JP7342383B2 - 交通事故記録システム及び交通事故情報の提供方法 - Google Patents
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Description
[第1実施形態の説明]
図1は、第1実施形態に係る交通事故記録システムの構成を示すブロック図である。図1に示すように、第1実施形態に係る交通事故記録システム101は、交通事故発生時の状況を記録するものであり、センサ1と、制御装置2と、ユーザ・インターフェース3(図では「ユーザI/F」と表記)を備えている。
と、画像作成部25、を備えている。
(a)移動体解析部21で検出される2つの移動体の位置の情報を取得し、同一の時刻において2つの移動体の位置が重複した場合に、2つの移動体は衝突しており、交通事故が発生したものと判断する。
なお、交通事故の発生を検出する手法については、上記の方法に限定されず、種々の手法を用いることが可能である。
また、センサ1がマイクロフォンを付帯しており、該マイクロフォンで音声が検出される場合には、音声データを含む動画を作成する。
次に、上述のように構成された第1実施形態に係る交通事故記録システム101の処理手順を、図5に示すフローチャートを参照して説明する。
初めに、ステップS11において、センサ1(例えば、レーザレーダ)によりセンサデータを取得する。更に、ステップS12において、センサ1で検出されるセンサデータをデータベース23に記憶する。センサデータとは、例えばセンサ1がレーザレーダの場合には、レーザレーダより照射したレーザが物体で反射した反射光の受光データ(例えば、点群のデータ)を示す。なお、センサ1にマイクロフォンが設けられている場合には、センサデータにマイクロフォンで検出された音声データを付加してデータベース23に記憶する。なお、上記したようにデータベース23内のデータは前記更新期間Tで更新される。
このようにして、第1実施形態に係る交通事故記録システム101では、車両が走行する走行路の周辺にセンサ1を設置してセンサデータを取得し、取得したセンサデータをデータベース23に記憶する。
そして、ユーザ・インターフェース3にて交通事故の検索要求が入力された場合には、移動体解析部21が、入力データに応じてこの検索要求に含まれる交通事故の発生位置、或いは発生日時を取得し、これらの条件に適合するセンサデータをデータベース23より読み出す。そして、読み出したセンサデータに基づいて、交通事故の発生位置或いは発生日時に存在した移動体の移動体データ(移動体の種別、位置、速度)を算出する。そして、これらの移動体データに基づいて、交通事故が発生したか否かを判定する。
また、この実施形態では、移動体解析部21がユーザ・インターフェース3からの入力に基づいて、データベース23に記録された生のデータに基づいて移動体データを作成するため、データが改ざんされる恐れが小さい。
次に、上述した第1実施形態の変形例について説明する。図8は、第2実施形態に係る交通事故記録システム101aの構成を示すブロック図である。該変形例では、制御装置2aと各車両との間の通信(路車間通信ともいう)を行う通信部26が設けられている。該通信部26は、交通事故判定部22に接続されている。そして、通信部26は、車両との間の通信を行うことにより、車両のエアバッグが作動したことを示すエアバッグ作動信号を受信する。
次に、第2実施形態について説明する。図9は、第2実施形態に係る交通事故記録システムの構成を示すブロック図である。
図9に示すように、第2実施形態に係る交通事故記録システム102は、前述した図1と対比して管理者サーバ4が設けられている点で相違する。それ以外の構成は図1と同様であるので、同一符号を付して構成説明を省略する。以下、管理者サーバ4の詳細な構成について説明する。
次に、第2実施形態に係る交通事故記録システム102の処理手順について説明する。センサ1、及び制御装置2による処理は、前述した図5に示したフローチャートと同一であるので、説明を省略する。
初めに、ステップS111において、利用実績集計部41は、ユーザ・インターフェース3より出力された利用実績データを各ユーザ毎に集計する。即ち、利用実績集計部41には、各ユーザ毎の利用実績データが記憶される。
このようにして、第2実施形態に係る交通事故記録システム102では、各ユーザが交通事故の検索要求を入力して交通事故リストを取得したり、或いは画像を取得した場合には、これらの操作に応じた対価を課金して請求金額を算定する。そして、算定した請求金額をユーザに請求する。従って、交通事故記録システム102の管理者は、各ユーザがシステムを利用した頻度(回数や時間)に応じた対価を得ることが可能となる。
2、2a 制御装置
3 ユーザ・インターフェース
4 管理者サーバ
21 移動体解析部
22 交通事故判定部
23 データベース
24 交通事故判定・検索部
25 画像作成部
26 通信部
27 センサデータ記憶部
31 入力部
32 出力部
41 利用実績集計部
42 課金部
43 管理者インターフェース
101、101a、102 交通事故記録システム
P1 ユーザ
V1、V2 車両
Claims (7)
- 交通事故が発生した際に、前記交通事故発生時の状況を記録する交通事故記録システムであって、
走行路の周辺に設置され、前記走行路に存在する歩行者、二輪車、及び車両を含む移動体を検出するセンサと、
前記センサで検出されるセンサデータを記憶するデータベースと、
ユーザにより、交通事故の発生時刻または発生位置の少なくとも一方が指定された際に、前記データベースに記憶されている、前記交通事故の発生時刻または発生位置に該当するセンサデータを読み出し、読み出したセンサデータに基づいて、前記交通事故の発生時刻または発生位置に該当する移動体を検索し、検索した移動体の位置、及び速度を含むデータである移動体データを検出する移動体解析部と、
前記移動体の位置及び速度の少なくとも一方に基づいて、前記移動体に交通事故が発生したか否かを判定し、交通事故が発生していると判定された際には、この移動体の前記移動体データを含むリストである交通事故リストを作成する交通事故判定・検索部と、
を備えたことを特徴とする交通事故記録システム。 - ユーザにより、交通事故の発生時刻または発生位置の少なくとも一方が指定された際に、前記データベースに記憶されている、前記交通事故の発生時刻または発生位置に該当するセンサデータを読み出し、読み出したセンサデータに基づいて、交通事故に関する画像を作成する画像作成部、を更に備えたこと
を特徴とする請求項1に記載の交通事故記録システム。 - 前記センサは、前記移動体より発せられる音声を取得し、
前記画像作成部は、前記交通事故に関する画像に前記音声を付加すること
を特徴とする請求項2に記載の交通事故記録システム。 - 前記交通事故に関する画像は動画であり、前記画像作成部は、前記移動体の速度を、速度を示すアイコンまたは数値にて、前記動画に重畳表示すること
を特徴とする請求項2に記載の交通事故記録システム。 - 交通事故が発生した際に、前記交通事故発生時の状況を記録し、記録した交通事故情報をユーザに提供する交通事故情報の提供方法であって、
センサが、走行路の周辺に設置され歩行者、二輪車、及び車両を含む移動体を検出したセンサデータをデータベースに記憶するステップと、
ユーザにより、交通事故の発生時刻または発生位置の少なくとも一方が指定された際に、移動体解析部が、前記データベースに記憶されている、前記交通事故の発生時刻または発生位置に該当するセンサデータを読み出し、読み出したセンサデータに基づいて、前記交通事故の発生時刻または発生位置に該当する移動体を検索し、検索した移動体の位置、及び速度を含むデータである移動体データを検出するステップと、
交通事故判定・検索部が、前記移動体の位置及び速度の少なくとも一方に基づいて、前記移動体に交通事故が発生したか否かを判定し、交通事故が発生していると判定された際には、この移動体の前記移動体データを含むリストである交通事故リストを作成するステップと、
出力部が、作成した前記交通事故リストを前記ユーザに提示するステップと、
課金部が、前記ユーザに対して、前記交通事故リストを提供する対価を課金するステップと、
を備えたことを特徴とする交通事故情報の提供方法。 - 課金部が、前記ユーザに対して、各ユーザを識別する情報であるユーザIDを設定し、
前記対価を課金するステップは、前記ユーザID毎に前記交通事故リストを提供した回数に応じて、前記課金する金額を決定すること
を特徴とする請求項5に記載の交通事故情報の提供方法。 - ユーザにより、交通事故の発生時刻または発生位置の少なくとも一方が指定された際に、画像作成部が、前記データベースより前記交通事故発生時間帯における前記センサデータを読み出し、読み出したセンサデータに基づいて、交通事故に関する画像を作成するステップ、を更に備え、
前記対価を課金するステップは、前記交通事故リストに加えて、前記ユーザに提供した画像の対価を課金すること
を特徴とする請求項5または6に記載の交通事故情報の提供方法。
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