JP2001191772A - 産業車両のサスペンション装置及びリーチ型フォークリフト - Google Patents

産業車両のサスペンション装置及びリーチ型フォークリフト

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JP2001191772A
JP2001191772A JP2000006793A JP2000006793A JP2001191772A JP 2001191772 A JP2001191772 A JP 2001191772A JP 2000006793 A JP2000006793 A JP 2000006793A JP 2000006793 A JP2000006793 A JP 2000006793A JP 2001191772 A JP2001191772 A JP 2001191772A
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drive
drive unit
wheel
vehicle
caster
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JP2000006793A
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English (en)
Inventor
Mikio Murase
幹生 村瀬
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Toyota Industries Corp
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Toyoda Automatic Loom Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車幅を拡大することなく運転席の左右幅を拡
大可能とする。 【解決手段】 駆動操舵輪19を下部に支持したドライ
ブユニット31を、ドライブユニット31の前方で車幅
方向に延びるように支持した第1回転軸40に固定した
ドライブユニットサポート41によって運転席13から
車幅方向に外れた位置で車体11に対して上下に変位可
能に支持する。又、第1回転軸40、伝達アーム46及
び第2回転軸47によってドライブユニットサポート4
1に作動連結されるキャスタアーム48によって、駆動
操舵輪19と左右で対をなすキャスタ20を運転席13
の下方で上下に変位可能に支持する。このことにより、
ドライブユニットサポート41の揺動運動の起点となる
運動起点構造部分を構成する第1回転軸40と、ドライ
ブユニットサポート41の基部43とをドライブユニッ
ト31の前側に位置させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばリーチフォ
ークリフト等に採用されている産業車両のサスペンショ
ン装置、及び、同サスペンション装置を備えたリーチ型
フォークリフトに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、リーチフォークリフトは、車体前
部のリーチレグに設けられた左右前輪が固定輪とされ、
車体後部に設けられた左右後輪が、駆動輪と従動輪とで
構成されている。このような駆動輪と従動輪とを支持す
るサスペンション装置としては、例えば、特開平8−1
56544号公報のリーチ型フォークリフトのサスペン
ション装置がある。リーチ型フォークリフトは、図16
に示すように、その右側部に運転席110が設けられ、
運転席110の前側に操作盤111が、又、運転席11
0の左側にハンドル112が設けられている。そして、
駆動操舵輪113はハンドル112の下方に配置され、
キャスタ114は運転席110の床下に配置されてい
る。
【0003】駆動操舵輪113は、ドライブモータ11
5及びギヤユニット116を備えたドライブユニット1
17の下部に支持されている。そして、ドライブユニッ
ト117及びキャスタ114は、車両の前後方向に延び
るように配置された固定軸118を中心として揺動する
ように設けられたサスペンションリンク119によって
車体フレーム120に支持されている。
【0004】サスペンションリンク119は、車体の後
部における左右中央から、水平方向に運転席110の床
下側に延びる右側水平部121と、左右中央から、後側
車体部内で垂直方向に上向きに延びる垂直部122と、
垂直部122の上端から水平に左側に延びる左側水平部
123とを備える。そして、サスペンションリンク11
9は、右側水平部121と垂直部122との連結部分
が、固定軸118によって車体フレーム120に支持さ
れている。
【0005】ドライブユニット117は、ドライブモー
タ115が左側水平部123の上面に固定され、ギヤユ
ニット116が駆動操舵輪113と共に左側水平部12
3の下面に水平面内で回動可能に支持されている。又、
キャスタ114は、サスペンションリンク119の右側
水平部121の端部に支持されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、リーチ型フ
ォークリフトには、狭い場所での作業性を最大限確保す
るため、左右幅ができるだけ狭いことが必要とされてい
る。一方、運転席110の左右幅は、運転姿勢に余裕を
確保するために所定幅以上とする必要がある。そこで、
車体後部における運転席110の左側部の左右幅を小さ
くすることで、車幅を小さくする必要がある。
【0007】しかしながら、運転席110の左側部内に
は、容積が大きなドライブユニット117が収容され、
さらに、ドライブユニット117の運転席110側には
揺動するサスペンションリンク119の垂直部122が
配置されている。このため、運転席110の左右幅を確
保した上で、車幅をより小さくすることができなかっ
た。
【0008】本発明は、上記問題点を解決するためにな
されたものであって、その目的は、車幅を拡大すること
なく運転席の左右幅を広くすることができる産業車両の
サスペンション構造及びリーチ型フォークリフトを提供
することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
め、請求項1に記載の発明は、ドライブユニットに支持
された駆動輪と、該駆動輪と左右で対をなす従動輪とを
備え、前記ドライブユニットを車体に対して上下に変位
可能に支持する駆動側支持手段を介して前記駆動輪を運
転席の床面から車幅方向に外れた位置で該車体に対して
上下に変位可能に支持するとともに、前記従動輪を前記
運転席の床面の下方で前記車体に対して上下に変位可能
に支持する産業車両のサスペンション装置において、前
記駆動側支持手段の変位運動の起点となる運動起点構造
部分が、前記ドライブユニットの前側に位置している産
業車両のサスペンション装置である。
【0010】請求項1に記載の発明によれば、運転席の
床面の下方で支持された従動輪と左右で対をなす駆動輪
が、駆動輪が支持されたドライブユニットの前側に変位
運動の起点となる運動起点構造部分が位置する駆動側支
持部分によって上下変位可能に車体に支持される。従っ
て、駆動側支持手段の運動起点構造部分がドライブユニ
ットの車幅方向に配置されないので、運転席が狭くなら
ない。
【0011】請求項2に記載の発明によれば、請求項1
に記載の発明において、前記駆動側支持手段は、前記駆
動輪が車幅方向と直交する平面内で揺動可能な状態に前
記ドライブユニットを前記車体に対して支持するアーム
である。
【0012】従って、請求項2に記載の発明によれば、
請求項1に記載の発明の作用に加えて、ドライブユニッ
トを車体に対して支持するアームによって、駆動輪が車
幅方向と直交する平面内で揺動可能に支持される。従っ
て、駆動輪の車体に対する上下変位時に、駆動輪が路面
に対して左右に傾かない状態で接地する。又、駆動輪が
駆動操舵輪であっても、直進操舵時には路面に対して左
右に傾かない状態で接地する。
【0013】請求項3に記載の発明によれば、請求項1
に記載の発明において、前記駆動側支持手段は、前記ド
ライブユニットを支持する駆動側支持部材と、該駆動側
支持部材を前記ドライブユニットの姿勢を保持したまま
で上下変位可能に平行運動させる平行リンク機構とを備
えている。
【0014】従って、請求項3に記載の発明によれば、
請求項1に記載の発明の作用に加えて、駆動側支持部材
に支持されたドライブユニットが、平行リンク機構によ
ってその姿勢を保持したままで車体に対し上下方向に変
位する。従って、駆動輪の車体に対する上下変位時に、
駆動輪が路面に対して左右に傾かない状態で接地する。
又、駆動輪が駆動操舵輪であっても、操舵状態に関係な
く路面に対して左右に傾かない状態で接地する。
【0015】請求項4に記載の発明によれば、請求項1
〜請求項3のいずれか一項に記載の発明において、前記
従動輪を前記車体に対して上下方向に変位可能に支持す
る従動側支持手段と前記駆動側支持手段とを、前記駆動
輪及び従動輪が互いに上下逆向きに変位するように作動
連結する作動連結機構を備え、前記作動連結機構は、荷
役装置を前記車体に対して前後動させるためのリーチ用
駆動装置に対して、前記運転席と前後方向に外れた位置
で交差している。
【0016】従って、請求項4に記載の発明によれば、
請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の発明の作用
に加えて、荷役装置を車体に対して前後動させるための
リーチ用駆動装置に対し、運転席と前後方向に外れた位
置で交差するように設けられた作動連結機構によって作
動連結された駆動側支持手段及び従動側支持手段によっ
て、駆動輪と従動輪とが互いに上下逆向きに変位するよ
うに支持される。従って、駆動輪又は従動輪を作動連結
する作動連結機構が、運転席の床下でリーチ用駆動装置
と交差しない。
【0017】請求項5に記載の発明は、請求項1〜請求
項4のいずれか一項に記載の産業車両のサスペンション
装置を装備するリーチ型フォークリフトである。従っ
て、請求項5に記載の発明によれば、請求項1〜請求項
4のいずれか一項に記載の発明の作用をなすサスペンシ
ョン装置によって、駆動輪及び従動輪が車体に対して上
下方向に変位可能に支持される。
【0018】
【発明の実施の形態】(第1の実施の形態)以下、本発
明をリーチ型フォークリフトのサスペンション装置に具
体化した第1の実施の形態を図1〜図6に従って説明す
る。
【0019】図2,3に示すように、産業車両としての
リーチ型フォークリフト10(以下、フォークリフトと
いう)は、前二輪・後一輪の3輪車タイプである。車体
11の前部には左右一対のリーチレグ12が前方へ延出
している。車体11の後部右部分には立席タイプの運転
席(運転室)13が設けられている。運転席13の前側
にあるインストルメントパネル11Aには荷役操作等の
ための操作レバー14が設けられ、運転席13の左隣に
立設された収容ボックス11Bの上面にはハンドル(ス
テアリングホイール)15が設けられている。
【0020】車体11にはマスト装置16が左右一対の
リーチレグ12に沿って前後方向に移動可能に装備され
ている。マスト装置16には車体11の底部車幅方向中
央に配設されたリーチシリンダ(油圧シリンダ)17の
ピストンロッド17aが連結されている。操作レバー1
4のうちリーチレバーを操作することでオイルコントロ
ールバルブ(図示せず)からリーチシリンダ17に作動
油が供給されてピストンロッド17aが伸縮駆動される
ことにより、マスト装置16は所定ストローク範囲内で
前後に移動する。
【0021】左右の前輪18は従動輪で左右のリーチレ
グ12の先端部にそれぞれ取付けられている。後側一輪
が操舵輪を兼ねた駆動輪(以下、駆動操舵輪という)1
9となっており、駆動操舵輪19は車幅方向左寄りにオ
フセットされて位置し、所定距離離れたその右隣には駆
動操舵輪19と左右で対をなす従動輪としてのキャスタ
20が設けられている。
【0022】図1,4,6に示すように、車体11を構
成する車体フレーム21は、車体本体前後に配置された
フロントフレーム部22及びリアフレーム部23と、両
フレーム部22,23を車幅方向略中央位置にて前後に
連結し、運転席13と収容ボックス11Bとの区画線に
沿って延びる支持フレーム部24とを有する。左右のリ
ーチレグ12の下面には両者を連結するボトムプレート
25が溶接されている。車体11の側面および後面(背
面)は車体フレーム21に組付けられたパネル26によ
り覆われている。
【0023】図4に示すように、車体11の前部下側に
はバッテリ収容室27が前面開口状態で凹設されてい
る。バッテリ収容室27の内部にはバッテリ28が車幅
方向ほぼ一杯に配置された状態で収容されている。
【0024】車体11の後部にはサスペンション装置3
0が装備されている。サスペンション装置30は、車体
11のロール方向の揺動を許容する状態に駆動操舵輪1
9とキャスタ20を車体フレーム21に対して上下変位
可能に懸架している。
【0025】図1,4,5に示すように、サスペンショ
ン装置30は、駆動操舵輪19を下部に取り付けたドラ
イブユニット31とキャスタ20とを、車体11のロー
ル方向の揺動を許容するように車体11に対して上下変
位可能な状態に作動連結する作動連結機構としてのサス
ペンション機構30Aを備えている。
【0026】サスペンション機構30Aは、ドライブユ
ニット31を支持する駆動側支持手段及びアームとして
のドライブユニットサポート41と、第1回転軸40
と、伝達アーム46、第2回転軸47と、キャスタ20
を支持する従動側支持手段としてのキャスタアーム48
とを備える。第1回転軸40は車幅の約1/2以上の長
さで車幅中央に配置され、車体フレーム21に取付けら
れた4つの軸受42により、両端部と中寄り2箇所の計
4箇所で車体フレーム21に対して回転可能に支持され
ている。第2回転軸47は第1回転軸40の右側部分と
対向する近接位置に第1回転軸40と平行に配置され、
車体フレーム21に取付けられた2つの軸受52により
両端部で支持されている。なお、本例における軸受42
は、フレームに支持された軸受用ブラケットと、その孔
に挿着されたブッシュ(円筒)とからなる。本実施の形
態では、第1回転軸40、伝達アーム46及び第2回転
軸47が作動連結機構を構成する。
【0027】第1回転軸40は運転席13より前方にリ
ーチシリンダ17よりも高い位置に配置されている。こ
のため、第1回転軸40はリーチシリンダ17と運転席
13の前方で交差している。第2回転軸47は運転席1
3の床板13aの下方に配置されている。
【0028】ドライブユニットサポート41の基部(下
端部)43は第1回転軸40に対してスプライン嵌合ま
たはセレーション結合により一体回動可能に固定され、
ドライブユニットサポート41は第1回転軸40を中心
として車幅方向と直交する面内を揺動可能となってい
る。そして本実施形態では、ドライブユニットサポート
41の基部43と第1回転軸40との連結固定部分が、
ドライブユニットサポート41の揺動運動の運動起点と
なる運動起点構造部分である。
【0029】図4に示すようにドライブユニットサポー
ト41は側面視略クランク形状で、基部43から上方へ
延びる腕部44と、腕部44の上端から略水平に後方へ
延びる支持台部45とを有する。ドライブユニット31
は支持台部45に組付けられている。腕部44はドライ
ブユニット31を前方から支持する状態にドライブユニ
ット31の前側に上下に延びる状態に位置している。
【0030】ドライブユニット31は、支持台部45の
上面に組付けられたドライブモータ32と、支持台部4
5の下面に水平面内で回動可能に支持されたギヤハウジ
ング33とを備える。ギヤハウジング33の下部に駆動
操舵輪19が回転可能に支持されている。ギヤハウジン
グ33の上部に固定されたギヤホイール33aは、ハン
ドル15に対しユニバーサルジョイント(図示せず)に
よって連結されたステアリングシャフト下端のギヤ部
(いずれも図示せず)と噛合しており、ハンドル15の
回転操作に応じて駆動操舵輪19が操舵されるようにな
っている。
【0031】一方、図1,5,6に示すようにキャスタ
アーム48の基部53は第2回転軸47に対してスプラ
イン嵌合またはセレーション結合により一体回動可能に
連結され、キャスタアーム48は第2回転軸47を中心
として上下に揺動可能となっている。キャスタアーム4
8は基部53から後方右側へ湾曲するように延びてお
り、その後端部にはベアリング34を介してキャスタ2
0が水平面内を回動可能に支持されている。キャスタ2
0は1組のキャスタ輪35を有している。
【0032】第1回転軸40の右側部分には伝達アーム
46の基部49がスプライン嵌合またはセレーション結
合により固定され、第1回転軸40と一体回動可能に連
結されている。伝達アーム46の基部49からはその回
動半径方向下側に斜め後方へ第1アーム部50が延びて
いる。第1アーム部50の後面からは左右一対の突起5
1が上側斜め後方に突出している。キャスタアーム48
の基部53寄りの根元部分からは第2アーム部54が上
側斜め前方へ延出し、その下面にて突起51と当接して
いる。キャスタアーム48の回動力は、第2アーム部5
4,突起51及び第1アーム部50を介することで第1
回転軸40に逆向きの回転力として伝達される。
【0033】駆動操舵輪19とキャスタ輪35が路面に
接地する状態では、駆動操舵輪19の輪重(正確には輪
重により路面から受ける抗力)に基づく力が第1回転軸
40の左側部分に図6における時計回り方向の回転力と
して入力され、キャスタ輪35の輪重に基づく力が第1
回転軸40の右側部分に同図反時計回り方向の回転力と
して入力される。つまり、第1回転軸40にドライブユ
ニットサポート41を介してその左側部分に入力される
回転力と、キャスタアーム48から第2アーム部54,
突起51及び第1アーム部50を介してその右側部分に
入力される回転力とが互いに逆向きになるようになって
いる。
【0034】また、サスペンション装置30は、フロン
トフレーム部22の後面に設けられたブラケット56
と、ドライブユニットサポート41の支持台部45の上
面に固定されたブラケット57との間に介装された輪重
調整用スプリング58を備えている。輪重調整用スプリ
ング58は、ドライブユニットサポート41の揺動軌跡
の接線方向に軸線が平行となる斜めの姿勢で配設されて
おり、その弾性力によりドライブユニットサポート41
を下方へ付勢している。
【0035】サスペンション機構30Aは、駆動操舵輪
19とキャスタ輪35とによって後二輪で支えられる車
両後部荷重から輪重調整用スプリング58の付勢力寄与
分を差し引いた荷重を、駆動操舵輪19とキャスタ20
とにほぼ等分に配分するリンク比に設定されている。す
なわち、第2回転軸47からキャスタ20までの距離
に、第1回転軸40から突起51の先端当接部までの距
離を第2回転軸47から突起51の先端当接部までの距
離で除した比を乗じた値が、第1回転軸40から駆動操
舵輪19までの距離にほぼ等しくなるように設定されて
いる。
【0036】サスペンション機構30Aを介した駆動操
舵輪19とキャスタ輪35の輪重配分比率はほぼ等しい
が、輪重調整用スプリング58の付勢力分が駆動操舵輪
19の輪重として余分に加わるため、駆動操舵輪19の
輪重が常にキャスタ輪35の輪重よりも一定値だけ大き
くなるようになっている。
【0037】マスト装置16が最大積載荷重で最前位置
にリーチした状態では、車両後部荷重がかなり小さくな
るが、輪重調整用スプリング58の付勢力分の輪重が駆
動操舵輪19の方に余分に付与されるため、駆動操舵輪
19の輪重は常に必要最低限以上の値に確保される。そ
のため、駆動操舵輪19のスリップが起き難くなってい
る。
【0038】また、マスト装置16が空荷で最後退位置
にある状態では、車両後部荷重が極めて大きくなるが、
この後部荷重から輪重調整用スプリング58の付勢力分
の一定値を差し引いた値の荷重を両輪19,20にほぼ
等分に配分する。このため、キャスタ20の輪重配分比
率が高まり、駆動操舵輪19に規定値を超える輪重が付
与されることがなくなる。
【0039】第1回転軸40はその左右両側に入力され
る駆動操舵輪19の輪重に基づく回転力と、キャスタ2
0の輪重に基づく回転力とが逆向きであることからねじ
れた状態に保持される。第1回転軸40のねじり反力は
駆動操舵輪19およびキャスタ20の各輪重と釣り合っ
ている。
【0040】第1回転軸40はその左右両側から入力さ
れる二入力(回転力)が釣り合うように回動し、駆動操
舵輪19とキャスタ20を車体11に対して上方変位す
ることで、駆動操舵輪19とキャスタ20の各々の輪重
を好適な輪重比率に配分する。
【0041】第1回転軸40のねじれ量はその左右両側
からの二入力の値が大きいほど大きく、そのねじれ量が
大きいほど第1回転軸40のねじり反力が大きくなる。
両輪19,20は第1回転軸40のねじり反力により路
面を押圧するように付勢されている。なお、厳密にはド
ライブユニットサポート41及びドライブユニット31
の重量も駆動操舵輪19の輪重に寄与し、キャスタアー
ム48の重量もキャスタ20の輪重に寄与している。
【0042】駆動操舵輪19とキャスタ20は第1回転
軸40のねじり反力により路面に付勢されている。例え
ばフォークリフト走行時に、駆動操舵輪19が凸部に乗
り上げると、キャスタ20及びキャスタアーム48が慣
性力のために静止し続けようとするものの、駆動操舵輪
19は第1回転軸40が一瞬ねじれることで凸部に追従
するように上方変位する。そして第1回転軸40が余剰
のねじれを開放しながらその左右両側の二入力が釣り合
う位置まで回動することで、キャスタ20が若干遅れて
車体11に対して下降変位し、キャスタ20の輪重が増
える。
【0043】また、駆動操舵輪19が凹部に落ちたと
き、キャスタ20及びキャスタアーム48が慣性力のた
めに静止し続けようとするものの、駆動操舵輪19を路
面に押圧付勢する第1回転軸40のねじれが開放される
ことで、駆動操舵輪19は凹部に追従する。そして第1
回転軸40がねじれを復帰させながらその左右両側の二
入力が釣り合う位置まで回動することで、キャスタ20
が若干遅れて車体11に対して上方変位し、キャスタ2
0の輪重が減る。
【0044】また、キャスタ20が凸部に乗り上げたり
凹部に落ちるときも同様で、第1回転軸40がねじれた
りねじれを開放することで、キャスタ20の路面追従性
が高まる。よって、駆動操舵輪19とキャスタ20の路
面追従性が向上する。
【0045】以上詳述したように本実施形態によれば、
以下の効果が得られる。 (1) サスペンション機構30Aが前方を迂回する平
面視で略コ字形状に配置された構造で、ドライブユニッ
トサポート41の運動起点構造部分がドライブユニット
31の前方に位置する。よって、ドライブユニットサポ
ート41がドライブユニット31を前方から支持するよ
うに配置され、ドライブユニットサポート41の腕部4
4がドライブユニット31の前側を上下に延びる状態に
配置されるので、従来のサスペンション装置で、ドライ
ブユニットの横(右隣)に配置されていたサスペンショ
ンリンク119の垂直部122があったスペースまで運
転席13を車幅方向に広くすることができる。
【0046】(2) サスペンション機構30Aが前方
を迂回する平面視で略コ字形状に配置された構造で、第
1回転軸40がリーチシリンダ17と運転席13よりも
前方で交差している。従来のサスペンション装置ではサ
スペンションリンク119の右側水平部121が床面下
に配置され、床面下でリーチシリンダと交差していたた
め、運転席110の床面が高くなっていた。これに対
し、この実施形態によれば、第1回転軸40が床面下を
通らず運転席13の前方でリーチシリンダ17と交差し
ているので、運転席13の床面を低くすることができ
る。
【0047】(3) 両輪19,20が路面に接地した
状態では第1回転軸40がねじれた状態に保たれるた
め、第1回転軸40のねじり反力により両輪19,20
は路面に押しつけられる方向に付勢される。従来のサス
ペンション装置ではビーム状の比較的剛性の高いサスペ
ンションリンク119が使用されて非常に撓み難い構造
であった。これに対し、この実施形態は第1回転軸40
が車幅方向に沿って延びるように配置された比較的長尺
の軸でしかも軸長方向両側から逆向きの回転力が入力さ
れてねじれ易いので、そのねじり反力を両輪19,20
の付勢に利用できる。このため、フォークリフト10が
走行する際、両輪19,20の路面追従性を高めること
ができる。よって、従来に比べ凹凸路面走行時の走行安
定性を高めることができる。
【0048】(4) 駆動操舵輪19とキャスタ20と
の間に平行リンク機構が介在せず、回転軸40の回動を
利用するサスペンション機構30Aを採用するので、従
来の平行リンク機構方式のサスペンション装置(例えば
特開平8−164722号公報))に比較して、同様の
輪重配分機能を備える割にサスペンション装置30を簡
単な構造にすることができる。さらに駆動操舵輪19と
キャスタ20を同じ側に位置させた状態に回動軸(第1
回転軸40)を配置できることから、サスペンション装
置30をコンパクトにレイアウトすることができる。
【0049】(5) 第1回転軸40を中心として揺動
するドライブユニットサポート41により、ドライブユ
ニット31を前方から支持し、駆動操舵輪19が車幅方
向と直交する面内で揺動するようにしたので、直進走行
時に駆動操舵輪19が路面に対して傾倒することがな
く、駆動操舵輪19のタイヤの偏摩耗を防ぎ易くするこ
とができる。つまり、従来のサスペンション装置では、
ドライブユニット117をサスペンションリンク119
で横から支持するので、直進走行時にも駆動操舵輪11
3が傾倒する。しかし、本実施の形態では、ドライブユ
ニット31を前から支持することにより駆動操舵輪19
を車幅方向と直交する面内で揺動させるので、直進走行
時に駆動操舵輪が19が傾倒しない。
【0050】(6) ドライブユニットサポート41
を、車幅方向に延びる第1回転軸40を回動中心として
揺動するように車体フレーム21に対して連結するとと
もに、第1回転軸40を左右両リーチレグ12の間に配
置した。サスペンション装置30の作動時に第1回転軸
40は回動するのみで高さ方向に位置が変化しないの
で、サスペンション機構30Aをより低い範囲内に設け
ることができる。従って、バッテリ28を左右両リーチ
レグ12のすぐ上方に配置することができるので、従来
のサスペンションリンク119によって駆動操舵輪11
3及びキャスタ114を支持するサスペンション装置と
同様に、バッテリ28をできるだけ低い位置に配置する
ことができる。その結果、車両重心が高い位置とならな
いようにし、走行安定性が従来より低下しないようにす
ることができる。
【0051】(第2の実施形態)次に第2の実施形態を
図7,図8に従って説明する。本実施形態は、ドライブ
ユニットサポートを平行リンク機構を利用して上下に平
行移動可能に第1回転軸40と連結した点が前記第1の
実施形態と異なる。なお、第1の実施形態と同様の構成
については同一符号を付して説明を省略し、特に異なる
構成についてのみ説明する。
【0052】第1回転軸40は前記第1の実施形態と同
様の配置位置及び組付構造で、運転席13及びドライブ
ユニット31よりも前方において車幅方向に沿って延び
る状態に位置し、車体フレーム21に複数の軸受42を
介して回転可能に支持されている。第1回転軸40はリ
ーチシリンダ17とその上方で交差している。このサス
ペンション装置60では、駆動側支持部材としてのドラ
イブユニットサポート62は側面視略L字形状を有し、
ドライブユニット31を支持する支持台部66と、支持
台部66の前端から略直角に下方へ折れ曲がって延びる
腕部65とを有している。
【0053】ドライブユニットサポート62は、第1回
転軸40及び車体フレーム21に対して平行リンク機構
61を介して上下変位可能に支持されている。平行リン
ク機構61は、ドライブユニットサポート62と、ドラ
イブユニットサポート62の上部左右両側に連結された
左右一対のアッパリンク63と、その下部左右両側に連
結された左右一対のロアリンク64とを備える。本実施
の形態では、ドライブユニットサポート62及び平行リ
ンク機構61が駆動側支持手段を構成する。
【0054】左右のアッパリンク63は、フロントフレ
ーム部22の後面に取付けられたブラケット67に対し
その基端部が軸68を介して回動可能に連結されるとと
もに、その先端部がドライブユニットサポート62の支
持台部66の側部に対し軸69aを介して回動可能に連
結された状態にある。また、左右のロアリンク64は、
その基端部が第1回転軸40に一体回動可能に連結され
るとともに、その先端部がドライブユニットサポート6
2の腕部65の下端部に対し軸69bを介して回動可能
に連結されている。
【0055】各軸40,68,69a,69bは側面視
において平行四辺形となるように配置されており、ドラ
イブユニットサポート62の一部及び両リンク63,6
4等により、ドライブユニットサポート62を上下変位
可能に平行運動させる平行リンク機構61が構成されて
いる。このため、平行リンク機構61が作動することに
よって、ドライブユニット31はその鉛直姿勢を保持し
たままドライブユニットサポート62と一体で上下に平
行移動するようになっている。本実施形態では、第1回
転軸40と、平行リンク機構61のうちドライブユニッ
トサポート62自身を除く機構構造部分であるアッパリ
ンク63及びロアリンク64とが運動起点構造部分であ
る。
【0056】また、本実施形態でも、支持台部66から
下方へ延びる腕部65は、ドライブユニット31の前側
に位置している。また、輪重調整用スプリング58はそ
の軸線方向がドライブユニットサポート62の平行運動
方向にほぼ平行となるように支持台部66にほぼ垂直に
配設されている 第1回転軸40とキャスタ20との間の作動連結構造
は、図8に示すように前記第1の実施形態と同じであ
る。この場合、車両後部荷重から輪重調整用スプリング
58の付勢力寄与分を差し引いた値の荷重を、駆動操舵
輪19とキャスタ20にほぼ等分に分配するようにサス
ペンション機構60Aは構成されている。すなわちサス
ペンション機構60Aは、駆動操舵輪19の輪重から輪
重調整用スプリング58の付勢力寄与分を差し引いた輪
重とキャスタ20の輪重とがほぼ等しいときに第1回転
軸40の左右両側に逆向きに入力されるの2つの回転力
が釣り合うようなリンク比に設定されている。
【0057】そして、本実施の形態では、第1の実施の
形態と同様に、第1回転軸40及び伝達アーム46が作
動連結機構を構成する。よって、この第2の実施形態に
よれば、第1の実施形態と同様に(1)〜(6)の各効
果が得られる他、さらに次の効果が得られる。
【0058】(7) 平行リンク機構61の採用によ
り、ドライブユニット31がその姿勢を保持したまま上
下に平行移動(運動)するので、直進時の操舵以外のと
きでも駆動操舵輪19が傾かず、そのタイヤの偏摩耗を
防止できる。
【0059】(8) 平行リンク機構61を採用する平
行運動方式なので、第1の実施形態で採用した揺動方式
に比べ、ドライブユニット31の車両前後方向の変位量
が相対的に小さく済み、他部品との干渉を防ぐために必
要なドライブユニット31の収容空間を相対的に小さく
することができる。
【0060】(第3の実施の形態)次に、本発明を具体
化した第3の実施の形態を図9及び図10に従って説明
する。尚、本実施の形態は、前記第1の実施の形態のサ
スペンション装置30をサスペンション装置70に変更
したことのみが第1の実施の形態と異なる。従って、第
1の実施の形態と同じ構成については、符号を同じにし
てその説明を省略し、サスペンション装置70のみにつ
いて詳述する。尚、本実施の形態のサスペンション装置
70は、前記第1及び第2の実施の形態の各サスペンシ
ョン装置30,60と異なり、駆動操舵輪19及びキャ
スタ20が左右で独立して変位する独立懸架方式であ
る。
【0061】図9に示すように、サスペンション装置7
0は、ドライブユニット31よりも前方において車幅方
向に延びるように配置されたドライブユニット回転軸7
1と、このドライブユニット回転軸71に支持された駆
動側支持手段及びアームとしてのドライブユニットサポ
ート41とを備えている。
【0062】ドライブユニット回転軸71は、車体フレ
ーム21に対し一対の軸受42を介して回転可能に支持
されている。ドライブユニットサポート41は、第1の
実施の形態と同じ構成であって、ドライブユニット回転
軸71を回動中心として揺動するように車体11に対し
支持されている。そして、ドライブユニットサポート4
1は、固定されているドライブユニット31を、車体1
1に対して上下に変位可能に支持する。ドライブユニッ
トサポート41は、駆動操舵輪19が車幅方向に直交す
る平面内で揺動可能な状態にドライブユニット31を車
体11に対して支持する。
【0063】本実施の形態では、ドライブユニットサポ
ート41の基部43と、ドライブユニット回転軸71と
が、ドライブユニット31を車体11に対して上下に変
位させるドライブユニットサポート41の揺動運動の運
動起点となる運動起点構造部分である。そして、この運
動起点構造部分は、ドライブユニット31の前側に位置
している。
【0064】又、サスペンション装置70は、フロント
フレーム部22の後面に設けられた第1の実施の形態と
同様のブラケット56と、ドライブユニットサポート4
1の支持台部45の上面に設けられたブラケット57と
の間に介在されたサスペンションスプリング72を備え
ている。サスペンションスプリング72は、ドライブユ
ニットサポート41を下方に付勢することで、車両後部
の重量に抗して駆動操舵輪19を車体11に対して上下
に変位可能に支持する。即ち、サスペンションスプリン
グ72は、前記第1及び第2の実施の形態の輪重調整用
スプリング58と異なり、駆動操舵輪19が上下に変位
可能な状態で車体11を支持する。
【0065】又、サスペンション装置70は、運転席1
3よりも前方において車幅方向に延びるように配置され
たキャスタ回転軸73と、このキャスタ回転軸73に端
部が固定された従動側支持手段としてのキャスタアーム
74を備えている。
【0066】キャスタ回転軸73は、車体フレーム21
に対し一対の軸受42によって回転可能に支持されてい
る。キャスタアーム74は、図9,10に示すように、
キャスタ回転軸73に対しスプライン嵌合又はセレーシ
ョン結合によって固定される基部75と、この基部75
から後右方に延出された支持部76とを備える。支持部
76の先端には、キャスタ20が支持されている。支持
部76の基端部上面と、運転席13の床板13aの下面
との間には、キャスタアーム74を下方に付勢し、車両
後部の重量に抗してキャスタ20を上下変位可能に支持
するキャスタスプリング77が介在されている。キャス
タスプリング77は、その上端が運転席13の床板13
aの下面に固定され、その下端がキャスタアーム74の
上面に固定されている。
【0067】サスペンション装置70は、車両重心が車
両の最も前側に位置するときに、駆動操舵輪19の輪重
がキャスタ20の輪重よりも所定分だけ大きくなるよう
にされている。そして、車両重心が車両のより後部に位
置するほど駆動操舵輪19の輪重とキャスタ20の輪重
との差がより大きくなるようにされている。尚、車体1
1は、車両重心の位置に関係なく、左右前輪18が共に
接地する水平状態に保たれる。駆動操舵輪19の輪重
は、ドライブユニット回転軸71と駆動操舵輪19との
距離、ドライブユニット回転軸71とサスペンションス
プリング72との距離、及び、サスペンションスプリン
グ72のセット荷重及びばね定数によって設定されてい
る。又、キャスタ20の輪重は、キャスタ回転軸73と
キャスタ20との距離、キャスタ回転軸73とキャスタ
スプリング77との距離、及び、キャスタスプリング7
7のセット荷重及びばね定数によって設定されている。
【0068】車両後部の重量は、車体11からサスペン
ションスプリング72及びドライブユニットサポート4
1を介して駆動操舵輪19に加わり、又、キャスタスプ
リング77を介してキャスタ20に加わる。このとき、
積み荷の荷重、マスト装置16の位置等により車両重心
が最も車両の前部に移動したときにも、駆動操舵輪19
の輪重はキャスタ20の輪重よりも所定の大きさだけ大
きくなる。又、車両重心が車両のより後部に位置するほ
ど駆動操舵輪19の輪重とキャスタ20の輪重との差が
大きくなる。従って、車両重心の位置に拘らず、駆動操
舵輪19の輪重は、キャスタ20の輪重よりも所定以上
の大きさとなるので、駆動操舵輪19の駆動力が確保さ
れる。
【0069】本実施の形態のサスペンション装置には、
前記第1の実施の形態における(1),(5)に記載し
た各効果の他に、以下に記載する効果がある。 (9) 駆動操舵輪19をサスペンションスプリング7
2を介して車体11に支持し、又、キャスタ20をキャ
スタスプリング77を介して車体11に支持した。従っ
て、車両が細かい凹凸路面を走行したときに、駆動操舵
輪19及びキャスタ20が独立して変位するとともに、
駆動操舵輪19あるいはキャスタ20が路面から受ける
上向きの衝撃がサスペンションスプリング72あるいは
キャスタスプリング77によって独立して緩衝される。
その結果、細かい凹凸路面を走行するとき駆動操舵輪1
9及びキャスタ20の路面追従性が向上して走破性が向
上するとともに、凹凸路面から車体11に伝わる振動が
抑制されて車体11の走行安定性が向上する。
【0070】(第4の実施の形態)次に、本発明を具体
化した第4の実施の形態を図11及び図12に従って説
明する。尚、本実施の形態は、前記第1の実施の形態の
サスペンション装置30をサスペンション装置80に変
更したことのみが第1の実施の形態と異なる。従って、
第1の実施の形態と同じ構成については、符号を同じに
してその説明を省略し、サスペンション装置80のみに
ついて詳述する。尚、本実施の形態のサスペンション装
置80は、前記第3の実施の形態のサスペンション装置
70と同様に、左右独立懸架方式である。
【0071】図11,12に示すように、サスペンショ
ン装置80は、ドライブユニット31よりも前方におい
て車両の上下方向に延びるように配置された左右一対の
支持軸81と、この両支持軸81によって車体フレーム
21に対して連結された駆動側支持手段としてのドライ
ブユニットサポート82を備えている。
【0072】各支持軸81は、フロントフレーム部22
の後面に固定された上下一対のブラケット83によって
車体フレーム21に固定されている。ドライブユニット
サポート82は、各支持軸81に対し摺動可能に嵌合す
る左右一対の基部84と、両基部84の上端に支持され
た支持台部85とを備えている。ドライブユニットサポ
ート82は、支持台部85の上面にドライブモータ32
を固定するとともに、支持台部85の下面にギヤハウジ
ング33及び駆動操舵輪19を水平面内で回動可能に支
持する。ドライブユニットサポート82は、両支持軸8
1に沿って往復動するように車体11に対して連結され
ている。そして、ドライブユニットサポート82は、固
定されているドライブユニット31を両支持軸81に沿
って往復動させる。即ち、ドライブユニットサポート8
2は、ドライブユニット31を、両支持軸81に沿って
上下に変位させるように車体11に対して支持する。
【0073】本実施の形態では、両支持軸81と、ドラ
イブユニットサポート82の基部84とが、ドライブユ
ニット31を車体11に対して上下に変位させるドライ
ブユニットサポート82の上下運動の運動起点となる運
動起点構造部分である。そして、この運動起点構造部分
は、ドライブユニット31の前側に位置している。
【0074】又、サスペンション装置80は、フロント
フレーム部22の後面に固定されたブラケット86と、
支持台部85の上面との間に介在された左右一対のサス
ペンションスプリング87を備えている。両サスペンシ
ョンスプリング87は、協同してドライブユニットサポ
ート82を下方に付勢し、車両後部の重量に抗して駆動
操舵輪19を車体11に対して上下変位可能に支持す
る。
【0075】又、サスペンション装置80は、前記第3
の実施の形態と同様に、キャスタ回転軸73及びキャス
タアーム74によってキャスタ20を車体11に対して
上下に変位可能に支持するとともに、キャスタスプリン
グ77を介してキャスタ20を路面側に付勢している。
【0076】サスペンション装置80は、車両重心が車
両の最も前部に位置するときに、駆動操舵輪19の輪重
が、両キャスタ輪35の輪重よりも所定分だけ大きくな
るようにされている。そして、車両重心が車両のより後
部に位置するほど駆動操舵輪19の輪重とキャスタ20
の輪重との差がより大きくなるようにされている。尚、
車体11は、車両重心の位置に関係なく、左右前輪18
が共に接地する水平状態に保たれる。駆動操舵輪19の
輪重は、両サスペンションスプリング87のセット荷重
及びばね定数によって設定されている。又、キャスタ2
0の輪重は、キャスタ回転軸73とキャスタ20との距
離、キャスタ回転軸73とキャスタスプリング77との
距離、及び、キャスタスプリング77のセット荷重及び
ばね定数によって設定されている。
【0077】車両後部の重量は、車体フレーム21から
両方のサスペンションスプリング87を介して駆動操舵
輪19に加わり、又、キャスタスプリング77を介して
キャスタ20に加わる。このとき、積み荷の荷重、マス
ト装置16の位置等により車両重心が最も車両の前部に
移動したときにも、駆動操舵輪19の輪重は、キャスタ
20の輪重よりも所定分だけ大きくなる。又、車両重心
が車両のより後部に位置するほど駆動操舵輪19の輪重
とキャスタ20の輪重との差が大きくなる。従って、車
両重心の位置に拘らず、駆動操舵輪19の輪重は、キャ
スタ20の輪重よりも所定以上の大きさとなるので、駆
動操舵輪19の駆動力が確保される。
【0078】以上詳述した本実施の形態のサスペンショ
ン装置には、第1の実施の形態における(1),(5)
に記載した各効果、及び、第3の実施の形態における
(9)に記載した効果の他に、以下に記載する効果があ
る。
【0079】(10) ドライブユニット31は、姿勢
が変化しないままで両支持軸81に沿って車両の上下方
向に往復動するので、直進時の操舵以外のときでも駆動
操舵輪19が傾かず、そのタイヤの偏摩耗を防止でき
る。
【0080】(第5の実施の形態)次に、本発明を具体
化した第5の実施の形態を図13に従って説明する。
尚、本実施の形態は、第1の実施の形態のサスペンショ
ン装置30をサスペンション装置90に変更したことの
みが第1の実施の形態と異なる。従って、第1の実施の
形態と同じ構成については、符号を同じにしてその説明
を省略し、サスペンション装置90のみについて詳述す
る。
【0081】サスペンション装置90は、車幅方向の中
央部において前後一対で設けられたブラケット91と、
車両前後方向に延びる回動軸を回動中心として揺動する
ように両ブラケット91間に支持された駆動側支持手段
及び従動側支持手段としてのサスペンションリンク92
とを備えている。
【0082】各ブラケット91は、車体フレーム21に
固定されており、サスペンションリンク92を支持する
ための孔93を備えている。孔93は、車両前後方向に
延びるように形成されている。
【0083】サスペンションリンク92は、両ブラケッ
ト91間に配置される基部94と、この基部94の左側
に一体で設けられたドライブユニットサポート部95
と、基部94の右側に一体で設けられたキャスタサポー
ト部96とを備えている。
【0084】基部94の前後端には、各ブラケット91
の孔93に嵌合する支持軸97が設けられている(但
し、図13には後端側の一方のみ図示)。ドライブユニ
ットサポート部95は、ドライブユニット31を支持す
るための支持台部98を備えている。支持台部98の上
面にはドライブモータ32が固定され、同じく下面には
ギヤハウジング33が水平面内で回動可能に連結されて
いる。キャスタサポート部96の先端部にはキャスタ2
0が支持されている。ドライブユニットサポート部95
及びキャスタサポート部96は、サスペンションリンク
92が両支持軸97を回動軸として揺動することによ
り、車体11に対し上下方向に変位するように支持され
ている。
【0085】本実施の形態では、両ブラケット91と、
基部94に設けられた各支持軸97とが、ドライブユニ
ット31を車体11に対して上下に変位させるサスペン
ションリンク92の揺動運動の運動起点となる運動起点
構造部分である。そして、この運動起点構造部分は、ド
ライブユニット31の前側に位置している。
【0086】又、本実施の形態では、ドライブユニット
サポート部95及びキャスタサポート部96が設けられ
たサスペンションリンク92自体が作動連結機構であ
る。そして、サスペンションリンク92は、駆動操舵輪
19とキャスタ20とを互いに上下逆向きに変位するよ
うに作動連結する。又、サスペンションリンク92は、
リーチシリンダ17に対し運転席13から前側に外れた
位置で交差するように設けられている。
【0087】又、サスペンション装置90は、車体フレ
ーム21に固定されたブラケット99と、ドライブユニ
ットサポート部95の支持台部98の上面との間に介在
された輪重調整用スプリング100とを備えている。輪
重調整用スプリング100は、ドライブユニットサポー
ト部95を下方に付勢するように設けられている。
【0088】サスペンション装置90は、車両後部の荷
重から輪重調整用スプリング100の付勢力寄与分を差
し引いた荷重を、駆動操舵輪19とキャスタ20とにほ
ぼ等分するリンク比に設定されている。即ち、サスペン
ションリンク92の回動軸から駆動操舵輪19までの距
離と、同回動軸からキャスタ20までの距離とがほぼ等
しいように設定されている。
【0089】サスペンションリンク92を介した駆動操
舵輪19及びキャスタ20の輪重配分比率はほぼ等しい
が、輪重調整用スプリング100の付勢力分が駆動操舵
輪19の輪重として余分に加わるため、駆動操舵輪19
の輪重が常にキャスタ20の輪重よりも一定値だけ大き
くなるようになっている。
【0090】以上詳述した本実施の形態のサスペンショ
ン装置によれば、前記第1の実施の形態における
(1),(2)に記載した各効果と、以下に記載する効
果とを得ることができる。
【0091】(11) 車体フレーム21に対し車両の
前後方向に延びる軸を回動中心として揺動するように連
結された1つのサスペンションリンク92だけで駆動操
舵輪19及びキャスタ20が支持される。従って、サス
ペンション装置90の構成が簡素なものとなり、部品点
数及び組み立て工数が少なくすむ。
【0092】以下、本発明を具体化した上記実施の形態
以外の実施の形態を別例として列挙する。 ○ 第1の実施の形態では、第1回転軸40と作動連結
するドライブユニットサポート41の基部43が、図1
に示すように、第1回転軸40の左端部を車体フレーム
21に支持する軸受42と、中央部を支持する軸受42
との間で、第1回転軸40に嵌合固定されるようにし
た。これを、図14に示すように、第1回転軸40の左
端部よりも中央寄りを支持するように設けた軸受42の
両側で、各基部43が第1回転軸40に嵌合固定される
ようにしてもよい。第3の実施の形態でも同様である。
【0093】○ 第1の実施の形態で、図15に示すよ
うに、作動連結機構を構成する伝達アーム46の第1ア
ーム部50とキャスタアーム48の第2アーム部54と
の間に、ドライブユニットサポート41とキャスタアー
ム48とがそれぞれ所定の変位範囲内で独立して変位可
能なように弾性的に作動連結するサスペンションスプリ
ング59を設けた構成としてもよい。この構成では、比
較的細かいピッチの凹凸路面の走行時に、駆動操舵輪1
9及びキャスタ20がそれぞれ一定の変位範囲内で左右
独立状態で変位する。その結果、駆動操舵輪19及びキ
ャスタ20の路面追従性が向上して走破性が向上すると
ともに、凹凸路面から車体11に伝わる比較的細かい振
動が抑制され車体11の走行安定性が向上する。
【0094】○ 第1、第2及び第5実施の形態で、輪
重調整用スプリングに代えて油圧シリンダ、空圧シリン
ダ等の流体圧シリンダとしてもよい。 ○ サスペンション装置を設ける産業車両は、左右前輪
あるいは左右後輪が駆動操舵輪とキャスタとで構成され
るとともにキャスタの上方に運転席が設けられた産業車
両であればよく、リーチ型フォークリフトに限らない。
【0095】以下、特許請求の範囲に記載した各発明の
外に前述した各実施の形態及び各別例から把握される技
術的思想をその効果とともに記載する。 (1) 請求項4に記載の発明において、前記作動連結
機構には、前記駆動側支持手段と前記従動側支持手段と
がそれぞれ所定の変位範囲内で独立して変位可能なよう
に弾性的に作動連結する弾性作動連結手段(キャスタス
プリング59)が設けられている。このような構成によ
れば、細かいピッチの凹凸路面の走行時に、車体が細か
く振動しないようにすることができる。
【0096】(2) 請求項1に記載の発明において、
前記駆動側支持手段は、車両の上下方向に延びる固定軸
(支持軸81)に沿って往復動するように前記車体に対
し連結され、前記駆動操舵輪を前記固定軸に沿って往復
動させる移動部材(ドライブユニットサポート82)で
ある。
【0097】このような構成によっても、車幅を拡大す
ることなく運転席の左右幅を拡大することができる。
又、この構成によれば、駆動操舵輪が上下に真っ直ぐ変
位するため、操舵状態に関係なく駆動操舵輪が左右に傾
かない状態で路面に接地するので、駆動操舵輪の偏摩耗
を抑制することができる。
【0098】(3) 請求項4に記載の発明において、
前記駆動側支持手段及び従動側支持手段は、車幅方向の
中央部において車両の前後方向に延びる回動軸を回動中
心として揺動するサスペンションリンク(92)であ
る。このような構成によれば、車体に対し揺動可能に支
持されたサスペンションリンクだけで駆動操舵輪及びキ
ャスタが支持されるので、構成が簡素化され、部品点数
及び組み付け工数が少なくてすむ。
【0099】(4) 請求項4に記載の発明において、
前記作動連結機構は、前記駆動輪の輪重に応じた回転力
が前記駆動側支持手段を介して入力されるとともに、前
記従動輪の輪重に応じた回転力が前記従動側支持手段を
介して該駆動輪側からの回転力と逆向きに入力される回
転軸(第1回転軸40)を備え、前記2つの回転力が釣
り合うように該回転軸が回動することにより前記駆動輪
及び従動輪が前記車体に対して互いに上下逆向きに変位
可能に構成されている。
【0100】このような構成によれば、駆動輪側からの
回転力と従動輪側からの回転力とによって回転軸が弾性
的に捻じれ変形するため、駆動輪及び従動輪が所定範囲
内で独立状態で上下に変位する。このため、駆動輪及び
従動輪の路面追従性を向上することができる。
【0101】
【発明の効果】請求項1〜請求項5に記載の発明によれ
ば、車幅を拡大することなく運転席の左右幅を広くする
ことができる。
【0102】加えて請求項2、請求項4又は請求項5に
記載の発明によれば、サスペンション装置の作動に起因
する偏摩耗を抑制することができる。加えて請求項3〜
請求項5に記載の発明によれば、駆動輪が駆動操舵輪で
あってもサスペンション装置の作動に起因する偏摩耗を
抑制することができる。
【0103】加えたて請求項4又は請求項5に記載の発
明によれば、運転席の床面をより低い位置に設けること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1の実施の形態のリヤサスペンション装置
を示すリーチ型フォークリフトの模式平面図。
【図2】 リーチ型フォークリフトの模式左側面図。
【図3】 リーチ型フォークリフトの模式平面図。
【図4】 サスペンション装置を示す模式左側面図。
【図5】 サスペンション装置を示す模式背面図。
【図6】 サスペンション装置を示す模式右側面図。
【図7】 第2の実施の形態のサスペンション装置を示
す模式右側面図。
【図8】 サスペンション装置を示す模式平面図。
【図9】 第3の実施の形態のサスペンション装置を示
す模式平面図。
【図10】 サスペンション装置を示す模式右側面図。
【図11】 第4の実施の形態のサスペンション装置を
示す模式平面図。
【図12】 サスペンション装置を示す模式右側面図。
【図13】 第5の実施の形態のサスペンション機構を
示す模式透視斜視図。
【図14】 別例のサスペンション装置を示す模式平面
図。
【図15】 別例のサスペンション装置を示す模式右側
面図。
【図16】 従来のサスペンション機構を示すリーチ型
フォークリフトの模式背面図。
【符号の説明】
10…産業車両としてのリーチ型フォークリフト、11
…車体、13…運転席、13a…床面、17…リーチ用
駆動装置としてのリーチシリンダ、19…駆動輪として
の駆動操舵輪、20…従動輪としてのキャスタ、30…
サスペンション装置、30A…作動連結機構としてのサ
スペンション機構、31…ドライブユニット、40…第
1及び第2の実施の形態における作動連結機構及び運動
起点構造部分を構成する第1回転軸、41…駆動側支持
手段及びアームとしてのドライブユニットサポート、4
3…第1及び第3の実施の形態における運動起点構造部
分を構成する(ドライブユニットサポート41の)基
部、46…作動連結機構を構成する伝達アーム、47…
同じく第2回転軸、48…従動側支持手段としてのキャ
スタアーム、60…サスペンション装置、61…駆動側
支持手段及び運動起点構造部分を構成する平行リンク機
構、62…駆動側支持手段を構成する駆動側支持部材と
してのドライブユニットサポート、63…運動起点構造
部分を構成するアッパリンク、64…同じくロアリン
ク、70…サスペンション装置、71…第3の実施の形
態における運動起点構造部分を構成するドライブユニッ
ト回転軸、80…サスペンション装置、81…第4の実
施の形態における運動起点構造部分を構成する支持軸、
82…第4の実施の形態における駆動側支持手段として
のドライブユニットサポート、84…運動起点構造部分
を構成する(ドライブユニットサポートの)基部、90
…サスペンション装置、91…第5の実施の形態におけ
る運動起点構造部分を構成するブラケット、92…第5
の実施の形態における駆動側支持手段、従動側支持手段
及び作動連結機構としてのサスペンションリンク、97
…運動起点構造部分を構成する支持軸。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドライブユニットに支持された駆動輪
    と、該駆動輪と左右で対をなす従動輪とを備え、前記ド
    ライブユニットを車体に対して上下に変位可能に支持す
    る駆動側支持手段を介して前記駆動輪を運転席の床面か
    ら車幅方向に外れた位置で該車体に対して上下に変位可
    能に支持するとともに、前記従動輪を前記運転席の床面
    の下方で前記車体に対して上下に変位可能に支持する産
    業車両のサスペンション装置において、 前記駆動側支持手段の変位運動の起点となる運動起点構
    造部分が、前記ドライブユニットの前側に位置している
    産業車両のサスペンション装置。
  2. 【請求項2】 前記駆動側支持手段は、前記駆動輪が車
    幅方向と直交する平面内で揺動可能な状態に前記ドライ
    ブユニットを前記車体に対して支持するアームである請
    求項1に記載の産業車両のサスペンション装置。
  3. 【請求項3】 前記駆動側支持手段は、前記ドライブユ
    ニットを支持する駆動側支持部材と、該駆動側支持部材
    を前記ドライブユニットの姿勢を保持したままで上下変
    位可能に平行運動させる平行リンク機構とを備えている
    請求項1に記載の産業車両のサスペンション装置。
  4. 【請求項4】 前記従動輪を前記車体に対して上下方向
    に変位可能に支持する従動側支持手段と前記駆動側支持
    手段とを、前記駆動輪及び従動輪が互いに上下逆向きに
    変位するように作動連結する作動連結機構を備え、 前記作動連結機構は、荷役装置を前記車体に対して前後
    動させるためのリーチ用駆動装置に対して、前記運転席
    と前後方向に外れた位置で交差している請求項1〜請求
    項3のいずれか一項に記載の産業車両のサスペンション
    装置。
  5. 【請求項5】 請求項1〜請求項4のいずれか一項に記
    載の産業車両のサスペンション装置を装備するリーチ型
    フォークリフト。
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