JP2001185541A - 半導体装置の作製方法 - Google Patents

半導体装置の作製方法

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JP2001185541A
JP2001185541A JP36940199A JP36940199A JP2001185541A JP 2001185541 A JP2001185541 A JP 2001185541A JP 36940199 A JP36940199 A JP 36940199A JP 36940199 A JP36940199 A JP 36940199A JP 2001185541 A JP2001185541 A JP 2001185541A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 単一の処理室で金属配線を形成し、下地膜に
損傷を与えることなく塩素を除去し、細密なパターンに
対しても信頼性高く金属配線の腐食を防ぐことを目的と
する。 【解決手段】基板101の上に下地膜102を形成し、
その上に金属膜103を形成し、さらに、その上にフォ
トレジスト104を形成する。その後、反応室において
金属膜を塩素を含有するガスを用いてドライエッチング
を行うと、フォトレジストおよび形成された金属配線1
05の表面には、Cl2106および塩素系化合物10
7が残留する。エッチング後、同一の反応室内にH2
ガス108が導入されると、H2OガスはCl2および塩
素系化合物と反応してHClガス109となり表面から
除去される。このため、金属配線は大気中に開放しても
腐食されなくなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、同一の処理室にお
いてCl(塩素)を含有するガス存在下で金属膜を所定
の形状にドライエッチングし、さらに形成された金属配
線の腐食を防止する方法に関するものである。また、同
一の処理室における金属膜のドライエッチングと金属配
線の腐食を防止する方法を工程に含んで作製された半導
体装置およびその作製方法に関するものである。なお、
ここでいう半導体装置には、液晶表示装置やEL表示装
置等の電気光学装置および電気光学装置を部品として含
む電子装置も含まれるものとする。
【0002】
【従来の技術】従来の半導体装置の金属配線の形成工程
では、まず、金属配線の下地膜となる酸化シリコン膜、
窒化シリコン膜、窒化酸化シリコン膜および樹脂膜を形
成し、その上に配線材料膜としてスパッタ法によりAl
(アルミニウム)膜、Al−Si(シリコン)、Al−
Cu(銅)、Al−Si−Cu、Al−Nd(ネオジウ
ム)、Al−Ti(チタン)、Al−Mo(モリブデ
ン)およびAl−Sc(スカンジウム)等のAl合金
膜、または、Al合金膜とTi膜、TiN(窒化チタ
ン)膜、W(タングステン)膜、WN(窒化タングステ
ン)膜との積層膜を形成する。次に、フォトマスクを用
いて所定の形状にフォトレジストを形成する。そして、
フォトレジストをマスクとしてCl2、SiCl4、BC
3およびCCl4といった各種の塩素を含有するガスを
用いてドライエッチングを行い金属配線を形成する。
【0003】エッチング後、大気中に放置すると、レジ
ストおよび配線の表面にはCl2(塩素)および塩素系
化合物が残留しており、これらの物質と大気中のH2
が反応して塩酸が生成し、配線の腐食を引き起こす。こ
の配線の腐食は、半導体装置の歩留まりを低下させるだ
けでなく、配線の信頼性を低下させ、寿命を低下させる
原因にもなっている。なお、塩素系化合物とは、エッチ
ングにより生成するAlおよびClを含む化合物であ
り、代表的にはAlCl3およびAl2Cl6が挙げられ
る。また、生成する化合物はエッチング条件により変化
する。
【0004】この方法の解決手段として、エッチング
後、大気に解放する前に窒素ガス雰囲気になっているリ
ンス室に搬送し、純水または薬液による洗浄を行い、塩
素および塩素系化合物を除去する方法や、SF6やCF4
等のフッ素を含むガスのプラズマにさらすことで、レジ
ストおよび配線の表面に付着している塩素をフッ素に置
換する方法や、H2Oガスのプラズマによって表面に付
着している塩素をフォトレジストとともに除去する方法
がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、純水お
よび薬液等で洗浄して塩素を除去する方法は、エッチン
グ装置に洗浄装置を組み込む必要があり、装置の構成が
複雑化しコストが高くなることから望ましくない。ま
た、パターンが細密化するに伴い、純水および薬液等を
パターン間に十分に浸透させることが困難となり、効果
が得られなくなることがある。
【0006】一方、フッ素を含むガスのプラズマによっ
てCl(塩素)をF(フッ素)に置換する方法では、金
属配線の下地膜となる酸化シリコン膜、窒化シリコン
膜、窒化酸化シリコン膜および樹脂膜をエッチングして
しまう。そして、H2Oガスのプラズマによって塩素を
除去する方法も、下地膜が樹脂膜の場合、下地膜を大き
くエッチングしてしまう。これらの方法では、同一の処
理室で行うことが可能になるが、プラズマを用いるため
チャージアップによる損傷も問題となる。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明の方法は、配線材料となる金属膜を形成する工
程と、前記金属膜上にフォトレジストを形成する工程
と、前記金属膜を塩素を含有するガスを用いて反応室内
でエッチングする工程と、前記反応室内にH2Oガスを
導入する工程と有することを特徴とするものである。
【0008】また、前記反応室内にH2Oガスを導入す
る工程の後に、前記反応室内で不活性ガスによりプラズ
マ処理を行う工程を有することを特徴とするものであ
る。
【0009】前記金属膜は、Alを主に含む膜(Al合
金膜という)、例えばAl−Si、Al−Cu、Al−
Si−Cu、Al−Nd、Al−Ti、Al−Moおよ
びAl−Scに代表されるのAl合金膜によるの単層
膜、またはAl合金膜とAl以外の金属を主に含む膜、
例えば、Ta(タンタル)、Ti(チタン)、Mo(モ
リブデン)およびW(タングステン)からの中から選ば
れた元素を主に含む膜、前記元素を組み合わせた合金
膜、もしくは前記元素の窒化膜との積層膜であることを
特徴とするものである。
【0010】前記の各工程における前記反応室内の温度
は70℃〜200℃、好ましくは70℃〜100℃の範
囲内で保たれることを特徴とするものである。
【0011】特に、H2Oガスを導入するときの前記反
応室内の圧力は、前記反応室内で前記金属膜を塩素を含
有するガスを用いてドライエッチングを行った後に前記
フォトレジストおよび前記金属配線の表面に残る塩素系
化合物の飽和蒸気圧よりも、低いことを特徴とする半導
体装置の作製方法である。
【0012】前記不活性ガスはAr(アルゴン)、Kr
(クリプトン)もしくはXe(キセノン)から選ばれた
一種または複数種であることを特徴とするものである。
【0013】本発明の方法では、反応室内にH2Oガス
を低圧かつ加熱しながら導入していることで塩素を除去
している。このH2OガスによるCl(塩素)の除去の
効果は、本発明者が、N2ガスおよびO2ガスについても
温度および圧力をH2Oガスと同様な条件で導入し、金
属配線の腐食防止の効果は得られないことを確認してい
ることから明らかである。
【0014】そこで、本発明の金属配線の腐食を防止す
るメカニズムを図1に基づいて説明する。図1(A)に
示すように、基板101の上に下地膜102となる膜を
形成し、その上に配線材料となる金属膜103を形成
し、さらに、その上にフォトレジスト104を形成す
る。その後、金属膜を塩素を含有するガスを用いてドラ
イエッチングを行うと、フォトレジストおよび形成され
た金属配線105の表面には、Cl2(塩素)106お
よびAlCl3等の塩素系化合物107が残留する(図
1(B))。
【0015】エッチング後、H2Oガス108が反応室
内に導入されるとCl2およびAlCl3等の塩素系化合
物と反応してHCl(塩化水素)ガス109となる。こ
のとき、反応室内の圧力が低く、温度が高くなるほど反
応室内に存在するH2O、Cl2およびAlCl3等の塩
素系化合物の自由度は大きくなり、また、加熱すること
でH2Oと塩素系化合物との反応は促進される。
【0016】生成したHClガスは、Cl2およびAl
Cl3等の塩素系化合物より同一の飽和蒸気圧を示す温
度が低い。例えば、1333Pa(≒10Torr)の
飽和蒸気圧を示すときのHClの温度は−136℃であ
るのに対して、Cl2は−102℃である。さらに塩素
系化合物のうちの一つであるAlCl3は124℃であ
り、HClと比べると非常に高い温度である。つまり、
Cl2およびAlCl3等の塩素系化合物をH2Oと反応
させてHClにすることで、金属配線の腐食の原因とな
るCl(塩素)は気体の状態で存在し易くなるため、容
易に除去することができる。
【0017】一方、本発明の方法では、反応室内でドラ
イエッチングを行い所定の形状の金属配線を形成した後
に、さらに同一反応室内でH2Oガスを導入しているこ
とを特徴としている。そのため、複数の基板を同一反応
室内で連続して処理するには反応室内の温度を一定の温
度に保つことが望まれる。反応室内は70℃以下の低い
温度になると、H2OとCl2およびAlCl3等の塩素
系化合物との反応が悪くなり、Clの除去は難しくな
る。また、反応室の温度が高くなるとClの除去は効率
よくなるが、200℃以上の高い温度になるとフォトレ
ジストの耐熱性が問題となる。このため、反応室内の温
度は70℃〜200℃の範囲で行うこととする。ただ
し、エッチング装置の有機樹脂で構成される部分、例え
ばOリング等の耐久性を考慮すると100℃以下の温度
が好ましい。
【0018】また、細密なパターンに対しても信頼性高
くレジストおよび配線の表面に残留する塩素を除去する
ためには、H2OガスとCl2(塩素)およびAlCl3
等の塩素系化合物を効率良く反応させなければならず、
図1(C)で示すように、H 2Oガスを導入するときに
はCl2(塩素)およびAlCl3等の塩素系化合物が気
体の状態で存在していることが望ましい。このため、H
2Oガスを導入するときの反応室の圧力は、Cl2および
AlCl3等の塩素系化合物とH2Oが気体の状態で存在
できる圧力にすることが必要となる。例えば、反応室内
に残留する分子がCl2と先に示した塩素系化合物のう
ちの一つであるAlCl3とH2Oの3種類であると考え
た場合、100℃のときの飽和蒸気圧はAlCl3が1
33Pa(≒1Torr)と他の分子に比べてもっとも
低いことから、分子が気体の状態で存在するためには1
33Pa以下の圧力にすればよい。従って、H2Oガス
を導入するときに反応室内を100℃に保つ場合には、
133Pa以下の低圧状態に保つことで、Cl2および
AlCl3等の塩素系化合物とH2Oはより効果的かつ効
率よくHClガスになる(図1(D))。
【0019】このようにしてレジストおよび配線の表面
に残留するCl2(塩素)およびAlCl3等の塩素系化
合物は、HClとなり表面から除去されるため、大気中
に開放しても金属配線は腐食されなくなる(図1
(E))。
【0020】また、本発明の方法では、同一の反応室内
でH2Oガスを導入した後、再び金属膜のドライエッチ
ングをするために、反応室内を清浄な状態に戻さなくて
はならない。このため、反応室内に残留するH2Oを除
去する工程が必要となる。このようなH2Oは、Ar、
KrまたはXeから選ばれた一種または複数種を用いた
プラズマ処理で除去することができる。また、スループ
ットを良くするためにはエッチングされた後もしくはエ
ッチングされる前の基板が反応室にある状態でプラズマ
処理を行うことが望ましいが、プラズマを用いるためチ
ャージアップによる損傷が問題となる。しかしながら、
セルフバイアスがあまりかからない条件でプラズマ処理
を行うことで、基板をプラズマにより損傷することなく
2Oを除去することができる。
【0021】以上の工程を繰り返すことによって、同一
の処理室で金属配線を形成し、細密なパターンに対して
も信頼性高く塩素を除去し、下地膜に損傷を与えること
なく金属配線の腐食を防ぐことを達成できる。
【0022】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態について説明す
る。図2は本発明を実施するエッチング装置の構成を模
式的に示したものである。
【0023】図2のエッチング装置は、真空予備室20
1および反応室202を有する枚葉式のドライエッチン
グ装置である。図2において、203は基板カセット、
204および205はゲート弁、206は基板移載アー
ム、207と208は真空排気配管、209と210は
真空排気ポンプ、211および222はガス供給配管で
ある。
【0024】以上のように構成されたエッチング装置を
用いた本発明の実施形態の一連の動作について説明す
る。まず、配線材料となるAl膜、または、Al−S
i、Al−Cu、Al−Si−Cu、Al−Nd、Al
−Ti、Al−Mo、Al−Sc(等の単層のAl合金
膜、もしくはAl合金膜と、Al以外の金属を主に含む
膜、例えばTa膜、Ti膜、W−Mo膜、Ti−Ta
膜、窒化チタン膜、または窒化タングステン膜との積層
膜をスパッタ法、蒸着法、CVD法などを用いて形成し
た上にフォトレジストを形成した基板を基板カセット2
03にセットする。
【0025】そして、基板は基板カセットより基板移載
アーム206によって真空予備室201に移され、真空
予備室は真空排気を行われる。
【0026】真空排気の終了後、常時低圧(真空)状態
であり温度が70℃〜200℃に保たれている反応室2
02に1枚目の基板が搬送される。反応室において、C
2、SiCl4、BCl3、CCl4等の塩素を含有する
ガスをガス供給配管212から供給し、配線材料をドラ
イエッチングし金属配線を形成する。エッチング終了
後、反応室内にH2Oを含むガスを導入し、レジストお
よび配線の表面に残留するCl2(塩素)およびAlC
3等の塩素系化合物を除去する。この間に真空予備室
を大気圧にして、基板移送アームによって2枚目の基板
を真空予備室に移す。
【0027】その後、反応室に残存するH2Oを、不活
性ガス、例えばAr、KrまたはXeから選ばれた一種
または複数種によりプラズマ処理を行い除去する。この
プラズマ処理によるH2Oを除去は、セルフバイアスが
あまりかからない条件でプラズマ処理を行うため、基板
にダメージを与えることはほとんどない。そのため、基
板が反応室にない状態でH2Oの除去を行っても良い
が、エッチング終了後の基板、もしくはエッチング前の
基板が反応室内にある状態で行った方がスループットは
より向上する。
【0028】特に、基板が反応室内にある状態で不活性
ガスによりプラズマ処理を行う場合は、反応室内のエッ
チングが終了した基板を真空予備室に搬送し、すでに真
空予備室に移されている2枚目の基板を反応室に搬送し
た後に行うことが好ましい。これは、エッチング後の基
板は表面の金属膜がエッチングされ下地膜が現れている
ため、プラズマによるチャージがたまり易くなるのに比
べて、エッチング前の基板は表面が金属膜で覆われてい
るためチャージがたまりにくいからである。
【0029】この後、H2Oが除去され、清浄になった
反応室内で2枚目の基板のエッチングを行う。その間、
真空予備室を大気圧にし、1枚目の基板を基板カセット
に戻し、3枚目の基板を真空予備室に移す。
【0030】以上が一連の動作であり、これを繰り返す
ことで同一の処理室で連続して金属配線が形成される。
【0031】
【実施例】[実施例1]本発明の実施例を図3〜図7を用
いて説明する。ここでは、画素部のスイッチング素子で
ある画素TFTと、画素部の周辺に設けられる駆動回路
(ソース信号線駆動回路、ゲート信号線駆動回路等)の
TFTを同一基板上に作製する方法について工程に従っ
て詳細に説明する。但し、説明を簡単にするために、駆
動回路部としてはその基本構成回路であるCMOS回路
と、画素TFT部としてはnチャネル型TFTとを図示
することにする。
【0032】図3(A)において、基板6001にはコ
ーニング社製の#7059ガラスや#1737ガラスな
どに代表されるバリウムホウケイ酸ガラスやアルミノホ
ウケイ酸ガラスや石英などのガラス基板の他に、ポリエ
チレンテレフタレート(PET)、ポリエチレンナフタ
レート(PEN)、ポリエーテルサルフォン(PES)
など光学的異方性を有しないプラスチック基板を用いる
ことができる。ガラス基板を用いる場合はこの場合、ガ
ラス歪み点よりも10〜20℃程度低い温度であらかじ
め熱処理しておいても良い。本実施例ではコーニング社
製の#1737ガラスを用いる。この基板6001のT
FTを形成する表面には、基板6001からの不純物拡
散を防ぐために、酸化シリコン膜、窒化シリコン膜また
は酸化窒化シリコン膜などの下地膜6002を形成す
る。例えば、プラズマCVD法でSiH4、NH3、N2
Oから作製される酸化窒化シリコン膜を100nm、同
様にSiH4、N2Oから作製される酸化窒化シリコン膜
を200nmの厚さに積層形成する。
【0033】次に、20〜150nm(好ましくは30
〜80nm)の厚さで非晶質構造を有する半導体膜60
03aを、プラズマCVD法やスパッタ法などの公知の
方法で形成する。本実施例では、プラズマCVD法で非
晶質シリコン膜を54nmの厚さに形成する。非晶質構
造を有する半導体膜としては、非晶質半導体膜や微結晶
半導体膜があり、非晶質シリコンゲルマニウム膜などの
非晶質構造を有する化合物半導体膜を適用しても良い。
また、下地膜6002と非晶質シリコン膜6003aと
は同じ成膜法で形成することが可能であるので、両者を
連続形成しても良い。その場合、下地膜を形成した後、
一旦大気雰囲気に晒さないことでその表面の汚染を防ぐ
ことが可能となり、作製するTFTの特性バラツキやし
きい値電圧の変動を低減させることができる。
【0034】そして、結晶化の工程を行い非晶質シリコ
ン膜6003aから結晶質シリコン膜6003bを形成
する。その方法として、レーザーアニール法や熱アニー
ル法固相成長法)、またはラピットサーマルアニール法
(RTA法)を適用することができる。前途のようなプ
耐熱性の劣るラスチック基板を用いる場合には、特にレ
ーザーアニール法を適用することが望ましい。RTA法
では、赤外線ランプ、ハロゲンランプ、メタルハライド
ランプ、キセノンランプなどを光源に用いる。本実施例
では、特開平7−130652号公報で開示された技術
に従って、触媒元素を用いる結晶化法で結晶質シリコン
膜6003bを形成する。結晶化の工程に先立って、非
晶質シリコン膜の含有水素量にもよるが、400〜50
0℃で1時間程度の熱処理を行い、含有水素量を5at
oms%以下にしてから結晶化させることが望ましい。
非晶質シリコン膜を結晶化させると原子の再配列が起こ
り緻密化するので、作製される結晶質シリコン膜の厚さ
は当初の非晶質シリコン膜の厚さ(本実施例では54n
m)よりも1〜15%程度減少する(図3(B))。
【0035】そして、結晶質シリコン膜6003bを島
状にパターンニングして、島状半導体層6004〜60
07を形成する。その後、プラズマCVD法またはスパ
ッタ法により50〜150nmの厚さの酸化シリコン膜
によるマスク層6008を形成する。(図3(C))。
【0036】そしてレジストマスク6009を設け、n
チャネル型TFTを形成することとなる島状半導体層6
004〜6007の全面に1×1016〜5×1017at
oms/cm3程度の濃度でp型を付与する不純物元素
としてB(ボロン)を添加する。このB(ボロン)の添
加は、しきい値電圧を制御する目的でなされる。B(ボ
ロン)の添加はイオンドープ法で実施しても良いし、非
晶質シリコン膜を成膜するときに同時に添加しておくこ
ともできる。ここでのB(ボロン)添加は必ずしも必要
ではない(図3(D))。その後、レジストマスク60
09を除去する。
【0037】駆動回路のnチャネル型TFTのLDD領
域を形成するために、n型を付与する不純物元素を島状
半導体層6010〜6012に選択的に添加する。その
ため、あらかじめレジストマスク6013〜6016を
形成する。n型を付与する不純物元素としては、P(リ
ン)や砒素(As)を用いれば良く、ここではP(リ
ン)を添加すべく、フォスフィン(PH3)を用いたイ
オンドープ法を適用した。形成されている不純物領域6
017、6018のP(リン)濃度は2×1016〜5×
1019atoms/cm3の範囲とすれば良い。本明細
書中では、ここで形成されている不純物領域6017〜
6019に含まれるn型を付与する不純物元素の濃度を
(n-)と表す。また、不純物領域6019は、画素部
の保持容量を形成するための半導体層であり、この領域
にも同じ濃度でP(リン)を添加する(図4(A))。
その後、レジストマスク6013〜6016を除去す
る。
【0038】次に、マスク層6008をフッ酸などによ
り除去した後、図3(D)と図4(A)で添加した不純
物元素を活性化させる工程を行う。活性化は、窒素雰囲
気中で500〜600℃で1〜4時間の熱処理や、レー
ザー活性化の方法により行うことができる。また、両者
を併用して行っても良い。レーザー結晶化法で結晶質半
導体膜を作製するには、パルス発振型または連続発光型
のエキシマレーザーや固体レーザーであるYAGレーザ
ー、YVO4レーザー、YLFレーザー、YAlO3レー
ザーを用いる。これら固体レーザーはレーザーダイオー
ド励起の方式を使用すると高出力で高い繰り返し周波数
を実現することができる。YAGレーザー、YVO4レ
ーザー、YLFレーザー、YAlO3レーザーはその第
2高調波(532nm)、第3高調波(355nm)、
第4高調波(266nm)を用いることができる。大別
すると、波長400nm以上のレーザー光を照射した場
合には光の侵入長との兼ね合いで半導体膜の内部から加
熱して結晶化することができる。一方、波長400nm
以下では半導体膜の表面から加熱して結晶化させること
ができる。いずれにしても、照射パルス数や照射エネル
ギー密度を適したものとして行う。
【0039】これらのレーザーを用いる場合には、レー
ザー発振器から放射されたレーザー光を光学系で線状に
集光し半導体膜に照射する方法を用いると良い。結晶化
の条件は実施者が適宣選択するものであるが、エキシマ
レーザーを用いる場合はパルス発振周波数30Hzと
し、レーザーエネルギー密度を100〜400mJ/c
2(代表的には200〜300mJ/cm2)とする。ま
た、YAGレーザーを用いる場合にはその第2高調波を
用いパルス発振周波数1〜10kHzとし、レーザーエ
ネルギー密度を300〜600mJ/cm2(代表的には
350〜500mJ/cm2)とすると良い。そして幅1
00〜1000μm、例えば400μmで線状に集光し
たレーザー光を基板全面に渡って照射し、この時の線状
レーザー光の重ね合わせ率(オーバーラップ率)を80
〜98%として行う。尚、レーザー光の照射条件には何
ら限定される事項はなく適宣決定することができる。
【0040】本実施例では、レーザー活性化の方法を用
いる。レーザー光にはKrFエキシマレーザー光(波長
248nm)を用い、レーザー光の形状を線状ビームに
加工し、発振周波数5〜50Hz、エネルギー密度10
0〜500mJ/cm2として線状ビームのオーバーラ
ップ割合を85%で走査することによって島状半導体層
が形成された基板全面を処理する。
【0041】そして、ゲート絶縁膜6020をプラズマ
CVD法またはスパッタ法を用いて10〜150nmの
厚さでシリコンを含む絶縁膜で形成する。例えば、12
0nmの厚さで酸化窒化シリコン膜を形成する。ゲート
絶縁膜には、他のシリコンを含む絶縁膜を単層または積
層構造として用いても良い(図4(B))。
【0042】次に、ゲート電極を形成するために第1の
導電層を成膜する。この第1の導電層は単層で形成して
も良いが、必要に応じて二層あるいは三層といった積層
構造としても良い。本実施例では、導電性の窒化物金属
膜から成る導電層(A)6021と金属膜から成る導電
層(B)6022とを積層させる。導電層(B)602
2はTa(タンタル)、Ti(チタン)、Mo(モリブ
デン)およびW(タングステン)から選ばれた元素、ま
たは前記元素を主成分とする合金か、前記元素を組み合
わせた合金膜(代表的にはMo−W合金膜、Mo−Ta
合金膜)で形成すれば良く、導電層(A)6021はT
aN(窒化タンタル)、WN(窒化タングステン)、T
iN(窒化チタン)膜、MoN(窒化モリブデン)で形
成する。また、導電層(A)6021は代替材料とし
て、タングステンシリサイド、チタンシリサイド、モリ
ブデンシリサイドを適用しても良い。導電層(B)は低
抵抗化を図るために含有する不純物濃度を低減させると
良く、特に酸素濃度に関しては30ppm以下とすると
良い。例えば、W(タングステン)は酸素濃度を30p
pm以下とすることで20μΩcm以下の比抵抗値を実
現することができる。
【0043】導電層(A)6021は10〜50nm
(好ましくは20〜30nm)とし、導電層(B)60
22は200〜400nm(好ましくは250〜350
nm)とすれば良い。本実施例では、導電層(A)60
21に30nmの厚さの窒化タンタル膜を、導電層
(B)6022には350nmのTa膜を用い、いずれ
もスパッタ法で形成する。このスパッタ法による成膜で
は、スパッタ用のガスのArに適量のXeやKrを加え
ておくと、形成する膜の内部応力を緩和して膜の剥離を
防止することができる。尚、図示しないが、導電層
(A)6021の下に2〜20nm程度の厚さでP(リ
ン)をドープしたシリコン膜を形成しておくことは有効
である。これにより、その上に形成される導電膜の密着
性向上と酸化防止を図ると同時に、導電層(A)または
導電層(B)が微量に含有するアルカリ金属元素がゲー
ト絶縁膜6020に拡散するのを防ぐことができる(図
4(C))。
【0044】次に、レジストマスク6023〜6027
を形成し、導電層(A)6021と導電層(B)602
2とを一括でエッチングしてゲート電極6028〜60
31と容量配線6032を形成する。ゲート電極602
8〜6031と容量配線6032は、導電層(A)から
成る6028a〜6032aと、導電層(B)から成る
6028b〜6032bとが一体として形成されてい
る。この時、駆動回路を構成するTFTのゲート電極6
028〜6030は不純物領域6017、6018の一
部と、ゲート絶縁膜6020を介して重なるように形成
する(図4(D))。
【0045】次いで、駆動回路のpチャネル型TFTの
ソース領域およびドレイン領域を形成するために、p型
を付与する不純物元素を添加する工程を行う。ここで
は、ゲート電極6028をマスクとして、自己整合的に
不純物領域を形成する。このとき、nチャネル型TFT
が形成される領域はレジストマスク6033で被覆して
おく。そして、B26(ジボラン)を用いたイオンドー
プ法で不純物領域6034を形成する。この領域のB
(ボロン)濃度は3×1020〜3×1021atoms/
cm3となるようにする。その後、レジストマスク60
33を除去する。本明細書中では、ここで形成された不
純物領域6034に含まれるp型を付与する不純物元素
の濃度を(p++)と表す(図5(A))。
【0046】次に、nチャネル型TFTにおいて、ソー
ス領域またはドレイン領域として機能する不純物領域の
形成を行う。レジストのマスク6035〜6037を形
成し、n型を付与する不純物元素を添加して不純物領域
6038〜6042を形成する。これは、PH3(フォ
スフィン)を用いたイオンドープ法で行い、この領域の
P(リン)濃度を1×1020〜1×1021atoms/
cm3とする。本明細書中では、ここで形成される不純
物領域6038〜6042に含まれるn型を付与する不
純物元素の濃度を(n+)と表す(図5(B))。
【0047】不純物領域6038〜6042には、既に
前工程で添加されているP(リン)またはB(ボロン)
が含まれているが、それに比して十分に高い濃度でP
(リン)が添加されるので、前工程で添加されているP
(リン)またはB(ボロン)の影響は考えなくても良
い。また、不純物領域6038に添加されたP濃度は図
5(A)で添加されているB濃度の1/2〜1/3なの
でp型の導電性が確保され、TFTの特性に何ら影響を
与えることはない。
【0048】レジストマスク6035〜6037を除去
した後、画素部のnチャネル型TFTのLDD領域を形
成するためのn型を付与する不純物添加の工程を行っ
た。ここではゲート電極6031をマスクとして自己整
合的にn型を付与する不純物元素をイオンドープ法で添
加する。添加するP(リン)の濃度は1×1016〜5×
1018atoms/cm3であり、図4(A)および図
5(A)と図5(B)で添加する不純物元素の濃度より
も低濃度で添加することで、実質的には不純物領域60
43、6044のみが形成される。本明細書中では、こ
の不純物領域6043、6044に含まれるn型を付与
する不純物元素の濃度を(n--)と表す(図5
(C))。
【0049】その後、それぞれの濃度で添加されたn型
またはp型を付与する不純物元素を活性化するために熱
処理工程を行う。この工程はファーネスアニール法、レ
ーザーアニール法、またはラピッドサーマルアニール法
(RTA法)で行うことができる。ここではファーネス
アニール法で活性化工程を行う。熱処理は酸素濃度が1
ppm以下、好ましくは0.1ppm以下の窒素雰囲気
中で400〜800℃、代表的には500〜600℃で
行うものであり、本実施例では500℃で4時間の熱処
理を行う。また、基板6001に石英基板のような耐熱
性を有するものを使用した場合には、800℃で1時間
の熱処理としても良く、不純物元素の活性化と、該不純
物元素が添加された不純物領域とチャネル形成領域との
接合を良好に形成することができる。なお、上述のゲー
ト電極のTaのピーリングを防止するための層間膜を形
成した場合には、この効果は得られない場合がある。
【0050】レーザーアニール法で行う場合には、パル
ス発振型または連続発光型のエキシマレーザーや固体レ
ーザーであるYAGレーザー、YVO4レーザー、YL
Fレーザー、YAlO3レーザーを適用することができ
る。これら固体レーザーはレーザーダイオード励起の方
式を使用すると高出力で高い繰り返し周波数を実現する
ことができる。YAGレーザー、YVO4レーザー、Y
LFレーザー、YAlO3レーザーはその第2高調波
(532nm)、第3高調波(355nm)、第4高調
波(266nm)を用いることができる。大別すると、
波長400nm以上のレーザー光を照射した場合には光
の侵入長との兼ね合いで半導体膜の内部から加熱してア
ニールすることができる。一方、波長400nm以下で
は半導体膜の表面から加熱してアニールすることができ
る。いずれにしても、照射パルス数や照射エネルギー密
度を適したものにして行う。
【0051】この熱処理において、ゲート電極6028
〜6031と容量配線6032を形成する金属膜602
8b〜6032bは、表面から5〜80nmの厚さで導
電層(C)6028c〜6032cが形成される。例え
ば、導電層(B)6028b〜6032bがタングステ
ン(W)の場合にはWN(窒化タングステン)が形成さ
れ、Ta(タンタル)の場合にはTaN(窒化タンタ
ル)を形成することができる。また、導電層(C)60
28c〜6032cは、窒素またはアンモニアなどを用
いた窒素を含むプラズマ雰囲気にゲート電極6028〜
6031及び容量配線6032を晒しても同様に形成す
ることができる。さらに、3〜100%の水素を含む雰
囲気中で、300〜450℃で1〜12時間の熱処理を
行い、島状半導体層を水素化する工程を行う。この工程
は熱的に励起された水素により半導体層のダングリング
ボンドを終端する工程である。水素化の他の手段とし
て、プラズマ水素化(プラズマにより励起された水素、
プラズマ化した水素を用いる)を行っても良い。
【0052】島状半導体層が、非晶質シリコン膜から触
媒元素を用いる結晶化の方法で作製する場合、島状半導
体層中には微量の触媒元素が残留する。勿論、そのよう
な状態でもTFTを完成させることが可能であるが、残
留する触媒元素を少なくともチャネル形成領域から除去
する方がより好ましい。この触媒元素を除去する手段の
一つにP(リン)によるゲッタリング作用を利用する手
段がある。ゲッタリングに必要なP(リン)の濃度は図
5(B)で形成されている不純物領域(n+)と同程度
であり、ここで実施される活性化工程の熱処理により、
nチャネル型TFTおよびpチャネル型TFTのチャネ
ル形成領域から触媒元素をゲッタリングすることができ
る(図5(D))。
【0053】活性化および水素化の工程が終了したら、
ゲート配線とする第2の導電膜を形成する。この第2の
導電膜は低抵抗材料であるAl(アルミニウム)やCu
(銅)を主成分とする導電層(D)と、Ti(チタン)
やTa(タンタル)、W(タングステン)、Mo(モリ
ブデン)から成る導電層(E)とで形成すると良い。本
実施例では、チタン(Ti)を0.1〜2重量%含むA
l合金膜を導電層(D)6045とし、チタン(Ti)
膜を導電層(E)6046として形成する。導電層
(D)6045は200〜400nm(好ましくは25
0〜350nm)とすれば良く、導電層(E)6046
は50〜200(好ましくは100〜150nm)で形
成すれば良い。(図6(A))
【0054】そして、ゲート電極に接続するゲート配線
を形成するためにフォトマスクを用いて所定の形状にフ
ォトレジストを形成する。導電層(E)6046と導電
層(D)6045とをエッチング処理して、ゲート配線
6047、6048と容量配線6049は形成される。
エッチング処理は最初に導電層(E)の表面から導電層
(D)の途中までを実施形態1で示す方法で除去する。
まず、温度100℃の処理室内で、Cl2とBCl3との
混合ガスを用いてドライエッチング行い、次いで処理室
内の圧力を66.5Paに保ち、H2Oガスの流量を3
00sccmとし、120sec間処理を行い表面に付
着するCl(塩素)除去する。また、反応室内のH2
はArよるプラズマ処理により除去する。その後、リン
酸系のエッチング溶液によるウエットエッチングで導電
層(D)を除去することにより、下地との選択加工性を
保ってゲート配線を形成することができる。
【0055】第1の層間絶縁膜6050は500〜15
00nmの厚さで酸化シリコン膜または酸化窒化シリコ
ン膜で形成し、それぞれの島状半導体層に形成されたソ
ース領域またはドレイン領域に達するコンタクトホール
を形成する。その後、ソース配線6051〜6054
と、ドレイン配線6055〜6058となる金属膜を成
膜し、その上にフォトマスクを用いて所定の形状にフォ
トレジストを形成する。図示していないが、本実施例で
はこの電極を、Ti膜を100nm、Tiを含むアルミ
ニウム膜300nm、Ti膜150nmをスパッタ法で
連続して形成した3層構造の積層膜とし、実施形態1の
方法でソース配線6051〜6054と、ドレイン配線
6055〜6058を形成する。まず、温度75℃の処
理室内で、Cl2とBCl3との混合ガスを用いてドライ
エッチング行い、次いで処理室内の圧力を66.5Pa
に保ち、H2Oガスの流量を300sccmとし、12
0sec間処理を行い表面に付着するCl(塩素)除去
する。また、反応室内のH2OはArによるプラズマ処
理により除去する。
【0056】次に、パッシベーション膜6059とし
て、窒化シリコン膜、酸化シリコン膜、または窒化酸化
シリコン膜を50〜500nm(代表的には100〜3
00nm)の厚さで形成する。この状態で水素化処理を
行うとTFTの特性向上に対して好ましい結果が得られ
る。例えば、3〜100%の水素を含む雰囲気中で、3
00〜450℃で1〜12時間の熱処理を行うと良く、
あるいはプラズマ水素化法を用いても同様の効果が得ら
る。なお、ここで後に画素電極とドレイン配線を接続す
るためのコンタクトホールを形成する位置において、パ
ッシベーション膜6059に開口部を形成しておいても
良い(図6(C))。
【0057】その後、有機樹脂からなる第2の層間絶縁
膜6060を1.0〜1.5μmの厚さに形成する。有
機樹脂としては、ポリイミド、アクリル、ポリアミド、
ポリイミドアミド、BCB(ベンゾシクロブテン)等を
使用することができる。ここでは、基板に塗布後、熱重
合するタイプのポリイミドを用い、300℃で焼成して
形成する。そして、第2の層間絶縁膜6060にドレイ
ン配線6058に達するコンタクトホールを形成し、画
素電極6061、6062を形成する。画素電極は、透
過型液晶表示装置とする場合には透明導電膜を用いれば
良く、反射型の液晶表示装置とする場合には金属膜を用
いれば良い。反射型の液晶表示装置で、単層のAl合金
膜、もしくはAl合金膜とAl以外の金属膜との積層膜
を形成するのであれば、実施形態1の方法で反射電極を
形成することができる。本実施例では透過型の液晶表示
装置とするために、ITO(酸化インジウム・スズ)膜
を100nmの厚さにスパッタ法で形成する(図7)。
【0058】こうして同一基板上に、駆動回路のTFT
と画素部の画素TFTとを有した基板を完成させること
ができる。駆動回路にはpチャネル型TFT6101、
第1のnチャネル型TFT6102、第2のnチャネル
型TFT6103、画素部には画素TFT6104、保
持容量6105が形成した。本明細書では便宜上このよ
うな基板をアクティブマトリクス基板と呼ぶ。
【0059】駆動回路のpチャネル型TFT6101に
は、島状半導体層6004にチャネル形成領域610
6、ソース領域6107a、6107b、ドレイン領域
6108a,6108bを有している。第1のnチャネ
ル型TFT6102には、島状半導体層6005にチャ
ネル形成領域6109、ゲート電極6029と重なるL
DD領域6110(以降、このようなLDD領域をLov
と記す)、ソース領域6111、ドレイン領域6112
を有している。このLov領域のチャネル長方向の長さは
0.5〜3.0μm、好ましくは1.0〜1.5μmと
した。第2のnチャネル型TFT6103には、島状半
導体層6006にチャネル形成領域6113、LDD領
域6114,6115、ソース領域6116、ドレイン
領域6117を有している。このLDD領域はLov領域
とゲート電極6030と重ならないLDD領域(以降、
このようなLDD領域をLoffと記す)とが形成され、
このLoff領域のチャネル長方向の長さは0.3〜2.
0μm、好ましくは0.5〜1.5μmである。画素T
FT6104には、島状半導体層6007にチャネル形
成領域6118、6119、Loff領域6120〜61
23、ソースまたはドレイン領域6124〜6126を
有している。Loff領域のチャネル長方向の長さは0.
5〜3.0μm、好ましくは1.5〜2.5μmであ
る。さらに、容量配線6032、6049と、ゲート絶
縁膜と同じ材料から成る絶縁膜と、画素TFT6104
のドレイン領域6126に接続し、n型を付与する不純
物元素が添加された半導体層6127とから保持容量6
105が形成されている。図7では画素TFT6104
をダブルゲート構造としたが、シングルゲート構造でも
良いし、複数のゲート電極を設けたマルチゲート構造と
しても差し支えない。
【0060】以上の様に本実施例では、画素TFTおよ
び駆動回路が要求する仕様に応じて各回路を構成するT
FTの構造を最適化し、半導体装置の動作性能と信頼性
を向上させることを可能とすることができる。さらにゲ
ート電極を耐熱性を有する導電性材料で形成することに
よりLDD領域やソース領域およびドレイン領域の活性
化を容易とし、ゲート配線低抵抗材料で形成することに
より、配線抵抗を十分低減できる。従って、画素部(画
面サイズ)が4インチクラス以上の表示装置にも適用す
ることができる。
【0061】[実施例2]本実施例では、実施例1の工程
によって作製されたアクティブマトリクス基板をもと
に、透過型液晶パネルを作製する工程を説明する。
【0062】図7を参照する。図8の状態のアクティブ
マトリクス基板に配向膜6201を形成する。本実施例
では、配向膜6201にはポリイミドを用いた。次に、
対向基板を用意する。対向基板は、ガラス基板620
2、遮光膜6203、透明導電膜からなる対向電極62
03、配向膜6205とで構成される。
【0063】なお、本実施例では、配向膜には、液晶分
子が基板に対して平行に配向するようなポリイミド膜を
用いた。なお、配向膜形成後、ラビング処理を施すこと
により、液晶分子がある一定のプレチルト角を持って平
行配向するようにする。
【0064】次に、上記の工程を経たアクティブマトリ
クス基板と対向基板とを公知のセル組み工程によって、
シール材やスペーサ(共に図示せず)などを介して貼り
合わせる。その後、両基板の間に液晶6206を注入
し、封止剤(図示せず)によって完全に封止する。よっ
て、図8に示すような透過型液晶パネルが完成する。
【0065】[実施例3]本実施例では、本願発明によっ
て作製された液晶表示装置の例を図9に示す。画素TF
T(画素スイッチング素子)の作製方法やセル組工程は
公知の手段を用いれば良いので詳細な説明は省略する。
【0066】図9は、本実施例のアクティブマトリクス
型液晶パネルの概略図である。図9に示すようにアクテ
ィブマトリクス基板と対向基板とが対向し、これらの基
板間に液晶が挟まれている。アクティブマトリクス基板
はガラス基板1000上に形成された画素部1001、
走査線駆動回路1002、信号線駆動回路1003を有
する。
【0067】走査線駆動回路1002、信号線駆動回路
1003はそれぞれ走査線1030、信号線1040に
よって画素部1001に接続されている。これら駆動回
路1002、1003はCMOS回路で主に構成されて
いる。
【0068】画素部1001の行ごとに走査線1030
が形成され、列ごとに信号線1040が形成されてい
る。走査線1030、信号線1040の交差部近傍に
は、画素TFT810が形成されている。画素TFT1
010のゲート電極は走査線1030に接続され、ソー
スは信号線1040に接続されている。更に、ドレイン
には画素電極1060、保持容量1070が接続されて
いる。
【0069】対向基板1080はガラス基板全面にIT
O膜等の透明導電膜が形成されている。透明導電膜は画
素部1001の画素電極1060に対する対向電極であ
り、画素電極、対向電極間に形成された電界によって液
晶材料が駆動される。対向基板1080には必要であれ
ば配向膜や、ブラックマトリクスや、カラーフィルタが
形成されている。
【0070】アクティブマトリクス基板側のガラス基板
にはFPC1031を取り付ける面を利用してICチッ
プ1032、1033が取り付けられている。これらの
ICチップ1032、1033はビデオ信号の処理回
路、タイミングパルス発生回路、γ補正回路、メモリ回
路、演算回路などの回路をシリコン基板上に形成して構
成される。
【0071】また、本発明を用いて作製できる液晶表示
部は透過型か反射型かは問わない。どちらを選択するの
も実施者の自由である。この様に本発明はあらゆるアク
ティブマトリクス型の電気光学装置(半導体装置)に対
して適用することが可能である。
【0072】〔実施例4〕本発明はアクティブマトリク
ス型EL表示装置に適用することも可能である。その例
を図10に示す。
【0073】図10はアクティブマトリクス型EL表示
装置の回路図である。81は表示領域を表わしており、
その周辺にはX方向周辺駆動回路82、Y方向周辺駆動
回路83が設けられている。また、表示領域81の各画
素は、スイッチ用TFT84、コンデンサ85、電流制
御用TFT86、有機EL素子87を有し、スイッチ用
TFT84にX方向信号線88a(または88b)、Y
方向信号線80a(または80b、80c)が接続され
る。また、電流制御用TFT86には、電源線89a、
89bが接続される。
【0074】〔実施例5〕本発明は従来のIC技術全般
に適用することが可能である。即ち、現在市場に流通し
ている全ての半導体回路に適用できる。例えば、ワンチ
ップ上に集積化されたRISCプロセッサ、ASICプ
ロセッサ等のマイクロプロセッサに適用しても良いし、
液晶用ドライバー回路(D/Aコンバータ、γ補正回
路、信号分割回路等)に代表される信号処理回路や携帯
機器(携帯電話、PHS、モバイルコンピュータ)用の
高周波回路に適用しても良い。
【0075】また、マイクロプロセッサ等の半導体回路
は様々な電子機器に搭載されて中枢回路として機能す
る。代表的な電子機器としてはパーソナルコンピュー
タ、携帯型情報端末機器、その他あらゆる家電製品が挙
げられる。また、車両(自動車や電車等)の制御用コン
ピュータなども挙げられる。本発明はその様な半導体装
置に対しても適用可能である。
【0076】〔実施例6〕本発明を実施して形成された
CMOS回路や画素部は様々な電気光学装置(アクティ
ブマトリクス型液晶ディスプレイ、アクティブマトリク
ス型ELディスプレイ、アクティブマトリクス型ECデ
ィスプレイ)に用いることができる。即ち、それら電気
光学装置を表示部として組み込んだ電子機器全てに本発
明を実施できる。
【0077】その様な電子機器としては、ビデオカメ
ラ、デジタルカメラ、プロジェクター(リア型またはフ
ロント型)、ヘッドマウントディスプレイ(ゴーグル型
ディスプレイ)、カーナビゲーション、パーソナルコン
ピュータ、携帯情報端末(モバイルコンピュータ、携帯
電話または電子書籍等)などが挙げられる。それらの一
例を図11および図12に示す。
【0078】図11(A)はパーソナルコンピュータで
あり、本体2001、画像入力部2002、表示部20
03、キーボード2004で構成される。本発明を画像
入力部2002、表示部2003やその他の信号制御回
路に適用することができる。
【0079】図10(B)はビデオカメラであり、本体
2101、表示部2102、音声入力部2103、操作
スイッチ2104、バッテリー2105、受像部210
6で構成される。本発明を表示部2102、音声入力部
2103やその他の信号制御回路に適用することができ
る。
【0080】図11(C)はモバイルコンピュータ(モ
ービルコンピュータ)であり、本体2201、カメラ部
2202、受像部2203、操作スイッチ2204、表
示部2205で構成される。本発明は表示部2205や
その他の信号制御回路に適用できる。
【0081】図11(D)はゴーグル型ディスプレイで
あり、本体2301、表示部2302、アーム部230
3で構成される。本発明は表示部2302やその他の信
号制御回路に適用することができる。
【0082】図11(E)はプログラムを記録した記録
媒体(以下、記録媒体と呼ぶ)を用いるプレーヤーであ
り、本体2401、表示部2402、スピーカ部240
3、記録媒体2404、操作スイッチ2405で構成さ
れる。なお、この装置は記録媒体としてDVD(Dig
ital Versatile Disc)、CD等を
用い、音楽鑑賞や映画鑑賞やゲームやインターネットを
行うことができる。本発明は表示部2402やその他の
信号制御回路に適用することができる。
【0083】図11(F)はデジタルカメラであり、本
体2501、表示部2502、接眼部2503、操作ス
イッチ2504、受像部(図示しない)で構成される。
本発明を表示部2502やその他の信号制御回路に適用
することができる。
【0084】図11(A)はフロント型プロジェクター
であり、光源光学系および表示部2601、スクリーン
2602で構成される。本発明は表示部やその他の信号
制御回路に適用することができる。
【0085】図12(B)はリア型プロジェクターであ
り、本体2701、光源光学系および表示部2702、
ミラー2703、スクリーン2704で構成される。本
発明は表示部やその他の信号制御回路に適用することが
できる。
【0086】以上の様に、本発明の適用範囲は極めて広
く、あらゆる分野の電子機器に適用することが可能であ
る。また、本実施例の電子機器は実施例1〜実施例5の
どのような組み合わせからなる構成を用いても実現する
ことができる。
【0087】
【発明の効果】本発明を用いることで、同一の処理室で
ドライエッチング法により金属配線を形成し、下地膜に
損傷を与えることなく塩素を除去し、細密なパターンに
対しても信頼性高く金属配線の腐食を防ぐことを達成で
きる。
【0088】
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の金属配線の腐食を防止するメカニズ
ムを示す図
【図2】 本発明を実施するエッチング装置の概略図
【図3】 実施例1のTFT作製工程を示す図
【図4】 実施例1のTFT作製工程を示す図
【図5】 実施例1のTFT作製工程を示す図
【図6】 実施例1のTFT作製工程を示す図
【図7】 実施例1のTFT作製工程を示す図
【図8】 実施例2の透過型液晶パネルを示す図
【図9】 実施例3のアクティブマトリクス基板の例を
示す図
【図10】 実施例4のELパネル回路図を示す図
【図11】 実施例6の電子機器の例を示す図
【図12】 実施例6の電子機器の例を示す図
フロントページの続き Fターム(参考) 5F004 AA08 BB26 CA04 DA00 DA04 DA11 DA23 DB09 DB10 DB12 EA10 EA28 EB02 FA01 FA02 5F033 GG04 HH08 HH09 HH10 HH18 HH19 HH20 HH21 HH27 HH28 HH29 HH32 HH33 HH34 JJ10 JJ18 KK03 MM05 MM08 MM11 PP06 PP15 PP19 QQ08 QQ09 QQ15 QQ37 QQ78 QQ90 QQ93 QQ98 RR04 RR08 VV15 WW03 WW05 XX10 XX18 5F110 BB01 BB02 BB04 DD01 DD02 DD03 DD13 DD14 DD15 EE01 EE04 EE06 EE14 EE15 EE44 FF04 FF09 FF28 FF30 GG02 GG13 GG14 GG15 GG32 GG43 GG45 HJ01 HJ04 HJ18 HJ22 HJ23 HL04 HL06 HL07 HL10 HL12 HL23 HM15 NN02 NN22 NN23 NN24 NN27 PP02 PP03 PP34 QQ04 QQ09 QQ28

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】金属膜を形成する第1の工程と、 前記金属膜上にフォトレジストを形成する第2の工程
    と、 反応室内で前記フォトレジストをマスクとし、前記金属
    膜を塩素を含有するガスを用いてエッチングする第3の
    工程と、 前記反応室内にH2Oを導入する第4の工程と、を有す
    ることを特徴とする半導体装置の作製方法。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記第4の工程の後
    に、前記反応室内で不活性ガスによりプラズマ処理を行
    う工程を有することを特徴とする半導体装置の作製方
    法。
  3. 【請求項3】請求項1において、前記金属膜は、アルミ
    ニウムを主に含む単層膜、 またはアルミニウムを主に含む膜とタンタル、チタン、
    モリブデンおよびタングステンからの中から選ばれた元
    素を主に含む膜、前記元素を組み合わせた合金膜、もし
    くは前記元素の窒化膜との積層膜であることを特徴とす
    る半導体装置の作製方法。
  4. 【請求項4】請求項2において、前記不活性ガスは、A
    r(アルゴン)、Kr(クリプトン)もしくはXe(キ
    セノン)から選ばれたー種または複数種であることを特
    徴とする半導体装置の作製方法。
  5. 【請求項5】請求項1において、前記第1の工程から前
    記第4の工程において、前記反応室内の温度が70℃〜
    200℃の範囲内に保たれることを特徴とする半導体装
    置の作製方法。
  6. 【請求項6】請求項1において、前記第1の工程から前
    記第4の工程において、前記反応室内の温度が70℃〜
    100℃の範囲内に保たれることを特徴とする半導体装
    置の作製方法。
  7. 【請求項7】請求項1において、前記第4の工程におけ
    る前記反応室内の圧力は、前記第3の工程で生成する塩
    素系化合物の飽和蒸気圧よりも低いことを特徴とする半
    導体装置の作製方法。
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