及びリーチ型フォークリ
フトを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に請求項1に記載の発明では、左右で対をなす駆動輪と
従動輪を備え、前記駆動輪を有するドライブユニットと
前記従動輪が車体のロール方向の揺動を許容するように
車体に対して上下変位可能に懸架された産業車両のサス
ペンション装置において、前記駆動輪と従動輪とを作動
連結する回動軸を備え、該回動軸の軸方向両側には、前
記ドライブユニットを支持する駆動側支持手段を介して
前記駆動輪の輪重に基づき入力される回転力と、前記従
動輪を支持する前記従動側支持手段を介して前記従動輪
の輪重に基づき入力される回転力とが互いに逆向きに入
力され、前記2つの回転入力が釣り合うように前記回動
軸が回動することにより前記駆動輪と前記従動輪が車体
に対して上下逆向きに変位可能に構成されている。な
お、回動軸の軸方向両側とは、回動軸の軸方向両端を必
ずしも意味するものではなく、回動軸の軸方向にねじれ
を許容する程度の距離を隔てた2箇所という意味であ
る。
【0010】従って、回動軸は駆動輪と従動輪の各輪重
に基づく逆向きの回転力が軸方向両側に入力されるた
め、ねじり状態に保持される。そして回動軸のねじり反
力により駆動輪と従動輪は路面に押圧付勢される。例え
ば剛性のあるビーム状の部材で構成された平行リンク機
構を通じて駆動輪と従動輪が作動連結された従来装置に
比べ、駆動輪や従動輪が静止を維持しようとする慣性に
さほど影響されず回動軸のねじれの開放により半ば独立
的に変位し易くなる。よって、このサスペンション装置
を装備する産業車両が凹凸路面を走行するとき、駆動輪
と従動輪の路面追従性が高まる。
【0011】請求項2に記載の発明では、請求項1に記
載の発明において、前記駆動側支持手段と前記従動側支
持手段のうちの一方が連動可能に連結された前記回動軸
と、そのうちの他方の支持手段が変位可能に支持された
支持軸と、当該他方の支持手段が変位したときの前記支
持軸回りの回動力を前記回動軸に逆向きの回転力として
伝達する動力伝達手段とを備えている。
【0012】従って、駆動側支持手段、従動側支持手
段、回動軸、支持軸および動力伝達手段を備えた簡単な
構造で済む。また、一方の支持手段と回動軸の間に介在
する動力伝達手段のリンク比の選択により、駆動輪と従
動輪の輪重配分を所望する比率に設定し易くなる。すな
わち、回動軸の軸方向両側に両支持手段を一体連結する
構成とすると、駆動輪と従動輪の回動軸までの各距離の
比により輪重配分比がほぼ一義的に決まってしまうが、
本構成によれば動力伝達手段のリンク比の選択により輪
重配分比の設定の自由度が高まる。さらに駆動輪と従動
輪を同じ側に位置させた状態(例えば両輪の前側または
後側)に回動軸を配置することが可能になり、サスペン
ション装置をコンパクトにレイアウトし易くなる。
【0013】請求項3に記載の発明では、請求項1又は
2に記載の発明において、前記駆動側支持手段は、前記
駆動輪が車幅方向と直交する面内を揺動可能な状態に前
記ドライブユニットを支持し、前記回動軸と連動して揺
動するアームである。
【0014】従って、駆動輪の車体に対する上下変位時
は、ドライブユニットを支持するアームが回動軸と連動
して揺動することで、駆動輪が車幅方向と直交する面内
を揺動する。よって、駆動輪の車体に対する上下変位時
に駆動輪が接地面に対して傾倒することがなく駆動輪の
タイヤの偏摩耗を防ぎ易くなる。また仮に駆動輪が駆動
操舵輪であっても、頻度の高い直進操舵時には駆動輪が
接地面に対して傾倒せず、駆動操舵輪のタイヤの偏摩耗
が起き難くなる。
【0015】請求項4に記載の発明では、請求項1又は
2に記載の発明において、前記駆動側支持手段は、前記
ドライブユニットを支持する駆動側支持部材と、前記回
動軸と連動して作動するとともに前記駆動側支持部材を
前記ドライブユニットの姿勢を保持したまま上下変位可
能に平行運動させる平行リンク機構とを備えている。
【0016】従って、回動軸の連動を伴って平行リンク
機構が作動することにより、駆動側支持部材はドライブ
ユニットの姿勢を保持したまま平行運動し、駆動輪が上
下変位する。このため、駆動輪が接地面に対して傾倒す
ることがなく駆動輪のタイヤの偏摩耗を防ぎ易くなる。
またこれは駆動輪が駆動操舵輪である場合でも、駆動操
舵輪の操舵角に拘わらず駆動輪が接地面に対して傾倒す
ることがないので同様にタイヤの偏摩耗を防ぎ易くな
る。
【0017】請求項5に記載の発明では、請求項1〜4
のいずれか一項に記載の発明において、前記従動輪の上
方に運転席の床面が配置されるとともに運転席の床面と
車幅方向に外れた位置に前記駆動輪が配置されており、
前記ドライブユニットを支持する前記駆動側支持手段の
変位運動の起点となる運動起点構造部分が、前記ドライ
ブユニットの前側に位置している。
【0018】従って、駆動側支持手段の変位運動の起点
となる運動起点構造部分がドライブユニットの前側に位
置し、運動起点構造部分のある前方からドライブユニッ
トを支持するために延びる駆動側支持手段の一部が、ド
ライブユニットの前側に位置する。よって、ドライブユ
ニットの従動輪側隣接位置にスペースが開くので、運転
席を車幅方向に広くすることが可能になる。
【0019】請求項6に記載の発明では、請求項1〜4
のいずれか一項に記載の発明において、産業車両には荷
役装置を車体に対して前後動させるためのリーチ用駆動
装置が設けられるとともに、前記従動輪の上方に運転席
の床面が配置されており、前記駆動側支持手段と前記従
動側支持手段との間を作動連結する少なくとも前記回動
軸を含む作動連結機構は、前記運転席と前後方向に外れ
た位置において前記リーチ用駆動装置と交差している。
【0020】従って、駆動側支持手段と従動側支持手段
とを作動連結する少なくとも回動軸を含む作動連結機構
が、運転席と前後方向に外れた位置においてリーチ用駆
動装置と交差するので、リーチ用駆動装置と作動連結機
構を上下に二段に配置するのに必要な空間を運転席の床
面下方に確保する必要がない。よって、運転席の床面を
低くすることが可能になる。
【0021】請求項7に記載の発明では、請求項1〜6
のいずれか一項に記載の発明において、前記回動軸は車
幅方向に延びるように配置されている。従って、左右で
対をなす駆動輪と従動輪との間は車幅方向に比較的距離
があり、駆動輪と従動輪を作動連結する回動軸を車幅方
向に延びる状態に配置すれば、回動軸が比較的長尺にな
るのでねじれ易くなる。よって、回動軸のねじれ開放時
の輪の変位量を相対的に多く確保でき、駆動輪と従動輪
の路面追従性を高め易くなる。
【0022】請求項8に記載の発明では、リーチ型フォ
ークリフトは請求項1〜7のいずれか一項に記載のサス
ペンション装置を装備している。従って、このリーチ型
フォークリフトによれば、請求項1〜7のいずれか一項
に記載の発明と同様の作用が得られる。
【0023】
【発明の実施の形態】(第1の実施形態)以下、本発明
を具体化した第1の実施形態を図1〜図6に従って説明
する。
【0024】図2,3に示すように、産業車両としての
リーチ型フォークリフト10(以下、フォークリフトと
いう)は、前二輪・後一輪の3輪車タイプである。車体
11の前部には左右一対のリーチレグ12が前方へ延出
している。車体11の後部右部分には立席タイプの運転
席(運転室)13が設けられている。運転席13の前側
にあるインストルメントパネル11Aには荷役操作等の
ための操作レバー14が設けられ、運転席13の左隣に
立設された収容ボックス11Bの上面にはハンドル(ス
テアリングホイール)15が設けられている。
【0025】車体11にはマスト装置16が左右一対の
リーチレグ12に沿って前後方向に移動可能に装備され
ている。マスト装置16には車体11の底部車幅方向中
央に配設されたリーチ用駆動装置としてのリーチシリン
ダ(油圧シリンダ)17のピストンロッド17aが連結
されている。操作レバー14のうちリーチレバーを操作
することでオイルコントロールバルブ(図示せず)から
リーチシリンダ17に作動油が供給されてピストンロッ
ド17aが伸縮駆動されることにより、マスト装置16
は所定ストローク範囲内で前後に移動する。
【0026】左右の前輪18は従動輪で左右のリーチレ
グ12の先端部にそれぞれ取付けられている。後側一輪
が操舵輪を兼ねた駆動輪(以下、駆動操舵輪という)1
9となっており、駆動操舵輪19は車幅方向左寄りにオ
フセットされて位置し、所定距離離れたその右隣には駆
動操舵輪19と左右で対をなす従動輪としてのキャスタ
20が設けられている。
【0027】図1,4,6に示すように、車体11を構
成する車体フレーム21は、車体本体前後に配置された
フロントフレーム部22及びリアフレーム部23と、両
フレーム部22,23を車幅方向略中央位置にて前後に
連結し、運転席13と収容ボックス11Bとの区画線に
沿って延びる支持フレーム部24とを有する。左右のリ
ーチレグ12の下面には両者を連結するボトムプレート
25が溶接されている。車体11の側面および後面(背
面)は車体フレーム21に組付けられたパネル26によ
り覆われている。
【0028】図4に示すように、車体11の前部下側に
はバッテリ収容室27が前面開口状態で凹設されてい
る。バッテリ収容室27の内部にはバッテリ28が車幅
方向ほぼ一杯に配置された状態で収容されている。
【0029】車体11の後部にはサスペンション装置3
0が装備されている。サスペンション装置30は、車体
11のロール方向の揺動を許容する状態に駆動操舵輪1
9とキャスタ20を車体フレーム21に対して上下変位
可能に懸架している。
【0030】図1,4,5に示すように、サスペンショ
ン装置30は、駆動操舵輪19を下部に取り付けたドラ
イブユニット31とキャスタ20とを、車体11のロー
ル方向の揺動を許容するように車体11に対して上下変
位可能な状態に作動連結する作動連結機構としてのサス
ペンション機構30Aを備えている。
【0031】サスペンション機構30Aは、ドライブユ
ニット31を支持する駆動側支持手段及びアームとして
のドライブユニットサポート41と、車体フレーム21
に対して回転可能に支持された回動軸としての第1回転
軸40と、支持軸としての第2回転軸47と、キャスタ
20を支持する従動側支持手段を構成するキャスタアー
ム48とを備える。第1回転軸40は車幅の約1/2以
上の長さで車幅中央に配置され、車体フレーム21に取
付けられた4つの軸受42により、両端部と中寄り2箇
所の計4箇所で支持されている。第2回転軸47は第1
回転軸40の右側部分と対向する近接位置に第1回転軸
40と平行に配置され、車体フレーム21に取付けられ
た2つの軸受52により両端部で支持されている。な
お、本例における軸受42は、フレームに支持された軸
受用ブラケットとその孔に挿着されたブッシュ(円筒)
とからなる。
【0032】第1回転軸40は運転席13より前方にリ
ーチシリンダ17よりも高い位置に配置されている。こ
のため、第1回転軸40はリーチシリンダ17を運転席
13の前方で交差している。第2回転軸47は運転席1
3の床板13aの下方に配置されている。
【0033】ドライブユニットサポート41の基部(下
端部)43は第1回転軸40に対してスプライン嵌合ま
たはセレーション結合により一体回動可能に固定され、
ドライブユニットサポート41は第1回転軸40を中心
として車幅方向と直交する面内を揺動可能となってい
る。そして本実施形態では、ドライブユニットサポート
41の基部43と第1回転軸40との連結固定部分が、
ドライブユニットサポート41の揺動運動の運動起点と
なる運動起点構造部分となっている。
【0034】図4に示すようにドライブユニットサポー
ト41は側面視略クランク形状で、基部43から上方へ
延びる腕部44と、腕部44の上端から略水平に後方へ
延びる支持台部45とを有する。ドライブユニット31
は支持台部45に組付けられている。腕部44はドライ
ブユニット31を前方から支持する状態にドライブユニ
ット31の前側に上下に延びる状態に位置している。
【0035】ドライブユニット31は、支持台部45の
上面に組付けられたドライブモータ32と、支持台部4
5の下面に水平面内で回動可能に支持されたギヤハウジ
ング33とを備える。ギヤハウジング33の下部に駆動
操舵輪19が回転可能に支持されている。ギヤハウジン
グ33の上部に固定されたギヤホイール33aは、ハン
ドル15に対しユニバーサルジョイント(図示せず)に
よって連結されたステアリングシャフト下端のギヤ部
(いずれも図示せず)と噛合しており、ハンドル15の
回転操作に応じて駆動操舵輪19が操舵されるようにな
っている。
【0036】一方、図1,5,6に示すようにキャスタ
アーム48の基部53は第2回転軸47に対してスプラ
イン嵌合またはセレーション結合により一体回動可能に
連結され、キャスタアーム48は第2回転軸47を中心
として上下に揺動可能となっている。キャスタアーム4
8は基部53から後方右側へ湾曲するように延びてお
り、その後端部にはベアリング34を介してキャスタ2
0が水平面内を回動可能に支持されている。キャスタ2
0は1組のキャスタ輪35を有している。
【0037】第1回転軸40の右側部分には伝達アーム
46の基部49がスプライン嵌合またはセレーション結
合により固定され、第1回転軸40と一体回動可能に連
結されている。伝達アーム46の基部49からはその回
動半径方向下側に斜め後方へ第1アーム部50が延びて
いる。第1アーム部50の後面からは左右一対の突起5
1が上側斜め後方に突出している。キャスタアーム48
の基部53寄りの根元部分からは第2アーム部54が上
側斜め前方へ延出し、その下面にて突起51と当接して
いる。キャスタアーム48の回動力は、第2アーム部5
4,突起51及び第1アーム部50を介することで第1
回転軸40に逆向きの回転力として伝達される。本実施
形態では、伝達アーム46及び第2アーム部54によ
り、動力伝達手段が構成される。また、従動側支持手段
は、前記キャスタアーム48とこの動力伝達手段の構成
部材46,54から構成される。
【0038】駆動操舵輪19とキャスタ輪35が路面に
接地する状態では、駆動操舵輪19の輪重(正確には輪
重により路面から受ける抗力)に基づく力が第1回転軸
40の左側部分に図6における時計回り方向の回転力と
して入力され、キャスタ輪35の輪重に基づく力が第1
回転軸40の右側部分に同図反時計回り方向の回転力と
して入力される。つまり、第1回転軸40にドライブユ
ニットサポート41を介してその左側部分に入力される
回転力と、キャスタアーム48から第2アーム部54,
突起51及び第1アーム部50を介してその右側部分に
入力される回転力とが互いに逆向きになるようになって
いる。
【0039】また、サスペンション装置30は、フロン
トフレーム部22の後面に設けられたブラケット56
と、ドライブユニットサポート41の支持台部45の上
面に固定されたブラケット57との間に介装された輪重
調整用スプリング58を備えている。輪重調整用スプリ
ング58は、ドライブユニットサポート41の揺動軌跡
の接線方向に軸線が平行となる斜めの姿勢で配設されて
おり、その弾性力によりドライブユニットサポート41
を下方へ付勢している。
【0040】サスペンション機構30Aは、駆動操舵輪
19とキャスタ輪35によって後二輪で支えられる車両
後部荷重から輪重調整用スプリング58の付勢力寄与分
を差し引いた荷重を、駆動操舵輪19とキャスタ20と
にほぼ等分に配分するリンク比に設定されている。すな
わち、第2回転軸47からキャスタ20までの距離に、
第1回転軸40から突起51の先端当接部までの距離を
第2回転軸47から突起51の先端当接部までの距離で
除した比を乗じた値が、第1回転軸40から駆動操舵輪
19までの距離にほぼ等しくなるように設定されてい
る。
【0041】サスペンション機構30Aを介した駆動操
舵輪19とキャスタ輪35の輪重配分比率はほぼ等しい
が、輪重調整用スプリング58の付勢力分が駆動操舵輪
19の輪重として余分に加わるため、駆動操舵輪19の
輪重が常にキャスタ輪35の輪重よりも一定値だけ大き
くなるようになっている。
【0042】マスト装置16が最大積載荷重で最前位置
にリーチした状態では、車両後部荷重がかなり小さくな
るが、輪重調整用スプリング58の付勢力分の輪重が駆
動操舵輪19の方に余分に付与されるため、駆動操舵輪
19の輪重は常に必要最低限以上の値に確保される。そ
のため、駆動操舵輪19のスリップが起き難くなってい
る。
【0043】また、マスト装置16が空荷で最後退位置
にある状態では、車両後部荷重が極めて大きくなるが、
この後部荷重から輪重調整用スプリング58の付勢力分
の一定値を差し引いた値の荷重を両輪19,20にほぼ
等分に配分することになるので、キャスタ20の輪重配
分比率が高まる。よって、駆動操舵輪19に規定値を超
える輪重が付与されることがなくなる。
【0044】第1回転軸40はその左右両側に入力され
る駆動操舵輪19の輪重に基づく回転力と、キャスタ2
0の輪重に基づく回転力とが逆向きであることからねじ
れた状態に保持される。第1回転軸40のねじり反力は
駆動操舵輪19およびキャスタ20の各輪重と釣り合っ
ている。
【0045】第1回転軸40はその左右両側から入力さ
れる二入力(回転力)が釣り合うように回動し、駆動操
舵輪19とキャスタ20を車体11に対して上方変位す
ることで、駆動操舵輪19とキャスタ20の各々の輪重
を好適な輪重比率に配分する。
【0046】第1回転軸40のねじれ量はその左右両側
からの二入力の値が大きいほど大きく、そのねじれ量が
大きいほど第1回転軸40のねじり反力が大きくなる。
両輪19,20は第1回転軸40のねじり反力により路
面を押圧するように付勢されている。なお、厳密にはド
ライブユニットサポート41及びドライブユニット31
の重量も駆動操舵輪19の輪重に寄与し、キャスタアー
ム48の重量もキャスタ20の輪重に寄与している。
【0047】駆動操舵輪19とキャスタ20は第1回転
軸40のねじり反力により路面に付勢されている。例え
ばフォークリフト走行時に、駆動操舵輪19が凸部に乗
り上げると、キャスタ20及びキャスタアーム48が慣
性力のために静止し続けようとするものの、駆動操舵輪
19は第1回転軸40が一瞬ねじれることで凸部に追従
するように上方変位する。そして第1回転軸40が余剰
のねじれを開放しながらその左右両側の二入力が釣り合
う位置まで回動することで、キャスタ20が若干遅れて
車体11に対して下降変位し、キャスタ20の輪重が増
える。
【0048】また、駆動操舵輪19が凹部に落ちたと
き、キャスタ20及びキャスタアーム48が慣性力のた
めに静止し続けようとするものの、駆動操舵輪19を路
面に押圧付勢する第1回転軸40のねじれが開放される
ことで、駆動操舵輪19は凹部に追従する。そして第1
回転軸40がねじれを復帰させながらその左右両側の二
入力が釣り合う位置まで回動することで、キャスタ20
が若干遅れて車体11に対して上方変位し、キャスタ2
0の輪重が減る。
【0049】また、キャスタ20が凸部に乗り上げたり
凹部に落ちるときも同様で、第1回転軸40がねじれた
りねじれを開放することで、キャスタ20の路面追従性
が高まる。よって、駆動操舵輪19とキャスタ20の路
面追従性が向上する。
【0050】以上詳述したように本実施形態によれば、
以下の効果が得られる。 (1)両輪19,20が路面に接地した状態では第1回
転軸40がねじれた状態に保たれるため、第1回転軸4
0のねじり反力により両輪19,20は路面に押しつけ
られる方向に付勢される。従来の平行リンク機構方式の
装置(図11)はビーム状の比較的剛性の高い部材が使
用されて非常に撓み難い構造であり、また従来の揺動式
の装置は軸がねじれ難い構造であった。これに対し、こ
の実施形態は第1回転軸40が車幅方向に沿って延びる
ように配置された比較的長尺の軸でしかも軸長方向両側
から逆向きの回転力が入力されてねじれ易いので、その
ねじり反力を両輪19,20の付勢に利用できる。この
ため、フォークリフト10が走行する際、両輪19,2
0の路面追従性を高めることができる。よって、従来に
比べ凹凸路面走行時の走行安定性を高めることができ
る。
【0051】(2)サスペンション機構30Aが前方を
迂回する平面視で略コ字形状に配置された構造で、ドラ
イブユニットサポート41の運動起点構造部分がドライ
ブユニット31の前方に位置する。よって、ドライブユ
ニットサポート41がドライブユニット31を前方から
支持するように配置され、ドライブユニットサポート4
1の腕部44がドライブユニット31の前側を上下に延
びる状態に配置されるので、従来、ドライブユニットの
横(右隣)に配置されていた腕部のあったスペースまで
運転席13を車幅方向に広くすることができる。
【0052】(3)サスペンション機構30Aが前方を
迂回する平面視で略コ字形状に配置された構造で、第1
回転軸40がリーチシリンダ17と運転席13よりも前
方で交差している。従来はサスペンション装置の構成部
品(ロアリンク等)が床面下に配置され、床面下でリー
チシリンダと交差していたため、運転席13の床面が高
くなっていた。これに対し、この実施形態によれば、第
1回転軸40が床面下を通らず運転席13の前方でリー
チシリンダ17と交差しているので、運転席13の床面
を低くすることができる。
【0053】(4)駆動操舵輪19とキャスタ20との
間に平行リンク機構が介在せず、回転軸40の回動を利
用するサスペンション機構30Aを採用するので、従来
の平行リンク機構方式のものに比べ、従来同様に輪重配
分機能を備える割にサスペンション装置30を簡単な構
造にすることができる。さらに駆動操舵輪19とキャス
タ20を回動軸(第1回転軸40)に対し同じ側に位置
させた状態に回動軸を配置できることから、サスペンシ
ョン装置30をコンパクトにレイアウトすることができ
る。
【0054】(5)第1回転軸40を中心として揺動す
るドライブユニットサポート41により、ドライブユニ
ット31を前方から支持し、駆動操舵輪19が車幅方向
と直交する面内で揺動するようにしたので、直進走行時
に駆動操舵輪19が接地面に対して傾倒することがな
く、駆動操舵輪19のタイヤの偏摩耗を防ぎ易くするこ
とができる。つまり、横からドライブユニットを支持す
る揺動式の従来構造(特開平8−156544号公報)
では、直進走行時にも駆動操舵輪が傾倒することがあっ
たが、前からドライブユニット31を支持することによ
り駆動操舵輪19が車幅方向と直交する面内で揺動する
揺動式であるので、そのタイヤの偏摩耗が起き難い。
【0055】(第2の実施形態)次に第2の実施形態を
図7,図8に従って説明する。本実施形態は、ドライブ
ユニットサポートを平行リンク機構を利用して上下に平
行移動可能に第1回転軸40と連結した点が前記第1の
実施形態と異なる。なお、第1の実施形態と同様の構成
については同一符号を付して説明を省略し、特に異なる
構成についてのみ説明する。
【0056】第1回転軸40は前記第1の実施形態と同
様の配置位置及び組付構造で、運転席13及びドライブ
ユニット31よりも前方において車幅方向に沿って延び
る状態に位置し、車体フレーム21に複数の軸受42を
介して回転可能に支持されている。第1回転軸40はリ
ーチシリンダ17とその上方で交差している。このサス
ペンション装置60では、駆動側支持部材としてのドラ
イブユニットサポート62は側面視略L字形状を有し、
ドライブユニット31を支持する支持台部66と、支持
台部66の前端から略直角に下方へ折れ曲がって延びる
腕部65とを有している。
【0057】ドライブユニットサポート62は、第1回
転軸40及び車体フレーム21に対して平行リンク機構
61を介して上下変位可能に支持されている。平行リン
ク機構61は、ドライブユニットサポート62と、ドラ
イブユニットサポート62の上部左右両側に連結された
左右一対のアッパリンク63と、その下部左右両側に連
結された左右一対のロアリンク64とを備える。
【0058】左右のアッパリンク63は、フロントフレ
ーム部22の後面に取付けられたブラケット67に対し
その基端部が軸68を介して回動可能に連結されるとと
もに、その先端部がドライブユニットサポート62の支
持台部66の側部に対し軸69を介して回動可能に連結
された状態にある。また、左右のロアリンク64は、そ
の基端部が第1回転軸40に一体回動可能に連結される
とともに、その先端部がドライブユニットサポート62
の腕部65の下端部に対し軸70を介して回動可能に連
結されている。
【0059】各軸40,68,69,70は側面視にお
いて平行四辺形となるように配置されており、ドライブ
ユニットサポート62の一部及び両リンク63,64等
により、ドライブユニットサポート62を上下変位可能
に平行運動させる平行リンク機構61が構成されてい
る。このため、平行リンク機構61が作動することによ
って、ドライブユニット31はその鉛直姿勢を保持した
ままドライブユニットサポート62と一体で上下に平行
移動するようになっている。なお、本実施形態では、平
行リンク機構61のうちドライブユニットサポート62
自身を除く機構構造部分により、運動起点構造部分が構
成される。また、平行リンク機構61とドライブユニッ
トサポート62とにより、駆動側支持手段が構成され
る。
【0060】また、本実施形態でも、支持台部66から
下方へ延びる腕部65は、ドライブユニット31の前側
に位置している。また、輪重調整用スプリング58はそ
の軸線方向がドライブユニットサポート62の平行運動
方向にほぼ平行となるように支持台部66にほぼ垂直に
配設されている第1回転軸40とキャスタ20との間の
作動連結構造は、図8に示すように前記第1の実施形態
と同じである。この場合、車両後部荷重から輪重調整用
スプリング58の付勢力寄与分を差し引いた値の荷重
を、駆動操舵輪19とキャスタ20にほぼ等分に分配す
るようにサスペンション機構60Aは構成されている。
すなわちサスペンション機構60Aは、駆動操舵輪19
の輪重から輪重調整用スプリング58の付勢力寄与分を
差し引いた輪重とキャスタ20の輪重とがほぼ等しいと
きに第1回転軸40の左右両側に逆向きに入力されるの
2つの回転力が釣り合うようなリンク比に設定されてい
る。
【0061】よって、この第2の実施形態によれば、第
1の実施形態と同様に(1)〜(5)の効果が得られる
他、さらに次の効果が得られる。 (6)平行リンク機構61の採用により、ドライブユニ
ット31がその姿勢を保持したまま上下に平行移動(運
動)するので、直進操舵角以外のときでも駆動操舵輪1
9が傾かず、そのタイヤの偏摩耗を防止できる。
【0062】(7)平行リンク機構61を採用する平行
運動方式なので、第1の実施形態で採用した揺動方式に
比べ、ドライブユニット31の車両前後方向の変位量が
相対的に小さく済み、他部品との干渉を防ぐために必要
なドライブユニット31の収容空間を相対的に小さくす
ることができる。
【0063】なお、実施の形態は、上記構成に限定され
ず例えば次の態様で実施できる。 ○ 駆動輪(駆動操舵輪19)と従動輪(キャスタ2
0)の各々の輪重に基づく2つの回転力を軸方向両側に
入力する回動軸を、トーションバーにすることができ
る。例えば図9に示すように、回動軸としての第1回転
軸72は軸方向両側の支持箇所を挟む部位に小径部72
aを有するトーションバーからなる。よって、第1回転
軸72のねじれにより付与されるバネ機能のバネ定数を
小さく設定でき、両輪19,20の路面追従性を一層高
くすることができる。もちろん、第2の実施形態の平行
リンク機構を採用する装置において、回動軸をトーショ
ンバーにすることもできる。
【0064】○ キャスタ20に路面から入力される振
動を吸収するためのバネを、サスペンション機構の作動
連結経路上に設けてもよい。例えば第1及び第2の実施
形態において、図10に示すように第1アーム部50と
第2アーム部54との間にキャスタスプリング75を介
装する。この構成によれば、キャスタ20に路面から入
力される細かな振動をバネ(キャスタスプリング75)
により吸収できるため、車体11が細かく振動し難い。
【0065】また、従来装置のキャスタリンクに相当す
る支持部材をキャスタアームの下側にバネ(キャスタス
プリング)を介して連結支持し、この支持部材にキャス
タを支持する構造も採用できる。この構成によっても、
図9の構造と同様にキャスタに路面から入力される振動
をバネが吸収し、車体が細かく振動し難い。
【0066】○ 駆動側支持部材(ドライブユニットサ
ポート)を回動軸と回動方向を逆転して伝達できるよう
に動力伝達手段を介して連結し、従動側支持部材(キャ
スタアーム)を回動軸と一体回動可能に連結してもよ
い。
【0067】○ 回動軸の軸方向両側に逆向きの回転力
を入力するための動力伝達手段は、前記各実施形態の構
造に限定されない。例えばギヤ機構を採用し、ドライブ
ユニットサポートまたはキャスタアームの回動をギヤ機
構を介して逆転させて回動軸に入力する構造でもよい。
【0068】○ サスペンション機構の車両後部荷重の
配分比(リンク比)は略等分に限定されない。輪重調整
用スプリングの付勢力を含め、車両重心が最も前方に位
置するときに駆動輪(駆動操舵輪19)に必要最低限以
上の輪重が確保され、車両重心が最も後方に位置すると
きに駆動輪(駆動操舵輪19)に規定値(許容値)を超
える輪重がかからないように従動輪(キャスタ20)の
輪重を増やせられる適宜な配分比(リンク比)に設定で
きる。
【0069】○ 回動軸はドライブユニットの前側に配
置されることに限定されない。また回動軸は運転席より
前方に配置されることに限定されない。第1及び第2の
実施形態において、運転席13の床面が多少高くなって
もよい場合は、第1回転軸40,72)を運転席13の
床面下に配置してもよい。つまり、回動軸が運転席の床
面下方でリーチ用駆動装置(リーチシリンダ17)と交
差していてもよい。
【0070】○ 回動軸は車幅方向に延びる状態に配置
されることに限定されない。例えば回動軸を車両前後方
向に延びる状態に配置してもよい。すなわち車両前後方
向と平行に配置された回動軸に対しその軸方向両側に駆
動側支持部材と従動側支持部材とを一体回動可能に連結
する。両支持部材の揺動先端側にドライブユニットと従
動輪(キャスタ輪)を各々支持させる。この構成では、
駆動輪と従動輪(キャスタ輪)の各輪重に基づく2つの
逆向きの回転力が回動軸の軸方向両側に入力されること
で回動軸はねじれるので、そのねじり反力の付勢力によ
って駆動輪などの路面追従性を高めることができる。こ
のように回動軸を挟んで反対側に駆動輪と従動輪が位置
する場合は、従動側支持手段の回動を回動軸に伝達する
ときに向きを逆転させるための動力伝達手段は不要であ
る。
【0071】また回動軸を上下方向に延びる状態に配置
してもよい。回動軸を上下方向に配置する構成では、回
動軸を中心とする水平面内の回動を車幅方向と直交する
面内の回動に変換する伝達機構を介して駆動側支持手段
および従動側支持手段を回動軸と作動連結する。これら
の場合も、回動軸の軸方向両側に駆動側支持部材(ドラ
イブユニットサポート41)と従動側支持部材(キャス
タアーム48)が、駆動輪と従動輪の各々の輪重に基づ
く回転力が逆向きに入力するように作動連結されれば、
回動軸のねじり反力により駆動輪と従動輪を路面側に付
勢することができる。
【0072】○ 回動軸の配置位置はドライブユニット
の前側に限定されない。例えば回動軸をドライブユニッ
トの後側に配置してもよい。ドライブユニットが後方か
らドライブユニットサポートにより支持されることによ
り、ドライブユニットの従動輪側隣接位置のスペースが
開くので、この構成によっても運転席の車幅方向スペー
スを広くすることができる。
【0073】○ 支持軸は、第2回転軸47のような回
動軸に限定されない。従動側支持部材(キャスタアーム
48)を揺動可能に支持する支軸であってもよい。ま
た、支持軸は、キャスタアーム48の基部を左右両側か
ら支持する一対のピンでもよい。要するに支持軸は従動
側支持部材を回動可能に支持するものであれば足りる。
【0074】○ 第2回転軸と連動する平行リンク機構
を介してキャスタアーム48を上下に平行移動可能に支
持してもよい。この場合、第2回転軸から径方向に突出
するアーム部を設け、このアーム部を伝達アームの第1
アーム部の突起と当接させる。こうすればキャスタアー
ムの平行運動を回動に変換して逆向きの回転力として第
1回転軸40(72)に伝達することができる。
【0075】○ 駆動輪は駆動操舵輪である必要はな
い。操舵輪を兼ねない駆動輪であってもよい。この場
合、運転席の下方にはキャスタでない従動輪を配置す
る。操舵輪を兼ねない駆動輪であれば、第1の実施形態
のような揺動式であってもタイヤは偏摩耗しない。
【0076】○ 第1及び第2の実施形態において、輪
重調整用スプリングに代えて油圧シリンダ、空圧シリン
ダ等の流体圧シリンダとしてもよい。 ○ リーチ用駆動装置は油圧シリンダに限定されない。
例えばモータを動力とするパワーシリンダでもよい。要
するに荷役装置を前後動させることができる装置であれ
ば足りる。
【0077】○ サスペンション装置を設ける産業車両
は、左右前輪または左右後輪が駆動輪と従動輪で構成さ
れるとともに従動輪の上方に運転席が設けられた産業車
両であればよく、リーチ型フォークリフトに限定されな
い。例えば荷役装置が前後動する機能のないフォークリ
フトに採用することができる。また、フォークリフト以
外の産業車両でもよい。
【0078】前記実施形態及び別例から把握できる請求
項以外の技術的思想を以下に記載する。 (1)請求項2において、前記ドライブユニットと前記
従動輪とを作動連結する前記駆動側支持手段、前記従動
側支持手段及び前記回動軸を含む作動連結機構(サスペ
ンション機構30A)には、その作動連結経路上におい
て前記回動軸よりも前記従動輪側の箇所に弾性手段(キ
ャスタスプリング75)が介装されている。
【0079】この場合、従動輪に路面から入力される振
動は弾性手段により吸収されるので、車体の細かな振動
を低減できる。また、弾性手段は作動連結機構の作動連
結経路上に介在するので、従動輪の輪重を高める付勢と
ならず、駆動輪と従動輪の輪重配分調整に影響を与えな
い。なお、弾性手段は、バネに限らず、ゴムやダンパ
(シリンダ)でもよい。
【0080】(2)請求項1又は2において、前記従動
輪の上方に運転席の床面が配置されるとともに運転席の
床面と車幅方向に外れた位置に前記駆動輪が配置された
産業車両であり、前記回動軸が運転席の前方で車幅方向
に延びる状態で配置され、前記駆動側支持手段と従動側
支持手段が前記回動軸の軸線方向と交差する方向に延び
る状態に配置され、前記ドライブユニットと前記従動輪
とを作動連結する作動連結機構は、運転席の前方を迂回
する平面視略コ字状に配置されている。
【0081】この場合、ドライブユニットは駆動側支持
手段により前方から支持されるので、運転席を車幅方向
に広げることができる。また駆動側支持手段が揺動式で
あっても駆動輪のタイヤの偏摩耗が起き難い。
【0082】(3)請求項1又は2において、前記回動
軸は前記ドライブユニットの前側又は後側に配置され、
前記ドライブユニットは前記駆動側支持手段により前方
又は後方から支持されている。この場合、運転席を車幅
方向に広くすることができる。
【0083】(4)請求項5の発明又は前記技術思想
(3)において、前記回動軸は前記ドライブユニットの
前側に位置し、前記回動軸と連動可能な前記駆動側支持
手段が前記ドライブユニットを前方から支持する腕部
は、前記ドライブユニットの前側を延びている。
【0084】この場合、ドライブユニットを前方から支
持する駆動側支持手段の腕部はドライブユニットの前側
を延びているので、ドライブユニットの従動輪側隣接位
置に腕部の配置スペースを設ける必要がなくなった分だ
け運転席を車幅方向に広くすることができる。
【0085】(5)請求項1〜8及び前記技術思想
(1)〜(4)のいずれかにおいて、前記回動軸はトー
ションバーである。この構成によれば、回動軸がねじれ
易くなり、駆動輪の路面追従性を一層高めることができ
る。
【0086】
【発明の効果】以上詳述したように請求項1〜8の発明
によれば、駆動輪と従動輪を作動連結するサスペンショ
ン用機構の構造物である回動軸のねじり反力を利用して
駆動輪と従動輪が路面に付勢されるので、駆動輪と従動
輪の路面追従性を高めることができる。
【0087】請求項2及び請求項8の発明によれば、請
求項1の発明の効果に加え、回動軸の回動を利用して輪
を変位させるサスペンション装置であるため、装置構造
が簡単で済むうえ、駆動輪と従動輪の輪重配分の設定が
し易く、さらに駆動輪と従動輪を同じ側に位置させた状
態に回動軸を配置できることからサスペンション装置を
コンパクトにレイアウトすることができる。
【0088】請求項3及び請求項8の発明によれば、請
求項1又は2の発明の効果に加え、駆動輪が車幅方向と
直交する面内を揺動するので、駆動輪のタイヤの偏摩耗
が起き難い。
【0089】請求項4及び請求項8の発明によれば、請
求項1又は2の発明の効果に加え、平行リンク機構によ
り駆動輪が上下に平行運動するので、駆動輪が駆動操舵
輪であるなしに関係なく駆動輪のタイヤの偏摩耗を防ぐ
ことができる。
【0090】請求項5及び請求項8の発明によれば、請
求項1〜4のいずれか一項の発明の効果に加え、駆動側
支持手段の運動起点構造部分がドライブユニットの前側
に位置し、駆動側支持手段がドライブユニットを前方か
ら支持する構造になるので、運転席を車幅方向に広くす
ることができる。
【0091】請求項6及び請求項8の発明によれば、請
求項1〜4のいずれか一項の発明の効果に加え、駆動側
支持手段と従動側支持手段とを作動連結する作動連結機
構が、運転席から前後方向に外れた位置でリーチ用駆動
装置と交差するので、運転席の床面を低くすることがで
きる。
【0092】請求項7及び請求項8の発明によれば、請
求項1〜6のいずれか一項の発明の効果に加え、車幅方
向に延びる回動軸は比較的長尺でねじれ易く、駆動輪と
従動輪の路面追従性を一層高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態のサスペンション装置を示す一
部破断模式平面図。
【図2】リーチ型フォークリフトの側面図。
【図3】リーチ型フォークリフトの平面図。
【図4】サスペンション装置を示す模式側面図。
【図5】サスペンション装置を示す模式背面図。
【図6】サスペンション装置のキャスタ側構造を示す模
式側面図。
【図7】第2の実施形態のサスペンション装置を示す模
式側面図。
【図8】サスペンション装置を示す一部破断模式平面
図。
【図9】別例のサスペンション装置を示す一部破断模式
平面図。
【図10】別例のサスペンション装置のキャスタ側構造
の模式側面図。
【図11】従来のサスペンション装置を示す背面図。
【符号の説明】
10…産業車両としてのリーチ型フォークリフト、11
…車体、13…運転席、13a…床板、16…荷役装置
としてのマスト装置、17…リーチ用駆動装置としての
リーチシリンダ、19…駆動輪としての駆動操舵輪、2
0…従動輪としてのキャスタ、21…車体フレーム、3
0,60…サスペンション装置、30A,60A…作動
連結機構としてのサスペンション機構、31…ドライブ
ユニット、40,72…回動軸としての第1回動軸、4
1…駆動側支持手段及びアームとしてのドライブユニッ
トサポート、46…動力伝達手段を構成する伝達アー
ム、47…支持軸としての第2回転軸、48…従動側支
持手段を構成するキャスタアーム、54…動力伝達手段
を構成する第2アーム部、58…サスペンション装置を
構成する輪重調整用スプリング、61…駆動側支持手段
及び運動起点構造部分を構成する平行リンク機構、62
…駆動側支持手段及び運動起点構造部分を構成するとと
もに駆動側支持部材としてのドライブユニットサポー
ト。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左右で対をなす駆動輪と従動輪を備え、
    前記駆動輪を有するドライブユニットと前記従動輪が車
    体のロール方向の揺動を許容するように車体に対して上
    下変位可能に懸架された産業車両のサスペンション装置
    において、 前記駆動輪と従動輪とを作動連結する回動軸を備え、該
    回動軸の軸方向両側には、前記ドライブユニットを支持
    する駆動側支持手段を介して前記駆動輪の輪重に基づき
    入力される回転力と、前記従動輪を支持する前記従動側
    支持手段を介して前記従動輪の輪重に基づき入力される
    回転力とが互いに逆向きに入力され、前記2つの回転入
    力が釣り合うように前記回動軸が回動することにより前
    記駆動輪と前記従動輪が車体に対して上下逆向きに変位
    可能に構成されている産業車両のサスペンション装置。
  2. 【請求項2】 前記駆動側支持手段と前記従動側支持手
    段のうちの一方が連動可能に連結された前記回動軸と、
    そのうちの他方の支持手段が変位可能に支持された支持
    軸と、当該他方の支持手段が変位したときの前記支持軸
    回りの回動力を前記回動軸に逆向きの回転力として伝達
    する動力伝達手段とを備えている請求項1に記載の産業
    車両のサスペンション装置。
  3. 【請求項3】 前記駆動側支持手段は、前記駆動輪が車
    幅方向と直交する面内を揺動可能な状態に前記ドライブ
    ユニットを支持し、前記回動軸と連動して揺動するアー
    ムである請求項1又は2に記載の産業車両のサスペンシ
    ョン装置。
  4. 【請求項4】 前記駆動側支持手段は、前記ドライブユ
    ニットを支持する駆動側支持部材と、前記回動軸と連動
    して作動するとともに前記駆動側支持部材を前記ドライ
    ブユニットの姿勢を保持したまま上下変位可能に平行運
    動させる平行リンク機構とを備えている請求項1又は2
    に記載の産業車両のサスペンション装置。
  5. 【請求項5】 前記従動輪の上方に運転席の床面が配置
    されるとともに運転席の床面と車幅方向に外れた位置に
    前記駆動輪が配置されており、前記ドライブユニットを
    支持する前記駆動側支持手段の変位運動の起点となる運
    動起点構造部分が、前記ドライブユニットの前側に位置
    している請求項1〜4のいずれか一項に記載の産業車両
    のサスペンション装置。
  6. 【請求項6】 産業車両には荷役装置を車体に対して前
    後動させるためのリーチ用駆動装置が設けられるととも
    に、前記従動輪の上方に運転席の床面が配置されてお
    り、 前記駆動側支持手段と前記従動側支持手段との間を作動
    連結する少なくとも前記回動軸を含む作動連結機構は、
    前記運転席と前後方向に外れた位置において前記リーチ
    用駆動装置と交差している請求項1〜4のいずれか一項
    に記載の産業車両のサスペンション装置。
  7. 【請求項7】 前記回動軸は車幅方向に延びるように配
    置されている請求項1〜6のいずれか一項に記載の産業
    車両のサスペンション装置。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7のいずれか一項に記載のサ
    スペンション装置を装備するリーチ型フォークリフト。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2311772A1 (de) * 2009-10-16 2011-04-20 OM Carrelli Elevatori S.p.A. Flurförderzeug, insbesondere Hubwagen
JP2012240547A (ja) * 2011-05-19 2012-12-10 Sumitomonacco Materials Handling Co Ltd リーチ式フォークリフト
CN103663276A (zh) * 2013-11-21 2014-03-26 苏州先锋物流装备科技有限公司 一种平衡轮总成

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