JP2001184729A - 情報記録媒体 - Google Patents

情報記録媒体

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JP2001184729A
JP2001184729A JP36379799A JP36379799A JP2001184729A JP 2001184729 A JP2001184729 A JP 2001184729A JP 36379799 A JP36379799 A JP 36379799A JP 36379799 A JP36379799 A JP 36379799A JP 2001184729 A JP2001184729 A JP 2001184729A
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Shuichi Kikuchi
修一 菊地
Rie Izu
利恵 伊豆
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 表面にインキ受容層を設け、該インキ受容層
に印刷等を施した光ディスクにおいて、上記インキ受容
層がディスク収納袋等に貼り着くのを防止する。 【解決手段】 光ディスク1は、印刷及びもしくは筆記
具等による書き込みが可能なインキ受容層7を表面に有
する。上記インキ受容層7の表面は無数の凹部11…1
1と凸部12…12により粗面に形成されている。上記
粗面は、上記凹部11と凸部12の平均間隔Sm値を、
十点平均粗さRz値で除した値が20以下に設定されて
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、その表面に印刷や
筆記用具による書き込みを可能にするインキ受容層を設
けた所謂プリンタブルタイプのディスク状やカード状等
の情報記録媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】情報記録媒体としての光ディスク、例え
ばCDやCD−R等のなかには、カートリッジケースに
収納されずに所謂剥き出し状態のままでディスクドライ
ブ装置に挿入されて使用されるものがある。(以下、上
記剥き出しの状態のままで使用される情報記録媒体をス
ロットインタイプの光ディスクという)。
【0003】図7に示したように、上記スロットインタ
イプの光ディスク101は、一般にその表面にインキ受
容層102を有していて、該インキ受容層102上に光
ディスクの種類や容量、メーカ名等をジェットプリン
タ、転写記録プリンタ等で印刷した印刷部103や使用
者がその個人的な情報をフェルトペン等の筆記具で書き
込むための記入欄104が設けられている。
【0004】上記インキ受容層104は、上記印刷や記
入の際におけるインキの乗りを良くするためのもので、
表面が柔らかで、かつインキの密着性に優れた親水性樹
脂或は親水性フィラーを使用したインキを塗布(印刷)
することにより形成されている。
【0005】上記インキ受容層104は、例えば、 ・ベース樹脂として、ウレタンアクリレートオリゴマ
ー:45重量部、 ・反応希釈剤として、反応性アクリレート:26重量
部、 ・光重合開始剤として、ベンゾイエンエーテル系剤:3
重量部、 ・増粘剤:1重量部、 ・親水性剤として、プロテインパウダー:24重量部、 ・溶剤として、ケトン系剤:1重量部、 を混練して得られたインキを、上記光ディスク101の
表面の保護層としてのUV樹脂トップコート層上に、2
00本/インチメッシュ、糸径40μm、オープニング
75μmのテトロン製スクリーンを用いて、塗布厚み1
2μmとなるように印刷した後、メタルハライドランプ
を用いて、350mj/cm^の紫外線を照射し、印刷
面を硬化させることにより形成されている。
【0006】上記スロットインタイプの光ディスク10
1は、カートリッジに収納されていないので、そのぶん
塵埃等が付着しやすく、また傷が付きやすい。そこで、
上記スロットインタイプの光ディスク101は、図7に
示したように、ディスク保護袋201に収納され、更に
ケース301に収納されて販売等に供されている。
【0007】上記ディスク保護袋201は、不織布20
2と合成樹脂製のフィルム材203を重ね合わせて、挿
入用の開口部204を除いた周縁部205を溶着するこ
とにより形成されている。上記不織布202は、ポリプ
ロピレン製繊維を40g/平方mの目付量にて製造さ
れ、上記フィルム材203は、肉厚30μmのポリプロ
ピレンフィルムにより形成されている。
【0008】そして、上記ディスク保護袋201は、上
記開口部204から合成樹脂製のフィルム材203と不
織布202の間に挿入した光ディスク101を、上記フ
ィルム材203と不織布202との間で挟んで、これを
保護するようになっている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
光ディスク101は、上記ディスク保護袋201に収納
された状態で長時間が経過すると、上記インキ受容層1
02や印刷部103等が、上記ディスク保護袋201の
内面に貼り着いてしまう。
【0010】このため、上記光ディスク101をディス
ク保護袋201から取り出す際に上記インキ受容層10
2が剥れて、上記印刷部103や記入部104の文字等
がディスク保護袋201に転写されてしまったり、或は
ディスク保護袋201が破れてしまうという問題点があ
った。
【0011】因に、上記従来のインキ受容層102を設
けた光ディスク101をディスク保護袋201に挿入し
たものを、図8に示したように30枚重ね合わせて、温
度50℃、相対湿度95%の雰囲気中に1週間放置し、
光ディスク101とディスク保護袋201の貼り着き状
況を調べたところ、表1に従来例として示すデータが得
られた。その結果、光ディスク101のインキ受容層1
02とディスク保護袋201との間の貼り着きが問題に
ならない状態(貼着レベル1)は皆無であり、最上部か
ら3枚目までがインキ受容層102とディスク保護袋2
01との間に若干の貼り着きが見られるが光ディスク1
01を容易にディスク保護袋201から取り出すことが
でき、かつインキ受容層102に変化が認められない状
態(貼着レベル2)であった。また、4枚目から12枚
目までは、ディスク保護袋201から光ディスク101
を取り出した際に、インキ受容層102に若干の点状の
剥離が認められる状態(貼着レベル3)であり、13枚
目から25枚目までは、ディスク保護袋201から光デ
ィスク101を取り出した際に、インキ受容層102に
広範囲な剥離が認められる状態(貼着レベル4)であ
り、26枚目から最下部の30枚目までは、インキ受容
層102がディスク保護袋201に貼り着いて、該ディ
スク保護袋201から光ディスク101を取り出すこと
ができない状態(貼着レベル5)であった。
【0012】
【表1】
【0013】本発明は、インキ受容層のディスク保護袋
等への貼り着きを防止することのできるディスク状やカ
ード状等の情報記録媒体を提供することを目的としてな
されたものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、印刷及びもし
くは書き込みが可能なインキ受容層を表面に有する情報
記録媒体において、上記インキ受容層の表面を、無数の
凹部と凸部により粗面に形成するとともに、上記凹部と
凸部の平均間隔Sm値を、十点平均粗さRz値で除した
値が20以下になるように設定した。
【0015】上記Sm値をRz値で除した値を20以下
に設定したことで、上記情報記録媒体のインキ受容層と
情報記録媒体保護袋の内面等が接触した場合において、
両者が容易に貼り着くことのないように、上記インキ受
容層と情報記録媒体保護袋の内面等との接触角度を確保
する。
【0016】
【発明の実施の形態】図1は、本発明のディスク状の情
報記録媒体(以下、光ディスク)1の斜視図である。上
記光ディスク1は、表面にインク受容層7を有してい
て、該インキ受容層7上に光ディスクの種類や容量、メ
ーカー名等を印刷した印刷部8と、使用者がその個人的
な情報を筆記具で記入するための記入欄9が枠10で囲
まれた状態で形成されている。
【0017】図2は、上記光ディスク1の断面図であ
る。上記光ディスク1は、ポリカーボネート等の透明合
成樹脂の基板2上に、凹凸情報(ピット)3、記録層
4、反射層5、保護層6、インキ受容層7を順次積層す
ることにより構成されている。
【0018】次に上記インキ受容層7について詳しく説
明する。
【0019】上記インキ受容層7は、 ・ベース樹脂として、ウレタンアクリレートオリゴマ
ー:39重量部(37〜42重量部の範囲内)、 ・反応希釈剤として、反応性アクリレート:22重量部
(20〜25重量部の範囲内)、 ・光重合開始剤として、ベンゾイエンエーテル系剤:3
重量部、 ・増粘剤:1重量部、 ・粒状の粉末として、直径10μmのアクリル製粒状
体:10重量部(5〜15重量部の範囲内)、 ・親水性剤として、プロテインパウダー:24重量部
(22〜26重量部の範囲内)、 ・溶剤として、ケトン系剤:1重量部、 を混練して得られたインキを、上記保護層6としてのU
V樹脂トップコート層の上に、200本/インチメッシ
ュ、糸径40μm、オープニング75μmのテトロン製
スクリーンを用いて、塗布厚み12μmとなるように印
刷した後、メタルハライドランプを用いて、350mj
/cm^の紫外線を照射し印刷面を硬化させることによ
り形成されている。
【0020】上記インキ受容層7の表面は、図3に示し
たように、無数の凹部11…11と凸部12…12によ
り粗面に形成されている。
【0021】図4に示したように、上記凹部11と凸部
12の平均間隔Sm値は46μmであり、上記凹,凸部
11,12の十点平均粗さRz値は9.66μmであ
り、上記Sm値をRz値で除した値(Sm/Rz値)は
4.76であり、上記Sm/Rz値から得られる角度θ
は24゜である。これに対して、上記従来のインキ受容
層102のSm値は242μmであり、Rz値は2.8
μmであり、Sm/Rz値は4.76であり、上記Sm
/Rz値から得られる角度θは1.3゜である。なお、
上記Sm値、Rz値等のインキ受容層の表面粗度の測定
は、東京精密株式会社製のサーフコム550A(商標
名)で行なった。
【0022】表2は、上記従来例のインキ受容層102
と本案例のインキ受容層7のSm値、Rz値、Sm/R
z値、角度θの比較を示す。
【0023】
【表2】
【0024】そして、上記インキ受容層7を設けた光デ
ィスク1を上記従来の光ディスク101と同様にディス
ク保護袋201に挿入したものを30枚重ね合わせて、
温度50℃、相対湿度95%の雰囲気中に1週間放置
し、光ディスク1とディスク保護袋201の貼り着き状
況を調べたところ、上記表1に本案例として示すデータ
が得られた。その結果、最上部から8枚目までは貼着レ
ベル1であり、9枚目から最下部の30枚目までは貼着
レベル2であり、本案例のインキ受容層7と従来例のイ
ンキ受容層102との間には貼り着き防止の上で顕著な
効果の相違があった。
【0025】上記本案例のインキ受容層7は、充填剤と
してアクリル製粒状体を添加することにより、表面を無
数の凹部11…11と凸部12…12により粗面にした
こと以外は、従来例のインキ受容層102と素材的に大
きな差異はない。従って、本案例のインキ受容層7と従
来例のインキ受容層102の貼り着き防止効果の上での
相違は、インキ受容層の表面粗度に起因するものであ
る。
【0026】上記インキ受容層の表面粗度は、充填剤と
してのアクリル製粒状体の粒径や充填量によって変化す
る。そこで、アクリル製粒状体の粒径と充填量を変えて
第1〜第14例までの組成例のインキ受容層を形成し、
これらインキ受容層の表面の粗面のSm値、Rz値を測
定するとともにSm/Rz値を算出したところ下記の表
3に示す結果が得られた。
【0027】
【表3】
【0028】そして、それぞれ上記第1〜第14のイン
キ受容層を形成した光ディスク1を上記ディスク保護袋
201に入れたものを、図5に示したように2枚重ね合
わせて、その上に500gの重り21を載置して、温度
50℃、相対湿度95%の雰囲気中に1週間放置し、光
ディスク1とディスク保護袋201の貼り着き状況を調
べたところ、表4のような結果が得られた。
【0029】
【表4】
【0030】上記表4によれば、Sm/Rz値が26.
51以上では貼着レベルは5であり、Sm/Rz値が2
1.80では貼着レベルは4であり、Sm/Rz値が1
7.17では貼着レベルは3であり、Sm/Rz値が1
2.18以下では貼着レベルは2であった。上記結果か
らSm/Rz値が20以下であれば実用的に問題のない
レベルであるが、Sm/Rz値が12以下であればより
望ましい。図6は、表4の結果をグラフ化して示したも
のである。
【0031】また、下記の表5に示すように、充填剤の
平均粒径が2μm以下の場合は、Sm/Rz値が20以
下の粗面を形成することが困難になる。また、平均粒径
が30μm以上の場合は、粗面が粗くなりすぎてインキ
ジェット等によるプリント性が悪くなり、小さな文字や
絵柄の表現が不十分になるばかりでなく、印刷部の肉厚
を30μm以上にしないと印刷時の印刷圧力が上記充填
剤を介して光ディスクの記録層等に伝達されてこれに悪
影響を及ぼす虞がある。しかし、上記印刷層の肉厚を3
0μm以上にすると、光ディスクの面振れ等を惹起する
虞がある。従って、充填剤の平均粒径は、5μm以上で
20μm以下が望ましい。
【0032】
【表5】
【0033】なお、実施例では、インキ受容層7を形成
するインキとして、紫外線硬化型インキを例示したが、
その他にも公知の紫外線硬化樹脂を適用し、粒状粉末を
混練することにより、同様の効果を得ることが可能とな
る。
【0034】具体的には、ベース樹脂として、ポリエス
テルアクリレート、エポキシアクリレート、ポリエーテ
ルアクリレート、シリコンアクリレートなどが例示され
る。
【0035】反応希釈剤として、2−エチルヘキシルア
クリレート、2ーヒドロキシエチルアクリレート、N−
ビニル−2−ピロリドン、イソボニルアクリレート、2
−ヒドロキシエチルアクリレート、ヒドロキシエチルア
クリロイルホスフェート、1−6−ヘキサンジオールア
クリレート、ネオペンチルグリコールジアクリレート、
ポリエチレングリコール400ジアクリレート、トリメ
チロールプロパントリアクリレートなどが例示される。
【0036】光重合開始剤として、例示したベンゾイン
エーテル系として、イソプロピルベンゾイエンエーテ
ル、イソブチルベンゾインエーテル、その他の系剤とし
て、1−ヒドロキシクロヘキシルフェニルケトン、ベン
ジルジメチルケタール、2−ヒドロキシ−2−メチルプ
ロピオフェノン、4−イソプロピル−2−ヒドロキシ−
2−メチル−プロピオフェノンなどが例示される。そし
て、上記ベース樹脂、反応希釈剤、光重合開始剤を必須
成分として構成し、この他、インキの安定化を図るため
の添加剤等として、レベリング剤や可塑剤、酸化防止
剤、消泡剤、表面張力調整剤等が含まれていても構わな
い。
【0037】粒状の粉末においても、上述のアクリル製
粒状体の他に、スチレンなどの有機系フィラー、及び酸
化チタン、炭酸カルシウム、硫酸バリウム、アルミナ、
酸化亜鉛、シリカ、ガラス系フィラーであり、フィラー
は中空のものであってもよい。また、カーボンブラック
など導電性の粉末を添加すれば、該印刷面への塵埃の付
着が軽減されることになる。また装飾性を向上させるた
めに、上記インキに着色剤を添加し不透明としたり、着
色することも可能である。いずれにしても粒状の粉末の
平均粒径は5μm以上30μm以下の粒状充填剤である
ことが条件となる。
【0038】上記親水性表面を形成する親水性剤として
は、例示したプロテインパウダーの他に、ポリビニルア
ルコール、ポリビニルメチルエーテル、ポリビニルホル
マール、カルボキシビニルポリマー、ヒドロキシプロビ
ルセルロース、メチルセルロース、カルボキシメチルセ
ルロースなどのセルロース誘導体、ポリビニルピロリド
ン、モルホリンなどが例示される。
【0039】また、上記ディスク保護袋201を構成す
るフィルム材203は、例示した30μm厚のポリプロ
ピレン(PP)製フィルムのみならず、材質はポリエチ
レンテレフタレート(PET)、ポリエチレン(P
E)、ナイロン(NA)、及びこれらの材質を積層ラミ
ネートした、例えば、PP/PE/PPなどの複合フィ
ルム等を使用したもの、フィルム厚みも30μに限定さ
れるものではない。また、上記不織布202も、40g
/平方mのポリプロピレン製に限定されるものではな
く、ナイロン、ポリエチレンテレフタレート(PE
T)、レーヨン等の繊維を単一或は、混毛して得られる
もの、また不織布の坪重にあっても40g/平方mに限
定されるものではなく、保護袋の目的、要求性能によっ
て選定され、不織布も単体のみならず裏面(外側)にポ
リエチレンなどの合成樹脂がラミネートされたものであ
ってもよい。なお、上記実施例においては、情報状記録
媒体としてディスク状の情報記録媒体を示したが、情報
状記録媒体はカード状やスティク状のものであってもよ
い。
【0040】
【発明の効果】本発明の情報状記録媒体には、次に述べ
るような効果がある。 (1)請求項1の情報記録媒体は、インキ受容層の表面
に無数の凹部と凸部で粗面に形成するとともに、上記粗
面を形成する凹部と凸部の平均間隔Sm値を十点平均粗
さRz値で除した値を20以下に設定したので、インキ
受容層がケース等の他の部材に貼り着くのを防止するこ
とができる。 (2)請求項2の情報記録媒体は、光ディスクであっ
て、スロットインタイプのものに適用され、ディスク保
護袋に収納されてケースに保管されたような場合でも、
インキ受容層とディスク保護袋との貼り着きを防止し、
光ディスクをディスク保護袋から容易に取り出すことが
できるようにするとともに、ディスク保護袋から取り出
す際にインキ受容層乃至印刷部等が剥がれるのを防止す
ることができる。 (3)請求項3の情報記録媒体は、インキ受容層の肉厚
を8〜25μmに形成したので、スクリーン印刷等によ
って容易に形成することができる。 (4)請求項4の情報記録媒体は、充填剤の平均粒径を
8〜25μmとしたので、インキ受容層の表面の粗面の
Sm/Rz値を20以下にすることが容易で、かつ粗面
が粗くなりすぎてプリント性が悪くなるのを防ぎ、貼り
着き防止性とプリント性の両方が良好なインキ受容層を
提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】光ディスクの正面図。
【図2】光ディスクの断面図。
【図3】インキ受容層の断面図。
【図4】インキ受容層の表面の凹凸部の拡大図。
【図5】貼り着き状況の検査方法を示す斜視図。
【図6】Sm/Rzと貼り着きレベルの関係を示すグラ
フ。
【図7】従来例の斜視図。
【図8】貼り着き状況の検査方法を示す斜視図。
【符号の説明】
1…光ディスク、2…透明合成樹脂の基板、3…凹凸情
報(ピット)、4…記録層、5…反射層、6…保護層、
7…インキ受容層、11…凹部、12…凸部。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印刷及びもしくは書き込みが可能なイン
    キ受容層を表面に有する情報記録媒体であって、 上記インキ受容層の表面は、無数の凹部と凸部により粗
    面に形成され、 上記粗面は、上記凹部と凸部の平均間隔Sm値を、十点
    平均粗さRz値で除した値が20以下になるように形成
    されていることを特徴とする情報記録媒体。
  2. 【請求項2】 光学的に読取り及びもしくは書き込みが
    可能なディスク状の透光性樹脂基板上に凹凸信号情報及
    びもしくは記録層を有し、 上記、凹凸信号情報及びもしくは記録層上に反射層を有
    し、 上記反射層上に保護層が積層されるとともに、 上記保護層上に印刷及びもしくは筆記可能なインキ受容
    層が形成されていることを特徴とする請求項1記載の情
    報記録媒体。
  3. 【請求項3】 上記インキ受容層は、ベース樹脂、反応
    希釈剤、光重合剤、親水性剤、充填剤、その他の成分か
    ら成り、その厚さは8〜25μmとしたことを特徴とす
    る請求項1記載の情報記録媒体。
  4. 【請求項4】 上記充填剤は、平均粒径2〜30μmを
    有し、上記インキ受容層の5〜15重量%としたことを
    特徴とする請求項3記載の情報記録媒体。
  5. 【請求項5】 上記インキ受容層は、160〜300本
    /インチメッシュのスクリーン印刷によって形成したこ
    とを特徴とした請求項1記載の情報記録媒体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012123867A (ja) * 2010-12-08 2012-06-28 Taiyo Yuden Co Ltd 光情報記録媒体
CN105398249A (zh) * 2015-12-14 2016-03-16 武汉华工图像技术开发有限公司 一种可喷墨印刷薄膜及其制备方法
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