JP2001184593A - 道路交通システム - Google Patents

道路交通システム

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JP2001184593A JP36624799A JP36624799A JP2001184593A JP 2001184593 A JP2001184593 A JP 2001184593A JP 36624799 A JP36624799 A JP 36624799A JP 36624799 A JP36624799 A JP 36624799A JP 2001184593 A JP2001184593 A JP 2001184593A
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    • G08G1/20Monitoring the location of vehicles belonging to a group, e.g. fleet of vehicles, countable or determined number of vehicles
    • G08G1/205Indicating the location of the monitored vehicles as destination, e.g. accidents, stolen, rental

Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、道路に沿って設置された路側機器と
道路上を走行中の車両により構成される道路交通システ
ムにおいて、路側機器と車両が協調することにより路側
機器にて事故時の緊急処理や地域情報提供サービスなど
を実現する道路交通システムに関する。 【解決手段】路側通信網に接続された複数の路側通信機
器と、路側機器と通信を行う複数の車両により構成され
る道路交通システムにおいて、路側機器がメッセージに
サービスコードと位置情報を付与してメッセージを送信
するステップと、該メッセージを路側通信網に接続され
た路側機器が該メッセージを受信してサービスコードと
位置情報により処理を実行するか否かを判断するステッ
プと、処理を実行すると判断したときにはサービスコー
ドが示す処理を実行するステップとからなる道路交通シ
ステム。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、道路に沿って設置
された路側機器と車両により構成させるを有する道路交
通システムに関する。おいて、そのなかでも特に、各路
側機器が自律的に処理を行うことにより、車両のドライ
バーや道路管理者等に対して種々のサービスを提供する
道路交通システムに関する。また、本発明は、路側機器
自体にも関する。さらに、本発明は、道路のみならず、
鉄道などの軌道に沿って設置された路側機器およびそれ
を有する交通システムにも関する。さらに、この道路交
通システムに適用可能な車塔器にも関する。
【0002】
【従来の技術】道路に沿って敷設されたネットワークに
カメラを備えた複数の計算機を接続し、各計算機間で映
像情報を共有することにより、走行中の車両ドライバー
に対して他の車両により視界を塞がれて見えない車両前
方の映像情報を提供する映像情報の提供方式が、例えば
建設省土木研究所の受託研究報告書「ITSに関する基
礎的先端的研究」に記載されている。また走行中の車両
より、近辺の無線通信基地局を介して地域情報データベ
ースにアクセスすることにより、走行中の車両ドライバ
ーに地域情報を提供する地域情報サービスシステムが、
例えば特開平6−269044に記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の道路交通システ
ムにおいて、車両ドライバーに対して情報提供サービス
を行う場合、走行中の地域において地域情報を管理する
地域情報サーバなどのサーバ機より情報を取得して車両
ドバイバードライバーに提供していた。しかし、この方
式ではサーバ機に処理が集中するために応答時間の低下
を招いたり、サーバ機がダウンした場合には情報提供サ
ービスが受けられなくなるといった問題を生じた。
【0004】車両と路側機器間における情報共有により
車両ドバイバードライバーに対して情報を提供するシス
テムでは、情報を所有する特定の路側機器を指定して情
報を入手する方式が用いられていた。この方式では、情
報を入手する路側機器を指定しなければならず、システ
ム構成が頻繁に変わったり、格納される情報の種類が変
更されるシステムでは情報入手が行えなかった。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明における道路交通システムの一例では、
(1)路側機器が、車両から要求されたサービス要求内
容と車両の位置情報をメッセージに付与してネットワー
クにブロードキャストし、(2)ネットワークに接続さ
れた路側機器のうちメッセージを受信した路側機器が、
メッセージが要求する処理内容を示すサービスコードと
位置情報をもとに処理を実行するか否かを判断するし、
(3) 実行すると判断した場合には処理を実行するこ
とに特徴がある。ここで、(2)の処理は、車両の位置
を示す位置情報と路側機器の位置を示す位置情報に基づ
いて実行される。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明における道路交通システム
について説明する。図1は本発明における道路交通シス
テムの構成例である。路側機器121(a)121、路
側機器121(b)122、路側機器121(c)12
3、路側機器121(d)124は路側通信網100に
接続され、各路側機器は路側通信網100を介して相互
に通信を行うことができる。路側通信網100は、例え
ば建設省が道路に沿って敷設している光ファイバケーブ
ルである。各路側機器は無線通信により付近を走行中の
車両と通信することができる。図1の例では、路側機器
121(a)121は車両111(a)111と、路側
機器121(b)122は車両111(b)112と車
両111(c)113と、路側機器121(d)124
は車両111(d)114と無線通信を行っている。
【0007】無線通信とは、例えば路側機器と移動中の
車両との間で短距離かつ双方向通信を行う狭域無線通信
システムDSRC(Dedicated Short
Range Communications)である。
ここでは、DSRCを例として示したが、移動中の車両
と路側機器が情報やデータのやり取りをできればよく、
本発明はDSRCに限定されない。
【0008】路側機器の構成を図2に示す。路側機器1
21200は、情報処理を行う計算機250、プログラ
ムやデータを記憶するための不揮発性記憶媒体であるハ
ードディスク240、車両と無線通信を行うための無線
通信装置230、カメラや各種センサーなどの外部デバ
イス220により構成される。計算機250は、プログ
ラム実行などの演算を行うためのプロセッサ201、O
S(Operating System)などの基本プ
ログラムや基本データを格納するためのROM202、
プログラム実行時の処理領域やデータの一時格納領域と
して使用するRAM203、路側通信網260と接続す
るための通信インターフェース211、ハードディスク
240を接続するための外部記憶装置インターフェース
212、外部デバイスとデータを授受するための外部デ
バイスインターフェース213、無線通信装置との間で
データを授受するための通信インターフェース214に
より構成され、これらの構成要素はバス210を介して
相互にデータを授受することができる。プロセッサ20
1上で実行されるプログラムは、通信インターフェース
214と無線通信装置230を介して1台または複数台
の車両と通信を行うことができ、また通信インターフェ
ース211と路側通信網260を介して他の路側機器と
通信を行うことができる。また、外部デバイスインター
フェース213と外部デバイス220を介して外部の映
像、音声、振動、温度、湿度、気圧などの情報を収集で
きる。
【0009】車搭器の構成を図3に示す。車搭器300
は車両に搭載される装置であり、例えばカーナビゲーシ
ョンシステムである。車搭器300は、計算機350、
マンマシンインターフェース320、無線通信装置33
0、不揮発性の外部記憶装置であるハードディスク34
0、外部デバイス360により構成される。マンマシン
インターフェース320は、例えばタッチパネルの機能
を備えた液晶ディスプレイであり、車両ドライバーに対
して画像の表示を行ったり、あるいは車両ドライバーが
入力した情報を読み込むことができる。無線通信装置3
30は、路側機器との間で無線通信を行うための装置で
ある。ハードディスク340は、地図情報などを格納す
るための記憶装置であり、CD−ROMドライブやDV
D−ROMドライブなどの任意の不揮発性記憶装置でよ
い。外部デバイス360は、例えば米国国防総省が開発
したGPS(Global Positioning
System)のデータを受信する受信機であり、緯度
や経度などの座標情報を計算するために必要なデータを
取り込む。外部デバイス360は、GSPの受信機以外
にも車両状態を検知するセンサーなどが接続される。
【0010】計算機350は、プログラム実行などの演
算を行うプロセッサ301、プログラムや基本データを
格納するためのROM302、プログラム実行時の処理
領域やデータの一時格納領域として使用するRAM30
3、マンマシンインターフェース320を制御するため
の画像処理プロセッサ311、無線通信装置330とデ
ータを授受する通信インターフェース312、ハードデ
ィスク340とデータを授受する外部記憶装置インター
フェース313、外部デバイス360とデータを授受す
るのに用いられる外部デバイスインターフェース314
により構成され、各構成要素はバス310を介して相互
にデータを授受することができる。
【0011】プロセッサ301は、ROM302に格納
された車両の経路を計算するプログラムを実行し、マン
マシンインターフェース320より車両ドライバーが入
力した目的地に関する情報、ハードディスク340に格
納された地図情報、外部デバイス360より受信したG
PS情報を処理することにより、車両の経路情報を生成
できる。
【0012】路側通信網の構成を図4(1)に示す。路
側通信網400は光ファイバーケーブルなどの伝送媒体
であり、道路420に沿った敷設される。路側通信網4
00に接続された路側機器121(a)401、路側機
器121(b)402、路側機器121(c)403、
路側機器121(d)404、路側機器121(e)4
05は、路側通信網400を介し、必要に応じて相互に
メッセージを送受信することができる。路側通信網40
0を構成する各セグメントは伝送距離の延長や分岐/合
流を行うため、中継器により接続されている。ここでセ
グメントとは、物理的に連続した伝送媒体であり、路側
通信網400は複数のセグメントと中継器により構成さ
れる。
【0013】中継器410(a)410は、例えば光フ
ァイバケーブルにおけて光損失により減衰した電気信号
を増幅し、伝送距離を延長する。分岐点に設置された中
継器410(b)411は、道路420の分岐に合わせ
て路側通信網400の分岐を行う。これらの中継器によ
り、道路に沿って路側通信網を敷設することが可能とな
る。
【0014】中継器は単に電気信号の増幅や路側通信網
を物理的に分岐/合流するのみではない。各中継器はプ
ログラムを内蔵し、受信したメッセージの内容に応じて
メッセージを廃棄したり、あるいはメッセージをフォワ
ードするセグメントを選択したりすることができる。こ
こでフォーワードとは、1つのセグメントより受信した
メッセージを他の1つまたは複数のセグメントに対して
送信することである。中継器の構成を図4(2)に示
す。中継器440は、計算機410450と外部デバイ
ス480により構成される。
【0015】計算機410450は、プログラムを実行
するためのプロセッサ451、プログラムを格納するた
めのROM452、プログラムの処理領域であるRAM
453、外部デバイスインターフェース454、および
通信インターフェース461、通信インターフェース4
62、通信インターフェース463により構成される。
各構成要素はバス460を介して相互にデータを授受で
きる。外部デバイス480は、例えばGPSの受信機で
あり、プロセッサ451は外部デバイスインターフェー
ス454を介して外部デバイス480よりデータを読み
込むことにより、経度と緯度といった位置情報を計算で
きる。各通信インターフェースは、1つのセグメントに
接続される。プロセッサ451は、通信インターフェー
ス461を介してセグメント471を使ってメッセージ
を送受信でき、通信インターフェース462を介してセ
グメント472を使ってメッセージを送受信でき、通信
インターフェース463を介してセグメント473を使
ってメッセージを送受信できる。中継器440が備える
通信インターフェースの数は、直線道路脇に設置された
中継器410450では2つ、三叉路脇に設置された中
継器410450では3つ、四つ角に設置された中継器
410450では4つである。
【0016】次に本発明における道路交通システムの処
理方式について説明する。路側通信網に接続された路側
機器は、他の路側機器に対して処理の実行を要求するこ
とができる。この処理の実行には、(I)応答なし(I
I)応答ありの2つに分類できる。(I)は、単に他の
路側機器処理の実行を要求する場合であり、(II)
は、他の路側機器が保持する情報を要求する場合のよう
に要求に対する応答を必要とする場合である。(I)に
関して図5から図12を用いて、(II)に関して図1
3から図18を用いて処理方式を説明する。
【0017】まず(I)に関して、図5(1)に中継器
を含まない場合のメッセージフロー例を示す。路側機器
が処理の実行を要求する場合、処理を要求する路側機器
121(a)511はセグメント500に対して要求メ
ッセージ532をブロードキャストする。要求メッセー
ジ532は、セグメントに接続された全ての路側機器に
で受信され、受信した各路側機器は要求メッセージの内
容をもとに処理を実行するか否かを判断する。なお、要
求メッセージを受信する路側機器として、車両の進行方
向に存在するものに制御してもよい。図5(1)の例で
は、車両111520より要求メッセージ531を受信
した路側機器121(a)511は、要求メッセージ5
32をセグメント500にブロードキャストし、この要
求メッセージ532は同じセグメントに接続された路側
機器121(a)511、路側機器121(b)51
2、路側機器121(c)513、路側機器121
(d)514に受信される。要求メッセージ532を送
信した路側機器121(a)511も要求メッセージ5
32を受信し、他の路側機器と同じ処理を実行する。各
路側機器は、要求メッセージ532の内容をもとに処理
を実行するか否かを判断し、例えば路側機器121
(b)512と路側機器121(c)513が処理を実
行しなければならないと判断して処理を実行する。ここ
で、要求メッセージ531と532は同じものでも、異
なるものであってもよい。異なる場合、532は送信し
やすいように圧縮されたものでもよいし、他形式を変更
したものでもよい。但し、要求する処理の内容は同じで
ある必要がある。図5(2)に示された要求メッセージ
531、532(a)、532(b)も同様である。5
32(a)と532(b)も通信経路の状況により形式
を変えてもよい。
【0018】車両111520から路側機器121
(a)511に送信される要求メッセージ531と路側
機器121(a)511がセグメント500に対して送
信する要求メッセージ532のメッセージフォーマット
は同じである。要求メッセージのフォーマットを図6に
示す。要求メッセージ531(a)600は、要求する
処理の種別を示すサービスコード601、車両位置を示
す位置情報602602、車両の経路を示す経路情報6
03、処理を実行するのに使用するサービスパラメータ
604により構成される。サービスコード601が示す
処理の種別によっては、サービスパラメータ604が不
要である。位置情報602602は、例えば経度と緯度
により構成される座標情報である。位置情報531
(b)は、要求メッセージ531を送信した時点で車両
が存在する位置を示すものでよい。また、要求メッセー
ジ531で要求するサービスを受けることを望む位置を
示すものでもよい。また、それら2つの位置の両方を含
むものでもよい。経路情報603は、例えば車両が目的
地に到達するまでに通過する道路の名称や車両の進行方
向を示すベクトル情報などにより構成される。経路情報
603は、ナビゲーションシステムで計算したルート情
報でもよいし、ドライバーが入力した予定経路でもよ
い。また、バス、鉄道などではダイヤ情報に基づいた予
定経路でもよい。さらに、経路情報603は、位置情報
531(b)と統一してもよい。サービスパラメータ6
04はサービスコード601が示す処理を実行するのに
必要なパラメータである。さらに、図6には図示しない
が、車両の速度を示す速度情報を要求メッセージ531
(a)に含めてもよい。速度情報としては、要求メッセ
ージを送信した時点での速度、所定時間内(例えば、送
信した時点で走行している道路で走行している間、その
日1日の間など)の平均速度でもよい。また、経路情報
に基づく、これから予測速度(含む、サービスを受けた
い時刻の速度)、予測平均速度でもよい。更に、これら
のうち少なくとも1つを含んでもよい。
【0019】またさらに、要求メッセージ531には、
受けたいサービスを受ける時刻、時間を示す時間情報を
含んでもよい。この時間情報は、サービスコード601
またはサービスパラメータ604に含めるようにしても
よい。
【0020】車両111から要求メッセージ531を受
信した路側機器121(a)から要求メッセージ532
を転送された受信した路側機器121(a)511、路
側機器121(b)512、路側機器121(c)51
3、路側機器121(d)514の処理フローを図7に
示す。各路側機器は要求メッセージ532を受信すると
(ステップ701)、受信した要求メッセージ532の
サービスコード601を読み出し、自内に登録されたサ
ービスコードテーブル内のサービスコードと比較する
(ステップ702)。サービスコードテーブルの構成を
図8(1)に示す。サービスコードテーブル800に
は、路側機器にて実行できる処理の種別を示すサービス
コード801が登録されている。またサービスコードテ
ーブル800には各サービスに対する距離情報802が
登録されている。例えば、サービスコード801が1の
サービスに対して距離情報802として1000mが登
録されている(8001)。これは、サービスコード
(801)=1が示す処理は、処理を要求した車両が1
000m以内に存在する場合にのみ処理を実行すること
を示す。つまり、距離情報802は、処理(サービス)
を受ける車両と処理を実行する路側機器の距離を示す情
報である。サービスコード801が5に対しては距離情
報802が登録されておらず、このサービスコードが示
す処理では、処理を要求した車両の位置に関係無く処理
を実行することを示している(8002)。
【0021】これらのサービスコード801と距離情報
802は、路側機器にサービスを実行する処理プログラ
ムをダウンロードしたときに登録される。サービスコー
ドテーブル800のサービスコード801と要求メッセ
ージ532のサービスコード601を比較し(ステップ
702)、同じサービスコードが登録されていなけれ
ば、処理は実行できないと判断し(ステップ703)、
受信した要求メッセージ532を廃棄する(ステップ7
07)。同じサービスコードが登録されていれば処理が
実行できると判断し(ステップ703)、要求メッセー
ジ532の位置情報602602と自内の位置情報テー
ブルに登録されている位置情報とを比較する(ステップ
704)。
【0022】位置情報は、経度と緯度により表される。
位置情報テーブルの構成を図8(2)に示す。位置情報
テーブル850には、当該路側機器の存在する緯度情報
851と経度情報852が登録されている。要求メッセ
ージ532の位置情報602602と位置情報テーブル
850の位置情報とを比較し、付近地であるか否かを判
断する(ステップ705)。また、位置情報テーブル8
50に登録されている位置情報は、当該路側機器が処理
の実行が可能な処理の位置を示す情報であってもよい。
【0023】付近地であるか否かの判断は、車両の位置
と路側機器の位置の2つの地点間の距離に基づいて行
う。なお、車両の位置は、位置情報531(b)に基づ
くものである。位置情報531(b)そのものでもよい
し、処理(サービス)を実行する時刻に車両がどの位置
に存在するか路側機器で、位置情報531(b)や経路
情報603に基づいて算出してもよい。この場合、ま
た、位置情報の代わりにサービスを受けることを望む時
間であってもよい。この場合、図7のステップ704で
の比較は、以下のように行う。路側機器で、車両から送
信された時間、車両の速度、通行する(予定のものを含
む)道路の平均速度からサービスを受ける時間に車両が
存在する位置を推定し、推定結果に基づいて比較を行
う。さらに、車両からサービスを受けたい時間を受信し
なくとも、サービスが完了する時間を推定し、車両の速
度、通行する(予定のものを含む)道路の平均速度か
ら、推定された時間に車両が存在する位置を推定しても
よい。
【0024】また、付近地であるか否かの判断は、車両
の位置に基づいて行ってもよい。つまり、サービスを受
ける車両の位置(要求メッセージ発信時の発信した車両
の位置またはサービスを受ける時点でのサービスを受け
る車両の推定位置)と各路側機器が処理を施せる車両の
位置を比較することによって行うこともできる。この場
合、各路側機器が処理を施せる車両の位置としては、座
標点ではなく範囲を有しておき、比較も範囲内に車両か
ら送信された位置情報が示す座標が含まれるかで比較し
てもよい。
【0025】2つの座標情報(要求メッセージ532の
位置情報602602と位置情報テーブル850の位置
情報)から距離を算出し、この距離が要求メッセージ5
32のサービスコード601と同じサービスコード80
1の距離情報802よりも小さい場合には、付近地であ
ると判断する。距離情報802に情報が登録されていな
い場合には、距離情報802は無限大であると見なし、
常に付近地であると判断する。付近地でないと判断され
た場合(ステップ705)、メッセージを廃棄し(ステ
ップ707)、処理を終了する。付近地であると判断さ
れた場合(ステップ705)、サービスコード601が
示す処理を実行する(ステップ706)。ステップ70
6が示す処理の例は、後述のサービスシステム事例の中
で説明する。なお、すべての路側機器でメッセージ廃棄
と判断された場合(処理が道路交通システムで実行でき
ない場合)は、車両の車搭器300に処理内容または処
理が実行されたことを示す情報が送信されない。そこ
で、車搭器300が、所定時間たっても処理内容および
処理が実行されたことを示す情報のうち少なくとも一方
を受信しない場合、ドライバーに処理(サービス)が不
可である旨の通知(表示、音声通知)を行う構成にして
もよい。
【0026】図5(2)に中継器を含む場合、つまり道
路が分岐している場合のメッセージフロー例を示す。中
継器410580は、道路に沿って設置された3つのセ
グメント(セグメント500(a)551、セグメント
500(b)552、セグメント500(c)553)
に接続されている。各セグメントには複数の路側機器が
接続される。図5(2)の例では、セグメント500
(a)551に路側機器121(a)561、セグメン
ト500(b)552に路側機器121(b)562、
セグメント500(c)553に路側機器121(c)
563が接続されている。車両111590は道路上を
走っており、分岐方向に進行しようとしている。車両が
要求メッセージ531571を送信すると、路側機器1
21(a)561が受信してセグメント500(a)5
51に要求メッセージ532(a)572をブロードキ
ャストする。ブロードキャストされた要求メッセージ5
32(a)572は、セグメント500(a)551に
接続された全ての中継器と路側機器に受信される。各路
側機器における処理や要求メッセージのメッセージフォ
ーマットは図5(1)で示した例と同じである。ここで
は中継器410580の処理方式について説明する。
【0027】図9に中継器410580における処理フ
ローを示す。中継器410580は要求メッセージ53
2(a)572を受信すると(ステップ901)、要求
メッセージ532(a)572の位置情報602602
を読み出し、自内の位置情報テーブルに登録された位置
情報と比較する(ステップ902)。位置情報テーブル
に登録された位置情報とは、当該中継器の存在する位置
を示すものである。また、中継器の中継先である路側機
器が処理を実行できる車両の位置を示すものでもよい。
また、中継器の中継先である路側機器の存在する位置で
あってもよい。さらに、これらの組合せで、そのうちの
1つを少なくとも含むようにしてもよい。図10(1)
に中継器の位置情報テーブル1000の構成を示す。位
置情報テーブル1000に登録される経度情報1001
と緯度情報1002は、外部デバイス480より読み込
んだデータをもとに算出し、自動的に登録したものであ
るもよいし、設置時に人間の手で入力してもよい。要求
メッセージ532(a)572の位置情報602602
と位置情報テーブル1000に登録された位置情報によ
り、2つるの地点間の距離を算出し、車両410580
の位置が中継器の付近地であるか否かを判断する(ステ
ップ903)。付近地であるか否かの判断は図10
(2)に示した距離情報テーブル1030にもとづいて
行う。距離情報テーブル1030のデータは、予め登録
されているものとする。算出された2地点間の距離を、
距離情報テーブル1030に登録された距離(図10
(2)の例では100000m)と比較する(ステップ
902)。また、付近地であるか否かの判断は、車両の
進行方向を考慮してもよい。例えば、道路の上下線それ
ぞれに対応したネットワークが配置いる場合、上り線を
通行している車両からの要求メッセージ531は、下り
線のネットワークに接続された中継器では、距離が近く
とも付近地と判断しない、としてもよい。また、中継器
の中継先である路側機器121(b)や121(c)の
位置を位置情報として登録しておき、これらと車両の位
置から距離を算出してもよい。
【0028】算出された2点間の距離が距離情報テーブ
ル1030に登録された距離より長いときには付近地で
はないと判断し(ステップ903)、メッセージを廃棄
する(ステップ907)。算出された2地点間の距離が
距離情報テーブル1030に登録された距離より短いと
きには付近地であると判断し(ステップ903)、要求
メッセージ532(a)572に登録された経路情報6
03を読み出し、自内の経路情報テーブルと比較する
(ステップ904)。経路情報テーブルの構成を図10
(3)に示す。経路情報テーブル1050には、道路属
性1051とインターフェースID1052が登録され
ている。道路属性1051は、分岐点で交わった各道路
の属性情報であり、道路の名称や道路の進行方向を示す
情報が登録されている。インターフェースIDは、中継
器の各通信インターフェースに事前に割り当てられた識
別子であり、通信インターフェースと1対1に対応して
いる。ここで、中継器410に格納された経路情報は、
当該中継器410が接続されたネットワーク(セグメン
ト)に対応する道路の経路を示す情報である。また、道
路の経路自体でなくネットワークの経路としてもよい。
【0029】例えば、インターフェースID=1は通信
インターフェース461に、インターフェースID=2
は通信インターフェース462に、インターフェースI
D=3は通信インターフェース463に対応しており、
プロセッサ451上にて実行されるプログラムは、経路
情報テーブル1050を参照することにより、メッセー
ジを送信するセグメント(道路)を選択してメッセージ
を送信することができる。例えば、国道246号線の北
方面にメッセージを送信する場合、経路情報テーブル1
050から国道246号線の北方面はインターフェース
ID=1であることが分かる(10501)。インター
フェースID=1は通信インターフェース461を示す
ことが予め決められているため、プログラムは通信イン
ターフェース461を介してセグメント471にメッセ
ージを送信すればよい。
【0030】要求メッセージ532(a)572に登録
された経路情報603と経路情報テーブル1050の道
路属性1052とを比較した結果、経路情報603が示
す道路と方向が経路情報テーブル1050に登録されて
いなかった場合(ステップ905)、メッセージを廃棄
する(ステップ907)。道路と方向が一致する道路が
登録されている場合(ステップ905)、その道路属性
1051が示すインターフェースID1052を読み出
し、対応する通信インターフェースを介してセグメント
にメッセージをブロードキャストする(ステップ90
6)。図9に示した処理を中継器にて実行することによ
り、車両の進行方向に対して要求メッセージ532
(a)572を送信することができる。また車両と中継
器の距離が離れている場合には、メッセージは廃棄され
るため、メッセージが際限なくブロードキャストされる
のを防ぐことができる。
【0031】ここでは、要求メッセージ531(a)6
00にサービスコード601が付与される方式を示した
が、各路側機器にサービスを実行する処理プログラムが
1つしかない場合、あるいは要求するサービスの指定を
パラメータとして記述する場合、サービスコード601
を用いる必要がない。この場合、要求メッセージのフォ
ーマットは図11のようになる。要求メッセージ531
(b)1100は、位置情報6021101、経路情報
6031102、パラメータ604’1103により構
成される。各路側機器に複数のサービスを実行する処理
プログラムがインストールされている場合には、パラメ
ータ604’1103によりどの処理を実行するのかを
指定する。
【0032】要求メッセージ531(b)1100を受
信する各路側機器の処理を図12に示す。各路側機器は
要求メッセージ531(b)1100を受信すると(ス
テップ1201)、要求メッセージ531(b)110
0の位置情報6021101と自内の位置情報テーブル
に登録されている位置情報とを比較する(ステップ12
02)。2つの地点間の距離が予め路側機器に登録され
た距離情報よりも長い場合(ステップ1203)、受信
した要求メッセージ531(b)1100を廃棄する
(ステップ1205)。サービスコードを用いない場合
にはサービスコードテーブルは不要であり、代わりに距
離情報を1つ登録したテーブルを保持する。この予め路
側機器に登録された距離情報よりも短い場合(ステップ
1203)、処理を実行する(ステップ1204)。要
求メッセージ531(b)1100を中継器が処理する
方式は、図9に示した処理フローと同じである。これに
より、サービスコードを使わなくても処理を実行するこ
とができる。
【0033】つぎに(II)に関して、図13にメッセ
ージフロー例を示す。路側機器121(a)1311、
路側機器121(b)1312、路側機器121(c)
1313、路側機器121(d)1314がセグメント
5001300に接続されている。路側機器121
(a)1311は車両111(a)1301より要求メ
ッセージ5311321を受信すると、セグメント50
01300に対して要求メッセージ5321322をブ
ロードキャストする。セグメント5001300に接続
された路側機器は要求メッセージ5321322を受信
し、要求メッセージ5321322の内容に応じて処理
を実行するか否かを判断し、処理を実行すると判断した
場合には要求された処理を実行する。処理結果は応答メ
ッセージ1323(b)1324としてセグメント50
01300にブロードキャストする。ここで、要求メッ
セージ5311321を送信した車両111(a)13
01が走行中である場合がある。車両111(a)13
01が停止していれば要求メッセージ5311321を
受信した路側機器121(a)1311が応答メッセー
ジ1323(b)1324を受信し、車両111(a)
1301に応答メッセージ1323(a)1323を送
信すればよい。しかし、車両111(a)1301が走
行中であり、すでに車両111(b)1302が示す位
置まで移動している場合、路側機器121(a)131
1からは応答メッセージ1323(a)1323を車両
111(a)1301に送信することはできない。
【0034】このため、応答メッセージ1323(b)
1324は路側機器121(a)1311の周辺に設置
された路側機器121(b)1312、路側機器121
(c)1313も受信する。車両111(a)1301
が車両111(b)1302の示す位置まで移動してい
た場合、路側機器121(b)1312が応答メッセー
ジ1323(a)1323を車両に送信する。しかし、
応答メッセージ1323(a)1323のデータ量が多
い場合には、路側機器121(b)1312が応答メッ
セージ1323(a)1323を車両111(a)13
01に送信している途中で車両が路側機器121(b)
1312と通信可能な圏外に移動してしまう可能性があ
る。車両111(a)1301が車両111(c)13
03の示す位置まで移動し、路側機器121(b)13
12と通信が行えなくなった場合、路側機器121
(c)1313が車両111(c)1303の示す位置
まで移動した車両111(a)1301に対し、継続し
て応答メッセージ1323(a)1323を送信する。
路側機器の処理方式を以下で説明する。
【0035】要求メッセージ5321322を路側機器
がセグメント5001300より受信した際の処理フロ
ーを図14に示す。処理フローが示すステップ1121
(a)401からステップ1407は図7におけるステ
ップ701からステップ707と同じである。路側機器
は要求メッセージ5321322のサービスコードが示
す処理を実行したのち(ステップ1406)、応答メッ
セージ1323(b)1324をセグメント50013
00にブロードキャストする(ステップ1408)。車
両が送信する要求メッセージ5311321と路側機器
が送信する要求メッセージ5321322のメッセージ
フォーマットは同じである。要求メッセージのメッセー
ジフォーマットを図15(1)に示す。
【0036】要求メッセージ531(c)1500は、
サービスコード6011501、位置情報602150
2、経路情報6031503、車両番号1504、サー
ビスパラメータ6041505により構成され、車両番
号1504が付与されている点が図6にて示した(I)
の場合における要求メッセージ531(a)600のメ
ッセージフォーマットと異なる。車両番号1504と
は、例えば車台番号であり、車両に対してユニークに割
り当てられた識別子である。処理に対して応答が必要な
場合、処理の要求者を識別する必要がある。このため、
車両番号1504を付与して要求メッセージ531
(c)1500を送信する。ここで、本実施例は、要求
メッセージの発信元とサービスを受ける先が異なるもの
へも適用可能である。つまり、車両番号1504の番号
を要求メッセージを発信する車両でなく、サービスを受
ける車両の車両番号としておけばよい。この際、後述す
る応答メッセージを、要求メッセージ1531(a)の
発信元にも返信するように構成してもよい。この返信さ
れる応答メッセージ1531(a)では、サービス情報
の代わりにサービス情報をサービスを受ける先に送信し
たことを示す確認情報でもよい。また、車両番号150
4は、複数の車両がサービスを受けとれるよう複数の車
両番号が含まれることを可能にする。ここで、複数の車
両のなかには、要求メッセージの発信元を含めてもよ
い。路側機器が送信する応答メッセージ1323(b)
1324のメッセージフォーマットを図16(1)に示
す。応答メッセージ1531(a)600は、サービス
コード6011601、位置情報1 602602、経
路情報6031603、車両番号15041604、サ
ービス情報1605により構成される。
【0037】路側機器は、サービスコード601160
1に対して要求メッセージ531(c)1500のサー
ビスコード6011501と同じデータを格納し、位置
情報1 602602に対して要求メッセージ531
(c)1500の位置情報6021502と同じデータ
を格納し、経路情報6031603に対して要求メッセ
ージ531(c)1500の経路情報6031503と
同じデータを格納し、車両番号15041604に対し
て要求メッセージ531(c)1500の車両番号15
04と同じデータを格納する。サービス情報1605
は、処理を実行した路側機器の処理結果である。車両番
号15041604は、応答メッセージ1531(a)
600を返信する車両を識別するための識別子であり、
要求メッセージ531(c)1500を受信した路側機
器における処理では一般には使用されない。但し、要求
メッセージの発信元である車両が当該サービスを受ける
ことができるかを確認するために使用してもよい。予め
定められた車両番号であれば、処理を実行するようにし
てもよい。例えば、クレジットカード番号と車体番号を
リンクしておき、送信された車両番号に対応するクレジ
ットカード番号のクレジットカードで決済をおこなって
もよい。この場合、車両番号が要求メッセージの発信元
ものである場合このように用い、サービスを受ける車両
である場合は上記のように用いないとの制御を行っても
よい。車両番号が、サービスを受ける車両のものである
場合、要求メッセージに付されたメッセージの発信元を
特定する情報に基づいて、発信元から支払いがされるよ
うにしてもよい。また、サービスを受ける車両から支払
い可能であることをしめす情報が送信(例えば、応答メ
ッセージという形で)されれば、上記のようにの車両番
号を用いて決済を実行してもよい。ここで、クレジット
番号と車両番号の対応関係は、路側機器内に有していて
もよい。この場合、処理を実行した路側機器で決済を行
ってもよい。また、図示しない別のコンピュータ装置内
に対応関係を有していてもよい。例えば、銀行やクレジ
ット会社のコンピュータとネットワークが接続されてお
り、このコンピュータで決済を実行するようにしてもよ
い。
【0038】路側機器は処理の結果をサービス情報16
05として応答メッセージ1323(b)1324に付
与し、セグメント5001300にブロードキャストす
る。応答メッセージ1323(b)1324は、セグメ
ント5001300に接続された全ての路側機器にで受
信される。路側機器が応答メッセージを受信処理する際
の処理フローを図17に示す。路側機器は応答メッセー
ジを受信すると(ステップ1701)、応答メッセージ
1531(a)600のサービスコード6011601
と車両番号15041604を読み込み、同じサービス
コード6011601と車両番号15041604が付
与された応答メッセージ1531(a)600を一定時
間以内(例えば60秒)に受信していないかを確認する
(ステップ1702)。図13では、要求メッセージ5
321322を受信して処理を実行する路側機器が1つ
(路側機器121(d)1314)である例を示してい
るが、複数の路側機器が要求メッセージ5321322
を受信して処理を実行する場合がある。
【0039】例えば、同じ処理やデータを複数の路側機
器にダウンロードし、処理を多重化する場合である。こ
の場合、同じ処理の要求に対して複数の応答メッセージ
1323(b)1324を受信する。同じ処理の要求に
対して複数の応答メッセージ1323(b)1324を
受信した場合には、最初の応答メッセージ1323
(b)1324のみを受信して処理する。ステップ17
03の判断は、1つの処理要求に対して2つ以上受信し
た応答メッセージ1323(b)1324を廃棄するた
めの判断である。一定時間以内に同じ処理の要求に対す
る応答メッセージ1323(b)1324を受信した場
合、つまり同じサービスコード6011601と車両番
号15041604が付与された応答メッセージ132
3(b)1324を受信した場合(ステップ170
3)、応答メッセージ1323(b)1324を廃棄し
(ステップ1711)、処理を終了する。同じ処理の要
求に対する応答メッセージ1323(b)1324を受
信していない場合(ステップ1703)、応答メッセー
ジ1531(a)600の位置情報1 602602を
読み込んで自内の位置情報テーブル850に登録されて
いる位置情報と比較する。
【0040】2つの位置情報より算出された距離が予め
登録された距離(例えば10000m)より大きければ
(ステップ1704)、応答メッセージ1323(b)
1324を廃棄し(ステップ1711)、処理を終了す
る。2つの位置情報より算出された距離が予め登録され
た距離より小さければ(ステップ1704)、応答メッ
セージ1531(a)600のサービス情報1605を
読み込んでRAM203またはハードディスク240に
保存する(ステップ1705)。ここでタイマーをスタ
ートする(ステップ1706)。
【0041】このタイマーは、サービス情報1605を
保存しておく時間を計測するものである。多数のサービ
ス情報1605を保存すると多量のメモリやハードディ
スクを必要とする。車両111(a)1301が遠方ま
で移動してしまうと、車両111(a)1301に送信
するサービス情報1605を保存していても使用するこ
とがないため、一定時間が経過すると自動的に廃棄す
る。タイマーをスタートしたのち(ステップ170
6)、タイムアウトが発生すると(ステップ170
7)、路側機器内に格納されたサービス情報は廃棄され
る(ステップ1712)。タイムアウトが発生する前に
(ステップ1707)、車両111(a)1301より
要求メッセージを受信し(ステップ1708)、受信し
た要求メッセージのサービスコードと車両番号が受信し
た応答メッセージ1323(b)1324のサービスコ
ードと車両番号と一致した場合(ステップ1709)、
車両111(a)1301に対して応答メッセージ13
23(a)1323を送信する(ステップ1710)。
サービスコードと車両番号が一致しない場合(ステップ
1709)、再びタイマーがタイムアウトするまで車両
111(a)1301からの要求メッセージを待つ。
【0042】応答メッセージ1323(b)1324を
受信した路側機器が車両111(a)1301より受信
する要求メッセージのフォーマットを図15(2)に示
し、応答メッセージ1323(b)1324を受信した
路側機器が車両111(a)1301に対して送信する
応答メッセージ1323(a)1323のフォーマット
を図16(2)に示す。車両111(a)1301は図
15(1)に示したフォーマットの要求メッセージ53
11321を1回送信したのち、図15(2)に示した
フォーマットの要求メッセージ5311321を周期的
に送信し、図16(2)に示したフォーマットの応答メ
ッセージ1323(a)1323を受信するのを待つ。
要求メッセージ531(d)1510は、サービスコー
ド1121(a)511、車両番号1121(b)51
2、受信データ量1121(c)513より構成され
る。サービスコード1121(a)511と車両番号1
121(b)512は、図15(1)で示した要求メッ
セージ531(c)1500のサービスコード6011
501と車両番号6021502と同じである。受信デ
ータ量1121(c)513は、応答メッセージ132
3(a)1323により受信したサービス情報1605
1614の累計データ量であり、例えば応答メッセージ
1323(a)1323を1度も受信していない場合に
は受信データ量(1121(c)513)=0となる。
応答メッセージ1323(b)1610は、サービスコ
ード6011611、車両番号15041612、デー
タサイズ1613、サービス情報16051614によ
り構成される。
【0043】データサイズ1613は、路側機器から車
両に対して送信するサービス情報の総データ量であり、
応答メッセージ1531(a)600のサービス情報1
605のデータ量と同じである。サービス情報1605
1614は、応答メッセージ1531(a)600のサ
ービス情報と同じであるが、車両111(a)1301
より受信した要求メッセージ531(d)1510の受
信データ量1121(c)513に0以外のデータが設
定されている場合、受信データ量が示すバイト数を除い
たサービス情報が格納される。例えば、要求メッセージ
531(d)1510の受信データ量(1121(c)
513)=10000(バイト)であった場合、車両1
11(a)1301はすでに10000バイトのデータ
を受信済であるため、応答メッセージ1531(a)6
00のサービス情報1605より先頭の10000バイ
トを除き、10001バイト目からサービス情報160
51614に格納して応答メッセージ1323(b)1
610を車両111(a)1301に送信する。要求メ
ッセージ531(d)1510の受信データ量1121
(c)513が応答メッセージ1323(b)1610
のデータサイズ1613と等しくなった場合、つまりサ
ービス情報16051614を全て受信し終わった場
合、車両111(a)1301は要求メッセージ531
(d)1510を1回送信したのち、周期的に送信する
のを停止する。
【0044】ここで(II)の例における中継器の処理
方式について説明する。図13に示したシステム構成に
おいて、路側機器121(c)1313と路側機器12
1(d)1314の間に中継器を設置した場合を例に説
明する。中継器における要求メッセージ5321322
の処理方式は図9に示した方式と同じである。応答メッ
セージ1323(b)1324の処理方式を図18に示
した処理フローにより説明する。中継器は応答メッセー
ジ1323(b)1324を受信すると(ステップ18
01)、経路情報テーブル1050の道路属性1051
と応答メッセージ1323(b)1324の経路情報6
031603とを比較する(ステップ1802)。応答
メッセージの処理は、要求メッセージの処理とは異な
り、経路情報6031603をもとに目的地から現在地
に向かう経路を計算する。現在地へと向かう道路の道路
属性1051が経路情報テーブル1050に登録されて
いるか否かを判断し、車両111(a)1301の現在
地へと向かう経路が存在する場合(ステップ180
3)、その経路に向かって応答メッセージ1323
(b)1324を送信する(ステップ1804)。もし
も経路が存在しない場合(ステップ1803)、メッセ
ージを廃棄する(ステップ1805)。
【0045】ここで示した(I)(II)の方式におい
て、車両が目的地を変更した場合などには、車両が要求
メッセージにて送信した経路情報と異なる進路を取るこ
とになる。この場合、車両が応答メッセージを受信でき
なかったり、適切な処理を実行できないなどの問題を生
じる。要求メッセージを送信したあとで要求メッセージ
の経路情報が示す経路と異なる経路を選択し、かつ分岐
点などで経路情報が示す道路と異なる道路に進行した場
合、車両は要求メッセージを再送信しなければならな
い。
【0046】道路交通システムにおいて、道路に沿って
設置された多数の路側機器と車両が位置情報をもとに局
所的に協調し、処理を実行する方式について説明した。
これにより、全体を管理するサーバ機なしに路側機器と
車両のみにより処理の実行が可能となり、サーバ機への
処理負荷集中によって応答時間や処理実行時間の低下を
避けることができる。また、サーバ機のダウンによるシ
ステム全体の処理停止を避けることができ、特定の路側
機器に障害が発生しても他の路側機器は処理を継続でき
る。また重要な処理やデータは、複数の路側機器にダウ
ンロードして多重化することができる。路側通信網を構
成するセグメント間に中継器を設置し、この中継器が位
置情報や経路情報をもとにメッセージをフォワードする
か否かを判断することにより、処理を要求するためのメ
ッセージや応答メッセージを処理と関係ないセグメント
に送信するのを避けることができる。これにより、メッ
セージは処理と関連する局所的な領域内における路側機
器や車両のみで授受され、関連のない路側機器がこのメ
ッセージを処理することによる通信負荷向上の問題、通
信路におけるトラフィック向上の問題を回避することが
できる。
【0047】以下では、この道路交通システムを用いて
実現する事故処理サービスシステムと地域情報サービス
システムについて説明する。事故処理サービスシステム
は応答を必要としない(I)の処理方式を使用し、地域
情報サービスシステムは応答を必要とする(II)の処
理方式を使う。
【0048】事故処理サービスシステムの構成を図19
に示す。道路19501950上を車両111(a)1
951が走行している。道路19501950に沿って
路側通信網1001900が設置されている。また道路
19501950に沿って路側機器121(a)190
1、路側機器121(b)1902、路側機器121
(c)1903が設置されており、これらの路側機器は
路側通信網1001900に接続され、路側通信網10
01900を介してメッセージを送受信することができ
る。車両111(a)1951の前方を車両111’1
953が走行しており、車両111(a)1951が車
両位置111(b)1952に達したときに前方の車両
111’1953との間で追突事故が発生する。事故処
理サービスシステムは、路側機器121(a)190
1、路側機器121(b)1902、路側機器121
(c)1903が互いに協調することにより、事故状況
を再現するのに必要な情報を自動的にバックアップす
る。
【0049】路側機器の構成を図20に示す。路側機器
は、DSRCによる無線通信を行う無線通信機器を内蔵
したアンテナ2001230(a)、画像処理装置を内
蔵した映像撮影用のカメラ2002220(a)、計算
機とハードディスクを内蔵した計算機部2502003
により構成される。アンテナ2001230(a)は無
線通信装置230であり、カメラ1802は外部デバイ
ス220であり、計算機部2502003は計算機25
0とハードディスク240である。計算機部25020
03は通信インターフェース211を備え、通信インタ
ーフェース211を介して路側通信網1002000に
接続される。
【0050】車両111(a)1951が車両111’
1953と追突すると、追突の衝撃を車両111(a)
1951に内蔵した加速度センサーが感知し、追突が発
生したことを自動的に検出する。加速度センサーは、車
載器300の外部デバイス360であり、外部インター
フェース314を介してデータはプロセッサ301に読
み込まれる。プロセッサは加速度変化の大きさから追突
発生を検出すると、要求メッセージ531を無線通信に
より送信し、近隣の路側機器121(c)1903が受
信する。路側機器121(c)1903は、要求メッセ
ージ531を受信すると、要求メッセージ532を路側
通信網1001900にブロードキャストする。これら
のメッセージは、同一セグメントに接続された全ての路
側機器により受信される。路側機器121(a)190
1、路側機器121(b)1902、路側機器121
(c)1903は、受信した要求メッセージ532とサ
ービスコードテーブル800をもとに処理の実行を要求
している路側機器121(c)1903が付近地に設置
された路側機器であり、かつ要求された処理が実行可能
であることを図7に示した処理を実行して自律的に判断
する。ここで、事故処理サービスにおける付近地の判断
は、事故車111(a)が事故発生時刻の所定時間前に
通った軌跡と各路側機器121(a)(a)〜(c)が
所定距離内かどうかで判断する。または、各路側機器1
21(a)(a)〜(c)の有するカメラが事故発生時
刻の所定時間前に通った軌跡の少なくとも一部分を撮影
しているかどうかで定めてもよい。つまり撮影している
路側機器を付近地にあると判断してもよい。軌跡を撮影
しているかどうかは、カメラで撮影した画像中に当該車
両111(a)が写っているか否かを、送信された車両
番号に基づいて判断してもよい。また、事故が発生して
いる場所から車両の進行方向とは逆方向に所定個数の路
側機器が付近地にあると判断してもよい。事故処理サー
ビスシステムにおける要求メッセージの構成例を図21
に示す。サービスコード2151には緊急サービスであ
ることを示すサービスコードが格納され、位置情報21
52には追突事故を発生した車両111(a)1951
の位置を識別するための座標情報が格納され、経路情報
2153には車両の目的地までの道路情報が格納され
る。サービスパラメータ2154には、画像のバックア
ップを要求することを示すパラメータが格納される。例
えば、サービスコード2151は2バイトの整数値であ
り、位置情報2152は整数値の配列データであり、経
路情報2153は文字列のデータであり、サービスパラ
メータ2154は整数値の配列データである。
【0051】事故処理サービスシステムにおけるステッ
プ706の処理を図22にて説明する。路側機器はサー
ビスパラメータ2154を読み込み(ステップ220
1)、要求されている処理の詳細内容を確認する。この
例の場合、緊急サービスとして画像情報をバックアップ
することが要求されている。路側機器は予め決められた
時間(例えば5分)内に撮影した映像情報をバックアッ
プ情報として確定し(ステップ2202)、この情報を
格納するためのハードディスク容量を確保する(ステッ
プ2203)。路側機器が撮影した映像情報はRAM2
03に格納されており、一定時間で上書きされて失われ
る。映像情報を保存するには、RAM203に格納され
た情報をハードディスク240にコピーしなければなら
ない。ステップ2202では、RAM203上に格納さ
れた映像情報の中でバックアップする領域を確定し、ス
テップ2203では、この映像情報をバックアップする
ためのハードディスク上の領域を確保している。ハード
ディスクのバックアップ領域が確保されると(ステップ
2203)、映像情報をバックアップする(ステップ2
204)。
【0052】前述の処理により、追突事故が発生した付
近の路側機器は一定時間内に撮影した映像情報をハード
ディスクにバックアップする。バックアップされた映像
情報の例を図23に示す。図23(1)は路側機器12
1(a)1901がバックアップした映像情報であり、
図23(2)は路側機器121(b)1902がバック
アップした映像情報であり、図23(3)は路側機器1
21(c)1903がバックアップした映像情報であ
る。路側機器121(c)1903がバックアップした
映像情報2330は、追突事故が発生した場所を撮影し
ており、追突事故が発生した瞬間の映像を保存してい
る。路側機器121(b)1902がバックアップした
映像情報2320は、追突事故発生現場の直前の場所を
撮影しており、追突事故発生現場の少し手前における車
両の走行状態の映像を保存している。例えば、前方の車
両111’1953が急ブレーキをかけた映像などが納
められる。路側機器121(a)1901がバックアッ
プした映像情報2310は、追突事故発生現場のかなり
手前の場所を撮影しており、追突事故発生現場に差し掛
かるまでの車両の走行状態の映像を保存している。例え
ば、車両111(a)1951が無理な追い越しをして
いた映像などが保存されている。
【0053】事故処理サービスシステムの例では、道路
に沿って設置された路側機器と車両が局所的に協調する
ことにより、事故発生現場付近の路側機器が処理を実行
し、事故発生現場および事故発生に至るまでの詳細な状
況を保存する方式について説明した。これにより、車両
ドライバーに対する事故現場での詳細な事情聴取、車両
のスリップコーンの検証など、事故現場における現場検
証作業を行う必要がなくなり、事故処理のための作業負
担を大幅に削減できる。また事故処理時間を大幅に短縮
することができ、事故のために発生する渋滞を回避する
ことができる。特に、主要道路において大きな問題とな
っている事故による渋滞の問題を解決できる。
【0054】地域情報サービスシステムの構成を図24
に示す。車両1112430が道路19502420上
を走行している。また道路19502420に沿って路
側機器2121(a)401、路側機器2121(b)
402、路側機器2121(c)403、路側機器21
21(d)404が設置されており、これらの路側機器
は路側通信網1002400に接続されて、相互にメッ
セージを送受信することができる。この構成は図13に
示したシステム構成と同じである。しかし地域情報サー
ビスシステムでは、道路19502420付近にあるレ
ストラン、店舗、遊園地などが路側機器に情報を登録す
るため、新たなシステムの構成要素を追加する。道路2
220沿いにレストラン2410(b)411とレスト
ラン2412があり、これらのレストランはレストラン
付近の路側機器にレストランの情報を登録する。各レス
トランには情報端末として計算機(例えばパーソナルコ
ンピュータ)が設置されており、この計算機は広域通信
網2410450を介して地域サーバ2440と接続さ
れている。各レストランは情報端末から地域サーバ24
40に情報を送信することができる。地域サーバ244
0は路側通信網1002400に接続されており、路側
通信網1002400を介して各路側機器と通信でき
る。各レストランが路側機器に対して情報を登録する方
式を以下で示す。
【0055】情報登録時のメッセージフローを図25に
示す。システムの構成は図24と同じである。レストラ
ン情報端末2121(a)511、レストラン情報端末
2121(b)512、地域サーバ24402540が
広域通信網24502550に接続されており、地域サ
ーバ24402540、路側機器121(a)250
1、路側機器121(b)2502、路側機器121
(c)2503、路側機器121(d)2504が路側
通信網1002500に接続されている。各レストラン
は付近を走行中の車両ドライバーに流すレストランの宣
伝情報を、自律的にレストラン近辺に設置された路側機
器に登録する。この宣伝情報を以下では登録情報と呼
ぶ。レストランのオーナーは登録情報をレストラン情報
端末に入力し、レストラン情報端末2121(b)51
2は、この登録情報2 500(a)551を地域サー
バ24402540に送信する。地域サーバ24402
540は、例えば各都道府県毎に設置されており、各レ
ストラン情報端末はレストランが設置された地区の地域
サーバ24402540がどれであるかを予めに知って
いるものとする。登録情報2 500(a)551をレ
ストラン情報端末2121(b)512より受信した地
域サーバ24402540は、登録情報2 500
(b)552を路側通信網1002500にブロードキ
ャストする。
【0056】この場合、付近地であるか否かは、レスト
ランの位置に向かっていく方向の路側機器としてもよ
い。
【0057】登録情報のメッセージフォーマットを図2
6に示す。登録情報2531(a)600は、情報の登
録を要求することを示すサービスコード2601、レス
トランが設置された場所の座標情報である位置情報2
602602、レストランに隣接している道路を示す経
路情報2603、サービスパラメータ2604、サービ
ス情報2605により構成される。サービスパラメータ
2604は、レストランの情報であることを示すパラメ
ータ、レストランの分類(中華、和食、洋食など)を示
すパラメータ、食事の価格帯を示すパラメータにより構
成される。サービス情報2605は、レストランが提供
する情報であり、例えばメニュー、駐車場の数、電話番
号などである。
【0058】登録情報2 500(b)552を受信し
た各路側機器は、図7で示した処理を実行する。メッセ
ージを受信すると、サービスコード2601により情報
提供のための登録情報であることを判断し、位置情報2
602602により処理の要求者が自分の設置されて
いる付近にいるか否かを判断する。処理の要求者が付近
地にいる場合には、サービスコードに基づき自内のハー
ドディスクに情報を登録する。登録された情報は、レス
トランに関する情報提供の要求があったときに読み出さ
れる。
【0059】地域情報サービスシステムにおける要求メ
ッセージ5321322および応答メッセージ1323
(b)1324のメッセージ構成例を図27に示す。車
両1112430の車両ドライバーは食事をするために
レストランに関する情報を必要とする場合、要求メッセ
ージを送信する。車両1112430より送信された要
求メッセージは付近の路側機器により受信され、この路
側機器は要求メッセージを路側通信網1002400に
ブロードキャストする。要求メッセージ531(e)2
700は、情報提供を要求することを示すサービスコー
ド2701、車両の位置情報6022702、車両の経
路情報6032703、車両番号15042704、サ
ービスパラメータ604’2705により構成される。
サービスパラメータ604’2705は、要求する情報
の分類を指定し、レストラン、レストランの分類、食事
の価格帯などを示す。
【0060】要求メッセージ531(e)2700を受
信した各路側機器は、図14に示した処理を実行する。
地域情報サービスシステムにおけるステップ1406の
処理内容を説明する。路側機器が処理を実行すると判断
した場合、受信した要求メッセージ531(e)270
0のサービスパラメータ604’2705を読み込み
(ステップ2801)、情報提供可能か否かを判断する
(ステップ2802)。路側機器がレストランに関する
情報を格納していない場合、情報提供を行えない。情報
を提供できないと判断した場合(ステップ2802)、
要求メッセージ531(e)2700を廃棄する(ステ
ップ2807)。情報を提供できると判断した場合(ス
テップ2802)、サービスパラメータ604’270
5で指定された条件に合致するサービス情報を検索する
(ステップ2803)。例えば、中華レストランを検索
し、その中で価格帯が最も近いレストランを1つ選択す
る。検索した結果、中華レストランに関する情報が登録
されていない場合(ステップ2804)、情報を提供で
きないため要求メッセージを廃棄する(ステップ280
7)。
【0061】該当する中華レストランの情報が登録され
ている場合(ステップ2804)、このレストランの情
報をサービス情報として格納した応答メッセージを生成
し(ステップ2805)、応答メッセージをブロードキ
ャストする(ステップ2806)。ステップ2806は
ステップ1408と同一処理である。応答メッセージの
フォーマットを図27(2)に示す。応答メッセージ1
323(e)2750は、情報の提供を要求することを
示すサービスコード27012751、位置情報602
2752、経路情報6032753、車両番号1504
2754、サービス情報1605’2755により構成
される。応答メッセージ1323(e)2750のサー
ビスコード27012751、位置情報602275
2、経路情報6032753、車両番号1504275
4は、要求メッセージ531(e)2700とデータを
設定する。サービス情報1605’2755には、レス
トランの種類(中華)、食事の価格帯、駐車場の数、詳
細なメニュー、レストランの電話番号など、レストラン
が登録した情報が格納される。この応答メッセージを受
信した各路側機器は、図17に示した処理方式により車
両2230に対して情報を送信する。
【0062】地域情報サービスシステムでは、車両ドラ
イバーに対して情報を提供したいレストランや店舗など
の情報提供者が自律的に付近の路側機器に情報を登録
し、これらの路側機器と走行中の車両が協調することに
より車両ドライバーに対して情報を提供する。この方式
を用いれば地域全体の情報を管理する地域サーバは必要
なく、路側機器と車両による局所的な処理のみにより地
域情報の提供が可能である。従来のように地域サーバに
て全ての情報を管理していないため、地域サーバの処理
負荷が大きくなっても、短時間で車両ドライバーに対し
て情報を提供することができる。また、地域サーバがダ
ウンしても地域情報サービスが完全に停止することはな
く、各路側機器が保持する情報を車両ドライバーに提供
することにより、情報提供を継続することができる。
【0063】
【発明の効果】本発明の構成によれば、1つのサーバ機
器に処理が集中することを防止することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における道路交通システムのシステム構
成図である。
【図2】路側機器の構成図である。
【図3】車搭器の構成図である。
【図4】路側通信網の構成図である。
【図5】応答を必要としない処理要求におけるメッセー
ジフローである。
【図6】応答を必要としない処理要求における要求メッ
セージのフォーマットである。
【図7】応答を必要としない処理要求における路側機器
の処理フローである。
【図8】路側機器が保持するテーブルの構成例である。
【図9】要求メッセージ受信時における中継器の処理フ
ローである。
【図10】中継器が保持するテーブルの構成例である。
【図11】サービスコードを使用しない要求メッセージ
のフォーマットである。
【図12】サービスコードを使用しない場合の要求メッ
セージ受信時における処理フローである。
【図13】応答を必要とする処理要求におけるメッセー
ジフローである。
【図14】応答を必要とする処理要求における路側機器
の処理フローである。
【図15】応答を必要とする処理要求における要求メッ
セージのフォーマットである。
【図16】応答メッセージのメッセージフォーマットで
ある。
【図17】応答メッセージ受信時における路側機器の処
理フローである。
【図18】応答メッセージ受信時における中継器の処理
フローである。
【図19】事故処理サービスシステムのシステム構成例
である。
【図20】事故処理サービスシステムにおける路側機器
の構成例である。
【図21】事故処理サービスシステムにおける要求メッ
セージのメッセージフォーマットである。
【図22】事故処理サービスシステムにおける路側機器
の処理実行例である。
【図23】事故処理サービスシステムにおける路側機器
の格納情報例である。
【図24】地域情報サービスシステムのシステム構成例
である。
【図25】地域情報サービスシステムにおける情報登録
時のメッセージフローである。
【図26】地域情報サービスシステムにおける登録情報
のメッセージフォーマットである。
【図27】地域情報サービスシステムにおけるメッセー
ジフォーマットである。
【図28】地域情報サービスシステムにおける路側機器
の処理実行例である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 瀬古沢 照治 神奈川県川崎市麻生区王禅寺1099番地 株 式会社日立製作所システム開発研究所内 (72)発明者 佐野 耕一 神奈川県川崎市麻生区王禅寺1099番地 株 式会社日立製作所システム開発研究所内 (72)発明者 片岡 雅憲 神奈川県川崎市麻生区王禅寺1099番地 株 式会社日立製作所システム開発研究所内 Fターム(参考) 2F029 AA02 AB07 AC02 AC09 AC12 AC20 5H180 AA01 BB02 BB04 BB13 CC04 EE10 EE15 FF05 FF27 FF33 5K067 AA21 BB21 DD51 DD52 EE02 EE10 EE16 FF02 FF03 FF05 HH21 JJ53

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ネットワークで互いに接続された複数の処
    理装置により構成され、前記処理装置それぞれは移動体
    に関する所定の処理を実行する交通システムにおいて、 前記複数の処理装置それぞれが、処理に関連する移動体
    の存在位置を示す位置情報を受信する手段と、 前記位置情報に基づいて、前記処理を実行するか否かを
    を判断する手段と、 判断された結果に基づいて前記処理を実行する手段を有
    することを特徴とする道路交通システム。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の道路交通システムにおい
    て、 前記受信する手段は、前記処理に対する要求の内容を示
    す内容情報を受信し、 前記判断する手段は、前記位置情報に基づいて前記内容
    情報に対応する処理を実行するか否かを判断することを
    特徴とする道路交通システム。
  3. 【請求項3】請求項1または2に記載の道路交通システ
    ムにおいて、 前記存在位置は、前記位置情報が発信された時点での存
    在位置であり、 ることを特徴とする道路交通システム。
  4. 【請求項4】請求項1または2に記載の道路交通システ
    ムにおいて、 前記存在情報は、前記処理を行うべき時間における前記
    移動体の存在位置であり、 前記受信する手段は、更に前記移動体を識別する識別情
    報を受信することを特徴とする道路交通システム。
  5. 【請求項5】請求項1または2に記載の道路交通システ
    ムにおいて、 前記存在情報は、前記処理を行うべき時間における前記
    移動体の存在位置であり、 前記受信する手段は、更に前記処理を行うべき時間を示
    す時間情報をを含むことを特徴とする道路交通システ
    ム。
  6. 【請求項6】請求項1乃至5のいずれかに記載の道路交
    通システムにおいて、 前記位置情報は、前記移動体から発信され、 前記位置情報は、前記位置情報を発信する際に、前記移
    動体が移動している位置を示し、 前記判断する手段は、前記位置情報が示す位置と当該処
    理装置が存在する位置を比較し、比較の結果所定距離以
    内であれば前記処理を実行すると判断することを特徴と
    する道路交通システム。
  7. 【請求項7】ネットワークで互いに接続された複数の処
    理装置により構成され、前記処理装置それぞれは移動体
    に関する所定の処理を実行する交通システムでの情報処
    理装置において、 前記移動体が、要求情報を前記複数の処理装置のうち少
    なくとも1つに、前記処理に対する要求の内容を示す内
    容情報および前記移動体の存在位置を示す位置情報を含
    む発信し、 前記要求情報を受信した処理装置が、前記ネットワーク
    を介して前記要求情報を前記複数の処理装置に、前記要
    求情報を送信し、 前記要求情報を受信した前記複数の処理装置それぞれ
    が、前記位置情報に基づいて、前記内容情報の示す要求
    に対応する処理を実行するか否かをを判断することを特
    徴とする道路交通システムの情報処理方法。
  8. 【請求項8】請求項7に記載の情報処理方法において、 前記要求情報は、さらに前記移動体を識別する識別情報
    を含むことを特徴とする情報処理方法。
  9. 【請求項9】請求項7または8に記載の情報処理方法に
    おいて、 前記移動体は、前記要求情報を送信後、前記処理を受け
    るまで周期的に確認情報を送信することを特徴とする情
    報処理方法。
  10. 【請求項10】請求項7乃至9のいずれかに記載の情報
    処理方法において、 前記処理が、複数の処理装置で実行すると判断された場
    合、最も早く処理を実行した処理装置以外で実行された
    処理は廃棄されることを特徴とする情報処理方法。
  11. 【請求項11】それぞれカメラを有する道路沿いに設置
    された複数の路側機器を用いて車両事故を記録する車両
    事故記録方法において、 前記複数のカメラそれぞれが、道路上を撮影しておき、 前記路側機器のうち少なとも1つが前記道路上での事故
    を認識し、認識した結果をしめす事故情報および前記事
    故を認識した路側機器の位置を示す位置情報(または事
    故の位置情報)を前記複数の路側機器に送信し、 前記路側機器それぞれは、前記前記事故情報および前記
    位置情報を受信し、 前記路側機器それぞれは、前記位置情報に基づいて、当
    該路側機器が撮影した内容を記録するか否かを判断する
    ことを特徴とする車両事故記録方法。
  12. 【請求項12】請求項11に記載の車両事故記録方法に
    おいて、 前記事故の認識は、事故により発生する音より事故が起
    きたことを認識することを特徴とする車両事故記録方
    法。
  13. 【請求項13】請求項11に記載の車両事故記録方法に
    おいて、 前記車両事故の認識は、事故の当事者の車両からの情報
    により認識することを特徴とする車両事故記録方法。
  14. 【請求項14】道路沿いに設置され、ネットワークで互
    いに接続された複数の路側処理装置を用いて、前記道路
    上を移動する車両から設備に関する処理要求を支援する
    情報処理方法において、 前記処理を要求することを示す要求情報および前記車両
    の位置を示す位置情報を送信し、 前記複数の路側処理装置のうちの少なくとも1つが、前
    記要求情報および前記位置情報を受信し、受信した要求
    情報および位置情報を、前記複数の路側処理装置に送信
    し、 前記複数の路側処理装置それぞれは、前記位置情報に基
    づいて、前記要求情報が示す処理を実行するための行程
    を実施するかを判断し、実施すると判断された場合は、
    前記設備の情報処理装置に前記行程を実施することを特
    徴とする情報処理方法。
  15. 【請求項15】請求項14に記載の情報処理方法におい
    て、 前記判断するステップは、前記要求情報に合致する設備
    を検索し、合致する設備が検索された場合は、前記行程
    を実施すると判断することを特徴とする情報処理方法。
  16. 【請求項16】複数の処理装置で構成され、移動体に関
    する所定の処理を行う交通システムの複数のネットワー
    ク間を接続する中継装置において、 前記複数の情報処理装置のうちの少なくとも1つが受信
    した前記処理に関連する移動体の存在位置を示す位置情
    報を含む情報を受信する手段と、 前記受信された位置情報に応じて、前記情報を転送する
    か否かを判断する手段と、 転送すべきと判断された情報を、所定のネットワークに
    前記情報を転送する手段とを有することを特徴とする中
    継装置。
  17. 【請求項17】請求項16に記載の中継装置において、 前記転送する手段は、所定のネットワークとして前記位
    置情報に応じたネットワークに前記情報を転送すること
    を特徴とする中継装置。
  18. 【請求項18】請求項18に記載の中継装置において、 前記情報を転送する手段は、前記移動体が移動している
    経路を示す経路情報に基づいたネットワークに前記情報
    を転送することを特徴とする中継装置。
  19. 【請求項19】ネットワークを介して互いの接続された
    複数の情報登録装置に対する、利用者が利用可能な施設
    の情報処理装置からの前記施設に関する情報を登録する
    情報登録方法において、 前記情報処理装置が、前記ネットワークを介して前記複
    数の情報登録装置に、前記施設の位置を示す位置情報お
    よび前記施設に関する施設情報を送信し、 前記複数の情報登録装置は、前記位置情報に基づいて、
    前記施設情報を登録するか否かを決定し、 登録すると決定した情報登録装置は、前記施設情報を登
    録することを特徴とする情報登録方法。
  20. 【請求項20】請求項19に記載の情報登録方法におい
    て、 前記施設情報を登録した情報登録装置は、車両から前記
    車両の位置を示す車両位置情報を受信し、受信した車両
    位置情報に基づいて、登録された施設情報を前記車両に
    提供することを特徴とする情報登録方法。
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